2020/06/14 20:13:42
(hkBS71i8)
みなさん、コメントありがとうございます^ ^
今回ちょっとドロドロ回です(笑)
俺の全てを認め、受け入れてくれる大好きな人。
サキのお陰で自分にも自身が持てた。
この人の為にちゃんと正直になろう、そう思った。
2人でシャワーを浴び、俺だけ先に部屋に戻る。
ふとケータイを見るとメールと電話が一件。
弟からだった。
「今から行っていい?」というメール、来たのは15分前。
今はヤバいと思い慌てて電話する。
弟「もしもし」
俺「あ、なに?」
弟「家おる?」
俺「おるけど・・・」
弟「ちょ、話あんねん。今もう向かってるから鍵あけといて」
俺「いや今は・・・」
プーップー・・・
言うだけ言って電話を切られた。
自分のことだけで俺の事情など考えない、いつものアイツのやり方。
サキが髪を拭きながら部屋に入ってくる。
サキ「電話?だれから?」
俺「弟・・・」
サキ「え・・・なんて?」
俺「今もうこっちに向かってるらしい」
サキ「ヤバいやん(笑)ウチ帰ろか?」
俺はしばらく考えて
俺「今日もう言おか」
サキ「え!?マジで?」
俺「どーせすぐに言わなアカンことやし、早いほうがいいやろ?」
サキ「ちょ(笑)男らしいんですけど^ ^」
俺「多分今やったら俺なんでもできるで(笑)」
サキ「なんで?」
俺「お前がおるから^ ^」
サキは顔を真っ赤にして笑う。
サキ「神様、京に賢者タイムを与えてくれてありがとう。」
俺「おい(笑)」
それから弟が来るまでの少しの間、2人で話し合った。そして、
1、話は俺がする
2、サキは黙って見守る
3、まだエッチしたことは言わない
4、弟が俺の彼女と寝たことは俺も知らないし、その話もしない
と決まった。
サキは3番までは納得したが、4番は猛反対した。
俺はとにかくそのことは無しで話したいと押し通し、サキも渋々オッケーした。
ガチャっ!
玄関のドアノブが回る音がする。
俺は一人で玄関まで行き鍵を開けた。
ユウ(弟)「開けとけ言うたやろ」
俺「なぁ、俺も話あんねん」
俺はそう言いながらドアから中に入れないように体で塞いだ。
ユウ「は?なに?中入れてーや」
俺「入ってもいいけど、先に話聞いてな?」
ユウ「わーかったって!なんやねん」
弟が俺を押して強引に玄関に入ってくる。
足元にはサキのサンダルがある。
俺はそれで気づくかと思ったが、弟は全く気にせず靴を脱ぎ、
ユウ「どーせお前の話なんてしょーもないことやろ?」
と言いながら廊下を歩いた。
ドアを開け部屋に入るとベッドにサキが座っている。
それを見て弟はキョトンとした顔で
ユウ「・・・は?なんでここおるん?」
サキは黙っている。
俺「とりあえず座って話きいて」
ユウ「このまま言ったらいいやん」
弟は立ったまま嫌な顔をしていた。
俺は床にあぐらをかいて座り、
俺「俺サキのこと好きやねん。だから付き合いたい。別れてくれへん?」
ユウ「はぁ!?・・・なに突然(笑)」
俺「言葉のまんま」
ユウ「意味分からん」
俺「分かるやろ(笑)」
ユウ「なに笑ってんねん!」
そう言って弟は俺を蹴飛ばした。
サキ「ちょ!やめてよ!」
ユウ「お前もお前じゃ!ずっとメールも電話も無視しやがって!そんでコイツと会ってたんか!?」
サキ「ウチが誰と会おうとアンタに関係ないやろ!」
ユウ「なんで関係ないねん!俺お前の彼氏やぞ!」
サキ「笑わせんといてよ(笑)自分は彼女おるって京に自慢したいだけやろ!?」
そんな感じで言い合いになった。
俺「サキ」
俺がサキに目で訴える。
サキはまだまだ言い足りなそうだったが黙ってベッドに再び座った。
俺「もうちょっと落ち着いて話そ」
ユウ「はっ!なにがやねん!お前最低やな!」
俺「・・・」
ユウ「なにが好きやから別れてー、やねん!コソコソ2人で会ってるくせに!」
俺「・・・せやな、それは卑怯やったと思う。でも好きになってもうてん、だから別れてほしい」
ユウ「やかましいわ!」
再び弟が俺を蹴飛ばす。
サキ「暴力やめてよ!!」
ユウ「お前も俺よりコイツのほうがいいんか!?」
サキ「そうや!」
ユウ「はっ!ビッチが。男やったら誰でもえぇんやなぁ!こんな童貞でも!」
サキ「・・・京は童貞じゃない」
俺はドキッとした。
ユウ「そんなんなんで分かんねん!初めての女にもやる前にフラれてんぞ?(笑)童貞やんけ(笑)それともあれか?風俗でやったから童貞ちゃうとか言ってんか?(笑)」
サキ「分かるし。・・・だってウチがやってんから!」
俺「おい!」
思わず声を出す。
ユウ「お前何言ってんの?頭おかしいん?(笑)」
サキは唇を噛みしめ弟を睨みつける。
サキ「ホンマやし!」
ユウ「はいはい(笑)もーえぇって。コイツにそんな根性あるわけないやろ(笑)」
サキ「バカにすんな!証拠だってあるし!」
そう言ってサキはケータイを取り出しポイッと弟に投げた。
画面を見て弟の顔色が変わる。
ユウ「・・・なんやねんこれ!」
そう言って俺にケータイを投げつけた。
落ちたケータイの画面には初めてサキとエッチした時のラブホでの写メがうつっていた。
ユウ「なんなん?お前ら。マジでやってるん?」
サキ「やってるよ?何回も何回もエッチしたもん!」
ユウ「キモ!最低やな!」
サキ「お前が言うな!!」
またヒートアップする2人に俺が割って入る。
俺「俺が悪いねん!サキは同情してくれただけや!」
ユウ「何が同情じゃ!」
そう言ってまた俺を蹴飛ばす。
ユウ「別れてくれやと?はっ!(笑)じゃあ別れへん(笑)」
サキ「はぁ?」
ユウ「そんな簡単に付き合えると思うなよ!?絶対別れへんからな!」
そう言って弟は部屋を出て行った。
腹を蹴られてうずくまる俺のところにサキが駆け寄る。
サキ「大丈夫!?」
俺「・・・1も2も3も破ってるんすけど(笑)」
サキ「だってぇ・・・悔しくて・・・京言い返さんし・・・」
ポロポロと泣き出すサキ
俺「ごめんな、ありがとう^ ^」
サキ「怖かったよぉ・・・」
俺はサキの頭をポンポンとなぜた。
続きます!