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1:双子の銀狼
投稿者:
銀狼
◆qPLBDpgDEg
人を好きになるって怖い。盲目になってしまう、それしか見えなくなる。
だから僕は人を好きになりたくない。 盲目になるのが嫌だから。 殺風景な部屋。 家具と電球があるくらい。僕はMP5Kを構えて素早く制圧する。 異常は無い、仲間はいない、僕一人でやるしかない。足音はたてない。 きっとどこかに隠れている見つけ出したら・・・・ カンッ。 物音のした方に銃を向けるヤカンが転がっている。 僕はすぐに影に隠れる。 ヤツは必ずトラップを使ってくる・・・毎回そうだ。僕は警戒しながらゆっくりヤカンに近づく。 声を押し殺す。 紙に何か書いてある。 【ばあーか!!上、上!】 「・・・・・っ!」 僕はこの瞬間終わった。 バスッ。 頭に痛み感じる。 血は出ていない。 「私の勝ち・・・・」 家具の上で猫のようにこちらを見下ろし嬉しそうに呟く。 痛い・・・いっ・・・! 「イテッ!ミソラのバカッ!!頭撃つなんて・・」 僕は床に仰向けに転がる。黒い影は僕の上におりてきた。 とっても小柄で長い銀髪のツインテール。 青い瞳の美少女。 まるで天使おりてきたみたい。 僕の上に股がって意地らしく笑う。 「ミツキに勝った・・久しぶりに勝った」 ミソラのはいている黒いフリフリ付きのミニスカートの脚の間から白いパンツが見える。 「ミツキに負けた・・久しぶりに負けた」 ミソラはニヤッて笑った。「・・・・負け犬」 「ミソラ・・・今日は白いパンツだね」 ミソラは顔を赤くしてさっと手で隠して出ていった。「僕の勝ち・・・」 僕はトイガンのMP5Kを拾って少し小さめの屋敷を出る。 周りは広い広い農場。 ミソラはベンチに座っていた。 そばにコリー犬のマックがいた。 おじさんが拍手して僕を励ます。 「よくやったな!」 おじさんは45歳。がっちりとした体格だ。 おじさんは先生であり師匠であり父親である。 ここらへんの土地は全ておじさんが所有している。 もちろんさっきの小屋も。僕はミソラの隣に座る。 マックが尻尾を振ってよってきた。 頭を撫でてやると気持ちよさそうな目をする。 「・・・ミツキのエッチ」 ミソラはむっつりして怒っている。 僕はカバンからコーラを二本取り出してミソラの頬っぺたにコーラをくっつける「冷たいな・・・」 ミソラはコーラを受け取る、僕もミソラも甘い物が好きだ。 「ありがと・・・ミツキ」 「うん・・・」 おじさんはテントを張っている。 今日はテントで寝る。 大きめのテントで大人四人は入れる。 僕とミソラは双子の兄妹。僕も銀髪でミソラよりは体つきはいい。 けれども全然華奢だ。 いくらトレーニングしても筋肉が付かないのだ。 「なに浮かない顔をしているんだ、ミツキ?」 「おじさん、僕達って何でこんなに体細いの?」 おじさんは微笑むとコーラを飲む。 「遺伝と言うか・・・お前達のお父さんの影響かな」ミソラはマックに抱きついている。 「ふぇ・・・遺伝ね・・・」おじさんは食事の準備をしている。 ミソラはあんまり喋る方じゃない。 僕は普通くらいかな。 ミソラはあんまり遊びにも行かないし。 ヨーロッパの田舎町。 学校が無いのでおじさんに勉強を教えて貰っている。両親は死んだと聞いた。 僕もミソラも14歳。 僕達を生んでから事故で亡くなったと聞かされている「食事できたぞ」 ベンチに座ってパンにかじりつく。 「二人とも好きな人はできたか?」 ミソラはそっぽを向いてマックにパンをひとかけら投げる。 マックはパクッと口でキャッチする。 「僕はいないよ。恋愛は身を滅ぼすからね」 おじさんは苦笑する。 「恋愛しなきゃ結婚して子供作れないぞ」 僕はスープをすすって空を見上げる。 「いらない・・・セックスできればいいよ」 僕はセックスはした事ないけどそれっぽい事言わないとバカにされる。 おじさんは悲しそうな目をする。 「やっぱり・・・アイツの子供だな・・・」 夕食を食べ終えるともう夜はふけていた。 おじさんはテントから顔をだす。 「俺はもう寝るからな」 「お休みなさい」 僕とミソラがピッタリのタイミングで言った。 僕とミソラはボーッと空を見ていた。 「綺麗だね・・ミツキ・・」「うん・・スッゴく」 空気が清んでいるから凄く凄く綺麗。 ミソラの体がブルッと震えた。 僕は肩にジャケットをかけてやる。 「うぅ・・ありがと」 「そんなミニスカートはいてるからだろ・・・」 僕も寒くてミソラにくっつく。 ミソラも僕にくっつく。 「ミニスカートが好きなの・・・分かんないけど。訓練の次に好き」 「ミソラの脚って綺麗だよな・・・」 僕はゆっくりとミソラの脚を触る。 「ふっ・・んっ!」 エッチなビデオの女みたいに切ない声を出す。 僕は調子に乗ってやらしく触ってみる。 ニーソックスの中も触って軽くつねる。 「んんっ!やあっ・・・!!」とっても敏感らしい。 触られるだけでこんなに感じるなんて。 「ミソラもエッチじゃん・・・・」 僕のシャツをギュッと握ってさらにくっついてくる。「んんっ、ちがうっ!はぁっ、んあっ」 僕はスカートの中に手を入れてみたくなる。 太股の間に手を入れてパンツに触れる。 「んんっ!んんんっ!!!」 自分の妹だけどスッゴく可愛い。 もっとしたくなった。 「ミツキ・・・もぉっ・・だめ・・」 「嘘でしょ?目を見れば分かる。もっとして欲しいって目だもん」 ミソラは顔を赤らめる。 僕は抱き寄せてさらにパンツをいじる。 「んんっ・・だめ・・」 僕はスカートを少しめくってパンツを見る。 「白のレース付きかぁ」 「だめ・・だめだよぉ・・ミツキ・・・」 僕はさらにパンツをいじくる。 切なく喘ぐ美少女は僕の妹・・・可愛くて大切な僕の妹。僕の手首を掴んで抵抗するけど形だけ。 しばらく苛めてから解放してあげた。 「はぁはぁはぁっ・・・ミツキのエッチ!ヘンタイ!」僕は無視して空を見上げた「僕達の名前って日本語なんだって・・・美空と美月・・・知ってた?」 ミソラはぷいっとそっぽを向くが僕にくっついたまま「知ってるよ・・バカッ・・」 僕はあくびをしてゴムで長い前髪を縛る。 僕は左目は青で右目だけ赤い。 それが嫌で右目にかかる髪を伸ばして隠している。 ミソラは両目とも青なのに・・ミソラと一緒で両目は青が良かったな。 「ミツキ・・寝よう・・」 「うん・・マックもおいで・・」 二人と一匹でテントに入った。 空はキラキラ、月は怪しく光っていた。
2010/11/09 15:34:15(HCmDuoBj)
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銀狼
◆Df3LS3WJTE
本当なら入院しなきゃいけないレベル。
セーフルームに病室があったので助かった。 セーフルームはかなり設備が整っているし便利だ。 しばらく学校には行けないな・・・ 病室のベットは敷き布団よりかはマシだ。 早くベット買おう。 ふかふかのベット。 「美月、入るよ」 「うん・・・」 美空はナースさんだ。 研究をしながら看病してくれる。 「ご飯持ってきたから・・」美味しそうな煮物、炊き込みご飯、味噌汁。 「美味しそう・・」 「はい・・・口開けて」 「うん・・もぐもぐ」 煮物は里芋と蛸足。 よく染みている。 だしは昆布だな。 「美月、我慢しないで泣いて・・見てて辛い」 「何が?泣かないよ」 「泣けよ・・・怖かったんでしょ?」 「・・・大丈夫だから」 美空はベットに腰掛けた。「いいから・・泣いて・・お願い・・我慢しないで」美空が僕を抱き締めた。 「ふっ・・・うっ・・ぐすっ・・ううっ」 痛いし怖いし気持悪いし・・・壊された。 頭を撫でられる。 フラッシュバックする。 毎晩・・・犯される。 キツい・・・・。 体も痛いし・・。 「美月の事分かってあげられるのは私だけ・・私だけなんだら・・・」 泣いたらお腹が空いた。 ずっと泣いていたくない。壊された物をもう一度治す「美空・・・味噌汁飲ませて・・泣いたら塩分補給しなきゃ」 「はいはい・・ばか・・」 病室ではテレビを見たりしてすごす。 腕も痛いので勉強もできない。 テレビはあまり面白くない・・・。 「はぁ・・何かできないかな・・・」 新しい格闘技の開発。 まだ途中だったな。 今使えるのはロシアのシステマ、イスラエルのクラヴ・マガ、空手、柔術・・・色々ある。 どれも完成されている。 なんだろうか・・・。 思い付かなくてテレビのチャンネルをポチポチ変える・・・ 映画がやってる。 「ほぇ?ナニコレ?」 二丁の銃で計算された動き・・・ガンカタ? 僕は映画はあまり見ないが凄い衝撃を受けた。 なんて・・非現実的!! でもなんかカッコいいな。最後まで見てしまった。 ラストのガンカタ対ガンカタは凄いな。 でもあんなの非現実的! でも楽しい・・映画って楽しむ物なんだな。 「ふぁ・・暇だな」 せめて歩ければ。 メールの返事もやっとこさできる。 眠るのは怖いし・・何をしようか・・・。 「ママが入室するぜよ!」 「綾?何それ?」 手に何か持っている。 「ジェル、気持ち良くしてあげる」 「え?ちょっと!」 僕のズボンを下ろす。 チンコはすぐに固くなる。「綾!んっ!待って、はあんっ!!」 ジェルをつけられゴシゴシ擦られる。 「大分溜まってるでしょ?」「んっ!だめっ!ベットよごれちゃうっ!ああん!!」 先っぽをいじめられる。 「ああっ!あっ、それだめぇ・・いじめないで」 綾が首筋を舐める。 ビクビクする。 ジェルのせいでやらしー音が凄い。 「あっ!もう・・んっ・・イキそう!」 「ママの中でイって。掃除しなくていいし気持ちいいよ・・」 綾が股がって先っぽだけ挿入した。 根本をゴシゴシして刺激する。 「んあっ!も、もう・・あっ・・い、イクッ!いくぅ!」びゅるびゅるびゅる、どくどくどくっ! 「あっ!!!・・・ふにゃーん・・・」 綾が気絶して僕に倒れこんだ。 「イタッ!綾、痛いよ」 上に乗られたまんまだと・・しかも挿入したまま。 「はぁ・・もぉ・・困った・・また・・固く・・」 僕のはもうカチカチ。 でも動かすの痛くて無理。「もぉ・・拷問だよ・・酷い・・イキたいよ・・」 かなり辛い拷問演習だった
10/11/16 02:23
(IFB0RByE)
投稿者:
銀狼
◆Df3LS3WJTE
ベットが軋む。
喘ぎ声が病室に広がる。 綾に犯される・・・。 「ああっ!あゃ・・綾・・もうやめて・・・」 「んんっ!出してっ!!」 「あんっ!!!」 びゅっびゅっ・・。 怪我はもうすぐ治る。 歩けるし体も動かせる。 でもだいぶしてなかったせいか綾がおかしくなった。「まだ・・しよ」 「やぁっ・・もぉ・・いやぁ・・・んっ!!」 また動かされる。 綾はもう我慢出来ないらしい。 何度も騎乗位で犯される。「んっ・・はげしぃ・・んんっ! 綾・・もぅ・・だめ・・はぁ・・あっ!」 何時間たったのかようやく解放される。 「美月・・・ごめん」 「うん・・・いいよ」 綾が病室から出ていった。僕はタオルで体を拭いて新しいパジャマを着る。 「はぁ・・気持ちいいけどさ・・・なんだかな」 アザも消えたしもう外出しようかな。 「美月、ちょっと話がある」「ん?何?」 美空はベットに座る。 「あのランスとか言う女、常人じゃない」 「ああ・・・」 少しブルッとする。 普通ならPTSDになりそうだが僕は大丈夫だ。 少し怖いけど。 「大丈夫?話しても」 「うん、オッケー」 美空はいくつか資料を取り出す。 「あの二人の兵士はアメリカの陸軍の兵士だった。どちらも軍曹」 兵士の情報の書類。 「どうやってこれを?」 「仲間とお友達に協力してもらった」 「ほぇ・・・」 どちらも実戦経験あり。 「じゃあランスもアメリカ軍って事?」 「いや・・あれは違うと思う。あの匂いは普通じゃない・・獣・・荒馬のような・・」 「ふぅーん・・・」 槍を持っていた。 今の時代に槍って・・ 「僕はロシア人かと思ったけどな・・」 「うん・・私もそう思った」もう一つの資料を眺める。血液検査・・・・。 どれも異常はない。 「結局分かんないかぁー」 「観察って行ってたんでしょ?何の観察かな・・」 僕達は普通じゃない。 だから目をつけられたのかもしれない。 「銀狼計画ってやつが再開されたとしたら僕達狙われてるのかも」 「そうかも・・でも狙うなすでに誘拐でもされてる気がする・・・」 話が難しくなる。 今は情報が少なすぎる。 余計な詮索はよそう。 「美空、散歩行こう」 「散歩?」 「うん・・歩きたいな」 「いいけど・・香水つけてから出かけ方がいい」 「へ?」 美空は病室から出ていった「香水・・?」 体の匂いは精液と汗の匂い・・・たしかに香水がいるな・・・。 「てか、シャワー浴びよ」 香水よりシャワーの方がいいじゃん。 夕方になり日がくれる。 夕日が綺麗。 お寺に行ってみよう。 利奈に会いたい。 階段をあがってお寺に着く利奈と女の子がもう一人。「あ、美月くん!美空ちゃん!」 手をふった。 美空が帰ってきた事はみんな知っている。 「怪我の調子どう?」 「うん、もう大丈夫」 怪我はこけて骨折した事にしてある。 華奢だから別に不思議には思われなかった。 もう一人の女の子・・・。赤っぽい栗色の長い髪。 少し大人っぽいけど僕より年下だ。 「桂詞葉です、はじめまして」 ぺこりと頭を下げた。 スタイルがいいし美少女だ・・・本当に綺麗な子ばっかり。 【ばか・・・】 美空がテレパシーで愚痴を言った。 むっくりふくれて不機嫌そう。 しばらく喋った。 なかなか大人しい。 僕は心は無闇やたらに読まない。 そう決めた。 だから会話でその人を知りたい。 「あの・・写真撮っていいですか?」 詞葉はカメラを持っているかなりゴツい一眼レフ。 Canonの古いデジカメ。 三脚を立てている。 「詞葉ちゃんは写真すきなの?」 「あ、はい!将来は記者とか写真家になりたいです!」 詞葉は13才。 もうちょっとくだけててもいい気がするが。 四人で並んで写真を撮る。パシャッ。 綺麗に撮れた。 みんないい顔。 もう大分日が落ちてきた。「私、そろそろお家にいきます!また遊んでくださいね」 「あ、うん!」 「詞葉ちゃんまたね!」 詞葉は手を振ってすたすた歩いていった。 お寺に預けられているのですぐ近くに家がある。 「利奈はどうする?まだ掃除してくの?」 「うーん。今日はお父さんいないし・・まだ帰らないかなぁ・・」 利奈は竹箒で遊ぶ。 「うちに来て遊ぶ?」 「え?いいの?」 「うん、いいよ!」 「じゃあ箒返してくるね!」お寺の方へスタスタ歩いて行った。 ハッとする。 美空がまた嫉妬するんじゃ・・・ 「嫉妬なんかしてない!・・・勘違いしないでよ・・・私は・・・」 「僕は美空が大好きだよ」 「・・・・う・・うん」 家に戻ると綾が夕飯を作っている。 「おお、利奈ちゃん!いらっしゃいにゃん」 「にゃんって・・!先生カワイー!」 何だこの会話。 利奈に母親はいない。 だから帰っても一人ぼっちだ。 将パパは剣術を教えているのでなかなか多忙。 夕飯は久しぶりににぎやかだった。 利奈は美空に抱きついた。「美空ちゃん・・帰ってきてくれて・・とってもとっても嬉しいよ」 「う、うん・・・」 利奈は美空が大好きだ。 その気持ちに嘘はない。 「おお、きゃわいい女の子が抱き合ってるとムラムラしちゃう!」 「ちょっ!!」 「ははっ、美月くんじょーだん」 綾の発言に時々ひやっとする。 久しぶりに賑やかな夕食。利奈が帰った後病室に戻るテレビをつけて参考書を見る。 「美月・・・」 「ん?なぁに?」 美空は・・・・。 「美月としたい・・・」 「え?・・・」 「美月・・・」 「え?え?美空?」 美空の心は読めない。 まだ能力が安定しない。 「美月・・しよ・・」 「わわわっ!」 美空は僕に抱きついた。 「美月・・・不安になるから・・・お願い・・」 「み、美空・・・いいよ・・痛くないようにするから・・・」 美空は不思議そうな顔をした。 「何、言ってんの痛くてもいい。激しくして!」 「えっ?美空、初めてはとっても痛いんだぞ?」 「は?何度もしてるじゃん」「え?美空は処女じゃ・・」「ばぁーか。訓練だよ」 「あ・・訓練・・・」 美空はクスッと笑った。 「美月のえっち!」 こいつ!・・・僕の心読んでたな!? 「くそっ!激しくしてやる!覚悟しろよな!」 「・・・でも半分本心だからね・・」 「えっ?」 美空は笑って病室から出ていった。 本心・・セックスしたいって事?
10/11/16 16:18
(IFB0RByE)
投稿者:
銀狼
◆Df3LS3WJTE
飛んだり跳ねたり回し蹴りをしたり。
大丈夫だ、完全に治った。「ほっ、ほっ、やぁっ!」 動きもいい感じ。 「調子戻ったみたいだね」 「あ、美空!おはよ」 「おはよ。朝ごはん持ってきた」 ベーグルとチーズオムレツ・・・それとケーキ。 「もぐもぐもぐ」 「食欲も旺盛・・任務できそう?」 「もぐもぐもぐ、うん!もぐもぐもぐ・・」 「食べてから喋ってよ」 完食してから資料を見る。麻薬組織リーダー。 日本人・・・。 「名前はカロン。あだ名ね・・・・」 資金洗浄された金を受けとる時を狙う。 明日の深夜2時。 「分かった・・もちろんお金は・・・」 「貰う。私達の資金にする・・・綺麗事言ってられない」 お金は有り余るほどある。けれども貰う。 それは犯罪だけど。 どうせ堕ならとことん。 僕達の思うようにやる。 「今回はHk416とリニアナイフだけでいい。なるべく軽装で行きたいし」 「うん・・・」 拳銃だけで潜入とかは無理・・映画なら大丈夫だろうけど。 警察の車載ライフルもHk416、マガジンを奪って使えるから弾薬に困らない。 警察のはセミオートのみ。装備をバックにつめる。 一度使った物は必ず掃除する。 綾が言ってた。 銃対する愛情表現。 「美月、アタッチメントは好きなのつけていいよ」 「ほぇ、分かった」 今回はそれほど広い場所ではない。 「どうしよっかな・・」 こうゆう時ってすっごくワクワクする。 「るんるん・・うーん・・ホロサイト552・・トリジコンACOG・・・」 取引場所は山奥の屋敷。 別に何つけても扱えるけど・・・・ ん?綾が来る。 とりあえずACOGをつけて美空の所へ戻る。 やっぱり綾が来ていた。 においで分かる。 「二人に渡したい物があるの・・・」 ガンケースを差し出される「さ、開けて!」 綾は嬉しそうだ。 「これ・・・!」 拳銃が二丁。 綺麗な装飾が施されたM1911・・・どちらも同じ形。ズシリと重い。 スラッとしたフォルム。 銀と黒のバランスがいい。「今日は誕生日でしょ?」 「あ・・・」 僕達はよく忘れる。 誕生日なんて別にどうでもいいと思ってた。 M1911は美術品に近い。 美空は軽くスライドを動かす。 「最近の銃よかセクシーでしょ?」 「うん、綺麗!」 木製グリップも綺麗だ。 「ママ、これ・・新品?」 「うん、でも慣らしはしてあるから」 銃を調整する。 射撃場でHk416のサイトをあわせて微調整。 M1911も撃ってみる。 パンッ、パンッ。 45口径は結構な反動。 アイアンサイトを少し調整・・50メートルでも結構まとまる。 大分金がかかってる。 サイレンサーも取り付けられる。 取り付けて撃ってみる。 パシッ、パシッ、パシッ。アイアンサイトは大型でサイレンサーをつけてもしっかり狙える。 パシッ。 弾が切れてマガジンを変えてスライドストップを下ろす。 カシャッ。 何度か撃ってみる。 手に馴染ませる。 調整が終わりホルスターに納める。 カバンにHk416をつめる。綾が銃持っている。 「えっ、綾も行くの?」 「うん・・・」 「もう殺しはしないんじゃないの?」 「私は母親・・貴方達と一緒に生きる」 目で分かった・・もう決心している。 「それに貴方はまだまだ経験不足よ。私が教えてあげる」 「あ・・・うん」 今の凄く色っぽい。 美空も銃の調整を終えてカバンにつめている。 綾はFN-SCAR L ACOGとフォアグリップ。 「私も少し調整してくる」 綾が射撃場に向かう。 「美月・・・」 「綾は・・お母さんは・・・本気なんだね」 「うん・・・」 「僕達のせい・・かな?」 「ママも血に飢えてきているよ・・・殺し屋としてのね・・・」 やはり僕達は・・・ 美空がぎゅっと手を握る。「言わなで・・思わないで・・・しかたない」 「うん・・・・」 運び屋のおじさんが迎えにきた。 「おっ!綾っちも一緒かい?久しぶりの仕事大丈夫?」綾の目はいつもと違う。 完全に別人。 「全く不安じゃない」 「そうか・・・」 綾は自信満々だ。 車に乗ってV22の所へ。 かなりキツキツだけど入る・・ミニクーパー様様だ。移動には5時間ほど。 夕方には到着して山奥に向かう。 屋敷の周囲5キロは警備されている。 廃屋で装備を整える。 明日の深夜までに屋敷周囲の警備を片付ける。 ライフル類にはサイレンサーを付けておく。 綾はもう完全に別人。 髪をまてめている。 格闘なら勝てるけど射撃は到底およばない。 「二人とも準備はいい?」 「はい・・」 カバンは小屋に隠しておく念のためにトラップも仕掛ける。 小屋から移動して森に入る今回は普通に迷彩服でいいんじゃないと言ったけど・・・・拘りだそうです。 黒だと目立つのでウッドランドの布を肩に装着。 フード付きで伏せればかなり分かりにくい。 だいぶ寒いので毛布かわりにもなる。 暗くなり視界をサーモに切り替える。 まだ警備は見えない。 赤外線は遠くは視認しにくいが夜なら問題ない。 「静かね・・・」 綾がボソッと呟く。 本当に静かだ。 地図は丸暗記した。 屋敷まであと4キロ。
10/11/17 02:23
(4Bgv/QEy)
投稿者:
銀狼
◆Df3LS3WJTE
僕の嗅覚レベルは少し低め美空によるとだんだん広がるらしい。
美空は匂いで形と場所も分かる・・感情も殺気も全て「警備がいない・・・」 美空の嗅覚は犬以上らしい、これもまた銀狼計画のせいだろう。 屋敷の周辺に近づく。 屋敷というより洋館? 正面には警備が10人ほど。M4A1やM733。 一昔前の銃だ。 戦争で使用済みを廃墟処理される前に買い取った物だろう。 安くすんで性能もそこそこ退路を確保しつつ安全そうな場所を見つける。 屋敷の南東にあるくぼんだ所。 ここなら良さそう。 「目標が車でここで待機しよう」 もう夜中だ。 明かりを点けずに暗視スコープで屋敷を見張る。 「私がやるから二人は寝てなさい」 「後で交代するね」 「ありがとう・・羅沙」 迷彩布にくるまって美空と引っ付く。 ヘルメットは口元を開閉しておく。 暖かい・・・・ 美空がカバンかチョコバーを取り出した。 「ママ、はい」 綾は軽くキャッチする。 「銀兎、サンキュ」 こう寒いと甘い物が必要になってくる。 「羅沙も・・・」 「うん、ありがと」 ナッツ入りで香ばしい。 口の周りにチョコがつく。「羅沙・・汚い」 「ふぇ?」 美空が口の周りを舐めてくれた。 いやらしい気持ちなる。 「・・・美空・・」 「なによ・・銀兎って呼んで・・・っ!!」 引き寄せてキスをする。 「んっ!!!」 美空は抵抗するが舌を入れると大人しくなった。 「っ・・・んっ・・」 「はあっ・・んんっ」 そういえば美空とキスするのは久しぶり。 もっと可愛がってあげよう甘えさせて・・・。 「いい・・甘えないもん」 「早く・・甘えなよ」 また心を読んで遠慮する。僕はまた唇を重ねる。 綾はたぶん気付いてる。 美空のスーツを脱がすかな・・いや、たぶん殴られるからよそう。 「ふっ・・んっ・・しつこい・・ばかぁ・・」 「じゃあやめてあげる」 美空はヘルメットを被って表情は分からないが心は・・・・ 「もっと・・いっぱいしていいよ・・羅沙の・・美月のセクハラに耐える訓練だからね、勘違い・・んっ」 照れ隠しもまた可愛い。 交代の事も忘れてキスし続けた。 いつの間に寝てしまった。「あ、あゃ・・綾、ごめん・・その・・」 「いいよ、目標くるまでキスしてて」 少し怒ってる。 「変わるよ、綾も休んでて」「いいよ・・キスしてあげなさい」 「綾・・怒ってる?」 「ええ・・・」 「ごめん、綾が偵察してるのに僕達は・・・」 「ああ、その事じゃない」 「えっ?・・・」 綾はスコープから目を離さない。 綾が舌打ちして呟く 「増田・・なんでいるんだ?・・・」 僕はヘルメットのズーム機能を使う。 あれは国会議員の・・。 車椅子で屋敷に入る。 車椅子を押している男はかなりのマッチョ。 銀髪で皮のジャケット。 大きなボストンバックを持っている。 「情報には無かった・・・」美空が腕を組んで考え込んでいる。 僕は綾に変わって監視を続ける。 昼になった。 綾と美空が話している。 「私のミス・・ごめんなさい」 「いいのよ、銀兎」 綾が銀兎を抱き締めた。 髪に触れるが感電はしない一応コントロールできる。「逆に着てくれて好都合・・やっと殺せる」 午後12時。 目標が車をおりてやってきた。 老人だな・・・。 綾はベレッタPx4のスライドを引いた。 Px4はフレームが青と紫の迷彩で塗装されている。 スライドは黒。 短めのサイレンサーがついている。 「そろそろ行こう」 Hk416を構える。 「私は裏から行くから、銀兎と羅沙は正面から侵入」綾はSCARにサイレンサーを取り付けている。 「綾は一人で大丈夫?」 「一人で行く方がいいわ。ランボーじゃないけどね・・・・そうだ、私の事は黒猫って呼んで」 綾はウィンクをして裏の方にまわった行った。 二人で正面に向かう。 軍の基地じゃないから正面突破なんてなんのこっちゃない。 警備は5人になった。 暗闇に隠れて近づく。 ナイフで片付けようとした・・・・ ボーン。 爆発音!? 屋敷の方から聞こえた。 僕はまたすぐに身を隠す。【銀兎・・】 【しばらく待って、黒猫には無線で知らせた】 警備はすぐに屋敷に向かうシュバァーーーン。 凄まじい音。 MG3かMG42・・・。 屋敷に備え付けてあるやつ?偵察では見えなかった。正面から増田が出てきた。かなり同様している。 警備は増田を車にのせて逃げた。 【あれは目標じゃない・・しかたないけど逃がす】 【了解・・・】 増田の護衛はマッチョな男だけだった・・・ おかしいと思ったが。 正面に警備はいなくなった綾と同時に屋敷に潜入する凄まじい血のにおい。 死体・・いや・・人間の跡形もないただの肉片がころがっている。 【銀兎・・】 【目標の所に行ってみよう・・・】 焦げ臭い。 屋敷の中庭で綾と合流する目標の部屋扉は開いている【行くよ・・】 三人で突入する。 目標は・・・いない。 血と硝煙のにおい。 広い部屋に長いテーブル。死体は無いのか? 部屋を捜索したがいない。【来る・・・!隠れて】 隣の部屋に移動する。 全員黙る。 扉の間からミニカメラ覗かせる。 【銀兎、血と硝煙のにおいしかしなかったけど】 【そう・・それであってる・・体に染み付いてる】 【・・・?】 扉から男が入ってきた。 ドラムマガジンのAA12を構えている。 近距離だと勝ち目がない。背中にはMG3とボストンバック・・何て怪力だ。 部屋を捜索している。 こちらに近づいてくる。 Hk416を構える。 男は立ち止まる。 「すまないが出てきてくれ・・・」 バレている? AA12を床に置いて手を上げた。 「何もしない」 僕は素早く扉を開けてAA12を確保。 美空と綾は男に銃を向ける「すまんが話している暇がない。こちらにアパッチが向かっている」 「どうゆう事?」 美空が詰め寄る。 「カロンに騙された」 男の目は裏切りされた事への怒りで満ちている。 「あなたは?増田だけなぜ逃げた?」 「アイツは俺を捨てた・・名前は・・・」 ヘリの音。 音は窓の方を睨む。 「来たな・・悪いがまかせてくれないか?」 こいつは嘘をついてない・・・僕らを殺す気は微塵もない。 ただ主だった男への怒りのみ。 「任せる・・ただしアパッチだけじゃない」 銀兎はHk416を構えたまま。男は不思議そうな顔。 「輸送ヘリが4機・・・兵士40人もオマケで来てる」 男はAA12を拾って窓から様子を見た。 「どうやら・・俺の仲間のようだな・・」
10/11/17 12:46
(4Bgv/QEy)
投稿者:
銀狼
◆Df3LS3WJTE
男がニヤッと笑った。
どうゆう意味だ? 「まずアパッチを落とすからどこかに隠れろ」 綾と美空はすぐにさっきの部屋に向かう。 僕は少し心配になる。 「アパッチをどうやって落とすの?」 「ミニグレネード」 男がボストンバックからAA12のドラムマガジンを引っ張りだす。 僕はすぐに理解して部屋に向かう。 三人とも伏せる。 僕は男の様子を見る。 アパッチが近づいてきている。 ライトで屋敷を照らしている。 バババババババ。 プロペラの音。 もうすぐにそこだ。 ドーンっ。 大きな爆音。 アパッチが爆発した方を向いた。 男が窓からさっとAA12を構える。 パパパパパパパパッ。 ミニグレネード弾の嵐。 プロペラに何発も着弾する20発撃ちきってもまだ落ちない。 男はアパッチが方向転換する前にリロードしてまた撃ちつづける。 操縦席に向かって連射している。 アパッチは屋敷にめり込むように墜落した。 凄まじい音。 「いいぞ」 男は満足そうにMG3を構える。 本当に落とした・・アパッチを・・・。 「暇なら付き合ってくれ」 男は窓から様子を見ながら言った。 僕は三人を見る。 もうみんなヤル気だ。 アパッチが落ちたのを見て興奮している。 またプロペラの音。 「行こう!裏口から出るぞ」男に続いた。 輸送ヘリが兵士を下ろしている。 男と僕、綾と美空で二手に別れる。 屋敷は広いので見つからないように。 ペイブロウから兵士がおりてくる。 「いくぞ、仔犬!」 仔犬って・・・ シュバーーーッ もはや銃声ではない。 僕は援護してもらいながら近づく。 MG3のおかげで一機目のペイブロウに乗っていた兵士は全滅。 あと3機。 男と移動して正面に向かうもう一機が兵士をおろしている。 シュバーーーッ、シュバーーーッ。 次々と兵士が倒れる。 僕も負けじと兵士を倒す。ペイブロウに近づいて操縦席も制圧。 綾と美空は? 【美空?そっちは?】 【遅いね・・・】 【は?】 【もうとっくに倒した。今死体を漁ってる】 男はMG3の予備の銃身入れている。 熱くなった銃身は捨てた。「お嬢さん方の所は大丈夫か?まだ1機も倒してないんじゃ・・・」 「遅いねって言われた・・」「・・・・・・」 男はビックリしてすぐにショボンとした。 綾と美空の方に向かう。 兵士の死体が転がっている・・・綾はペイブロウに寄りかかっている。 「綾・・大丈夫?けがはない?」 綾はニコッと笑った。 凄く余裕そう。 「こらこら!黒猫先生って呼びなさい!」 「どうやって・・・」 「銀兎が突っ込んで私が援護・・・8分30秒ぐらい」 「ほぇ・・・・」 ポカーンとする。 綾は想像以上に強い。 男は兵士の武器を拾って眺めている。 まったく殺気がない。 てか凄くダルそう。 美空は証拠を探している。「銀兎、何か見つかった?」「何もなし・・さっさと撤退しよう」 僕は綾を呼んだ。 三人で装備を確認して撤退しようとした。 男は突っ立っている。 心は悲しみでいっぱい。 「あの・・・」 男ダルそうだ・・凄く。 「すまん、殺してくれないか?」 「え?」 「俺は所詮ゴミだからな・・・」 「・・・殺してあげます。でも後で。ついて来てください」 僕は男の手を引っ張る。 男はフラフラついてくる。二人は僕を見つめている。「連れてく気ね」 美空は多分理解してくれている。 綾は何も言わない。 追手は来ない。 廃屋に戻るともう運び屋のおじさんが来ていた。 念のために男を拘束して車に乗せる。 V22に乗り込む。 男は寝てしまっている。 歳は28くらい。 アメリカ人かな? 銀髪で体格はかなりいい。僕はM1911を抜いておいた連れて帰ると言ったのは僕だ。 責任は自分で取る。 家に着いたころにはまだ明るくなっていない。 男をセーフルームに連れて行く。 男を椅子に座らせチョコバーを渡す。 「ありがたい・・・」 男はチョコバーをかじる。「名前を教えて」 僕はヘルメットを取らずに聞く。 美空と綾はシャワーを浴びに言った。 僕一人でも大丈夫。 「・・・名前・・ベルセルクとか呼ばれてたな、別に戦闘中は冷静なんだが」 確か北欧神話の・・・ 「なんで仲間って言ったの?」 ベルセルクは僕を見つめる「君ともう一人の兎みたいな子は銀狼計画から生まれたんだろ?あの綺麗な女は違うな・・・」 「なんで知ってる?」 増田がいたのでなんとなくとは思っていたが。 「俺も銀狼計画から生まれた・・・まぁどちらかと言えば成功した部類に入るがな」 ベルセルクはチョコバーを完食した。 「銀狼計画って何?」 僕はM1911を持ったまま。殺気は全くないが念のため「人間の潜在能力を引き出す・・俺の場合筋肉のリミッターを自由に制御できる・・あと怪我の治りが早いくらいだな」 「火事場の馬鹿力みたいなやつかな・・・・」 潜在能力・・・・ 「はっきり言って僕達は狙われてる?」 「いや、まったく」 嘘じゃない・・・ 「じゃあなんであそこにヘリが来たの?」 ベルセルクは悲しそうな顔をした。 「増田についてってカロンを殺せと言われていた。取引が終わった直後に・・・ボストンバックがには金が入ってる事にしてあった。ボストンバックから金の入った袋を渡して・・・開けたら金ではなく爆弾でドカン」 「カロンは僕たちのいた部屋で取引すると聞いていたけど」 「いや・・ホールの奥の部屋だ」 美空の情報はまた間違っていたのか。 国会議員の増田が何で資金洗浄なんか・・・ 「それで?」 「そこまでは良かったさ。警備をあらかた倒して帰ろうとした所を増田に撃たれた」 ベルセルクは革のジャケットをめくる。 血がにじんでいる。 「まってて、手当てする」 「いや、いい。俺は体の修復能力が高いからな。しかもかすっただけだ」 僕は一応消毒してあげる。「俺は訳が分からず倒れた・・・・そのまま倒れたふりをした。そこで増田が電話をかけてこう言った。ゴミの処分を頼むと」 ベルセルクは恐らく相当忠誠心が高く増田のために働いていたのだろう。 「それで裏切られたと?」 「まだそこでは思わなかったさ・・死んだふりをやめて立ち上がった。そうすると増田は逃げ出した・・俺は訳を聞こうとしただけなのに・・・」 「・・・・・」 「それから屋敷を調べたがいなかった。そこで思ったんだ・・・俺は所詮ゴミだったと・・増田は走って逃げたんだ。あいつに車椅子は必要ない・・俺はあいつの為に身の回りの事はなんでもした」 「・・・・辛いね」 「もういいだろ?俺の知っている事は全て話したぞ」僕はベルセルクにM1911を向ける。 「君を殺すも生かすも俺しだい・・・ならまだ死ぬな・・・」 「は?・・・」 「君の新しい主は俺だ。俺の為に働いて力になれ」 「・・・仔犬が主か・・それもまた面白いな」 ベルセルクは僕の前にひざまずいた。 「命令はなんでも聞こう、主よ」 僕はかがんだ。 「握手でいい」 ベルセルクはフッと笑って手を差し出した。 僕はしっかり握手した。 「君を連れ出した事で狙われるかな?」 「いや、ない。銀狼計画はもう白書になっている」 「え?・・・」 「増田よりずっと上のやつらが白書にしたそうだ。研究施設を丸々潰されるような化け物はもういらないと・・・・」 「・・・・・」 僕と美空の事だ。 「君は人を襲ったりしないよね・・・」 「命令があればなんでもやる。たんぱく質は全て筋肉の修復に回るようになっているから性欲もない」 「そっか・・・じゃあ命令」「どんな命令でも遂行する」「ご飯食べよ、一緒に」 「ご飯・・・?」 「うん、ご飯!」 「餌ではなく?」 「・・・君は部下だけど大切な仲間!」 「・・・ありがたい」 彼は大事にしよう。 きっと役にたつ。
10/11/17 14:56
(4Bgv/QEy)
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