2025/11/18 20:11:25
(pj6C7tLo)
或る夜、妻が深刻な顔をして「話があるの」と言ってきた。
妻が言うには、友人が妻のストーカーの様に付きまとっているらしい。
いきさつは知っているが、知らない振りで接しなければならない。
「あいつと何かあったの?」
妻の顔が曇る…「何かって‥‥」
「あいつに聞いてみるか?」
「あ、いや…それは…」妻は言いづらそうにしていた。
「まさか、奴と付き合っていたとか?」
「だって…」妻は俯いて目を見ないで話を続ける。
「彼から聞いたわ。あなたが仕組んだんでしょ?」
「えっ、付き合ってたの?確かに昔、妻を口説いてみないかって言った事は有るけど、酒の席だし、まさか…」
妻は友人と何処まで話したのだろうか?これはかまをかけながら話すしかない。
「え、やった…って事?」
「…うん」
「いつから?」
「いつからって、半年ぐらい前かな」
「半年間でやつと何回した?」
「2回、あ、3回かな…」
『嘘つけ、毎週やってたんだろう?』
「えー、そうなのか?ショックだな」
「だって、あなたは他人としろっていつも言ってたじゃない」
「たしかに寝取られ性癖だけど、黙ってしてくれなんて言ってない」
「…ごめんなさい」
「で、奴は何て言ってるんだ?」
「付き合ってくれないと淫らな写真をパパに見せるって脅かされた」
「えー、写真まで撮らせたのか?」
「…ごめんなさい。どうにかしてました」
私はPCを立ち上げて、画面を妻に見せた。
「こんな写真?」
友人のイボ付きマラを美味しそうにフェラする妻のアップの写真だ。
「え、何でこれを持っているの?」
「お前のスマホから転送した。パスワードは娘の誕生日だった」
「嫌だって言ったのに無理やりされたのよ」
「もっと教えてやろうか?」
ボイスメモを再生した
『ああー、奥に当たる。凄いわ。狂いそう…』
「むりやりって感じじゃないな…。それに奴だけじゃないだろう?」
「‥‥え、何‥‥を?」
「これは前のデイサービスの職員だろう?○○町に住んで居る奴」
赤いロープで縛られて後ろから突かれている写真を見せた。
「あっ」
「それから、これは、誰だか解らないけど、日付で見ると5・6年前だな」
「‥‥‥」妻は下を向いて震えていた。
「これは離婚かな…。ちょうどいいから友人に拾ってもらうとか…」
「あっ、それは、ごめんなさい。全部私が悪いんです。でも、捨てないでください。離婚だなんて言わないでください」
「どうせ実家に見せる顔が無いとか、お前は世間体ばかりで、俺の望みを一切受け付けずに、自分だけ、こんなに遊んでいたんだ」
「…ごめんなさい、ごめんなさい」
「暫く考えさせてくれ…、友人のストーカーは止めさせるから…」
「はい…すみません」
妻はうなだれながら自室に戻っていった。