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妻Yの枕営業
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:妻Yの枕営業
投稿者: クリケット ◆/HPq4mSsdY
これは、妻が大和さんと過ごした1週間の夏が終わり、1年が過ぎた物語である。

季節は夏の暑さが過ぎて、秋の過ごしやすい陽気になっていた。

妻「ねぇ、パパ。土曜日の幼稚園の運動会は来れるの?」

残業を終えて帰宅した妻は食卓に夕飯を出しながら私に聞いた。

私「あー。そういえば土曜日だったな。うん。大丈夫。行けると思うよ。」

妻「そっか。お弁当は何がいいかなぁ。」

私「俺はおにぎりと卵焼きがあればなんでもいいよ。」

妻「三郎が唐揚げばっかり食べるからなぁ。うーん。鶏肉どれくらい買おう。」

私「そうだなぁ。あまり作りすぎても仕方ないから なぁ…。」

そんな夫婦の会話をしながら、私は妻の出した夕飯を食べ始める。

私「しっかし、土曜日は何とか休みが取れても、日曜日は仕事だろうな。」

妻「そうなんだ。最近土日の連休あまりないよね。」

私「仕方ないよ。今大きなプロジェクト任せられてるからなぁ。」

妻「そうなんだ。あまり無理しないようにね。」

今、私は去年から取引を始めたイベント会社から新たな社内システムの構築の仕事を請け負っていた。

久々の大型案件の受注で部長や課長からも、今後の取引継続のために、何としてもクライアントを満足させる仕上がりにするように、との厳命を受けていた。

しかし、私のチームだけでは正直人手が足りず、同期の藤田のチームからも、何人か応援を貰っていたが、それでも時間にあまり猶予はなかった。

私「ま、なんとかなるだろ。」

そう呟いて、私は妻の出したミートソーススパゲッティを口に運んだ。
 
2020/01/11 16:45:18(TSnRjRsG)
237
投稿者: (無名)
面白くなってきました。続き読みたいです。
20/02/05 17:54 (CWDv.mvT)
238
投稿者: クリケット ◆/HPq4mSsdY
吉田「これは、一体どういうことだ!私が何故損害賠償を請求される!」

吉田社長が山本部長に書類を投げ返してきた。

私が書類に目を通す。

『損害賠償請求通知書』

とタイトルが書かれており、金額欄に目を通すと

6億7200万円

と書かれていた。

宛名は、吉田社長個人宛だ。

吉田「馬鹿も休み休み言いたまえ!」

部長「お書類によく目を通していただきたい。」

吉田「目を通す価値もない!」

部長「そうですか。しかし、弊社も黙って見ていたわけではありませんよ?弊社が下請けに受注したJ社。この会社は随分とタイミングよくいなくなったなぁ、と思っていました。」

吉田「それが、なんだ!うちには関係ないことだ!」

部長「関係ない?おかしいですねぇ。うちの法務部が、J社の調査をずっと続けていました。すると、どうでしょう。貴方の個人口座におかしな振り込みがありました。うちがJ社に前金で支払った6250万円。しかも、J社にうちが前金を支払った当日に。」

吉田「何故それをっ!!」

吉田社長はハッとした顔で高橋さんの顔を見た。

高橋さんは、冷静な顔をしていた。

吉田「高橋っ!!貴様っっ!!」

部長「うちは最期のピースを慎重に集めていました。すると、匿名の方が調査に協力を申し出てくれましてね。それで昨日のうちに全ての書類が出揃いましたよ。」

高橋さんは、立ち上がり、社内の電話を取った。

高橋「専務、お願いします。」

暫くすると、I社の重役らしき人達7人がぞろぞろと社長応接室へと入ってきた。

吉田「なんだ、貴様ら。」

すると、1番年上であろう重役らしき男が前に出る。

男「専務の砂川といいます。この度は弊社の新システムの件で大変なご迷惑をかけました。御社には、契約通りの金額と更に弊社からの慰謝料を上乗せしてお支払いをさせていただきます。」

吉田「砂川!貴様が決めることではないっ!」

部長「いえ。慰謝料はいりません。代わりに吉田社長へ請求致しますので。」

砂川「ありがとうございます。吉田社長、これから緊急取締役会を開きます。社外取締役の三人も間もなく到着します。議題は、吉田社長の解任動議です。既にここにいる7人全員が緊急取締役会の開催に同意しておりますので、ご準備を。」

砂川専務は、部長の前に置かれた書類をまとめ、他の役員と思われる人達と共に部屋を出ていった。

吉田「くそっ!高橋っ!!恩知らずめ!貴様は絶対に許さん!!」

高橋「えぇ。私達は決して許されません。人として、絶対に。」

部長「あぁ。吉田社長、この件については、警察に刑事告訴の準備を弊社の顧問弁護士がしております。結果はどうなるか分かりませんが、心しておいて下さい。それでは、失礼致します。行くぞ。」

部長の声と共に、私と課長と法務担当者は社長応接室を出る。

応接室からは吉田社長の悲鳴が外まで響き渡ってきた。
20/02/05 18:15 (bBH4xoH4)
239
投稿者: クリケット ◆/HPq4mSsdY
会社に戻ると、私は部長と共に社長室へ通された。

部長「社長、I社は契約通りの金額を支払うと申し出てきました。」

社長「そうか……」

そう言うと、社長は立ち上がり、私に頭を下げた。

社長「今回の一件、本当に君達にすまないことをした。」

私「えっ………と。」

私は社長や部長が何のことを言おうとしているのか予想はついていたが、知らないフリを突き通した。

社長「今回の一件、弁護士を頼むならば、全てうちが負担しよう。」

私「はぁ………何のことだか、分かりませんが。」

部長は突如土下座する。

部長「すまない!高橋君から、この1ヶ月のことを聞かされたっ!私は吉田という人間の悪い噂を知っていたにも関わらず、それに気付いてやれなかったっ!」

私「ちょ、ちょっとお待ち下さい!お願いですから!」

社長「全ては私の責任だ。」

相変わらず社長は頭を下げ続けている。

私「いや。もう、本当に頭を上げて下さい。それから、これは、社内で誰か知っているのですか?」

社長「私と山本部長だけだ。」

私「ならば、お願いですから、私達夫婦のことは、そっとしておいて下さい。妻も、今全力で戦っていますから。家族や、私の同僚達のために倒れてしまうくらいにっ!!今、私達に必要なのは時間です。今の妻は、これ以上今回の件に触れたら壊れてしまうくらいになっているんです。だから、お願いですから、何も構わないで下さいっ!」

私は泣いていた。

どうして妻は……

こうなる結果だったなら、何のために……

今更時間は元には戻らない

あの女性医師が言った言葉が胸に突き刺さる。

社長「本当にすまない……治療費については心配しないでくれ。プライバシー保護のため、保険適用なしで治療を受けられるように私のところに請求がくるよう、病院に話しておく。」

私「そうですか……ありがとうございます。金曜日のシステム導入までは責任を持って仕事させていただきます。それが妻が望んでいたことですから。ただ、来社からは、暫くお休みを下さい。家族のために時間を使いたいんです。」

社長「分かった。それも、きっちり面倒を見よう。」

私「ありがとうございます。」

私は頭を下げて、社長室を後にした。
20/02/05 18:38 (bBH4xoH4)
240
投稿者: (無名)
高橋さん頑張りましたねー。この会社は、変わって行きますねー。けどこれら、Yさんがどーなるかですね。普通に家族生活できるのでしょうか?続き楽しみです。
20/02/05 18:52 (zoFmCTSD)
241
投稿者: たろ
Yさんはどうなるのでしょうか?
辛い経験をしてしまい、やるせないです。
クリケットさんの作品は素晴らしいと思います。
今回もハッピーエンドになって欲しいと思いながら読ませていただいています。
クライマックスが近づいてきてますね。
よろしくお願いします。
20/02/05 19:15 (2CM.3q/o)
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