「もちろん、約束は守りますよ。我々も大事にだけはしたくありませんからね。さて、組み合わせをどのようにしましょうかね」と佳史が話しかけると、斎藤先生が

「本多先生は私が巻き込んだだけだから、私が３人の相手をするわ。本多先生、申し訳ないけど、杉浦くんの相手だけ頼めるかしら」と割り振りを決めてしまう。

佳史も
「こちらはそれでかまいませんよ。あと、せっかくなので、お互いセックスに集中してもらいたいので、部屋は別々にしましょうか。」と言うと、男３人が斎藤先生を促して部屋を出ていく。

そして、部屋には夕紀と佳史だけが残され、
「さあ、お互いが全裸になったら、時間をスタートさせましょう。薬や暴力は使いませんが、本多先生も過度な抵抗はしないでくださいね。それはフェアじゃないので」と持ちかけながら、佳史は服を脱いでいくと、夕紀の目の前に金曜に見たばかりの勃起した肉棒が飛び込んでくる。

もちろん、金曜から大きくなったわけではないが、旦那の肉棒を見たばかりの夕紀にはその比較から見た目以上の大きさや逞しさを感じてしまう。

「さあ、タイマーをスタートさせますよ。」
と佳史が話すと夕紀に近づいていく

「またセックスなんて！
そんなことしなくても、私達の考えは変わりませ……」

斉藤圭
「わかったわ！
これで私達がちゃんと自制できれば、本当に解放してもらうわよ。
ごめんなさい本多先生、この一回だけ協力して。」

「……わかりました、斉藤先生。
そのかわり、今度は妙な薬は無しよ？わかってる？」

斉藤先生にペースを握られ、セックス勝負に渋々同意する夕紀。
会員生徒の一人にドアの鍵を命じ、女教師達はゆっくり上着を脱いでいきます。

「本当に、約束よ？
こんな活動はこれっきりでお仕舞い。わかった？」

佳史はあごのあたりに手をやりながら
「こちらも大事にされたらとても困りますね。やってることがやってることなので。しかも、本多先生だけならいざ知らず、斎藤せ先生と一緒に訴えられると私たちの言うことは信じてもらえませんからね」とつぶやく。

そんな佳史を力強く睨み付ける一方で、斎藤先生は視線は佳史に向けられているものの、どこかポォーとしてるような顔をしながら、少し落ち着きのないように身体を動かしていた。

「では、こうしませんか？我々は、貴女方が中出しされて喜んだりする女性だと思っていたのですが、先生方はそうでないと主張してますよね。どちらの主張が正しいのか白黒つけてみませんか？
これから、私たちと斎藤先生、本多先生はそれぞれセックスをします。
制限時間は60分で、私たちはゴムを着用します。
先生方が、ナマハメもしくは中出しを求めたらその先生の負け、そうでなかったら私たちの負け。
勝った先生には、私たちはもう手は出しませんし、二人とも勝った場合は促進会は今日で解散します。二人とも負けた場合、促進会のことは黙認する。
こういう条件で勝負するのはいかがでしょうか？」と佳史は提案する。

夕紀は何で勝負なんかしなきゃいけないと言わんばかりの顔で言い換えそうとすると、
「わかったわ。それで私たちを解放してくれるなら受けて立つわ。本多先生も良いわね？今日一日だけ私に協力してくれるわよね」と斎藤先生が先に答えながら、夕紀にすがるような目で同意を求める

「あなた達、杉浦くんに命令されているのか同調しているのか先生にはわかりません。
でも、こんなことをして、子供まで作って。
こんなことを何度もしていたら、いつか綻びが出てすべて明るみにさらされるわ。
そうなる前に、こんなことお止めなさい！」

杉浦くんと斉藤先生が部屋を出ている間に、残りのメンバーに説得を試みる夕紀。
ですが彼らののらりくらりとした態度……彼らも自分の性欲のため主体的に杉浦くんに協力している仲間なのだと感じます。


「あ、斉藤先生。
大丈夫ですか？」

あれだけ取り乱していた斉藤先生が、たった5分そこそこですっかり落ち着きを取り戻していることに、なんとなく違和感を感じながらも、とりあえずホッとします。
そして、斉藤先生が別の場所で話したのであろう言葉を杉浦くんが代弁するのを聞き、首をゆっくり縦に振ります。

「ええ、私はそんなものに入った覚えはないもの。
画像だけはあるのかもしれないけれど、あれはレイプドラッグによるものでしょう？
これで先生方を解放してくれるなら、それっきり。
そこは約束するわ。」

画像が杉浦くん達の手元には無いと思い、強気に口を開く夕紀。

夕紀が前のめりになって説得しようとすると斎藤先生がそれを制して、私に任せてと目配せをする。

斎藤先生は一歩前に出ると、これまでのことや自分の気持ちを話ながら佳史たちに強く訴え始めるが、次第にこれまでのことを思い出したように徐々に感情的になっていき、次第にはなきはじめてしまう。
すると、言ってることも支離滅裂になってしまい、夕紀が斎藤先生に声をかけようとしたところ
「どうやら、斎藤先生は一先ず冷静になった方が良さそうですね。化粧室にご案内するので少し頭を冷やさなければ話もできないですね。本多先生は化粧室の場所がわからないでしょうから私が案内しましょう。申し訳ありませんが、本多先生はここで待っていてください」と言うと、斎藤先生をエスコートするような形で佳史と二人部屋を出ていく。

残された3人に対し、夕紀はこんなこと止めるように伝えるが、聞く耳すらもたないでかわされるだけであった。

そして、5分あまり経過した頃、佳史と斎藤先生は部屋に戻ってきた。

斎藤先生はすっかり落ち着いたようだったが、夕紀は佳史と斎藤先生に対し、
「斎藤先生に何にもしてないでしょうね、杉浦くん？斎藤先生も何か怪しいもの飲まされたりしていない」
と問い詰める。

佳史は
「何にもしてないですよ。というかこんな短時間でなんのしようがあるのですか」と逆に質問するような形で言い、
斎藤先生は
「大丈夫よ、本多先生。怪しいものなんて飲んでないから、心配してありがとう。」と答える。
斎藤先生の言葉とともに、夕紀の鼻に、この部屋に入ってきたときと同じ臭いが漂ってくるのを感じた。

そんな夕紀の思考を遮るかのように佳史が
「斎藤先生からの話を総合すると、促進会からは脱会したいと。その理由として、好きでもない男に中だしされても気持ちよくも嬉しくもないから、止めて欲しいと。また、今日でこの会を解散するならば大事にはしないと、そういうことですね、斎藤先生？ちなみに本多先生も同じ気持ちということでよろしいですか？まあ、本多先生はそもそも促進会に入ってないとお思いでしょうが」と少し余裕のある笑みを浮かべながら、確認してくる

「はい、放課後に必ず！」

心強い味方ができた……そう信じて午後の授業に向かう夕紀。
その日最後の授業が終わりHRを済ませると、急いで音楽準備室に向かいます。
それから斉藤先生に連れられ、旧校舎へ。
道中、パンツがスカートに替わっていることに首を傾げますが、斉藤先生の説明にあっさり納得してしまいます。

「……そうですね。
簡単に説得に応じてくれる子達じゃないですものね。」


そして旧校舎。
躊躇なく扉をノックする斉藤先生と、すぐに開くドア。
あっけなさに違和感を感じますが、鼻をつく淫らな残り香に、思わず鼻と口を押さえてしまいます。
その先には、『孕ませ会』の男子生徒5人のうちの4人が。

「別に、楽しくお話をするために来たわけじゃないわ。
こんなこと続けたってろくなことにならないと、理解してもらいたくて来たのよ。」

杉浦くんに険しい顔を向けます。

「ありがとう本多先生。一人でないってだけで本当に心強いわ。それでは、15時半にここに来てもらってくれるかしら」と心底安心したかのように話すと、午後の授業の予鈴が鳴る。
斎藤先生は、夕紀を部屋の出口まで見送っていったが、斎藤先生が座っていた椅子のところや、斎藤先生のズボンの股間部分が濡れていたのは夕紀は知るよしもなかった。

そして、放課後

夕紀が待ち合わせの部屋に入ると
「待ってたわ、本多先生。来てくれなかったらどうしようかと思っていたわ」と嬉しそうにかけよってくる。
斎藤先生は、昼休みに履いていたズボンからスカートに履き替えていた。

夕紀の視線を感じた斎藤先生は
「ああ、スカートね。さっき、お茶を溢してしまって着替えたの。杉浦くんたちに何て言われるかわからなくて緊張しちゃってるみたいなの。」と力弱く笑みを浮かべる斎藤先生の顔はたしかに緊張しているようだった。

「さあ、時間もないし、行きましょうか、本多先生。」と声をかけると、斎藤先生は先頭になり、旧校舎へ行き、その建物内でいかにも立派な部屋の前までいく。

ドアをノックすると
「杉浦くん、斎藤です。今日は本多先生と一緒に話があるの。入るわよ」と言うなり部屋に入ると、部屋には佳史と男子生徒が３名いた。

部屋に入った夕紀たちに、まずは雄と雌がセックスをしてる場所であることが明らかなくらい濃厚で淫らな雄と牝の臭いが鼻をついてくる。

「おや、珍しい二人ですね。どうしましたそんな顔をして。さらに、本多先生が昨日の今日でここに来てくれるとは嬉しいですね」と佳史がいつもとおりの落ち着いた顔で語りかける

よかった……斉藤先生はまともだったんだ、よがって見せていたのは、杉浦くん達を欺くためのポーズ……ホッと胸を撫で下ろす夕紀。
しかも、既に彼らの信用を勝ち取っており、動画編集まで任されているなんて……私が首を突っ込む必要もなく、すでに斉藤先生は着実に事を進めている……自分の無駄足を恥ずかしくも思ってしまいます。

「……わかります。
あんなの、若さに任せた行為、思い出すだけで……………」

震える斉藤先生の手を、強く握ります。
斉藤先生もずっと独りで頑張っていたんだ、せめて彼女の支えになってあげたい……その震えを、自分の恐怖と重ね合わせて理解する夕紀。
斉藤先生の申し出をまともに受けとります。

「はい、もちろんです！
私だって、杉浦くん達が正気に戻って真面目な生徒になるなら、事を荒立てるつもりはありません。
斉藤先生が説得にいらっしゃるなら、お供します。」

頼りになる先輩教員に、爽やかな笑顔を返します。

「やっぱり勇気を出して本多先生に話してよかったわ、ありがとう私の苦しみを理解してくれて」と椅子に座って向かい合ったままで、夕紀の手を握って嬉しそうに笑みを浮かべる。

「きっと、本多先生も撮られた動画を使って言うことを聞くように強要されると思うの。でも、大丈夫。動画の編集は私に任されていて、まだ編集作業をやってないのであいつらの手元には動画はないから安心してね。もちろん、本多先生の動画を私も見ていないから」と先輩教師らしく夕紀を安心させるかのように力強く説明する。

「本多先生も辛かったわよね。普通はなかなかしないような中出しを孕ませるという自分勝手な目的のために何度もやったりして。若さに自信あるからといって、あんなに猛々しいモノを奥までいれるだけじゃなくて、たんなに何度も奥で射精したりするなんて・・・こうして思い出しただけで・・・っく・・・」と小刻みに震わせた斎藤先生の手が夕紀の視界に入る。
そのため、斎藤先生が一瞬、牝の顔をしたのには気づくことはなかった。

「それでね、本多先生。今日こそ、杉浦くんたちにこんなこと止めるように説得しにいくつもりなの。でも一人じゃ不安なので本多先生も一緒に来てくれるととても心強いんだけども、どう？」とまた普段の顔に戻った斎藤先生が夕紀に提案してくる

授業のない時間に職員室で作業していると、同じように職員室の席に着いて作業していた斉藤先生。
先日、妊娠前（妊娠行為中？）の画像を見せられただけに、無感情というわけにはいかず、時折ジッと見つめてしまいます。
そんな中、何かメモ書きをしていると思うと、不意にこちらに目を合わせ、近づいてくる斉藤先生。
メモ書きを渡された後、斉藤先生の目的がわからず、動揺しながらも呼び出しに応じ、音楽準備室へ……


コンコン……
「斉藤先生？本多です。
何のご用でしょうか？」

やはりセックスに溺れていた姿が目に焼きついており、まともな話にはならないと覚悟していましたが、私の姿を見た斉藤先生は怯えた様子。
私が来る時に見られていないか何度も念押しし、自分でも音楽室周辺を確認してから、安堵した表情を浮かべる斉藤先生に違和感を感じます。
そこから『孕ませ会』の話。

「え？それじゃ、斉藤先生も嫌々杉浦くん達に！」

静かに首だけを縦に振る、思い詰めた顔。
画像のような色情狂の顔ではなく、話の内容的にほがらかな表情はないもののいつもどおりの斉藤先生の仕草に、こちらが本心だと確信します。

「……酷い！
大丈夫です、斉藤先生。
私も、可能な限り協力しますから、二人で杉浦くん達『孕ませ会』を何とかしましょう！」

沈んだ顔の斉藤先生の手を取り、固く握る夕紀。


（お待ちしていました。
大丈夫ですよ、もともと置き中心ということでしたし。）

（あと、しっかりお話を考えてくれたのですね、ありがとうございます。）