2019/07/02 23:32:54
(s0BCai7i)
つづき!!
風呂から出て寝る準備をして就寝した。
妻も寝室に行ったようだ。
何だか脱力感がすごい。
こんなにも自分が無力で無能だとは思わなかった。
考え出すと気分が落ちて行く...
真っ暗闇を映すタブレットをボーッと見ながら深いため息を吐いた。
見つめるタブレットから聞こえてくる...
ンッ...ヤァッ...ァァアァァ...
!?
また彼女が?
暗闇から彼女の喘ぎが!!
彼女: ンアァァ...ま...また...こんなぁ...
タブレットの画面の明るさは全開なのに
彼女の姿は見えない!
ついさっきしたばっかりなのに!?
身体の疼きが止まらないのか!!?
彼女: イヤァ...ダァァ...ンメェェェ...
クチュ...クチュ...クチャ...
彼女: イィィィ...アンフゥゥ...アァァ...
ヌチュヌチュヌチュヌチュヌチュ...
彼女: アァァァ...スゴィ...イィィデスゥ...
暗闇に彼女の喘ぎと隠微な音色が響く。
彼女: ィィィ...イクッ...アグゥゥゥ...アァイクゥゥゥ...アッ...イィグゥッ...ハァハァハァハァ...
こんな短時間に...
自分で慰めてどれ程満たされるのか...
いつ男に会うのか?
僕と会うのが先になるのか?
だとしたら!?
僕が彼女を満たしてしまえば!
明日男が来なければ僕が先に彼女を抱ける!
男としてやるしかない!!
僕はいつになく気合いを入れた!
朝になり妻が起床した。
今日は妻の仕事は休み。
前から予定していた映画を見に行く。
地元の映画館に行き話題作を観る。
朝から少しテンションの高い妻。
僕も合わせるように陽気に振る舞う。
向かう道中も明るく話す妻。
ランチを済ませ映画館に向かい歩いていると
妻が腕を組んできた。
僕はちょっと驚いたがそのまま歩いて映画館に入った。
ポップコーンを買い入場して席に着く。
席は妻が予約したのだが1番後ろの席だった。
僕は真ん中ぐらいの方がいいのに!と言ったが妻は最後列がよかったらしい。
最後列の真ん中の席で少しずつお客が入り出す。
妻は僕の右に座っている。
しばらくして僕の左に男女2人が座った。
少し館内がひんやりとする
妻は用意していた膝掛けを掛けた。
普段から体調管理には心掛けている妻。
身体を冷やさない様にしている。
もちろん口にはマスクだ。
管内のお客もだいぶ入ったが最後列はあまり座っていない。
僕と妻と隣の男女だけだ。
前の列には数人が座っている。
数分経ち館内が暗くなり
馴染みのある注意喚起の映像が流れ始めた。
予告が始まり面白そうな作品に食い入る様に観ていた。
その時、妻の横に男性客が座った。
僕は顔を見なかったが男性だと服装でわかった。
映画が始まった。
この映画の原作を読んでいた僕は原作との違いを探しながら映画に夢中になっていた。
しばらくして妻が声を出した。
妻: ンッ!ゴホッゴホッ...
急に咳をしたので気になって妻を見た。
妻は僕を見てゴメンという合図を目で送ってきた。
大丈夫だと思い映画に戻ろうした時に
視界の端に隣の男が入った。
僕は思わず二度見した!
芹沢!?
帽子を被りマスクをしているが
間違いない!
芹沢だ!