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愛しい彼女
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:強姦輪姦 官能小説   
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1:愛しい彼女
投稿者: 貴之 ◆QmymJSDcqA
「腹減ったよ、何か作ってよ~」
佐藤祥太は、いつもとお同じように情けない声を上げていた。

「まったく、さっき吐くほど食べたでしょ!」
麻衣子は不満そうな声を出しながら、けれど俺の隣から立ち上がる。
「もう、ちょっとは金払いなさいよ!」
いつものように怒りながら、それでもいつもと同じようにキッチンに向かった。

「ヘイヘイ、いつか金ができたらな~」
佐藤が軽口を言い、麻衣子がさらに怒る。
そんないつもの光景だった。

大学で、勧誘の煩い一期生の時に 言い訳のために所属したサークル。
最初にリサーチした通り、活動は少ないどころか ほぼ無かった。
そんなサークルの、唯一の集まりであるミーティングとゆう名の いつもの飲み会終わり・・・時間は、もうすぐ2時を過ぎるところだった。

いつものように終電を逃した佐藤が、いつものように俺と一緒に 俺の彼女である森下麻衣子の家に来た。

ワンルームの学生マンション、俺は布団のないコタツテーブルに、いつもの場所に座っていた。
そしてキッチンに向かった麻衣子が座っていた場所に そのまま寝転んだ。
佐藤は俺の前の席で、胡座を組んでいる。

佐藤は麻衣子が運んできた レンジで温めただけのチャーハンを「手料理」と褒め、ガツガツと音をたてて おいしそうに掻き込みながら食べる始める。
俺が寝転んだせいで自分のいつもの席がなくなった麻衣子が、佐藤の右側に座るのを見た。
そして、俺はいつもと同じように瞼を閉じた。
 
2021/03/09 20:19:35(Pyc6h0T6)
12
投稿者: 貴之


きゃっ

そう小さく叫び、けれど強くは抵抗せず、麻衣子は俺に抱き寄せられた。
俺は脳裏にこびりついて離れない 昨夜見た佐藤との濃厚な・・・貪るようなキスを思い出しながら、固く閉じた麻衣子の唇に何度も舌を押しこもうとした。
けれど麻衣子の唇は開かず、俺はどうする事もできずに 何度もフレンチなキスを繰り返した。

「んっ・・・ちょっとぉ・・・」
麻衣子の手が俺の体と顔を押した。
「もぅ・・・どうしたの?」
俺の方と顔を手で押したまま、不思議そうな顔を俺に向けている。

俺は何も言えず、押し倒す事を思いつきもせず・・・・・愛する女性に不貞の事実を突きつける事すらできないまま、ただ 愛しい彼女の目を見つめていた。
何かを言わなくてはいけない気がしていたが、言葉が口から出てこない。
何を言えばいいのかわからず、頑張って考えているつもりだが 何も思いつかなかった。
ただ、俺の体を押す麻衣子の左手と、顔を押す麻衣子の右手の感触だけを感じていた。

「・・・ほんと、どうしたの?」
麻衣子の表情は、本当に俺を心配しているように見えた。
ようやく俺の口から出たのは、「大丈夫・・・何でもない・・・・・・ゴメン」だった。



少しの沈黙の後、麻衣子は俺から離れた。
そして、何度も俺を心配しながらバイトに行くためにカバンを手に取った。

「もう少し、休んでから出た方がいいよ」

「・・・ほんと、大丈夫?」

「・・・じゃ、あたし、出るね」

その顔は、本当に俺を心配していると感じた。


21/03/10 12:57 (Vd4lZenh)
13
投稿者: 貴之


麻衣子がバイトに行き、俺は取り残された。

飲み会はもうずっと、毎月のように開かれてきた。

(・・・・今回が初めてのはずがない)

佐藤にしても、数えきれないくらい・・・それが普通になるほど招いている。

(・・・もしかして、今まで毎回・・・)

いろんな事が頭をよぎり、いろんな言葉が浮かんできた。


麻衣子の部屋に一人・・・。
合鍵を交換しあってから、何度も同じ事を経験したはず・・・けれどなぜか、今日はそれまでのどれよりも、不自然な静けさに包まれている気がしていた。

この目で見た。
それは絶対だと思った。
あれは夢であるはずがない。

あれは・・・あの行為は・・・

愛しい彼女である麻衣子と、佐藤は・・・

確かめたくなかったが、確かめたかった。
全てが捨てられて、隠されているかもしれないが 探した。
そしてキッチンの横にあるゴミ箱の中に、上から紙屑や雑誌のようなゴミを被された、何重にも縛られたビニール袋の中に、大量のティッシュを見つけた。
まだ乾いていないティッシュの匂いに、自分が見た光景を証明された気がした。
そして、そのゴミ箱の中をどれだけ探してもコンドームが無かったことに、自分が気づいていなかった さらに最悪な事実を突きつけられた気がして絶望感を深めた。

いつまでそうしていたか分からないが、壁の時計が2時を指す頃、俺はようやく玄関に向かった。


21/03/10 12:58 (Vd4lZenh)
14
投稿者: 貴之



麻衣子の家を出ようと玄関に向かいながら ふと視線を向けた洗濯機は、不自然なほど少ない洗濯物を・・・昨日の麻衣子の着ていた服だけを回していた。
洗濯物の中で回る 緑色のTシャツに、俺は麻衣子の胸を思い出した。

緑色のTシャツは、捲り上げられていた。
ズラされた白いブラが見えていた。
そして、柔らかな膨らみには、俺ではない男の手があった。

見ただけでわかるほど固くなった乳首を、男の人差し指と中指が挟んでいた。
広げられた指が掴むように揉みながら乳房の柔らかな感触を楽しんでは、挟んだ乳首を引っ張って伸ばしていた。
そして俺の彼女である麻衣子は、乳房や乳首を弄られる快楽に体をピクッピクッと反応させながら それでも男の股間に舌を這わし、咥えては頭を動かしていた。

(やめろ!)
そんな言葉を心の中で 何度も叫んでいた。
(なにやってるんだ!)
すぐにでも叫び、立ち上がろうと何度もした。

けれど、俺は指先すら動かせなかった。

(・・・やめてくれ)
そう心の中で叫びながら、麻衣子が佐藤と繋がるのを見ていた。
懇願の言葉を思いながら、麻衣子の腰が前後に動くのを見ていた。

信じられないほど興奮し、勃起していた。

痛いほど固くなっていた。

そして、気を失う瞬間・・・俺は人生で初めて、触れてもいないのに、ただ寝転がって見ているだけなのに、ズボンの中に射精したのを はっきりと覚えていた。


21/03/10 12:58 (Vd4lZenh)
15
投稿者: 貴之

自分の家に戻ると、そのままベッドに潜り込んだ。
頭から布団を被り、眠れないまま目を閉じ続けた。
麻衣子からのラインが何度も届いているのに気付いていた。
けれど通知を確認する事する気力すら持てずに放置していると、前日から充電していない携帯の電源が切れて いつの間にか鳴らなくなっていた。
そのまま夜になっても 無のない部屋の中で、布団を被っていた。

脳裏には、あの光景が浮かんでいた。
興奮した赤い顔、蕩けた瞳がいつまでも消えない。
チンポを包み込んで咥える唇が、頭を引くたびに伸びながら肉棒に絡みついていた。

耳には麻衣子の声が残っていた。
喘ぎ声を噛み殺し、唾液をねだる声が消えない。
初めて聞いた絶頂の声が木霊し続けている。


強い嫉妬と、苛立ちを感じていた。
けれどそれ以上に、興奮している自分がいた。

いつまでも固く勃起し続けていた。

そして、何度も精液を放った。


21/03/10 18:59 (Vd4lZenh)
16
投稿者: 貴之


昼になってようやく起き出し、学校に向かった。
本館への道を歩いていると、ガラス張りの学生センターの中に麻衣子の姿を見つけた。
おそらく外を歩く学生の中に俺を探していたのだろう麻衣子は、すぐに立ち上がって手を振っていた。

いつからか、サークルのメンバーの一部にとっての集合場所になっている場所。
そのテーブルを囲む数人の中に佐藤祥太がいるのを見た俺は、とっさに顔を伏せて歩き去ろうとした。
それを見た麻衣子は、隣に座る男を押し除け 走ってきた。

だいぶん遠回りな距離を走った麻衣子が、息を切らしながら俺に追いつき 背中をポンと叩いた。
振り返ると、ハァハァと息をしながら「よっ」と言って笑った。

「大丈夫?昨日、全然連絡 返ってこなかったけど」
いつもの声で、少し心配そうな顔で聞いてきた。

「大丈夫、寝てただけ・・・携帯の電源、切れててさ・・・」
俺はぎこちない返事を返した。
視界の端に写る学生センターのガラスの壁を見ないようにするので 精一杯だった。

「ふーん・・・ま、元気ならいいけど」
俺の腕にしがみつきながら笑顔になる。
「食堂、いこっか」
そう言って、俺を引っ張って歩き始めた。

「集まってたんじゃないの?」

「いつもと一緒・・・みんな、ヒマなだけ」

俺の恐る恐るの問いを、何でもないように受け流す。
佐藤がいた事になど触れられるはずもなく、俺はただ引っ張って歩く麻衣子についていった。


21/03/10 18:59 (Vd4lZenh)
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