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義兄妹2
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:義兄妹2
投稿者: (無名)
続きです……勝宏は晃のパスを受けると、難なくシュートを決めた。…夕貴は晃の異変に気がつき、すぐに誠に駆け寄り言った。「誠さん…アキ兄膝痛めたみたい…」「えっ!?嘘っ」と言って誠は晃の様子を見た。確かに晃は膝を庇う動きをしていた。…沼田が「くそっ…もう一本っ」と言って、続きをしようとボールを持った。しかし誠が「そこまでだっ」と言って止めた。沼田が「なんでっ!?」と言って誠を見た。誠は晃に近づき「晃っ…お前今の本気のパスで膝痛めたな?」と聞くと、晃は「…バレたか…」と言った。皆晃を見た。晃は隠さず「盛り上がってきた所なのに悪ぃ…ちょっと踏ん張ったら痛みが走った…」と言った。「大丈夫か?」と徹が言った。「まだ本気じゃ無理みたいだ…」と言って「沼…この続きは完全に治ってからでいいか?」と聞くと「分かった」と言い勝宏達に「お前ら…絶対この学校を受けろよ?」と言うと「受けますよ」と言った。…晃は誠に「何で分かった?」と聞くと「夕貴ちゃんがお前の異変に気がついたんだよ」と言った。
2017/02/16 13:19:27(UKgAD0D7)
62
投稿者: (無名)
文化祭、期末テストも終わり、予選が10日後に迫った。バスケ部は一週間の合宿に入った。新設された合宿所に部員全員が集まった。「おお~っ!綺麗じゃんっ」と言って施設内を見た。「気合い入ってんな?」と徹が言うと「これで予選敗退なんてしたら、何て言われるか…」と海野が言うと「校長や教頭の期待値高いっすねっ?」と1年の誰かが言った。「うおっ!?風呂でけぇ~っ…銭湯みてぇ」と沼田が言うと「こりゃ簡単に負けられねぇなっ」と望月が言った。それを聞いて晃が「全国優勝するまでどこにも負けるつもりはねぇよ」と言うと「そうだな…何としても勝ち続けねぇとなっ」と誠が言った。この施設は二階建てで、二階に4人部屋が5部屋、一階に6人部屋が3部屋あり食堂と大浴場、ミーティングルームとトレーニングルームもあり、各部屋冷暖房が完備され、バスケ部への期待値の高さが伺えた。晃は海野、山県、真田と同室になった。午後の練習が終わり合宿所に戻ると、夕飯が用意されていた。誠が「これ…美夏(小幡)1人で作ったのか?」と聞いた。
17/03/05 23:20 (vsAtXbpW)
63
投稿者: (無名)
小幡は「違うよ」と言って「何かね…皆のお母さん達が来てね…交代で作るって」と言うと「えっ!?そうなん…そんな事一言も言ってなかったよ…」と晃が言った。皆も知らなかった様子だった。皆席に着き夕飯を食べた。…次の日は午前中は終業式があり練習は午後から始めた。厳しい練習漬けの一週間に皆の食欲も落ちた。特に1年の中には食べても、戻してしまう奴もいた。朝、6時に起床して1時間ランニング、7時から8時まで朝食、8時から8時半まで休憩、8時半から12時まで練習、12時から1時まで昼食、1時から1時半まで休憩、1時半から6時まで練習、6時から8時まで夕飯と風呂、8時から10時まで勉強、10時から11時まで自由時間、11時消灯、これを一週間繰り返した。特にキツいのは午後の練習で、暑さ対策で体育館は蒸し風呂状態。熱中症や脱水症状にならない様に定期的に水分塩分は取るが、それでも限界になる奴もいた。大体倒れるのは飯を戻した奴だった。しかしこんなキツい練習をしても、誰1人辞める奴はいなかった。
17/03/07 00:47 (lTdfVq8g)
64
投稿者: (無名)
たった一週間の合宿とはいえ、いつもと違う濃密な練習が出来た。そして最終日の夜、合宿の打ち上げとして、「出陣式」が行われた。バスケ部員、監督、部長、小幡、校長、教頭、バスケ部父兄が食堂に集まった。校長教頭の挨拶の後、監督の挨拶があった。そして主将の誠の挨拶。「皆様、お集まり頂きありがとうございます。皆様のご協力で誰一人脱落者を出す事なく、無事合宿を終える事が出来ました。ありがとうございました」と言ってお辞儀をすると部員全員お辞儀した。「僕達は3日後、県予選の緒戦を迎えます。試合はどうなるか分かりませんが、全力を出し皆様の声援に応えられる様に頑張ります。そして予選を突破し全国に絶対行きますので、皆様も応援よろしくお願いします。」としっかりした挨拶に「頑張れっ」と声を掛けられ拍手された。すると誠が「あの皆様が宜しければもう一人挨拶を」と言って「晃っ」と呼んだ。突然の事に晃は「えっ!?俺っ」と言って自分を指差した。誠が手招きをするが、晃は「無理無理」と言うと両隣りにいた沼田と海野が晃を押し出した。
17/03/07 18:14 (lTdfVq8g)
65
投稿者: (無名)
誠は晃の腕を引っ張ると「え~っバスケ部のエースが挨拶したいと言うので」と言うと皆がどっと笑った。晃は諦めマイクの前に立った。すると夕貴が「アキ兄頑張れっ」と言った。晃は一つ深呼吸をして「え~っ只今主将の丸山から指名されました…バスケ部のエースです」とボケを言うと部員は「やっちまった」と言う顔をしたが笑いが起きた。晃は話し始めた。「去年H高バスケ部は全国出場しましたが、そこな僕は居ませんでした…」と言うと笑い声が消えた。「僕は去年…県予選の最終戦で膝に大怪我を負ってしまい、全国の舞台に立つ事が出来ませんでした。バスケ部が全国で戦っている時、僕は病院のベッドで戦ってました。最初医者からは「もうバスケは二度と出来ないだろう」とまで言われました。僕は絶望感を味わいました。しかしそんな絶望の縁にいた僕に、神様が救いの手を差し伸べてくれました。ドイツ人のスポーツ医学の権威ミューラー医師が偶然にも来日して、僕の壊れた膝を再びバスケが出来る様に直してくれました。」と語った。
17/03/07 18:38 (lTdfVq8g)
66
投稿者: (無名)
晃は続けた。「僕が今こうして大好きなバスケを出来る様になったのは、先生の手術とマコ達の「待ってるぞ」の言葉と、辛いリハビリを支えてくれた家族のお陰です。恩返しには小さいかもしれないけど、全国のコートに立つ事…それを皆への恩返しにしたいと思います。」と言って晃は仲間の方を向いて「支えてくれてありがとう」と頭を下げた。そこにいた人達から拍手が起こった。ジュースで乾杯して皆料理を食べ始めた。1時間程で終了すると大人達は二次会と言う名の飲み会に行った。部員の皆は家に帰って行った。晃達7人(晃、夕貴、誠、徹、勝宏、川口、小幡)は一緒に帰り、途中の神社で必勝祈願した。「晃…絶対全国行こうな?」と誠が言うと「全国出場じゃなくて全国制覇だろ?」と徹が言うと「そうだな」と誠が言った。そして境内で円陣を組み晃が手を出すと皆それに乗せ、誠が「H高~っファイっ!」と言うと「ウェ~イっ!!」と言って手を高く挙げた。晃達はそれぞれ別れて帰った。夕貴が「アキ兄…無理しないでね?」と言った。
17/03/07 21:17 (lTdfVq8g)
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