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大和さんとの夏の寝取られプレイ、吉田社長による半ばレイプの枕営業を経て、2年が経過した。
あれ以来、私は妻Yの寝取られプレイはしていない。 妻の精神的な問題は今のところ、見られない。 しかし、今も定期的に日下部という女性医師の診察は受けにいっている。 妻も、四十路が間近に迫ったが、子供達の育児に追われていて、忙しい毎日を過ごしている。 Y「ねぇ、パパ。やっぱり、パート改めて始めることにするよ。一郎の塾代とか、かさんできたし。」 ある日、仕事から帰り夕食を出しながら、妻から切り出されたのは、パートの相談だった。 私は、一瞬、大和さんのところかな、という考えが頭をよぎった。 私「ん?あぁ、そうだなぁ…。やっぱり、家計苦しいの?」 Y「まぁ、何とか生活は出来るけど、貯金が出来ない状況かな。」 私「そっかぁ。会社からはそれなりに貰えてるけど。こればかりは仕方ないよなぁ。以前働いてた介護施設?」 Y「大和さんのところ?……いや~……それはちょっと……ないかなぁ。」 妻は一瞬言葉に詰まっていたが、大和さんのところで働くことは否定した。 Yにとって、大和さんとYとのことについては、私は知らないことになっている。 Y「まぁ、近くのスーパーとかコンビニがいいかなぁ、と思ってる。」 私「分かった、まぁ、どこで働くかは、任せるよ。」 Y「うん。よろしく。」 私「それより、今夜は…」 Y「今日はエッチはなし。一昨日したから。」 私「あ、はい。」 妻の性欲も、一時に比べると大きく下がっていた。 いや、下がっていた、というよりも以前のように戻った、が表現としては適切かもしれない。 セックスの頻度も週に一回あるかないかの頻度に落ちていた。 医者からも、過度なセックスは控えるように言われていたので、自然と回数が落ちてしまったのだ。 妻も自分からセックスに誘うことはせず、吉田社長の事件直後は、オナニーで自分の性欲を紛らわせていたようだが、それも今では数ヶ月に一回するかしないか、位に落ち着きを取り戻したようだった。 そう考えると、今の位が丁度いいのかもしれない。 Y「何か適当な仕事ないかなぁ。」 新聞の折り込み求人を床に座って見ながら、妻は真剣にパート探しをしていた。 妻の背中を見て、私は、三年前に初めて大和さんに見せた妻の新たな一面を想像しながら、下半身が熱くなるのを抑えていた。
2020/12/08 20:51:33(YGriqwWN)
カラオケに来るのは、大学2年の冬に合コンで行った以来だった。
Y「私もカラオケは結婚してから、あまり来ることなくなったなぁ。子供が幼稚園入ってから、ママ友とかと、たまーに来たりしてるけど。こうやって男の人とカラオケ来るのはまだ仕事してた時に職場の飲み会とかで行って以来だから、15年振りくらいかも(笑)」 羽山「旦那さんとは?」 Y「主人とわざわざカラオケなんか行かない(笑)あ、羽山君は何飲む?」 羽山「ウーロン茶で。」 Y「私もウーロン茶かな。」 そう言いながら、Yさんは、内線電話を取って、パーティーセットとウーロン茶を注文した。 しばらくしてから、サンドイッチやポテト等が盛り付けられた大皿とウーロン茶が届いた。 Y「ホントならお酒とか飲みたいけど、お互い運転するからね。とりあえず、お疲れ様でしたアンドまだ頑張って下さい。」 羽山「ありがとうございます。」 Y「さて、何歌おうかなぁ。」 Yさんはウーロン茶やサンドイッチを食べながら、タブレットで歌を検索しはじめた。 最初にYさんが歌ったのは、ダンスボーカルユニットの曲だった。 いかにも女子的な感じでまるで年齢を感じさせない。 歌い終わって、僕がちょっとびっくりしていると、Yさんが笑いながら言う。 Y「今、おばさんが歌う曲じゃないって思ってるでしょ(笑)いくら、40だからって、演歌とか聞かないからね(笑)」 羽山「いや、そんなこと思ってませんよ!ただ、歌ってる時の印象がまた違う雰囲気なんだなぁ、と思って。」 Y「やっぱり、バカにしてる(笑)」 羽山「違いますって(笑)」 Y「はい、次、羽山君。」 タブレットを渡され、僕に歌うように促すYさん。 格好悪いところは見せられないから、最初は自信のある歌を入れた。 画面に曲名が表示された。 Y「あ、これ知ってるよ。消防官のアニメの歌だ。」 羽山「あ。知ってますか。僕そのアニメ見てました。」 Y「うちも子供が好きで見てた(笑)」 とりあえず、掴みは大丈夫そうだった。
20/12/13 22:52
(u9kDG1Yf)
カラオケに入り、一時間半くらい経過した。
僕達は、お昼代わりのパーティーセットを食べながら、交互にカラオケを歌った。 歌っているYさんを見ながら僕は、このまま自分の思いを隠し続けるのは、もう辞めよう、と思い、Yさんに一つの提案をした。 羽山「Yさん、点数対決しませんか?」 僕は合コンでもやったことのある、カラオケの点数勝負を挑むことにした。 Y「えー。自信ないなぁ。」 羽山「僕も自信あるわけじゃないですよ。負けた方が勝った方の言うこと一つ聞く、ってルールです。」 Y「ありがちなルールすぎ(笑)王様ゲームと同じじゃん(笑)」 羽山「そうですね(笑)でも、せっかくカラオケ来たなら、一つくらいゲームしてみてもいいかな、って。」 Y「う~ん……因みに、どんなお願いがあるの?」 羽山「それは、お互い勝ってから考える、で。」 Y「変なお願いとかなしね?」 羽山「変なお願いって、どんなのです?」 Y「服脱げ、とか。昔、そういう変なこと言ってくるやついてさー(笑)」 羽山「そんなお願いしませんよ!(笑)一応、公共の場ですから(笑)」 Y「まぁ、ここ古い店だから、一応監視カメラはないけどさ(笑)でも、そういう変なお願いなしなら、いいよ。」 羽山「じゃあ、先攻、後攻をじゃんけんで決めましょうか。」 僕はリモコンを取り、採点モードをオンにした。 羽山・Y「ジャンケンポン!」 僕の勝ちだった。 羽山「後攻で!(笑)」 Y「えー、普通言い出しっぺからでしょー(笑)」 そう言いながら、Yさんは、タブレットを手に取り選曲を始めた。
20/12/14 11:08
(gL2GfbyR)
Yさんは、秋葉原のアイドルグループの歌を歌った。
力強い歌声で、今まで以上に本気を出して歌っていることが見ていて分かる。 Y「…心に素直になれっ」 最後のフレーズを歌い終えると、マイクを机に置いて大きく息をつきながら Y「あーっ、苦しかった!おばさんになると肺活量が落ちちゃって、厳しい~。」 羽山「いや、全然うまかったですよ。僕、負けるかな…。」 大型モニターに点数が表示される。 93.874点 Y「あー。1番いい時、95点代出したことあるけど、ダメだったかぁ。」 羽山「いやいや、でも90点代出してすごいですね。」 Y「んー。一応自信ある曲だからね(笑)さ、次羽山君の番ね。」 僕はYさんから、タブレットを受け取り、曲を検索する。 歌う曲は決めていた。 世界の終末という男女のバンドが歌う、火と木の祭典、という歌だった。 僕は、この歌の歌詞に乗せて、僕自身の気持ちをYさんに伝えたかった。 このバンドには、ピエロが一人いる。 僕も、Yさんに、心が踊らされたピエロだった。 でも、ここまで来たなら、もうピエロになりきろう。 結果は多分無理だと分かっていても、自分の思いを聞いてもらわない限り、前には進めない。 そう思い、僕はマイクを手にして、前奏が終わるのに合わせて歌い始めた。
20/12/14 12:19
(gL2GfbyR)
投稿者:
(無名)
この後ど~なるか楽しみです
20/12/14 12:25
(BRDEe0PM)
僕が歌っている最中、Yさんは、ずっとモニターを見ていた。
正直、歌唱力には自信があった。 僕は比較的声も高いトーンを出すことが出来たし、前に付き合っていた彼女の美希も僕のカラオケを聞いた後に、僕を意識するようになった、と言っていた。 だから、僕は今、自分自身の思いも込めて全力で歌った。 全て歌い終えて、マイクを置く。 Yさんは、黙ったままモニターを見つめていた。 その表情を僕からうかがうことは出来なかった。 採点の明るいBGMが室内に響く。 『出てくれ!』 僕は大学受験の合格発表会で自分の受験番号を探すような思いでモニターを見ていた。 まだか、まだか。 そんなに時間はかからないはずなのに、点数が表示されるまでの時間が長く思えた。 パーンッ! シンバルの音と共に点数が表示された。 97.211点 僕の勝ちだった。 すごーい!!本人が歌ってるみたいっ!! モニターの音声が僕の歌を称賛した。 僕もYさんも、黙って画面を見つめていた。 しばしの沈黙の時間が流れる。 部屋には採点モードのBGMがただ流れていた。 ふとYさんが、こちらに向き直り、小さく拍手しながら口を開いた。 Y「すごいね。本人が歌ってるみたい、だって(笑)」 羽山「ありがとうございます。」 Y「いやー。完敗だなぁ。すごい、すごい。」 羽山「じゃあ、僕のお願い言っていいですか?」 Y「ん?仕方ないなぁ、約束だもんね。何?言ってみて。」 羽山「じゃあ、キスしていいですか?」 Y「……え?」 僕は、今の勢いのまま、勇気を出して言った。 Y「ちょっと……冗談やめてよ(笑)ないない(笑)それはダメでしょ(笑)」 Yさんは、困惑した様子で答える。 羽山「ダメ……ですか…。」 Y「だって……私は羽山君からしたら、20近く年齢違うおばさんだし、私結婚して子供いるから(笑)」 羽山「分かってて、言ってますけど。」 Y「今は気落ちしてるだけだから、ね?他のお願いにして。」 羽山「いや、ずっと前からですよ。採用試験落ちる前から、この気持ちは。」 Y「えぇ?……困ったな……どうしよ…。」 Yさんは、机に置いてあった自分のスマホを手に取り、画面を見ながら縦横に無造作にフリップを始めた。 羽山「金融を受けたのだって、最初はYさんへの興味からだったんです。」 Yさんは、適当にスクロールされていく画面をただ眺めていた。 羽山「だから、僕、本気でY銀行も受けました。ホントは受かりたかった………ダメでしたけど。」 Yさんは何も言わなくなった。 僕は、スマホの画面をフリップするYさんをただ見ていた。 Y「う~ん……。それ本気で言ってるの?」 羽山「本気です。」 Y「…………分かった。」 Yさんは、スマホを机に置いて、左手の薬指にはめられた指輪を外し、立ち上がった。
20/12/14 13:03
(gL2GfbyR)
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