すみません。途中で点差がおかしくなりました。m(_ _)m

ちゃんと読み返して計算したら、７５－７１でした。m(_ _)mｽﾐﾏｾﾝ

晃達は悔しがった。県ベスト４に後一歩で勝てたからだ。しかし監督は｢よくやったっ｣と褒めた。忍が握手を求めてきた。忍が｢俺強くなっただろう？｣と言った。晃は握手をして｢強くなった。だけど次は絶対に俺達が勝つからなっ！｣と言った。…家に帰ると夕貴が泣いていた。｢どうした？｣と聞くと夕香が｢試合見てからずっとこうなの｣と言った。｢お母さん…一つお願いしていいですか？｣晃は初めて夕香をお母さんと呼んだ。夕香は驚いた顔をして、嬉し涙を堪えて｢何？お願いって？｣と言った。｢欲しい物があるんだけど…お金出して貰えますか？｣と聞くと｢いいわよ…明日買いに行く？｣と言った。…次の日晃達はスポーツ店に行った。そこでパワーリストとパワーアンクルを買った。晃はスピードが足りない事を練習試合で痛感していた。その店で真田に会った。｢先輩｣と声を掛けると｢あれっ何してんの？｣と言われた。説明すると｢考える事一緒だな｣と真田は言った。晃はその日からリストとアンクルを風呂の時以外着け始めた。

晃は翌日からチャリ通を止め学校まで７キロの道のりを走って通学した。インターハイ予選まで約ひと月半だった。誠と徹も付き合った。部活で全体練習をした後、余り好きではなかったフットワークの練習も増やした。徹は苦手なミドルシュートを、誠は３Ｐを黙々と練習した。他の部員もそれぞれ課題を作り練習をした。家に帰ると夕貴が足をマッサージしてくれた。ある時晃は｢受験勉強しないでいいのか？｣と聞くと｢大丈夫だよ…狙ってる所十分に届くから｣と言った。｢夕貴はどこ行くの？｣と聞くと｢内緒っ｣と言った。仰向けになり肩を抑え腰を捻ると、夕貴の胸元からブラと谷間が見えるので、ムラムラして困った。晃はなるべく見ない様にした。晃の身長が３㌢伸びて１７７になった。徹は５㌢伸び１８５になったが、誠だけ変わらず｢何で俺だけ伸びねぇんだっ｣と悔しがった。個人練習をしたお陰で皆それぞれ上手くなった。やがてインターハイ予選の組み合わせが決まった。初戦の相手はＫ工だった。このチームは去年のＨ高と同じ、二回戦で負けたチームだった。

試合前日の夜、夕貴が晃の部屋に来た。｢アキ兄起きてる？｣｢ん？起きてるよ…何？｣｢明日から予選だね？｣｢うんまぁね｣｢緊張してる？｣｢いやっ全然｣｢そうなんだ…凄いね…私だったら緊張しちゃうな…｣そう言って夕貴は晃の隣りに座った。｢そんな事言いに来たの？｣｢ううん…コレ渡しに来たの…｣と言って夕貴は手作りのお守りを晃に渡した。｢ありがとう夕貴…可愛いね…自分で作ったの？｣｢…うん…｣｢嬉しいよ…｣｢良かった…喜んでくれて…｣晃はそれをバッグに付けた。｢明日…応援行けないけど怪我しないで頑張ってね｣｢うん…頑張るよ…お守りありがとう｣と言って夕貴の頭を撫でると、夕貴は嬉しそうに笑った。…翌朝、家を出る時に夕貴と夕香が｢行ってらっしゃい…気をつけてね｣と言い晃は｢勝ってくるよ｣と言って玄関を出た。学校で皆と合流して、会場に向かった。会場は緊張感と熱気で包まれていた。アップをしていると｢よう晃っ｣と声を掛けられた。見るとそこにはＳ高の忍と北条弟がいた。｢偵察に来たぜ｣と忍が言った。