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婦人科検診〜理性と欲望
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:婦人科検診〜理性と欲望
投稿者: ミキ
平田優子はパソコンの画面を睨みながら、こめかみにあてた指を動かして思案をしていた。

雑誌編集部に就いてから15年、本当は記者になりたかったが今となってはそれなりのやり甲斐を感じている。

初めはやっていけるだろうかと不安しかなかったが、コツを覚えてしまうとメキメキと頭角を現し仕事が面白くて仕方がなくなった。

巷では結婚、出産の便りが届き、風の噂で親友の結婚が優子の心をざわつかせたものだが仕事にのめり込むことでやり過ごしてきた。

優子にも結婚の話が持ち上がった時期もあったが、家庭に入ることを強く望む当時のパートナーとは破局してから恋愛を遠ざけていた。

女としていい歳になってきて、焦りがなかったわけではない。
決してモテないわけではない。年下ではあったがこんな自分に交際を申し込んできた男性と、一時期は付き合ったこともあった。
5つも年下だけあってベッドでは疲れ果てるほど優子を導いてくれたが、若いということ以外に合わないことがあり過ぎて別れることになった。
それ以来、更に恋愛を遠ざけようになって気がつけば優子は38歳になっていた。

………もう、結婚は無理かな……

優子はそんなふうに思うようになっていた。


ー平田君、もう済ませてくれたかい?

課長の遠回しの催促だった。

優子の申し訳なさそうな反応を見て、課長は溜息をつく。

ー面倒なのは理解できるけどね、今月中には済ませてね………もう君だけなんだから、上がそろそろうるさくなってきてるから、もう庇えないぞ。

毎年恒例の健康診断、優子はこれが苦手だった。
年齢を重ねると検査対象が増えて、憂鬱で仕方がない。
会社社屋の横にバスを改造した移動検診車が止められ社員が順次検診を行うのだが、優子は取材だ何だと理由をつけて先延ばしにしていたのだ。
おかげで医療機関まで出向かなければならない。

課長に手渡されたリストにはいくつかの病院の名があった。
その中に去年まではなかった病院の名があった。
あまり気乗りしないまま優子は、試しに検索してみた。
産婦人科医院らしく、女医というだけでそこに決めていた。
それでもマンモグラフィ、クスコで膣を覗かれることを思えば憂鬱になるのは変わらない。
バリウムの苦痛だけでも嫌なのに………。

優子は嫌なことはさっさと済ませる為、一週間後に有給を取って病院に行くことに決めた。


便利な時代になったものだ。優子はこの期に及んでこれから行く病院を性懲りもなく検索してみた。
利用者たちの感想は比較的に良いものばかりだが、本当だろうか。
それでも感想を見ていると心が落ち着いてくる。
丁寧、苦痛は最低限という感想は救いだ。
ただ気になる感想もあるにはある。
女性ならここに行きたくなるかも………と。


病院に着いてみると壁紙やインテリアが女性好みになっていて、こういうことねと優子は納得した。さすがに女性医院長のいる産婦人科医院だと思った。


手続きを済ませると、思っていたよりも早く名前を呼ばれて部屋に通されていた。
用意されているカゴに脱いだ衣類を入れ、下着もとってピンク色の検査着に着替える。

血液の採取やら何やら一通りを済ませる。
いよいよ婦人科系の検査だ。
診察用の簡易ベッドに寝かされて、検査着の前を解かれて乳房を露わにされる。
冷たいジェルを塗られて超音波で隈なく乳房を調べられる間、やっぱりドキドキはする。
これといって問題はなさそうでほっとしたのもつかの間、いよいよマンモグラフィだ。
あの板に挟まれて乳房がペシャンコにされるのは何回経験しても、平気な女性はいない筈だ。

優子は特別大きくはない乳房だが、Dカップはある。
それが平ぺったくなるされるのは酷く惨めで、やっぱり痛かった。当然だが、両胸なのだ。

我慢強いと大袈裟に褒めるのは、この病院の方針なのだろうか。
それにしても超音波の検査前に念入りな触診をされたが、女医だからか力加減が絶妙だった。
男性医師ならば必ず多少は痛みが生じるのに、それがなかったのだ。
それどころか、危うく変な気分になりかけた。
ソフトタッチでスゥ〜っと肌を滑らせる、そんな指先の感触が性的なものを感じさせたのだ。
執拗とはいえないまでも、乳首に触れられた。
数回だったが優しく摘まれて離してはまた摘んで……。妊婦でもないのに稀に乳白色ではない色の分泌液、それが出てしまう人がいるのだと聞かされていた。その場合は、ある病気を疑う必要がある。
それが出いないか否かを確認するために、スリっと先端を指先が擦る。その瞬間、明らかに性的な快感か背中を駆け抜けた。

女医ーうんっ、こっちは問題ありませんね………反対側も診ますね……

女医の真剣な眼差し、触診をする手つきから不信を抱かせる感じはもちろんなかったが、如何せんあの指先の感触の後の乳首だから敏感になる。それもマンモグラフィの苦痛で飛んでしまったけど………。


女医ーじゃあ、あちらに移動して台に乗ってくださいね

婦人科では当たり前の、足を乗せるパーツの着いた嫌な診察台に乗った。
足を乗せる前に素早く目隠のカーテンが引かれる心遣いが、女性らしい。やはり女性の気持ちが分かるのは女性なのだと思った。


足をそれぞれの台に乗せ脚が左右に開く。


女医ーちょっと冷たいかもしれません、洗浄しますね

言い終わるとあまりにも冷たくて、身体がピクリとしてしまった。
脱脂綿らしい感じの物が丁寧すぎるくらい、性器を拭う。


女医ー アンケートに生理痛が重いと書かれてますが、不正出血はありますか?


優子ーたまに生理が終わったと思ったのに、まだ出たりとか……変なタイミングなことはあります


女医ーそうなんですね。これまでに子宮筋腫だと診断を受けたことはありますか?


優子ーはい、10代の時から生理痛はあったので、数年前から重くなって受診したらそのときに子宮筋腫だと診断されました


女医ーその時から受診はされてますか?

優子ー仕事が忙しくて、病院には行けなくて……でも薬で何とかなってましたから…


女医ーう〜ん……これからはなるべく受診されたほうがいいですね。問診表にあったかと思いますが、当院は痛みはなく細やかに調べられます。
他ではあまりしない手法ではありますが、成果は信用しても良いと思います。


優子ーそれはどんなというか、どんなことをするんですか?


女医ー説明しますね……オリモノは女性なら誰でも出ます。それは膣を清潔にするだけではなくて、正常な状態に保つ意味で大事なことです。
膣壁からも分泌されますし、子宮からも分泌されます。
この検査はその子宮からの分泌液を採取する必要があります。


優子ーそれは、どうやるんですか?


女医ー方法は2つあって、1つは子宮口から器具を入れて採取する方法です。これは急ぐ人やその必要がある方がされる場合が多いです。当然痛みがありますから麻酔をかける必要があります。

もう一つは、排卵期の卵白状のオリモノをご自分でお持ちになるか、この場で分泌させて採取する方法です。緊急性がなければだいたい後者が多いですね。


優子ーそれは痛くないんですか?


女医ーはい、だから皆さんこちらを選ぶんです。
ただ、分泌させるわけですから時間が必要なんですけど、今日は大丈夫ですか?


優子ーそれは大丈夫ですけど、分泌させるってどんなことをするんですか?


女医ーある意味、強制的に分泌させるわけですから刺激をします。はっきりいえば、性的な快感が伴うことになります。完全に秘匿なので外に漏れることはないですし、今までそれはありません。
ただこれは医療行為なのは間違いないですから。


優子ー快感って……例えばどんなことをするんですか?


女医ー専用の医療器具を使用します。クリトリスを刺激するんですが、痛みや違和感がないようにその方に合った物を使用して、最終的に分泌液を採取することになります。
もう一度繰り返し言うと患者さんの情報は外に漏れることはありません、守秘義務もありますから。
安全で秘密は守られますし、確かな結果が明日には分かります。公に公表することではありませんから、あまり知られていないのが難点だったんですけどね。
でも、口コミで受診される方が増えてきちゃって………。


女医の最後の言葉は、優子には意味深に聞こえた。
それはそろそろ予約が必要なほど順番待ちになるくらい、合法的に性的な快感が得られると言っているみたいだった。


女医ーどうされますか?今でしたら直ぐに出来ますが………


下半身をあられもない姿で悩むのも恥ずかしいので、優子はお願いすることにした。
女医が言っていたように、これは医療行為なのだから………。
2024/08/28 10:39:30(cdJ3HtNg)
17
投稿者: ミキ
女医:順子  それじゃ田畑さん、あちらの椅子に座って下さい……今、うちには○○大学病院から移ってきたきた医師で優先して診させていただきます


さゆり 私、そんなに危険な状態なんですか?


強迫観念を煽り過ぎると危ないが、追い詰めなければこの手のキャリアウーマンは手強い。


女医:順子  そんなふうにお考えになる必要はありません……彼はまだ若いのですが、その道で腕を磨いてきたうちの精鋭ですから任せて下さいね…


内線が繋がってから直ぐにその医師はやって来た。
女医だからこの病院を選んだのに……もはやそんなことより、さゆりは自分の不安要素を早く取り除きたかった。
男性医師は30代半ばくらいだろうか、こんな出会いじゃなければと思うくらい精悍な顔つきの、
素敵な青年だった。


男性医師 ごめんなさい、胸を診させて下さい……服を上げていただけますか?


さゆりは一瞬だけ戸惑いを見せたが、これでも人を指導してきた自負がある。羞恥心くらい隠せなくて何がマナー講師だろうか…。

努めて感情を覆い隠し、何でもないように薄手のサマーニットとキャミソールを捲りあげた。
現れたブラジャーは、さゆりの好きなレース仕立てのグレーだった。
アンダーから乳首が隠れる部分意外は肌が透ける素材が使われ、男性にはセックスアピールが強いかもしれない。
なんでこの下着を着けてきたのかという後悔が、さゆりの心を締め付けた。

恥じらいを悟られたくなくて、流るように背中のホックを外す。
見惚れるようなお椀型の2つの白い山が、男性医師の目に触れた。
乳輪、乳首ともやや茶色に近い健康的な色をしており、大きめな乳首の脇にはホクロまであった。


男性医師  じゃあ診ていきますね、失礼します


彼はそっとさゆりの乳房に触れ、2本の指を軽く沈み込ませる。
少しづつ指を移動させ、乳房全体を調べるフリをする。
さゆりがさっき受けたばかりの検査なのに……そんな不服を目元に浮べている。
念入りに丁寧に続け、さゆりに質問を投げかける小技を織り混ぜる。

彼はひとり孤独な戦いを続け、乳首を診ます……と当然のように告げた。
軽い驚きを見せたさゆりは彼の顔を凝視してきたが、彼はまるで愛する女を見つめるように見返す。
急に恥ずかしくなったさゆりは視線を下に落とし、無言の承諾を示すことしかできなかった。

乳輪を一周させた指が、乳首に触れる。
ピクリと身体が反応してしまって、さゆりは努めて無表情を作る。
男性医師は360°乳首を揉みほぐすように、指先を動かし続けた。

早くして……そんなにしないで…早く…早く………

どうしても反応してしまう身体を懸命に抑えようとして、猫背になってしまう。
母乳を絞り出そうとするかのように、先端に向かって指先がすぅ~っと離れる……それを数回繰り返され、思わず声が出そうになるのを我慢しなければならなかった。
それを、もう片方もされたのだ。


男性医師  はい、結構ですよ……。


すっかり勃起をしてしまった乳首、乳房を隠したくてそそくさとブラジャーに収めるさゆり。


男性医師 心配の1つはこれでなくなりましたね
……稀に乳首から赤茶色をした分泌液が出る方がいらっしゃいます、あまりよくない病院のサインなんですが、田畑さんにはその疑いがあったものですから。
乳腺が多い方はレントゲンに白い部分が多くて、一般の医師でも見分けることが難しいんです。
この検査は、それを見極めることの出来る検査だったんです、まずはよかったですね。


さゆり  そうだったんですね……安心しました。


まだ内心の興奮が収まらないまま、感謝の言葉をさゆりは言った。
久しぶりに恥ずかしい場所を男性に触れられて、まだドキドキが収まらない。
どんな顔をしていいのやら、男性医師の顔を見られない。


男性医師 それでは、あちらの診察台に乗って下さい……準備ができたら呼んで下さいね…


さゆりは一瞬、唖然としたが、まだ全てが済んでいなかったことを思い出して帰りたくなった。
なぜなら、診察台に乗るということは……男性医師に一番見られたくない場所を見られるのだから。


さゆりは意を決して診察台に乗り、男性医師に声をかけた。
ずいぶんと早いなと思った男性医師は、診察台に乗ったさゆりを見て吹き出しそうになったが、医師の顔を作り目隠しのカーテンを引いた。
さゆりは緊張で浮足立っているらしく、ショーツを履いたままだった。


男性医師 田畑さん……下着を取りますね……

さゆりは顔から火が吹き出しそうになりながら、お尻を浮かせた。

男性にパンツを脱がされるなんて………

穴があったら入りたいと思うさゆりのカーテンの向こう側では、ショーツに染みができていることに喜びを感じる男性医師がいた。
それよりも、整えられた陰毛にさゆりの知性を感じさせる。

割れ目は色素沈着によって色づいて、年齢の割にはあまりハミ出ても歪んでもいない。
気づかれないようにしゃがんで匂いを嗅ぐ。
汗とわずかに酸っぱいような、大人の女の匂いがした。


男性医師 それでは洗浄しますからね……冷たいですよ~


指で割れ目を開くと中は艶々と光り、濡れていた。
あのぬめりを全て舐め取りたい………そんな欲望を必死に押し殺し、生理食塩水をかけた。


冷たくて、さゆりは思わずお尻を浮かせた………。

24/08/31 23:21 (6bJdRsrO)
18
投稿者: ミキ
隅々まで洗浄を済ませてクリトリスに散々触れたが、さゆりは我慢強いようだ。

だが、足の指の動きと肛門が忙しく収縮しているのは、しっかり見ていた。


男性医師 冷たかったですか?


さゆり  …………………はい


男性医師 今度は冷たくないですからね

触覚の検査をしていきますからね、痛みはないと思いますけど不快なら言って下さいね…

大事な検査です、はっきりと断言しておきますが、医療行為ですからね…では始めますよ〜……


さゆり  …………はい…


もちろん不安だった。でも、マナー講師なのだ。
窮地の時こそ人の真価が問われると、常日頃から門下生に伝えている以上、今更怯むわけにはいかなかった。


生暖かい何かが触れた。何?…この感じ……まさか!


さゆり 先生?……何をしてるんですか?


男性医師  痛かったですか?


さゆり そうじゃなくて…何か変じゃないですか?

男性医師 皆さん初めての方は、びっくりするんでが……やっぱり痛かったんですね?

さゆり  あの………舌ですよね?…

男性医師 そうですね……国の認定もある、正式な検査です……確認をされたら納得されますか?


さゆり …………………。


男性医師 一般的には認知が広がっていない検査ですので、誤解されるのは仕方がないと思ってます。残念ながら現代の医学では……………

男性医師の説明は、頷かざるを得なかった。
然るべき所で確認を取ればはっきりすることだが、十中八九間違いないのだろうと思えた。

男性に性器を舐められるなんて、なんてこと………
検査だから…これは検査だから…変なこと考えちゃだめ…こんなこと…何でもない…何でもない………

さゆりは呪文のように、同じ言葉を繰り返した。

かつてのパートナーとベッドを共にしたのはいつだったか、大人の失恋は辛かったから封印していた。それでも舌の感触を覚えていた。

その舌が、唇が、流氷船が水面に浮かぶ流氷郡を掻き分けるように、割れ目を割きながら進む。
気持ちが悪いのか何なのか、複雑な感覚に戸惑いながらさゆりは吐息を漏らした。

それが終着点に到達した。柔らかい包皮を唇が包み、舌がその上を覆った。
緩やかなうねりのように動き、舌先が踊る。
忘れていた感覚が蘇る……さゆりは着ているニットを握りしめた。

大丈夫…こんなの平気よ…誰が好きでもない男になんて…平気なんだから…何でもないんだから………

自己暗示の効果は如何ほどなのか、高まる快感に呼吸が早くなる。

負けてない…まだ負けてないから…あぁ…早く終わってよ…まだなの?…早くしてよ…早く…早く………


男性医師の舌の動きに身体が反応してしまう。
下半身の筋肉がピクリッ、ピクピクッと動く。
体温が上昇する、身体が暑い、恥ずかしい……。
証明がさゆりには眩しかった。


男性医師はさゆりの顕著な反応に興奮していた。
気づけばさゆりの乱れた呼吸が、耳に届いていた。
舌に絡みつく分泌液を次から次へと、飲み込む。
喉にへばり付いて辛いが、それ以上に興奮する。
そっと包皮を捲る、直接触れるクリトリスは舌触りがツルツルして心地がいい。
さゆりの反応が如実に上がった。

意地でも声を我慢するつもりらしい。
それでも構わない、いつまで我慢我慢続くのか見ものだった。
うねる腰をがっしり抑え、舌が疲れるのも忘れてさゆりの味を味わう。


ふっ!……んっ…はっ!…んんっ…んっ…はぁ~…んっ…


男性医師は目隠しのカーテンを密かに捲り、さゆりを盗み見た。
やっぱり快感に顔を歪ませる美熟女は、堪らない。
もう少しかもしれない、より舌を動かしていく。
首が持ち上がり、落ちかけては途中でまた持ち上がる。
助けを求めるかのように診察台の横を両手で掴み、上半身だけ逃れようとする格好になった。

突然、温もりのある液体が顔に噴射した。
ガクガクと腰を震わせながら、途切れとぎれの潮が噴き上がる。


さゆりにとって人生で間違いなく記憶に残った、クンニリングスで迎えた最悪で最高のオーガズムだった……。



24/09/01 03:03 (3idSMNN9)
19
投稿者: ミキ
寂しい夜は、かつての恋人の厚い胸板を思い出した。

買い物をして支払いをするとき、若い男性店員の手が触れると年甲斐もなくドキっとした。

生理が近づくとイライラして、でも素敵な男性に優しくされると広い背中が魅力的に見えた。

そんな夜にお酒を飲むと、無性に性欲が湧いて虚しくなった。

自己嫌悪になるなるのがわかっていて、そっと股を開く。

男性の頭がそこにあると想像すると、性器の奥がキュンっとした。
恥ずかしくて逃げたいのに快感で身体が言うことを聞かない……そんな妄想が身体を熱くする。
そして、狂おしい快感の果てに達してしまう………。

不本意ながらそれが今、現実になってしまった。
さゆりに潮を噴きかけられた顔面を拭いながら、男性医師はいやらしく口を開けたアワビを彷彿させる女性器を見つめていた。


男性医師  いかがですか?…痛くなかったですか?…それとも……気持ち良かったですか?


さゆり ………なに…言ってるんですか……そんなことありません……


男性医師 それは…気持ち良くなかった、ということですか?


さゆり 気持ち…いいなんて……気持ち良くなんかありません……


男性医師 それはちょっと…心配ですね……敏感なところが性的快感を感じないとなると、問題かもしれませんね…個人差はあることですが…。
もう少し検査を続けましょうか……。


そう言うと血色の良い濃いサーモンピンク色の、ぷっくりしたクリトリスに舌を這わせる。


さゆり …………あっ!…はむっ…………


急いで口を両手で塞ぎ、指の隙間から吐息を漏らす。
過敏になったクリトリスを舌で弄ばれて、さゆりは悶絶した。


…はふっ!…ふしゅっ!…ふっしゅ!ふお〜しゅっ!…ふしゅっ!…ふお〜じゅっ!…ふしゅっ!…ふっしゅ!


手で覆い隠した口元から凄まじい吐息の音がする。

気の強い女はいい…堪らないじゃないか…
そんなに気持ちいいか?…
これはどうだ…これは?…こんなのは?

強弱をつけたり、犬の尻尾のように舌先を忙しく動かしたり、ローリングさせたり………
さゆりが喜びそうなことをひたすら続けていく。

口元に温かい液体が噴射した。
口に入らない液体は顎を伝って滴り落ち、口の中に塩味が広がる。
構わず舐め続ける。


ごっ…ごっ…こしゅうっ!…ふしゅっ!…ふっふしゅっ…あぅっ…あぁっ…ふしゅっ…あっ…あぅっ…ふっ…あっ…あっあっあっ……あ〜っ…あっあっあぁ〜っ!


最後は我を忘れたさゆりは美声を轟かせ、固く閉ざされた官能の扉を開けて、眩しい光の中へと入って行った。

さゆりが回復するまで、膣口から漏れ出るヌルッとした分泌液を舐める。
女の匂いが男性医師の下着に滲み出る男の分泌液を吸って、染みを作っていった。


男性医師 田畑さん…今度はどうでしたか?

さゆり ……………………………。

男性医師 これでもだめとなると……こっちのほうも検査したほうがいいかもしれませんね……

そう言いながら中指をそっと、挿入していった。
締め付けの強い輪を潜り抜け、ヌルリとした粘膜の先にあるザラザラした膣壁に迎えられた。
そのお腹側には少し盛りあがった小さの丘があり、そこを中心にして曲げた指先で周辺を前後させる。


男性医師 私共医師といえど調べて見ないと分からないものですから、日々の勉強に終わりは………


にゅる〜り………にゅる〜り……にゅる〜り………


御託を並べる最中にも指を抜き差しさせる狡猾な男性医師。


はっ……はぁ~…あっっはぁ~…あっ……はぁ~……
んっ…はぁ~…うぅ〜ん…………はぁ~…はぁ~……


男性医師 ……というわけなんですが……どうかなさいましたか?……苦しいですか?


さゆり  なんでも……ないです……はぁ~……


男性医師  本当に気分が悪くなったら遠慮なく、言って下さいね……


さゆり  大丈夫……んっ…です…………


男性医師  それでは…器具を使って検査をします………力を抜いて、リラックスして下さいね…


男性医師は自分のペニスと見間違うほどの、疑似ペニスを手に持って膣口に押し当てた。


さゆり  んんっ……うっ……んん〜んっ……


頭の部分が沈み始めて三分の一ほどが埋まると、何度か手前に引きながら少しづつ先に進め、やがて全ての部分が埋没していった。


男性医師 田畑さん…大丈夫ですか?


さゆり うっうぅ…大っきい……何ですか、これ?


男性医師 専用の医療器具です…少し大きかったですか?…シリコン製ですから質感は人の肌に近いとされてますが…でも慣れてくると違和感はそんなにないと思いますよ…


さゆり そう…なんですか?……


にゅる〜り…にちゃっ…にゅる〜り…にちゃっ…


男性医師 どうでしょう…まだ違和感はありますか?


さゆり 違和感は……んっ……はい…少し…


にゅ〜〜ちゃっ…にゅ〜〜ちゃっ…にゅ〜〜ちゃっ


男性医師 どうですか…痛くないですか?


さゆり 痛くは…ないです……なんかこういうの……変な感じですね……


男性医師 あんまりする機会はないですよね………これでも検査ですから…頑張りましようね…
少し早めていきますよ〜…ちょっと頑張りましよう……


にょりっ…にょりっ…にょりっ…にょりっ…にょりっ…


ストロークが短くなり、少しづつ包囲網を狭めていく。


さゆり 先生……なんか……ちょっと……


男性医師 痛いとか、気分が悪いとかはありますか?


さゆり 痛くは…ないで…す……なんか……はぁっ……変です……


男性医師  変とは……どんなふうにですか?


さゆり どんなっ…て……あの…まだかかりますか?


男性医師 どこに異変を見つけるかは診ていかないと……もう少し頑張りましようね…


にょりっ…にょりっ…にょりっ…にょりっにょりっ…


さゆり はぅ……はぁっ…はぅ…はぁ~…はぅ…はぅ…


男性医師 苦しそうですが…大丈夫ですか?


さゆり 大…丈夫……です


男性医師 痛みはありますか?


さゆり 痛く……ないです


男性医師  では……気持ちいいですか?


さゆり …………………………。


男性医師 田畑さん……いかがですか?


にょりっ…にょりっ…にょりっ…にょりっ…にょりっ


さゆり 分かんな……い……


男性医師 ここを少しすると……いいかな


聞かせるように独り言をいいながら、クリトリスをスリスリさせる


さゆり んんんっ!…ん〜んっ…んんっ…ん〜っ!


男性医師 田畑さ〜ん…いかがですか?


さゆり せ…先生…そこはもう……いいです……


男性医師 大事な検査ですから、もう少し頑張りましようね……


疑似ペニスとクリトリスへの刺激、正直なところさゆりはもう絶望しかけていた。
こんな医師に屈するのか、医師の前で醜態を晒さなければならないのは耐えられない。
せめて意識を失いたかった。

そんなとき、全ての動きが停止した。


男性医師 これ以上は田畑さんのご負担を考えて、この検査はここまでにします


さゆりは助かったと、心底胸を撫で下ろした。
首の皮1枚繋がった気持ちでほっとしたのに………男性医師の放つ言葉に眼の前が暗くなった。


男性医師 今日の検査はこれで最後にしましょう…これで最終的に判断できると思いますよ。
今度の器具は負担が少ないはずですから、あと少しだけ頑張りましょう…力を抜いてリラックスですよ………


さゆり そんな…まだ………んんっ……………はぁ~……


これまでと違って今度の器具は、違和感がなくて温かいと思った。


違和感がなさ過ぎて、なぜか不安に感じていた。

その不安の正体に気づいたとき、さゆりの不安は的中してしまった………。


24/09/01 17:39 (3idSMNN9)
20
投稿者: ミキ
この感じ………この感じって…………えっ?


さゆり 本当に器具なんですか?


男性医師 そうですよ…医療用の器具です


さゆり 違いますよね……んっ…


男性医師 先程のものより柔らかいシリコン製で、表皮に人口の皮膚が貼られた最新の物です。
電熱線が装備されてますから温もりがあって感覚がリアルだと、そうおっしゃる方は多いですね。


さゆり 絶対に……んっ……違いますよね…


男性医師 医療器具ですよ


さゆり 違う……あぁ……絶対……んっ……


男性医師 もし良かったら、ご覧になりますか?…
カーテンを開けても、よろしいでしょうか?


さゆり やめて下さい……んぁ……結構です……


男性医師 本当にいいんですか?良くできてるんですけどね……一般の方が見る機会なんて、ありませんよ?


さゆり 本当に結構です……あぁ…ふぅ~…あ〜ぁ…


男性医師 どうかなさいましたか?…なんだか苦しそうですよ?


さゆり 大丈夫です……あぁ…なんでもない…です…


男性医師 田畑さんは、なにか趣味をお持ちですか?

さゆり あっ……趣味……んっ……趣味は…旅行です…


男性医師 そうですか…旅行はどちらに?


さゆり はぁ…はぁ……国内です……あ〜……んっ…


男性医師 温泉なんか、いいですよね…


さゆり んっ…んっ…そうですね……


男性医師 以前北海道の知床の温泉に入ったことがあるんです、壮大な景色で……行かれたことは?


さゆり まだ…ないです………はぁ~あっ…はぁ~…



感じている状況を知られたくなくて懸命に返答をするさゆりだが、成功しているとは言い難い。
中の具合いはよく絡みついて、堪らなくいい。
マナー講師をしている彼女は椅子に座っていても、背筋がピンと伸びていた。
きっと佇まいも良いに違いない。
以前に聞いたことがあるが、姿勢を正すには胸を張ってお腹を凹ませ、肛門を締めるのだとか。
だとすると、きっとさゆりは美しい立ち姿なのだろう。
この手の女性はハイヒールを履く筈で、ぷりっとしたお尻が素晴らしい。
骨盤低筋と称される括約筋は、よく使われているはずだ。
膣も筋肉で出来ている。連動した筋肉が知らず知らずのうちに鍛えられて……だからこんなに絡みつくのか……下手なアスリートよりも、良いではないか。


男性医師はひとり分析と推察から導きだした事実に満足し、終始うしろで見守る順子の期待に応えるよう、さゆりをを翻弄していく。

まるで真綿でゆっくりと締め上げていくように、理性を無力化して快感に酔わせるのだ。
羞恥と快感は背中合わせ、まだまだこれからだ。

質問に対し、さゆりの返答が単純になってきた。


男性医師  田畑さんは、どこの温泉が良かったんですか?


さゆり どこ……どこって…はぁはぁ…分かんない…


男性医師  気持ちいい?

さゆり ………はぁはぁ……んはっ…はぁはぁはぁ…

男性医師  ねぇ……気持ちいい?

さゆり ………はぁはぁはぁ…んんっ…はぁはぁはぁはぁ…んっ…はぁはぁはぁ…んはっ…はぁはぁはぁ…

男性医師 気持ちいいんでしょ?……答えないならもう止めますよ?…いいんですか?…

さゆり はぁはぁはぁ…あぁ〜…あ〜ぁはん…はぁ…

男性医師 分かりました、答えないんですね?……もう検査を終えましょうか…

さゆり  待って……まだ…はぁはぁ…まだ……

男性医師 まだ……なんでしょう?

さゆり  最後まで…はぁはぁ…検査……あぁ〜……して下さい……

男性医師 気持ちよくないならこれ以上の検査を続けても、意味はありませんよ?

さゆり いい……いいの……はぁはぁはぁ…すごく……いい……の……だから……はぁはぁ……だから……

男性医師 いいって……どういう意味ですか?………はっきり仰っていただかないと分かりませんよ?

さゆり もう……はぁはぁ…だから…いいの……はぁはぁあは〜っ……いいの…はぁはぁ…気持ちいい……


にょりっ…にょりっ…にょりっ…にょりっ…にょりっ



男性医師 やっと本音をだしていただけましたね……もっとしたいですか?


さゆり やめて……あぁ~…止めて下さい……はぁはぁ……分ってるでしょ?…はぁはぁ……


男性医師 そんな態度でしたら、もうやめますね


さゆり いやぁ……やめないで…はぁはぁはぁはぁ……もっと…はぁはぁ…続けて…下さい…はぁはぁ


男性医師 仕方がないですね~……今回だけですよ?


ついに、さゆりが落ちた瞬間だった。


焦れったくて、優しくて、甘くて切ない快感を送り続けてきたゆったりしたロングストロークがいま、ギアが上がった。

言葉にならない快感に包まれていく。
不足していた甘さが心を潤していく。
視界に映る天井が、激しく揺れる。
久しぶり…違う…こんなに凄いのは初めて。
凄い…凄い…堪んない…もっと…もっと…もっと………


恥じらいもプライドもなく、さゆりは鳴いた。
妖しく色気に彩られた女の声が、いつしか狂った女のそれに変わっていく。
どんなに肩書を固めようと、人間の本質は変えられない。

本当はフォアグラよりも焼き鳥のレバーが好き。
高級イタリアンのパスタよりもラーメンが好き。
海外のワインはよりも、国産のビールが大好き。
どんなに澄ましていても本当はセックスが好き。


指を口元に運び歯を立てる。
歯型がつくほど歯を食い込ませ、その痛みに逃れようとも深い快感は途切れることがなかった。
身体のシステムの違う女には、男の射精のようにリミッターが存在しない。
さゆりは自分が本当に壊れると思った。

それでも男性医師は、腰を打ちつけることをやめなかった。

2人が交わる結合部には戦いの最中の証である、白濁した分泌液にまみれていた……。


24/09/01 20:51 (3idSMNN9)
21
投稿者: ミキ
男性医師  気持ちいいですか?


さゆり  あぁ〜いやぁ~…いいっ…あっあっ!


男性医師 いい子だね………さゆり…


自分よりも一回り歳上のさゆりを支配下に置いた彼は、目隠しのためのカーテンを開けた。


さゆり どうして……やめてっ!…いやぁ〜 


男性医師 会いたかったよ…さゆり…


腰を使いながら不敵な笑みを浮べ、羞恥と快感に溺れるさゆりを目でも犯す。
さすがに40を越えても美しい女は、美しい。
彼はさゆりが経産婦であることに気づいていた。
独りで生きる美しい女には、人には言えない過去がある。
人妻だったことがあるのか、未婚の母だったのか知る由もないが、木の強さを身に着けなければ生きてこれなかったのだろう。
そう思うと、愛おしさが湧いた。

後ろで様子を見ていた医院長、女医の順子はそっと近づいて、目隠しのカーテンを支柱ごと移動させてしまった。
キャスターの回転するカラカラという音が、2人から遠ざかっていく……。


男性医師 ここがいいんだろう?……さゆり


ペニスの先端が子宮口を突く……突く……突く……
膣口が締まり、眉間にシワを寄せたさゆりが白い喉を見せて仰け反った。


さゆり あぁ〜っすごいいっ!………いい〜っ!


むちゅっ!…むちゅっ!…むちゅっ!…むちゅっ!…


どこまでも卑猥な水音が、ペニスの後押しをする。


男性医師 あぁ〜さゆり……出していいかな?


さゆり  あぁ〜っ…あっあっあっあっあ〜っ…


男性医師  いいんだね?……出すよぉ?…中に出すぞお……あぁ〜だめだ…おぉ…出すよっ…出すぞっ……ふぅ~うぅん〜っ!!………


さゆりは白い濃霧に包まれて、下半身に温かい何かを感じた。

ドクンッ……ドクンッ………………ドクンッ………

幸福感の中でペニスが大きく脈打つように精液を吐き出す感覚を、さゆりは子宮で感じた。

身体にしつこく湿気がまとわりつくかのように、さゆりはなかなか引かない快感に包まれた。

胸の上に男性医師が覆い被さり、重さが心地よく感じる。
意識がだんだん明瞭になってくると、中に射精された絶望感はなぜか訪れなかった。

愛おしくて、彼の頭を撫でた。
医師が身を起こして、さゆりを見る。
今しがたまで感じ狂っていた女が、憂いのある美しさで見つめ返していた。
何年も前に愛した女と別れた悲しい出来事が、なぜかフラッシュバックする。
激しく困惑する中で、どこか瞳が似ていることに気づく。

雰囲気もタイプもまるで違うのに、かつての女と似た匂いがあるのかもしれない。
拒絶されるかもしれない、それでも唇を重ねた。

予想に反してさゆりは、舌の進入を許してくれた。
絡め合う舌と舌、鼻にかかったさゆりの声が次への活力になった。

キスを続けなからニットの中に手をいれる。
背中に手を回すと、そっと身体を浮かせてくれた。
柔らかい乳房を包みながら、唾液の交換が続く。

ニットを捲り、魅力的な白い乳房を愛撫する。
舌が乳首を弄ぶと、さゆりが指に彼の髪の毛を絡ませて色気のある吐息を漏らす。
何人もの女と交じってきたが、こんなにもいいと思う女は珍しかった。

抜かずにそのままだった分身が、力を取り戻したことを自覚した。
ゆっくりと輸送を再開させる。
鬼頭のむず痒さを無視した。
2度目のさゆりを味わうために………。


はぁ~ん……んん~っ……あっっっ……はぁ~〜……


何もかも、今はどうでもいい。
1人の女でいたい、ただの女、それでよかった。
熱く硬いペニスが気持ちのいい所を通過する。
気持ちのいい場所に当たる、何度も何回も。
彼を引き寄せて、広い背中に腕を回す。
包み込みたかった。

セックスの相性がこんなにも合う男性は、初めてだった。
できることならベッドで愛し合いたい、贅沢だろうか。
今は仕方がない、彼が欲しいと本気で思った。


突いて………もっと突いて………もっと…もっと………


分泌液で滑るペニスを抱きしめる膣壁に、力が込められた。
後退するペニスに追いすがり、腰が迎えに行く。
それに彼が応え、快感を引き連れてきた。


堪らない……気持ちいい……堪らない……離さない……


さゆりは、彼の肩を甘咬みした。


男性医師は早くも近づく射精感を、必死に押しのけた。
射精しても直ぐに復活させる自信はあるが、今この瞬間を味わいたかった。
さゆり……田畑さゆり……この女をもっと知りたい、そう思った。

にゅりっ…にゅりっ…にゅ〜り…にゅりっ…にゅ〜…り……

さゆりが締めてきた。

今は待ってくれ……まだ待ってくれ……まだだ……

絡みつく膣壁が凶器のような快感を操り、執拗に苦しめてくる。
複雑な凹凸、ざらついた領域、狭い領域、ゆとりを感じる場所でも絡みつきながら、いきなり締め上げてくる。
全てが脅威だった。
揺れる乳房を見つめ、さゆりの体臭に今は酔っていたかった。


いいっ……凄くいい……ねぇ…もう……だめかも…………
そんなに……あぁ……だめだから…ねぇ……ねぇっ!…


さゆりの身体がいきなり硬直した。

喉を絞るような声を上げて、身体をバウンドさせる。

愛おしい女がまた、意識だけ夢の国へと外出して行った。

まだ息が整わないさゆりの中を、駆け抜ける。
さゆりが美しさに見合わない、声を上げる。
閉じきらない目蓋から白目が覗く。
ペニスの付け根の更に奥から、何かが迫る予兆を感じざるを得なかった。


1度目に勝るとも劣らない幸せに包まれた。
長らく忘れていた快感に、2度も浸かった。
今この瞬間に快楽に身体を震わせる女性は、一体どのくらいいるのだろう………。
理論的な思考で思うのではなく、感覚でそう感じていた。

精神的な平均感覚を取り戻す前に、次の波が起こった。
予想外の快感に、身体がついて行けなくなった。
凄まじい快感を、身体が遮断しようと準備を開始する。
さゆりは自分が崩壊する恐怖に襲われた。

無慈悲な快感は、許容を越えて人格に浸食をしてきた。
物事の価値観も、何もかも、溶けてなくなっていく。
何がなんだか分からなくなった。


さゆりはオーガズムが続く、その最中にいた。
未開の地に立ち、肉体の姿は無くなり、意識だけの存在になっていた。

遠くで男性の呻く声がしたようだ。
気がついたら自分の顔を見下ろしていた。
さゆりは力なく半開きに口を開けて、下顎が痙攣するように動いていた。

私はどうなったの?…………


ぼやけていた視界がはっきりしてきた。
誰かは分からない男性が、心配そうにしている。
知らない男性……でも知っているような………
思い出した。
さゆりはベッドに寝かされ、身なりはきちんとしていた。
下着も身につけている……。
とてもリアルな夢を見ていたのだろうか………。
………………違う、と思った。


なぜなら、緊急避妊用ピルを渡されたのだから。

やっぱり夢じゃなかった。
あんなに凄かったのに、夢なら悲し過ぎる。
窓口で手続きをしなければならず、移動をすることになった。

あのどこか好きになれない女医の姿はない。
散々さゆりをいじめた男性医師は、こう言った。


男性医師 お疲れ様でした…よく頑張りましたね、異常は見られませんでしたからね。

また何かありましたらどんな些細なことでも構いません、ご予約の上、お越し下さい。

現代人はなにかとストレスが多いのか1ヶ月後には再来院なさる方が多いようです。
田畑さんもお気兼ねなく、おいで下さい。



白々しく意味深なことを差し込んで話していたが、目が合うと固く瞼を閉じた。
思いっ切りひっ叩かれるとでも思ったのだろう。
頬をひっ叩く代わりに、唇を重ねた。


男性医師 あっ…あの……本当は教えるのはいけないんですが……。
今のうちにご予約なさることをお勧めします、混み合いますので。

田畑さんは身体の変化は、その……生理の前と後ではどちらがお辛いですか?


医師らしく聞いているようでも、女ならおかしな言い方だと理解できる。
要するに生理の前後ではどちらがしたくなるか、そう言いたいのだろう。


さゆり 私は生理の一週間前から、かな……


男性医師 分かりました……それでは4週間後のこの日はいかがですか?


さゆり 念入りに観て下さい……



男性医師 では、お待ちしています



やり取りを済ませ、田畑さゆりという美熟女は帰って行った。

確実に来る約束を残して………。












24/09/02 01:05 (CZId7dpB)
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