2024/08/24 21:58:07
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「全裸だ…。私…今…全裸でベランダに…。」
今日の出来事…。
汚された下着を身に着けて授業に挑んだこと…。
そして何の臭いかはわからないまでも、股間の臭いに生徒達が気づいてしまったこと…。
トイレの中での全裸になっての自慰行為…。
先輩教師と後輩教師二人によるトイレでの内緒の噂話…。
そして私をもっとも揺り動かした友人からのメール…。
全てが私に焦りを与え、私の知らない快楽に興味を向けさせてしまう。
「まだ…子供だと思っていた生徒が…誰かに見せる為に…誰かから指示をされて…オナニーの自撮りをするなんて…。」
「まさか…真弓がそんなに大胆な事をするなんて…。鍵を渡してしまえば…全てが男の人に握られてしまう事ぐらい…わかってるんだよね…?」
そんな呟きを繰り返しながら、妄想は際限なく淫らなものへと移り変わる。
年端もいかない少女に校内で自慰をしろと…自撮りしてメールで送れと…。
そんな指示を与えたのは担任教師…かもしれない…。
もう既に担任教師の手によって、少女の姿のまま女に変えられてしまっているのでは…。
そんな妄想が私を淫らな世界に惹き込んでいく…。
男とは無縁と思われる先輩教師も…若い新任教師も…。聖職者でありながら淫らな妄想を重ねているただの女と言うことも知ってしまった。
私にブレーキをかけさせるはずのもの達が、ひとつひとつ崩れ落ちていくような気がして…。
友人の告白から始まってしまった私の淫らな欲求の膨らみ…。
それを更に大きく…より大胆に振る舞わせてしまったのは、やはり友人の告白によるものなのだろうか…。
『鍵を差し出せ…。お前の部屋を自由に出入りしてやる…。
留守中にお前の下着を全て汚してやる…。
もう…男のモノが欲しいんだろう…?』
そう言われているような…友人はそのように感じているような気がしてならない。
そして…自分よりも奥手だと思っていた友人に先を越されるのはどうしても許せなかったのかもしれない。
対抗意識…ライバル視…。単に負けたくない…私だけを見ていて欲しいと望む独占欲も有ったのかもしれない。
そんな心の中に渦巻く負のエネルギーとでも言うべき淫らな欲求…。
いや…『負』ではないのかもしれない…。
何か物足りない…付き合った男達は自分本位で何も与えてくれない…ならば一人の方がマシ…。
そう考えて過ごす退屈な日常に、妖艶な差し色が塗り重ねられたのだから…。
それを望む心があるのならば…それは決して『負』ではないのだから…。
僅かに隙間の間窓とカーテン。昨日とは違い穏やかな風が僅かにガーデンを揺らしていた。
そのカーテンの前には全裸の私。窓越しに覗かれたとしたら、産まれたままの姿が見えてしまうだろう。そんな他人の意識に委ねる不確かな事象よりも、今の私の目の前には自らの意思で全てを晒すカメラが私の姿を捉えている…。
「きっと…全裸の私が…覗かれているのよね…。
あの人の精液が…洗い流していない割れ目についているところも…見られているのよね…。」
覗かれている妄想は私の心と身体を熱く昂らせるには十分過ぎる刺激だった。
それに加えて今日は、直接命令されたわけでもない、合鍵をベランダにぶら下げているのだから…。
不思議と恐怖は感じなかった。淫らな行い…まさかここまで大胆な行動ができるとは考えてもみなかった。それでもそうさせてしまうのは…日常への不満…?それともこれが本来の自分自身なのか…。
ふと気づくといつもの時間は過ぎていた…。
外を見ることが許されない私には、ベランダの下着と鍵がどうなったのか確認する術はない。
焦れるような気持ちと、加速していく淫らな欲望…。そしてほんの僅かな不安が私の心を刺激してドキドキと鼓動は高鳴っている…。
と、そこへメールを知らせるバイブレーターの振動が伝わり…。
「えっ…?バレ…る…?そっ…そうかもしれない…でも…私…自分を止められなくて…。」
例の相手からのメールに一瞬冷静さを取り戻しかけた私の心は霧が立ちこめたかのようにモヤモヤとしたものに…。
「責められてる…?私…勝手に一人で…やり過ぎちゃった…?」
秘密をバラされる…そんなリスクよりも、何故か嫌われたくないと思う気持ちの方が強く感じられた。
言われてもないことをしてしまった自分への責め。
自己嫌悪に陥りながらも、どうしても縋ってしまうほどに依存し始めてしまった複雑な心境。
メールを何度も読み返す…。
私を責め立てるような言葉…。
私を煽るような言葉…。
そして晒される羞恥を感じさせるような言葉…。
それと共に今後の私の立ち位置を予感させるような画像…。
どれもが私が求めているものばかり…。
メールの言葉に巧みに操られてしまうのは、相手が上手なのか…元々の私の性分なのか…。
高鳴る鼓動…揺れ動く心中のままメールを打ち始める。
≪リスク…確かにリスクは大きかったと思います…。しかし…トイレで自慰をしているときに二人の教師の噂話を聞いてしまって…。
とある女子生徒が体育倉庫で自慰を自撮りしていたと…。それが誰かの指示だったのか…見せるつもりだったのか…真の理由はハッキリしないのですが…。つい…私…妄想してしまって…。
誰かに見せるために…全裸で…と…。
私を見て…喜んでもらえるのなら…と…その二人の教師達も…妄想を語っていましたし…。
誰かのために…誰かの興奮のために…私が役にたつのならば…鍵も…差し出す覚悟ができています…。
鍵の事は…友人から聞きました…。
鍵を差し出すようにと…。友人も覚悟はできているようで…全てを差し出す覚悟ができていると…。
私…それを聞いて…焦ってしまったのかも…しれません…。貴女にできるのであれば…私にもできる…。
そう…彼女に言いたくて仕方ないのかもしれません…。
もちろん…鍵を渡したことで…施錠の意味が無くなることはわかっています…。
私にも…覚悟はできています…。
私の全てを差し出す覚悟が…。≫
想いの全てを吐き出すように言葉を重ねてみても、どこか陳腐な言葉に成り下がってしまうようで、想いの全てが伝わるのか不安を感じながらも、打ち込んだメールを送信してしまう。
もう…後戻りはできないと…心の震えを感じながら…。