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初めての彼女トモミ

投稿者:やす ◆gy.TeW24SQ
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2019/10/25 21:18:19 (9ufKgoJ7)
かれこれ15年ほど前の話です。
当時、僕は高校を卒業したばかりで地方の大学へ進学しました。

中学高校が男子校だったのもあり、彼女もおらず童貞でした。
初めての1人暮しで
「早々に彼女を作ってにこの部屋で…」
なんて、淡い期待を持っていました。

しかし、なかなかそう上手くはいきませんでした。
学校へ行って、バイトをしてレンタルビデオ店でAVを借りてきては、シコシコする毎日でした。

夏休みのある日、バイト先で先輩に、割と簡単に女の子と知り合える「ス〇ービーチ」という当時流行っていた出会い系サイトを教えてもらいました。

僕はさっそく、帰宅してから携帯でサイトを覗くと、確かに女の子の募集も多くて…
これは!
というものは片っ端から連絡しましたが一向に連絡はきません。

こちらから募集をかけてみても結果は同じでした。夏休み中ずっと続けていたのですが、さっぱり成果は出ません。

そこで
「ちょいぽちゃ」
と自ら書いてる女の子まで範囲を広げてメールを送ることにしました。

それでもなかなか、返事はきませんでしたが1週間ぐらいすると割と近くに住んでる「メル友募集」の同い年の専門学生のトモミから返信がありました!

2~3日メールのやり取りを続け、お互い気が合うようだったので「会いたいな」と思い、こちらから1人暮しに関する話題を多めにしました。

例えば、料理がそんなに出来ないとか、少し部屋をオシャレにするように気をつけてる…とか…etc
そうすると、意外に食いつきはよくトモミから

「部屋行ってみたいなぁ~」

と返信が!!
これには、心の中でガッツポーズしました!

あっさりと、週末の土曜日に最寄り駅で待ち合わせすることに成功しましたが。

トモミから
「ちょっと太ってるから、あんまり期待しないでね汗」

と。当時はまだ、携帯にカメラが付いた機種がやっと少しジェイホンから出始めた頃だったので、まだ一般的ではなくて事前の写真のやり取りが出来なかったんです。

そして、当日…これでもかというほどに部屋を掃除して、前日にコンビニで買ったコンドーム一箱をベッドの小物入れに忍ばせてから、17時に待ち合わせの駅に向かいました。

携帯を見ながらキョロキョロしていると

「ついたよ。〇〇の前にいます」
とメールが。

行ってみると、顔は雰囲気的に志田未来さんをちょっと丸顔にしたような感じで可愛げがある感じ。
ただ、体型はアジアンの馬場園。。。

心の中で、とてもゲンナリしました。

挨拶もそこそこに、コンビニでお弁当やジュース、お菓子を買い込んで部屋に向かいました。

まさかこんなデブが、初めて招き入れる女の子になるとは。。。(汗)

狭いレオパの1Kの部屋だったので、ベッドに隣同士に座り、話始めました。

途中てお弁当も食べたりしながら、色々話していると近距離のせいか「デブ」という感じを忘れてきて、「可愛い」とさえ思うようになってきてました。

実際、会話が楽しくて…あっという間に時間が過ぎていって気づいたらもう22時を回っていました。

内心
「あー帰したくない!ヤリたい!!」

とは思っていつつも良心の呵責には耐えられず。
苦し紛れに

「もう遅くなっちゃったね?そろそろ帰らないとヤバいよね?」

と聞くと、隣に座るトモミは太ももを僕の太ももに密着させてきて…

「帰らなきゃダメ?帰りたくない」

「じゃ、泊まってく?」

「うん」

そう言うと、トモミは僕の右手に左手を絡ませてきて…僕はどうすることもできず、無言でいると。

トモミから

「キスして」

恐る恐る、トモミの唇にキスをしました。
触れるだけの。初キスです。

そのまま続けているとトモミの方から舌をいれてきました。

僕はされるがままにトモミが絡めてくる舌に応じるようにディープキスを続けていると、キスしながらジーンズの上から膨張しているおちんちんをさすってきました。

僕はビックリして

「あっ…」

と唇を離すと、トモミはさすり続けながら

「えっちな女の子嫌い?」

その言葉を聞いて、トモミにキスをしました。

舌を絡ませながらトモミのおっぱいを服の上から揉みました。
トモミのおっぱいは太ってるせいもあるのでしょうがボリューミーで服の上からも柔らかいのが分かります。
たまらずおっぱいが見たくて仕方がなく

「脱がせてもいい?」

と聞くと

「いいよ、でも…電気消して」

と答えました。僕は正直に

「俺…その初めてだから、ちゃんと見てみたい」
と言うと

「えっ槌そうなの??」

「だから…」

「しょうがないね(笑)」

と照れ臭そうに微笑み、そのまま自分で脱ぎはじめて、下着姿になりました。

ブラもパンツも色はライトグリーンでお揃いです。
はじめて生で見る女の子の下着姿に大興奮でマジマジと見てると

トモミは

「やす君(僕)も脱いで」

と促され僕もパンツだけになりました。

そのまま2人でベッドで掛け布団の上から横になりました。
僕はトモミの豊満なおっぱいに顔を埋めたあとで

「見てもいい?」

と聞くと、
トモミは上体を起こして自分でブラを外しました。

目の前に現れたトモミのおっぱいはやっぱり大きくて(Eカップ)、乳首が小さくピンク色で乳輪は500円玉ぐらいです。

僕はトモミを押し倒して両手で生パイを揉みながら、乳首を舐めると

「あぁ…ひっ……んんっ」

と喘ぎ始めました。

「トモミちゃん、気持ちいい?」

と確認すると
「んっ…はぁ、気持ちいいよ…んんっ」

それを聞いて、もっとちゅぱちゅぱと左右のおっぱいを舐めると、トモミは

「あぁーんんっ、ダメ…はっ、アンっ…」

と一段と大きく感じる声をあげました。

そのまま舐め続けていると、トモミが上になってる僕のおちんちんをパンツの上からさすってきました。

ジーンズの上からさすられるより格段に気持ち良く、思わず乳首をしゃぶるのが止まってしまいました。

「やす君のココ、凄いことになってるね(笑)してあげよっか?」

「いいの?」

「うん…寝て」

トモミに促されまま仰向けに寝かされ、パンツを脱がされました。

トモミは一言

「大きいね」

とだけ言って、ゆっくりとおちんちんをしごきはじめてから、ぱくっと咥えました。

手も使われながらのゆっくりとしたスロートでしたが、あまりの気持ち良さ3分ほどでイキそうになってしまって

「あっ、、ダメ、トモミちゃん…止めて。イキそう」

トモミは咥えたまま

「(いっていいよ)」

とスピードをあげると、僕は呆気なくトモミの口内へ勢いよく発射してしまいました。

ごめんと謝ると…トモミは口をごもごもさせながら、左手で僕にちょっと待ってとジェスチャーしました。

言われた通り少し待ってると、突然パァっと口を広げ僕に見せてきました。

驚いて

「えっ…!?」

と言うと、トモミは

「飲んじゃった(照)」

この瞬間とても、トモミが愛おしくなってしまいました。

その後、2人でベッドに潜りこんで…

「いっぱい出たね」

「ごめん、気持ち良くて…」

「謝らないで、嬉しいし…」

「本当に?」

「うん(照)ねぇねぇ…私も気持ち良くして…(恥)」

そう言って、僕の右手を取り布団の中にあるトモミの下着の中へ誘導されました。

トモミのおまんこはもう濡れていて、さらに中指をクリトリス誘導され

「ココ触って…」

言われるままに触ると

「んんっーあっ…ハァハァ いっ…んんっ」

と気持ち良さそうに声をあげ、トモミが我慢できなくなったのか

「ねぇ、やす君…舐めて?(照)」

僕は布団の中へ潜りこんで行って、トモミの下着を脱がせ、股の間に入って…暗くて良くは見えなかったけれど、鼻にトモミの陰毛を感じながらトモミのおまんこを味わいました。
これまで嗅いだことのないいやらしい匂いと、溢れてくるトロトロの汁に興奮していました。

トモミも両手を僕の頭に置いて

「あぁっ…んんっ…ハァ気持ち良いよぉ…んっ…あんっ」

と感じていました。しばらくしていると…

「もうダメ…挿れて…」

トモミからおねだりしてきました。

僕は布団を剥いで、ベッドの小物入れに忍ばせていたコンドームを取り出し、着けようとしました。
が、緊張でなのかいざ着けようとすると、萎んでしまい着けれません。。。

自分でしごいて勃たせようとしてもダメです。
トモミが

「緊張しちゃった?」

と言うと…
またフェラで勃たせてくれました。

また新しいコンドームを手に取り、着けようとすると、また萎んでしまいました。

今度は何も言わずに、さっきよりも長めに咥えてくれました。
再度コンドームを手に取りました。
今度は上手く着けることができて、いざ挿入しようとトモミのおまんこにあてがうと、またもや萎んでしまいました。

5個入りのコンドームで、前日に着ける練習で一つ消費してるので、残りはあと一つ。

『ヤバい…どうしよう…』

そう思っていると、またトモミが咥えてくれました。
二度目よりもさらに長く…パンパンに膨れるとトモミが

「そのままでいいよ(照)」

「えっ…!?いいの??」

「中には出さないでね」

「うん!!」

そうして、ギンギンに膨れあがったおちんちんをトモミのおまんこに挿れました。

「んんっ…おっきい…んっ」

「トモミちゃん…気持ちいいよ…」

「トモミって呼んで…んんっ、はっ…」

「うん…トモミ気持ちいい」

そのまま、一度キスをしてから、ゆっくり動いたのですが…すぐにイキそうになってしまい
「あっ…トモミ…俺、イキそう…」

「んんっ…あっ…うんっ、いいよ…はぁっ」

僕はイク瞬間にから抜いてお腹めがけて、放出しました…一度、イっているのに大量で勢いもよく、お腹だけでなく、おっぱい、首、顎までかけてしまいました。

慌てて、すぐに

「ごめんね…」
と謝りましたが

「ううん、いいよ(笑)気持ち良かった?」

「うん…凄い気持ち良かった」

「良かった(笑)」

と言って、僕の精液を拭き取りました。
その後、裸のまま2人でベッドで横になって…
トモミが

「付き合ってもないのにしちゃったね…」

「うん…俺、トモミと付き合いたいんだけど…ダメかな?」

「私デブだし、可愛いくないけど…いいの?」

「えっ…可愛いよ。ダメ??」

「いいよ(照)」

「やった!」

僕が抱きつくと、トモミにキスをせがまれて…ディープキスを。

唇が離れたところでトモミが

「なんか、お腹の所に当たってる(笑)」

「ごめん(笑)…」

そう言うと、布団に潜りこんでいってちゅぱちゅぱとまた咥えてくれました。
僕はたまらず

「また、したい」

「しょうがないなぁ槌」

と、今度は萎むこともなく最後のコンドームを着けて挿れました。

さっきよりは多少早く動けたけど、それでも5分もしないぐらいでトモミの中でゴム発射しました…。

~続く~
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72
投稿者:よっしー ◆tr.t4dJfuU   yoshistyle Mail
2019/11/04 22:56:25    (xuopKpEE)

ハラハラドキドキ
結局ハッピーエンドでよかった!

ナンネットでこんなに感動したの初めてですよ^_^

良かった良かった。
末永くお幸せに!

あとがきも楽しみにしてますね。

73
投稿者:(無名)
2019/11/04 22:59:40    (MgcZYrJf)
ぽっちゃりした、橋本環奈に、
ヒロイン役で映画にしたら
どうだろう?
社会現象が起こるぞ。


74
投稿者:おちゃ~ぶり
2019/11/04 23:29:23    (VJkdqVC8)
ナンネでは、稀とまではいかないけど、かなり限られるノンフィクションのハッピーエンドストーリーで、皆さんほっこりしたと思います。当の私もほっこりしました。

投稿していただき本当にありがとうございます。
しっかり家庭を組まれていて遅いけど、言わせて下さい。

 末永くお幸せに槌ハート

75
投稿者:(無名)
2019/11/05 00:44:03    (xxuxNra5)
お疲れ様でした!
最高でした、年が近くて自分が東北出身なので色んな思い出を重ねて見てました、とても良かったです。

76
投稿者:塚本
2019/11/05 09:12:24    (beZwBtZ2)
ずっーーと読んできました。最後はハッピーエンドで良かったです。一時はどうなるかと思いました。ナンネでこのような小説が読めるとは思いませんでした。若い頃の自分に重なる所があり、ジンと来る事もあり入り込んでしましました。良い小説をありがとう。お幸せに。
77
投稿者:(無名)
2019/11/05 10:53:17    (tuUwkZk.)
ハッピーエンド良かったです!
幸せな家庭築いててホンマ良かった!
ナンネ覗いてて良かったです!
あとがきもお待ちしますね(^-^)
78
投稿者:(無名)
2019/11/05 17:01:16    (1aXC0EM5)
ばんざーい(*^o^)/\(^-^*)良かった、良かった
79
投稿者:じゅん☆
2019/11/05 17:26:14    (qoSxEBQ.)
このまま体験談としてレス下がると消えてしまいますよね?他に残して頂ける事は可能ですか?何度でもまたふっと思って読み返したくなる文章だったので!今までで最高の体験談だとみんな思ってる筈ですから!
80
投稿者:(無名)
2019/11/05 18:08:05    (UQ4f5fSq)
じゅんさんと同じ意見です
ぜひこの文章何かに残してもらいたいです
良い話で文章も上手くて何回でも読み返したくなります
81
投稿者:やす ◆gy.TeW24SQ
2019/11/05 19:50:46    (Ky6.HLr3)
あとがき


全22回の大変長く、一回の文章量も大変多かった私達夫婦のストーリーを最後まで読んで下さいまして本当にありがとうございました。夫婦共々感謝申し上げます。
そして、大変多くの方々から沢山の嬉しいコメントを頂けたことに尽きましてもお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

実は、今回の投稿に関しては妻も読んでおりました。
そして、皆様のコメントにも全て目を通しております。
増える閲覧数、上がるランキング、頂けるコメント、それらを喜んでいたのは殊更、妻のほうでした。

この二週間弱の間、仕事中にメールで
「ランキング上がってるよ!」「また、コメント来てるよ!」
と頻繁に連絡をくれていました。

どこにでも居るような私ども夫婦の「物語」に共感して頂ける方が大勢いらっしゃって下さったのが嬉しかったようです。

今回私達の物語を応援して下さった方達へ、そのお礼と言ってはおこがましいですが本編に入りきらなかった話や投稿の経緯について「あとがき」として幾つかご紹介させて頂きます。


『投稿の理由と種明かし』

下の子も生まれたことで手狭になったのと、現在、災害公営住宅に1人住むお義母さんを将来的に呼び寄せたいという希望もあって、数ヶ月前に70歳手前までの果てしなく長いローンと引き換えに、それまでの家よりも広い家に引っ越しました。

その引っ越しの際に、妻の当時の日記が出てきました。20歳の誕生日の項に記した例の茶色いカバーの日記です。そこに学生時代、僕が妻に渡していた「エッチ日記」のUSBメモリも挟まっていました。

これは、当時妻が会う度に「はくり紙の手紙」をくれるので、僕も初めは短い手紙を書いていたのですが、正直なところ妻に比べるとかなり字も汚くて、毎回妻のように書くネタが浮かんでこず、それに困った僕が童貞卒業時のSEXを小学生の頃から自信のあった「作文力」を活かしてWordで日記形式にして綴ったものをUSBメモリに入れ渡したものです。

これを妻が大変面白がってくれたので、それから記憶に残る印象的なSEXを書き起こしては渡し続けていました。

今回それを、たまたま見つけたので引っ越しが終わってから、少し落ち着いたタイミングで妻の日記とはくり紙の手紙とを合わせて妻と一緒に読みました。

日記と手紙には、エッチな内容はほぼ記されていないのでいいのですが、USBの方は「エッチ日記」と揶揄しているぐらいなので、内容が内容ですし万が一、家族を含む知人に見られでもしたらたらヤバいよね?となり処分することにしました。

ですが、それも2人の思い出なので、やっぱり少し捨てるのは惜しくなりました。
そこで相談して、この僕達の思い出を「数多なる電子の世界」に隠すことにしました。

ただそれを隠すだけではつまらないので妻の日記と手紙を参考にした「夫婦の成り行き」に、僕の目線・感情も付け加えた一つの「物語」にすることにしました。
「リアリティがある」と幾つかご感想を頂きましたが、そう感じられたのはその為ではないかと思います。

ただ「参考文献」にないシーンもあるので、そういう箇所はお互いの記憶から引っ張りだしました。
「俺(私)こんなこと言った?」
ということもありましたが、言われた方は覚えているものなんですよね(笑)

一点、今回の投稿にあたって、困ったことがありました。
それは「混浴」の項についてです。
なぜなら、その時点で真実についてはまだ妻に明かしておりませんでした。
当時僕は嘘をついていた手前「エッチ日記」に記すことが出来ませんでした。

しかし、初めて大きく傷付けたことも描かなければ「それは嘘になる」と思い、妻に告白し書くことにしました。
そのため、妻にお小遣いの「減俸」をされかけましたが、時効というか恩赦というかギリギリのところで事なきを得ました(汗)

また、「隠された人間の能力」というのは底知れないと思い知らされたのもこの項です。
参考文献が一切ないにも関わらず全話中、一番短時間で書き終えたのがこの項でした。
書きながら会話シーンですら、一字一句も間違えてないかもしれないという程に記憶が蘇りました。
読んで頂いた方はお分かりになるかもしれませんが、ハタチの僕は欲望を満たす為の「企て」が異常に論理的でした。
それに加えて、泣かせて傷つけてしまったことで僕の心により深く刻まれていたのでしょう。


『愛してるを取り消して』

すべて目を通して頂いている方の中にお気付きの方がどれぐらい、いらっしゃるかは分かりませんが僕が「愛してる」と言ったシーンは僅か2回のみです。19歳で出会ってから34歳になる今に至るまで実際にこれを言ったのはそれだけです。

妻に再会した夜に僕は人生2回目の「愛してる」と言ったのですが、妻からSEXの後にそれを取り消してほしいと言われました。
本来はそのシーンを入れるつもりだったのですが、それを入れてしまうと多少話がブレてしまうのと、そこまででも非常に長い文章だったために削らざるを得ませんでした。
そのシーンの下書きが残っているので紹介します。


「やす君・・・あのね、さっきの愛してる取り消して」

「どういうこと?」

「『愛してる』の価値が減るからだよ」

僕には思い当たるフシがあります。
けれど、トモミが何故それを知っているんだろう。不思議でたまりません。
トモミはその理由を話しはじめました。

「おばあちゃんの手紙に書いてあったよ。3回しか言わないだろうって」

トモミは僕の20歳の誕生日に確かに、祖母から手紙を受け取っていました。
トモミが言うには、手紙には

「孫にはその言葉の価値を下げてしまうから、大事な言葉は人生で3回までしか使っちゃいけないって教えてあって、本人もそれを肝に銘じているはずだから「愛してる」っていう言葉をなかなか言わないだろう。
あなたも若いからそういう言葉が欲しくなる気持ちも分かるけども、本当にそう思えた時に必ず言うはずだから、その時まで待っててあげて欲しい」

という内容のことが書いてあったと、トモミは言いました。

確かに、これに関しては僕が決して忘れることがない一件です。

僕は小学三年生の夏休みのある日、祖父母と昼間にドラマの再放送を観ていました。
その時に「愛してる」というセリフが出てきて、いわゆる小学生ノリでじいちゃんも、ばあちゃんに愛してるって言ったことがあるのか、かなりしつこく聞いて冷やかしました。

すると、普段温厚なじいちゃんが、それまでに見たこともない剣幕で怒りだします。
僕は真っ暗な物置部屋に相当長い時間、閉じ込められました。
最初は「冷やかした」ことに祖父が腹を立てたのだと思っていました。
しかし、それが違うということを助けにきてくれた祖母が教えてくれました。

祖父母達は当時珍しい、恋愛結婚でなおかつ祖父は学生だったそうです。
祖父の両親には「勘当」され、行き場を失った祖父達は東京へ出たそうなのですが生活は、かなり苦しく、それを安定させるまでにかなりの時間を要したそうです。
祖母は、ただ懸命に働く祖父を尊敬していたそうですが、ある日いつもより多めの給料を貰ってきた祖父が

「辛い思いをさせてすまない、こういうことを言うガラじゃなけど・・・愛してる」

と言って、髪留めをプレゼントしてくれたそうです。
祖母はとても喜んでプレゼントはいらないから、そういうことをいつも言ってほしいと言ったそうですが祖父は

「それが当たり前になると、その言葉の持つ価値が下がるから」

と断ったそうです。
それでも、まだ若かった祖母はたまには言ってほしいとお願いしたそうですが、それに対し祖父は

「じゃ、死ぬまでに3回だ」

と祖母に伝えたそうです。
このことを僕は確かによく覚えていました。


非常に長い文章で申し訳ありません。
では、なぜ妻は取り消して欲しかったのか。
それは、妻がカフェで僕に別れを告げた際の「愛してる」という叫びがあったからこそ6年間待てることができたそうです。「あれは魂の叫び」だったと。
なので、結果的に僕の人生初の渾身の「愛してる」は届いていたみたいですが、妻いわく
「27歳で2つ消費すると残りはあと一回になってしまうから取り消してまでも、まだ残しておきたかった」そうです。


『最近の我が家について』

現在の我が家は、当然ですが子供中心の毎日です。
息子はまだ小さいので、とりわけ娘が中心にまわります。
スクスクと育ち、顔が妻によく似たオマセな5歳。
と言えばきまりがいいのですが、実際はお義姉さんの子供の頃に瓜二つのようです。写真がないので僕はわかりませんが。
そして、まぁよく喋ります。そして音楽が大好きです。
昨年あるロックフェスで「BiSH」を観てからはアイナジエンドの歌声に魅了されたようで、家でもよくYou TubeでBiSHの映像を観て歌っています。
(今年の誕生日はBiSHのDVDをおねだりされました)

そんな娘が最近欲しいものは・・・・・「妹」です。

もちろん、弟のこともよく可愛いがってくれているのですが、その思いは今頂点に達しているらしく、よくせがまれます。
ついには、保育園でどうやったら妹ができるのか先生たちに聞きまくったらしく
「パパとママが仲良しだと生まれるかもね~」との回答を得てからは大変です。

子供達のお風呂係は僕なのですが、その際によく娘から

「ねぇーパパとママ仲良しだよね?」

とよく聞いてきます。「そうだよ~」と答えて濁していたのですが・・・徐々に娘は、「その」ためには、ママがもっとパパを大好きになる必要性があると感じたようで

「パパがもっとカッコよくならないとダメ!!」

との結論を出し

「パパ~ニノみたいになってよー!!」

と言われる日々です。
(そりゃパパだってなれるなら、なりたいよ・・・汗)

そして、これを利用し焚き付けているのは妻です。

さすがに結婚して5年以上も経過すると、夫婦の営みも・・・・・

というのは、ウチには無関係で妻の尽力もあって仲は良いのですが(笑)
(ママと妻(彼女)を使いわけてくれています)

経済的なこともあり、もう子供はと思っていました。が・・・

「ねぇ・・・やす君、○○(娘)もああ言ってるし、もう1人ぐらい~」

と悪魔の囁きをしてきます(笑)
我が家は一つのベッドに4人で寝ていて、子供達が寝たあとにリビングで・・・ということが多いのですが、最近の妻は積極的です。

お風呂あがりの妻が髪を上に束ねてAmazonで購入した「童貞殺しのセーター」で「夫殺し」を企ててきます。

この投稿期間は、さすがに僕も文章を書きながらムラムラしてしまうことも多く、そんな格好で妻に誘惑されたらひとたまりもありません。
若かった頃の妻も良いですが、歳を重ねた妻の柔肌も僕は好きなので・・・。

息子が生まれてからコンドームを使用していましたが、それを最近はどこかへ隠されてしまったようです・・・。
ギリギリ中に出さないようにはしてますが・・・時に妻の誘惑に負けることも(汗)。

あーどこかから、お金降ってこないかな~~~(笑)


おかげ様でこのように、毎日楽しく、時に誘惑に負けながら暮らしています。
(驚くべきことに妻と僕は喧嘩をあれ以来、1回もしておりません)


あとがきだというのに、また長くなってしまい申し訳ありません。
それでは、本当に本当にこの期間、暖かく見守って頂きありがとうございました。


最後に、皆様方のご多幸をお祈り申し上げて、私ども夫婦からの「あとがき」とさせて頂きます。

PS.
この後もコメントを確認しには来ますので、初めて読まれた方も感想を書いて頂けたら幸いです。
ちなみにですが、コメントを呼んだ妻が「私役を橋本環奈ちゃんが!?」と驚いていましたが、明らかに機嫌が良いです(笑)
それから、コメントで頂いていた「何かに残す件」ついてですが、それについては何も考えていませんでしたが、もし何かいい案があれば教えて下さい。検討してみます。        


by やす&トモミ


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