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リラクゼーションサロンの恥罠
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:強姦輪姦 官能小説   
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1:リラクゼーションサロンの恥罠
投稿者: (無名)
客「ありがとうございました」
 「今後ともよろしくお願いします」

年配の女性が、こちらを振り返って何度も頭を下げながら帰って行く。
男も、それを見送りながら頭を下げる。

ここは、郊外の駅から程近い場所にある整体院である。
それに加えてリラクゼーションサロンも兼ねている。

マンションの一階に看板を掲げ、店構えは小さいが評判は良かった。

客「よろしくお願いします」

次の客を迎え入れる。
歳は25歳で腰痛持ちの女性である。
久々の超上玉で、男の期待は膨らんでいる。

彼の名は田中宏と云う。
整体師の資格を持って店を一人で経営している。
特に忙しい時にだけ、知り合いの老女に雑用を頼んでいる。

彼は腕が良かった。
天性のセンスで、客の症状を見極めて適切な処置を施していた。
その甲斐が有って、口コミでの客の来店が絶えない状態だ。

客「先生、あれ以来、本当に良くなって来ました」
 「ありがとうございます」

彼女、彩はこれまで何度も係る整体院を転々と変えては落胆して来たが、ここに来て劇的に腰の具合が改善され始めたのだ。

田中「いえいえ、貴女の普段の心掛けの賜物ですよ!」

田中は笑って、そう応えた。
だが、その眼の奥では虎視眈々と彼女の身体を視姦している。
彼にとって、過去最高の獲物だからである。

客の白石彩は美しかった。
女優の上〇彩に雰囲気が似て、華やかなイメージである。
百貨店での立ち仕事で、腰の具合に悩まされて居たそうだ。
だが、やっと確かな店を見つけられた安心感で、田中への信頼は厚い。
この信頼関係が大事なのである。

田中「では、ベッドの上で横になってください」

彩「はい」

控え室で下着姿になった彩は、バスタオルを巻いてベッドへうつ伏せに横たわる。
田中は全身をくまなくマッサージした後、彼女の腰を重点的に揉み始めた。

田中「どうですか?」
  「以前と比べて具合の方は?」

彩「はい、全然違います」
 「仕事中が凄く楽になりました!」

田中「ああ!それは良かったですね」

彼は気持ちを入れて、彼女を揉み解してゆく。
彼女は、腰の痛みが消えて来た事も有って、マッサージの気持ち良さを堪能している。
彼に全幅の信頼を寄せていた。

すると彼が一つ、提案をした。

田中「どうでしょう?」
  「オイルマッサージを受けてみませんか?」

彩「オイルマッサージ・・・ですか?」

田中「ええ!」
  「気持ちいいですよ!」
  「アロマオイルで、よりリラックスします」

彩「あっ、はい!」
 「お願いします」

田中「では、私は少し退室しますので、下着を脱いでまた寝ていてください」

彩「えっ?」
 「あの、・・下もですか?」

田中「はい!」
  「その方が身体全体がリラックスしますよ!」

彩「は、い」
 「わかりました」

彼が部屋を出て行くと、彼女はするするとブラとショーツを脱いで、またタオルを身体に巻いてベッドに寝た。
暫くして彼が戻って来た。
彼はマッサージ用のオイルを手に取って、彼女の脚や肩の辺りに塗り込んでゆく。

田中「どうですか?」
  「気持ち良いでしょう?」

彩「ええ、 あっ、はい!」
 「気持ちいいです」

彼は再度、彼女に伝える。

田中「それではタオルを外して下さい」
  「これから全身マッサージに移りますね!」

彩「タオル、ですか?」

田中「はい!」
  「うつ伏せのままで!」
  「大丈夫ですよ。リラックスしますから」

彩「・・・わか、りました」

彼女は恥ずかしそうに胸を押さえて上体を起こし、タオルを外してベッドに直に寝た。
彼女の身体は素晴らしく美しかった。
引き締まった肉体ときめ細やかな肌。
そして、小さめなお尻と大きなバストに見事なくびれ。
彼は無理に平静を装って、彼女の背中やお尻にオイルを塗って行く。

彩「ふっ!、ぅんんっ」

彼の手が彼女のお尻に届くと、彼女は思わず小さな声を漏らしてしまった。
彼は背中からお尻に掛けて、念入りに揉んでゆく。

田中「白石様は綺麗な肌ですね!」
  「すべすべで、マッサージがし易いです」

彩「はっ、 はぁい」
 「きもちいいですぅ」

彼は尚も彼女を攻めて行く。
強く、優しく。
大きく、小さく。
速く、遅く。
時に彼女の胸の脇に手を滑らしながら。
そして徐々に、その手を胸の奥の方に潜り込ませて行く。

彩「あっ、あの・・・」
 「(おっぱいに手が・・あっ、やだ、乳首さわってるよぉ)」

彼女は気持ち良かった。
全身を揉み解された挙句に、生まれて初めて性感帯を直に刺激されて悶絶した。
何故ならば、彼女は性行為をした事が無かった。
バージンであったのだ。
異性に身体を任せた事が無かった為に、対処の仕方が分からなかった。

彩「(あっ! ええっ?! そんなところに・・)」

彼はお尻をマッサージしながら、極自然に彼女のおまんこのワレメに指を滑り込ませる。

「くちゅっ! ぬちゅるぅっ!」

おまんこのワレメに指を入れたり出したり。
そうかと思うとワレメの筋に沿って、にゅるにゅちゅっと弄って行ったり。

彩「はぁぁんんっ! んあぁっ!」

彼女はもう、声を押し殺しては居られない。
仕方なく、口をシーツに押し付ける。

彼は黙って彼女を愛撫しながら考えていた。
やっとここまで来れた。
彼女に違和感を持たれる前に、自然に、ここまでの行為に及ぶ事が出来たのだ。
だがこのまま彼女と性交渉をするには、まだ時期尚早であるかも知れない。

彼は迷った。
そして迷った末に決断した。
先ずは、己の遺伝子を彼女に刻んで置こうと。

彩「ふっ!ふっ! はっ! はぅっ!」

彼女も興奮している。
上〇彩似の彼女の顔は、ほんのりと赤く上気して眼は虚ろである。
彼は既に最大限に勃起したペニスをズボンから取り出す。
そして彼女に分からぬ様に、素早くオナニーを始めた。

彩「せ、んせ、い・・・」
 「まだ、終わらな、いの?」

彼女に不審に思われてしまっては全てが終わりである。
彼は急いだ。
彼女のおまんこから指を抜いて、チュッとぬるぬるのワレメにキスをする。
するとペニスが弾けて、怒涛の様な射精が始まった。

「ぶぶりゅっ!」
「どびゅるるぶびゅっ!」

近くに用意して置いた容器に、濃厚な熱い精液を溜めて行く。
一週間近く射精を控えていた為に、糊の様な液体が溜まって行く。

彼は射精が終わると直ぐにペニスを仕舞って、彼女のおまんこをロックオンした。

田中「(はぁっ! あっ、彩ちゃん!)」
  「(君のおまんこの奥に、僕の赤ちゃんの素を塗り込んで行くからね!)」
  「(妊娠するんだよ!!)」

彼は己の出した精子を指で掬い取って、片手でワレメをこじ開けて彼女の膣に押し込んでゆく。

「くちょるっ!!」
「にゅちゅるっ! にゅるぅ!」

彼は彼女の綺麗な性器の内部を見てバージンの可能性を感じ、膣の中を傷つけない様に慎重に種付けを行ってゆく。
そして容器内の精子を全て彼女の胎内に注入した彼は、おまんこをタオルで拭いて、また優しくワレメにキスをした。

そして思い直した様に、また背中やお尻全体を暫くマッサージする。
彼女の表情は緩み切った状態で、眼は虚ろなままである。

そして、暫くした後、彼女は覚醒した。
だが終始、ぼんやりした表情である。
彼は彼女にシャワーと着衣を促し、タクシーを呼んで帰途へと就かせた。

彼は閉店後に心からくつろいだ。
彩の子宮に纏わり付いている己の精液を思いながら。

彼は次こそは絶対に、彩と性器を繋ぎ合わせて真の生殖行為を行おうと心に決めた。



 
2017/10/27 23:04:38(JxP0I9Ai)
32
投稿者: (無名)
リラクゼーションサロンの恥罠25

懐妊の報告から暫く経って、ある日未知子が、ふらっと店を訪れた。
その彼女の出で立ちは、以前とは比べ物にならない程、地味で有った。
ゆったりとした、すね迄は在ろうかと云うワンピースと、ヒールの無い可愛いサンダルである。

宏「未知子さん、どうしたんですか?」
 「その格好は!?」

未知子「んっ?、ああ、これ?」
   「先生がね、こう云うのがいいって言うの!」
   「どう?」
   「似合ってる?」

宏「ええ!、素敵ですよ!」
 「似合ってます」

未知子「うふん!」
   「ありがと!」

宏「今日は、また、何でここに?」

未知子「ええ~?」
   「用が無きゃ、来ちゃいけないの?」

宏「あっ、いえ、そんな事は・・」

未知子「今日はね、暫しのお別れを言いに来たのよ!」

暫しも何も、滅多に現れなくなったではないか。
とは言えず、彼は彼女に改めて聞いた。

宏「あの・・お別れとは?」

彼女は海外での出産を決断していた。
以前から旧知の仲の友人宅に身を寄せると云う。
彼女は云った。

未知子「宏さん、浮気しちゃダメよ!」
   「貴方、美人に弱そうだから!」

彼は心の中で、すみませんと謝った。
彼女に対しては、ただ苦笑するしか無かった。

未知子「ひょっとしたら、もう・・」
   「貴方を狙っている人間がここに来ているかも!」

彼女は動物的勘だけは鋭かった。
彼は応えた。

宏「そんな・・」
 「貴女以上の女性なんて居る訳無いですよ!」

未知子「ホントに~?」

彼女は初めから疑いを掛けている様である。

未知子「敵は意外と近くに居るものだからね!」

彼女の勘は、更に鋭く冴えて来ていた。
しかし、なにはともあれ短いお別れである。
彼女は最後に彼に云った。

未知子「愛してるよ!」
   「私の赤ちゃんのパパさん!」

赤ちゃんパパは余計ではあるが、彼はそう云われて嬉しかった。

宏「僕も愛しています・・」
 「赤ちゃんと、そのママを!」

二人は小さくキスをして別れた。
その別れ際に彼女が云った。

未知子「後でマネージャーが来ると思う」
   「よろしくね!」

そう言い残して彼女は去って行った。

それから数日後、彼女のマネージャーが現れた。
あの、アキラ氏である。
宏が彼を家の中に通して、お茶を差し出そうとすると彼が出鼻をくじいた。

アキラ「この度は出門未知子が大変お世話になりました」
   「些少ではありますが、これは、その御礼の印で御座います」

彼はそう言って紫の風呂敷に包んだ小さな箱を差し出した。

アキラ「メロンです!」

それから彼はバッグから封筒を取り出す。
そして、それを宏の前に差し出すと

アキラ「契約書です!」

と言って彼に手渡した。
彼が中身を検めると確かに彼と未知子の間に交わされる契約書であった。

宏「これは・・この前の?」

アキラ「正式なものです!」

書類は法務事務所を介した物であった。

アキラ「内容をご確認して、ご署名ご捺印を!」

アキラ氏の表情は至って柔らかいものであったが、眼だけは鋭く光っている。
宏は緊張した面持ちで、署名捺印を行ってゆく。

そして、その書類をアキラ氏が手に取って確認すると彼の眼が急に優しくなる。
彼は頭を下げて、こう言った。

アキラ「本当にありがとうございました」
   「これで心置きなく未知子を旅立たせる事が出来ます」

宏「海外の話」
 「本当だったんですね!」

アキラ「はい!」
   「あの子の起っての希望です!」

宏「少し、寂しいかな・・」

アキラ「私もです!」

宏「やっぱり、そうですか・・」

アキラ「ええ!」
   「短い間とは言え、ウチの稼ぎ頭ですから!」
   「実に厳しい!」

彼は真顔で言っていた。
彼には、それが却って微笑ましかった。
想像以上の信頼関係だなと思った。

彼はアキラ氏を見送って、更に心は一人となった。
この様な濃密な人間関係を築けたのは初めての経験であった。
そんな一抹の寂しさを噛み締めていると、入れ替わる様に堀之内がやって来た。

堀之内「今の人、何て言ってました?」

彼女の問いも唐突であった。



17/11/13 17:55 (UlCkTsGT)
33
投稿者: 日本茶々!
スレ主様へ。
こんばんは。
毎回、拝読することを楽しみにしています♪
無理をされないようマイペースで書き綴っていただきたいと思っています。



17/11/13 23:24 (x8985zKS)
34
投稿者: (無名)
リラクゼーションサロンの恥罠26

宏「あのぅ、堀之内さん?」
 「あの方とは、どの様な御関係で?・・」

堀之内「えっ?」
   「あっ!、まあ、その・・」
   「なんと申しましょうか・・」
   「おほほほぉ~!(笑)」

彼女は笑って誤魔化すしかなかった。
だが不思議がる彼を見て、良心の呵責から本当の事を喋らずには居られなかった。

堀之内「あの~、私・・」
   「出門さんの為に・・偵察に来ていたんです・・」
   「すみません!」

宏「てっ、偵察?」

堀之内「そうです・・」
   「あの人は、私のマネージメントもしてくれてます」

宏「!・・・・・!」

堀之内「どっ、どうしたんですか?」

宏「ふっ、・・くくっ!・・」

彼は腹を抱えて、笑いを堪えている。

堀之内「なっ!、なにっ!」

宏「くくくっ!ははっ!(笑)」

とうとう、堪え切れなくなった彼は笑い出してしまった。

堀之内「なんですか!!一体全体?!」
   「失礼なっ!!(怒)」

宏「ごっ、ごめんなさい!(大笑)」

堀之内「いい加減にして下さい!!(怒)」

宏「ホントに、・・・すみません!(笑)」

彼が笑い出すのも無理はなかった。
未知子を先頭に、関わって居る全ての人達が真剣で個性的過ぎた。
彼は或る意味この様な凄いキャラの人達に、纏めて出会った事が無かった。

堀之内「貴方!!」
   「私たちを馬鹿にして居るんですか?!!(怒、更に怒)」

彼は、またまた真剣に怒って抗議する彼女に対して焦った。

宏「すみません!(謝)」
 「笑ったりして、申し訳ございませんでした!(更に謝)」

彼は真剣に謝ってはいるが、まだ笑いを堪えて居る様にも見える。

堀之内「ふざけないで!!(極怒)」

彼女は怒り心頭に達して、わざわざ来院したのに帰ってしまった。

宏「堀之内さん!!」
 
彼は必死に呼び止めたが彼女は聞く耳を持たなかった。
彼は激しく後悔した。


自宅に戻った彼女は、抑えていた涙が止まらない。
次から次へと溢れて来る。
彼への怒りと自分自身の不甲斐なさに。

堀之内「わたし・・・」
   「とんでもないこと、・・しちゃった・・」
   「どうしよう?」

彼女も激しく後悔した。
よくよく考えてみれば、自分たちの様な人種の方が特殊である。
その事実をいきなり彼にぶつけて、直ぐに理解せよとは、甚だ自分勝手な考えである。
だが彼に啖呵を切って帰ってしまった以上、自分から彼に謝るきっかけが無い。

堀之内「何でこんな事になっちゃったの?」
   「そもそも、何でこんなに哀しいのよ?!!」

彼女の感情は彼女自身にも分からなかった。


それから彼女は鬱々とした日々を過ごしていた。

アキラ「あら?博美?」
   「どうしたの?」
   「身体の具合、悪いの?」
   「ちょっと診てあげようかしら?」

博美「いいの!」
  「放っといて!」

彼はマージャン卓を囲んで、様子がおかしい彼女を心配する。

「みっちゃんが居なくなってカモが一人減ったからね~!」

紹介所の同僚が彼女を囃し立てる。
すると彼女が同僚を鋭く睨み付ける。

「おお~怖!」
「くわばら、くわばら!」

同僚は、取り敢えず黙って置く事にした。
だがアキラ氏は、それを見逃さなかった。
彼は後々、彼女から何かを聞き出さねばならないと思った。

そんなアキラ氏の心配を他所に、彼女は心にぽっかりと穴を開けたまま毎日を過ごして行く。
すると或る日、彼、宏からメールが届く。
彼女へのお誘いのメールであった。

宏(ご無沙汰しております)
 (この度、新しいアロマオイルが手に入りました!)
 (どうぞ、お試しにご来店ください)
 (お待ちしております!)

彼女の眼に、お待ちしておりますの文字が飛び込んで来た。
彼女は飛び上がる程、嬉しかった。


17/11/15 17:53 (U0qk2hnr)
35
投稿者: (無名)
リラクゼーションサロンの恥罠27

博美「あの~」
  「1時に予約した・・」

「あっ、はい!」
「堀之内博美さん、ですね!」
「どうぞ、彼方の方へ」

彼女は美容室に来ていた。
いつもの味気無いストレートヘアを一新する為に。
色を少しだけ明るくして、軽くウェーブを掛ける。
全ては、混沌とする自分自身の心を落ち着かせる作業の一環である。

髪を整え、店の姿見で自分をチェックする。
普段はパンツルックが多い博美であったが、今日はひらひらの白のミニスカートに濃い目の赤のミュールを履いている。

博美「プッ!(笑)」
  「似合わね~!」

彼女は着慣れない服装に、必要以上の自虐ネタを自らにぶつけるが、傍から見れば充分以上に魅力的な装いである。
そして彼女は、気が進まないのであろうか、ゆっくりと店を出て歩いて行く。

だが、どんなにゆっくり歩いても、必ず目的地には到着してしまう。
彼女は宏の店に入り辛いのか、扉の脇から中を伺っている。

未知子「よっ!、堀之内!」

彼女は未知子に背中を、ドンっと押され自動ドアを開けてしまった。

博美「なっ!何すんのよ!、もうっ!」

未知子「あれ~、なに、その格好!?」
   「堀之内も女の子だったんだ~(笑)」

博美「ふざけないでよ!」
  「貴女こそ、まだ日本に居たの?」

未知子「おあいにく様!」
   「頼まれてたオペがやっと終わったんですぅ~!」

未知子は舌を、べぇ~っと出して彼女をけん制する。

博美「この憎まれ口がぁ~!」

彼女は未知子のほっぺを両手で、ぐにぃ~っとつねる。

宏「あの~、一体全体・・」
 「どうしたんですか?」

未知子・博美「うるさい!!」
      「黙ってて!!」

彼は目が点になる。
すると博美が、ハッと気を取り直す。

博美「あっ、あの、ごめんなさい!」
  「この人が云う事聞かないものですから!」

未知子「な~に言ってんのよ!」
   「あんたこそ減らず口ばっか!!」

博美「なに~!!(怒)」
  「この口が、まだ言うか~!!」

二人で口元を捻り合っていると

宏「いい加減にして下さい!!」

二人は彼に一喝されてしまった。
博美は、そのショックで、しょぼんとしてしまう。
だが、未知子は嬉々として彼に報告を始めた。

未知子「宏さんに最後のお別れを言いに来たの!」

宏「あれ?確かこの間も、お別れって!?」

未知子「ああ!今日が本当のお別れの挨拶なの」

博美「幾つ、お別れがあるんだか!!(笑)」

未知子「うるさいなぁ~!」

宏「ははっ!、まあまあ!(笑)」

彼が間に入って、やっと鎮静化した。
そして、続けて彼が聞く。

宏「未知子さん、このまま旅に出るんですね」

未知子「うんっ!」
   「私が居ない間・・」
   「くれぐれも、浮気しちゃダメだよ!」

博美はドキッとした。

未知子「じゃ!行ってくるね~!」

彼女は、あっさりと嵐の様な迷惑を撒き散らして去って行った。
後に残されたのは、二人きりの気まずい雰囲気だけであった。

宏「あの~、堀之内さん?」
 「ひょっとして、メールを見てくれて?」

博美「えっ?、あっ、はい!」
  「・・・すみませんでした・・」
  「この間は・・・」

宏「何言ってるんですか!」
 「失礼な事をしたのは僕の方です」
 「本当にすみませんでした!」

博美「そんな・・・」
  「そんな事、言われたら・・・」

彼女は眼が潤んで来てしまった。
これには彼が慌てた。

宏「そうそう!」
 「今日は僕からのお詫びとして」
 「ゆっくり楽しんで行って下さい!」

彼は彼女を施術ベッドへと誘う。

博美「ありがとうございます」

彼女は微笑を浮かべ、控え室で準備を始めた。
そして、高鳴る胸の鼓動を抑えながら、そのベッドへと横たわった。

彼は、今一番人気のオイルで彼女の身体を丁寧にマッサージして行く。
彼女は、その最高の香りと彼の手さばきに、心と身体を癒されて行く。

宏「堀之内さん?」

博美「はい?」

宏「ああ見えて、未知子さん」
 「貴女の事を高く評価して居るんですよ!」

博美「えっ?」

宏「貴女のお陰で、今迄どれ程オペで助かって来たか・・」
 「彼女、此処に来る度に貴女の事を自慢して居ました!」
 「ホントに仲が良いんですね!」

博美「彼女が・・」
  「そんな事を・・」

宏「はい!」
 「私の片腕だ~って、いつも言ってます」
 「あと、私、友達居ないのでって言ってました!(笑)」
 「だから、貴女に嫌われる事が怖いって・・」
 「ちぃ~さな声で言ってました!(笑)」

博美「出門さんったら・・」

彼女は、未知子が同じ思いで居てくれていた事が嬉しかった。
二人にとって、二人共が唯一無二の友であった。
その彼女から彼を奪う事など、出来得るはずも無かった。
彼女は彼と出会わなかった事にしようと心に決めた。

博美「今日は本当にありがとうございました」
  「また、近い内に寄らさせて頂きます」

宏「ええ!是非!」

彼女は、そうは云ったがもう二度と此処に来ることは止そうと決心した。
すると帰り道で未知子からメールが届く。

未知子(堀之内 アキラさんの事を宜しくね~!)
   (それから、前に男の子が欲しいって言ってたよね!)
   (一回だけなら目を瞑るよ!笑)
   (なぁ~んて! じゃあね~)

博美「もうっ!」
  「ばか!(笑)」

彼女は、こう云う事だけには勘の良い未知子が堪らなく頼もしかった。



17/11/17 18:36 (8qkk8g6G)
36
投稿者: (無名)
リラクゼーションサロンの恥罠28

或る日の紹介所での風景。
マージャン卓をアキラ氏と二人で囲んで、残りの面子を待っている彼女が話の口火を切った。

博美「ねえ、アキラさん?」
  「アキラさんって、子供は嫌いじゃ無いよね?」

アキラ「えっ?、何、いきなり・・」

博美「いや、だってマイの時も良くしてくれたし・・」

アキラ「そりゃあ、ウチの大事な戦力の娘だしねぇ~」

博美「出門さんの赤ちゃんも生まれて来る事だし」
  「もう一人増えても大丈夫よね?」

アキラ「ええっ?何、博美!」
   「あんた、まさか?」

博美「あ、いや、まだ妊娠してる訳では無いんだけれど・・」

彼女は正直に今の状況をアキラ氏に伝えた。
その話を聞いた彼は

アキラ「あんた、いい加減にしなさい!」
   「どこの世界に、同僚二人で種馬を共用しようなんて話が有るの?」

博美「種馬?」
  「動物扱いなんて酷~い!!」
  「此処でもマタハラなの?」

マタニティーハラスメントと聞いては、彼の沽券に関わる。
彼は彼女を諭す様に抗議をする。

アキラ「そんな事を云ってるんじゃないの!」
   「勢いだけでそんな事を思い付いて、生活はどうするの?」

博美「私、もっと仕事、頑張ります!」

アキラ「子供の面倒は?」

博美「そこんところをアキラさんに何とか!」

アキラ「冗談じゃないわよ!」
   「只でさえ、未知子が出産するって時に!」

博美「だからもう一人!」
  「お願い!お願いします」
  「私、どうしても男の子が欲しいの!」

アキラ「男の子?」

彼女には娘が居た。
その娘は、夢を追って海外に出掛けている。
彼女は心の支えが欲しかった。
娘を支援するだけでは無く、誰かに精神的に寄り添いたかった。

彼にも、その気持ちは痛い程分かっていた。
長い付き合いである。
彼女の性格と離婚した経験上、単純に男に頼るのだけは避けたい筈である。
彼は暫く考えていたが、答えは出ない。
彼は彼女に言った。

アキラ「二人目の子供だなんて」
   「大変よ!分かってるの?」

博美「うんっ!」
  「覚悟は出来てる!」

アキラ「誰も助けてなんて、くれないわよ!」

博美「はい!アキラさんは優しいし・・」

アキラ「はぁ?」
   「良く言うわ!この子!」

博美「シングルマザーに冷たい仕打ちなんて、出来っこない人だもん!」

アキラ「買いかぶり過ぎよ!」

博美「お願いします!!」
  「仕事、沢山こなしますから!!」

彼女の決意に嘘は無い事など、彼には最初から分かっていた。
だが決定的に克服すべき難問が存在する。
彼は彼女に問うた。

アキラ「どうでもいいけど博美・・」
   「どうやって男の子を産み分けるの?」

博美「それは・・・」

彼女にも確証は無かった。
ただ一般的な対処法は存在するが。
それとて確証は得られない。

アキラ「もし女の子が産まれて来ても、ちゃんと愛せるのね?」

博美「はい!」
  「勿論です!」

アキラ「ならいいわ!」
   「好きにしなさい!」

博美「ほんとうに?」
  「アキラさん!!、大好き!!」

彼女は彼に抱き着いて感謝した。
彼は、やれやれと思うしかなかった。
話は一歩、前進した。


17/11/17 22:00 (8qkk8g6G)
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