新たな展開！
とても楽しみです！

私は、主寝室のベッドから起き上がり、パジャマを手にとった。

私の隣で妻は生まれたままの姿で寝息をたてている。

妻は大和さんに寝取られて以来、私との夜の生活は週に二回から、多い時は三回くらいの頻度になった。

半月に１度くらいだった以前の妻に比べれば、雲泥の差だ。

妻は、私とセックスをしない日は、家族のいない時間を見計らって、一人自分を慰めるようにもなっていて、通販でピンクローターを密かに取り寄せて使用するようにもなっていた。

私は知らないふりをしているが、ローターは下着をしまっている収納ケースの中に、ばれないようにしまっていた。

オナニーにしろ、セックスにしろ、この１年の間に妻は、たがが外れるようになり、そうなると妻は女の快感を貪欲に求める雌のようになる。

今日の妻はそんな日だったようで、昼間に二回オナニーをしていたにも関わらず、私を求めてきた。

妻の中は、私が入った瞬間にまとわりつくように締め付けてきて、こんな時の妻を相手にして、ある程度の時間逝かずに耐えるのは至難の技だった。

大和さんならば、妻を何度も絶頂に導けるのだろうが私には一回妻を逝かせるのが精一杯だ。

私はパジャマを着て、タオルと妻の濡れたショーツを手にして一階の降りた。

普段寝る時は、一階の和室で家族全員で寝ているが、セックスをする時だけは、二階の主寝室でするのが私達夫婦の暗黙のルールだった。

そんな妻でも、翌日の起床時間にはキッチリ起きて主婦の顔に戻るのだから、そのギャップの違いには驚かされるばかりだ。

そう思いながら、私はタオルとショーツを洗濯機へ放り込み、和室の布団へと入った。

土曜日になり、二男と三男の運動会の日になった。

妻「一郎！早く着替えちゃってよ！」

朝から弁当の準備等に忙しく動き回る妻の怒声が家に響き渡る。

妻「パパ！ビデオとか準備大丈夫なの！？」

私「うん、大丈夫じゃないかな。」

妻「じゃあ、三郎体操服に着替えさせちゃって！」

私「分かったよ。朝から怒鳴るなよ。」

妻「あと30分したら家出なきゃいけないんだから！」

私「分かった、分かった。」

そう言いながら、私は三男を体操服に着替えさせて、ビデオを鞄にしまった。

幼稚園の運動会での父親の仕事は、子供の競技をカメラに納めることだ。

妻も弁当の準備を終えて、化粧を手早く済ませ、全員で車に乗った。

幼稚園に着いて、二男が引いてきたくじに書かれた番号の指定された場所にレジャーシートを広げた。

妻「今年はいい場所引けたね。」

私「そうだな。ただ、やっぱり滑り台の上からの方が良い画は取れるなぁ。」

ビデオ撮影席は別に設けられており、競技毎に最前列が自主的に入れ替わる形で子供達を撮影していく。

私はレジャーシートを敷いて、すぐに滑り台に登り、開会式から最前列で撮影をした。

開会式が終わると、すぐに二男の障害物競走が始まった。

二男は障害物競争で見事一位を取り、私は意気揚々と後列で待っていた他の父親に場所を譲る。

後列に移ると、見たことのある顔を発見した。

私「あれ？高橋さんじゃないですか！」

高橋「あ、Kさん。こんなところで会うなんて！」

この高橋という男性は、私が現在手掛けているプロジェクトのイベント会社で経理をシステム部門をしている人だった。

当然のことながら、仕事で何度も顔を合わせており、同じ市内に住んでいることが分かってからは、会話が特に弾むようになっていた。

私「いやー、まさか子供が同じ幼稚園だったなんて、奇遇にも程がありますね。」

高橋「ですよね(笑)普段は母親しか幼稚園に来ないから、あまり意識してなかったですけど(笑)うちの一番上の娘が今年から通い出したんですよ。」

私「そうなんですか！じゃあ、私の一番下の息子と同い年かな？一番下の息子は3歳児保育から通い出したんで、年少で早くも留年ですよ(笑)」

高橋「そうなんですか！いやー、世間は狭いですねぇ！」

私「ですね(笑)こんなことがあるなんてビックリです。」

そこから午前中は高橋さんと共に競技のビデオを撮りながら、談笑をして昼食の時間になった。

二男の教室で昼食を食べながら、私は妻に父親に知り合いがいたことを話した。

私「いやー、午前中に、取引先の人に会ってさ。娘さんが今年から通い出したみたいだよ。だから、三郎のお友達かな？」

妻「へぇ～。なんていう子のお父さん？」

私「高橋まりんちゃん、っていう子のお父さん。」

妻「あ、知ってる知ってる。まりんちゃんのママと何回か話したことあるよ！」

私「そうなんだぁ。世の中狭いなぁ。」

そう話ながら家族で昼食を取り、午後の競技に入った。

午後も私は高橋さんと共にビデオを撮りながら、他愛ない会話をしながら、運動会は全ての競技が終わった。

私は高橋さんと共に私達家族の席に戻った。

妻はレジャーシートを片付けていたが、私の声が近付くと立ち上がってこちらを振り返った。

私「高橋さん、私の妻です。」

妻「あ、いつも主人がお世話になってます。妻のYと申します。」

高橋「高橋と申します。こちらこそ、御主人にはいつも無理を聞いてもらっていて。何か聞いたら明日もお仕事だということで、本当に申し訳ないです。」

妻「いえいえ。お仕事があるのはありがたいことですから。今後ともよろしくお願いします。」

高橋「ご丁寧にありがとうございます。Kさん、私も妻のところに戻りますね。」

私「はい。また来週よろしくお願いします。」

高橋「こちらこそ、よろしくお願いします。」

こうして高橋さんは、自分の席へと戻っていった。

妻「背高い人だね。パパと大違い。」

私「うるさいなぁ。さっさと片付けしちゃおうぜ。」

こうして、私は片付けた荷物を車に積み込み、妻は子供達を乗せて運動会の１日が終わったのであった。

これからのお話しが楽しみです。又きたいしてます。

週が変わって、火曜日。

私が出勤すると、社内では問題が発生していた。

外部に発注をしていたシステムの一部の構築を請け負っていた業者に進捗確認をしようと連絡したところ、連絡がつかなくなってしまった。

私は課長と共に直接業者に向かうと、事務所はもぬけの殻になっていた。

私「これって……」

課長「………まずいぞ。すぐに部長に連絡を！」

私「はい！」

本社へ戻り、部長、課長と私の三人はすぐに役員室に報告へ入る。

今回私が請け負っていたプロジェクトには相当な資金が投入されている。

当然、全ての行程は社長以下の取締役への報告、決裁が必要な重要案件だった。

部長「大変申し訳ございません！」

部長に倣い課長、私も社長室で頭を下げていた。

社長「起きてしまったことは仕方ない。今はとにかく先方に事情を説明して、期日を先延ばししてもらうしかないだろう。」

部長「かしこまりました。早急に説明に行きたいと思います。」

社長室を出るなり、部長は私に取引先へ直接出向いて状況を説明するよう下命が下り、私は課長と共にI社へ向かうことになった。