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1:双子の銀狼
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銀狼
◆qPLBDpgDEg
人を好きになるって怖い。盲目になってしまう、それしか見えなくなる。
だから僕は人を好きになりたくない。 盲目になるのが嫌だから。 殺風景な部屋。 家具と電球があるくらい。僕はMP5Kを構えて素早く制圧する。 異常は無い、仲間はいない、僕一人でやるしかない。足音はたてない。 きっとどこかに隠れている見つけ出したら・・・・ カンッ。 物音のした方に銃を向けるヤカンが転がっている。 僕はすぐに影に隠れる。 ヤツは必ずトラップを使ってくる・・・毎回そうだ。僕は警戒しながらゆっくりヤカンに近づく。 声を押し殺す。 紙に何か書いてある。 【ばあーか!!上、上!】 「・・・・・っ!」 僕はこの瞬間終わった。 バスッ。 頭に痛み感じる。 血は出ていない。 「私の勝ち・・・・」 家具の上で猫のようにこちらを見下ろし嬉しそうに呟く。 痛い・・・いっ・・・! 「イテッ!ミソラのバカッ!!頭撃つなんて・・」 僕は床に仰向けに転がる。黒い影は僕の上におりてきた。 とっても小柄で長い銀髪のツインテール。 青い瞳の美少女。 まるで天使おりてきたみたい。 僕の上に股がって意地らしく笑う。 「ミツキに勝った・・久しぶりに勝った」 ミソラのはいている黒いフリフリ付きのミニスカートの脚の間から白いパンツが見える。 「ミツキに負けた・・久しぶりに負けた」 ミソラはニヤッて笑った。「・・・・負け犬」 「ミソラ・・・今日は白いパンツだね」 ミソラは顔を赤くしてさっと手で隠して出ていった。「僕の勝ち・・・」 僕はトイガンのMP5Kを拾って少し小さめの屋敷を出る。 周りは広い広い農場。 ミソラはベンチに座っていた。 そばにコリー犬のマックがいた。 おじさんが拍手して僕を励ます。 「よくやったな!」 おじさんは45歳。がっちりとした体格だ。 おじさんは先生であり師匠であり父親である。 ここらへんの土地は全ておじさんが所有している。 もちろんさっきの小屋も。僕はミソラの隣に座る。 マックが尻尾を振ってよってきた。 頭を撫でてやると気持ちよさそうな目をする。 「・・・ミツキのエッチ」 ミソラはむっつりして怒っている。 僕はカバンからコーラを二本取り出してミソラの頬っぺたにコーラをくっつける「冷たいな・・・」 ミソラはコーラを受け取る、僕もミソラも甘い物が好きだ。 「ありがと・・・ミツキ」 「うん・・・」 おじさんはテントを張っている。 今日はテントで寝る。 大きめのテントで大人四人は入れる。 僕とミソラは双子の兄妹。僕も銀髪でミソラよりは体つきはいい。 けれども全然華奢だ。 いくらトレーニングしても筋肉が付かないのだ。 「なに浮かない顔をしているんだ、ミツキ?」 「おじさん、僕達って何でこんなに体細いの?」 おじさんは微笑むとコーラを飲む。 「遺伝と言うか・・・お前達のお父さんの影響かな」ミソラはマックに抱きついている。 「ふぇ・・・遺伝ね・・・」おじさんは食事の準備をしている。 ミソラはあんまり喋る方じゃない。 僕は普通くらいかな。 ミソラはあんまり遊びにも行かないし。 ヨーロッパの田舎町。 学校が無いのでおじさんに勉強を教えて貰っている。両親は死んだと聞いた。 僕もミソラも14歳。 僕達を生んでから事故で亡くなったと聞かされている「食事できたぞ」 ベンチに座ってパンにかじりつく。 「二人とも好きな人はできたか?」 ミソラはそっぽを向いてマックにパンをひとかけら投げる。 マックはパクッと口でキャッチする。 「僕はいないよ。恋愛は身を滅ぼすからね」 おじさんは苦笑する。 「恋愛しなきゃ結婚して子供作れないぞ」 僕はスープをすすって空を見上げる。 「いらない・・・セックスできればいいよ」 僕はセックスはした事ないけどそれっぽい事言わないとバカにされる。 おじさんは悲しそうな目をする。 「やっぱり・・・アイツの子供だな・・・」 夕食を食べ終えるともう夜はふけていた。 おじさんはテントから顔をだす。 「俺はもう寝るからな」 「お休みなさい」 僕とミソラがピッタリのタイミングで言った。 僕とミソラはボーッと空を見ていた。 「綺麗だね・・ミツキ・・」「うん・・スッゴく」 空気が清んでいるから凄く凄く綺麗。 ミソラの体がブルッと震えた。 僕は肩にジャケットをかけてやる。 「うぅ・・ありがと」 「そんなミニスカートはいてるからだろ・・・」 僕も寒くてミソラにくっつく。 ミソラも僕にくっつく。 「ミニスカートが好きなの・・・分かんないけど。訓練の次に好き」 「ミソラの脚って綺麗だよな・・・」 僕はゆっくりとミソラの脚を触る。 「ふっ・・んっ!」 エッチなビデオの女みたいに切ない声を出す。 僕は調子に乗ってやらしく触ってみる。 ニーソックスの中も触って軽くつねる。 「んんっ!やあっ・・・!!」とっても敏感らしい。 触られるだけでこんなに感じるなんて。 「ミソラもエッチじゃん・・・・」 僕のシャツをギュッと握ってさらにくっついてくる。「んんっ、ちがうっ!はぁっ、んあっ」 僕はスカートの中に手を入れてみたくなる。 太股の間に手を入れてパンツに触れる。 「んんっ!んんんっ!!!」 自分の妹だけどスッゴく可愛い。 もっとしたくなった。 「ミツキ・・・もぉっ・・だめ・・」 「嘘でしょ?目を見れば分かる。もっとして欲しいって目だもん」 ミソラは顔を赤らめる。 僕は抱き寄せてさらにパンツをいじる。 「んんっ・・だめ・・」 僕はスカートを少しめくってパンツを見る。 「白のレース付きかぁ」 「だめ・・だめだよぉ・・ミツキ・・・」 僕はさらにパンツをいじくる。 切なく喘ぐ美少女は僕の妹・・・可愛くて大切な僕の妹。僕の手首を掴んで抵抗するけど形だけ。 しばらく苛めてから解放してあげた。 「はぁはぁはぁっ・・・ミツキのエッチ!ヘンタイ!」僕は無視して空を見上げた「僕達の名前って日本語なんだって・・・美空と美月・・・知ってた?」 ミソラはぷいっとそっぽを向くが僕にくっついたまま「知ってるよ・・バカッ・・」 僕はあくびをしてゴムで長い前髪を縛る。 僕は左目は青で右目だけ赤い。 それが嫌で右目にかかる髪を伸ばして隠している。 ミソラは両目とも青なのに・・ミソラと一緒で両目は青が良かったな。 「ミツキ・・寝よう・・」 「うん・・マックもおいで・・」 二人と一匹でテントに入った。 空はキラキラ、月は怪しく光っていた。
2010/11/09 15:34:15(HCmDuoBj)
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銀狼
◆Df3LS3WJTE
特に拘束されないで学校の会議室に集められる。
会議室には教員4名・・・綾はいないようだ。 良かった・・・・。 遊と利奈は脅えている。 当たり前だ。 教員4人も目が恐怖に染まっている。 会議室にいるのは6人の兵士。 きっとまだいる。 僕の中の悪魔がそう言っている。 椅子に座らされる。 なぜ拘束しない? さっき無線を使った隊長らしき男がホワイトボードの前に立った。 「まず怖がらせてすまない、君達を殺す気はない。」目を見る。 なんでだ?嘘の目じゃない・・・こいつらは? 「私達は警察に復讐するため学校を使わせて貰う事にした。どうか協力してほしい。」 隊長の男がマスクを取った、50代前後の白人。 全員がマスクを取った。 全員白人。 イギリス系。 全員元軍人・・・SASか?天使の羽に剣のマーク。 全員AK47。 殺す気が無いのに? AK47は日本で一番入手しやすいが、やっぱり殺す気がないとは思えない。 「なぜこの学校を選んだか?すまないが田舎で制圧しやすいからだ。食事と毛布は用意してある。トイレに行きたい者は誰か付き添わせる」 なんだこいつら? 食事と毛布を用意するテロリストなんて聞いた事ないぞ・・・・ 「まず理由だが・・・私の娘が警察関係者に犯された・・・娘は生きているが生きていない。もうだめなんだ・・・詳しくは言えない。証拠は掴んだがまともに聞かない」 警察は堅物すぎてまともに働いていない。 ありえる話。 「マスコミは報道規制で政府の息がかかっている。 そこで強行手段と言う訳だ・・・」 ニュースのネタは政府の閲覧後に報道許可がおりる。ガセが無くなったが政府にいいように使われている。毛布と固形食料を渡される利奈と遊が怯えながらも受けとる。 僕もとりあえず受けとる。「携帯などがあれば出してもらえるかな?」 全員従う。 僕は2つ持ってる。 片方だけ手渡す。 ボディーチェックもしないで・・やっぱり素人か? いや、絶対に軍人だ。 隊長は無線機を取り出す。「総員配置。人質の見張りは4人でいい。私も見張る・・・ああ、そうだな。よろしく」 隊長と3人だけ会議室の警備・・・。 もう8時・・さっきの隊長ともう一人が部屋に残って会議室のドアに2人。 誰も喋らないで毛布を被っている。 まだサイレンは聞こえない「パトカーは来ないな」 隊長が呟いた。 僕たちを見て近づいてきた・・利奈と遊は怯える。 AK47をテーブルに置いて地面に座る。 ほぼ同じ目線になる。 「すまないな・・怖がらせて。君たちは14歳かな?」利奈が頷く。 「そうか・・私の娘と同い年だな・・・」 悲しそうな目。 こいつは本当に何もしないのか? 「食事は・・・大丈夫だよ。毒など入ってない。」 利奈の固形食料の袋を開いて少しちぎって食べた。 「ほら!まあまあ美味いぞ」利奈は残りの固形食料をかじる。 「甘い・・・チョコレート味?」 隊長は笑って利奈を撫でた「あは、あはは!美味しいです」 遊も何口か食べて美味いと言った。 教員達も食べ始める。 僕は食べない。絶対に食べない。 「君は食べないのか?」 僕は隊長を睨む。 「ええ、死んでも食べません」 隊長は笑った。 「そうか・・・」 利奈の目が変わりつつある・・・同情、共感、理解しようとする目。 「娘さんはどうして酷い目あったんですか?」 利奈は隊長に近づく。 「娘はな・・そいつを好きになった。好きになって盲目になって騙されて・・・体も心も犯された」 「ひどい・・・」 利奈が呟く・・・ こいつらまさか・・・ストックホルム症候群を起こそうとしているのか? サイレンの音がする。 隊長が無線を取り出してカーテンの間から外を見る。「警戒しろ。会議室からはパトカーが四台見える。ぬかるなよ」 隊長はポケットからワルサーP22を取り出す。 利奈がビクッと怯える。 「君にこれをやる。私を殺したくなったら使ってくれ・・・」 利奈は手渡されたP22を見る。 銃を触るの初めてのようだ・・僕が利奈の手から奪って撃ってもいいが。 どうせ弾丸は入ってない。人質に銃を渡すなんて聞いた事ない。 利奈はギュッと銃を握った・・・また目が変わる。 隊長がAK47を持って無線で仲間とやり取りしている。サイレンの音が次々と増える。 仲間は何人なんだ? ふと思った。 僕は何でもこんなに冷静なんだ? 何でもこんなに分析しようとする? やっぱり僕は普通じゃない・・・普通の子は怯えるし恐怖する。 僕は化け物?悪魔? 「美月くん・・?大丈夫?」利奈と遊が心配そうな顔をしている。 「なんか・・怖い顔してたよ・・・」 「う、うん。大丈夫」 僕は毛布を被る。 違う、僕は普通だ・・・大丈夫だ。 隊長がニヤッと笑った。 「SATのお出ましだ!警戒しろ!」 やっぱり素人じゃない。 戦いを好む兵士の顔。
10/11/12 23:17
(tYiAJkky)
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銀狼
◆Df3LS3WJTE
対応が早い。
もうSATが来た? 突入はまだだろうが。 隊長は無線を離さない。 「準備はいいな?」 何か企んでいる? 学校のスピーカーから男性の声が流れる。 「要求は聞いているな。あいつを連れてこい。金も何もいらん。あいつを連れてくるだけでいい。以上だ」本当に娘の敵討ちだけ? 報酬無しで仲間が動くのか?捕まるだけだぞ? 隊長の目がいっそう鋭くなる。 「全員、俺のために動いてくれて感謝する。あの世に行ったら俺がたらふく酒を飲ませてやる」 隊長の笑みは死を覚悟した儚い・・・笑み。 「あぁ!もちろん俺がおごるさ!はははっ!!」 無線を切ってマスクを被る部屋にいるもう一人に近づいて拳を合わせた。 「やってやろうぜ!」 「ええ、娘さんのために!」僕たちを部屋の隅に固めさせる。 銃声・・・もう突入か? ババン、ババン、ババン。何発か区切って撃っている・・・AK47の銃声だけしか聞こえない。 「SATか?・・・・違う?誰だ?・・一人?」 隊長はAK47のボルトを引いてチェンバーを確認。 光学機器も何も付いていない。 「隊長、早すぎでは?連中はもっと遅いはず」 「SATじゃない・・・一人だけだ。兎のようだと・・・目が青く光っていたらしい・・・」 「なんですか・・それは?」SATはまだ作戦準備を終えて配置に着く前だろう。 別動隊? まだ銃声は続く。 隊長はこちらを向いた。 「学校を傷付けてすまないな・本当に・・すまない」その目に偽りはなく本当に謝っている。 銃声がだんだん消えていく・・・仲間は恐らく20人。生存12人死亡8人。 次々減っていく。 凄まじいスピードで。 だんだんと近づいてくる。相手は何を使っている? AKの銃声しかしない。 「悪魔が来たな・・・」 隊長が呟く。 会議室の電気が消される。僕達を囲うように机でバリケードを作る。 「君達は死なせないからな」隊長がそう言った。 会議室のドアの仲間もやられた。 もう来る・・・・ 隊長ともう一人はドアに銃を向ける。 隊長はハンドサインでもう一人に命令しようとした。バリーン。 窓が割れる。 黒い何かが立っていた。 月明かりに照らされている・・・長い銀のツインテール・・・美空!? いや違う。 僕は利奈と遊を毛布でかばう。 AK47の発砲音。 凄まじい爆音に耳を塞ぐ。銃声が止む。 終わった? 僕はそっと顔をあげた。 たっているのは黒い悪魔。銀のツインテール。 流線型のフルフェイスヘルメットで見たことない形・・・兎のような大きな目が二つ青白く光る。 全身真っ黒。 ボディーアーマーらしき物を着ている。 全身のフォルムはとても可愛らしい。 兎だ・・・銀色の垂れた耳の・・黒い兎。 隊長は生きている。 AKは吹き飛ばされてはるか向こうに転がっている。 「君が・・・やったのか?」隊長の胸に銀色の刃が刺さっている。 黒い兎は喋らない。 ナイフしか持っていない。隊長の頭に赤い点が光る。あれって・・・ 「やめてっ!その人を殺さないで!!」 利奈がP22を構えている。黒い兎がナイフを利奈に向ける。 利奈の胸に赤い点が光る。「利奈っ!やめろ!」 僕は素早く銃を取り上げようとした。 パンッ。 黒い兎の頭に当たった。 よろめいたがすぐに立て直した。 僕は利奈をかばう。 P22を奪って黒い兎に向ける。 「動くな。ナイフを下に置け!」 黒い兎は少しこちらを見ている。 青白く光る二つの目。 あれは何だ? 黒い兎は後ろを向いて腰にある大きな鞘にナイフを納める。 もう一度こちらを見てから入ってきた窓に向かう。 「止まれっ!撃つぞ」 そう言い終わる前に黒い兎は振り返ってナイフを射出した。 腕をかすった。 怯んだ隙をつかれて黒い兎は窓から逃げた。 会議室は4階だ・・飛び降りた!? 利奈が泣いている。 この子はテロリストを助けた。 隊長は生きている。 少し遅れてSATが突入してきた。 学校を制圧し終わる。 僕は利奈の肩を支える。 「遊?大丈夫?」 「あぁ、たぶん・・」 SATに連れられて学校を出る。 怪我が無いか確認される。僕は救急車で怪我の手当てをされる。 「美月くん・・ごめん・・私のせいで・・・」 「いいよ・・泣かないで」 利奈が離れようとしない。医者が困っている。 「利奈、手当てするから少し離れて」 「うん・・・」 そう言ったが手だけは離さない。 医者はようやく手当てを始めた。 思ったより深い切り傷だ。医者は僕の頭を撫でた。 「ちゃんと治るよ。だが無理しちゃいかんぞ」 利奈はまた抱きついてきた・・ 「利奈、大丈夫だって」 「うう・・・ぐすっ」 医者はそれを見て笑った。遊はパトカーで先に帰らされた。 学校は野次馬で大分騒がしくなった。 警官がバリケードを作っている。 SATはすぐ撤退した。 しばらく学校は休みだろうな・・・ 僕と利奈はパトカーに乗ろうとした。 校舎の屋上のアンテナの上にさっきの黒い兎がいた。腕を組んで偉そうにこちらを見下ろしている。 その目は青く。 銀色のツインテールは風で揺れている。
10/11/13 00:53
(OXV8pj8Y)
投稿者:
銀狼
◆Df3LS3WJTE
6月も半ばになる。
雨が続き肌寒い。 「ん、あんっ、んんっ」 「綾っ!い・・クッ!!イクッ!!!ああっ!!!」 「はぁん!!んん、美月のセーシビュクビュク出てるよぉ・・・はぁ!!」 綾の腰を掴んで密着させて射精する。 これで今日12回目の中出し・・・・。 学校も休みになり雨が降ってどこにもいけない。 事情聴取などはされずただ電話でテロリストは嘘をついた・・・犯行理由も全て嘘である。 学校の修理費用は警察が負担するかわりに決して犯行理由を口外するな。 そう言われた。 よっぽど隠したい理由があるのか・・・。 学校再開は7月当たり。 利奈は何とか立ち直って神社のお祭りで披露する神楽の舞の練習をしている。 遊はマイペースにもう知らねーとか言っていた。 お祭りの日は晴れるといいなぁ。 自宅で待機になってからは綾と毎日セックスして中出ししている。 とにかく出したくてたまらない。 性欲が抑えられない。 いくら射精しても凄い量の精子がでる。 食事も綾のベットですませてすぐに種付けを始める。「あっ!んんっ、美月ぃ・・・私もう・・・あんっ!」 「はぁはぁはぁはぁっ、ああっ・・綾・・」 ギシギシとベットがきしんで二人の喘ぎ声が部屋を満たす。 僕はがむしゃらに腰を振って射精する。 綾の膣内に・・・母親の膣内に。 「ああっ!でるっ!!!」 ビュッビュッ!! 「はんっ! んんんっ!!」 ビクンビクンと膣内で跳ねる。 それを離すまいと綾の膣が締め付ける。 いやらしい膣が精子を残さず吸いとってくれる。 「美月・・・13回も射精したのに・・んっ!まだ・・かたいよ・・あっ」 「今度で最後だから・・・ごめんね」 「何謝ってんの?私はもっと出して欲しいんだよぉー君のママはとってもやらしーんだよっ」 可愛らしい少女の笑みだ。自分の母親といまだに思えないその美しさ。 僕はまた腰を動かした。 夕方になり綾は夕食を作りにだぼだぼのワイシャツを着て台所に。 チンコを引き抜いたとき精子は糊のように濃くてなかなか垂れてこなかった。 僕はチンコをテッシュで拭いてパジャマを着る。 居間に行ってテレビをつける。 学校の事はニュースになっていない。 あの黒い兎はいったいなんなんだろう。 綾にも話したがさっぱりらしい。 「はいっ!これ食べて夜も頑張ろう!」 すき焼きだ。 美味しそう。 「綾は子作りしたいの?頑張ろうって・・・・」 綾は顔を赤らめて頷く。 「え、本当に!?子供欲しいの?」 「美月のなら・・欲しい・・・」 孕ませては冗談かと思っていたが。 さすがに罪悪感が・・・ 「ま、まぁ食べよ!」 「うん!!」 やっと雨もやんで夜には雲が無くなった。 あの黒い兎は美空なんじゃないかと思った。 けどそれはすぐに否定された。 電話が鳴る。 おじさんからだ。 「おじさん?何かあった?」「美月・・・美空が亡くなったよ」 「は?・・・・・」 「亡くなった。急に倒れた・・間に合わなかった」 「そんな・・・」 「綾にも言っといてくれ・・・葬式は明日になるから今からじゃ間に合わないな・・・つらいだろうが」 「う、うん・・大丈夫・・・大丈夫だから・・・」 「そうか・・じゃあまたな」携帯電話が掌から落ちる。「美月?どうしたの?」 「あ、な・・何でも・・・ないよ・・・美空が・・・元気だよって・・電話してきたの・・・」 「美月?様子が変だけど・・・・」 「ぼ、僕散歩してくるねっ!運動しないといけないよね!ずっと家にいたから・・」居間から玄関に向かう。 「美月?本当に大丈夫?」 返事も返せずに走りだした・・・きっと夢だ。 美空はまだ生きてるけどおじさんが嘘をついたんだ。僕を驚かすために。 公園に向かう。 誰もいない公園。 ベンチに座る。 携帯で美空に電話をするが出ない。 メールを送る。 【美空は生きてるよね?大丈夫だよね?すぐに返事してね】 いくら待っても返事が来ない。 嫌な汗が出る。 嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘・・・嘘だろ?返事してよ。 あんなバケモノいらないって思ってしまった。 美空を傷付けてボロボロにして・・・最低な事した。あいつは僕を好きって言ったのにまともに聞こうとしなかった。 涙が出てくる。 僕はバケモノだ。 この世で一番汚い醜い最低の悪魔・・・ 美空はもういない。 さよならの一言でもう会えない。 どうせなら抱き締めて頭を撫でてキスして・・・ずっとそばにいて大切にしてやるべきだった。 美空にだけ背負わせて・・僕はなんて酷い人間なんだ「泣くよ少年」 誰?知らない人の声。 この人に殺してもらおう。それがいい。 死んで美空の所に行ってたくさん甘えさせてやろう。「おーい少年!泣くなよ」 少し男の子っぽい声。 でも女の子の声。 僕の隣にあの黒い兎がいた「うわっ!!!」 青白く光っている瞳。 あの時と違ってフルフェイスヘルメットの口元は開いている。 可愛らしい唇がある。 やっばり人間? 黒い兎は背中のポーチをゴソゴソ探っている。 「いい物あげる・・・はい」板チョコだ。 可愛らしいフォルム。 カーゴパンツの上にミニスカートのような物をはいている。 スリムでキュートだがどこかセクシー。 銀のツインテールは艶々で怪しく光っている。 「何?僕ってそんなにキュートかな?じっと見てるけど」 「えと、君はいったい」 黒い兎は僕の前に立ってクルクル踊り始める。 ツインテールがヒラヒラ舞う。 なんか可愛い。 「僕はいたずら好きのトリックスター」 片手で倒立したりバック転したり回ったり。 かなり身軽そう。 ボディーアーマーを着ているのに・・・ 「魅惑のボディーで誘惑したりされたり」 側転して片手で倒立。 「名前は・・決めてないや・・・」 可愛いな・・なんか・・。「あの、学校でも会ったよね?」 黒い兎はまた僕の隣にすわる。 肌は口の周りだけしかさらしてない。 「怪我させてごめんね」 僕の頭を撫でた。 「あ、うん・・・」 板チョコをパキッと割って僕の口に押し付ける。 「僕は君の笑った顔が見てみたい。食べて」 「んむ・・うん」 二人で並んでチョコをかじる。 不信人物と並んでチョコを食べるなんて・・・ 僕はきっぱり聞いてみた。「君は何なの?特殊部隊?」「僕は悪魔、兎の悪魔」 「へ?悪魔?」 「そう、悪魔」 やっぱり変な人だ。 「君は知ってる?」 なんか顔を近づけられる。「え、何?」 「兎ってとってもやらしーんだよ。常に発情期。誘惑のシンボル」 「知ってるよ。ち、近いよっ!」 もう唇が触れそう。 「僕も淫乱なんだ。だから君にキスしちゃう」 触れる・・抵抗しても負ける。 吐息がかかる。 甘い甘い吐息。 「んっ・・・」 軽く触れてすぐに離れる。この感触・・・ 「大丈夫。僕はホモじゃないから」 なんだかもっとしたくなる異常だけど可愛らしい装備そのフォルムは女の子。 誘惑されそう。 「君に名前を決めて欲しい。名前がないんだ。」 「僕が?君の名前を?」 黒い兎は悩むように腕を組んだ。 そのしぐさもなんだか可愛らしかった。 僕はすでに魅了され誘惑されているのかもしれない。
10/11/13 10:06
(OXV8pj8Y)
投稿者:
銀狼
◆Df3LS3WJTE
月明かりで照らされる公園周りに人はいない。
黒い兎とベンチにすわる。「で、君はなんでそんなに悲しそうなの?」 「妹がね・・死んだの。僕が酷く傷付けて遠くにいって・・バケモノって言ってしまった。傷付けたまま死んじゃった・・・」 「ふーん。いいんじゃない?別に」 「・・・・はぁ?」 黒い兎はツインテールをいじっている。 「死んだんだから。後悔しないで君は生きればいい」僕はイラッとした。 「なんで、そんな勝手な事言えるんだ・・・」 「僕は他人だし勝手な事言える。君弱いね。凄く弱い。君は慰めて欲しいだけでしょ?妹を傷付けた罪を消したいだけでしょ?」 そうじゃない・・・ムカつく・・殴りたい。 「違う・・・僕は妹が好きって言ってくれたのを・・無視してしまった・・そして・・バケモノと言ってしまった」 「バケモノなんて消えればいい」 その瞬間僕は殴りかかった黒い兎は素早く避けて足で僕を蹴り飛ばす。 「・・ぐっ!!あっ・・」 コンクリートの床に倒れる「よっわーい。負け犬」 僕の上に股がる。 こんな状況前にも何度かあったな。 「妹はバケモノじゃない!」何とか掴みかかろうとする「じゃあなんで君はバケモノって言ったの?」 「・・・・・っ」 「そう思ったならバケモノでしょ?そんなのいらないよ」 「でも・・・でも・・」 涙が溢れてきた。 美空はずっと耐えてきたんだ。 600人、殺した事。 僕達の過去。 自分の異常な能力。 全て・・・全て・・。 僕は分かってあげるべきだった・・。 「いい眺め。君を犯してみようかな。」 もうどうにでもして欲しい殺して欲しい。 「やれよ・・・僕は死にたい」 「そっか。じゃあ遠慮無く」黒い兎がナイフを取り出す学校で使ったナイフ。 赤い点が僕の胸に光る。 「どこから切ろうかなぁ・・お腹・・全身・・バラバラにしちゃうのもいいかも」 怖い。 怖い。 でも死ぬんだ。 死にたいんだ。 「うーん。悩むなぁ。腕からいこうかな」 冷たいナイフが腕に当たる「つっ!!痛い!!」 腕を深く切った。 「痛いでしょ?死ぬんだよ。妹の気持ちも分からず。あの世にいったら妹によろしくね」 嫌だ・・・そんなの。 死にたいけど死にたくない「助けて・・・殺さないで・・・お願いします」 黒い兎はニヤリと笑った。「かっこわる。」 「嫌だ・・助けて!」 黒い兎はナイフをしまって僕の顔を殴る。 めちゃめちゃに殴る。 凄く痛い。 「助けて欲しいなら生きろ。しっかり生きて妹の代わりに幸せになれ。」 最後の一発は凄く痛い。 「つっ!・・・うん・・そうだよ。後悔したらだめだよね」 黒い兎は僕の上からどいた「分かればいい。」 また腕を組んでいる。 かなりボコボコにされた。立てない。 唇が切れて痛い。 「やりすぎた。すまない。」黒い兎が起こしてくれる。またベンチに座る。 「君の名前は?」 「美月・・・」 「負け犬か。ワンコ君って呼ばせてもらう。」 「美月!美月だってば!!」 「ワンコ君。」 そのやり取りが何回も続いた。 僕は負けた。 「ワンコ君でいいよ・・」 「ワンコ君と友達になりたい。これは友達の印。」 「これは何?」 防犯ブザーみたいなボタンのついた物。 「遊びたくなったら呼んで。来れる時には行くよ。」変な友達が出来てしまった・・・・ 「僕の名前考えて。」 「いきなり言われても・・」「じゃあ今度あった時でいいよ。」 黒い兎は立ち上がって帰ろうとした。 「君は誰なの?女の子?」 「体はそうだよ。こころは男だけど」 「今日は・・・ありがとう」「別に・・お礼はいらない」また腕を組んで偉そうなポーズをする。 その後ろ姿。 銀のツインテール。 華奢で小柄。 あの口元。 なんとなく言った。 「美空・・・美空でしょ?」黒い兎は立ち止まった。 こちらを振り向いた。 「美空は死んだよ。僕はバケモノ。じゃあね。」 流線型のヘルメットの口元が閉じて完全に肌の露出が無くなる。 公園の柵を軽々しく飛び越えて消えてしまった。 美空の名前は教えてないのに。 また会いたくなった。 あの黒い兎は美空かも。 本当は生きているかも。 そう・・儚く思った。 そうであって欲しかった。
10/11/13 14:18
(OXV8pj8Y)
投稿者:
銀狼
◆Df3LS3WJTE
帰ってから綾に凄く怒られた。
きっと悲しむだろうから。言わない。 美空が死んだ事。 学校が再開されるまで僕の家が臨時の学校になった。利奈、雪、遊、留美。 僕と綾が先生役。 居間でワイワイ勉強する。「わっかんねー何コレ!?日本語じゃないよ!」 「まぁ日本語じゃないな。英語だし・・・」 「留美ちゃん!諦めたらそこで終わりっ!」 「猫先生と遊がいじめるーひどいー!!」 留美はいつも元気そう。 遊は留美を好きなんだよなぁ・・・ 留美も好きなのかな? 「美月くーん?ここの英文なんて読むの?」 「ふぇ?ああ・・・え~と・・・私は貴方よりケーキの方を愛している」 「ははっ!変な文章だね!」 利奈も大分立ち直ったみたい。 テロリストの隊長に同情してしまうのも無理はないかも。 本当に娘の敵討ちのために命をはった。 隊長の部下もそうだ。 全員絆で動いた。 「雪さんは分からない所ない?」 「私、英語は得意だよ」 眼鏡をキラリと光らせる。雪は見るからに頭が良さそう。 お昼すぎ。 皆で焼き肉を食べた。 満腹になり小休止。 トランプで遊んであっという間に夕方。 「私とした事が・・トランプに夢中になって勉強教えられなかったぁ!」 綾がくやしがる。 僕と綾で予定してた所まで教えられなかった。 「あっ!やばい!そろそろ帰んなきゃ!!」 留美が時計を見て慌てている。 「留美ちゃん帰るの?」 利奈がココアを飲みながら聞く。 利奈はいつも僕の隣に座る「うん、今日は大事な用事あるから!じゃあね!」 パタパタと駆け足で出ていった。 なんか凄く楽しみにしてる・・・好きな人に会いに行く目だ。 遊の方を見つめる。 大福と見つめ合っている。「遊くんは犬好きだもんにゃー」 「猫は嫌いだな・・」 「ぐはっ!」 綾がうつ向いて台所に行った。 「遊・・・留美は・・」 「ああ、留美の好きな人は俺の兄貴」 「ふぇ?なんで?まだ何も言ってないのにどうしてわかったの?」 「みーの言いたい事は分かるよ。親友だしな」 これが以心伝心と言うやつか。 「恋バナいいね!しよしよ」雪がはしゃいでいる。 「遊くん・・遊くんは留美の事・・」 利奈は控えめに聞いた。 「ああ、好きだよ。でも振り向くかは分からない」 好きな人が自分の兄貴を好きになったって・・・恋愛って分け分からん。 「みーは幸せだな。利奈がいてくれて」 「う、うん。」 「あ、あわわ・・」 利奈と僕で顔を赤くした。「へぇーラブラブだね」 雪は羨ましそうに見つめてくる。 「雪さんは彼氏はいないんですか?」 「んー前にいたけどね。別れたよ・・だから今はフリーだよ」 雪の見た目ならいつでも彼氏はできるだろうな。 もう5時か。 「さ、利奈ちゃんと遊くん送ってってあげるから車にゴー!!」 利奈は自転車に乗れない。遊はいっつもランニングしてやってくる 「俺走って帰るからいい」 「教師に逆らわずに生きるのが生徒にゃ!」 「猫は嫌いだ・・」 綾に無理矢理乗せられる。「利奈、練習はどう?」 「うん、いい感じだよ。お父さんも褒めてくれるよ」神社のお祭りまでもうちょっと。 「そっか。お祭り楽しみだね!じゃあまたね!」 二人に手を振って見送る。居間にはまだ雪がいる。 「雪さんはまだ勉強してくんですか?」 「うん、綾さんにデザインの事でちょっと相談があってね」 雪はスケッチブックを開いている。 僕は隣に座る。 「見月くんはどうなの?エッチしたの利奈ちゃんとは?」 「あ、まだですけど・・」 いきなりだな。 「ふーん。」 僕も負けじと聞き返す。 「雪さんはエッチした事はあるんですか?」 「あるよ。何回か」 僕を見つめる目は妙に色っぽい。 「二番目でいい・・二番目でいいからさ・・」 「え?はい?な、なんですか?」 僕にすり寄ってきた。 大きめの胸がシャツから見える。 ドキッとする。 雪は僕の手を掴んだ。 「美月くんと・・したいな・・・私の事は好きじゃなくていい」 「雪さん?」 僕に抱きついてシャツの中に手を入れさせて胸を揉ませる。 「や、柔らかい・・凄い」 「ふふっ。ね・・しよ。君を詳しく採寸したい」 「雪さん・・待って。綾さんが帰ってきちゃう」 「すぐにイカせてあげるから・・・しよ」 何とも色っぽい。 また理性が消えそうになる僕はいつの間にか雪を押し倒した。 「んっ、美月くん。早く入れて!」 「でもまだ濡らしてないですよ?」 「大丈夫!安全日だから一杯中出ししていいよ」 雪はミニスカートだったのでパンツをずらして挿入した。 「んんっ!美月くんの・・太いよぉ」 「はっ、雪さん、んんっ!」我慢できずに腰を動かす。綾にバレないように。 早くイかなきゃ。 あと15分くらいある。 雪の胸を揉みながらずんずん突く。 「んんっ、はぁっ」 「あっ、ああっ!」 体勢をバックに変えてまた動かす。 「んっんっんんんっ!!」 「雪さんの膣・・・凄いよぉ」 初めて綾以外と繋がる。 気持ちいい。 早くイキたいから乱暴に腰を動かす。 「あっ、待って!美月くんの顔見ながら一緒にイキたい・・」 「はっはあっ・・いいですよ」 体勢を変えて激しく動かす「んんっ、ああっ・・激しいよ」 「雪さん、もぉっ!」 「うん、奥に射精してっ!」ぎゅっと引き寄せて密着させる。 奥まで突いたらところで射精した。 「んはぁ・・凄いドクドクしてる・・いい」 「あっ・・はぁっ・・雪さん・・」 ダメだ止まらない。 また動かす。 「美月くんのイク顔・・凄く可愛いよぉ、ああんっ」綾が来るギリギリまで繋がった。 何度も射精した。
10/11/13 15:43
(OXV8pj8Y)
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