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貸し出しの代償
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:貸し出しの代償
投稿者: 貴之

「他の男に抱かれて欲しい」

そう旦那に言われた時、私は泣き叫びました。
何を言っているのか理解できませんでした。
どんな気持ちで言っているのか、想像しようともしませんでした。

最初は旦那を罵りました。
その次に旦那を説得しようとしました。
何故なのかわからない、理由がわからない、意図も意味もわからないと言いました。
けれど旦那は、泣き叫ぶ私に土下座までして謝りながら言い続けました。

半年ほど経つと、私の心のほうが折れました。
もういい、もう無理、このまま離婚だ、、、そう思いながら、ヤケになったとゆうか自暴自棄になったとゆうか、、、
自分でもよく分からない気分で旦那の欲求を受け入れました。
分かったわ、抱かれてやる
知らない男に抱かれてやる
ふざけるな、何なの?
そんな気分でした。

旦那は泣きながら私を抱きしめました。
謝りながら感謝しました。
私は旦那の反応に戸惑いながら、けれどそのまま悪態をつきました。
言う通りに抱かれてくる、けれどそのまま離婚だからと罵りました。
けれど旦那は謝りながら感謝していました。
愛していると言われました。
その言葉が嘘ではないと感じる自分がいて、私はさらに戸惑いました。


 
2022/10/17 21:53:48(pxfy7BuP)
142
投稿者: 貴之

真由美が解放されたのは月曜の朝だった。
濃密で淫猥な3泊4日とゆう長い時間の後、ぽっかりと大きな穴が空いたような気分で歩いていく。
通勤する人達に逆行して歩き、人の溢れた向かいのホームをぼんやりと眺めて電車を待ち、ガラガラな電車に揺られて住宅街に向かった。

真由美は自宅であるマンションを目指していた。
けれど、それは帰りたいと思っていたからではない。
行くあてがなく、無意識に漠然と歩いているとそうなっただけだ。

普通の女は違うのだろうなと、真由美はぼんやりと考えていた。
『旦那』『家』『家族』
普通の女はこれらの暖かいはずの単語を思った時、こんなにも冷めた気持ちになったりはしないのだろう。

いや、私か・・・私が違ってしまったのか・・・
私が変わってしまったのか・・・
そう思うと自嘲の笑みが顔に浮かんだ。
自分で自分を軽蔑し、嘲り笑ってやりたくなった。
そんな気分でマンションを見上げ、見慣れたはずの我が家に違和感を感じながら、やはりそうなのだと確信する。
エレベーターに乗り玄関の鍵を開け、中に入っても同じだった。

私は変わった・・・変わり果てた・・・

戻れるなどとは微塵も思わなかった。
戻りたいと望む気持ちも湧かなかった。


22/10/31 10:16 (KCcjyeG4)
143
投稿者: 貴之

リビングの時計は、9時50分を指していた。
部屋には人が居ないときの特有の静かさがある。

静かに溜め息をついた真由美は、微かに家の匂いを感じた。
そういえばこんな香りだったと、たった数日しか経っていないのに懐かしく感じる。

ふと、真由美の目が姿見を見た。
そこにはリビングに立ちつくす女が写っている。
いつもはわざと野暮ったい、体のラインを隠す服ばかり着ているのに、今の姿はまるでホステスだ。
乳房の膨らみが見えるほど胸元の大きく開いたブラウスに、黒いブラが透けている。
スカートのスリット腰まで切れ上がり、男を誘っているようにしか見えない。

ホームに並んだスーツ姿の男達は、私を仕事帰りだと思ったかもしれない。
鏡に写る自分を見ながら、真由美は そんな風にぼんやりと思った。
見てわかるほど安っぽい生地に、場末の安いスナックでも連想しただろうか・・・
尻を撫でる酔っ払った中年男に微笑み、胸を触ろうとする男に笑うような、安い女だと思っただろうか・・・
そんな事を考えている真由美の顔には、また自嘲の笑みが浮かんでいた。



22/10/31 11:05 (KCcjyeG4)
144
投稿者: 貴之

   なんてはしたない女だろう・・・

   品位のない服を着せられ、自分に絶望しながらも体を疼かせてる・・・

真由美は心の中で呟きながら、鏡に映る女を睨んだ。
女の本性を思えば思うほど、嫌悪感と怒りが込み上げてくる。
こんな女など破滅してしまえば良い・・・・本気でそう思っていた。



22/10/31 17:56 (KCcjyeG4)
145
投稿者: 貴之

【旦那】

帰宅したのは10時を少し過ぎていた。
鍵を開けて家に入る。
靴を脱ぎながら片足ずつ廊下に足を伸ばし、そこで初めてリビングに灯りがともっているのに気づいた。

   まさか・・・そんな・・・

   いや、けど・・・

俺は足速に廊下を進んだ。
乱暴に扉を開いて中に入る。

「・・・ただいま」
俺は固まり、何秒もかけてようやく声を喉から絞り出した。
妻はテーブルの椅子に座り、視線を携帯から上げずに「おかえり」と答えた。

無言のまま椅子に座り、テーブルに並ぶ夕食を食べた。
心には言葉が溢れていたが、どれも声にはできなかった。

   赤い口紅なんて珍しいね・・・
   や、似合うよ・・・いいと思う・・・けど・・・

   その服・・・どうしたんだ?・・・その・・・その、少し・・・下着が透けて・・・
   ・・・それに、スカートも・・・その・・・

   ・・・週末はどうしてた?
   少し・・・や、すごく・・・心配してたんだ・・・

俺は無言で食事を済ませ、何も言わずに風呂に向かった。
妻の携帯の、メッセージの着信音と送信音に責められているような気分のまま、今にも泣き出してしまいそうなほど後悔しながら痛いくらいに勃起していた。


22/10/31 18:28 (KCcjyeG4)
146
投稿者: (無名)
矛盾点があるような…
スレ116の終わりに水曜の事が少しありますね、まだ真由美が帰ってきてないような事が…
で今回は月曜日で真由美が商売女の服装で家に居る?

22/10/31 20:34 (TghP018X)
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