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双子の銀狼
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:双子の銀狼
投稿者: 銀狼 ◆qPLBDpgDEg
人を好きになるって怖い。盲目になってしまう、それしか見えなくなる。
だから僕は人を好きになりたくない。
盲目になるのが嫌だから。
殺風景な部屋。
家具と電球があるくらい。僕はMP5Kを構えて素早く制圧する。
異常は無い、仲間はいない、僕一人でやるしかない。足音はたてない。
きっとどこかに隠れている見つけ出したら・・・・
カンッ。
物音のした方に銃を向けるヤカンが転がっている。
僕はすぐに影に隠れる。
ヤツは必ずトラップを使ってくる・・・毎回そうだ。僕は警戒しながらゆっくりヤカンに近づく。
声を押し殺す。
紙に何か書いてある。
【ばあーか!!上、上!】
「・・・・・っ!」
僕はこの瞬間終わった。
バスッ。
頭に痛み感じる。
血は出ていない。
「私の勝ち・・・・」
家具の上で猫のようにこちらを見下ろし嬉しそうに呟く。
痛い・・・いっ・・・!
「イテッ!ミソラのバカッ!!頭撃つなんて・・」
僕は床に仰向けに転がる。黒い影は僕の上におりてきた。
とっても小柄で長い銀髪のツインテール。
青い瞳の美少女。
まるで天使おりてきたみたい。
僕の上に股がって意地らしく笑う。
「ミツキに勝った・・久しぶりに勝った」
ミソラのはいている黒いフリフリ付きのミニスカートの脚の間から白いパンツが見える。
「ミツキに負けた・・久しぶりに負けた」
ミソラはニヤッて笑った。「・・・・負け犬」
「ミソラ・・・今日は白いパンツだね」
ミソラは顔を赤くしてさっと手で隠して出ていった。「僕の勝ち・・・」
僕はトイガンのMP5Kを拾って少し小さめの屋敷を出る。
周りは広い広い農場。
ミソラはベンチに座っていた。
そばにコリー犬のマックがいた。
おじさんが拍手して僕を励ます。
「よくやったな!」
おじさんは45歳。がっちりとした体格だ。
おじさんは先生であり師匠であり父親である。
ここらへんの土地は全ておじさんが所有している。
もちろんさっきの小屋も。僕はミソラの隣に座る。
マックが尻尾を振ってよってきた。
頭を撫でてやると気持ちよさそうな目をする。
「・・・ミツキのエッチ」
ミソラはむっつりして怒っている。
僕はカバンからコーラを二本取り出してミソラの頬っぺたにコーラをくっつける「冷たいな・・・」
ミソラはコーラを受け取る、僕もミソラも甘い物が好きだ。
「ありがと・・・ミツキ」
「うん・・・」
おじさんはテントを張っている。
今日はテントで寝る。
大きめのテントで大人四人は入れる。
僕とミソラは双子の兄妹。僕も銀髪でミソラよりは体つきはいい。
けれども全然華奢だ。
いくらトレーニングしても筋肉が付かないのだ。
「なに浮かない顔をしているんだ、ミツキ?」
「おじさん、僕達って何でこんなに体細いの?」
おじさんは微笑むとコーラを飲む。
「遺伝と言うか・・・お前達のお父さんの影響かな」ミソラはマックに抱きついている。
「ふぇ・・・遺伝ね・・・」おじさんは食事の準備をしている。
ミソラはあんまり喋る方じゃない。
僕は普通くらいかな。
ミソラはあんまり遊びにも行かないし。
ヨーロッパの田舎町。
学校が無いのでおじさんに勉強を教えて貰っている。両親は死んだと聞いた。
僕もミソラも14歳。
僕達を生んでから事故で亡くなったと聞かされている「食事できたぞ」
ベンチに座ってパンにかじりつく。
「二人とも好きな人はできたか?」
ミソラはそっぽを向いてマックにパンをひとかけら投げる。
マックはパクッと口でキャッチする。
「僕はいないよ。恋愛は身を滅ぼすからね」
おじさんは苦笑する。
「恋愛しなきゃ結婚して子供作れないぞ」
僕はスープをすすって空を見上げる。
「いらない・・・セックスできればいいよ」
僕はセックスはした事ないけどそれっぽい事言わないとバカにされる。
おじさんは悲しそうな目をする。
「やっぱり・・・アイツの子供だな・・・」
夕食を食べ終えるともう夜はふけていた。
おじさんはテントから顔をだす。         「俺はもう寝るからな」
「お休みなさい」
僕とミソラがピッタリのタイミングで言った。
僕とミソラはボーッと空を見ていた。
「綺麗だね・・ミツキ・・」「うん・・スッゴく」
空気が清んでいるから凄く凄く綺麗。
ミソラの体がブルッと震えた。
僕は肩にジャケットをかけてやる。
「うぅ・・ありがと」
「そんなミニスカートはいてるからだろ・・・」
僕も寒くてミソラにくっつく。
ミソラも僕にくっつく。
「ミニスカートが好きなの・・・分かんないけど。訓練の次に好き」
「ミソラの脚って綺麗だよな・・・」
僕はゆっくりとミソラの脚を触る。
「ふっ・・んっ!」
エッチなビデオの女みたいに切ない声を出す。
僕は調子に乗ってやらしく触ってみる。
ニーソックスの中も触って軽くつねる。
「んんっ!やあっ・・・!!」とっても敏感らしい。
触られるだけでこんなに感じるなんて。
「ミソラもエッチじゃん・・・・」
僕のシャツをギュッと握ってさらにくっついてくる。「んんっ、ちがうっ!はぁっ、んあっ」
僕はスカートの中に手を入れてみたくなる。
太股の間に手を入れてパンツに触れる。
「んんっ!んんんっ!!!」
自分の妹だけどスッゴく可愛い。
もっとしたくなった。
「ミツキ・・・もぉっ・・だめ・・」
「嘘でしょ?目を見れば分かる。もっとして欲しいって目だもん」
ミソラは顔を赤らめる。
僕は抱き寄せてさらにパンツをいじる。
「んんっ・・だめ・・」
僕はスカートを少しめくってパンツを見る。
「白のレース付きかぁ」
「だめ・・だめだよぉ・・ミツキ・・・」
僕はさらにパンツをいじくる。
切なく喘ぐ美少女は僕の妹・・・可愛くて大切な僕の妹。僕の手首を掴んで抵抗するけど形だけ。
しばらく苛めてから解放してあげた。
「はぁはぁはぁっ・・・ミツキのエッチ!ヘンタイ!」僕は無視して空を見上げた「僕達の名前って日本語なんだって・・・美空と美月・・・知ってた?」
ミソラはぷいっとそっぽを向くが僕にくっついたまま「知ってるよ・・バカッ・・」
僕はあくびをしてゴムで長い前髪を縛る。
僕は左目は青で右目だけ赤い。
それが嫌で右目にかかる髪を伸ばして隠している。
ミソラは両目とも青なのに・・ミソラと一緒で両目は青が良かったな。
「ミツキ・・寝よう・・」
「うん・・マックもおいで・・」
二人と一匹でテントに入った。
空はキラキラ、月は怪しく光っていた。
 
2010/11/09 15:34:15(HCmDuoBj)
32
投稿者: 銀狼 ◆Df3LS3WJTE
「名前っ!名前が決まらないっ!!!」
「正義の発情期ワンコ君でいいんじゃない?」
「やだ!」
「美月は頑固だしね」
「カッコいい名前にしたい」居間で美空と名前を相談中・・決まらない。
「なになに?美月の源氏名決めてるの?」
綾はニコニコしてココアを持ってきた。
「源氏名って・・・裏の顔の名前だよ!」
「ふーん・・・アレスとかは?聖獣がたしか狼だったし・・・」
ギリシャ神話の神様。
「うーん・・何か神様だとなぁ・・・」
ココアを一口飲んでまた考える。
美空はダルそうだ。
「美空!真剣に・・・」
「・・・羅紗」
「らしゃ・・・?」
「そう羅紗・・・」
なんだっけ・・・?
「何か可愛いね」
綾はニコニコ。
何が可愛いの?
「布の生地・・・美月の心みたいに頑丈で頑固で暖かくて・・でも燃えにくい・・何事も程々にやりとげるから」         美空は僕を見て笑った。
とってもとっても綺麗な笑顔で・・きゅんとする・・「らしゃ・・・羅紗・・」
「いいね!美月にぴったりじゃない」
綾が拍手した。
「うん・・羅紗にする!」
なんだか嬉しい。
美空が名前を付けてくれたんだ。
とってもとっても嬉しい。「美空っ!夜パトロール行くぞ!!」
「パトロール?・・・めんどい・・・」
「行こうよっ!」
美空に抱きついた。
嬉しくてたまらなくて。
「んっ!美月はセクハラしすぎっ・・・分かったよ」
「美空、だいすきっ!」
「んっ!・・離れてよ・・近いと照れる・・・」
綾もなんだか嬉しそうだ。綾は僕達がこうなるのが嫌じゃないのかな?
夜になりセーフルームでスーツを着る。
思ってたよりずっと着心地いい。
ヘルメットを被る。
僕は羅紗になる。
美月じゃない。
ヘルメットには暗視、赤外線ゴーグル機能がある。
操作は覚えた。
ポチポチ切り替えてみる。かなり見易い。
耳には補聴器のような機能がある。
通常の視界に戻して美空を見る。
スーツに着替えている。
綺麗な綺麗な体。
胸は小さい。
長い髪を纏めている。
「み、見ないでっ!」
僕は黙って見続ける。
美空は後ろを向いてスーツを着た。
ヘルメットを被り銀兎になった。
ツインテールを触っている「銀兎の髪って電流が流れてるんだっけ?」
「そ、僕の髪はビリビリするよ。」
「銀兎になると口調が変わるね」
「いいじゃん別に。僕は銀兎、君は羅紗。」
「うん・・悪人をこらしめる・・羅紗」
装備はナイフのみ。
ナイフの名前は決めてない「これの名前どうする?」
「羅紗が決めていい」
うーん。リニアナイフ。
なんか変かな・・・
意味的にも変だし。
「それでいいんじゃない?意味とかは別にどうでもいいし。僕もリニアナイフって呼ぶ。」
「また心読んだな・・」
「お互い様だよ。」
僕はリニアナイフを腰に二本付けた。
二刀流の方がカバーしやすい。
鞘の予備ナイフも増えて15枚。
ブレードの素材もチタンにした。
切れ味もいい。
ナイフの飛距離も30メートルくらいまで正確に飛ぶ。さっとナイフを構える。
逆手で二本。
さっと鞘に納める。
「羅紗、行こう。」
「うん。」
鏡を見た。
青白く光る瞳。
これは僕じゃない。
羅紗・・・悪魔・・。
フリーランニングは鈍ってなかった。
壁を登って塀を飛び越え。静かな田舎を走り回る。
銀兎に続いて走る。
全く疲れない。
体にあまり筋肉はないけど力はある・・不思議だ。
走り回るのが楽しい。
バック転したり側転したり・・無駄なアクションを入れる。
「はははっ!銀兎。たのしぃっ!!」
「・・・・嫌におい。」
「へ?・・・におい?」
「こっち。」
銀兎の後ろに続く。
商店街の方・・・
ビルの間を飛び越える。
お店の前に数人の男。
「あいつら。強盗だ。」
「やる?。」
「・・・・羅紗。殺すな。」「了解。」
ゆっくり忍び寄る。
お店に入ろうと鍵をピッキングしている。
「おい、早くしろ!」
「うるせえ!」
ピッキングがうまくいかないみたいだ。
銀兎と挟みこんだ。
「オジサン。何してるの?」強盗はこちらを見て驚いた「なんだこいら・・・」
その目は恐怖している。
頭に文字が浮かぶ。
【銃を持ってる、ナイフを使った方がいい】
銀兎だ。
僕は腰からリニアナイフを引き抜く。
シャキン。
強盗が懐から銃を取りだそうとした。
赤い点が強盗の腕に光る。パシッ。
ブレードが飛ぶ。
強盗の腕をかする。
銃を落とした隙に銀兎が素早く切り込む。
パンチ、キック、足払いで一瞬でケリがつく。
強盗の腕を結束バンドで拘束する。
「なんなんだ、お前ら・・」「悪魔・・」
強盗はもう何も言わない。恐ろしくて喋れない。
「殺そう。」
「羅紗?」
「こんなやつら生かしてたらダメだ。殺そう。」
僕はリニアナイフをさっと抜いて斬りかかる。
「ぎゃあああっ」
強盗が叫ぶ。
銀兎が僕の手を掴んだ。
「やめろ。ただの強盗。」
「殺そうよ。ズタズタにしようよ。」
「羅紗。行こう。」
「・・・・・」
ナイフをしまう。
殺したい。殺したい。
殺したい。殺したい。
殺したい。殺したい。
「羅紗。早く。」
大人しくその場から去った殺したかった。たまらなく・・・。
「羅紗。僕らが裁くのはもっと悪人だ。あんな雑魚はほっとけ。」
「僕・・俺は・・殺したかった。」
「今度好きなだけ殺させてあげる。それまで我慢。」家に帰る。
やっぱり僕は悪魔なんだ。間違いなく・・・。
バケモノ。
10/11/15 03:43 (pAkQqMoE)
33
投稿者: 銀狼 ◆Df3LS3WJTE
僕の絶対的な力。
これさえあれば何でもできる。
そう思った。
「任務だ。今度は悪人・・殺してもかまわない」
「・・・誰?」
美月が資料を出す。
貿易会社社長。
ワームス・ジェイソン。
アメリカ人男性。
「この人は何したの?」
「人身売買、積み荷に混ぜて売り飛ばした。孤児300人・・売春と殺人15件」
「へぇ・・・・」
かなりの悪党。
資料によると明後日に長崎の港で直接取引に出るらしい。
良く調べてある。
「これはどうやって調べたの?」
「あらゆる手を使った・・」「・・・・?」
良く分からない。
明後日なら今から移動しなきゃ。
「どうやって移動するの?」「仲間に頼む・・」
「仲間って?」
「師匠の知り合い・・」
なんだか美空・・・元気ないな。
「私・・少し寝たい・・」
フラッと倒れそうになる。僕はすぐに支える。
「美空!・・今度は辞めとこう・・美空がもたない」
「大丈夫・・・荷物・・運ぼう・・」
無理してる・・心を読まなくても分かる。
「僕がやるから・・寝てて」必要な道具を運び出す。
バレッタM82、Hk416、スーツとヘルメットをケースに積める。
台車に乗せてエレベーターで上に向かう。
もう車が来ていた。
綾と男が喋っている。
男は僕に近づく。
「俺は運ぶだけ。何も聞かない、安心しろ」
「あ、はい・・・」
そう言って荷物をトランクに積み始めた。
重いケースを軽々しく持ち上げる。
やっぱり軍人?。
荷物をすべて積み終えた。「今から長崎に行く。すぐに出発するからな」
「あ、妹を連れてきます」
エレベーターを下りてセーフルームに入る。
美空はソファーで寝ている美空はたぶん一人で全て調べた。
僕は何もしてない・・・
「美空・・行こう」
二人で堕ちる。
一人にさせない。
寝ている美空をおんぶしてエレベーターに乗る。
美空の吐息が耳にかかる。可愛い寝顔・・・
後部座席に寝かせる。
綾を見る・・心配そう。 「ママ・・行ってくる」
僕を抱き締めてくれた。
ギュッと強く。
「貴方達は・・こう生きるって決めたのよね・・私は理解するから・・大丈夫だよ」
僕も抱き返す。
「元気に帰ってきてね。待ってるからね・・」
「うん。絶対に・・」
僕も後部座席に座る。
車が走りだす。
家が遠くなる。
綾はいつまでもたっていた。

10/11/15 20:08 (pAkQqMoE)
34
投稿者: 銀狼 ◆Df3LS3WJTE
車で山奥に向かう。
「あの?こっち山奥ですけど・・・」
「ま、いいから待ってな」
「ほぇ・・はい」
どんどん進んで開けた所に出る・・・
V-22!?
ヘリコプターと飛行機のミックスのような機体。
車を突っ込む。
小さいミニクーパーだからギリギリ入った。
車輪止めを付けてハッチを閉めた。
「あわわ・・本物だ・・」
「俺の自慢の一品よ!」
男は操縦席に向かう。
もう一人いる。
プロペラが回りはじめる。「凄い・・凄い!」
飛んだ・・・!!
噂に聞いていたけど凄いカッコイイ!!
「おい、坊や。今のうちに寝とけ」
「あ、はい!」
車に戻って美空に寄り添う「すー・・すー・・」
可愛いな・・・
ちょっとお腹空いてきた。カバンから綾のお弁当を取り出す。
二人分ある。
ふりかけで美月と書いてある。
「ふふっ・・食べよう」
「私も・・・食べる・・」
「美空、起きた?」
「うん・・おなかへった」
美空の分も渡す。
美味しい・・ママの味だ。「美月・・ウインナーとハンバーグ交換して」
「あ、うんっ」
食べてから眠くなった。
「ねぇ・・美空・・V22に乗ってるんだよ・・」
「え?未亡人製造機!?」
美空は急に抱きついてきた「怖がんなよ・・」
「うう・・・」
毛布をもらってくるまった・・・暖かかった。
だいぶ経ったようだ。
車が走っている。
「あ・・・もう長崎?」
「目覚めたか?もうすぐ港に着くからな」
早いな・・・。
寂れた港だ。
廃ビルがいくつもある。
「狙撃するなら場所を決めた方がいいな。俺は運び屋のおっさんだからこき使ってくれてかまわんぞ」
「あ、はい!ありがとうございますっ」
美空はまた寝ている。
港の周辺はいりくんでいて迷路みたいだ。
美空を車に残して一人で調べる。
取引場所は港の東の緑コンテナの近く。
ここからだと0.6キロくらい・・。
狙撃は得意だしここからでも大丈夫だろう。
明後日の天気は曇り。
湿度に注意しなきゃ。
8階立てで退路も確保。
トラップも仕掛ける。
「あの・・荷物お願いします・・・」
「おうっ!まかせな!」
M82を持ってもらう。
僕はHk416と装備。
8階まで階段で上がっても息が切れない。
こんな華奢なのに。
「任務が終わったら連絡してくれ。すぐに迎えに行くぜ」
「はい!お願いします」
「しっかりな!」
車は行ってしまった。
美空はやっと起きた。
「美空?大丈夫?」
「うん・・大丈夫・・」
8階に戻って装備を着る。明後日までここで待つ。
ヘルメットだけは被らない美月と羅紗の中途半端な状態。
少し寒い・・・毛布は・・「・・・ほら」
美空が毛布をかけてくれた「美空も入って」
「う・・んっ」
二人でくるまる。
もう深夜。
夜空は星だらけ。
「美空・・・」
「うん?」
「二人だからね・・美空だけにしないから。僕も一緒にいる」
「・・・・うん」
翌日は特に動きなし。
食料はあまり持ってきてない。
別にそんなに過酷じゃないし荷物もかさばる。
美空はHk416にオプションパーツを付けて構えている僕はスコープを覗いてイメージトレーニングする。
マガジンと弾はビニール袋に入れておく。
しばらく動きはない。
夜になり交代で仮眠を取った。
いよいよだ。
M82にマガジンを入れておく。
1日中スコープを覗いていられるように訓練された。段々日が沈む。
もうすぐだ・・殺せる。
やっとだ。
暗くなってきた。
ここから撃ったらすぐにバレるだろう。
ボルトを引いていつでも撃てるようにする。
コンテナの周りに車が集まってきた。
割りと警備は薄いな。
MP5しか持ってない。
ピカッと斜め前のビルで何か光った。
「美空・・あれは?」
「・・一人でできる?狙撃」「当たり前・・」
美空はヘルメットを被ってHk416を構えた。
予備マガジンは8本ある。スカートの所にマガジンポーチが付いている。
「いってくる。何かあったら知らせて」
「了解・・・」
HK416は一番バレルが短いタイプでダットサイトとサイレンサーとレーザーモジュールが付いている。
スコープを覗く。
まだ目標は来ない。
しばらく待つ。
美空とはテレパシーで会話できる。
ヘルメットに無線機能はあるが・・・
まだかな・・早く殺したいよ・・・。
「・・・・?」
何か・・変な匂いが。
ギラギラした獣のような危険な匂い。
僕はリニアナイフを抜いて傍らに置く。
美空にテレパシーで連絡する。
【美空?異常は?】
【ない。まだ調べとく】
【了解】
なんだったんだれ。
こちらに光るような物はない。
ヘルメットはすぐそばに置いておく。
いま顔をさらしている状態・・危険だ。
何か匂いが凄い。
近くなる・・・どんどん・・すぐそこまで。
足音!?
さっとリニアナイフを掴んだ・・・いや・・吹っ飛んだ。
壁に叩きつけられる。
「ぐっ!あっ・・」
凄まじい力。
「はろぉーお・・・」
目の前に女がいた。
銀の長い髪。
スラッとした長身の女。
美人・・褒めてる場合じゃない!!
もう一本のナイフを抜こうとした。
「おっと!そこまで」
女は槍を持っている。
首に刃が突き立てられる。今首は無防備。
「入ってこい。問題ない」
兵士が二人入ってきた。
いかにも特殊部隊員。
顔は見えない。
「へー。可愛い・・・」
僕は何もできない。
女は顔を近づける。
やっぱり美人だ。
ロシア人か?
「ははっ、いじめちゃお」
「・・・!?」
首を捕まれてぶん投げられる。
凄い力・・・・
「ぐはっ!」
女が僕の上に股がる。
「ははははっ・・・あはっ・・・はははははははっ!!!!あははははっ!」
「誰なの?」
顔をぶん殴られる。
「つっ!あっ!!」
「あはっ!可愛い可愛い!」
起こされてお腹にパンチされる。
何度も何度も。
「・・・・っつ!」
床に手をついた。
腹を蹴りあげられる。
「ぐっ!!・・」
吐いてしまった。
髪を掴まれて壁に擦り付けられて背中を殴られる。
「あっ!いたぃ!やめて!」
「ははっ!ははっ!君可愛い!面白い!」
ボディーアーマー着ていても痛い物はいたい。
「おい!ランス!殺す命令じゃないぞ」
ランス?女の名前。
痛い、痛い痛い・・。
「私は隊長。殺さないよ。」床に倒れる。
凄い力で殴られた。
あんなスラッとしているのに。
「あんたらは私にしたがうの・・そうだよね?」
兵士二人が困惑している。「命令。こいつを犯して。」「おい、ランス!」
女は兵士に槍を向けた。
「死にたい?」
仲間を脅すなんて・・
「早く犯せ。」
いやだ・・僕は男だ。
男なんかに犯させたくない・・美空は・・どこ?
10/11/15 22:46 (pAkQqMoE)
35
投稿者: 銀狼 ◆Df3LS3WJTE
兵士が何度も拒否した。
だがランスの殺気に押されてしまったようだ。
「悪いな・・少年」
二人でスーツを脱がそうとする。
「やめろっ!やめろぉ!!ぐっ!」
お腹をランスに殴られる。痛い・・イタイ・・
「このアーマーどうやって脱がすんだ?」
兵士がまた困惑している。「ナイフで切り裂け。ボロボロにしろ」
兵士がナイフを抜いた。
「やめろ・・やめ・・」
今度は顔を殴られる。
「黙れ・・君の可愛い顔をズタボロにしてやる」
スーツをナイフで切ろうとしている。
やめろ・・美空が作ってくれたのに・・・
「や・・」
ゴスッ!
「黙れって言ったよ」
特殊ケブラーでなかなか切れないようだ。
「切れないぞ・・やっぱりやめよう」
兵士はホッとしたような声になる。
「精子かけてやれ」
「おい、ランス・・」
「やれ・・・」
「・・・・」
兵士がズボンを下ろす。
やめて・・やめて・・
二人が手でしごき始めた。「やだ・・やめて」
「おい、口で抜け。塞げ」
兵士は黙って従った。
僕の目の前に男のチンコが・・いやだ・・・
「口開け・・早く」
ドカッドカッゴスッ!
痛い・・・・もうやだ。
ランスは満足そうに殴る。兵士二人は引いている。
口の中に入ってくる。
キモチワルイ・・・
頭を掴まれ乱暴に突かれる「うぐっ・・おぇっ」
もう一人は僕の手を使っていり。
気持ち悪い。
プライドも何もかも壊される・・最悪・・・
「出すぞっ!」
口の中に射精される。
「うぇっ、おえぇぇ」
その場で全て吐き出した。もう一人は顔に射精した。汚い・・やだ・・もう・・やだ・・やめて。
「もっとやれ」
ランスは笑っている。
「や・・め・・」
ゴスッドカッ!
「喋るな。もっとかけてやれ」
兵士は興奮してるようだ。さっきの困惑が消えた。 「見た目も女みたいだしもっとかけてやるか」
「おう、そうだな」
二人がしごく。
汚い物をかけられる。
僕は男なのに。
黒いスーツが白くなる。
精子で・・・白くなる。
「もう・・出ないぞ」
兵士は息切れしている。 ランスは僕を見て笑った。「狙撃してんの?こいよ」
僕の髪を掴んでM82の所まで引っ張る。
兵士二人はズボンを治している。
目をスコープに押し付けられる。
「ほら、撃てよ」
そうだ・・撃たなきゃ。
僕はスコープを覗く。
まだ会議している。
感覚・・・訓練で習った・・・全て計算しろ・・
「外すなよー」
ランスの言葉は耳に入らない。
集中が極限になる。
息切れを整える。
「ふぅーっ・・・っ」
ドオンッ。
スコープの向こうでは頭が無くなって吹っ飛んだ男の死体がある。
「どうだった?はずし・・・」
ランスはスコープを奪って覗いた。
そして固まる。
「はあ?はぁ!?・・当てやがった・・・」
僕を見て笑った。
「君は素晴らしいね」
嬉しくない・・・。
こんなの当たり前。
ランスは僕に槍を向けた。「いい!君、いい!!」
もうダメなのかな?
美空は・・銀兎は?
兵士二人は唖然としている「君、気に入った・・私が貰う。」
ランスは僕を掴んで引っ張る。
どこへ連れてく?
助けて・・・助けて・・
【今、行く!】
銀兎・・美空・・
早く・・・助けて・・
兵士はまた困惑している。「おい!今回はただの観察だぞ!」
ランスは僕の顔を掴んで眺める。
「気に入ったもん。いいでしょ。あの人たちも許してくれる。」
ババン。ババン。
兵士二人が倒れる。
「女。動くな。」
銀兎・・・。
「へぇーウサギみたい」
「いいから。汚い手をどけろ。」
「二人とも可愛いね」
バンッ。
ランスの手首をかすった。僕は床に倒れる。
「乱暴なウサギちゃん」
「次は頭。」
ランスはクルクル槍を回す「女。名前を言え。」
「らんすー」
「どこの所属?」
「いえないー」
槍を回しながら歩く。
殺気が凄まじい。
「私帰るわー」
「殺してやる。」
銀兎が銃を撃つのより早く窓ガラスに突っ込んで逃げた。
ここは8階。
間違いなく死ぬ。
銀兎は兵士の装備を調べる・・・何も証拠は無いようだ。
僕に近づく。
「銀兎・・・やったよ」
「バカ。帰ったら訓練してやる。」
運び屋に連絡する。
僕は着替えた。
スーツは精子だらけ。
汚い・・・。
銀兎はタオルを渡した。 「追手は全部殺した。」
「そう・・・」
「何されたか・・分かる・・・」
「うん・・・」
着替えてから倒れた。
気が付くと車の中。
V22に乗っている。
「気が付いたか?」
「・・・はい」
「骨が何ヵ所か折れてる。お嬢ちゃんが応急処置したから大丈夫だよ」
「・・・はい」
美空は黙って隣に座っている。
運び屋は操縦席に行った。酷い事された。
とってもとっても痛い。
心も体も痛い。
でも・・・
「美空・・大丈夫」
「えっ?」
「心は破れても折れてもないよ。羅紗みたいに丈夫だから・・大丈夫・・」
美空は黙って抱きついた。黙っていたけど美空は泣いていた。
心の中で泣いてくれた。
あいつらは一体・・。
ランスは常人じゃない。
凄まじい匂いがした。
危険な・・悪魔の・・
10/11/16 00:42 (IFB0RByE)
36
投稿者: ユウ
すっごく面白いです! 一気に読みました!
ぜひとも頑張ってください

美月と美空が幸せになってほしいですよ!

10/11/16 01:05 (P2QPjpbL)
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