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PAトイレ覗いたら

投稿者:ピーくん ◆PXvFz/jsFI
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2021/03/04 16:27:35 (8oVP2Hgn)
もう20年以上前の話になる。その頃俺は女子トイレを覗くのが好きで、毎日のようにどこかのトイレを覗いていた。当時の公衆トイレは和式が当たり前で仕切りの下には必ず隙間があった。またご丁寧に覗き穴が空いているトイレも少なくなかった。公園やゲーセン、駅やショッピングセンター等いろんなトイレで様々な放尿姿を見て楽しませてもらった。車通勤になってからはパーキングエリアのトイレに結構ハマった。売店が閉まる10時も過ぎれば人は少なく、車の中から様子を見て女がトイレに入って行くのを確認してから覗けるからだ。1人で運転してきたのがわかってればバレて男に捕まるリスクも少ない。
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82
投稿者:ピーくん ◆PXvFz/jsFI
2021/06/18 15:37:44    (ORpnx7Ir)
店は7時前から客が入り始め、7時半ごろには満席になった。賑やかな音楽と笑い声が響き渡る明るくて良い雰囲気の店で、客は年齢層の高いバリっとしたスーツのサラリーマンばかりだ。お姉さん方は先程の3人と後からそれぞれ同伴で出勤して来た4人で、ママと合わせて8人だった。昨日は他に若いお姉さんが3人ほどいたがアルバイトのホステスで、まだ出勤していない。最初からいた3人は俺よりはかなり年上で40代半ばから後半ぐらいのベテランで、後から来た4人は俺と同世代、20代後半から30代前半の中堅で、客層から見ておそらくこの4人が人気の中心メンバーだろう。4、5人座れるボックス席が8席でお姉さんがそれぞれに1人ずつで対応している。明らかに人手不足だ。俺はひたすら氷を割ってアイスペールに入れてテーブルに運び、大量の洗い物をしてグラスを拭くを繰り返していた。やがて20代の若いアルバイトホステスが出勤して来ると店は益々活気付いて忙しくなった。アイスピックで氷の固まりを細かく割るのは簡単そうで中々難しい。大き過ぎるとグラスに入らず、小さ過ぎるとすぐ溶けてしまう。無駄が出ないように丁度良い大きさに割るには技術がいる。俺は学生の頃のアルバイトで厳しく仕込まれたので、卒なくこなしていたつもりだったが、よっちゃんが俺の様子を見て
『ケン坊、氷は何度も突っつくんじゃねぇ、一発で割らねえと無駄が出ちまうんだ』
と氷の割り方を見せてくれた。流石にベテランのバーテンらしく面白いように一発で氷が綺麗に割れていく。しかもグラスに丁度良い大きさに揃っていた。
『うわっ、流石っすね。カッコいいっす、どうやるんですか?』
『氷の目を見ろ。お前さんは筋が良いから直ぐに出来るさ』
『はい、やってみます』
カウンターバーには脚の長いスツールが3席あって、そのうちの一つに老紳士が座っていた。老紳士は俺とよっちゃんのやり取りを聞いて懐かしそうに話し出した。
『しかしもう30年も経つのか…。つい昨日の事みたいだよ。そうしてケン坊によっちゃんが氷の割り方教えてたのが…』
『えっ?30年前にもケン坊がいたんですか?』
俺は思わず老紳士に聞き返した。
『ああ、いたよ。あんたにそっくりだったよ。髪型も背格好も声も本当に良く似てるよ。最初にあんた見た時はケン坊が帰って来たのかと思ったよ。まさかあんたケン坊の息子かい?いや、親子でもこんなに似てる人は中々いないよ』
『ああ、いや、その、俺、自分の親父の事は知らないんです。俺が赤ん坊の時にお袋と別れちゃって…』
『そうか、それじゃひょっとして本当にあんたのお父さんはケン坊かもしれないねぇ』
『えっ、いやぁ、まさかぁ、そんな偶然あり得ないっすよ、ねぇ、よっちゃん?』
『さあ、どうかなあ?あいつはモテたからなぁ…。だが、俺が知る限りガキが出来たなんて話を聞いたのはの1度だけだしな…。ここに来る前だとすると歳が合わねえだろ?そんな事より早く氷もって行け』
『あっ、はいっ、すいません』
俺は慌てて氷をアイスペールに入れてテーブル運びながらドキドキしていた。俺は何故か実際の歳より若く見られる事が多い。30を過ぎてからも大学生に見られたりしていた。おそらくよっちゃんも俺の事を20代前半ぐらいに思っているのかもしれない。"ケン坊"がこの店で働いていたのが30年前でお袋と結婚していたのがそれよりも前の話しなら丁度合う事になる。キョウコさんの事を聞きに来たつもりが俺の親父に繋がる話しになろうとは思いもしていなかった。
83
投稿者:(無名)
2021/06/19 10:21:10    (eATSDADl)
まだこの辺りは 入口なのでしょうか
これからの展開が すごく気になります
 続編を待ってますので よろしくお願いいたします
84
投稿者:テツ
2021/06/19 11:41:49    (lm0qEMJX)
久々の覗いてみたら、更新されててびっくり!
楽しみが増えました。頑張って下さい!
85
2021/06/19 12:40:17    (bRF.A8NR)
愛読者の一人です。
今後とも、よろしくご執筆のほど、お願いいたします。
86
投稿者:jo
2021/06/21 11:32:23    (dMaAdn/5)
更新有難うございます。

お忙しいとは思いますが今後も宜しくお願いします。
87
投稿者:ピーくん ◆PXvFz/jsFI
2021/06/24 11:51:34    (oEiihKnZ)
俺には親父が都合3人いる。1人目は顔も名前も知らないが実の親父だ。2人目は小学校に入った頃に突然うちにやって来て7年程一緒に暮らしていたが、ある日お袋と些細な事で喧嘩になり出て行ってしまった。3人目は俺が学生の頃、1人暮らしを始めてから半年後に実家に帰ったらすでにお袋と暮らしていた。2人目と3人目の間にも何人かいたが長くは続かず親父にはならなかった。2人目の親父には何かと可愛がられ俺も懐いていた。出て行った後も度々会っては小遣いを貰ったりしていて、俺にとってはこの2人目が自分の親父という認識だったので、本当の親父の事には興味がなかった。と言うより興味を持ってはいけない気がしていたのかもしれない。周りの大人はその事には敢えて触れないように接していたのが子供の俺にもわかっていたからだ。しかし、この時初めて実の親父の事をはっきりと意識した。もっと話しを聞こうと急いでカウンターに戻るとママが老紳士と話していた。
『先生、ごめんなさいねぇ。今お席用意しますからもうちょっと待ってくださいね』
『ああ、いいんだよ。こっちが約束より早く来たんだから。早くママの顔が見たくて我慢出来なかったよ』
『あら、嬉しいわ。そんな事言ってくれる人もう先生ぐらいよ』
ママは愛想良く笑いながらこちらに目配せして今帰った客のテーブルの方を見た。俺は急いでテーブルを片付けて新たにグラスやハウスボトルと灰皿をセットした。カウンターの方に振り返るとママが老紳士をテーブルに案内しながら俺を老紳士に紹介した。
『先生、ケンちゃんよ。今日から手伝ってもらってるの。勘が良くて助かってるわ』
『ああ、なんだか懐かしいって、さっきもよっちゃんと話してた所さ。頑張って、ママを助けてやってくれよ、ケン坊』
老紳士は俺の肩をポンと叩いてニッコリ笑った。
『はい、頑張ります。よろしくお願いします』
俺はお辞儀をして顔を上げると老紳士は大きな声で笑い出した。
『はっはっはっはっは、本当にそっくりだ。こちらこそよろしく』
と言って握手して来た。
ママはその様子を笑いながら見ていたが一瞬他のテーブルに目を向けた。俺はそれを見て
『ありがとうございます』
ともう一度お辞儀をして他のテーブルを片付けに行った。周年パーティーの期間中は時間制にしていて、客が帰ると次の客がやって来る。見事に客が回転して、ずっと満席状態だった。そう言えば前日にキョウコさんと来た時も他の客と入れ替えだったが、どうやらそれは偶然じゃなかったようで、客は時間ごとに招待されていた。ママは常にテーブルを周りながら気を配っていて、全ての客の名前や顔を覚えているだけでなく、仕事や趣味まで全部記憶していた。この街で30年続いて来た店のママは伊達じゃなかった。俺はカウンターに戻りよっちゃんに
『ママって30年分のお客さん全部覚えてんですかね?』
と聞いた。よっちゃんは
『さあどうかな。ただ、あの人が凄いのは記憶力だけじゃねぇよ』
『他にも凄いとこあるんっすか?』
『ああ、回転が速いって言うか、勘が鋭いって言うか、まるで先の事がわかってるみてぇな事するんだ』
『まさか、超能力者じゃあるまいし』
『そんな大袈裟なもんじゃねぇが、例えばお前さんの今着てる制服も俺が店に来た時には裏に出してあったんだ。まるでお前さんが来るってわかってた見てぇにな』
よっちゃんはそう言うと裏の厨房に入ってしまった。ママの方を見ると優しく微笑んで目配せしてきた。俺は慌ててテーブルを片付けに行った。なんだか何も言わずに指示を出されて操られれているようで、確かにこれは超能力かもしれないと思った。こうして、忙しさの中"ケン坊"の話しもキョウコさんの話しも聞けないままあっと言う間に時間が過ぎていった。
88
2021/06/26 09:49:52    (/GbZAM7h)
次の展開を楽しみに待ってます。
よろしくお願いいたします。
89
投稿者:(無名)
2021/06/30 17:57:35    (7rOiukyw)
なんか大作の予感がします
ますますこれからの展開が楽しみです
完結まで ゆっくりとお願いします
90
投稿者:無名
2021/08/02 13:25:07    (iqXAKTwG)
続きが気になる。
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