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義兄妹
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:義兄妹
投稿者: (無名)
朝、ふと目が覚めた。スマホを見るとまだ6時半だった。男は隣りに寝る裸の女を見た。女は可愛い顔を男の方に向け、静かな寝息をたてていた。男はその顔にムラムラして、女にキスをする。女は「ん~っ…」と言ったが起きない。男は女の体を弄り始めた。布団の中に潜り込むと首筋から鎖骨にキスをして、小振りだが形のいい胸のピンクの乳首に吸い付いた。やがて女は気持ちいい違和感に目を覚ました。「んっ…何?…あっ!?」と吐息をこぼし布団を捲る。そして「ちょっと…あっ…アキ兄…朝から何してんのよっ!?…んぁっ…」と言うと「何って…夕貴(ゆうき)が可愛いからムラムラしちゃって…」と男は答えた。「もう…夕べ…あんなにしたのに…バカ兄貴…あっ」「嫌か?」「嫌じゃないけど…んぁっ…」…この兄妹は大学生で、男は上杉晃(20)の大学2回生で、女は上杉夕貴(19)大学1回生。夕貴が大学生になり、1人暮らしをする晃の元に来た。2人は5年前に兄妹になった。そして2人が関係を持ったのは3年前だった。
2016/12/27 17:15:17(K3zFyruU)
57
投稿者: (無名)
合宿中晃の楽しみは夕貴と屋上で食べる昼食だった。それだけが慰めとなった。「アキ兄合宿はどう?」と聞いた。「大変だよ…夜もいびきかく奴がいてうるさいよ…飯も俺が仕切らないといけないし…」と言うと「大変そうだね…」と言ってくれた。「監督も余計な事してくれたよ…コレじゃぁ調子崩す奴出るよ…」と愚痴をこぼした。…合宿中やはり調子を崩した奴が出た。(慣れない事をしたからだな)と晃は思った。…合宿が終わり家に帰った。晃はその日の内に料理のレシピを作り、翌日今年から入った1年の女子マネージャーにそれを渡し「来年の合宿からコレを使って皆の料理作りなっ」と言った。女子マネは中を見ると「凄いですね…」と言い「コレをバスケ部伝統の料理にします」と言った。…夏の県予選が始まった。H高はBブロックの第6シードで二回戦からの出場だった。そして緒戦の相手はN総合に決まった。チームカラーの青のユニフォームを着た。晃は11、誠は10、徹は12番だった。アップを済ませロッカー室に集まった。
17/01/07 00:36 (qjfWtCxJ)
58
投稿者: (無名)
監督が「今日のスタメンを発表する…F真田、G内藤F高坂、C高梨、G丸山」と言うと他の奴らがざわついた。監督は続けて「今日の相手なら上杉と岡島を入れなくても勝てるだろう…」と言うと沼田が「何で晃や徹を外すんですか?」と異議を唱えると「何だお前ら?上杉と岡島を使わないと勝てないのか?」と言い更に「お前達は上杉達に頼りきったバスケをするのか?…俺はそんな風に教えたつもりはないぞ?…それにお前達がレベルアップしないと全国は愚か、この予選も勝ち抜けないぞっ」と監督らしい事を言った。晃もそう思った。晃が言った。「今日の相手なら俺達が出なくても勝てるだろう?…それに皆がレベルアップすれば俺も助かるよ…正直連続でフル出場したら体もキツいしね…皆のレベルが高くなれば安心して休めるよ…だから今日は俺達のポジション奪う気持ちでやってくれよ?…まぁ俺からポジション奪うの無理だと思うけどねっ」と晃は悪役になりワザと上から目線で言った。皆の顔つきが変わり気合いが入った。
17/01/07 01:30 (qjfWtCxJ)
59
投稿者: (無名)
試合が始まった。予想に反してN総合が主導権を握った。(おいおいマジかよ?)と思いながら試合を見守った。しかしその心配も次の瞬間に吹き飛んだ。内藤が二回連続でスティールすると、そこから反撃が始まり一気に逆転した。前半を終えて50-30とリードした。後半もその勢いは続いて、結局108-51と圧勝した。…三回戦はD大付属とやった。この試合晃は前半だけ出場したが、1人で40点を叩き出した。後半、高梨以外の主力を引っ込めて、第4Qには1年4人と2年1人のメンバーで戦い、121-60で勝利した。四回戦のベスト8を掛け、強豪のB高と対戦した。H高は晃、真田、丸山、徹、高梨のベストメンバーで挑んだ。この時晃は1番(ポイントG)ではなく、2番(シューティングG)で出た。試合は序盤の1分半はどちらも点が入らなかった。先制点は高梨がインサイドで相手を引き付け真田へパス。真田がそれを決めてようやく試合が動き始めた。相手のエースがシュートを外し、徹がDRを穫ると速攻を仕掛け、誠が決めて主導権を握った。
17/01/07 02:01 (qjfWtCxJ)
60
投稿者: (無名)
主導権を握ったH高はたたみかけ、第1Qを18-9として終えた。第2Qは高梨にボールを集めたが、高梨は中盤に連続Fをして、B高に主導権が渡った。高梨に襲いかかった。高梨はFをしない様に何とか踏ん張っていたが、3つ目のFを取られて沼田と交代した。しかしココで誤算が起きた。沼田がいい働きをした。沼田は密かにフックシュートの練習をしていたのを、真田と晃は知っていた。「それを使ってみろ」と真田が助言した。それがいい誤算を生み出した。B高はそのフックを止められなかった。高梨が剛のCなら、沼田は柔のCだった。B高のCとFはそのフックを無理に止めに行こうとして、Fを連続で犯しチームFを5つしてしまった。H高はそれを利用してフリースローを次々と決めて行き、前半を45-22で折り返した。沼田は後半も出た。長い腕から繰り出されるフックシュートは脅威だった。B高のCは無理をして止めに行き、第3Qの途中でFOしコートを去った。沼田もここでお役御免となり、高梨と代わった。
17/01/07 02:30 (qjfWtCxJ)
61
投稿者: (無名)
交代する沼田に晃は「沼がいて良かった」と言うと「後は頼んだよ」と言い笑顔でベンチに戻った。沼田はこれを機に更なる成長を遂げた。…晃は「よしっ一本っ!一本取るぞっ!」と言って気合いを入れた。H高のDFの仕方が変わり、Fギリギリで当たりに行った。B高はこれに対応出来ずにミスを連発した。H高は一気に点差を広げ試合を決めに行った。特に晃と真田の2人は競う様に点を取りまくった。試合は第4Qの中盤までに決まった。晃、真田、徹の3人は途中でベンチへ退いた。代わりに入った選手も、晃達の気合いに後押しされた。93-53でB高を破りベスト8に進出し、2年連続でS大付属と決勝リーグ進出を掛け戦う事になった。…試合前のロッカールーム。晃達は円陣を組んだ。皆少し緊張した顔をしていた。真田が「今年こそS大に勝って全国に行くぞっ!」と言うと「おっしゃぁっ!」と気合いを入れコートに向かった。スタンドから「アキ兄頑張れっ!」と夕貴の声が聞こえた。晃は夕貴を見つけ拳を突き上げた。
17/01/07 04:06 (qjfWtCxJ)
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