翌日、仕事も終わり嫁との連絡とりました。ここ２、３日は
今日子さんの事ばかりでしたから。　久し振りに嫁と長いやり取りを
しました。　嫁への心配事や今日はどんな事をしたのだろう？
もう一つの楽しみは、今度帰った時に嫁が隠しているSDカードに
新しい何かが撮影されていないか？　期待と不安でドキドキでした。
カードの隠し場所が変わっていない事は祈りました。　嫁との話も終わり
23時を過ぎたころ、今日子さんからメールがきました。　その日、初めての
メールでした。　今日子さんからの返事でした。
今「色々と考えました。　隆さんが言ってくれた事。嬉しかったです。
　　だから、一生懸命に考えてくれた隆さんの提案・お誘いを受ける事に
　　決心しました。　当日の時間や、それまでの事は又、連絡ください。おやすみなさい」
でした。　その日は、直ぐに返事を返しませんでした。　翌朝、返事をしました。
私「おはよう。　メール見ました。今夜、また連絡します。」
そして、夜時間も出来たころで、今日子さんに連絡を入れました。
私「お待たせしました。　今日、店の方に会ってきました。　話も承諾してもらいました。
　　今日子さんと私の関係は、その方も追及しないとの事で、ホットしました。　もう一つだけ
　　出来ればの条件を言われました。今日子さんが可能なら、下の毛は全て処理をして来て欲しい。
　　無理なら仕方無いとの事。」まずは、この様なメールを送りました。　下の毛を処理については、
　　あの話の後、思い付いた事でした。嫁と同じようにさせてみたい。
　　それだけの理由です。今日子さんからの返事です。
今「ありがとうございます。それと、もう一つの条件ですが問題ありません。　普段から処理しています。」
私は、その返事にビックリしたのと興奮が一気に押し寄せてきました。　「普段から」　そうなんだ。
私「時間は、何時頃に来れますか？　後は、時間だけを連絡する事になっています。」　全て嘘です。　私次第です。
今「何時でも、都合のいい時間に行きます」　私の仕事が終わり、今日子さんとも食事位はして……。
その日の計画スケジュールを考えました。
私「それでは、18時着の時間に近い電車で来てください。　到着時間が分かれば、連絡ください。」
今「分かりました。時間を調べて、又連絡します。」
私は、今日子さんにお願いされていたデイルドも今日購入してきました。　同じ物ではなく、少し全体にゴツゴツした
感じの物にしました。　大きさは、嫁に買って帰った物と略同じサイズです。
今日子さんからも到着時間の連絡が入りました。　そして、当日の朝がきました。　私は、朝からソワソワしていました。
多分、今日子さんも何だかの気分でいたでしょう。　時間が、段々せまってきました。　仕事も定刻時間で終了し、駅まで向かっている
途中で、今日子さんからメール。
今「今着きました。」　いよいよです。　私もいつもより持ち物が多くありました。
一旦、駅のロッカーに小分けにしました。そして、必要な物だけを予備のバックに入れ替えました。
バックの中身は、着替え・目隠し・マスク・デイルド等です。　ホテルの予約も済んでいました。

私「もしもし。先の話だけどいい？」
今「お願いします」　今日子さんの声は、少し震えていた様に聞こえました。
私「先に、全部内容を説明するから」
今「はい」　私の考えた方法・作戦は、次の様な内容でした。
私「その方は、相手に目隠し、もしくは目隠しは顔がバレルと嫌な方には、マスクをしてもらうらしい。
　　何で、そんな事をするのか聞いたら。　相手の顔が、自分にもバレ無いようにしてあげる為だけでなく、
　　見えない方が、これは今日子さんの事ね。　今日子さんが見えない方が、自分の好きなイメージをして
　　もらえるからだって。　次に、その人は何も喋らないらしい。　理由は、これも声を聴いて、相手がイメージを
　　壊さないようにしてあげる為だって。　ここまでの説明は、分かった？」
今「言っている事は、分かりました」
私「次ね。　その代わり、今日子さんは喋ってもいいらしい。　イメージした事を口にだして、現実と妄想の世界を
　　楽しんで欲しいらしい。　その人は、逆に今日子さんが、そうなってくれる事で感じるというか、興奮するんだって。
　　相手の女性がイメージした男性に成り切る事で、興奮するんだって。　その人も、出来る事は女性の要望、つまり妄想プレーに
　　答えてくれるんだって。　ここまではどう？」
今「つまり、私が目隠しかマスクをして何も見えない状態で、好きな様にイメージして、相手の方は、声を聴くと私のイメージや妄想を
　　壊すといけないから喋らないのよね。　それと、私が妄想した事に出来る範囲で対応してくれるって事よね。」
私「その通り。　それから、あともう一つ。　その方は、直接の性行為はしないらしい。　ちょっと恥ずかしくて言いにくいけど、つまり
　　挿入は無しという事。　ただし、その時の状況で、ようするに男の人の○○○は握らせるし、えっとお口で咥えるのは有りだとか。どう？」
今「要するに、本番は無いけど、触ったり咥えたりは状況次第って事よね。」　今日子さんのが理解した説明の方が分かりやすいな。
　　本番だとか簡潔に言葉が出てくる。　女性は、普段も下ネタ話で盛り上がっていると聞くが、本当かもと思いました。
私「そう。」
今「けど、本番無は分かったけど、私が満足してくれたらって隆さん言ってくれたよね。」
私「そこなんだよ。　今日子さんは、玩具も使いたいのでしょ。　その方は、本番はしないけど玩具を使って女性を感じさせるらしんだ。
　　その事もあって、その人の事を思い出して今日子さんに話したんだよ。　その方も先に言っておけば持参してくれるらしいけど、大抵の
　　女性は、自分で持って来るらしいよ。　だから、その前に俺が今日子さんに、それを渡してあげればいいだろ」
今「だいたい分かった。　一日だけ考えらせて。　本当は、隆さんにと決心してたから、そっちに行きたかったし…」
私「それは、嬉しいよ。　けど、今日子さんもこのままじゃ…と思って。　余計な提案だったら、ごめんね。　今日子さんの事が、嫌だとかじゃないから。
　　まずは、気持ちの整理をする手伝いしか俺には出来ないと思って。」
お店の人物は、存在しません。　今日子さんが、目隠しさえすれば私と気付かない。　そして、声を聞かさなければ気付かれない。　この2点をクリアーする事が、
私にとって、大切なことでした。　一日待って、返事をもらうことにし、電話を切りました。

今日は、先に嫁にメールを済ませました。結局、半分放置状態でした。
次に今日子さんの番です。
私「帰りましたよ。昨日の話ですが、本当に来るの？」念押しの確認をした。
今「お疲れ様です。隆さんが良ければ行きます」　やっぱり今日子さんの考えは変わりません。
私「来るなら、金曜日にしましょう」
今「分かりました。けど、その日は帰って来られる日では？」
私「一日延ばします。奈津美には、それなりの理由を言っておきます」
今「本当に、嬉しいです」
私「けど、条件があります。」
今「条件て、どんな条件ですか？」
私「正直に答えてね」
今「はい」
私「今日子さんは、買った玩具をどうしますか？」
今「直ぐにでも使いたいです。」　正直すぎる回答でした。
私「一人で、使いますか？」
今「恥ずかしいし、奈津美には悪いと思うけど、隆さんに……」
今日子さんの言いたいことは分かります。　私が、確認したかった事は、
おおまか把握できました。　これなら、私が考えて方法が使えるかも。
今日子さんが、どう返事するかに掛けた。
私「それ以上は、言わなくてもいいです。　ただ、俺も色々と考えたし
　　悩んだんだけど、俺じゃないとダメ？」
今「隆さん以外の人と？」
私「そう。」
今「なんで？　隆さん以外の人って？」　ここからが、私の案でした。
私「今日子さんの気持ちも理解してるよ。けど、奈津美に罪悪感があるんだよね？」
今「うん。」
私「俺も今は、いきなり今日子さんとの事は奈津美に…」　少し言葉を濁らせました。
今「そうよね。嫌な思いさせてごめんなさい。」
私「嫌な思いじゃなくて、今回は罪悪感だけでも無い状態で今日子さんに満足してもらいたくて」
今「私だけが、満足？　そんな事できるの？」　ダメ元で話を持ちかけた。
私「こちらに来て、これならと思う店を見つけたんだ」
今「お店？」
私「お店と言っても、店の人だけどね。」
今「お店の方？」今日子さんは、なんとなく分かったようです。
私「たまたま、そこの店に入って飲んでたら、下の話になって、その人の話を聞いて
　　本当なら凄いと思って。」　嘘の話しです。
今「何が、凄いの？」
私「人妻さんと、関係を持っているんだって。　けど、1回限りのプレーらしい。　
　　1回会った人とは、2度と会わないんだって。　もしも、どこかで会ったらいけないだろうから
　　会っても分からないようにプレーをしているらしい。」　これも全て嘘です。
今「分からないようにて？」　今日子さんが、興味を持ち出しました。
私「相手の方に目隠しをしてもらうらしい。　今日子さんが目隠しをする事になるけどね。」
今「私が、目隠し？　それで。」　目隠しに抵抗は無そうでした。
私「メールだと、うまく説明できないから電話でいい？」　ここからが、正念場です。
今「わかりました」

そんなにまでして、早く欲しいのだろうか？
私「無理に、こっちまで来なくてもいいよ。買って帰るから」
今「無理じゃないよ」　一旦、全てを曝け出した女性は、こうなるのだろうか？
私「俺の予定もあるから明日また連絡するけどいい？」
今「分かりました。連絡待ってます。おやすみなさい」　やっと、その場の話は終わらせた。
書き込み以外にも色々な話をしていました。　気付けば、もう23時前。
小一時間も話をしていました。　嫁を放置状態です。　二人の相手をするのは、その時の私には
ハードルが高すぎました。
私「遅くなってごめん。もう寝た？」
嫁「起きてます」
私「おとなしく、してたか？」
嫁「今日は、何もしてません。」
私「俺も、疲れたみたいで。　今日は寝るよ」
嫁「おやすみなさい」
私「おやすみ」　なんとも気のない会話でした。
さて、今日子さんをどうすべきか？　その事ばかりが気になりました。
本当に今日子さんが来たとして、「物を渡して終わり」とは、ならない
事は想像できました。　そうなったとしても何かいい案はないか？
その夜は、寝つけず寝不足でした。　
翌日、仕事も終わり帰りに居酒屋により一杯やりました。　
周りは、知らない人ばかり。当然です。ここにヒントがありました。
今日子さんを迎える方法。　そして、そうなった時も私なりの口実や今日子さんに
知られずに済む方法。

翌朝、今日子さんからメールがありました。　
今「昨日は、ごめんなさい。　けど、ありがとう」
私「おはよう。　眠れましたか？　また連絡ください」
いつものペースを私も取り乱したのか、会社に着くころに嫁から
メールがきた。
嫁「起きてますか？　大丈夫？」　そうだ、嫁にはメールしてなかった。
私「おはよう。大丈夫だよ。寝すぎて、遅れそうになったからメールできなかった」
こんな嘘をついてしまいました。　昼休みの時間に今日子さんからメール
今「今晩、また連絡してもいですか？」
私「いいですよ。　帰ったらメールしますよ」
今「ありがとうごじます」
その日の仕事も終え宿泊先に戻り一段落ついた所で今日子さんにメール
私「帰ってきました。いつでもどうぞ」　しばらくして、今日子さんから電話。
今「ごめんなさい。昨日の今日に電話して。」
私「全然いいですよ」
今「あれから考えたの。　隆さんさへ良ければ、本当に買って欲しい。正直になろうって。」
私「その話は、分かったから。　チャンと買ってあげるから」
今「ありがとう」
私「いつがいい？」
今「出張でしょ。帰ってきてからだよね？」　そんな事はないのだが、どう説明しようか？
私も、正直に説明した。
私「実話、あの玩具は、こっちで買って帰ったんだ。家の近郊だと嫌だろ。」
今「そうだったんだ。　確かにそうよね」　この正直に説明した事が、更なる展開になてしまった。
私「俺に任せてくれる？」
今「分かった。お願いします。」　
私「楽しみにしておいて。買ったら連絡します」そう言って一旦は話が終わった。
そうだ、そうだ。嫁に連絡を。今日は、朝といい今といい、少し自分がおかしい。
私「お疲れ。今日は、変わった事なかた？」
嫁「平凡よ」
私「今夜も、しっかりと躾けてやるからな。おとなしく待ってろよ」
嫁「分かりました」
夕食も済ませ、風呂に入り。ビールを飲みながら色々と考えていた時、今日子さんから電話。
今「たびたび、すみません。」
私「どうしたんですか？」
今「そちらで購入するんですよね？」
私「週末には、帰るから渡してあげれるよ」
今「あのー。私、隆さんの所に行ってもいい？」　えっ！　ここに来る？　来ると言われたも…。
私「いつ来るの？」
今「いつでも行ける」　いつでも？　どう答えればよいのか…