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愛しい彼女
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:強姦輪姦 官能小説   
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1:愛しい彼女
投稿者: 貴之 ◆QmymJSDcqA
「腹減ったよ、何か作ってよ~」
佐藤祥太は、いつもとお同じように情けない声を上げていた。

「まったく、さっき吐くほど食べたでしょ!」
麻衣子は不満そうな声を出しながら、けれど俺の隣から立ち上がる。
「もう、ちょっとは金払いなさいよ!」
いつものように怒りながら、それでもいつもと同じようにキッチンに向かった。

「ヘイヘイ、いつか金ができたらな~」
佐藤が軽口を言い、麻衣子がさらに怒る。
そんないつもの光景だった。

大学で、勧誘の煩い一期生の時に 言い訳のために所属したサークル。
最初にリサーチした通り、活動は少ないどころか ほぼ無かった。
そんなサークルの、唯一の集まりであるミーティングとゆう名の いつもの飲み会終わり・・・時間は、もうすぐ2時を過ぎるところだった。

いつものように終電を逃した佐藤が、いつものように俺と一緒に 俺の彼女である森下麻衣子の家に来た。

ワンルームの学生マンション、俺は布団のないコタツテーブルに、いつもの場所に座っていた。
そしてキッチンに向かった麻衣子が座っていた場所に そのまま寝転んだ。
佐藤は俺の前の席で、胡座を組んでいる。

佐藤は麻衣子が運んできた レンジで温めただけのチャーハンを「手料理」と褒め、ガツガツと音をたてて おいしそうに掻き込みながら食べる始める。
俺が寝転んだせいで自分のいつもの席がなくなった麻衣子が、佐藤の右側に座るのを見た。
そして、俺はいつもと同じように瞼を閉じた。
 
2021/03/09 20:19:35(Pyc6h0T6)
17
投稿者: 貴之


1週間近い時間をかけ、俺はゆっくりと『いつも通り』を取り戻していった。
自分の心にある引っかかりを努力して無視しながら、麻衣子と笑いあった。
そして週末の麻衣子の部屋で、電気を消してベッドに入った。

もともと俺は淡白な方で、週に一度あるかどうかだったから不自然ではなかったと思う。
俺から求めないと行為をしようとはしない麻衣子に、変に思われているはずがない。

あの日の光景は、吹っ切れたつもりだった。
あの夜の麻衣子の声を、忘れたつもりだった。
麻衣子には言えないが、決死の覚悟で麻衣子を誘った。

けれど俺は真っ暗なベッドの中で、いつまでも勃起する事ができなかった。

焦れば焦るほど逆効果だった。
逆効果だと分かっていても、焦る気持ちを止められなかった。
バレないように腰を引いて乳房を揉み、麻衣子のクリトリスを舐めながら片手で弄り続けたが全く勃起しそうになく、10分もしないうちに気付かれてしまった。

「大丈夫?」
そんな心配そうな麻衣子の声が聞こえた。
普段はあまりしないフェラを、自分からしてくれた。
なのに柔らかいままのチンポが暖かい唇に包まれても、吸われても、舐めてもらっても応える事ができなかった。

「大丈夫だよ」

「そんな日もあるよ・・・」

そんな風に慰められながら、全裸で抱き合って眠った。

21/03/10 19:00 (Vd4lZenh)
18
投稿者: 貴之


さらに1週間が経ち、表面は完全に普通にできるようになっていった。
その次の週には学生センターのテーブルに、佐藤がいても座れるまで回復していた。

その2週間のうちに、また一度だけ麻衣子を誘ったが、その日も俺は最後まで勃起できないままだった。
指に包まれ扱かれても、暖かい唇に包まれても、全く反応できなかった。
努力してもらえばもらうほど情けなくなり、頭を動かす麻衣子を自分から引き剥がした。

「大丈夫だよ」

「疲れてるだけだよ」

「気にしちゃダメだよ」

そんな風に慰めてくれる麻衣子には、本当の事は言えなかった。
一人になるたびに、自分で扱いているなんて言えるはずがなかった。
あの夜の麻衣子の表情を思い出しながらオナニーしているなど・・・あの時の声を思い出しながらオナニーしてるなんて、絶対に知られるわけにはいかない。
佐藤を求める声に、舌に貪りつく姿に・・・中出しされていた光景に勃起しているなど・・・俺が与えた事のない絶頂に 硬直させた体がビクッと跳ねる光景を思い出しながら射精しているなど・・・


オナニーの頻度は、日に日に増えていった。

原因は分かっていた。

あと数日で、また飲み会がある・・・
あの日と同じ状況になる・・・
そう考えただけで、何処にいても、たとえそれが講義の最中ですら勃起してしまっていた。


21/03/10 19:00 (Vd4lZenh)
19
投稿者: 貴之
いつもの居酒屋に着くと、麻衣子はもうメンバーに囲まれていた。
和風の居酒屋で、掘り炬燵が並んでいる。
一見ランダムなように見える席順も、いつからか何となく決まりができていた。

麻衣子は今日も壁を背にして 木村と田中に挟まれて座り、その向かいに座る佐藤祥太と話していた。
「はぁ?バカじゃないの?」
怒った声で佐藤を罵り、佐藤の横に座る吉田に同意を求めていた。

「あ、来たっ!」
俺を見た麻衣子が嬉しそうな笑顔になり、木村と田中が冷やかしてきた。
佐藤も笑いながら俺を見ていた。
いつもと同じノリ、いつもと同じ言葉、いつもと同じ笑顔のはずだが、俺はその視線から逃げたくなり吉田の左側に・・・佐藤とは反対側に腰を下ろした。

「何を話してたの?」
誰にとはなく話しかけると、木村が麻衣子の隣から「佐藤にデリカシーが無いって話だよ」と言ってきた。
「まったくだよ」そう言ってまだ怒ってる麻衣子をよそに、佐藤が俺の飲み物を注文した。

「ほらっ、今日も遅刻したんだから、駆けつけ三杯な!ほらっ」
笑いながら、俺の前にジャッキを並べていく。

「おい、せめて1種類に統一しろよ!」
「いいだろ?俺のセンスだよ」
「センス、ゼロだろ!何だこのビール・焼酎・ハイボールのコンボは!」
「貧乏学生コンボだよ、早く安く酔わないとだろ」
前回もした遣り取りに自分も笑い、飲み始めた。

酔いすぎないように気をつけると、佐藤がどれだけ俺に酒を進めているのかがわかった。
そして、佐藤自身が自分だけ、たまにウーロン茶を頼んでいるのにも気づいた。
酔いすぎないように、けれどいつも通りに酔っている雰囲気を作りながら、壁の時計で日付が変わり 終電が無くなる時間になっていくのを見ていた。


21/03/10 19:02 (Vd4lZenh)
20
投稿者: 貴之


酔いすぎないように・・・
今夜は意識を失わないように・・・
そんな事を考えながらジャッキに口を運んだ。

しかし時間が経つにつれ、興奮が高まっていった。
興奮を抑えようとするたびに、飲んでしまった。
時計の針が12時を指すのを見てからは、そのペースが速くなった。
誰かが帰ろうと席を立つのを見てはグラスを空けていた。

最後に残った5~6人で店を出た。
駅前でタクシーを探そうとするヤツらと別れ、3人で麻衣子の家に向かって歩き出した。
歩き出してからは、自分がいつもより酔ってしまっていると、グニャグニャと歪む視界に思っていた。


フラフラとした足取りで、何度も麻衣子に心配されながら歩いた。
ようやく家に到着した時には、すでにヘロヘロになっていた。
だから部屋の中に入ると、いつもの席で いきなり寝転がった。

「もうダメだ~・・・今日は、スゲー酔っ払った・・・」
わざとらしくならないように、今日のために何度も練習した言葉だったが、そんな心配など全く必要なかったと思うほど、本当にダメな声が喉から出ていった。

「大丈夫?」
心配そうに言った麻衣子が、佐藤の隣に腰掛けるのを、薄く開いた目で見ていた。

地球の自転を感じながら寝転がり、時間が経つのをじっと待っていた。

5分・・・10分・・・

その日の俺はいつもより確実に酔っていたが、けれど意識は落ちる事なくその瞬間を待ち続けていた。

21/03/10 19:02 (Vd4lZenh)
21
投稿者: 貴之
「ん~?・・・へへ、どしたの?」

佐藤の意地悪な声が聞こえた。
麻衣子は無言のまま、佐藤の股間を摩っていた。

「今日は積極的だね~・・・いつもは、彼のいる場所じゃいや!みたいにしてるのに~」
佐藤は ニヤニヤと笑っている。

「だって・・・」
麻衣子はそう言って黙り、伸ばした手を佐藤のジーンズの股間で動かしている。

「最近、飢えてるよね・・・先週くらいからか?」

先週・・・その言葉に胸がズキッと痛んだ。
13日前の土曜日・・・その夜が、俺の2回目のチャレンジだった。
電気を消した まさにこの部屋で麻衣子を誘い・・・どんなに献身的に努力してもらっても勃起できずに、自分自身に心の中で絶望した日だった。
あの日から、俺は1度も麻衣子を誘っていない。
麻衣子も・・・・もちろん、俺を気遣う気持ちからだと思うが・・・・そうゆう雰囲気にならないように、わざと明るく振る舞っているような感じだった。


「ま、でも昼も抜いたし、俺は別にしなくても良いんだけどな~」

佐藤はニヤニヤと笑いながら、そんな風に麻衣子を焦らしていた。
固くなったチンポは、なぞるように擦る麻衣子の指で その形がくっきりとズボンに浮かびあがっているのに・・・自分から手を伸ばした麻衣子を言葉で焦らしている。


・・・昼も?

・・・・・・抜いた?

まさか、麻衣子が・・・?

・・・どこで?

俺は 心に湧き続ける疑問に答えを出せないまま、荒くなっていく自分の息を抑えるのに必死だった。
21/03/10 19:03 (Vd4lZenh)
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