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佐久間スポーツジム

投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
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2025/07/07 00:51:58 (sEz/5txh)
「さてとそろそろ時間だ。行きましょうかお父さん。」
佐久間スポーツジム事務所の壁に掛かっている時計を一瞥して、亮平が父に声をかける。
「ジムでお父さんは止めろと、いつも言っているだろうが。」
「はいはい、会長。新規採用職員の面接に行きますよ。」
苦笑いを浮かべながら、父光一に再度声をかけデスクから立ち上がる亮平。

亮平が歩き出すと小走りに追ってきた光一が追い付き
「どうだこの〇〇って娘(こ)は。大学でスポーツ関連の講義取ってたみたいだし、何より可愛い顔してるじゃないか。」
と耳打ちをする。
「インストラクターに顔は関係ないでしょ会長。それになんでそんなこと言うんです?」
「いつまで経っても結婚しないから、母さんが心配してるんだよ。いい女(ひと)がいないなら、ジムで見つけたらどうかって。」
〇〇という娘は亮平から書類選考を任された父と母が、顔で選んだことを亮平は知らない。

「全く母さんったら・・・」
言いながら、付き合ってはいるがこの頃心の距離が遠く離れてしまった、船見を思い浮かべる亮平。
思い浮かべたその映像を頭の中から追い出すように、数度頭を振る亮平。
「くだらないこと言ってないで、面接に集中してくださいね会長。」
言い終えると面接会場にしてある、会議室の扉を開ける亮平
扉を開けると長机二つにパイプ椅子四つ、そのうち二つには男女が一人ずつ座っている。
それに相対するようにパイプ椅子が一つ置かれている。
長机側のパイプ椅子に腰を下ろす亮平と光一
「お待たせしました、入って貰って」
腰を下ろした亮平は最初から応接室内にいた男に声をかける。
「はい。」
そう言って男は、亮平と光一が入って来たのとは逆側のドアを開け
「お待たせしました〇〇さん、中にどうぞ。」
と、外にいる人物に声をかける。
男は人事課長の堂本。
因みにもう一人最初から室内にいた女性は、インストラクター長の黒木である。



ここは、〇〇県下に数軒のジムを構える佐久間スポーツジム
亮平が継ぐ前までは、一軒だけそれもマシンだけを置く小さなジムだったが、亮平が父の跡を継ぎ、なんとか事業を拡大することに成功して、業界でも中堅を位置する規模まで成長することができた。
今日は本店(一号店)の改装拡大に伴う人員採用の面接なのだった。

〇〇さんになってくれる方こんな感じの導入であそびませんか?
〇〇さんがスポーツジムの会員から痴漢行為をされたり、亮平とあんなことやこんなこと、光一からスケベな視線向けられたり、その他流れで色々と。

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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/09/20 15:51:12    (rvhmI97L)
「おい目黒、そこで寝るなよ。寝るならソファに行ってからだからな。
いいなほら行くぞ。立ち上がれるよな。」
目黒「社長、何言って…るん…ですか……俺酔ってなんかいませんよ。」
「分かった分かった。とりあえず立ち上がろうか。リビングで、井ノ上さんが作ってくれたババロア、一緒に食べような。」
目黒の脇の下から腕を差し入れて立たせ、なんとかソファに座らせる。

胡々希がババロアと飲み物を持ってリビングに現れたころには、軽い鼾を立てて二人掛け用長ソファに横になり眠っている目黒。
「ええ、眠っちゃいました……
目黒の奴、米倉さんを好きになったみたいですね。
業務提携の担当も自ら買って出てたし(笑)
でも米倉さんって同性を愛する方だから、仲の進展のさせ方が難しいって、よく嘆いてますよ…
ババロアですけど、目黒の分は後で冷蔵庫に仕舞って、明日朝にでも朝食の時に出しますよ。
目黒も言ってたけど、胡々希さんがよければ一緒に走りませんか。
大したものは出せませんが、朝食もお出しできますし。」

そう言って胡々希の方を見ると胡々希もこちらを見ており視線が合う。
齢柄にもなくドギマギして視線を外す亮平。
その時窓の外が一瞬明るくなったかと思うと、続けてドーンという音が聞こえてくる。
「花火か…そう言えば毎年この時期に、打ち上げ花火が上がるんですよね。
なんでかはよくわからなくて、勝手に夏の花火大会の予行演習とか思ってるんですけど(笑)…」
視線を戻して今度は胡々希の目を見つめ、
「胡々希さん、良ければバルコニーで見ませんか?」
ソファから立ち上がりながら、胡々希に手を差し出す亮平。

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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/09/20 16:38:55    (SLu5yo7P)
亮平が目黒を移動させる時、少し手助けした時、腕に触れると。
目黒「井ノ上さんも柔らかいんですけど…、米倉さんのがもっと柔らか……グゥーグゥー。」
「寝てしまわれましたね、柔らないのは性格の話でしょうか?言葉遣いでしょうか?」

ランコントルで挨拶した時、目黒は米倉と挨拶の握手をしていた。
「……社長だから言いますが米倉さん、同性愛者と言うより何かトラウマみたいなものを……。
恥ずかしい話なのですが……(羞恥で少し泣きそうな顔をしながら)黒木さんに薬を飲まされた日、あの日…、米倉さんが(身体の)火照りを解してくれたのですが何度もごめんなさいね。
貴女のせいではないの。
全部、薬のせいなど話してくれたんです。なので自分を許してくれる?自分が許せる人に心開くのではないでしょうか?」

鼾をかき眠っている目黒に社長が掛けふとんを掛けながら花火の上がった夜空を見上げる。
「花火きれいですが(街の灯が)明るいですね、花火の色がよく見えないです。」
手を差し出され立ち上がる。

亮平がバルコニーの窓を開くとバルコニー脇にあるサンダルを出してくれる。
「一緒に?…サンダル、一足しかありませんよ?
……一緒に?(見てくれるんですか?)」
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/09/20 18:29:23    (rvhmI97L)
「トラウマ…ですか……
それに至った原因が何なのかが分からないと、軽々にはいかないかも知れませんね…
誰か過去を知る人がいないものなのか…後で目黒に聞いてみましょう。
米倉さんもトラウマの原因になったことに触れられるのは嫌でしょうから…それを知った上で、それごと包み込むことが必要なのか…」

一足あったサンダルを胡々希の前に置いて
「私は靴下のままで、部屋に入るときに脱げばいいだけですから
花火良ければ一緒に見ましょう。見てくださいかな(笑)」
花火が上がるたびに”きれい…”と呟く胡々希の横顔を時折見つめながら、心の中で胡々希さんのほうが綺麗だよと思う亮平が次の瞬間口にしたのは
「胡々希さん、朝のジョギング明日朝から一緒にやりませんか。目黒と二人男同士で走るのもいいんですが、華があった方がやはり楽しいというか…明日は目黒の奴走れるかどうかわかりませんが。」
そう言ってリビングの方を振り向く亮平
その時ソファで何か動いたような気がしたのは、亮平の気のせいであろうか

その後もバルコニーの手すりに並んで凭れて、花火を見物している二人だったが、5分程経過しても次の花火が上がる気配は無い。
「もう終わりかな…」
そう言って胡々希の背中側で触れないようにしていた腕を、思い切って触れさせて軽く胡々希を抱き寄せる亮平。


リビングソファ
眠っていた目黒が目を覚ますと、亮平の姿も胡々希の姿もそこにはなかった
目黒「あぁ…寝ちまったのか…またやっちまった。あれ社長と井ノ上さんはどこに?」
上体を起こして見まわしても姿は見当たらない。
バルコニーに目をやった時に、二人の人影が見える。
目黒「(心の声:社長……いい感じじゃないですか、いつの間に…邪魔しないようにばれないようにここで見て…)あっやばい……」
振り返った人影(亮平)に吃驚して、再びソファに横になる目黒。
目黒「(心の声:社長…上手くやってくださいね。)」
数分身を隠していた目黒が再びバルコニーの方を見ると、二人の人影は先程より密着している。



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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/09/21 04:54:20    (kPlW9ooB)
前に置かれたサンダルを穿きながら。
「花火大会の練習ですか?どこの花火大会だろう?見に行けたらいいなぁ。」
バルコニーの端まで来ると亮平が来るのを待ち、2人で花火を見上げる。
音とともに光の花が咲くと綺麗〜、綺麗ですね〜。と亮平に笑顔を見せる。

「米倉さんのことは追々にでしょうね、社長や目黒さんのこと嫌がってはないと思いますよ。
もし嫌なら一緒に朝ごはん食べませんもん。
食って精神的なものと直結していて不快に感じれば箸が進みません。」

今までより大きな花火が一発上がり2人の顔を花火が照らす。
「凄く大きい!綺麗〜、見ました?」

その後バルコニーの手すりに凭れていると不意に背中に腕が…。
「ジョギング、ご一緒させていただきます。
(亮平を見上げ)社長……、私、社長が戯れてしてないこと判ってるつもりですが……、この話を聞いてからもしもう一度告白…してくださるのなら…、聞いてくれます?」

亮平が真剣な目で頷くと?
「聞きたくない話でしょうが私がこういう人間だと解ってもらいたく話します。
他大学の渡辺くんと付き合いました経緯。
叱られてしまうかもしれませんが…、打算的な計算もありました、他大学の人と付き合えば同大学の先輩から圧力が掛かりにくいって…。
勿論、渡辺くんのこと好ましく思ってましたよ。
独り善がりだったりだけど変わってくれると信じてましたし、就職活動する前の彼に戻ってくれるんじゃないかと淡い期待もありました…
ただ何と言ったらいいのか……、彼は大手上場を狙って私は地域密着がいいと考えたあたりで
考えのズレが出てしまったのかも知れません。
正直、私、有名企業に就職すれば安泰なんて思ってないんです。
競争が激しいでしょうし神経すり減らして…、そんな暮らし私は望んでないんです。
そんな事を考えてる時です、良くないしっかりした証言を聞いてあ〜あ、合わないんだ。
(渡辺くんと将来)そして未来を思った時、予想図が何も見えなかったんです。
出来れば綺麗に終わりたかったんですけどね…。」

背中に触れていた腕から離れ亮平に向き合い見上げる。
「社長と従業員、人の口に戸は立てられません。怖いんです。
もし上手くいかなかった時、何を言われるか想像つきますし
仮に上手くいっても何かある度に(他の従業員たちに)社長の姿がチラつくでしょう。
だからと言って隠れてお付き合いと言うのは嫌ですし…、社長はどうお考えですか?」

リビング、目黒。
目黒「あれ?離れて向かい合って何か話してるぞ、聞きたいがここからじゃ聞こえない。
社長がいずれ話してくれるだろう、あー、しかし明日の社長の朝飯食えないのは悔しい、ジョギングも無理そうだ。」
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/09/21 14:44:44    (7qk0OG9a)
胡々希の話を聞き終え少し考えてから、
「そうですか、話してくれてありがとう。
その時に好ましく思ってってお付き合いを始めたのなら、打算でも何でもないでしょ。
同じ大学の先輩等から圧力がかかりにくいって、どんな噂話を耳にしたのかわかりませんが、それとこれとは何も関係ないと思いますよ。
胡々希さんが噂話を耳にして、時期的なこともあり頭の中で結びつけてしまったってだけだと思います。
好ましく思ってれば、その先に進みたい進んでもいいって思うのは普通のことです。
僕が胡々希さんに告白したようにね(笑)
あっ、僕のあの時の気持ちは全く変わってなくて、一層強くなってます(照)

それに渡辺君の肩持つわけじゃありませんが、渡辺君が大企業・有名企業に就職したいって気持ちも分からなくはないんですよね。
綺麗なオフィスで颯爽と働いてる自分って格好いいとか、まあ、幻想的な憧れなんでしょうけど。
僕の場合、毎日満員電車に乗って通勤してる自分の姿が想像できなかったこともあって、早いうちから幻想的な憧れを捨てましたけど…
収入の面でも、都会の方が地方より格段にいいはずって思うってこともありますね。
実際にうちのジムよりは、都会の大手チェーン系スポーツジムの方が、手取りはいいはずです(苦笑)
それなのに胡々希さんには、うちを選んでもらって感謝しかないです(笑)

事実、大西君と胡々希さんをモデルにしたパンフレット作った結果、見学希望者も順調に増えてるんですよ。
堂本部長なんか嬉しい悲鳴上げてます。
大西君と胡々希さんがプライベートレッスン専属対応と聞くと、敷居が高いのかそのまま帰られてしまう方も多いですけどね(笑)

もし胡々希さんが僕とのおつきあいをOKしてくださるなら、ジム内に隠すつもりは毛頭ありませんし、もしそれで陰口を言う従業員がいたなら、辞めてもらうつもりです。
改めて言います、胡々希さん僕とお付き合いしてください。」
胡々希の手を取り、一気に言葉を吐き出す亮平

いつの間にか、打ち上げを止めている花火。
見上げれば満天に星空が広がっている。
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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/09/21 17:42:38    (kPlW9ooB)
社長は大人だ、好きな人の元カレの話を聞いて嫌な気持ちになることはあっても
こうやって理性的に話を聞いてくれる人なんて殆ど居ないだろう。

何よりも私の気持ちにも寄り添ってくれてる。

……そうか!私、渡辺くんとの話を◯◯バで聞いてもらった時から惹かれていたんだぁ…。
今頃気づいた…、遅いよね…、申し訳ない事してしまったなぁ〜。

大人だから逞しいからじゃないんだ、真剣にこうして話を聞いたり聞いてもらったりする関係を好ましく思ったんだ……。
「大手さんのジム、確かに給与面では良かったです。苦笑
ただ(私が)求めてるものと違ったんです、会員さん一人ひとりと向き合ってしてみたいと思って…。
あっ、でもグループレッスンの一つの教室任せてもらえるんですよね?
(帰られてしまう会員さん)曜日指定だと限られちゃいますもんね。
そんなに問い合わせがあったんですね。」
驚きの表情を見せお役に立てたのであれば嬉しいです。と応える。

「社長、私…、貴方の事、好き…です…。
ただ別れてから半年しか経ってないのにお付き合いするのってどうなのかなぁ…?と思ってしまっているのも事実で…。
それと…、隠さないと言うことは嬉しいですが陰口や嫉妬などがあったとしても正規(正社員)、非正規に関わらず
会員さんにご迷惑が掛かるような事はしたくないので辞めさせないで下さい。笑」

胡々希的には短い期間だと感じているが一般的にはそうではないだろう。
そう言い星が瞬く夜空を見上げると亮平の両手が両肩に?

“リビング、目黒、盗み見”
「離れたりくっついたり…、うんっ?今度は向き合ってるぞ。
気になるが酔が大分回ってきた……。」
目を擦りながら2人の成り行きを見守っているが……。
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/09/21 21:56:56    (7qk0OG9a)
「好きって本当ですか?それってOKの返事と考えていいんですよね。」
顔に満面の笑みを浮かべて
「半年しかじゃなくて、もう半年も経ってるんです
世の中には、別れて直ぐに他の人を好きになることだってあるでしょうし……
いつまでも過去縛られてないで、一緒に新しい恋愛に踏み出しましょう。」
握っていた手を放し、両肩に添えると優しく抱き寄せる。
「幸せにします…僕を信じてください。胡々希さんあの、……キスしていいですか?」
バルコニーに流れる二人の濃密(?)な時間。
キッチンの椅子に掛けてあったジャケットの内ポケットで、スマホが着信をバイブで知らせているが、バルコニーにいる二人はおろか、リビングのソファで寝たふりをしながら事の成り行きを覗いている目黒もそれに気が付かない。

胡々希の目を覗き込みながら
「それから二人の時は下の名前で呼んでくれませんか。社長だとどうしても間に線があるような気が(笑)……ちょっと風が出てきましたね、中に入りましょう。」
踵を返す亮平と胡々希。

リビングの目黒
目黒「あれっ?社長の頭少し下を向いて…井ノ上さんは上を……これってキスしてるのか?社長、やりましたか?想い届きましたか?」
気が付くと踵を返している二人
目黒「やばい、戻って来る……寝たふり寝たふり…」

リビングに入る胡々希と靴下を脱ぎ素足でリビングに入り、ガラス戸の鍵をかけてカーテンを引く亮平。
ソファに近寄ると、眠っている目黒とそれを見下ろしている胡々希。
「目黒の奴まだ起きませんか?この分じゃ明日朝のジョギングは二人ですかね。」
目黒に掛けている布団を直しながら
「胡々希さん身体冷えてませんか?何か温かいもの入れましょう。またお茶でいいですかね。」

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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/09/21 23:51:24    (kPlW9ooB)
幸せにします。僕を信じてください。心地良い言葉…と包み込まれるように抱きしめられとてもドキドキする、嬉しい。
亮平の顔が見たいと視線を上げると目が合うが想いを伝えられたこととで照れて俯いてしまう。
「はい、新しい恋愛に踏み出します。
これからよろしくお願いします。」

キスしてもいいですか?の言葉に頷くが中々顔を上げられない、それどころか照れてしまい両手で顔を覆い隠してしまう。
「社長…、恥ずかしくて…、ドキドキしてしまって……。」

亮平が肩から手を離すと顔を覆っている手に上から重ねる。
ゆっくり手を離すと今度は顎を持たれ上を向かされる。
朱色に染まった顔と潤んだ目の胡々希。

亮平の唇が近づいてくると…、そっと目を閉じると最初は髪の毛(頭の上)に軽く触れるキス。
一度離れると額、目元、耳元、頬、そして唇、それもソフトなタッチで直ぐに離れる。

耳元に唇が触れたとき、胡々希の身体がピクッと動く。
それから唇に何度も…繰り返しのキス。
(心の声:丁寧で優しくて…、私の状況も見ながら…、そうかぁ…、好きだから優しくしたいし思い遣りたいと思うのよね。)

目黒は眠っている、誰にも見えない場所。

「……んっ、社長?」
亮平の舌が胡々希の唇を舐める…、こんなキス初めて…。
頭の中がクラクラしちゃう…、もっとしたい…、私、こんなにも社長に触れたかったんだ……。

濃密な?時間が終わると亮平から名前で呼んでほしいと言われる。
「…亮平さん、でいいですか?
私のことは胡々希、胡々、胡々希ちゃん、胡々ちゃん
こっこは大分昔の呼び名ですね。
会社では今まで通り社長で、亮平さんも井ノ上でお願いします。
……目黒さんの前でも井ノ上さんですか?私も社長と?」
会社以外でも目黒の前、友人の前で苗字呼び?と言った感じで軽く拗ねるような仕草を見せる胡々希。
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投稿者:亮平 ◆GLvqrwKyXs
2025/09/22 22:24:38    (LKU4lR2I)
はにかみ合いながらも、ダイニングテーブルで二人向かい合ってお茶を飲んでいると、リビングのソファで眠っていた目黒がもぞもぞと動き出す。
目黒「あっ社長、井ノ上さん。すいません、やっちゃいましたか…後片付けもしないで眠ってしまって、申し訳ありません。(心の声:あれから、本当に寝ちまった。でも井ノ上さんの表情からすると上手いこといったんですね、良かった。)」
胡々希と亮平が座っている、ダイニングテーブルの上が綺麗になっていることを確認して目黒が話す。
「胡々希さん(わざとの名前呼び。目黒が察するだろうとの判断)が手伝ってくれたから早く終わったし、気にしないでくれ。秘書業務やランコントルとの業務提携の話等々で疲れてるんだろ。もっと寝ててよかったのに。」
目黒「(心の声:ここまでくれば、もうお邪魔虫かな?)ちょっと飲み過ぎちゃったみたいなので、引っ越し予定の寮の部屋今日から借りて、そろそろお暇します。」
「その状態だと明日朝のジョギングは無理か?」
目黒「今の感じだと無理かも知れません、すいません。…(苦笑)そうだ、井ノ上さん。井ノ上さんも朝ジョギングするんですよね。明日の朝社長のジョギング付き合ってやってもらえませんか。」

胡々希の反応は??

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投稿者:井ノ上胡々希 ◆SOEjqj5iOM
2025/09/23 06:29:39    (KQFIrfEO)
ダイニングテーブルで向かいお茶を飲んでいると目黒が上体を起こす。
そして胡々希と2人で片付けをしたと亮平が言う。
(心の声:目黒さんの前では胡々希さん、名前呼びしてくれるんだぁ。)

ニコッとした笑顔を亮平に向けそのまま目黒の方を見ると胡々希の方がほんのり朱い。
「えぇ、ジョギングします、り、りょ…(深呼吸)亮平さんがいいのであればご一緒したいです。」
(目黒心の声:名前呼び、はにかんだ井ノ上さんも唆るな…、俺、トラウマ克服出来てるのか?)

ソファから立ち上がり、目黒の借りる部屋に戻ろうとするとそれを制し待っている様に言う胡々希。
「亮平さん、一度部屋に戻って直ぐ戻るので少し待ってて下さい。」

胡々希が鞄を持ち亮平の部屋を出ると亮平と目黒が?

部屋に戻ると冷蔵庫を開け亮平の飲まなかったトマトジュースと梅干しを持ち亮平の部屋へ。
インターホンを鳴らすと亮平が向かい入れてくれる。
「目黒さんにと思って持ってきました。」

リビングに向かいながら話す胡々希。

「目黒さん、トマトジュース飲むとお酒抜けやすいので飲んで下さい。
朝ご飯はジョギング後ですか?」

亮平に梅干しを目黒にはトマトジュースを渡しながら、当然、朝食は亮平と目黒で食べると思っていた。
「朝起きて少しエネルギー補給してから…、6時半くらいからのジョギングでいいですか?」
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