ナンネットID のアカウントをお持ちですか?
ナンネットID
 
1
2016/02/26 00:41:11 (gYRLqwRG)
第一章

私 42歳 大学の教務課勤務 身長約170センチ 体重62キロ 趣味 釣り お酒
妻41歳 介護職員 身長168センチ 体重55キロ 趣味 料理
子宝に恵まれぬまま結婚20年目を迎えた夫婦です。
夫婦仲は、世間一般の感覚に照らし合わせても、「普通」と言えるのではないでしょうか。
結婚記念日や誕生日には人並みのお祝いはしますし、お互いの仕事の話が中心とはいえ会話もそこそこあるほうだと思います。
ただ、夫婦生活については、お互い仕事の立場が中堅で多忙になってきたこともあり、二十代、三十代の頃に比べれば、激減とは言わないまでも確実に減っているのは確かです。
そうは言っても、知人友人の話を聞く限り、格別セックスレスという自覚は、少なくとも私自身にはありませんでした。要するに、特別仲がよいわけでも悪いわけでもない、世間並みの夫婦生活だと思っていました。

私の想像の斜め上を行く、あんなことがあるまでは。

1 2 3 4 5 6 ... 13
レスの削除依頼は、レス番号をクリックして下さい
12
投稿者:sinn9nnn ◆MCbX1O.Cg.
2016/02/28 23:52:28    (Mk/1OdlF)
第七章

五月、連休前の勤務を終え帰宅すると、男物の靴が目に入りました。最近ではもう見慣れた30センチはあろうかというスニーカー。田中君が来ていることがすぐにわかりました。
「ただいま」
リビングのドアを開けると、テーブルを挟んで向かい合い談笑していた妻と田中君が揃って私のほうに顔を向けました。
「おかえりなさい」
「お邪魔してます。お疲れ様でした」
「いらっしゃい」とだけ答えると、寝室に入り着替えました。
初めのころは田中君を招待する度に許可を求めていた妻ですが、最近は様子が違ってきました。
「お招きしてもいい?」がいつの間にか「呼んでもいいでしょう?」になり、最近では「明日、みえることになってるからね」といった具合です。
そのことに腹を立てたり、不満を感じているわけではありません。彼は知れば知るほど、礼儀正しく、誠実で、思いやりのある好青年でした。彼と酒を酌み交わし、世間話をしたり、時に議論を交わす時間は、私にとって楽しみのひとつになっていました。
ただ私以上に妻が、彼の来訪を心待ちにし、彼と過ごす時間を楽しんでいるように見えることに、どこか引っ掛かりを感じていたのです。
これが単なる嫉妬であれば、私も大して気にもしなかったのでしょうが、そうでないことがもやもやの原因だと感じていました。
その原因というのは、あれ以来、時折湧き上がってくる妄想です。
妻が彼に抱かれて乱れている姿を想像してしまうことが、彼と親しくなればなるほど増えていきました。
しかも、そんな自分に戸惑うばかりだった最初の頃に比べ、最近では明らかに興奮を覚えてしまっていることに気づいたのです。
自分は変態なのだろうか。
心配になって調べました。そして「寝取られ」の意味を知りました。言葉では耳にしたことがありましたが、その意味を知り、そのジャンルが一定のニーズがあることを知って、自分が人の道を外れるほどの変態、鬼畜でないことにとりあえず安心しました。その後、さまざまなサイトや掲示板を覗くうちに、私の「寝取られ」願望は日増しに高まっていったのです。

着替えを終えてリビングに戻ると、妻が夕食をテーブルに並べているところでした。今日の妻は胸元がV字に開いた薄手のカットソーにソフトデニムのジーンズという服装です。普段着といえばそうなのですが、上下ともに肌にぴったりとはりついて体のラインを強調するコーディネートです。
実際、皿を田中君の前に置くときには、シャツの胸元から妻のDカップの谷間が露になり、それに気づいた妻と彼が一瞬目を合わせ、お互いに頬を赤らめ視線を逸らせるのがわかりました。以前であれば気づきもしなかった、本当に刹那の出来事なのですが、寝取られ願望に目覚めてからは、そんな瞬間ばかりを捜し求め目で追うようになっていました。
そして、今では確信していました。
妻は田中君に男性を感じ、田中君も妻を女として見ている。さらに、それに戸惑うどころか、興奮を覚えている自分がいることを。
この頃から私の中に、ある計画が湧き上がっていました。

13
投稿者:おじさん9 ◆Zeurdfl2k6   u-9-u-9
2016/02/29 12:48:21    (MYeL74P/)
次が気になります(≧∇≦)
14
投稿者:とら
2016/02/29 17:18:50    (z3HzthVz)
田中くん、母性本能をくすぐるキャラですね。
続きが楽しみです。
15
投稿者:sinn9nnn ◆MCbX1O.Cg.
2016/02/29 21:40:13    (aeXrZEtl)
第九章

計画といっても、取り立てて煩雑なものではありません。寝取られ体験談によくある手段です。
概要は、願望のある主人、この場合は私が、相手の男性に妻を抱いてみないかともちかけ、手ごたえアリとみたら妻を説得する、これだけです。
ただ、そこで私が少し考え込んでしまいました。説得する順番をです。
体験談を読む限り、どちらからもちかけても大差はないように感じましたが、それは、当然のことながら体験談が、両者の同意を得て成功しているからです。
つまり、これからことに臨む私としては、説得が失敗に終わった場合を想定しなければなりません。交渉が決裂するとどういうことになるのか、具体的に考えてみました。
まず、最初に田中君へ話を持ちかけた場合。これは拒否される可能性は低いような気がします。据え膳食わぬは、という言葉があるように、この種の話をもちかけられた男性が断る理由は、自分に置き換えてみても殆どないように感じました。問題は彼の真面目な性格が邪魔をして断られた場合ですが、その時は酔った勢いでの戯言として煙にまいてしまえば彼もそんなに気にしないような気がしました。
そこで、田中君の同意を得た後、妻の拒否にあった場面を考えてみました。これは十分ありそうです。この場合、私は田中君に妻の同意がとりつけられなかったので、今回の話はなかったことにしてくれ、と話さなければなりません。これはうまくない様な気がしました。田中君に対して、私の異常な性癖を暴露しただけに終わることになりますし、妻と田中君もこれまで通りの良好な関係を続けることは難しくなるでしょう。
次に、まずは妻の説得から始めた場合。これは可能性としては五分五分か、少し分が悪い勝負です。ただ、仮に失敗に終わっても私が頭を下げれば、その後の夫婦間の関係に大きな溝は残さないでしょうし、妻の了承を取り付けた前提で彼に話をすれば、彼が承諾する可能性も大きくなるような気がしました。
他にも、いろいろ細かいことを考え、悩んだのですが、最終的に最初の説得相手には妻を選びました。

話を切り出したのは夫婦生活の最中でした。
十分に時間をかけ、丁寧な前戯で濡れた蜜壷に、私自身を埋め込みながら、妻が声を上げるのを待って話を切り出しました。
「なぁ、由美、田中君のことなんだけど」
事前に何度もリハーサルを繰り返した、簡略かつわかり易さに重きを置いた、彼を交えての3P提案のプレゼンテーション。
「なんで?」
それまでは目を閉じて恍惚の表情を浮かべていた妻が、一瞬、間を置き真顔になると私を見つめ直し、そう問い質しました。
妻の反応は当然でしょう。
「セックスが原因で彼女と別れ、自信を失っている田中君を立ち直らせてあげたい。それに協力して欲しい」というのが、私の口頭弁論の主旨。
嘘はついていません。彼と最初に飲みにいったときに、そのさわりだけとはいえ聞いたことでしたから。
さらに、決して妻に対する愛情が冷めたわけではないこと。ただ、最近の二人を見ていて、あらぬ妄想を抱くようになり、初めは悩んだが徐々に興奮している自分に気づいたこと等を正直に告げました。
激しく拒絶されたなら、即座に撤退するつもりでした。
しかし妻からの意外な返答。
「こんなおばさん相手じゃ、彼が嫌がるでしょう?」
え?それって。それって、つまり「私は嫌じゃないけど」って言ってるのと同じことだよね?
この妻の一言に、私は脳天を撃ち抜かれたような刺激を覚え、挿入直後だったのにも関わらず一気に果ててしまいました。
乱れた息のまま抱き合いながら、私は妻の耳元に顔を埋めながら尋ねました。
「なら、彼が望めば構わないってことか?」
少し間を置いて妻。
「そういうことじゃなくって」
「じゃあ、どういうこと?彼がこのまま男としての自身を取り戻せずに立ち直れなくなっても構わないのかい?」
「そんなことないわ。私だって彼がそんなに悩んでいるなら、できることは何でもしてあげたいと思ってます」
「なぁ、由美、こんなこと頼めるのはおまえしかいないんだ。いくら妄想して興奮を覚えたからって、自分の大切な女房が他の男に抱かれることに抵抗がないわけないだろう?最初はソープにでも連れて行ってとも考えたけど、真面目な彼をそんな場所に連れて行くのはどうしてもはばかられるんだよ」
「ソープなんて、あなた、そんなこと考えてたの?だめよ、絶対。それはだめ」
「おまえだってそう思うだろう?だからさ」
「んん、もう。とにかく急にそんな話されても困るわ。少し考えさせて。」
妻は裸のまま私に背を向けると、頭からシーツを被ってしまいました。
「おやすみなさい」
妻の声に怒気の色は全くありませんでした。
これ以上ない手ごたえを感じた私は、早速次の日、田中君を飲みに誘いました。

16
投稿者:とら
2016/02/29 22:47:08    (z3HzthVz)
この寝取られには愛がありますね。
他のケースと違って深いです。田中くんの反応待ち遠しいです。

17
投稿者:sinn9nnn ◆MCbX1O.Cg.
2016/02/29 23:50:09    (aeXrZEtl)
第十章

いつものバーカウンターの止まり木に肩を並べて小一時間がすぎた頃、私は話を切り出しました。
「妻が、君に男としての自信を取り戻させてあげたいと話してる」
いきなりの最終弁論で直球勝負です。
ここでも嘘はついてません。
今回の計画のもうひとつの肝は、明らかな嘘をつかないこと。妻と田中君は頻繁にメールのやりとりがある仲なので、私が都合のいい嘘で説得しようとしても、それがばれて計画が水泡に帰すリスクを恐れました。
「え?それは、どういう。すいません。よく、意味がわからないんですが」
「妻が体を張って君に性の手ほどきを行い、君が男として一皮むける。その姿を僕も見ていたい。そういうことだ。」
酒の力も借りて、一気に勝負をかけます。
田中君は、グラスを手に持ったまま、歓喜と戸惑い、そして僅かな猜疑心の入り混じった顔で私を見つめ返しました。
「でも、西村さんはいいんですか?つまり、僕と、奥さんが、その、そんなことをしても」
予想通りの反応でした。
ここが計画のもうひとつの肝だったので、私は慎重に用意してきた答えを、できうる限り感情を込めて、彼に話しました。
今回の計画の最大のリスクは、職場の学生を交えて妻と3Pをするという、反社会性にありました。具体的に言えば、もしこのことを彼が友人等に吹聴するようなことがあると、最悪の場合、私が職を失いかねないということです。
ですから、それを防止するために万全を期して、いかに私たち夫婦が彼の未来を慮っているか、そのために私達自身の社会的立場を賭しているか、ということを、念入りに説明しました。
彼の誠実な人柄に信頼を置いたからこその、今回の計画だったのですが、最悪の状況だけは避けたかったので念には念を入れました。
そして、私の熱意が伝わったのか、妻の魅力に陥落したのか、あるいはその両方なのか、田中君からの了解を取り付け、私の計画は最終段階に達したのです。

18
投稿者:とら
2016/03/01 08:14:30    (6n80mn.J)
投稿ありがとうございます。
なぜか、ご主人さんより田中くんを応援したい気持ちが強くなってきました。


19
投稿者:寝取り上手 ◆fXf0/HfFdI
2016/03/01 13:16:06    (I0Klv4pb)
めっちゃいい!早く続きが読みたい(´Д` )
20
投稿者:sinn9nnn ◆MCbX1O.Cg.
2016/03/01 20:27:30    (4BFJ1M8a)
第十一章

決行日は、田中君のリーグ戦の日程や、私と妻の仕事の都合もあって、思ったより時間を経た、初夏の日曜日でした。
場所は我が家。事前の打ち合わせで、いつものように三人でのディナータイムを過ごした後、寝室に場所を移して始めることは予め決めてありました。
仕事を定時で終え、家に着いたのは18時を少し過ぎたところでした。すでに帰宅していた妻は、キッチンで夕飯の支度に取り掛かっています。
「ただいま」
妻の後ろ姿に声を掛けると、妻は一瞬だけ振り返り「おかえりなさい」そう言って調理を続けました。私はネクタイを解きながら妻の後ろ姿を眺め、いつも以上の色気を感じました。それは普段ほとんど身に着けることのないベージュのタイトスカートが、妻のヒップから太腿にかけてのラインを強調していたからかもしれません。
髪をアップにしているため、襟元が大きく開いた紺のサマーセーターから覗く襟足も妖艶に感じられます。
勤務中も上の空で、気持ちが昂ぶっていた私はその場で彼女に抱きつきたくなりましたが、息を一つ吐き出し気持ちを落ち着けると、冷蔵庫からビールを取り出しました。カラカラに渇いた喉へ一気に流し込みながら、妻が今日のことを承諾した日のことを思い出していました。

妻がはっきりとその言葉を口にしたのは、田中君の了承を取り付けてから一週間後でした。その間、お互いにそのことを口にすることはありませんでしたが、その晩、一週間振りのセックスの後に妻から口を開きました。
「ねぇ、あの話って、もしかして田中君にしちゃったの?」
「したよ。どうして?」
「ええっ、ちょっと。『どうして』は私のセリフでしょう。私、まだするともしないとも言ってないじゃない」
「いや、酔った勢いでつい」
「つい、じゃないわよ、こんな恥ずかしいこと」
「ごめん、おまえの承諾も得ずに先走ってしまったことは謝るよ。でも、なんで、もう話したかもって思ったの?」
「彼のメールの様子が少しおかしかったから」
「どう、おかしかった?」
「どうっていうか。なんとなくよ。妙に文章が固いっていうか」
「きっと彼の下半身も固くなっているからだよ」とは言いませんでした。妻が何か大事なことを決心して伝えようとしているのを彼女の声色から感じたので、くだらない冗談でその場の雰囲気を壊すのはよろしくないと自制したからです。
「そっか。気まずい雰囲気になってなくてよかったよ」
「ほんとよ、もう。それで、その、彼、なんて言ってたの?」
案の定、妻は田中君の反応を気にしているようです。
「承諾してくれたよ。このことは絶対口外しないことも約束してくれた。」
「そう、なの」
妻は思いつめた表情で答えました。
「もちろん、おまえが嫌なら、この話はなかったことにするよ。俺にとって一番大切なのはおまえだから」
彼女はしばらくの間、天井を見つめていました。どのくらいそうしていたでしょうか。不意に私のほうに向き直り口を開きました。
「いろいろ考えたんだけど、やっぱり私、あなた以外の人に抱かれるなんて考えられないの」
無念。最後はそうなるか。
妻の私への愛情が確認できたことは、もちろん喜ばしいのですが、正直私は複雑な心境でした。それを顔に出さず「わかった、彼にはそう伝える。正直、俺もほっとしたよ。おまえを他の男に抱かせるなんて、どうかしてたよ。断ってくれてありがとう、由美、愛してるよ」
断られた時のために準備していたセリフを言おうとしたそのときです。
「でも、彼なら、田中君なら。そのかわり、一度だけよ」
キターーーーー。逆転満塁ホームラン。
飛び上がりそうになるのを堪え、努めて冷静な素振りで彼女の肩に手を回しキスをしました。首まで真っ赤にして恥ずかしそうにしている妻を心底愛おしいと思いました。
「ありがとう。約束する」
「それと、私の、その、そんな姿を見て嫌いにならない?」
「それも約束する」

予定では19時に田中君が家にやってくることになっていました。
「お風呂、沸いてる?」
「ええ」
私は浴室に入ると、浴槽の熱めのお湯を頭からかぶりました。愚息は既にいきり立っています。これから何かの儀式に望むような気持ちで、いつもより念入りに体を洗っていると、玄関のチャイムが鳴るのが聞こえました。予定より早い到着のようです。早くも心臓の鼓動が早くなるのを感じました。「はーい」と答える妻の声も、緊張のせいか少し振るえているのがわかります。

着替えてリビングに戻ると、田中君はいつものように席から立ち上がって頭を下げました。
「こんばんは、お邪魔しています」
「いらっしゃい」
いつも通り挨拶を交わしただけのはずなのですが、極度の緊張のせいか、今日はお互い相手の顔をまともに見ることさえできませんでした。
料理を一通り並べ終わった妻も席に着くと、これまでより極端に口数の少ないディナータイムが始まりました。
田中君の食べっぷりもいつもに比べると随分大人しく、その分食器の立てる音と、各々の咀嚼する音だけがリビングに響きました。
会話が弾まないせいかアルコールだけが進み、いつしか三人とも箸を置き、グラスを口に運ぶだけになっていました。長い沈黙を破ったのは妻でした。
「暑いわね」
そう言って羽織っていた薄手のカーディガンを脱ぐと、妻の白い胸の谷間が露になります。アルコールでほんのり赤く染まった妻の頬との対比は、見慣れているはずの私にとってもこの上なくエロティックでした。
妻の胸元から目を離せないでいる田中君が、正面の席で唾を飲み込む音が聞こえたような気がしました。
それを見て、気持ちの昂ぶりを押さえられなくなった私は、意を決して立ち上がりました。
「そろそろ、寝室に行こうか」

21
投稿者:とら
2016/03/01 20:53:18    (6n80mn.J)
逆転満塁ホームランおめでとうございます。
微妙な女心にもエロさを感じます。

いよいよですね。ハァハァ…

1 2 3 4 5 6 ... 13
レス投稿フォーム
名前
トリップ[]
本文

投稿文に自動改行は行われません、適宜改行を行ってください。 # タグ使用不可
「sage」
※投稿を上げない
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。