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婦人科検診〜理性と欲望
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:婦人科検診〜理性と欲望
投稿者: ミキ
平田優子はパソコンの画面を睨みながら、こめかみにあてた指を動かして思案をしていた。

雑誌編集部に就いてから15年、本当は記者になりたかったが今となってはそれなりのやり甲斐を感じている。

初めはやっていけるだろうかと不安しかなかったが、コツを覚えてしまうとメキメキと頭角を現し仕事が面白くて仕方がなくなった。

巷では結婚、出産の便りが届き、風の噂で親友の結婚が優子の心をざわつかせたものだが仕事にのめり込むことでやり過ごしてきた。

優子にも結婚の話が持ち上がった時期もあったが、家庭に入ることを強く望む当時のパートナーとは破局してから恋愛を遠ざけていた。

女としていい歳になってきて、焦りがなかったわけではない。
決してモテないわけではない。年下ではあったがこんな自分に交際を申し込んできた男性と、一時期は付き合ったこともあった。
5つも年下だけあってベッドでは疲れ果てるほど優子を導いてくれたが、若いということ以外に合わないことがあり過ぎて別れることになった。
それ以来、更に恋愛を遠ざけようになって気がつけば優子は38歳になっていた。

………もう、結婚は無理かな……

優子はそんなふうに思うようになっていた。


ー平田君、もう済ませてくれたかい?

課長の遠回しの催促だった。

優子の申し訳なさそうな反応を見て、課長は溜息をつく。

ー面倒なのは理解できるけどね、今月中には済ませてね………もう君だけなんだから、上がそろそろうるさくなってきてるから、もう庇えないぞ。

毎年恒例の健康診断、優子はこれが苦手だった。
年齢を重ねると検査対象が増えて、憂鬱で仕方がない。
会社社屋の横にバスを改造した移動検診車が止められ社員が順次検診を行うのだが、優子は取材だ何だと理由をつけて先延ばしにしていたのだ。
おかげで医療機関まで出向かなければならない。

課長に手渡されたリストにはいくつかの病院の名があった。
その中に去年まではなかった病院の名があった。
あまり気乗りしないまま優子は、試しに検索してみた。
産婦人科医院らしく、女医というだけでそこに決めていた。
それでもマンモグラフィ、クスコで膣を覗かれることを思えば憂鬱になるのは変わらない。
バリウムの苦痛だけでも嫌なのに………。

優子は嫌なことはさっさと済ませる為、一週間後に有給を取って病院に行くことに決めた。


便利な時代になったものだ。優子はこの期に及んでこれから行く病院を性懲りもなく検索してみた。
利用者たちの感想は比較的に良いものばかりだが、本当だろうか。
それでも感想を見ていると心が落ち着いてくる。
丁寧、苦痛は最低限という感想は救いだ。
ただ気になる感想もあるにはある。
女性ならここに行きたくなるかも………と。


病院に着いてみると壁紙やインテリアが女性好みになっていて、こういうことねと優子は納得した。さすがに女性医院長のいる産婦人科医院だと思った。


手続きを済ませると、思っていたよりも早く名前を呼ばれて部屋に通されていた。
用意されているカゴに脱いだ衣類を入れ、下着もとってピンク色の検査着に着替える。

血液の採取やら何やら一通りを済ませる。
いよいよ婦人科系の検査だ。
診察用の簡易ベッドに寝かされて、検査着の前を解かれて乳房を露わにされる。
冷たいジェルを塗られて超音波で隈なく乳房を調べられる間、やっぱりドキドキはする。
これといって問題はなさそうでほっとしたのもつかの間、いよいよマンモグラフィだ。
あの板に挟まれて乳房がペシャンコにされるのは何回経験しても、平気な女性はいない筈だ。

優子は特別大きくはない乳房だが、Dカップはある。
それが平ぺったくなるされるのは酷く惨めで、やっぱり痛かった。当然だが、両胸なのだ。

我慢強いと大袈裟に褒めるのは、この病院の方針なのだろうか。
それにしても超音波の検査前に念入りな触診をされたが、女医だからか力加減が絶妙だった。
男性医師ならば必ず多少は痛みが生じるのに、それがなかったのだ。
それどころか、危うく変な気分になりかけた。
ソフトタッチでスゥ〜っと肌を滑らせる、そんな指先の感触が性的なものを感じさせたのだ。
執拗とはいえないまでも、乳首に触れられた。
数回だったが優しく摘まれて離してはまた摘んで……。妊婦でもないのに稀に乳白色ではない色の分泌液、それが出てしまう人がいるのだと聞かされていた。その場合は、ある病気を疑う必要がある。
それが出いないか否かを確認するために、スリっと先端を指先が擦る。その瞬間、明らかに性的な快感か背中を駆け抜けた。

女医ーうんっ、こっちは問題ありませんね………反対側も診ますね……

女医の真剣な眼差し、触診をする手つきから不信を抱かせる感じはもちろんなかったが、如何せんあの指先の感触の後の乳首だから敏感になる。それもマンモグラフィの苦痛で飛んでしまったけど………。


女医ーじゃあ、あちらに移動して台に乗ってくださいね

婦人科では当たり前の、足を乗せるパーツの着いた嫌な診察台に乗った。
足を乗せる前に素早く目隠のカーテンが引かれる心遣いが、女性らしい。やはり女性の気持ちが分かるのは女性なのだと思った。


足をそれぞれの台に乗せ脚が左右に開く。


女医ーちょっと冷たいかもしれません、洗浄しますね

言い終わるとあまりにも冷たくて、身体がピクリとしてしまった。
脱脂綿らしい感じの物が丁寧すぎるくらい、性器を拭う。


女医ー アンケートに生理痛が重いと書かれてますが、不正出血はありますか?


優子ーたまに生理が終わったと思ったのに、まだ出たりとか……変なタイミングなことはあります


女医ーそうなんですね。これまでに子宮筋腫だと診断を受けたことはありますか?


優子ーはい、10代の時から生理痛はあったので、数年前から重くなって受診したらそのときに子宮筋腫だと診断されました


女医ーその時から受診はされてますか?

優子ー仕事が忙しくて、病院には行けなくて……でも薬で何とかなってましたから…


女医ーう〜ん……これからはなるべく受診されたほうがいいですね。問診表にあったかと思いますが、当院は痛みはなく細やかに調べられます。
他ではあまりしない手法ではありますが、成果は信用しても良いと思います。


優子ーそれはどんなというか、どんなことをするんですか?


女医ー説明しますね……オリモノは女性なら誰でも出ます。それは膣を清潔にするだけではなくて、正常な状態に保つ意味で大事なことです。
膣壁からも分泌されますし、子宮からも分泌されます。
この検査はその子宮からの分泌液を採取する必要があります。


優子ーそれは、どうやるんですか?


女医ー方法は2つあって、1つは子宮口から器具を入れて採取する方法です。これは急ぐ人やその必要がある方がされる場合が多いです。当然痛みがありますから麻酔をかける必要があります。

もう一つは、排卵期の卵白状のオリモノをご自分でお持ちになるか、この場で分泌させて採取する方法です。緊急性がなければだいたい後者が多いですね。


優子ーそれは痛くないんですか?


女医ーはい、だから皆さんこちらを選ぶんです。
ただ、分泌させるわけですから時間が必要なんですけど、今日は大丈夫ですか?


優子ーそれは大丈夫ですけど、分泌させるってどんなことをするんですか?


女医ーある意味、強制的に分泌させるわけですから刺激をします。はっきりいえば、性的な快感が伴うことになります。完全に秘匿なので外に漏れることはないですし、今までそれはありません。
ただこれは医療行為なのは間違いないですから。


優子ー快感って……例えばどんなことをするんですか?


女医ー専用の医療器具を使用します。クリトリスを刺激するんですが、痛みや違和感がないようにその方に合った物を使用して、最終的に分泌液を採取することになります。
もう一度繰り返し言うと患者さんの情報は外に漏れることはありません、守秘義務もありますから。
安全で秘密は守られますし、確かな結果が明日には分かります。公に公表することではありませんから、あまり知られていないのが難点だったんですけどね。
でも、口コミで受診される方が増えてきちゃって………。


女医の最後の言葉は、優子には意味深に聞こえた。
それはそろそろ予約が必要なほど順番待ちになるくらい、合法的に性的な快感が得られると言っているみたいだった。


女医ーどうされますか?今でしたら直ぐに出来ますが………


下半身をあられもない姿で悩むのも恥ずかしいので、優子はお願いすることにした。
女医が言っていたように、これは医療行為なのだから………。
 
2024/08/28 10:39:30(cdJ3HtNg)
32
投稿者: ミキ
その夜は腕によりをかけて夫の大好きなシチューを作り、帰りを待った。

いつもなら帰宅する時間になっても帰らず、空腹を訴える子どもたちに先に食べさせた。

瑞江は良妻賢母なつもりはなかったが、夫婦の時間を大事にしたくて夕食を取らずに待っていたら0時近くになって夫が帰ってきた。

強かに酔っ払いながら悪気もなく、言い訳をしてきた。
学生時代の友人とばったり会ってしまい、そのまま飲みに行ったというのだ。

連絡くらい欲しいといっても、面倒くさそうに空返事をするだけ。
そのくせ明後日は健康診断だから明日の夕食はいらないと、そういうことだけはスラスラと言う。


夫  きみもそろそろ個人的に受けておいたら?


何を話しの矛先を変えているのかと、腹立たしくなって溜息が出てしまった。
夫はさすがに気まずくなったのか浴室に消え、出てくるとさっさとベッドに入ってしまった。

瑞江は温め直したシチューを入れた皿をテーブルに乗せ、冷蔵庫から夫のビールを勝手に出してひとり晩酌をしなければならなかった。

何がきみもそろそろ個人的に……だ。
缶のままにビールを口に運ぶ。
不意に駅で見た産婦人科医院の広告?、ポスターを思い出した。

人間ドックを…とも思ったが、まずは婦人系が気になる。
本当はきちんと診てもらうべきかもしれないが、どこも不調を感じない。
ならばまずは婦人系よね………そうと決めたら早速あの産婦人科医院を検索する。

すぐに見つかった。
とにかく女性のための病院という、そんな印象を持った。
性の悩み…そんなタブー視されるようなことまで宣伝文句に上げる病院なんて、そうはない。

予約を入れると、1ヶ月先まで埋まっていた。
やっぱり定評のある病院らしいと、瑞江は思った。


人間ドックほどではないにしろ、自分のことだけで病院に来るのは久しぶりだ。
問診表に続いてアンケート用紙まである。
そこにはセックスの回数、その間隔まで答えるようになっていてびっくりだった。

書くのを躊躇ったが、結局は正直に書いた。
こういうことには個人差はあれど、多くも少なくもない回数だろうと思ったからだ。
特段セックスに満足しているかどうか、そんなことまで答えるようには書かれていないのだから。


瑞江は検査着に着替え、順番にひと通りを終えた。
かつて会社にいたときに受けた検診と同じ検査が殆どだったが、凄く丁寧だったから悪い気持ちはしない。

乳房の検査はさすがに嫌だったが………。

女医が全面に出ていたようなイメージだったが、触診をしてくれたのは、男性の医師だったのだ。
それも30代になったばかりのような若くて、とても素敵な男性ではないか。

何だかんだいってもどこかにいやらしさを見せるだろうと思って、瑞江は彼の顔を観察してしまった。

4分の3カップブラなんて、谷間を作るためのブラジャーをしてきたなんて内心で笑うだろうか?
乳房を露出した瞬間に、彼を見た。
男性は胸が小さい女をどう思うのだろうか。

彼は涼しい顔で丁寧過ぎるほど丁寧で優しい手つきで触れ続けた。
終始とても真剣な眼差しで職務をこなす姿を見て、瑞江は恥ずかしくなった。

彼は医師なのだ。
あらかじめ説明を受けていたが、初めての乳首の触診は恥ずかしくて顔から火が吹きそうになった。
セックスの前段階でもないのに、あんなに触れられたのは初めてだ。

若い女の子みたいに反応を見せるのは、避けたい。
本当に触診なのだろうかと彼を盗み見たが、疑心暗鬼な自分が嫌になるくらい真剣なのだ。
せめて、無表情でいることが瑞江にできる唯一のこと。

だってあれは触診じゃなければ、愛撫でしかない。


その後にレントゲン、冷たいジェルを塗られてから超音波。
触診だけでは分からないかもしれない変化を診るものらしいが、若いと乳腺が多く見逃されることがないともいえない。
最後にある意味悪名の高い、マンモグラフィだった。

久しぶりに苦痛を味わって、触診をしてくれたあの男性医師の元に戻った。

薄々は分っていたが、彼に下半身を診てもらわなければならないのが女として辛かった。
以前に診てもらったのは、出産のとき以来だ。
そのときは中年男性のいかにも医者という男性だったのに、よりにもよってなんで………。

羞恥で染まった頭で診察台に、瑞江は乗ってしまった。
そう、ショーツを履いたまま……。


彼は黙って目隠し用のカーテンを引いた。
無表情だが、それがかえって羞恥心の裏返しである女性は少なくない。
瑞江のショーツの一部は、僅かに変色してしまっているのに気づく。


男性医師 それでは診ていきますね〜………
痒いとか、どこかに痛みがあるとかはありますか?


ショーツ越しにその部分に触れる彼。


瑞江 あっ…はい……とくに何もないです…


男性医師 この辺は?……この辺りとか?


割れ目をなぞるようにしたかと思えば、膣口、尿道口を過ぎて敏感な部分に辿り着く。


瑞江 あっ…はい……べつに、なんでもないです…


努めて平静に、瑞江は答える。
瑞江のそこは、染みが広がっていた。


男性医師 ごめんなさい……下着を取りますね…


ショーツを取る彼にお尻を浮かせて協力しなければならない瑞江は、彼に分からないように溜息をついた。

自分で処理をしたのだろう、剃り残しのある瑞江のそこは濡れていた。


経産婦らしくビラビラは歪み、色素沈着が進んでいる。
クスコを挿入して視診、次に触診に移る。
何度かビラビラをなぞり、開いて包皮を撫で始める。


瑞江 あの……そこは何が関係があるんですか?


男性医師 はい、クリトリスは感覚器官として、密接に関係があります。
他の病院でこの検査をする話が聞かれないのは、感覚器官ゆえだからなんです。
当院は他のところでは出来ないところも診ていけますから、専門機関なんですよ…


瑞江 そういうものなんですか?


男性医師 実際、今までにこの検査をしたことのある方の話をあまり聞かないでしょ?
デリケートな検査でもありますから、他言する方はほとんどいらっしゃらないと思いますよ…


瑞江 知りませんでした……



男性医師 先日もこの検査で、超音波検査では見つからなかった初期の卵巣のう腫が発見した方もいらっしゃいます。
女性ホルモンが活発になったときにしか症状がでないから、多くは症状が進んでからしか発見されないんですね。


瑞江 早期発見、なんですね?


男性医師 その為の検査ですからね、何も見つからないに越したことはありませんが、どうせ見つかるなら早期発見できれば


お薬で治療できますからね…


瑞江 はぁ~………そうなんですね…



男性医師  痛いとか、気分が悪くなったらおっしゃって下さいね


瑞江  ……………………あっ……………はい…



消え入りそうな声で、返答する瑞江。
乳首のときと同じように丁寧に触れてくる指先に、危険な感覚を覚えていた。

それが包皮を動かしてクリトリスを滑らせる、そんな触診に変化した。
クリトリスの先端が見え隠れするほど、指先が大きく動く。
そっと分泌液を絡ませ、さらに動かす。


目隠し用のカーテンの向こうからは、瑞江の甘い吐息が漏れる息遣いが聞こえてきた。

もう片方の手を入口に添えて、人差し指と中指を静かに挿入する。

クリトリスに触れる指先とは違うリズムで抜き差しを始める。


男性医師 痛くありませんか?……矢部さん?…


瑞江  ………………はい…………痛くは…………ないです…



男性医師  気分が悪くなったら、おっしゃって下さいね…



瑞江  …………………………………はい…………………………………



瑞江はほとんど声にならず、小さなハスキーボイスでなんとか答えた、そんな感じにしかならない。

彼の両手の性技によって吐息という最小限に留めた瑞江の喘ぎは、止まらなくなった。
おざなりな夫のセックスによって、瑞江の欲求は募るばかりだったのだ。

こんなにここの検査がいいなんて………。
検診だから………だって検査なんだから………
いいわよね………しかたがないわよね………


男性医師 矢部さん…大丈夫ですか?…


瑞江  もっとよく……診て……………下さい………………怖い…から……


男性医師 では続けていきますよ……もう少し頑張りましょうね〜……


瑞江  ………………………………はぁ~……………。


返答するのが億劫で、答えたつもりだったが吐息にしかならなかった。


瑞江も彼もお互いに詭弁と建前を言い合い、瑞江は快感に、男性医師の彼は己の性癖を剥き出しにしていく。

できることなら瑞江の性器に、むしゃぶりつきたかった。
瑞江を完全に落とすまで安全策を取らなければならず、我慢する。


もっと完全なものが欲しくて堪らなくなるまで、指を動かした。
もう疑問を感じても、情欲はそれを阻むことを許さなくなっているはず。
瑞江の息遣いは、快感に飲み込まれた女のそれになっていた。

男性医師の彼が、何かを言ったような気がする。
その言葉を自覚する前に、何かが入ってきた。

ここに入れるのはタンポン、そして夫の…………
何?……これは何?………嘘でしょ?……なんで……だってこれって……まさか……………………大っきい………



瑞江が最後に自覚したのは、大きさだった。
硬くて大きくて………気持ちいい……。

疑問の次は、快感の享受だった。
ゆっくりと丁寧で、確実に奥に当たる。
夫の不確かな当たり方とはまるで違う。

いくらか苦しくて、それ以上に堪らない。
恥ずかしい………。
こんな若い彼に………。
こんな…………凄い……。


はぁ~〜っ…………はぁ~〜っ…………はぁ~っ………



瑞江の長い吐息が、柔らかく伸びる。
入口付近まで後退し、ゆっくりと奥まで進入する。
平坦ではない膣壁がペニスによってその形を矯正され、纏わりつく。

瑞江が指を噛み、顔を横に背ける。
顎を上げて快感を受け流し、尾ひれのついた快感に表情を歪ませて官能を咀嚼する。
そしてまた………。

男性医師は、決して見まいと思っていたモニターのスイッチを押した。
自分を抑えられなくなりそうで、自制していたのだ。
医院長の順子が密かに付けた隠しカメラは、瑞江の快感に酔う姿を如実に映し出していた。

あんなにも感じて身を捩らせ、声を出さないでいるとは………。
それは瑞江のプライドか、女としての羞恥心なのか………。


男性医師は、ピッチを上げた。
よほど慣れた女性か経産婦でなければ苦痛なだけの、男性医師の巨根が水音を立てて出入りをする。

スローに動いていたときには見えなかった景色が、見え始めた。
下半身の筋肉が動き出し、その変化を伝えてきた。
あぁ〜締まる………中が………微妙に動き出す。

当たる感覚がいい…。
まったりと絡みついてくる。
くっ…………堪らない…。
彼は苦悶の表情を浮かべるしかなかった。


いい…………凄く………。
凄くいいの………凄い……。
こんな……………凄い……。
あぁ………だめ……………いい…。



もはや肌が打ちつける音が響き、誤魔化しようもない。
瑞江がその時を迎えようとしている姿が、どうしようもなく彼には煽情的にさせた。

いたずらに激しく打ち込まず、瑞江を最高潮に導いていく……。
口を開けて硬直した瑞江が身体を強張らせ、少しづつ背中を持ち上げ始めた。

そのまま時が止まった。

挿れたままのベニスの頭が、うにうにと動く膣壁に撫でられる。
いくらか平静さを取り戻した瑞江を確認して、また輸送を始める。

脱力していた瑞江が再び身体に力を入れ、喘ぎ出した。
彼女の腰の下に手を入れて尻を浮かせ、適度に打ちつける。
その加減で反応の良いペースを選び、繰り返し出し入れを続ける。


悩ましく感じていた瑞江が必死な表情になってきた。
いやらしい顔が、堪らなく愛おしい。
また締め付けが強くなる。

彼女の背中がプリッジを形成し始めた。
ペニスが強く抱擁される………。

瑞江の中に、精液が放たれた。
彼は呻き声を上げて数回に渡り、絞り出した。


目隠しのカーテンを開けた。
目を瞑ったままの瑞江に唇を重ねる。
彼女は拒否をすることなく、弱々しく舌を絡ませてきた。

彼女の胸の前を開け、やや小ぷりの乳房にむしゃぶりつく。

……んんっ…………んん〜ん…………はぁ~っ……

その甘い刺激を享受する瑞江の声は、正直な彼女を如実に伝えてきた。

力がみなぎるのを自覚する。

また、輸送を開始する。
揺れる彼女の身体が乳首を口から逃がす。
捕まえては舌先で転がし、また逃げては………。


輸送を続け、全身に汗が滲む。
永遠とも思える時をかけて、早くも遅くもない、そんなペースで瑞江の中を掻き回し続けた。

上り詰めては弛緩をして、収まらないままその短いゴールを目指して数分でオーガズムに身体を震わせた。

2度目の射精を迎えたとき、瑞江は意識がなかった………。




あの日から2ヶ月が過ぎていた。

相変わらず瑞江は主婦業をこなす日々を送っていた。

夫は趣味だ付き合いだといって休日も外出し、夜を疎かにし始めていた。
些細なことでまた瑞江を怒らせた夫に、我慢が出来なくなった。

もう行くことはないと思いながら、予約だけは入れていた。
躊躇しながらも産婦人科医院の前まで来てしまった。
やはり帰ろうと踵を返して、歩き出す。


日常に帰ろうと今晩の献立を考えた。
子供たちの顔が浮かびかけたとき、夫の憎たらしい顔が浮かんでしまった。
途端に足が止まり、産婦人科医院を振り返る。

あのおぞましく狂おしい快感が蘇ってきて、子宮がキュンとするような期待を告げた。



瑞江は自動ドアの向こう側へと、その歩を進めて行った………。
24/09/13 04:02 (OVDqUim0)
33
投稿者: ミキ
これは………どうしてこんなに無駄が出てしまうのか、丼勘定じゃ駄目です。


店長は小さくなって、何度も頭を下げる。
本当に、反省をしているのだろうか……。

飲食チェーン店のエリアマネージャーとなってから10年、受け持つ店舗を予告なく訪れて指導をしている。

相原真希はアルバイトから正社員に採用されて、ある店舗の店長を勤め上げた手腕を買われて今のポストに収まった。

何かと痛いことを言わなければならないので、嫌われ者にならなければ仕事にならない。
真希自身も店長時代は突然現れるエリアマネージャーに対し、良い印象は持てなかった。

ある日いわれのない難癖をつけて本社に苦情を入れてやると、嫌がらせをする客に手を焼く出来事があった。
そんなとき前任のエリアマネージャーが、不意に現れたのだ。

騒ぎ立てるでもなくあらん限りの知識でネチネチと責め立てる、妙に頭の切れる悪質な客だった。
彼は真希を自分の背中の後に隠して、盾になってくれた。

相手の話を聞き、悪態を笑顔で対応していた。
自分の名刺を相手に渡すと、何やら専門的な言葉が出ていたはずだ。
すると相手の顔から血の気が引いていき、気まずくなってさっさと出ていってしまったのだ。

濃紺のブレザーを着るエリアマネージャーの前職は、元は某公務員だったと後になって真希は知ることになる。
名前は室井という彼は、綺麗に整髪された頭を掻きながら真希に向き直って、こう言った。

室井 お店も従業員も、よく守りましたね。
これからは連絡を一本、してきてくれよ?


そう言うと彼は、いたずらっぽく片目を瞑って見せてニヒルな笑顔を残し、颯爽と帰って行った。
真希は感銘を受け、後に引退する彼の後を引き継いだのだ。

その時に知ったのは多少の失敗や細々としたことは一切、会社に報告を上げていなかったということだ。
だから細かいことに目を光らせ、その場で指摘してきていたのだ。

店の従業員は真希たち店長が育てるが、店長たちを育てたのは会社ではなく、実質エリアマネージャーだった彼なのだ。



他エリアを担当する同僚のエリアマネージャーの中の数人や、たったいま後にした店の店長が陰口を言っているのを真希は知っている。

澄ました顔をして今日もあの日か?
実は好き者のくせに男日照り……
あの美人顔は鉄仮面だ………
アソコにカビが生えている……

辛くて涙が出たこともある。
だがそのたびに、室井のあのニヒルな笑顔が浮かんだ。

仕事を理解してくれない恋人にさられても、歯を食いしばって頑張ってきた。
今の真希は、決して孤独ではないのだから。

そんなとき、親友が入院したと風の便りに知ったのだ。
連絡をしてこなかったのは余計な心配をかけたくないという、あの子らしい気遣いなのだろう。
その性格は昔から変わらない。

抜き打ちでお見舞いに言ったらバツの悪そうな顔をして、誰が知らせたのかと問い詰められるほど彼女は元気で安心した。早期発見だったから心配はいらないのだと彼女はいうのだ。

真希も検診を受けろとしつこく言われてしまった。どうやら見舞いにくる友人たちにも同じ忠告をしているみたい………彼女らしいと思った。


会社で健康診断は受けていても、子宮がん検診まではしていない。
その夜あまり気は進まないが、婦人系の病院を調べるためにパソコンを開けた。

どこを選べばいいのか分からないほどヒットするものだから、うんざりしていたところにある病院に目が留まる。女医をアピールする産婦人科医院だった。目を通していくと、悪くない気がするではないか。どうせならと、予約を入れておいた。

1ヶ月先まで予約でいっぱいらしく、そこまで待たなければならないもどかしさは勿論ある。
でも評判の良さを裏付けるものだと自分に言い聞かせ、気づけばその日はあと一週間後に迫っていた。


早く済ませてしまいたいと気にしつつも、真希は今日も自分が向かう店舗に向けて、車のハンドルを握っていた………。





24/09/14 00:23 (rh60U.SG)
34
投稿者: ミキ
雰囲気の良い壁紙、観葉植物や品のよい絵画が飾られ、ソファや調度品がさり気ない感じで配置されている。

極端に高級感を出さない程度に抑えられた感じが居心地の良さを演出し、どこか東南アジアの洋風リゾートホテルを彷彿させた。

出された香りの良いハーブティーを口に運ぶ。
鼻から拔ける爽やかな香り、それを堪能しながら問診表を埋めてアンケート用紙に移る。

さすがに性に関することまで受け持つ病院だと思う。
趣向や頻度、決まったパートナーかどうか………
この領域のプライベートを赤裸々にする嫌悪感と羞恥心にペンがなかなか進まない。

性欲が強いかどうかなんて、自分で何を基準にして判断するというのか。
この病院のアプローチに困惑してしまった。
女医が医院長だから診てくれる医師も女医であることを、真希は願った。
きっと男性医師なら真面目さを装ったいやらしい中年だろうと、どうしても想像してしまうのだった。


男性医師 こんにちは、相原真希さん…ですね?


問診表から顔を上げた男性医師は、真希よりも一回り近く歳下の若い医師だった。
こんなに若い人で大丈夫だろうかという気持ち、よりにもよって何故こんなに美青年なのかという理不尽さにその場で帰りたくなった。

アンケート用紙に目を走らせる医師を見て、やるせなくなった。でも大丈夫、そう言い聞かせる。
ある程度は曖昧に記入しているからだ。
強いて言うなら、セックスからは数年ほど遠ざかっていることだろうか。

40をいくつか過ぎて、このまま枯れていくかもしれない恐怖心は心のどこかにいつもある。
陰口をいう輩はいつも顔に勤勉さを貼り付けながら、普段通りを装って真希をいやらしく見てくるのを知っている。
真希の身体を下から上まで素早く視線を走らせ、
笑顔を浮かべて入るがその目は笑っていないのだ。

スーツを着ていても魅了的なボディラインは、男の目を引く。
ましてや真希は離婚調停中の身、シングルマザーだった。
子供がいながらその美貌さゆえに、お近づきになろうとする輩を遠ざけてきた。
だから一人、二人と真希の足を引っ張ろうとするどうしようもない敵が増えたのだ。

真希だって誰かの胸に飛び込みたい、その腕に抱かれ、そして………。
生理の始まる一週間前頃から苛々したり、身体が怠くなるのは今に始まったことではない。
質が悪いのは高まる性欲だった。

それなりに経験を知っている真希には、辛い時期でもある。だからといって、人に言えることでもない。時には浴室で密かに慰めることもあるが、時期が過ぎれば背けられることだ。

仕事がある、子供だっている。どうしようもなく欲しくなるのは、一時だから自分を抱きしめた。
一時たから、と………。


男性医師 今日は子宮がん検診でいらしたんですね……これまでにこういった検査を受けたことはありますか?


真希 はい、…何回か、あります


男性医師 そうなんですね……最近のお身体の調子はいかがでしょうか…


真希 はい、少し疲れやすくなったような気はしますが、特には………


男性医師  問題はなさそうですね……今日はその検査と合わせていろいろ診てみましょうか。

相原さんはとてもお綺麗ですが、そろそろいろんなリスクが出てきてもおかしくないご年齢です。
とてもそうは見えないくらい、お綺麗なんですが。


真希 あっ…いえ、そんなこと………そうですよね…


お世辞だと理解していても、嫌味でも皮肉でもない褒め言葉は悪い気はしない。

だがこの美熟女が好きな男性医師は、本心から言っていた。
熟女というにはまだ若いが、真希はそそる女性だった。


男性医師 他の病院も受診なさっているようですが、当院は他ではしないアプローチで診ていきます。
刺激を受けて初めて片鱗を見せる、そんな事例が意外とあるのは確かなんです。


刺激と聞いて真希は少し怖くなった。


男性医師 初期の段階だと自覚症状がないことが、とても多いんです。
ウイルス性の者ならある程度、症状が進んでから。そうでない場合でも血液検査で判明する頃は、初期でも病変がはっきり分かるまで現れた段階になってます。


真希 そう…ですか…


またまだ子供にお金がかかる。あの子を残して逝くわけにはいかない。


男性医師 この検査はデリケートな領域をいくわけですから、まずご理解をいただきたいんです。
それでも数十人に1人は残念ながら何らかの問題が発見されます……でも超早期の発見ですから治療の負担はかなり少なくて済みます。


真希 是非、お願いします…


男性医師 重ねてご理解いただきたいのは、これはあくまで医療行為だということです。


予約が1ヶ月先まで埋まるくらいなのだ、これは間違いはないはず…。
どんな検査なのかを聞きそびれたが、その検査よりも今は何も見つからないこと、真希はそれだけを願った。



衝立の陰でパンストとショーツを脱いでバックにに入れ、かごの中に置く。
いつ乗っても良い気持ちのしない診察台に、乗る。
その段階で目隠しのカーテンを素早く引いてくれて、ほんの少しだけ気が楽になった。

男性医師の彼が膝裏と足を持って、それぞれを台に乗せてくれた。
今になって緊張と羞恥心が急に湧いて、真希はなんともいえない気持ちになった…。


男性医師は真希に一言声をかけ、ステンレス製のクスコを挿入する。
アワビに似た女性器のそこに吸い込まれ、膣の中を視診していく。

潤う中の突き当りに、子宮頸部が見える。
卵白状の分泌液がその周囲に見受けられ、子宮口からはヨダレが垂れるように分泌液が漏れているではないか。

俗に言うオリモノだが、この所見から真希は生理が近いと産婦人科医なら誰でも分かる。
タイプにもよるが、予想通りなら一番良いタイミングかもしれない。


男性医師の彼はクスコを抜き去り、真希を安心させるためにまた声をかけて生理食塩水で洗浄する。水気を拭き取り、また声をかけてその類であるラブローションを塗り広げていった。

真希はその冷たさに身震いをしたが、体温に馴染んで軽いショックから抜け出した。
やけに丁寧に塗り広げているようだが、その手つきに性的な匂いを感じて戸惑った。

ねっとりと隅々まで指が這う。
真希は身動ぎしたい気持ちを我慢する。
やがて触れて欲しくはない所にまで、それは及んだ。

こんなに自分は過敏だったかと思うほど、真希は己を恥じた。
堪らなく気持ちがいいのだ。
反応しまいとするのに、身体が勝手に反応する。
これが医療行為じゃなければ、然るべきところに訴えるところだ。
これで本当に何かが分かるのだろうか………。

女性器を這い回る指がクリトリス包皮に触れるどころか、留まるようになってきた。
強まる誘惑に抗うことが難しくなってきた。
これ以上されたら……自分を抑えられなくなる…。

今ならまだ冷静な声が出せる、医師に言わなければ………そう思った時だった。
彼の指が直にクリトリスに触れていた。

あんなに強かった意志を、クリトリスを滑らせる指が捻じ伏せる。
優しく撫でて、筆先で掃くように素早く擦る。

忘れていた強烈な快感に襲われて、真希は骨抜きにされていく。
抵抗なんて、出来なかった。
あるが無きかの理性が風前の灯になる。

自分が自分では無くなる気がして、いつも着ている濃紺のプレザーを想った。
プライドに縋り付くことで良心を奮い立たせる。
たとえその時を迎えても、自分を取り戻せるから。


最高潮に達し、真希は身体を震わせた。
真希のクリトリスは経験値を表すように、そのほとんどが艷やかな姿を見せていた。



とても久しぶりだった。
急速に波が引いていく。
その後味が尾を引く中で、理性がまだ生きていたことを自覚する。
もう一度同じことをされたらもう、自信がない。

こんなの治療なんかじゃない………。
怠さを感じる身体を起こし、医師に抗議を……。
それなのに、予告もなしに何かが入ってきた。

腰を掴まれ向こうに引き寄せられて。
大きくて、硬くて、息が詰まった。
信じられない……これは………。

そう自覚を覚えた時にはもう、遅かった。
次から次へと打ち込まれるベニスに、言葉を発することが出来ない。
認めない、こんなの認めない……認めない………


真希の最後のブライドが、少しづつ溶けていく。
それは身体が揺れるたびに崩れ、形が崩壊していく。
逃れようのない情欲が真希を飲み込み、その身をただの女に変化させていく。


だめ……いやっ……やめて…………………すごい……


真希の良心は崩壊した…。



出し入れするごとにペニスに絡みつく。
まるでペニスが抱きしめられるかのように、絡みつく。
ビラビラが後追いをして、やはり絡みつく。


まったりと優しく包みこまれ、そのくせ強かな刺激を与えてくる。
一時も腰を止めない。
まだ若さを残しながら締め上げてくる真希の身体は、その包容力の深さを見せる。

卑しく歪む女性器に打ち込めばその全てを享受をして、受ける快感を真希の色情にまみれた吐息が知らせてきた。
彼女の膣は官能的にその感覚を寄せ、さらに男性医師の彼を煽情的にさせる。

カーテンを左に寄せた。
目を閉じて魅力的に喘ぐ真希が、身体を揺らしていた。
服を捲り上げる異変に気づいて目を開けたが、驚きをそのまま抵抗には移せないようだ。
平凡だが女性としてセンスを感じさせるデザインのブラジャーを、押し上げる。

あまり大きくはない乳房に勃起をしてそびえ立つ、大き目な乳首を口に含む。
舌先で躍らせて、その感触を楽しむ。

さらに腰を打ち込む。
強めだが乱暴にはせず、そのペースも落とさない。
どこまでも受け止めてくれるこの感じは、女の子では決して味わえない。


男性医師 相原さん……そろそろ検査は終わりですからね……

真希  はぁ……はぁ……えっ?……終わりなんです
か?…


男性医師 もう、十分だと思いますから……


真希  はぁ…はぁ……はぁ……………


男性医師  もし良かったら、もう少し続けましょうか?…


真希   ……………………………。


男性医師  だいぶお辛いようでしたら、この辺でやっぱり止めましょうか?


真希 ………………………。


男性医師  じゃぁ、この辺で………


真希   あのっ?………もう少し………


男性医師  はい?


真希  だから……もう少し……ちゃんと検査して下さい…


男性医師 でも、デリケートな検査ですから………相原さんのご負担を考えると……


真希  あの………大丈夫……ですから…


男性医師  そうですか………頑張れますか?


真希  医療行為………なんですよね?…


男性医師  それはご理解いただいてるように……そうですよ?


真希  じゃぁ最後まで………して下さい…


男性医師 それでは……


お互いに快感、セックスなどの禁句には触れず、その先を強く望む真希の要望に医師の彼はしたり顔で応えた。

後で自己嫌悪に陥ろうとも、この快感を味わってしまったらもう真希は、後戻りは出来なかった。


こんなふうにさせられたら………もう……


再び躍動をするペニスを真希は全身で、味わった。
ずっと欲しかった。
そこに愛はなくても……彼になら……

硬く逞しいモノに貫かれながら、真希はその快感に酔った。

だんだん真希に余裕がなくなってきた。
温かい膣が、締まる。
繰り返し、繰り返し打ち込む。

正体をなくした真希が、背中を反ら始める。
速度を上げて、全力で打ち込む彼。
その危険な温もりが牙を剥く。
そして……いちばん奥に容赦なく射精をした。

何度か突き上げて、絞り出す。
額に汗を滲ませて髪の毛を貼り付かせた真希が、胸を大きく上下させている。


賢そうな目元は緩み、ぽってりとした唇は半開き。
壮絶さを体験した真希の顔は美しく、またそれだけに淫欲をそそる。
乳首をしゃぶっていると、力が漲るのを感じた。


もう一度、輸送を開始する。
穏やかな表情だった真希が、卑猥に顔を歪めて喘ぎだした。
一度射精を済ませたからには、先は長い。
だが真希は敏感になった感覚に、喘ぎが止まらない。

その身体を捻り、受け取りきれない快感に狂いながら10分と経たずにオーガズムに沈んだ。



男性医師  相原さん?……相原さん……どうしました?


真希   はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……


男性医師  久しぶり、だったんでしょう?


真希  はぁ…はぁ………意味が……わかりません…


男性医師  気持ち良かったですか?


真希  はぁ…なに……言ってるんですか……はぁ…はぁ…


男性医師 気持ちいいんでしょう?


そう言いながら、数回ペニスを輸送させる。


真希  んんっ………んっ…んっ…んっ…


男性医師  本音をお聞かせいただけないなら、もう……止めましょうか?…


真希   そんな…………そんなこと、言えません


男性医師  じゃぁ、止めていいんですね?


真希  なに言ってるんですか………


男性医師  はい、じゃぁ抜きます…


真希  まってっ!…………ぃぃです……


男性医師  よく聞こえませんが……抜きます…


真希  きっ……きもちいい…………これ以上は…………許して……


男性医師  仕方がない人ですね……



真希を辱めた後は、たっぷりとペニスの味を忘れさせないように腰を使った。
首筋からデコルテに唇を這わせ、脇の裏を舐めた。

散々と乳首を舌で弄り、その間も腰を休ませない。
途中にペニスを抜き、舌先で存分にクリトリスを転がしてオーガズムを味合わせる。

そしてまた、ペニスを挿入して………。


巨根と遅漏を合わせ持つ医師に翻弄され、その苦しみと終わりの見えない快感に真希は我を忘れた。



3〜4日ヒリヒリする下半身に辟易し、あの医師に怒りを覚えていた。
あの病院とあの医師を告発することを考えて、その準備を始めた。

時が過ぎて生理が終わり、数週間が経った。
どうしようもなく感情の起伏を感じ、コントロールに苦労しなければならなかった。

なのに、身体が疼く。
あの悍ましい記憶が蘇る。
自分に嫌悪し、怒りが湧いた。
でも、それ以上にあの目くるめく快感を思い出してしまう。

どうしても………。

予約を入れようとしたら、2ヶ月先まで埋まっていて目の前が暗くなるのを感じた。

でもよく見ると、深夜枠がある………知らなかった。
だがそれは2度目の予約を入れる者に表示される、病院側が仕組んだシステムであることを真希は気付けない。

割高だが、その代わりに即日対応とある。
翌日が公休日の真希は、迷わず予約を入れた。

子供には用事で帰宅は遅くなると伝え、申し訳なく思いながら病院まで来てしまった。



仕事から帰宅して夕食を作り、予約を入れてから到着時間を逆算したらシャワーを浴びる時間がなかった。

なのに彼は身体に舌を這わせ、拒絶する真希を振り払ってスカートの中に頭を突っ込んだ。
本気で彼を嫌悪した。
だがそれ以上に彼の舌に狂わされ、その身を震わせてしまった。


我慢出来ないと思った。

勝手にズボンのファスナーを下げて、歯が当たらないように苦労しなければならない彼のモノを口に含む。

気持ちよさそうに目を閉じる彼を見ていたら、許せなくなった。
彼を座らせて跨ぐ。

改めてその大きさを感じ、何度も腰を浮かせながら少しづつ沈めていった。
しばらく動かずにその硬さと大きさを確かめて、
真希は自らの腰を前後させる。

これが欲しかった………。

胸に吸い付く彼の頭を抱え、腰を動かずたびに感じる快感に酔い始めた。
両手で真希のお尻を抑え、舌を動かず彼のペニスが奥に当たる。

堪らない………。

真希は腰を打ち下ろし始めた。
鈍い苦しみと、それとは比べ物にならないほどの快感に我を失っていく。

いいっ………すごい………………もっとっ………………


真希の積極的な攻めに彼は我慢をすることなく、真希が身体を震わせるのを確かめて、遠慮なく中に射精した。

ぐったりした真希をどかすと、ボタボタと下に垂れ落ちる精液、内腿を伝い落ちる精液が床を汚す。

机に手をつかせ、後ろから貫いた。
髪を振り回して感じる真希を、後ろから眺める。
仕事に誇りを持ち、良き母親でもあるこの美熟女が色情に狂う。

柔らかく包み込む温もりが、次第に締まってきた。
乳房を鷲掴みにして、打ちつける。
何度も……何度も……何度も………

膝が折れかける真希の腰を掴み上げ、それでも尚も突き続ける…。
繰り返し……繰り返し……何度も……何度も……

その奥に、2度目の放出をする。
ダラダラと流れ落ちる精液が心地よい疲労を感じさせ、真希はその場に崩れてしまった。

その真希を診察用のベッドに寝かせると、両膝を抱えながら貫いた。


訪れるこの日に合わせて体調を整えていた彼は、その実力を発揮する。



彼は真希をまだ、帰すつもりはなかった………。
24/09/15 08:25 (xfnfQAg0)
35
投稿者: ミキ
は〜い、お疲れ様でした、今日はここまでにしましょう…

町内会が始めた清掃活動に朝から参加していた。
参加者が手にしたゴミ収集用の袋は皆一様に膨らんで、パンパンになった。

清水夏子のゴミ収集袋も同様で、その後皆で飲んだペットポトルの冷たいお茶の美味しかったことといったら…。

帰宅してシャワーを浴びると、髪の毛の水気を拭き取りながらリビングまでくる。
いつもは気にもならないサイドボードの上にある写真立て、そこに視線がいった。

夫とまだ小学生だった娘と一緒に写る、家族写真だ。軽井沢で撮ったものだが、その娘は大学生となり、今は親元を離れて一人暮らしを満喫している。

あんなに仲が良かった夫婦間は今は、空気のような存在になってしまった。
夏子は大学を卒業後に大手商社に勤め、夫と出会った。

せっかく入社した会社は2年足らずで退職しなければならならず、その理由は妊娠だった。
仕事を取るか子供を取るかの2択を迫られ、泣く泣く後者になることを選らんだのだ。そのことに今も後悔はない。

夫は優しい人だが、あまり一箇所に落ち着く性格ではない。
仕事を言い訳にしてあちこちを飛び回り、いつしか女の影を感じるようになっていた。

証拠はなかったが、女の感としか言いようがない。
だがある日、酔って帰宅した夫のコートのポケットからホテルの領収書を見つけてしまった。
日付を見ると、その日の夫は飛行機に乗っていなければならないはずなのだ。

不思議と怒りや嫉妬という感情はそれほどなく、でもだからといって娘の将来を考えて離婚はしなかった。

夏子は気分転換にと、外に働きに出ることにした。
学生時代の友人がカフェを開くことになり、手伝ってくれないかと誘われたのだ。

飲食は大学時代のとき以来でドキドキだった。
でもやってしまえば何とかなってしまうもので、大学のミスに選出された美貌が今さら役に立つという皮肉さが、複雑な気持ちにさせたけれど……。

実際のところ、夏子のファンになった常連客は1人や2人ではなく、大学生から中年に至るまで数人はいた。
その他に不定期ながら足を運んでくれる客の姿もあり、その人たちは純粋に夏子の人柄と笑顔に惹かれて来てくれるのだった。

常連客の中にひとり、気になる青年がいた。
気立てがよくて爽やかで、夏子も好感を抱いてはいた。だからといって、そこに邪な気持ちがあったわけではない。

夏子は彼が会計時、お釣りを受け取る際に夏子の手をすぅ~と滑らせるようにすることが気になっていた。
決していやらしい感じではなく、いたずらをしているようにも見えない。
昔から男性に対しては鈍感だと言われていた夏子にも、さすがに彼の気持ちに気づいた。

浮気には興味がなく、夫の仕打ちに対する報復に若い男性に手を出すつもりもなかった。
魔が差した、としか言いようがない。

彼と身体を重ねて、それまで自分が経験してきたセックスがあまりにも拙いものだったと思い知らされた。
学生時代は若かったから除外できても、夫のそれでも今は彼に比べれば淡白なものだったと思えたのだ。

こんな世界があったなんて………。

彼とは2年半ほど続き、別れた。
前途ある若者をこれ以上自分で足止めをさせることに、罪の意識を感じていたのだ。

彼は別れるつもりはなかったが、最後は納得させた。
最後のセックスは、忘れられないものになった。
最初で最後、避妊をしないで情事に没頭したのだ。

何度も何度も彼に貫かれ、訪れるオーガズムにそれこそ疲れ果てるまで身を躍らせた。
最後の射精を注がれてからは、朝まで抱き合って朝日が登るのを涙を流して見つめていた。

皮肉なことに彼よりも夏子自身のほうが彼に執着していたとを、そのとき初めて自覚したのだ。
怖かった、だから大人の自分を自分に対して必死に演じていたのだ。

多分、最初で最後の最高の恋愛だった。

カフェも辞めた。
何かに取り組みたくて、身体を虐めることにした。
どうせするならとスポーツジムに入会し、電車で通うようになったのだ。

最初の半年は苦しくて仕方がなかった。
特にはじめの3ヶ月は泣きたかった。
それが1年を過ぎてから目に見えて身体のラインが変わり、嬉しくて仕方がなくなったのだ。

大きいお尻がコンプレックスだったのに程よく引き締まり、パンツを履いても見栄えするようになったのだ。
ウエストも女性らしく美しく括れ、代謝が上がったおかげて汗もよく流れるようになって肌の調子も良くなった。

どういうわけかもう40も過ぎているというのに、電車で痴漢にあうようになったのはびっくりだった。

母としての役割りはぼ終わり、これからどうしていこうかと考えていた。
とにかくまずは健康を確かめたい、そう考えて婦人系の病院を検索する。

たくさん出てきた中で数件に絞る。
その中で夏子の目を引く産婦人科医院があった。


…………あら、院長が女医さんなの?

院内を写した画像が気に入り、早速予約を入れておいた。
1ヶ月先まで埋まっているようで、それが評判の良さを物語っているように思える。

女医さんならいいな…。


夏子はこのときはまだ、気楽に考えていた………。





24/09/15 23:30 (xfnfQAg0)
36
投稿者: ミキ
なんの因果なのだろう、神様は意地悪らしい。
丸椅子に座る男性医師がこちらに向き直り、その顔を見た瞬間に来たことを後悔した。

男性の医師だったことに軽い落胆を覚えたことは、まだいい……願望は必ずしも叶うわけではない。でも、どうしてこんなに素敵な男性なのか。
夏子は内心の動揺を隠し、この偶然を呪いたくなった。



男性医師 こんにちは……今日はええと…子宮がん検診ですね…


初対面のこの男性医師はあまりにも爽やかで、そのくせ嫌味なほど夏子の好みだった。
彼と別れてからもう、恋愛は卒業したのだ。

女として生まれたからには、そこに葛藤がなかったわけではない。
その気持ちにきっぱりと決別する前にこの男性に出会っていたなら、あるいはわからなかったかもしれない。

夏子の女心は重い蓋を退けるほどの力強さはまではなかった。
それは身を引き裂かれるようなあの別れで、心のダメージが大きかったから……。
年齢を重ねてからの痛みは、想像以上にキツかったのだ。

良くも悪くも今日は検診に来たのだ。
彼は医師で、自分は検診を受けるに過ぎない。
夏子は心が急速に気持ちが冷めるのを感じた。

何を期待したの?……これでいいのよ、これで……。
そう…私は見ず知らずの男性に、見られたくないところを診られるのだから……。

そこに愛は存在せず、せめて羞恥心にバカな自分の女心を焼かれ壊れてしまいたかった。
そもそも目の前の彼はどう見ても自分より幾つも若いのだ……勝手に舞い上がった己の馬鹿さ加減に辟易する夏子…。


男性医師 乳がん検索はされてらっしゃいますか?


夏子  ここ数年は、してないかも………


男性医師  安心を買うと思ってなさっておいて
も損はないと思いますよ…いかがされますか?


夏子  はい、じゃぁ……お願いします…


もう、どうでもいいと思った。
薄手のニットを捲り、背中に手を回す。
緩んだブラジャーを重たそうにたくし上げる。
羞恥心が夏子をジリジリと焦がし、苦しくなった。



フルカップブラからポロンと弾ませて乳房が顔を見せる。
男性医師の目にはまるでプリンかババロアのように見えて、とても魅力的に映る。
ぷっくりした茶色い乳首にむしゃぶりつきたい、そんな衝動をひた隠し、柔らかい乳房に指先を食い込ませた。


指先で異物感がないかを探り、軽く眉間にシワを寄せる夏子に乳首に触れる説明をする。
驚きを隠せるくらい大人の対応を見せた、夏子の乳首を左手の人差し指と中指で摘む。

フニャフニャと揉んで、絞るような仕草ですぅ~っと先端で離す。
右手親指で先端をスリスリと擦り、赤茶色の液体が出ていないかを確認をする……ふりをする。
それを真剣さを装い、繰り返し続ける…。

夏子が引き結んだ唇を僅かに動かず。
男性医師は視界の隅で反応を見せまいと苦悩する、そんな夏子を見て密かに楽しんだ。

もう片方の乳房も念入りに、丁寧に毒牙にかけていく。
左手乳首と同じように、右側の乳首も見事に勃起をしてみせてくれた。
夏子はしたくもない空咳をして、魅惑の感覚に飲み込まれまいと自分を誤魔化そうと足掻く…。

成功しているようには見えなかったが……。



男性医師 はい、結構です……まずは大丈夫かな………。


ほっとしながらも彼の目から早く隠したくて、速やかにブラジャーを着けた。
生理現象を見せた乳首を見て、彼はどう思ったのだろう………。
女の身体は見慣れてはいるだろうが……何を今さら恥ずかしがるのか、嫌になる。



男性医師 ではあちらで下着を取って、用意が出来たら声をかけていただけますか?…



夏子は憂鬱な気持ちでそこまで移動をし、衝立の陰でストッキングの次にショーツを足から抜き取った。


ひとつ深呼吸をして気持ちを落ち着けさせてから、夏子は用意が整ったことを彼に告げた………。
24/09/17 04:01 (PwTbxfOY)
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