つづき(^^;)すると彼女から私を抱けますか?と聞いてきた。俺は勿論女性として魅力的だし抱きたいと思います、でも、今は抱くことは出来ません。なぜなら、今日初めて会ったばかりだし、貴女は僕の彼女ではないから。と答えた。彼女はもう彼とは気持ちでは終わっている、あなたの事が好きです…と。なら付き合って、お互いをもっと理解してからでもいいじゃないですか…と俺。でも、交際してもっと好きになってまた身体に幻滅されたら生きて行けない…と彼女。僕は大丈夫です!なら証明して下さい!と押し問答に(^^;)ベンチに腰をかけ、二人押し黙ってしまいました。僕は会ったその日に関係を持つなんて、今までの生き方では考えられないし、僕を信用している大切な人たちを裏切るような気になる。と伝えると、彼女はそれ以後何も言わなくなり、ただ消え入りそうに小さく落ち込んでしまった。それを見ていて、どうにかして自信をつけさせてあげたい、そこまで僕の事を好きになってくれたのか!と言う思いから、君は今日から僕の大切な彼女と思うけど、それでも良いならと抱くことを了承しました。交際もしたことのない童貞がホテルの場所を知るはずもなく、唯一知っていた新宿に向かう事に。移動中、急展開な話しにパニックになりながらも冷静に装いエスコートした場所は、今考えると恥ずかしい程の場末の安ホテルでした。その中で一緒にシャワーを浴び、初めてのABCを体験。物凄い緊張と興奮から、俺の体温はかなり高かったと思います。初めてのぎこちない腰使いと緊張からか、俺は絶頂を報える事が出来ないまま時間が来てしまいました。恐らく彼女も絶頂は迎えてなかったと思います。そんな気まずさと、彼女になったからと急に馴れ馴れしくなる事への抵抗から、手を繋いで歩くのが、精一杯でした。でも、初めて彼女が出来た事と、必要とされる事へのこの上ない幸福感で満ち満ちていました。彼女は門限があるからと駅まで送っていったとき、急に彼女が泣き出し、ごめんなさいとただひたすらに謝り始めました。僕はハンカチで涙を拭いながら、どういう事か教えてと落ち着かせると、実は彼氏とはもう結納まですませていてもう戻れないところまで来ている。貴男に女性と見られて抱かれたくて嘘をついてしまったと。僕は彼女になると言うのも嘘だったの?と聞くと、気持ちは嘘ではない、出来る事ならこのまま駆け落ちしたいと。同時フリーターで大した貯金もない実家住の男に駆け落ちをする勇気も力もなく、そこまで俺を好きになってくれたのなら、頑張って破談にしてでも俺の元にきてほしい。今は力も何もない俺だけど、絶対に君を迎えに行けるようにするから!と。最後には彼女も頑張りますと元気になり、約束の証として、俺のハンカチを持って行った。それぐらいしか俺には渡せるものがなかったから…。新宿駅の雑踏の中、何度もお互いに振り返りながら、その日は別れた。翌日、彼女から夢のような1日をありがとう、そしてゴメンナサイ。やはり、私ひとりの問題では済まなく、昨日の出来事を一生胸に刻み込み生きて行きます。貴男には必ず私よりも相応しい人が現れるのでその人と幸せになって下さい。でも、出来ることなら私の事も心の片隅でいいから覚えいて…。あぁ、どうしてもっと早くあなたに出会えなかったのだろう…。本当は別れたくないよーと言う内容のメールが来ていた。本当に心から欲しかった自分をパートナーとして必要としてくれる人を得る事と同時に失う事を経験し、俺の心は深い悲しみで傷つき、家にじっとしてられなく、雨の町を数時間も宛もなくさまよった。部屋についてメールを見ては泣き、耐えれなくなりさ迷う、これを数回繰り返したあと、どうしても彼女を失いたくないという思いをありったけこめ、2年間時間をくれ!絶対に迎えにいくから!!とメールを返信すると、彼女から、やっぱり別れたくない!私も頑張る!迎えに来る日を待ってますと返事が来た。その後、全く音信不通になった彼女を信じ1年が過ぎた頃、コンピューターに詳しい友人がなりすましメールをイタズラで送ってきた。ふと、気になり彼女からのメールを調べたところ、なりすましメールと同様の手口だった。俺の誕生日を含め、一切のイベント時にもメールはなく、不安と猜疑心から仕事に手が着かなくなった俺は、今の不安な気持ちと、もし関係を終わらせたいと思っていたら、自然消滅だけはしないで欲しいという内容のメールを送った。その後、数ヶ月連絡はなかったが、5月の連休に入ったある日、突然、彼女から自宅に電話が…。彼氏に別れを切り出した所、泣かれて引き止められ、情に負けてしまったと。貴男は私でなくとも絶対に良い人が現れるけど、この人には私しかいないんだと思ってしまったとの事、ごめんなさい、私は貴男の元に行けません…と。俺は納得いかないし、本当に悲しい&悔しいけど、君がもう決めた事なら仕方がない。俺には出来なかったけど、幸せになってほしい。君に出会
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