2019/11/03 23:22:50
(gYpWhUEo)
2012年10月下旬。
僕はその日、待ち合わせの時間よりもだいぶ早く、その場所に辿り着いていました。
何度も何度も近くのドラッグストアのトイレに入り、ワックスで整えてきた髪型を確認します。
「ごめん、ごめん待った?」
トモミは約束した時間の5分前にやってきました。
少し伸びた髪型以外はあまり変わらないように見えます。あの頃のままです。
「いや、全然。ていうかまだ、約束の時間の前だよ(笑)」
「あっ、ホントだ~~(笑)」
トモミは腕時計を見て笑います。
「やす君・・・久しぶりだね」
「うん、久しぶり。元気そうだね。あんまり変わんないね」
「やす君もあんまり変わってないね(笑)」
「そうかな?あ、行こうか?」
「うん」
僕は思いっきり「スカし」ていました。
トモミに会えたことが嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。今にも飛び跳ねたい気分です。
ただ、それを悟られるようなことはできません。
僕は静かな個室の店を予約していました。沢山話たいことがありました。
それに胸には絶対に聞きたいことを2つを持参しています。
店に入ると
「わぁ、やす君もこういうお店に来るようになったんだ?大人になったねぇ~(笑)」
と少し驚いています。
生ビールで乾杯して、勢いづけにその半分くらいを飲みました。
「やす君、飲めるようになったんだ!?」
「そりゃ、多少の付き合いもあるしね」
僕は、トモミと別れた時に無理やり飲んで酒慣れしたことは伏せます。
それからは、お互いの仕事のあれやこれやを話しました。
笑って話すトモミを見るのはいつ以来なんだろう?
そんなことを思いながらも、時間が過ぎるにつれ「あの頃」に戻ったような錯覚さえします。
ただ、やっぱり聞かずにはいられません。
この頃、震災後に出会った人や、しばらく会ってなかった人とは必ずと言っていいほど「あの時」どうしていたのかをお互いに聞くのが挨拶のようになっていました。
(今でもそういう風習はあります)
それと同じように、僕は聞きました。
「震災の時は大丈夫だった?」
「うん、職場にいたけど大丈夫だった。やす君は?」
「大丈夫」には色んな意味が含まれて使われることが多い時期でした。
その言葉の裏には
「津波被害にあった人よりは」
「家を流された人よりは」
「家族が犠牲になった人よりは」
という枕詞が着く場合がほとんでした。
あの当時ほとんどの人が寒い中、被害の少なかった地域ですら電気・ガス・水道のライフラインが数週間絶たれ、食事もままならなかった時期です。全員が被災者でしたが、それでも津波にあった人よりはという思いがありました。
「うん、俺も大丈夫だったよ。実家は・・・?」
少し、思い詰めたような顔をしてから
「流されちゃったんだよね・・・」
僕は思わず
「やっぱり・・・」
呟くように、そう言ってしまいました。
「え?」
僕は今回のこの経緯を話すことにしました。
「実は2ヶ月ぐらい前に、トモミの実家の方にバイクで行ってみたら何も無くなってて」
「家覚えてたの・・・?」
「いや、しっかりとは覚えてなかったんだけど・・・ここかな?という所は見つけることができてさ、集落ごと無くなってたから。恐らく・・・そうじゃないかって」
「本当に行ったんだ・・・」
「うん」
そう返したところで、一旦、言葉を飲みかけましたが続けることにしました。
「それで、トモミが無事だったか心配になってしまって。住んでたアパートにも行ってみたけど。もう違う人が住んでたから。それでFacebookで検索して・・・」
「そうだったんだ・・・」
「うん」
どう聞いていいのか分からなかったけど、そうであることを願って聞きました。
「お父さんと、お母さんは大丈夫だった・・・?」
「・・・・・お父さんが・・・」
「・・・・・」
絶句しました。
「まぁ・・・見つかってない人に比べれば。比べちゃいけないんだけど」
僕は信じられませんでした。まさか、あのお父さんが。
いや、もしかしたらという気はしてはいたけれど・・・本当に「まさか」という気持ちでした。
「そうなんだ。まだ若かったよね・・・」
「うん」
「怖かったけど、優しそうなお父さんだったよね」
僕はトモミの机に飾ってあった、写真を見てそう思っていました。
「うん・・・」
「お母さんとナツコさんは?」
「どっちも大丈夫だよ。震災前にお姉ちゃんはもう地元に戻ってたけど。うん大丈夫。お母さんは今、仮設なんだけど(汗)」
「そっか大変だね・・・これから寒くなるだろうし。ナツコさんは一緒じゃないんだ?」
「うん、地元の人と結婚して」
「あぁ、そうだったんだ!いつ?」
「震災の2年前かな」
「そっか~結婚したんだ!」
「うん、子供もいるよ(笑)」
「そっかそっか、幸せにしてるんだ!」
お父さんのことから話題を逸した感じでした。でも、そこでトモミが
「無理しちゃうだろうから・・・言わかったんだけどさ・・」
「なに?」
その先を聞くのが少し怖かったのが本音です。
「お父さんね、私が帰るたびに『あいつは飲めるようになったかの?』ってやす君のこと聞いてきてた(笑)」
「えぇ!?そうなの??」
「うん(笑)いつか一緒に飲みたかったんだと思う」
「そうなんだ!?それは知らなかったなぁ。じゃ、献杯させて頂きます」
「ありがとう(笑)」
それから、僕がトモミの実家に行った時の思い出話に花を咲かせて、それが一段落したところで思い切って聞いてみることにしました。
「あれから好きな人はできた?」
その聞き方がスマートだったのかは分かりませんが、そう聞きました。
トモミはそれには答えずに、逆に聞いてきます。
「・・・やす君は?」
確かに、僕から答えればトモミも答えやすくなるかなと思いました。
「俺・・・?んー。一応2人と付き合ったけど。ダメだった(汗)」
トモミはそれを聞いて、続けます。
「ふーん、そうなんだ。なんで別れちゃったの・・・?」
「特に大きな原因とは無かったんだけどね。あまりしっくりきてなくて。あっ、お互いにね(汗)」
「でも、好きだったんでしょ?」
「うん、まぁ、そのつもりで付き合い始めたんだけど・・・」
少しこれで聞き出しやすくなったと思いました。僕はトモミにストレートに聞いてみます。
「トモミは?今、付き合ってる人いないの?」
「いないよ」
「じゃ、好きな人は・・・?」
「いるよ」
トモミの表情が少し曇りました。
僕は初めから「恋人」や「好きな人」がいるということは想定はしていました。
もうあれから6年も経っていて、27歳なのですから、いても何の疑問はありません。
けれど、僕は少しショックでした。ちょっとした期待をして、この場に挑んでいましたが、その期待は見事に崩れ去りました。
しかし、それをそのまま見せるのは大人気ありません。僕は更に聞きました。
「そうなんだ~!どんな人??」
「凄くバカな人」
「そうなの?だけど、なんか惹かれちゃうんだ?(笑)」
もう、とても軽薄そうに聞く術しか僕にはありません。
「そうなのかもね。でも・・・好きなんだよね(怒)」
少し語気を強めて、怒っているように見えます。
僕はそれに、少し焦ってしまい
「そうなんだ・・・」
としか言えません。
トモミは次第に少しずつ目に涙を溜めはじめました。
僕は、それにまた慌てて
「大丈夫?そんなに辛い恋愛なの・・・?」
この時、トモミは彼女や奥さんがいる人のことを好きで、そういう許されない恋をしているのかもしれないと思い始めました。
「本当に馬鹿だね?」
「え?」
なんのことを指してそう言っているのか、まるで分かりません。
もしかすると、そういう人を好きになってしまった自分を指しているのかと思いました。
「私はずっと好きだったの!!」
トモミは続けます。
「まだ分かんないの?本当に馬鹿なんだね?」
涙をこぼしながら、僕を詰るように言いました。
さらに続けます。
「ずっと待ってたの!!」
「えっ・・・!?」
「別れようって言ったのは私だから・・・私から会いに行けない。資格もない・・・。
私、あの時、本当にいっぱい、いっぱいで・・・ごめんね。やす君・・・。
だから・・・でも、ずっと・・・
いつか迎えに来てくれるって信じてた。6年も・・・。」
大量の涙を流しながら、文脈もめちゃくちゃにトモミはそう言いました。
ただ、それは僕にしっかりと伝わりました。
僕には、「待たせてしまった」という自意識はありませんでしたが
「ごめんね」
そう一言だけ謝りました。
僕は頬がスーッと流れて行くのものを感じました。
トモミは自分のカバンからティッシュを数枚取って「ビーッ」と鼻をかみました。
もう薄い化粧も崩れています。
少ししてから、また鼻をかみました。もうグチャグチャです。
そして、しばらくすると少し落ち着きをみせたトモミは、もうだいぶ前に感じる僕の「ごめんね」に対しての返答をはじめました。
「ううん・・・たとえ、おばあちゃんになっても待ってるって言ったし。その『契』交わしたの忘れちゃった?ずっと待ってるつもりだったから。必ず会いに来てくれるって。それよりは早かったし・・・ごめんね、やす君・・」
そこまで言ったところで、治まりかけていた涙がまたトモミの頬を流れていきます。
トモミの言葉に「嘘」はないように感じました。
トモミの涙が治まるのを待ってから、まだその時間までは「余裕」がありましたがトモミに「出ようか?」と店を出ました。
店を後にして10歩も歩いたのでしょうか。
そんな所で、僕は強く強くトモミを抱きしめました。
トモミも僕の背中に手をまわしてくれます。
今だからこそ言えますが、よくあんな人通りの多い所でと思う場所でした。
ただ、もうそうせずにはいられませんでした。
あれは明らかな僕の意思表示です。
トモミが
「痛いよ・・・」
そう言いながら、僕の背中にまわした手をポンポンと叩きました。
僕は本心とは裏腹にトモミを解きます。
そして、トモミの手を絶対に離さないように握って歩き始めました。
会話はありません。僕もトモミも泣いていました。
トモミは僕の少し早くなった歩調に合わせてくれています。
その場所から、10分程のあまり目立たないホテル街へ行き少し古びた「レモンティ」の203号室に入りました。
ドアが閉まり、靴を脱いだところで僕はトモミの両肩に手を置いてキスをしました。
とても長くて甘い、空白を埋めるようなキスです。
「んっ・・・」
トモミの漏らす息が、僕の中に入ります。
僕はトモミをカバンごと抱えて部屋の真ん中のベッドの淵にそっと、傷つけないように優しく座らせるように置きました。そして、隣に僕も座ります。
またどちらからともなく、ぎゅっときつく抱きしめながら唇を合わせました。
これ以上はもう息が続かなくなるという所で、僕は唇を離します。
「愛してる」
トモミは「うん」と頷きます。
そして、また唇を合わせて、その想いを舌に代弁させるかの如く絡ませました。
そうしながらトモミの体を触ります。
その柔らかさはあの時のままのようです。
そのままトモミを脱がせにかかりますが、キスを疎かにすることを僕自身が許しません。
なかなかトモミの上着すら脱がせることができませんでした。
それをトモミも悟ったのでしょう。
自ら上着の袖を抜き、片手でシャツのボタンを外しだしました。
それが終わる間も唇を離すのが惜しく、そうすることはできません。
やがて、シャツの袖も抜き終えました。
ふと目を開けて脱いだことを確認すると、黒のキャミソールが目に飛び込んできます、その胸元にあるものに驚き思わず唇を離してしまいました。
さきほどまではシャツの下になっていたので見えませんでしたが、そこにはバレンタインの時に作ったペアリングがシルバーのチェーンにぶら下げられています。
「これ・・・」
僕はそう言いながら、それを手に取り見ました。
明らかに「それ」でした。
買った当時は綺麗なシルバーでしたが、ところどころ色落ちして「銅色」になっています。
「お守りがわりに・・・」
トモミがそう言うと、僕はまた抱きしめます。
僕は、もうその涙を抑えるのを諦めます。
キスをしてから、キャミソールを脱がせました。
そして薄い水色のブラジャーが目に入りましたが、それを両手で一目散に外しました。
6年ぶりのトモミの体は綺麗でした。
白くて丸くて大きいおっぱいで、まるで成熟した果実のようです。
僕は、両手でそれをやさしく下から持ち上げるかのようにして、片方を口にほうばります。そっと、舌で乳首を撫でます。僕は初めて涙を流しながら、おっぱいを愛でます。
「あんっ・・」
トモミは驚いたような、悲鳴にも似た声を出し体を一瞬、震わせました。
そして、僕は舌を徐々に徐々に乳首に当てる圧力を強めていきます。
トモミの小さな乳首はコリコリとかたく膨れあがっています。
「あああっ・・・んうっ・・やす君っ・・・」
僕は、座っていたトモミを抱えてベッドの中央へと移動させます。
そして、靴下を脱がせてから七分丈の細めのデニムパンツを脱がせました。
パンティも薄い水色のものでしたが、あの部分は色濃くなっていました。
そして、トモミのヌルヌルとした汁がパンティの表面までに染み出しているのが分かります。
まだ、その部分に触れてもいないのにです。
少しだけパンティの上から確認するように、そこに触れてみました。
やはり下着の上からにも関わらず「糸」をひきます。
僕はすぐさまそれを脱がしました。
トモミの薄めの陰毛を見るのはいつぶりになるんでしょうか。
ただ、すべて裸になったトモミはやっぱり本当に綺麗です。
トモミは少し恥ずかしそうにしています。
そして脚を拡げて、その間に入りました。
両手でビラビラした所を開きますが、それすらにも「糸」をひく具合です。
ゆっくりと全体を舐めます。その粘着性の強いおまんこ汁はその間にもどんどんと溢れてきました。
クリトリスを優しく舌でペロっとするとトモミはまたもや体をビクッと震わせました。
「っんん・・・あああっ・・・んんぅぅ・・・」
それだけにもかかわらず、この乱れようです。
チロチロとソフトに優しく舐めます。
「んんんっーーんはっ・・・んぬぅ・・・っぁあ・・」
そのまま、おまんこへ中指の挿入を試みます。
が、キュウキュウとしいて、それをこじ開けるように指を中に進めました。
「ああっーーぅんん・・んんんぅ・・・」
その指でゆっくりと円を描くように拡げていきますが、トモミの中はその指に抵抗するかのようです。
この時、分かりました。
トモミはきっと、この6年「していない」
待っていたとは言っていましたし、それを信じていなかった訳ではありませんが、「まさか」と思いました。
どうにかその圧力に抵抗して、トモミの「好きだった所」をゆっくりと刺激します。
「っああぁーーーダメぇ・・・そんなにしちゃぁ・・・んんんっーー」
「我慢しないで・・・」
「あぁぁんんっ・・・・イクぅ・・やす君ぅ・・イクぅぅーー・・・」
それまで、強張っていたトモミの体からフッと力が抜けました。
「はぁぁっ・・・はぁぁ」
トモミは荒い呼吸をしていましたが、それが整いきる前に上体を起こして僕にキスをしてから、僕の服をすべて脱がせてくれました。そして
「ねぇ・・・うつ伏せになって」
と言います。言われたた通り、そうします。
すると、トモミは耳、首と舐め始めましたが快楽に導く「それ」とはどこか違います。
それも気持ちいいのですが、まるでその漏れがないか確認するかのように時間をかけて、順よく舐めていきます。
そして、その確認作業は腕、背中、腰を経て臀部にも差し掛かると、とうとうアナルまで到達します。すかさず
「トモミ、そこは汚いから・・・」
と止めさせようとすると
「ううん。他の人が触った所、全部消してるの・・・」
そう言うと、その「作業」を続け、後部が終わると前部に移動しました。
トモミは顔にもそれをしてから、乳首とおちんちんをやり残し、それを終えました。
そして
「ここはやす君が好きな所だから『汚れ』酷そうだなぁ・・・」
と言ってから、乳首を舐め始めました。
最初こそ優しいものでしたが、次第にその「清掃」は激しさを増していきます。
トモミから見て、その「汚れ」がこびり付いていると判断されたんでしょうか。
吸引までもされます
「あぁっ・・・トモミ・・気持ちいいっ・・ぅう・・・」
「本当?これから他の人にされちゃダメだからね!」
「うんっ・・・トモミ・・ぁあっ」
「こっちはもっと酷そうだなぁ・・・」
そう言ってトモミは僕の股の間のスペースに入りました。
やはり全体に舌を隙間なく這わせます。それを幾重にも幾重にも重ねて。
「あぁっ・・」
「こっちも、きっとそうなんでしょ・・・」
玉も同じようにしてきます。
「うぅぅーーんんぁ・・・トモミ・・」
トモミの口調こそ、少し怒っているようにも聞こえますが、僕をそうする動きからは僕への愛おしさが伝わってきます。
「あああっーーーんぐっ・・トモミ・・・ぅううっ・・」
それから、やっとトモミはフェラチオを始めました。
裏筋を丹念に舐めあげています。思わず、おちんちんがピクピクとしてしまいました。
「んふっ・・・ピクってした(笑)」
そう言ってから、トモミは咥え始めました。
「っちゅぱ・・・じゅぅっぷ・・じゅぽっ・・・」
トモミは頬をへこませながら咥え、口内で舌をよく当ててくるのが分かります。
もう限界でした。
「トモミ・・・もう綺麗になったよ・・・」
「うん、そうだね・・」
「いい・・・?」
「うん・・」
もう自然と決意はできていました。
コンドームは手に取りません。
トモミを寝かせ脚を拡げてから、おちんちんにトモミの潤滑油を塗り込みます。
そして、それをゆっくりと挿入させていきました。先程よりも強い圧力があります。
それでも、亀頭までを飲み込ませたあたりで
「痛っ・・」
「ごめん・・痛かった?」
「うん・・・ごめん・・もう少しゆっくり・・・」
「うん・・」
ゆっくりとゆっくりと、実感としては「ミリ」単位で少しずつトモミのおまんこをこじ開けていきます。そして、そのすべてが挿りきりました。
トモミは泣いています。
「ごめん、痛い??」
慌てて聞きますが、トモミはその泣き顔を数度、左右に振りました。
「ずっと、こうなりたかったの」
と言って、ボロボロと大粒の涙をこぼしました。
僕は、起こしてあった上半身をトモミに覆いかぶさるようにしました。
そして、何度かトモミの涙を手で拭いてあげ、両腕をトモミの背中にまわします。
気付けばトモミに僕の涙も落ちていました。トモミも僕の涙を手で拭いてから
「お願い、やす君の最後の女にして・・・」
そう泣き声で、声を震わせながら言いました。
僕は頷いてから、キスをしてそのまま、ゆっくりと動き始めます。
唇もトモミを抱く腕も離すつもりはありませんでした。
トモミも僕の背中に腕をまわします。
トモミのすべてを逸したくはありません。
「っううっっ・・・ヒッ・・ぁあっ・・んぅ・・んんっ・」
そんな、泣き声とも喘ぎ声とも判断がつかない声がトモミの口から直接、僕に注がれます。
次第に速まる動き。
トモミのきつくなっていた、おまんこの締め上げにはもう耐えられません。
一瞬だけ唇を離し
「いくよ」
とだけ伝え、頷くのを確認してから再度、唇を戻します。
少しだけ、腰を速めた僕はトモミの一番奥深いところですべてを放ちました。
それでも僕達は唇をなかなか離すことはしませんでした。
しばらく経ってから、拭きもせずに、そのまま裸で寄り添うように抱き合っていました。
「本当に誰とも付き合わなかったんだね」
「うん、前に言ったの覚えてないの?」
「なにを?」
「温泉行った時にさ、やす君以外に見られるのも嫌だって・・・」
苦い思い出です。
確かに僕は「それ」でトモミを泣かせてしまい、トモミはそう言っていました。
「覚えてる・・(汗)でも、あれから、もう・・・」
そこまで言いかけてやめました。トモミは
「インディアン嘘ツカナーイ」
とおどけてみせます。
「それが嘘じゃん(笑)」
「あははっ(笑)」
そう笑った後で、
「そんなことより・・・私、6年分溜まってるんだけど・・またしよ(照)」
「さすがに・・・6年分はできないかなぁ(笑)」
「えーーー!?私のセカンドバージン奪っておいてぇー(笑)」
「セカンドバージンって・・・(笑)」
「やす君の初めての時は、あんなに、いーっぱいしてあげたのになぁ~~~(笑)」
「いや、あれは、ほら童貞だったし・・・若かったし(汗)」
「なに勝手にオジさんになってんのよー(笑)」
「ごめん・・・(笑)」
僕らはそうやって、また共に歩き始めました。
~続く~