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1:愛しい彼女
投稿者:
貴之
◆QmymJSDcqA
「腹減ったよ、何か作ってよ~」
佐藤祥太は、いつもとお同じように情けない声を上げていた。 「まったく、さっき吐くほど食べたでしょ!」 麻衣子は不満そうな声を出しながら、けれど俺の隣から立ち上がる。 「もう、ちょっとは金払いなさいよ!」 いつものように怒りながら、それでもいつもと同じようにキッチンに向かった。 「ヘイヘイ、いつか金ができたらな~」 佐藤が軽口を言い、麻衣子がさらに怒る。 そんないつもの光景だった。 大学で、勧誘の煩い一期生の時に 言い訳のために所属したサークル。 最初にリサーチした通り、活動は少ないどころか ほぼ無かった。 そんなサークルの、唯一の集まりであるミーティングとゆう名の いつもの飲み会終わり・・・時間は、もうすぐ2時を過ぎるところだった。 いつものように終電を逃した佐藤が、いつものように俺と一緒に 俺の彼女である森下麻衣子の家に来た。 ワンルームの学生マンション、俺は布団のないコタツテーブルに、いつもの場所に座っていた。 そしてキッチンに向かった麻衣子が座っていた場所に そのまま寝転んだ。 佐藤は俺の前の席で、胡座を組んでいる。 佐藤は麻衣子が運んできた レンジで温めただけのチャーハンを「手料理」と褒め、ガツガツと音をたてて おいしそうに掻き込みながら食べる始める。 俺が寝転んだせいで自分のいつもの席がなくなった麻衣子が、佐藤の右側に座るのを見た。 そして、俺はいつもと同じように瞼を閉じた。
2021/03/09 20:19:35(Pyc6h0T6)
投稿者:
貴之
「・・・んっ・・・ぁ・・・だめ・・・いく・・・」 たった数分で、麻衣子は俺にした事のない告白をした。 佐藤が乳首から舌を離し、麻衣子の両手に抱きしめられたままの頭を上げて麻衣子を見る。 「はぁ?もう?・・・早くない?」 その顔は勝ち誇ったように、ニヤニヤと意地悪な笑みを浮かべていた。 「まぁ、ちょっと間あいたもんな・・・3日ぶりだっけ?」 3日ぶり・・・その言葉に心臓が締め付けられた。 ここまで2人の行為を・・・麻衣子が言わされた言葉を・・・求められた言葉を、細かく指示されなくても麻衣子が言えた事を・・・何よりも勝ち誇ったように「気持ちいい場所を覚えた」と言った佐藤の言葉を聞いていながら、ここにきてようやく『初めてじゃない』とゆう事実を突きつけられた気分になっていた。 麻衣子は、佐藤の言葉に 無言で大きく頷いた。 その腰はまだ前後に大きなスライドを続けている。 「そんな欲しくなってたん?」 また麻衣子が大きく頷く。 「飲み会の前から、チンポ欲しそうだったもんね」 意地悪な佐藤の声に頷き、とうとう耐えている唇から声を出す。 「アァッ・・・だめ・・・ほんとに・・・だめ、いきそう・・・おねがい・・・」 佐藤は、ニヤニヤと意地悪な笑顔のまま麻衣子を見ている。 「ぁ・・・アァッ・・・おねがい・・・ぁ・・・だめ・・・はやく・・・おねがい・・・ぁ・・・おねがいします・・・はやく・・・いきそうなの・・・」 唇を噛み締め、耐えながら何かをねだっている。 「・・・しょうがないなぁ」 そう言うと、佐藤は意地悪な笑顔のまま 口をモゴモゴと動かし始めた。 「おねがい・・・はやく・・・もうダメなの・・・ぁ・・・はやく・・・」 「・・・・・・ほら、いいよ」 口の中に溜まった唾液が溢れるのを防ごうとする口から、佐藤がモゴモゴと声を出した瞬間、麻衣子がその口に自分の舌を伸ばしながら 激しく唇を重ねた。 ジュルッ、ジュボッ、、、そんな、激しく液体を吸い込む音が聞こえた。 「んっ、んんっ、、、いくっ、、ぁ、、、、あ、いくっ、、アァッ、イクッ!!」 麻衣子は佐藤に唇を重ねたまま 見ている俺にもわかるほど体を硬直させた。 両手で佐藤の頭を抱きしめたまま、全身をビクッビクッと痙攣させていた。
21/03/09 20:26
(Pyc6h0T6)
投稿者:
貴之
痙攣がおさまっても、麻衣子は佐藤の頭を抱きしめていた。 その腰は佐藤の股間に密着したままだった。 そして唾液を吸っていた行為は、いつの間にか 貪るようなキスに変わっていた。 麻衣子は興奮しきった表情で 佐藤が伸ばした舌を舐めては吸い、頭を振りながら いっぱいに伸ばした自分の舌を佐藤の口の中に捻じ込んで動かしていた。 「んっ、ふっ、、、んっ、、、ふぅっ、、、ふっ、、んっ、、」 そんな麻衣子の息の音が続いていた。 「・・・ほら」 濃厚なキスを、伸ばした舌を麻衣子に吸われている佐藤の声が遮った。 麻衣子の腰を掴む佐藤の手に、力は感じられない。 けれど麻衣子は佐藤の舌を吸いながら、腰のスライドを再開した。 それはゆっくりと大きくなり、数回で元のような大きなスライドに変化していった。 佐藤の舌を吸う麻衣子の口から、また小さく喘ぎ声が聞こえてくる。 「ぁ・・・ん・・・ん・・・あっ・・・ぁ・・・」 「どした?・・・さっきより締まるね・・・」 「ぁ・・・ぁ・・・んっ・・・きもちいい・・・」 「グリグリ、擦り付けてるね」 「んっ・・・ぁ・・・奥で・・・これ・・・きもちいいの・・・」 「奥に擦り付けるの、好き?」 「・・・すき・・・ぁ・・・あっ・・・だめ・・・また・・・」 「また・・・なに?」 「ぁ・・・また・・・んっ・・・また、いっちゃう・・・ぁ・・・」 「またかよ」 そう言って佐藤は頭を抱きしめられたまま、舌を吸われながら笑った。 「だめ、イクッ・・・ぁ・・・あぁっ・・・だめ・・・おねがい、はやくっ・・・あぁっ・・・」 「しょーがないなー」 そう言いながら、また佐藤は口をモゴモゴと動かし始める。 「おねがい・・・はやく・・・ぁ・・・だめ、いきそう・・・はやく・・・あぁっ・・・おねがい・・・もういくの・・・だめ・・・あぁっ・・・はやく・・・」 麻衣子は、待ちきれなさそうに佐藤の顔を引き寄せて唇を重ねる。 舌で佐藤の唇を舐め、その中に捻じ込もうと押し付けている。 そして、ようやく佐藤の口の中に舌を入れると、またジュルッ、ジュルッ、、、と唾液を吸い込みながら、その体を硬直させて痙攣させた。
21/03/10 08:25
(Com6/L8V)
投稿者:
貴之
「あ~、やっぱイイわ」 まだ痙攣している麻衣子に、舌を吸われている佐藤が言う。 「だいぶ淫乱になったな~・・・淫乱マンコだな・・・」 麻衣子は佐藤の言葉を振り払うように、抱きしめた佐藤の頭に 顔を振りながら激しくキスをしていた。 「あ?・・・なぁ、そうだろ?・・・なぁ」 そう言った佐藤が後ろに体を倒していく。 佐藤の頭に抱きついた麻衣子の体が、同じように前に倒れていく。 寝転がった佐藤は麻衣子の腰を両手で掴み、腰を突き上げた。 ガンッガンッガンッガンッガンッ、、、と音が聞こえそうなほど、押し付けて密着しようとする麻衣子の腰が浮くほどの激しさで、まるで下から打ち付けるように麻衣子を突き上げていた。 「アァッ!!ダメッ・・・あぁっ・・・」 「何がダメなんだよっ」 「あぁっ・・・ダメッ・・・アァッ!!・・・いってるから・・・今、イッてるから・・・あぁっ・・・んっ・・・ダメ・・・あぁっ、だめ・・・また逝くから!!アァッ!!」 「はぁ?勝手にいってんじゃねーよ」 そう言いながらも佐藤は、腰の突き上げを止めない。 「ダメッ・・・アァッ・・・おねがい・・・はやく・・・アァッ、おねがい・・・アァッ、ダメッ、いきそうなのっ!!・・・あぁっ、はやく・・・おねがい!!」 麻衣子の言葉に、また佐藤が唾液を溜め始める。 勝ち誇った笑顔で、腰の突き上げを止めないまま口をモゴモゴと動かしていく。 そして麻衣子はその唇に吸い付き、伸ばした舌で佐藤の口を押し開き、ジュルッジュルッジュルッ、と吸い込みながら、体をビクンッビクンッと痙攣させていった。
21/03/10 08:28
(Com6/L8V)
投稿者:
貴之
目の前で・・・手を伸ばせば届きそうな距離で、俺は俺の彼女がイクのを眺め続けた。 それは何度も、何十回も繰り返されていった・・・ 必ず、唾液を飲まされていた・・・ 唾液を飲むまで、イクのを我慢させられているようだった。 麻衣子は佐藤の唾液をねだり、願い、ようやく許され・・・貪るように唾液を飲んでいた。 「・・・あ~、そろそろイクわ」 自分の上で腰をスライドさせている麻衣子に、佐藤が言った。 「ほら、もっと絞めろ・・・ほら」 言葉も、態度も、表情も、、、全てが威圧的に感じた。 勝ち誇ったような、まるでそれが当然のような言い方で、表情で、声の色だった。 「・・・んっ・・・うん・・・いって・・・あぁっ・・・出して・・・」 「・・・は?・・・違うだろうが!」 また、威圧的な声を佐藤が出した。 それは目が覚めた頃に・・・もう1時間以上も前に・・・俺の目が覚めた時の、行為の最初に聞いたような・・・いや、その時よりも低く力強い声だった。 「ごめ・・・ぁ・・・んっ・・・ごめんなさい・・・」 「・・・・・・・・・」 「出して・・・おねがいします・・・麻衣子の中に・・・あぁっ・・・祥太の精液・・・んっ・・・中で出して・・・んっ・・・あっ・・・おねがいします・・・」 「・・・中に欲しいか?」 「ん・・・中に・・・あ・・・欲しいです・・・」 佐藤は、笑っていた。 そして、「じゃあ出してやるよ」と言いながら腰を突き上げた。 俺は佐藤が何度も麻衣子を突き上げ、体を痙攣させるのを見て気を失った。
21/03/10 08:29
(Com6/L8V)
投稿者:
貴之
目を覚ますと、もう日が高く登っているのが窓からの光でわかった。 二日酔いではない気怠さを感じながら、手をついて ようやく体を起こした。 「あ、起こしちゃった?」 頭を振り意識を取り戻そうとする俺に、麻衣子が明るい声をかけてきた。 見ると昨日とは違うTシャツとスカートに着替えていた。 壁の時計は10時を指していた。 「・・・ああ、いや、、、普通に目が覚めただけ」 なんとか言葉を出した俺を、少し心配そうな麻衣子の顔が覗き込んだ。 「大丈夫?二日酔い?」 「いや、ほんとに大丈夫・・・あ、今日ってバイトだっけ?」 「うん、午後からだけど、今日は引き継ぎあるから早めに行かなきゃ・・・だから、もうすぐ出るね」 目の前の麻衣子には、昨日までと何も変わらない笑顔があった。 明るい声、少しボーイッシュな印象の言葉使い、無邪気な笑顔・・・ストレートの黒髪まで、全てが何もかも変わらなかった。 もしかして、アレは夢だったのだろうか・・・そんな風にさえ思えた。 「・・・佐藤は?」 「しょ・・・・・・アイツは さっさと帰ったよ、今頃は家で寝直してるんじゃない?」 しょ・・・その言葉は、今日までは気づかなかったかもしれない・・・けれど昨夜の光景を見た俺には、その先に『ショータ』と続くのがはっきりとわかった。 そして、佐藤の事をいつからか名前で呼ばなくなった麻衣子の言葉遣いがわざとだったんだと・・・隠すために、ボロを出さないために意識的だったんだと確信していた。 俺は麻衣子の手を引き寄せ・・・キスをした。
21/03/10 12:56
(Vd4lZenh)
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