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2025/08/09 13:26:07 (L6uWGE/f)
男勝りで戦隊など“ごっこ”遊びが大好きだった幼馴染の貴女
幼い頃はいつも男の子達に交じり走り回って遊んでいた
場を仕切るのが上手い貴女はいつも正義のヒロイン役に収まり、僕は決まって悪の怪人や戦闘員をやらされていた
そんな僕たちには暗黙のルールがあった…それは「貴女を捕らえると縄跳びなどで縛り上げてしまう」だ
貴女からコッソリと提案され、最初はなぜそんな事をするのか訳が分からなかったが
縛られる度に恍惚とした表情を浮かべる貴女を見ているといつしか役得とも思える様になっていた
一緒に遊んでいた友達も「囚われのヒロインを助ける」シチュエーションのはテンションが上がり楽しかったみたいで変に思われる事も無かった
きつく縛り上げる度に艶めかしい表情を見せ必死に抵抗する貴女に僕は股間を膨らませながら役になりきって貴女を責め立てる
年を重ねるにつれ、それが嗜虐心をくすぐられていたのだと気付いた

時は過ぎて高校生になった二人
貴女と遊ぶ事もなくなり付き合い自体も疎遠だったが春のクラス変えで偶然にも一緒のクラスになる
久しぶりに見た貴女は昔と変わらず明るい性格のまま…でも成長した身体は一気に大人びた雰囲気をまとい否が応でも男子生徒の視線を集めてしまう
あの身体を(小さな頃)縛っていたのかぁ…そう思いながら貴女を見ていると僕の視線に気付いたみたいで目が合ってしまった
僕は邪まな心の内を見透かされたみたいで慌てて顔を背けてしまう
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投稿者:一ノ瀬 千鶴 ◆Z/uyHSBrO6
2025/08/09 21:14:17    (qoB4d4Gh)

「おはよう…」

机に授業の準備をしている所へ玄関クンが登校してきて声をかけてくれます。
でもどこかをよそよそしい感じがしましたが、千鶴もあんな夢を見たこともあり、何時もならツッコむところですが敢えて素知らぬ顔をしました。


(どうしたんだろう…圭ちやん…)

授業中、そっと横目で圭介クンの横顔を伺いますが、その視線に圭介クンは気づくこともありませんでした。

(あの夢の中の怪人…ズレた仮面の下から見えたのは圭ちやん…?だったような…)

考えないようにしようとしても頭には昨夜の夢が何度もフラッシュバックし、記憶なのか希望なのか…怪人が圭介クンと重なってしまい、慌ててそれを打ち消し授業に専念しようとしますが、それも長くは続かず…結局、1日中、夢の事ばかり考えてしまうのでした。

なんとなく気まずさがあり、圭介クンと一緒に帰るのは憚られ、同じ方向に家のある友達と帰宅しました。
そんな日が何日か続き、改めて「一緒に帰ろう」と誘い辛くなり、学校で話す以外、喋ることもなくなっていました。



「ええっ?これを圭ちゃんちに?う、うん…分かった…おばさんにそう言っておくね…」


何日か経ったある日、母親から圭介クンの家にスイカを持って行くように頼まれました。
母親が知り合いから何個か貰ったようです。
母親同士も千鶴たちと同じように疎遠気味になっていのですが、千鶴たちが
同じクラスになった事をきっかけに、また以前のように付き合いが始まったようで、そのスイカは先日圭介クンちのおばさんから貰ったお土産のお返しのようでした。

圭介クンとは、なんとなく話し辛くなっていたこともあり、圭介クンに家にいくのは少し気が重かったのですが、考えようによっては、また一緒に帰宅したりするいい機会になるかもと思いました。

「こんにちは…あっ…おばさん…これ…うちのお母さんが…」

玄関先まで出迎えてくれたのは圭介ちのおばさん…千鶴はスイカを渡そうとしますが、どうやらおばさんは出かけるところのようで「ごめんね…ちょっと出かけなくちゃならなくなって…すぐ帰ってくるから圭介の部屋で待ってて…千鶴ちゃんのお母さんに持っていってもらいたいものがあるから…」と言い残し車ででかけてしまいました。


(ど、どうしよう…このまま帰るわけにもいかないし…)

しばらく玄関先でどうするかを考えていましたが、思い切って2階の圭介クンの部屋へと向かいました。
圭介クンの家には何度も遊びに来たこともあり、勝手知ったる他人の何とかで、迷うことはありません。

「圭介ちやん…いる?私…千鶴…入っていい?」

ドアをノックし声をかけました…


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投稿者:古山田圭介 ◆oHKydQxWKA
2025/08/09 22:46:30    (umNSiZkI)
学校で挨拶はしたものの気恥ずかしさとオカズにした罪悪感から一ノ瀬さんの顔をまともに見れないでいた
そんな彼女も今日は素っ気無い態度で昨日とは大違い…
何となく心の内がバレてるみたいで居心地が悪かった
(一ノ瀬さん、僕がどんなこと考えてるか分かってるみたい…変態とかキモいって思われてるかな)
考えすぎではあるが後ろめたさから声も掛けずらく、こちらも素っ気無い態度を取ってしまっていた
休み時間に何度か声を掛けようとしたのだけど彼女を見ると昨夜の夢を思い出してしまう
(酷い事されそうになのに何処となく期待している眼…いや、違う。あれは僕の妄想であり願望だ)
一ノ瀬さんにそんな願望を抱いている自分に嫌悪感を覚え益々声を掛けづらくなってしまい1日が過ぎてゆく


翌日もその翌日も…気付けば挨拶を交わすだけの関係に戻ってしまっていて、そのストレスが僕をさらなる自慰行為に駆り立てる
学校から帰ると一ノ瀬さんをオカズにする日々が続いていた


そんなある日…
今日も自室に篭っていると玄関の方から会話が聞こえてきた

『こんにちは…あっ…おばさん…これ…うちのお母さんが…』

聞こえてくるのは一ノ瀬さんの声、どうやら届け物を持ってきたみたいだった
本当はここで話をしに降りて行けば良いのだけど日課となった自慰行為中で自室から出るつもりは無い
それどころか声が聞けてより妄想が捗るようになってしまう

「あぁ、千鶴を欲望のままにメチャクチャにしてみたいなぁ…」(1人の時は呼び捨て)

そんな事を思っていると2階へ上がってくる足音が聞こえる
車が動く音がしたので母親は出かけたはず…じゃあ上って来るのは誰だ!?
そんな事を考えていると

『圭介ちやん…いる?私…千鶴…入っていい?』

ノックと共に聞こえたのは一ノ瀬さんの声!
慌てた僕は出したモノを急いでティッシュに包みゴミ箱に捨てると、何とか取り繕いながら返事を返した

「あ、、ち、チーちゃん来てたんだ、ちょっと待っ」

僕の声に反応した彼女は気がはやっていたのか応える前に扉を開けてしまう

「や、やぁ。ウチに来るのは久しぶりだね…」

部屋の中は自慰行為後の生臭い匂いが漂っていた
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投稿者:一ノ瀬 千鶴 ◆Z/uyHSBrO6
2025/08/09 23:50:44    (x3YDL4Vl)

かけた声に対して返事こ返ってきた事でドアを開けてしまった千鶴…


「急にごめん…ね…おばさん…」


部屋へ来た理由を言おうとした千鶴でしたが、ツンと鼻をつく匂いに言葉を無くしました。

(なんだろう?この匂い…なんか生臭いような…こんな匂い…初めて…これが男の子の部屋の匂い…なのかな…)


鼻をついた匂いにそんなことを考えた千鶴…なんとなく部屋を見渡してしまいました。

「あっ…ごめん…うちのお母さんがスイカ持っていけって言うから持ってきたんだけど…おは…出かけちゃって…帰るまで圭ちゃんの部屋で待っててって言われて…でもこの部屋…ホント久しぶり…相変わらずちゃんと片付いてるね…」


高校生になった今は、そうでもなかったけれど、子供の頃は部屋はまるで男の子のへやのように雑然としていて、それに対して圭介クンの部屋は男の子でありながらも何時も綺麗に片付けられていて、よく母親から圭介クンを見習いなさいと叱られたことを思い出します。


「座っていい?」

一言断ってから床に座った千鶴でしたが、この数日の気まずさもあり話の話題に困ります。
圭介クンもなんとなく落ち着かない様子で、それがオナニーの直後で焦っているのだとも思わず、何が話さなくては…と気持ちだけがはやりました。


「あ、あのさ…最近…話し…できてなかったよね?もしかして…私…何か怒らせるようなことした?」


自分が話しかけられなくなっているのは夢のせい…その事を圭介クンには話せないまでも、もしかして…と思い尋ねてみると、そんなことはないという返事…それを聞いてホッと胸を撫で下ろしました。

じゃあ何故?そんな疑問か浮かびます。
圭介クンが話しかけてこない理由…それは千鶴のせい…もしかしたらあの夢せいで話し辛くなっているのが伝わってなのかと思いました。

このまま理由も分からず話しもできなくなるのは嫌…だったら正直に話してみれば…

「じ、実はさ…あの公園に寄った日の夜…夢を見たんだよね…その夢がさ…そ、その…あの頃のゴッコ遊びみたいな夢で…」


ようやく話を切り出した千鶴に、黙ったままだった圭介クンが口を開きました。

「俺も似たような夢を見た…」と…


正直驚きましたが、千鶴同様、圭介にとっても子供のころのゴッコ遊びは印象深いものだったのかと思い、何故かドキドキとしてしまいます。

「その夢って…どんな夢?」


初めは、よく覚えていないとか誤魔化していた圭介クンでしたが、しつこく聞く千鶴に根負けしたように少しずつ夢の話をはじめました…





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投稿者:古山田圭介 ◆oHKydQxWKA
2025/08/10 08:59:04    (sWbnvkNj)
『急にごめん…ね…おばさん…』
ドアを開け入ってきた一ノ瀬さんの言葉が止まるとなにやら怪訝な表情となってしまい、そのまま部屋の中をキョロキョロと見回していた
僕にはその行為が自分の自慰行為を確認されている様でなんだか落ち着かず、ずっと顔を下げたままでいる
まともに彼女の顔を見ることが出来ない

『あっ…ごめん…うちのお母さんがスイカ持っていけって言うから…』
一ノ瀬さんの言葉が頭に入らず、僕は「うん、うん」と相槌を打つだけだったのだが、そのうち

『座っていい?』

その言葉にハッとなって顔を上げると目の前には私服姿の一ノ瀬さんが立っている
健康的でしなやかな肢体におしゃれな服装が似合っている
制服とは違った姿に思わず見とれていたのだけど、彼女と目が合った瞬間に夢の内容を思い出してしまい再び顔を背けてしまった

自分が怪人で一ノ瀬さんを襲っている内容…
身体中を這い回った縄に絡めとられ自由を奪われた彼女にユックリと近付き、スカートから伸びる脚へと手を這わせる…
嫌がりながらも抵抗出来ない彼女の衣服を引き裂き、露になった乳房へと吸い付くと悲鳴が徐々に甘い喘ぎ声へと変わってゆく

本人を前にしてそんな内容を思い返していた僕は彼女の話を全然聞いていなかった

『………もしかして…私…何か怒らせるようなことした?』

その言葉に“えっ!?”となって慌てて顔を上げると
「い、いや、、、そんな事…無いよ」

一ノ瀬さんの顔を見ると赤面してしまい、やっとの思いでそれだけ言うと再び俯いてしまう
僕の言葉を聞いた一ノ瀬さんは少しホッとした様子だったが会話しずらい雰囲気は相変わらずでそのまま沈黙が続いてしまう
どちらも言葉を発せず数分の時間が過ぎたとき

『じ、実はさ…あの公園に寄った日の夜…夢を見たんだよね…その夢がさ…そ、その…あの頃のゴッコ遊びみたいな夢で…』

話を切り出した一ノ瀬さんに自分だけじゃなかったと少し安心した僕も口を開く
『お、俺も似たような夢を見たんだ…』

正確にはより過激な夢だったのだが…ドキドキしながら応えると

『その夢って…どんな夢?』

まさかの質問に答えられる訳も無く
「いや、よく覚えていないんだけど…何か子供の頃の」
そこまで言うと一ノ瀬さんから『ウソっ!』っと言葉が返ってくる
尚ものらりくらりとかわそうとするのだけど一ノ瀬さんからの尋問が激しさを増してゆき
遂に根負けした僕は

「ち、チーちゃんが縛られて、、、怪人から酷い事されてる…内容だった」
嘘は言っていないが、怪人になった僕が一ノ瀬さんの身体を好き勝手に弄ぶだなんて絶対に言えない

余りに卑猥な内容をだいぶんボカシて伝えた僕は、一ノ瀬さんの表情を伺う様にチラリと顔を上げた
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投稿者:一ノ瀬 千鶴 ◆Z/uyHSBrO6
2025/08/10 09:51:43    (BKQVRSwn)

ドクンッ…

同じような夢を見たと聞いた時から高鳴り出した心臓がより大きく音を立てました。

千鶴が怪人に絞られて酷いことを…

一体夢の中で千鶴は、どんな酷いことをされたのでしょう…自分の見た夢のあの場面か頭に中に浮かびます。
千鶴の反応を確かめようとしたのか、圭介クンが俯いていた顔を上げチラッと千鶴に目を向けます。
この時、千鶴はどんな顔していたのかは、よくわかりません…


酷いことって何?千鶴は怪人に何をされたの?服を剥ぎ取られ裸にされた?裸にされた千鶴に怪人は?

頭の中は、そんな考えが次から次へと浮かび、どうしようもなく身体が熱くなるのを感じていました。

「……………たの?」

圭介クンの顔をまともには見られないまま呟くように発した言葉は小さく、よく聞き取れなかった圭介クンが「えっ?なに?」と聞き返すほど…

「そ、その…夢の中で…私は…怪人に…な、何をされたの?な、縄で絞られて…そ、それから何を…?」

そんな質問をされて圭介クンは、慌てたように「覚えてない…」と繰り返し素直に答えてくれませんでした。


聞きたい…どんなことをされたのか?そんな抑えきれない衝動でいっぱいでした。


「あ、あのね…子供のころ…ゴッコ遊びをした時…わ、私…縄跳びで…縛られると…す、すごく…ドキドキ…してたんだ…な、なんてかよく分からないけど…身体中がゾワゾワってして…」

暫くの沈黙のあと、千鶴は小さな声で話しはじめていました。
こんな話をして、どうしたいのか…自分でも分からないままでした。

「この前…公園でゴッコ遊びのことを話したでしょう?ずっと忘れてたんだけど…あれからあの時のことが頭から離れなくて…私が見た夢でも私は怪人に酷いことををされるの…自由を奪われ服を剥ぎ取られ…酷いことを…なのに私…夢から覚めても子供の時みたいにドキドキしてて…私って…ヘン…なのかな…?こんな話…圭ちゃんにしかできないし…ねぇ…圭ちゃん…私ってヘン?」


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投稿者:古山田圭介 ◆oHKydQxWKA
2025/08/10 10:51:19    (sWbnvkNj)
チラリと見上げた一ノ瀬さんの表情は茫然としている様でいてどことなく嬉しそうな…よく分からない複雑な表情をしていた
それはそうだ、幼馴染の夢に出てきた自分が怪人に襲われてるだなんて聞けば複雑にもなるだろう

「チーちゃん?…」
ボカシはしたが内容がショックだったのか黙ったまま動かなくなってしまった彼女に声を掛けると

『……………たの?』
なにかを呟いたみたいだが良く聞き取れない
「えっ?なに?」

聞き返してみると少し顔を紅潮させた一ノ瀬さんが
『そ、その…夢の中で…私は…怪人に…な、何をされたの?な、縄で絞られて…そ、それから何を…?』
言える訳がない…僕自身の性格も疑われる様な内容でわざわざボカシたのに、更に踏み込むように質問してきた
慌てた僕は「そ、そんなの覚えてないよ…」そう言うのが精一杯で再び顔を背けてしまう

目の前で座っている一ノ瀬さんは身体をちぢ駒せて少し震えながら
『あ、あのね…子供のころ…ゴッコ遊びをした時…わ、私…縄跳びで…縛られると…す、すごく…ドキドキ…してたんだ…な、なんてかよく分からないけど…身体中がゾワゾワってして…』

暫くの沈黙の後、言葉を続ける一ノ瀬さん

『この前…公園でゴッコ遊びのことを話したでしょう?ずっと忘れてたんだけど…あれからあの時のことが頭から離れなくて…私が見た夢でも私は怪人に酷いことををされるの…自由を奪われ服を剥ぎ取られ…酷いことを…なのに私…夢から覚めても子供の時みたいにドキドキしてて…私って…ヘン…なのかな…?こんな話…圭ちゃんにしかできないし…ねぇ…圭ちゃん…私ってヘン?』
その言葉に驚いて視線を貴女へと戻すと、恥ずかしさを必死に抑えなんとか想いを伝えてようと頑張っている

「えっ?チーちゃんも…そんな夢見たの?」
声に出すつもりは無かったのだが、不意に言葉が漏れておりそれを聞いた一ノ瀬さんが顔を真っ赤にして固まってしまう

その姿を見た僕も覚悟を決めて口を開いた
「ヘン、とかじゃ無いと思うよ……ぼ、俺も夢の内容はほとんど一緒だったし、チーちゃんが襲われて…その、、、襲っていた怪人が…お、れだったんだけど…」
最後は絞り出すように一ノ瀬さんに伝えたのだが、場の雰囲気は更にぎこちないものとなり二人とも黙り込んでしまった

この状況をなんとか変えたかった僕はどうしてそう思ったのか分からないのだが
「チーちゃん、む、昔みたいに一回縛られてみる?…ほら、変かどうか確認する意味でさ」

若干の邪まな思いを隠しながら、僕は一ノ瀬さんに提案してみた
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投稿者:一ノ瀬 千鶴 ◆Z/uyHSBrO6
2025/08/10 12:37:43    (cA/wft/M)

「えっ…?」

長い沈黙に絶えられなくなったかのように振り絞るような声で「縛ってみる…?」という圭介クンの言葉…
心の何処かでそれを期待していたのか、迷うことなく頷きました。

「う、うん…」

圭介クンは、分かったと言うように頷き返すと、立ち上がり押入れの中で何かを探しはじめ、暫くして「あった…、」と縄跳びを手にして戻ってきました。


縄跳び…思えば全てのはじまりでした。
千鶴は、圭介クンに背中を向けると手を後ろに回しました。

心臓が口から飛び出るのかとも思えるほど激しく鼓動し、背後からはゴクリと唾を飲み込むような音が聞こえた気がします…


縄跳びが千鶴の身体を2回巻きつけられ、余った縄跳びで後ろに回した両手首を縛られ…

子供の時に感じたゾワゾワなどというもどかしいものでなく、全身をゾクゾクとしたものが止まることなく襲います。


「できたよ…どう?」

少し枯れた声でそう聞かれ、千鶴は圭介クンを振り返りましたが、自分でも分かるほど顔が真っ赤に上気していました。

「う、うん…か、身体が震えるくらい…ドキドキ…してる…」

こんなことを口にするのは、恥ずかしくて仕方ないのに、それを口にすることによりドキドキが増すように思えました。

たちつくしていた圭介クンの顔を見上げてみると、圭介クンもまた顔を赤くしながら息を荒げめを見開き、縄跳びで縛られた千鶴を見下ろしていました。
そんな顔を見て余計に恥ずかしくなり目を伏せましたが、目にとまったのは、ズボンの前が異様に膨らんでいる光景でした。

(えつ…?こ、これって…た、立ってる…?ってこと…?け、圭ちゃん…私を縛って…興奮してる…?)

圭介の夢の中で怪人役は圭介クン本人だと言っていた事を思い出します…
私が自分の夢の中で怪人が圭介であったことは、幼い体験があったからであり、自分自身の願望が夢に現れたのではないと思っていましたが、今ハッキリと自身の願望だったと気づきました。


再び、長い沈黙か続きます…2人ともどうしていいなか…なんと言葉を発すればいいのか分からずに…

そんな時、駐車場に車が入るおとさがきこてきました。
ハッと我に返った2人は慌てます…圭介クンは縛った縄跳びを必死で解こうとしますが、なかなか解けず、ようやく解いた時におばさんが部屋をノックしたのでした。

「帰ったわよ…」その声に「は〜い」と答えました。

立ち上がり一階へ降りようと部屋の入口に歩きかけた千鶴は、振り返らずに呟きました。



「…また…続きは…今度…ね…」





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投稿者:古山田圭介 ◆oHKydQxWKA
2025/08/10 14:13:51    (sWbnvkNj)
僕からの提案に素直に応じてくれた一ノ瀬さん
断られるだろうと思っていたので若干の戸惑いがあったものの、彼女の頷く姿を見るとなんだか嬉しくなってしまった

僕も一ノ瀬さんに頷き返すと部屋の押し入れを漁り出す
「確かこの辺に…あった!」

要らないものはその都度処分していたのだが、なんとなくこれだけは捨てる気にはなれなかった
僕が手に持ったのは子供の頃に一ノ瀬さんを縛っていた縄跳び…思い入れが強くて大事にとっておいたのだ
一ノ瀬さんの元に戻り手にした縄跳びを見せると、何も言わずにその場でクルリと振り返り背中を向けて立ってくれる

無防備な背中を見ているとこのまま襲ってしまいそうで思わず唾をゴクリと呑み込んだ
華奢なだがキレイな輪郭を浮かび上がらせている身体…子供の頃の面影は無く大人の女性としての雰囲気を醸し出している
その姿に見入っていると縛りやすいように彼女は手を後ろに回してくれ、それを合図として僕は縄跳びを彼女の身体に巻き付けてゆく

ドキドキしているからか手が震える…彼女の胸を上下から挟み込むように2回巻き付けると後ろで組んでいる両手の手首で縛り上げた
出来上がった姿はなんともぎこちなく想像とかけ離れていたのだが、一ノ瀬さんの自由を奪っていると視覚からも確認できるのはとても興奮した

「できたよ…どう?」
縄自体が細く縛られた箇所が痛いかもしれない…確認もこめて声を掛けると

『う、うん…か、身体が震えるくらい…ドキドキ…してる…』
振り返りながら応えてくれた一ノ瀬さんの顔は真っ赤に染まっていた

同級生…それも幼馴染の身体を這う縄が彼女の胸を強調して背徳感といやらしさを醸し出している

その姿に僕は目を見開きケダモノの様に息が荒くなってしまった
股間も大きく膨らんでいたのだけど、そんな事は気にならない程に一ノ瀬さんの姿に興奮していた

夢の中ではこのまま服を引き裂いて…嫌がる彼女の柔肌をタップリ堪能していた
欲望を必死で抑えてこんでいる僕は喋ることすら出来ず、まるで視姦する様に一ノ瀬さんを見続けている
一ノ瀬さんも恥ずかしさからか声を出さず2人の間で暫く沈黙が続いてしまっていた

やがて僕の視線に耐えきれなくなったのか一ノ瀬さんの身体がフラフラと揺れ出し、足元が覚束なくなってしまう
慌てて手を伸ばし彼女の身体を支えようとしたのだが一ノ瀬さんの身体に触れた瞬間、欲望が限界を迎えた

「ククク…足掻け足掻け、どうせ叫んでも助けなど来ぬわ!」
夢の中での怪人(僕)の言葉が頭の中に響く…もう無理だ!そう思い彼女に襲い掛かりそうになった時、車が駐車場に入る音が聞こえてきた

ヤバい!!母さんが返ってきた!!!
ハッとなった僕、それは一ノ瀬さんも同じだった
慌てた僕たちは縄跳びを必死で解き、母さんが扉をノックする時にはなんとか平静を保つことが出来たのだった

「帰ったわよ…」その声に返事を返すと一ノ瀬さんは立ち上がり部屋を出ようと歩き出す

「あっ…」なんて声を掛ければいいか分からず間抜けな言葉が口から漏れた

『…また…続きは…今度…ね…』
振り返らず呟いた一ノ瀬さんはそのまま帰ってしまい、後に残された僕は今日のことを思い出しながら再び自慰にふけってしまう

「また今度か…もう少し、綺麗に縛れるように勉強してみようかな」
そう呟くと縛り方の参考になるような動画を漁りはじめた
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投稿者:一ノ瀬 千鶴 ◆Z/uyHSBrO6
2025/08/10 18:08:49    (YLxuOl0X)

(わ、私ったら…どうしてあんなことOKしちゃったんだろう…)


どうやって帰って来たのかも覚えておらず、気がつけば自分の部屋のベッドに倒れ込んでいました。
圭介クンのおばさんに挨拶をしたのかすらも覚えてなく、当然持って帰るはずの物を受け取ってもいない…

あれから時間が経っているにも関わらず、心臓の音はうるさいくらい…身体に巻き付けられた縄に締め付けられた感覚もハッキリと残り、夢ではなく現実のことだったと改めて思い知らされます…

明日、学校で圭介クンと顔を合わせた時、どんな顔をすればいいのか…何を話せばいいのか…

考えても仕方ないことばかりでしたが、ただひとつハッキリと言えることは、縛られて自分自身が興奮を覚えた事実です。

子供の頃に感じたゾワゾワしたあの感覚の正体は「興奮」だったのです。

もし次の機会があるとしたなら…圭介クンは、夢の中の怪人ように千鶴を裸にして思う存分よくぼをぶつけるのでしょうか…考えるだけで身体の震えが止まりません…恐怖からの震えではないのは言うまでもありませんでした。

翌日、やはり学校では、まともに顔を見ることもできず、それでもお互いが昨日のことを考えているのは明らかで、たまに言葉を交わしてもぎこちないものになってしまいました。

そんな状態ては、とても一緒に帰ることもできずに別々に帰宅となりますが、頭の中は先日のことばかりでした。


家に帰ると、母親から今晩出かけることを告げられます。
なんのタイミングか、圭介クンのおばさんと飲みに行くと言うのです…お父さんたちも一緒に…

ということは、今夜は千鶴の家も圭介クンの家も誰もいないことを意味します。

今夜なら…ふとそんな考えが浮かび、ほんの一瞬躊躇ったあと、圭介クンにLINEを送ってしまいました。


『今日、お母さんやお父さんたち皆で飲み会って聞いてる?もし…よかったら…家に来ない?』






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