2021/10/09 11:55:21
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彼女(嫁)と初めて会った時の事は忘れません。
当時私は支社勤務。嫁は出張所勤務でした。
月に一度ですが支社にて営業会議がありました。初めて会ったのも
その会議でした。出張所から出向いて来るスタッフの中に一人いつもは
見掛ない女性が参加していました。会議冒頭に紹介を兼ねた挨拶がありました。
今まで参加していた女性スタッフが辞められる事で後任になったとの事でした。
正直、第一印象は見た目の顔立ちでしたが、一言で言えば「美人」と言えました。
月に一度の支社会議でだけ顔を合わせていました。 数ヶ月が経った頃でしたが
恒例となっている年末の忘年会がやってきました。支社勤務と出張所勤務の営業スタッフ
一同で開催されました。 宴会も進み始めて今更ではありましたが、挨拶的な会話を
しました。お決まりの二次回はカラオケでした。私は意識して近くに座ろうとしました。
残念ではありましたが両脇は別の男性陣や支社の女性スタッフに囲まれていました。
皆も途中でトイレに行ったりする内に要約でしたが運よく席替えの感じになり
隣同士になれました。会話は仕事関係の内容も含めた平凡な自己紹介でした。
年齢等のプライベートな話まではなっていませんでした。
三次会に突入しました。少し意味も無い期待をしていました。
三次会も来てくれたらいいのに。先に店に付いたのは私を含め数名の参加者でした。
やっぱり帰ったかと諦めた気持ちでした。店のドアが開き遅れて数名の参加者が
入って来ました。心の中で、何故だかヤッターと嬉しくなりました。
遅れて来た参加者の中に居たのです。 スナックのボックスを一部占領したように
皆が固まりました。 何時もの事ですが、仕事の話し、別の色んな話題ので
会話をするグループが自然と出来ていました。そっして要約でしたが会話をしている
グループの中に入る事が出来ました。 そして私は突然いも事実を知りました。
私生活の話をしていたからでした。 「ところで、今日は遅くなっても大丈夫なのか?」
それは、出張所から参加していた年配の男性の一言でした。
「はい。今日は大丈夫ですよ。旦那も忘年会らしく遅くなるみたいで。」
えっ!旦那!そうです。既婚者で有る事を知ったのでした。
私が残念がっても仕方ない事でありました。テンションも下がった記憶があります。
それよりも変な行動にまだ出ていなくて良かったと焦りました。
ライン交換もしていなかった事。今度また食事か飲みにでも行きましょう。
そんな誘いをしていなくて良かったと思いました。