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妻Yの事情
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:妻Yの事情
投稿者: クリケット
大和さんとの夏の寝取られプレイ、吉田社長による半ばレイプの枕営業を経て、2年が経過した。

あれ以来、私は妻Yの寝取られプレイはしていない。

妻の精神的な問題は今のところ、見られない。

しかし、今も定期的に日下部という女性医師の診察は受けにいっている。

妻も、四十路が間近に迫ったが、子供達の育児に追われていて、忙しい毎日を過ごしている。

Y「ねぇ、パパ。やっぱり、パート改めて始めることにするよ。一郎の塾代とか、かさんできたし。」

ある日、仕事から帰り夕食を出しながら、妻から切り出されたのは、パートの相談だった。

私は、一瞬、大和さんのところかな、という考えが頭をよぎった。

私「ん?あぁ、そうだなぁ…。やっぱり、家計苦しいの?」

Y「まぁ、何とか生活は出来るけど、貯金が出来ない状況かな。」

私「そっかぁ。会社からはそれなりに貰えてるけど。こればかりは仕方ないよなぁ。以前働いてた介護施設?」

Y「大和さんのところ?……いや~……それはちょっと……ないかなぁ。」

妻は一瞬言葉に詰まっていたが、大和さんのところで働くことは否定した。

Yにとって、大和さんとYとのことについては、私は知らないことになっている。

Y「まぁ、近くのスーパーとかコンビニがいいかなぁ、と思ってる。」

私「分かった、まぁ、どこで働くかは、任せるよ。」

Y「うん。よろしく。」

私「それより、今夜は…」

Y「今日はエッチはなし。一昨日したから。」

私「あ、はい。」

妻の性欲も、一時に比べると大きく下がっていた。

いや、下がっていた、というよりも以前のように戻った、が表現としては適切かもしれない。

セックスの頻度も週に一回あるかないかの頻度に落ちていた。

医者からも、過度なセックスは控えるように言われていたので、自然と回数が落ちてしまったのだ。

妻も自分からセックスに誘うことはせず、吉田社長の事件直後は、オナニーで自分の性欲を紛らわせていたようだが、それも今では数ヶ月に一回するかしないか、位に落ち着きを取り戻したようだった。

そう考えると、今の位が丁度いいのかもしれない。

Y「何か適当な仕事ないかなぁ。」

新聞の折り込み求人を床に座って見ながら、妻は真剣にパート探しをしていた。

妻の背中を見て、私は、三年前に初めて大和さんに見せた妻の新たな一面を想像しながら、下半身が熱くなるのを抑えていた。
 
2020/12/08 20:51:33(YGriqwWN)
32
投稿者: (無名)
いつもながらワクワクですね。
20/12/12 13:54 (QyheC2Sj)
33
投稿者: クリケット ◆/HPq4mSsdY
それからというもの、僕は月に一度のペースでYさんとお昼を食べにいくようになった。

行く店は僕が決めたり、Yさんが決めたり。

ただ、支払いは何だかんだ押しきられて、毎回僕にさせてもらえなかった。

新年を迎え、成人式の連休明けに、僕はYさんと隣町にある神社に遅い初詣に行った。

平日の昼間ということもあり、神社に参拝している人はいなかった。

Y「あーあ。私も、もうすぐ40歳かぁ。」

ベージュのトレンチコートを着たYさんがふと呟いた。

羽山「あ、誕生日近いんですか?」

Y「そ。もう嬉しくないけどね。羽山君も、歳取ってくると分かるよ(笑)」

仕事の時は、羽山さん、と敬語で話してくれていたが、プライベートでは完全にくだけた話し方をしてくれていた。

羽山「まぁ、年を重ねるうちに誕生日なんて、どうでもよくなりますよね。」

僕は社務所に行き、お守りを一つ買って、Yさんに渡した。

羽山「はい。誕生日プレゼントです。」

Y「え?ありがとう(笑)」

Yさんも、社務所に入りお守りを買って僕に渡してきた。

Y「じゃあ、羽山君の就職がうまくいくように。」

そう言って、Yさんは祈願成就のお守りを僕にくれた。

羽山「ありがとうございます。」

Y「ご利益あるといいね(笑)」

羽山「Yさんは、何社くらい受けました?」

Y「え~と……4社?かな。」

羽山「ちなみに、大学の学部はどこだったんです?」

Y「心理学部。」

羽山「心理学部ですかぁ。てっきり経済学部とかだと思いました。」

Y「私も銀行に就職するなんて、考えもしなかったからねぇ(笑)経済学の講義受けてたけど、主人にテストの回答とか考えてもらってたし(笑)」

羽山「旦那さん、すごいですね。」

Y「いや、すごくないわよ(笑)ただ、高校の社会も、日本史とか世界史より、政治経済とか現代社会が得意だったみたい。」

羽山「僕は、地理と日本史でした。」

Y「私、社会が嫌いだったからな(笑)全然頭入らなくて。」

羽山「そうなんですか。僕は嫌いではなかったかなぁ。」

Y「やっぱり、個人個人向き不向きはあるよね。」

僕達は、Yさんの車に乗り込んだ。

Y「さーて、お昼も食べたし、帰りましょうか。」

羽山「はい。」

ホントはこのまま、どこかに出掛けたい。

だけど、僕にはそれを言う勇気はなかった。
20/12/12 14:51 (hgcjAQpS)
34
投稿者: クリケット ◆/HPq4mSsdY
春が迫り、本格的な就職活動が始まった。

僕は、本命の会社があったが、それはもう少し先だったので、とりあえず練習も兼ねて、中小企業数社にエントリーシートを送った。

そして、10数社くらい書類選考に通り、本格的な面接が始まる。

面接試験が始まると、昼間のバイトには出られなくなってしまうのが難点だった。

ただし、大学は三年までに卒業に必要な単位は全て取り終わっていたので、受講する講義は自分が個人的に興味のある語学等、別に落としてもいいものだったが、Yさんがいない日にバイトに入る気にもなれなかった。

就職活動は真面目に取り組んだ。

とにかく、自分の力で生活出来る力が欲しかった。

そうでなければ、僕が何を言ったところで、説得力も何もないからだ。

しかし、真剣に取り組むものの、結果は中々伴わなかった。

羽山「はぁぁぁ……」

僕は、Yさんとお昼を食べながらタメ息をついてしまった。

Y「元気出しなよ(笑)まだ、終わった訳じゃないんだから。」

羽山「いや、そうなんですけど、やっぱり全部落ちはこたえますよー(泣)」

Y「でも、まだ本命のところじゃないんでしょ?」

羽山「そうですけど…。」

Y「ちなみに、本命はどこなの?」

羽山「それは秘密です。」

Y「えー?そこ秘密にする?(笑)」

羽山「秘密なんです。」

Y「そっか。でも、諦めちゃダメよ。諦めたら、そこで試合終了だよ。って、古いから分かんないか(笑)」

羽山「知ってますよー。安西先生。」

Y「あ、知ってた(笑)よかった。知らなかったらジェネレーションギャップにうちひしがれてた(笑)」

羽山「いやー。あの漫画は今の若い人も読んだことある人多いですよ。」

Y「名作だもんね(笑)」

羽山「Yさんは、あの漫画で1番好きなシーンとか…」

なんだかんだで、Yさんと話しているうちに、Yさんのペースになり、元気を取り戻してきていた。

また明日からの就職活動も頑張れそうだ。

20/12/12 19:38 (hgcjAQpS)
35
投稿者: (無名)
クリケットさんいつもながらなかなかセックスしません。
興奮しますよ。
20/12/12 20:44 (Eaz35D0P)
36
投稿者: クリケット ◆/HPq4mSsdY
Yさんの励ましもあって、僕は中規模の住宅メーカーとインテリアメーカーからの内定を貰った。

だが、本番はこれからだ。

Yさんには秘密にしていたが、僕はYさんの働いていたという、地元の地銀であるT銀行が本命だった。

そして、明日は一次面接の日。

決して厚待遇ではないかもしれないが、僕にとって、Yさんが銀行で働いていた、ということが、金融に興味を持ったきっかけだ。

正直、去年の今頃なんて、希望する職種なんてなかった。

バイクが好きだから、どっかのバイクメーカーを受けようかな、くらいは考えていたが、でも、本気で取り組んでみたい仕事とは思っていなかった。

でも、Yさんのことが気になりだしてから、銀行という仕事について調べているうちに、本気でやってみたい仕事と思えるくらいになった。

でも、Yさんにそれを言える訳もないから、Yさんに本命の企業を聞かれても秘密にしていた。

受かった時に、その思いを打ち明けようと思っていた。

僕は夜だったが、YさんにLINEを入れた。

羽山【明日は本命企業の一次面接です。頑張ってきます!】

いつも、夜はYさんから返信が来ることはなかったが、今日はすぐに返信が来た。

Y【そうなんだ!後悔しないように、自分を信じてやればきっと伝わると思う。頑張って!!】

その返信は、僕にとって何より力強いメッセージだった。

僕は初詣の時にYさんから貰ったお守りをスーツの上着の内ポケットにしまい、眠りについた。
20/12/12 23:05 (hgcjAQpS)
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