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下着を盗まれて。

投稿者:新藤雄二 ◆17Mw7dBk/w
削除依頼
2024/08/13 17:03:08 (TM18XTb6)
仕事(学校)で多忙な中、貴女は相手に恵まれず悶々とした日々を過ごしていた。
そんな矢先、友人が下着を盗まれたという話を耳にする。
口では盗んだ下着泥棒を全面的に否定、軽蔑しながらその日の話を終えるも、何一つ変わらず過ぎていく時間の中でその話は貴女にとっての一つの刺激になっていた。

幸か不幸か、その友人との家も近く、貴女の部屋は1階の角部屋。
昼間こそ人通りも多いが、夜は死角も多く人通りは一気に減る。

そう言ったリスクを懸念して普段は部屋干しの貴女。
しかし少しの出来心でその日はベランダの少し目立つ位置に下着を干してしまう。
翌日、まさかな…そう思い覗いてみると、確かに3枚干していたはずの下着が1枚少なくなっていることに気づく。

普通なら即引き上げて、場合によっては警察へ連絡…も、貴女はその行動を取らなかった。
それどころか、鼓動は高まり感じるのは嫌悪、恐怖ではなく興奮…そして堪らず自らの指先で慰める。
数日後…その下着が違う形で貴女の下へ戻ってくるなどとは夢にも思わず。


【見ず知らずの男に下着を汚されてしまうことに欲情する貴女との生々しい非現実的な日常を楽しみたいと思っています。
下着を介しての心情を通しての会話。
挑発、誘い…。ただ汚されるだけでは飽き足らず、貴女の生活はさらに無防備に。

徐々に淫らに崩れていく貴女の性活。
連絡手段さえ交換してしまえば、貴女は加速度的に堕ちていく。

新藤雄二
37歳、近隣で少し噂されている下着泥棒。
最近では盗むだけに飽き足らず「返す」行為が噂の中心にもなっている。
女の心中を見極め、その中に眠る奴隷気質、露出癖をさらに引きずり出す。】
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投稿者:竹本京子 ◆A7QXPpXKAU
2024/08/14 10:59:15    (tAZ5tQgY)
「イヤっ…イヤっ…やめて…私のパンティ…。」

頭の中にはあり得ないほど変態的な男の姿を描いていた。

クロッチを広げ、落ちきれない染みを眺めながら歪んだ笑みを浮かべる男。

染みを見つけるやいなや、その香りを楽しむように顔を埋めるように香りを楽しみ、幾度となく染みを作り続けた年季の入った汚れを口内に含み舐め廻す。

挙げ句の果てには男の欲望の証しを包み込みながら犯されるように欲望を受け止める…。

「ダメ…そんな事しちゃ…私のパンティ…何回もパンティの上から…こうやって擦って…汚したパンティなの…。私のアソコの形が染み着いたようなパンティ…悪戯しないで…。」

薄い水色だったはずの下着は、指を強く押し当てられた事で、その形すら浮かび上がるほどに色濃く染みを拡げてしまう。

もうそこには意識などなく、辱められる下着を思い浮かべて快楽を貪るだけの行為。

果てなく続くかと思われた秘められた行為は、妄想の中で男の欲望を受け止めた瞬間、頭のてっぺんから爪先に鋭い稲妻で貫かれたかのような刺激が走り抜け…。

「あっ…ダメ…。ダメ…私のパンティ…汚しちゃイヤっ…あぁ…私のパンティ…凄い…男の人の濃い精液で…あぁ…ダメっ…いっちゃう…あぁ…私…パンティ汚されて…いっちゃう…いっちゃう…いくいく…ああぁ…いっちゃう…。いっ…くぅ…。んんん…。」

全身をビクビクと跳ね上げながら、長く続く全身の痙攣が快楽の強さを物語っている。

深く強く果てた身体は荒い息遣いにゆっくりと大きく揺れて見える。

「やだ…私ったら…。」

いき果てると途端に罪悪感に見舞われる。
何か悪いことをしたような…後ろめたさに全身が震え上がる。

慌てて乱れた衣服を整え、何事も無かったかのように振る舞うものの、その事実を知る者は自分だけだと思い直すと、つい照れ隠しの苦笑いが表情を歪めた。

そして今日は待ちに待った週末。
日頃のストレスから解放される穏やかな時間が流れるはずだった。下着が盗まれたことを知るまでは…。

「さてっ手気分転換に出掛けようかな…。」

力なく横たわったままどれほどの時が流れたのだろう…。不意に思い直すとまるで別人のように支度を調えると玄関から飛び出していく。

もちろんあの話を聞いた友人とのランチの時も、下着を盗まれた話はしていない。
お互いその話題を避けていたのか…目の前の友人も私と同じように自分で慰めたのだろうか…。
そんな想いを打ち明ける勇気などあるはずもなかった。

一日楽しい外出を終え、十分にリフレッシュして帰宅するとポストに宛名もない封筒を見つける。

「何かしら…。またくだらないダイレクトメールとか…?」

宛名もない封書は、だいたいそんなものだと辟易した表情で見つめたのも束の間、封筒がどこか湿っているように感じ、私の中の何かが即座に反応する。

「まさか…。そんなことは…。」

慌てて封を開けると想像通り盗まれた下着が出てきた…しかも…生臭いような淫靡な香りも溢れ出るように…。

「あっ…イヤっ…私のパンティ…。」

欲望の香りを纏った下着を取り出すと、未だ滑り気を損なわない液体がベットリと付着したクロッチを見つめる。
その表情には嫌悪や恐怖は無く、どこか蕩けたような視線を向けて…。

「こんなに…。私のパンティに…こんなにベットリと…。やだ…ホントに汚されちゃったんだ…。匂い…嗅がれて…味見もされて…。汚れが落ちきれないパンティ…こんなに…汚されて…。」

下着を広げると、更にモワッと立ち上る香りが私の鼻腔を擽る。本来、こんなモノを返されたとしても、間違いなく真っ直ぐにゴミ箱行きになるはず。

ところが私はと言うとです汚された部分を…汚した粘り気を…マジマジと見つめ、どちらかと言えば何かを欲しているかのような蕩けた表情を浮かべてしまう…。

「私のパンティで…こんなに…?こんなにたくさん…汚してくれるほど…楽しんでくれたのかしら…。
そうよね…きっと楽しんでくれたから…それを教えるために…こうやって返してくれたんだ…。」

もはや正常な判断はできなくなっていた。
盗まれたことを…汚されたことを…誇らしくさえ感じてしまうほどに狂い始めていた…。

眺めていた視線は更に物欲しそうなものへと変わり、眺めていただけの行為に変化が生じる。

クロッチを広げて左手の手のひらに置くと、右の人差し指がクロッチの上に粘る液体を掬い取るように動き、そのまま指先を鼻先へと運び…。

「あぁ…凄い…もの凄く臭い…。男の人の…この匂い…もう随分振り…。」

自分が求めていたのはコレなんだと感じてしまうような幸福に包まれているような感覚。

手のひらに載せた開かれたままのクロッチを鼻先へと運び、意識を狂わすような香りを胸いっぱいに吸い込むと、スカートの中に差し込んだ指先は粘り気を纏ったまま股間へと運び下着の上に擦りつけるように…。

「あぁ…イヤっ…誰だかわからない男の人の…精液…私のパンティを汚した精液…今私…穿いてるパンティに擦りつけてる…。」

下着の上を這う指先にヌルリとした感覚が伝わる。
自ら発した滑りとは違う淫靡な滑り。

汚されたクロッチから掬い取ると自ら身に着けた下着に塗り拡げるように擦りつけ…。

「あっ…凄い…知らない男の人の精液…パンティに塗りつけるなんて…あぁ…こんな事…こんな事しちゃったら…おかしくなっちゃう…。」

朝、股間を弄り染みを作ってしまった下着をそのままに出掛け、いつの間にか乾いたはずのそこは再び潤を染み込ませていく…。

「あぁ…誰なの…私のパンティの…この精液…誰の精液なの…?」

つい最近まではそんな事が起こっているとは思ってもみなかった下着の盗難。
しかし身近な友人からその被害について話を聞かされた私は、頭の中で繰り返される妄想が現実になって襲い掛かってくる興奮を感じていた。

実際に盗まれ汚され見せつけるように返された下着。
あろう事か勝ち誇ったかのようなメッセージまで…。

それでも繰り返し妄想していた事を自身に降り掛かる災難として目の当たりにすると、それは恐怖や怒りではなく、興奮や昂りとなって私の心を惑わした…。

「洗濯済みのパンティでも…こんなに汚されて…。もし…洗ってないパンティだったら…?」

普通なら考えるはずもない妄想に取り憑かれ、今まさに恥ずかしい染みを拡大させている下着をそのまま吊したら…そんな興味が私の中に芽生えてしまう…。

「こんなに恥ずかしい染みを作ったパンティ…。どこの誰だかわからない男の人に差し出しちゃうなんて…恥ずかし過ぎるけど…どんな事されちゃうのかな…?また汚して…返してくれるのかな…?」

妄想が更なる過激な妄想を呼び、夜を待って洗濯物の中に、今穿いている洗濯していない下着を混ぜてベランダに干してしまう…。

昨日と同じようにキッチリとカーテンを閉ざして、物音や気配に気を配りながら過ごす私の鼓動は高鳴ったまま…。
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投稿者:新藤雄二 ◆17Mw7dBk/w
2024/08/14 12:58:51    (NCAH8kLu)
封筒に入れた返却物。
昨夜、果てた後、そのまま差し込んだことで投函されたその時も乾ききってはいなかった。
それどころか、手にした瞬間に感じる湿り気。
心当たりがなければ気持ち悪くてそのまま捨て去りたくなるほど嫌悪感を与えている事だろう。

「くくっ…。
ちゃんと中身を確認してくれるかな…。
そのまま捨てられたんじゃ…、せっかくのプレゼントが台無しだからな…。

まぁ、プレゼントをもらっているのは…俺の方なんだが…。」

夕刻を過ぎる頃だというのに、まだまだ外は熱気に満ち、そんな時間を感じさせないほど額に汗を滲ませる。
油断すればその汗が頬を伝い、首筋を伝う。
変装用に纏った配達員の制服は早々に脱ぎ捨てたが、中に着ているTシャツは既にぐっしょりと汗に濡れていた。

「今夜もまた…お邪魔しようかな…。」

そんなことを呟いた時、男は一人の女とすれ違う。
互いに額に汗を滲ませながら、男が歩いてきた方向へと歩いていく。

男は京子の雰囲気は何となく覚えていたが、はっきりと顔を覚えていたわけではない。
男はスーツ姿の京子の印象が強く、普段着の女を見たことがなかった。

日中であれば、こうして難なく通行人がすれ違う道。
そう、夜更け、あれだけのギャップを感じさせるほどの暗闇にさえならなければ…。
薄い笑みを浮かべながら、そんな男を無意識に避けるようにすれ違っていく女…、この後昨夜の失われた下着の返却に気づき、心を震わせ、身体を弄ばれる感覚に陥るのだろうか。
互いに面識はない、それが一層「誰とも知らない者に汚される」フィクション感を強め、歪んだ性癖を持ち合わせている者なら、まるでヒロインにでもなったかのような感覚に囚われ、只偶然起きたこと、それも被害者であるはずなのに、「選ばれた」ような錯覚に陥っていくのかもしれない。


……
………

時刻は再び、日付が変わった少し経った深夜。
元々一人暮らしの家計が少なく、治安の良さも相まって家族連れが多く住む地域。
しかし夜の暗さだけを懸念し、どこの家も早々に就寝を決め込んでいた。

男は予感していた。
今までなかったものが急にそこに現れた理由。
多くはないにしても、わずかだとしても、そこに干すことへ好奇心のようなものがあったんじゃないか、と。

それに対する泥棒、変質者の返答、応えのようなものを目の当たりにした女が何の反応も示さないとは考えにくい。
あるとすれば、盗まれたことを自覚して連日のように下着を晒すのか、怖くなり本当に何も干さなくなるか、そのどちらかどう。
股間に疼きを感じる。
しかし、男の経験が告げていた、きっとまたそこに下着はあるはずだ…と。

「ほぉら…。やっぱり…。」

視線の先にあるベランダ。1階、角部屋。
死角の多い場所だが、ポイントポイントで様子を確認できる場所は確実に存在する。
週末、一人暮らしの大人が住んでいる、割には既に電気は消えている。
就寝するには少し早そうな時間だが…。

「まぁいいさ…。
どうせやることは変わらない…、あんたがそこに今日も下着を晒したって時点で、変わらない。」

罠…?否。
男の勘は、女が興味の方に触れていると確信していた。
そっと策に手をかけ、茂みの隙間を避けるようにくぐり、ゆっくりと壁をよじ登る。
慣れた動き、仕事柄何かに登る行為は慣れたもの。
相応の筋肉が身に付き、より動きは洗練され、物音を立てないことは容易。
すっとベランダの隅に身体を落ち着けると、そのまま靴を脱ぎ、洗濯物の方へ。

「洗濯が終わったばかりのようだな、まだ湿って…ん…?」

まず手にしたのが、先ほどまで京子が人知れず耽って汚してしまった水色の下着。
しかし洗濯直後の湿り気…いや、というよりかなりぬるっとしている。
そしてどこか身に覚えのある臭い。男は確信した。

「これ…洗ったやつじゃないな…。
そうかそうか…、俺からのお礼に…興奮しちまったか…飛んだ変態のようだな。」

ズクン…。
高鳴る鼓動、心臓の動きが一気に加速するのを感じる。
すっと視線を向ける先はカーテンがぴったりと閉じられた京子の部屋。
物音を立てるなどというドジは当然踏んでいない。

ジー…。

男は大胆にもその場でチャックを下ろすと、既にいきり立った男根、反り返る竿を握り引き出す。
そっと手に取った使用済み、使用直後の下着…よく見れば一部が少しシミが濃く色を変えている。

時間をかけるわけにはいかない。
しかし、欲情が…京子の中の狂喜に震わされ、男の手は止まらない。
昨夜同様にそっとモノの先端に覆いかぶせると、

クチュ…。

そんな小さな水音でさえ、今は鼓膜を揺らしているかのように大きく聞こえる。

「は…は…。」

普段は何十分も楽しむところ。
射精感を感じながらも、自らで焦らしを加え、じっくりと。
竿を握り、ゆっくりと上下…亀頭が膨らむのを感じ、より肥大し、硬度が増していくのを感じるのだ。
ただ、今夜はその限りではない。

「くっ…。」

数分…、まるで初めての口淫で耐え切れなくなった童貞かのように惨めに果ててしまう。
しかし屈辱ではなかった。
新しい雌に…、発情した雌に巡り合った感覚。
どろっとした欲望が、大きく作られたシミと絡み合うように、混ざり合うようにべっとりと付着している。

パキンッ

部屋の中にいる京子に知らせるように、小枝が折れたような音が響く。
慌ててベランダの扉を開ける京子、しかしそこに男の姿はない。

そして朝方の衝撃、数を減らす下着。
しかし、下着は数を減らしてはいなかった。
ただ…、京子の鼻腔を擽る「記憶に新しい臭い」

ポトッ…。

雫のようなものが目の前で滴り、ベランダの床に落ちる。
それは男がつい今しがたまでそこにいたことを、そして果てたものが大量に付着、汚された直後だということを知らせた。

そして添えられたメモ、それは封筒の中に下着と入っていたものと同じ柄のメモ。

<楽しんでいただけているようですね…。
明日はもっと良い物を…差し上げますよ…、竹本…京子さん…。>

封筒を届ける際に偶然見かけた郵便物、そこに掛かれた宛名。
変質者がそこにいた。
そして流されるように乱れた自身。
そんな男に名前を知られる。

崩れていく理性、晒される内なる欲求。
瓦解、崩落していくプライバシーという名の絶対的な防衛線が、少しずつ確実にもろくなっていくのを感じさせる。

これ以上従えば、どうなるのか…。
男は下着をもっと晒せ…と言っているわけではない。
ただただ、京子という女が狂い始めていることを喜んでいるかのように。
メモは、そんな京子をあざ笑っているかのように、雑で…くしゃくしゃで…、言葉とは裏腹にぼろぼろの走り書きだった。
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投稿者:竹本京子 ◆A7QXPpXKAU
2024/08/14 13:59:11    (tAZ5tQgY)
「今夜こそ…どこの誰なのか突きとめてみせる…。」

その言葉は使用済みの恥ずかしい下着をベランダに吊り下げる破廉恥な行為を自分自身の中で正当化するための言葉。

そう…あの汚れたままの下着は卑劣な下着泥棒を誘き寄せるための甘い罠…。

そうすることで自分の行いが正当化され、被害者である事を演じ続ける事ができる。

自らの欲望を自身で否定しながら欲望に背中を押された行動が可能になるはず…。

その想いが私の行動を更に大胆に変えていくかもしれない懸念はもちろんあった。
それでも被害者を装い、悲劇のヒロインに憧れる被虐心すらも私の中に芽生え始めていたのかもしれない。

カーテンを閉ざして部屋の灯りを落とす。薄暗い部屋の中、遮光性に優れたカーテンは部屋の灯りを漏らさない代わりに、外の世界と隔てる能力も高く、そこに何があるのか、誰がいるのかすらも判別する事はできなかった。

ほんの少しだけ隙間を空けておけば…もちろんそんな想いもあったものの、ここで窃盗犯とはち合わせる事は恐怖…いや…この先の楽しみが奪われてしまうような気がしていたのかもしれない。

ほんの僅かな変化も感じられるように、五感を研ぎ澄ませていたはずだった。

まさに蟻の足音すら聞き逃すまいと意識の全ては窓の外側に向けていたはず…だった。

小さな細い枝を踏むような音が私の鼓膜を揺らす。
慌ててカーテンを開き窓を開いたものの辺りに人の気配は無い。

「えっ…空耳だったのかな…。」

確かに聞こえた…。それがすぐそこのベランダで聞こえたようでもあり、マンションの敷地の生垣近くで発せられたようにも感じる不確かな物音…。

「何だったんだろう…。」

そう呟き異変がない事を確認し終えた私は部屋に戻ろうとした瞬間、生暖かい南風が私の鼻腔に意識を惑わす香りを届けてくる…。

「えっ…!?何…!?」

それは先程まで楽しんでいた汚された下着から発せられる淫靡な香りと同じように思えた。

部屋の中からではなく、外からベランダを通り抜け部屋の中に吹き込む風に乗って…。

「下着の数は…干したままの数だし…。例のパンティは…。」

他の衣類に囲まれるように干されていた汚れたままの下着に手を伸ばそうとした瞬間…私の視界に何かが滴る様が飛び込んできた。

「えっ…。」

床に垂れ落ちるそれは、白く濁り粘り気が強いもののように糸を引きながら放射状に飛び散っている。

「えっ…まさか…!?」

干したままの姿で汚されて返される事は考えても居なかった。
干したままに汚されたのは…一度持ち出して戻しに来る二度の侵入を音もなくこなしたのか…。

それとも…この場で淫らな行為に及んだ結果を示していったのか…。

思わず例の下着に手を伸ばすと、僅かに温かみの残る粘り気が私の指先に纏わり付く。

「うそっ…まだ少し…温かい…!?そんな…今しがた…まで…ここに…誰かが…!?」

自室のベランダ内に侵入した何者かが、干してある下着を物色して事もあろうにこの場で射精して帰ったのかと思うと、昂ぶりが込み上げてくる。

それをおかしい感覚と捉えるまともな自制心はどこかに吹き飛んでしまったのだろうか…。

誰かが侵入し、下着を物色してこの場で下着に精液を放って帰るなど、本来なら恐怖でしかないはず…。

それなのに私は…そこに添えられていたメモの言葉のように楽しんでしまっていたのかもしれない…。

「ここで…誰かもわからない男の人が…私の汚れたままのパンティに…精液を…。」

妄想が現実を掻き消しそうなほどに浸蝕し、頭の中にはベランダで人知れず欲望を放つ男性の姿が思い浮かぶ…。

「この…汚れたパンティ…普通じゃないほどに濡らしちゃったパンティ…男の人に…悪戯されて…最後に…タップリ…汚していって…くれたんだ…。」

クロッチとは言わずどこもかしこも精液まみれのような下着を手に部屋に入ると、何も躊躇うことなく汚された下着を鼻先へと運び、その滑りの中に鼻を埋めるかのように淫靡な香りで包み込む…。

「あぁ…なんてイヤらしい匂いなの…?男の人の精液の香りと…私が濡らした女の香り…。
交ざり合った香りは…あの時の香り…生でセックスしたあとに…お口で掃除させられる時の香り…。」

過去に付き合った男達から教え込まれた行為を思い起こし、当時は嫌悪を感じていたはずの行為が、何故か恋しく思えてしまう…。

「あぁ…精液と…私の蜜が交ざり合った香り…。
お掃除するときと…同じ香り…。」

頭の中に過去の男達とのその時の光景が思い浮かび、汚されたばかりの生温かい粘り気を保つクロッチ部分に舌先を這わせてしまうと…。

「あぁ…苦い…。やっぱり…コレは精液…。誰が出したかもわからない精液を…あぁ私…私の蜜と一緒に…舐めちゃってる…。」

窓辺に立ったまま指先に精液を纏ったままスカートの中に忍ばせていくと、下着を掻き分けるように横にずらして、既に涎を垂らさんばかりの割れ目の上から擦りつけるように…。

「あぁ…いやっ…私のアソコに…精液が…。ああぁ…誰のものかもわからないのに…。あぁ…ダメっ…指入れちゃったら…精液も…入っちゃ…あぁ…入っちゃった…精液がベットリと着いた指…オマンコに…入っちゃった…。」

指先に纏った精液もろとも割れ目の中に深く沈み込ませてしまう。
そこから取り出した指を愛しそうに舐めあげ上げると、再び精液を纏って割れ目の奥深くへ…。

「ダメっ…私…犯されてるみたい…生で…中には出されて…お口で掃除…させられて…。
あぁ…やめて…犯しちゃいや…そんなに奥に…出しちゃダメ…。」

妄想の中で犯される姿を思い描きながら、立ったままの自慰行為はあっという間に果て、その場へ力なく崩れ落ちた…。

少しだけ冷静になった私は、改めてメモ紙に視線を落とし、名前すら流出してしまった事に驚き、もう逃れられないところまで堕ちている事を覚る…。

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投稿者:新藤雄二 ◆17Mw7dBk/w
2024/08/15 05:30:57    (Q5s94veO)
「…ふっ、やはり気づかなかったようだな…。」

昨夜と違うのは、男はすぐにその場から遠くへと離れなかったこと。
もちろん、ベランダからは死角になる位置、しかし自分からはベランダの様子がある程度は見える位置。

パキンッ。

京子が耳にした枝が折れた音は空耳ではなく、男がわざと鳴らした音だった。
持ち帰らず、リスクを犯しながらもその場で堪能し、果て、汚した下着をその場に吊るしなおしてその場を離れた。
その行動にはもちろん、意味があった。

「…。」

枝が折れる際に響いた音は、はっきりと京子の耳に届いたようだった。
その音からインターバルは数秒程度、カーテンは開き、ベランダの窓が開かれる。
遮光性の高いカーテンだったことは、そのインターバルの短さで想像がついた。
音に気付き、電気をつけてから窓を開けたのであれば、あれほど早く顔を見せる事はないだろう。

「…。」

ベランダは南向き、朝日や夕日が強く室内に差し込むことはあまりないだろう。
にもかかわらず、中の明かりが一切漏れないほどの遮光カーテンを使用していることに、用心深さも同時に感じていた。
少しずつ見えてくる、竹本京子という女の人物像。

「…。」

そんな京子が下着の変化に気づき…驚いた様子。
想像通り…想定通り…。

「…。」

しかし、男にとっての想定外は、開け放ったベランダ脇で京子がそのまま事に耽ってしまったこと。
もちろん、嬉しい誤算。
京子は男の想像の一回りも、二回りも淫らで、惨めな性癖を露呈していた。

「…、終わったみたいだな…。」

男はすっと耳に据えたイヤホンから指を離す。
京子がベランダに姿を見せてから十数分程の時間。
暗がりの中からスマホをベランダに向けて、撮影。
しかし残念ながら、肉眼で確認していた内容程鮮明に撮影はできていなかった。

「さすがにこの暗がりじゃ厳しいか…。まぁいい…こっちの方が今回は良い土産になったぜ…京子さんよ…。」

イヤホンから伸びるケーブルがつながる先、ポケットの中に忍ばせた藻場入りバッテリーのような黒い塊。
そこへ手を伸ばすと、スイッチのようなものをOFFにすると、そのまま脱力しその場にへたり込む京子に背を向け、その場を後にした。

帰宅後すぐにPCのある部屋へと向かうと、スマートフォン、そしてポケットに入れていたモバイルバッテリーのようなものを接続する。

「やっぱり動画の方は厳しいな…。
まぁ、これはこれで臨場感があっていいか…。」

モニターに映し出されたのは先ほどスマホで撮影した動画。
カーテンが開いた瞬間から撮影は始まっている。
内容的にはベランダに向いて悶え、喘ぎ、よがる瞬間が映っている動画ではあるが、手前が暗く後ろの部屋明かりが逆光になり、言われないと何をしているかわからないレベルの動画になってしまっていた。

「想定内だ…、雰囲気だけもわかればそれで…。しかしこっちは上々だな…、くくっ。」

接続されたモバイルバッテリー内のファイルには音声データが一つ記録されていた。
ダブルクリックし、その音声データを再生すると…。

---

「この…汚れたパンティ…普通じゃないほどに濡らしちゃったパンティ…男の人に…悪戯されて…最後に…タップリ…汚していって…くれたんだ…。」



「ダメっ…私…犯されてるみたい…生で…中には出されて…お口で掃除…させられて…。
あぁ…やめて…犯しちゃいや…そんなに奥に…出しちゃダメ…。」

---

そう、流れるのは京子の、決して誰にも聞かれてはいけない音声。
それもただの自慰中の音声、いわゆるオナ声ではない。
明らかに誰かもわからない人間に汚された下着、その下着に付着した精液に興奮、欲情し喘ぎを漏らす音声。
最後は消え入りそうな声で、犯される妄想までを口にし崩れ落ちる音までが入って終了になっていた。

「しかしここまでの変態とは思わなかったな…。
今までにも盗まれた下着に付着した精液、欲情する女はいたが…。
何度も盗み、返し、盗みを繰り返した後の話…そういや、その女の家も近くだったな…。
確か年齢も似たようなものじゃなかったか…。

まぁいい、俺も一度に何人も遊んでやるほど暇じゃない。
より楽しめる女で楽しむだけの話しさ…。」

気になる言葉を口にする男。
しかし、そんなことを京子が知ることはない。
男はそのままPC上でメモツールを開くと、徐に文字の入力を開始する。

<想像以上に悦んでいただけたようですね、貴女ほどの反応を見せてくれる女性はそうはいない。
先日も一人、良い反応を見せてくれる方はいたんですがね…。それでも、貴女ほど「早く」はなかった。

お味はいかがでしたか…?
好みもあるでしょうからね…、長いお付き合いになりそうだ…それなら臭いも…味も…貴女好みの方がいいでしょう。
しかしそればかりは相性だ…、早々都合よくはいきませんね。

無駄話はこれぐらいにして、約束通りプレゼントを差し上げます。
PCでもスマホでも、お好きなものでお聞きになってください。
これが本当の貴女の姿…ということなのでしょうね…?

ぜひ感想を聞かせてくださいね。
それと…、もし感想が聞けなかった場合…、同じものを貴女のマンションの各階、各部屋にお届けすることになってしまいます。
くれぐれも忘れないでくださいね…?>

メッセージの最後には完全にフリーのメールアドレスが記載されている。
脅しともいえる文句を最後に添えてはいたものの、必要ないと思っていた。
この数日で急速な反応を見せた女が、無視するなどあり得ないと踏んだからだ。

「まぁ、脅されて仕方なく応えるしかないんだ…、なんて従う理由を作ってあげた方が…ね。優しいな…俺は。」

京子の性格を知ってか知らずか、保険にすら考えてもいない脅し文句にはそんな意図を乗せていた。
後は如何に早いレスポンスがくるか、どんな内容なのか…そこが楽しみではある。

翌朝、京子にも見覚えのある封筒に印刷したメッセージ、そして音声データの入ったメモリーカードを入れてドアポストに投函。
インターホンを鳴らすだけ鳴らして、男はその場から足早に去っていった。



【お返事遅くなりました。

初回から変わらず魅力的な描写を頂きとても楽しませていただいてます。
始まったばかりではありますが、より長くお付き合いいただければと思っておりますので、現時点で感じているやりづらさなどあればおっしゃっていただけると修正していきますのでよろしくお願いいたします。
また、まだまだ手探りで展開している部分もありますので、展開先にご希望とかあれば先々で盛り込めればと思っておりますので合わせてお知らせいただければと思います。

宜しくお願いいたします。】
16
投稿者:竹本京子 ◆A7QXPpXKAU
2024/08/15 10:51:33    (JVnSWbUr)
「はぁ…はぁ…はぁ…。」

ベランダに崩れ落ち肩で息をするほどに呼吸を乱していた。
今でこそ着衣の乱れはないとは言っても、僅かな記憶を辿ってみれば、いかに淫らな姿を晒していたのかが思い起こされた。

「やだっ…私ったら…。」

休に現実に引き戻されたかのように部屋に飛び込むと窓とカーテンを勢いよく閉ざす。

「私…なんて事を…。ベランダで…なんて…。」

僅かに冷静さを取り戻した私は自らの行いが信じられないように呟く。
あれは幻…妄想であって欲しいと願うような不安混じりの心細さが私を襲う。

しかしそれは…紛れもない現実。外は暗闇に沈んでいるとは言っても、ベランダに降り注ぐ部屋の灯りは私を如実に照らし出していただろう。

真夜中とは言え、どこから誰かが見ていないとも限らない。
そんな危うい状況の中で私はあろう事か自慰に耽ってしまうなど今までの私なら考えられなかった…。

妄想だと…ただの願望が脳内再生されただけだと思い込みたい私を現実のどん底に突きおとすかのように、手に握られたままの下着。

力強く握り締められた下着から溢れ出るように手首にまで滴る白濁した粘液。
紛れもなく下着を悪戯されて汚された証しが私の手の中に存在するのだから…。

「誰も…誰も見てなかったよね…?大丈夫…誰にも見られてない…。」

ベランダで自慰に及んだと言っても、窓辺にもたれ掛かり、捲り上げていたとは言え局部を弄る指先は長めのスカートが覆い隠してくれていたはず。

不自然に身体を揺らしていたとは言っても、一見しただけでは自慰行為とは思われないかもしれない…。

「大丈夫…誰にも気づかれてないから…。」

都合のいいように解釈する言葉を呟く。それは今日の行為を自分の中で正当化したい想い。
それは自己保身の為であったはずの言葉。

今日に限っては安全安心を思い込ませる為の言葉であったはず。

しかし心の奥底で暗躍する欲望が私を操るために発した言葉だとは…深い意味がある言葉だとは気づく余裕などなかった…。

心の中に重みを増す不安を拭い去るように呟いた言葉で無理矢理打ち消し、快楽を味わい満たされた身体は休息を求めるように意識を奪っていく。

微睡みから深い眠りへと落ちるまでにそれほど時間はかからなかった。

朝日が窓辺を照らし、僅かに部屋の温度が高くなると蒸し暑い不快さからか自然と睡眠から覚醒した。

「昨日…ここで寝ちゃったんだ…。」

ソファーにもたれるように床で目覚めた私は、昨日の夜のことは夢の中で起こった事のように思えてしまう。
それを否定する左手のこわばり。

滴った粘液が乾燥して手首までを引きつらせているように張りついていた…。

「昨日…凄いことしちゃったんだ…。」

現実を突きつけられ、気怠い身体を引き起こすと浴室に姿を消す…。

淫らに汚れた身体を清めるかのように丁寧に全身を洗い流し、スッキリとした表情でリビングへと戻る。

昨夜の行いとは打って変わって穏やかな時が流れていた。その穏やかさを搔き乱すインターホンが…。

途端にビクンと身体を丸めて固くしてしまったのは、前回の汚された下着が返された記憶が蘇ったから…。

恐る恐る玄関に近づきドアスコープを覗き込んでみても誰の姿もない。
ドアチェーンをかけたまま、ゆっくりと扉を開いてみても、やはり誰もいない…。

「えっ…!なに…!?」

前回同様、姿の見えない訪問者に僅かながら恐怖を覚える私の視界に見覚えのある封筒の角が見えた。

「えっ…!?コレって…。」

今回は下着は盗まれていない。それなのにこの封筒がここに存在する意味がわからない。
この中にはいったい何があるのか…。

想定外の事はやはり恐怖を感じてしまう。
震える指先で封筒を抜き取ると、怯えた表情のままリビングへと向かう。

「今度は何…?何が入ってるの…!?」

恐る恐る封を開き、中をそっと覗き込むと1枚の紙が…。
取り出して開いてみた私は愕然とした表情を浮かべる。

「どっ…どう言う事…!?コレって…どう言う事…!?」

まるで一部始終を眺めていたと言わんばかりの言葉達。その内容は微かな記憶の中に存在する自分自身に重なり合う…。

「うそっ…見られてた!?」

頭の中が混乱していた。いったいこの手紙の主は誰なのか…。昨日の行為をどこから見ていたのか…。
淫らな行為をどのくらい知られてしまったのか…。

手紙を読み終わると慌てて封筒を逆さまにすると、中から1枚のメモリーカードが転げ落ちてきた。

「コレが…プレゼントって…。私の本当の姿って…!?」

全身がガタガタと震え始めた。手紙に書かれていた文字を見る限り、一部始終を覗かれていた事に間違いはない。しかも同封されたメモリーカードが…おそらくその姿を映しているに違いない…。

「まっ…まさか…覗かれて…盗撮まで…!?」

震える身体は言うことをきかず、パソコンへ向かう足取りもいつものそれとは違った…。

文字通り『なんとか』辿り着いた私はパソコンを立ち上げメモリーカードを挿入する。

「この中には…いったい何が…。」

不安と恐怖。そんなものが私を支配していたのかもしれない。そこには快楽の要素も昂りの兆しもなかったはずだった。
画面に映しだされた瞬間…私の鼓動は早鐘の如く高鳴ってしまう。

カーテンを開け放つところから一部始終を撮影されていたことを知る。
映像に関しては不鮮明でハッキリとは映っていなかった。それでも何事かの雰囲気は伝わってくる。

そして私を惑わせたのは映像よりも音声だった。
鮮明に記録された音声は、私の呟きを克明に捕らえていた。

誰にも聞かれていないはずの小さな呟きが、一言一句漏らさずに記録されていた…。

「やだっ…こんな事…こんなに恥ずかしい事を…言ってたんだ…。」

曖昧な記憶の中では何を言っていたのかまでは覚えていない。改めて記録された音声を耳にすると赤面どころではない羞恥が襲い掛かってくる…。

初めこそ驚愕の表情を浮かべて恐怖を感じていたはずの私は、私自身の淫らな様を何度も何度も…繰り返し再生しては、与えられる羞恥を味わってしまう。

「こんな姿が…誰かに見られちゃうなんて…綺麗には映ってないけど…オナニーしてる雰囲気は…伝わっちゃうよね…。」

「私…こんなに恥ずかしい事…言ってたんだ…。こんな事…誰にも言えない…聞かれたくない言葉…なのに…。」

見られてはならない…聞かれてはならない…。
そんな想いを全て打ち砕く文章とメモリーカード。

「コレを…マンションに…!?そんな事ダメっ…恥ずかしすぎるし…ここに居られなくなっちゃう…。
どうしよう…感想って…言われても…。
でも返事しないと…この映像がマンション中に…。」

必死で廻らす思考。現状できる限りの想定を脳内で繰り広げる。
しかし、相手にコンタクトを取る以外、この状況を打開する術など見つかるはずもなかった…。

「やだっ…ダメっ…知らない人に連絡網するなんて…怖い…。」

誰にも気づかれていないと思っていた行為が、覗かれて盗撮までされてしまえば言い逃れはできない。
その明らかにされたくない事実を秘匿するためには、手紙の言葉に従うほかなかった。

自らの意思ではない…。淫らな行為を求めている訳ではない…。秘密を守るために仕方なく…。

思考を廻らせた結果、導き出された唯一の方法を正当化するための逃げ道と言うべき考え…。

それ以外に私を納得させる方法など見つからなかった。手紙を開くと指定されたアドレスにメールを…。

≪あなたはいったい誰ですか…?
下着泥棒も…盗撮も…犯罪ですよ…?≫

と打ったものの、相手の気分を損なわせるのは得策ではない。素直に要求に従うことが身の安全を確保できると思い直し、その文字のあとに続けて…。

≪味…ですか…?ん…苦い…苦かったです…。好みとか…そう言うのは…よくわからないです…。≫

文字を打つと改めてその時の事が鮮明に思い出される…。指先に纏った精液を舐め、タップリと精液を塗りつけた指先を股間に這わせ、自らの粘液と混ぜ合わせた指先を舐め廻す…。

そんな淫らな光景が脳内に浮かんでしまうと、思考は淫らな方向へ傾き始める…。

「他にも私と同じように…?私ほど早くないって…。先日って事は…最近の話…?」

頭の中に下着泥棒を打ち明けてくれた友人の顔が思い浮かんだ。
私と同じように、もしかしたら私以上に真面目に見えるかもしれない友人。
その可愛らしい外見とは裏腹に、淫らな行為に及んでいたのかもしれないという疑念が頭の中に渦巻く…。

「まさか…あの子が…!?真弓に限ってそんな事は…。きっと他にも被害者がいるんだ…。」

そうで被害者…。外の誰かも…友人も…そして私も…。卑劣な下着泥棒に翻弄される哀れな被害者…。

そう思うことで逃れられない必然さを心の中に刻み込むかのように。

≪お願いです…こんなモノをマンションにバラ撒くなんて…やめて下さい…。ここに…住めなくなってしまいます…。≫

悲劇のヒロインを気取って打ち込まれた文字。
しかし頭の中では最近良い反応を見せた女性の事が気になっていた。
まさか友人だったら…。

友人を助けなければと言う想い。卑劣な犯人の意識を私に向けさせれば友人は助かる…。
そんな正義感の裏側に、友人へ意識を向けさせたくないと言う想いに私にだけ意識を向けていて欲しいと言う想いが込められているとは気づきもせずに…。

≪私…こんなに恥ずかしい事を…しちゃったんですね…。感想って…そうですね…まさか盗撮されていたなんて…考えてもみなかったので…恥ずかしくて…おかしくなりそうです…。
これで…これでマンションにバラ撒く事はやめてもらえますか?≫

昨日の夜は淫らに振り切っていたからこそ言ってしまった言葉。メールを打ちながらそれがひとつひとつ文字に変わっていくと言葉では言い表せない羞恥が襲い掛かってくる。

言うだけの事は言った…。要求には最低限従った…。
そんな想いがメールを送信するための親指に力を与え、打ち込んだ文字達が見知らぬ者の元へと送られていく。

しかしながら…頭の奥に引っ掛かっている事を尋ねる事はできなかった。『先日も一人…良い反応を見せてくれる方…。』それが友人の事なのだろうか…。

【ありがとうございます。
こちらこそ楽しませていただいております。
考えている事の全てを文字にするのが難しくて、わかりづらい表現もあるかと思います。
なんとなくでもご理解いただければと思います。
今のところやりづらさは感じません。希望も話が進む中で生じるかもしれませんので、その時はお願いしたいと思います。
よろしくお願いします。】
17
投稿者:進藤雄二 ◆17Mw7dBk/w
2024/08/15 15:51:16    (Q5s94veO)
返事は来るだろう、理由は二つある。
一つはリスク。
あくまで保険程度で付け足した脅しのような文句。

普段の身だしなみ、きちんとした身なりで出勤する様子からも、ある程度信用に関わってくる仕事に就いていることは想像出来る。
加えて、住んでいるマンションもオートロックこそ無いものの、部屋数も多く住人も多い。
一人暮らしよりも家族で住む層が多く、プライベート、勤務先問わず顔を合わせる住人が多いのも確か。

音声データ、あるいは不鮮明ながらも撮影された動画がマンション中の住民に晒されるリスクは想像を絶する。
比較にならない人口比率とはいえ、まだネットにたれ流されるほうがマシかもしれないと思えるほど。
それほどに避けたい事だろう。

二つ目はシンプルな好奇心。
性癖、欲求に突き動かされ、従うことで煽られる被虐心、あるいは更なる非現実的な刺激、興奮を得られると考えてしまうだろうということだ。

きっかけこそ男は知る由もなかったが、その日からの京子の行動は男の想像を超えたと言える。
そんな女が、この期に及んで黙りを決め込むとは考えにくい。

そんな根拠を持って、男は京子からの連絡を待った。
差し出したこちらの情報はフリーのメールアドレスだけ。
そんなものだけではどうしようも無い。
むしろ、被害状況の報告以上の興奮を感じ、変態的な行為に耽っているの京子の方。
抵抗するにしろ従う意思を見せるにしろ、誰かの手を借りることなど有り得ないだろう。

唯一相談できるとすれば、先日相談を受けた友人くらいのものだろうか。
もっとも…。

興奮した…?
匂い嗅いだ…?
舐めた…?
擦り付けた…?
犯される妄想をした…?

なんて露骨な言葉を掛けられるはずも無い。

可能性があるとすれば、男に直接的問いかけることだろうか。
同じ被害に会っている女性のことを…、いや、むしろ同類の存在についてを…。

彼女、かもしれないその同類は今はどうしているのか…。
どこまで応えたのか…。
心のどこかで感じたい、私だけじゃないという安心感。
自分のリアクションはおかしくは無いと、試しただけ、捕まえるための努力、あるいは脅されて仕方なく、そんな自分正当化できる要素がそこにあるかもしれない、と。
その全てが男に更に都合のいい状況を差し出してしまうだけだと言うことに、気づく余裕もなく。

そんなことを考えていると、メールの通知が入る。
普段滅多に使用するものでは無いツールの通知。

「犯罪…。
そりゃそうだ、にしても冒頭は嫌に冷静に見えるな…。

あくまで俺の機嫌を損ねないようにはしたいが、出来れば止めさせたいって所か…?」

メールとはいえ、皆無だった京子からの連絡手段を与えたことに変わりはない。
冒頭から全力で怒りを露わにする文脈が現れるか、あるいは命乞いに近い許しをこう文面が現れるくらいだと想像したが、そうでは無かった。

断定ではなく、疑問形の文脈。
そして、続くのはそのまま聞かれたことへの返事。

もちろん、手紙に添えられたメッセージはその順番だった。
それは間違いない。
しかしどうだろう…?シンプルに解放されたい、あるいは何としても最悪、住民の前で丸裸にされるのは何としても避けたいはず。
そこを哀願することがもっと重要なはず、それが冒頭ではなく後半。
それも純粋な、感想を述べた後だというのは、どういう心理なのか。

「最高だ…、最高だよ竹本京子…。」

京子の心理状態を考えるだけで、そのメールの返信内容を読み返すだけで、興奮が高まってくる。
いつしか、そのメールの文面だけを眺めながら、男は股間を露出させその竿を強く握り、上下させ始めていた。

まるでゲーム。
どういうルートで責め、追い込み、精神的に屈服させるのかというシミュレーション。
ゲームオーバーは?
開き直って音信不通を決め込むこと、あるいは恥を忍んで警察に飛び込むことだろうか。

では、クリアは…?
実際に接触し、その身体を貪ること…?それも一つかもしれない。
しかし、今の男の頭の中はこうだった…。

「羞恥と興奮、異常な性的接触に魅了された女の内側にあるものを全部引きずり出し、堪能すること。」

遠慮がちにも見える京子からの返答に、なんと答えるか、律儀、真面目とも取れる返答に対する返答に、なんと答えるか。
男の指がゆっくりとキーボードを叩き始める。

「手紙にはあぁは書きましたが、別にバラ撒こうとまでは思っていませんよ。

大事になるのは困るでしょう。
でもそれはこちらも同じなんですよ。
私が今動いているのは、貴女の住む地域。
そこで事件として大きく取り上げられると動きづらくなるんです、だからこちらとしても、それは望んでない。

ある程度、私を楽しませてもらえればそれでいいんです。

踏み込んだ欲の解消は、別の対象でも可能ですので。」

男の選んだ答えはこうだった。
別の対象をチラつかせることで、何を思うのかを把握する。
答えの中に、自分は多くを求められない、そんな酷いことにはならないんだ、という安心感じみたものが見えるなら、徐々に苛烈に。
変に正義感、それが本心でも見せかけでも、を見せてくるなら、それを利用し、とことんまで貪るだけのこと。

どう転んでも興奮は潰えない。
楽しむだけ。
そしてさらに男は次の要求としてこう繋げた。

「下着だけを、吊るし続けてください。
お洗濯後の夜だけ、ではありません。
平日、祝日、週末、昼夜問わずです。

夜は貴女も知っての通り、人通りはほとんどありませんが、日中はその限りじゃない。

そんな所で、目線の先に下着だけが吊るされているベランダがあったらどうでしょうね。
どんな女が着けるのか、気になるはずだ。
そして、その道を通る度に考えるはずだ、今日はどうだ、と。

わかりますか?
貴女がお持ちの下着の全てを、公衆に、通行人に晒せと言っています。

変態おなにーが住人に晒されるよりよっぽど可愛いでしょ?
だって、洗濯物を干してるだけなんだから…。

もう一度言いますが、私の行動エリアは貴女の住まう地域です。
もし、従えなければターゲットが他に移るだけ。
勇気があるなら、拒んでも構いませんよ…?

また連絡しますね。
竹本京子さん。」

出来上がった返事を送る頃には、京子の返事から1時間ほど経過していた。

時刻夕方手前か。
返事は、京子のベランダを見ることで確認できる。
もちろん、返事も来るだろうが確実なのはそっちだ。

軽い食事を済ませた後、車に乗りこみ京子のベランダが確認できる一まで移動する。


【分かりづらいなどは一切ありませんので大丈夫ですよ。
むしろ小説を読んでいるような感覚で楽しませて頂いています。

要望等あれば、とお伝えしましたが、京子さんのこちらの意図を組みきった返答が魅力的なので、暫くはこのまま流していこうと思います。
いい意味で想定外に出会い、より淫らに崩れて行けたら理想ですね。
今回スマホで投稿しているので、文章もいつもよりおかしいかもしれません。
また文章量も少し少ないかもしれない、ご了承ください。】
18
投稿者:竹本京子 ◆A7QXPpXKAU
2024/08/16 09:34:06    (Co6dZClD)
友人の告白から迷い込んでしまったような非日常の世界。
下着を盗まれ…悪戯されて…汚されたものが返されて…。
どこかで行われていた卑劣な行為が、昨日は私の部屋のベランダで行われた脅威。

確かにそこに…窓ガラス1枚隔てた外側に、何者かが侵入し下着を物色して汚していたと考えれば、それは不安や恐怖や嫌悪以外の何もでもないはず…。

呆然と見つめるパソコンの画面には、そんな常識など感じさせない私の姿が映し出されている。

「盗撮…されてたんだ…。ベランダで…立ったままの…私…。」

映像は不鮮明ながらも、その行為そのものは雰囲気でわかる。
淫らな言葉を口にしながら…甘い吐息…いや…喘ぎ声を響かせながら自分自身を慰める淫らな姿。

ベランダに侵入された事は前回の盗難で確信はあった。しかし昨日は…私のテリトリーと言うべきベランダで下着が悪戯されて汚されるあり得ない行為が私を狂わせ、ベランダでの自慰行為へと導いた。

「こんなに…イヤらしいんだ…私って…。」

今までは一方的な被害者であったはず。
しかしこの姿を晒してしまえば状況は圧倒的に私が不利に変わってしまった。

放って置けば何も起こらないのかもしれない。
仮に業を煮やして映像がバラ撒かれたとしても、この映像の不鮮明さでは私だと特定することは難しかったかもしれない。

それでも私がコンタクトを取ってしまった理由…。

手紙の中に示されたもう一人の女性の存在。

「もしかしたら…真弓かもしれない…。家も近いし…あの子の部屋も1階だし…夜は真っ暗…おまけに敷地にある高い生け垣が周りからの目隠しになるし…。」

友人の部屋を知る私が立地から推測すれば、私の部屋よりも被害に遭う可能性は高い。

そんな友人が…私よりも更に真面目で純情そうな友人が…本当に下着泥棒によって悦びを与えられてしまったのだろうか…。

「いったいいつから…下着を盗まれてたの…?
何回盗まれてたの…?いつも汚されて返されてたの…?いつから…悦びを覚えたの…?」

そんな言葉が無意識に吐き出された私の視線は見るともなく虚ろな視線を意志とは無関係のように注がれる。

パソコンの画面に映る私の淫らな姿。それは手紙に書かれていた悦びを…表しているようにしか見えなかった…。

卑劣な行為によって引き出された快楽…。
悔しさも混じる切ない悦びとも言える…。

「あの子は…真弓は…悦びを与えられて…どうなってしまったの…?今は…あの子は…何をされているの…?」

それでも『貴女ほど早くはなかった…』と言う言葉が気になっていた。

その言葉はまさに他の女性と比較されている事に間違いはなく、不思議と対抗心のようなものが心の中に湧き上がる。

あの子が悦んでるなら…私だって…。
あの子が楽しませているなら…わたしはもっと楽しませることができる…。

何故か湧き上がる得体の知れない対抗意識。

ハッと何かを思いついたように顔を上げる。
色々と想いを廻らせる中で気づいた事…。
あの日、カフェで告白された時の友人の表情。

羞恥に染まり俯く顔色。それは怒りや嫌悪といった負の感情だと思っていた。
それに同調するように私も憤りを露わにし友人を慰めようとしたつもりだった…。

しかし…今にして思えば…友人はその続きを語ろうとしていたのかもしれない。それを言わせなかったのは私の怒りの表情だったのか…。

「あの表情…あの子…羞恥を与えられて…悦びを感じていたのかも…。」

何故か燃やしてしまった対抗意識。
友人の羞恥の表情の裏側に、どんな行為が隠されているのかという興味。
それが今は羨ましさすら感じる…。

ふと思いついたようにクローゼットの中の抽出から下着の類いを全て引き出し、部屋中に散らかる下着達を眺めながら…。

「洗濯物を干すだけ…なんだけど…。下着だけを…ベランダに干すって…不自然だよね…。」

さほど羞恥を感じることもない指示だと思っていたものの、改めて散らばる下着を眺め、これらが干されている様を他人が目にする様子を想像すれば羞恥が込み上げてくる…。

「こんなに下着だけを…昼間も夜中も…干しっぱなしなんて…。」

妄想の世界に引きずり込まれそうになりながら、部屋に散らばる下着達を吊すと、ベランダにぶら下げた…。

風に揺れる下着達を窓の中から眺める私。
下着を全て…と言われた為に、パンティだけではなくブラやストッキングまでベランダを埋め尽くし、部屋の中への視線を妨げるほどにユラユラと揺れていた…。


【遅くなりました。ホントは昨日の夕方には投稿できるはずだったのですが、どういうわけか途中まで打ち込んだ文章が消えてしまって…。
もうホントに最後の場面に差し掛かる辺りまで打ち込んでいたものが消えてしまって…。
改めて打ち直すまで少し時間がかかってしまうし、出来栄えは良くないし…。】
19
投稿者:新藤雄二 ◆17Mw7dBk/w
2024/08/16 11:00:24    (vNKb2qeF)
「…出てきた出てきた…。」

友人の相談を受けたことが、京子の中にある好奇心、秘められた欲望を刺激したのかもしれない。
それが始まり、真面目で周囲からの信頼も厚く、人気も上々の彼女。
そんな彼女の、何がそうさせたのか。
たった2日間の出来事、しかし彼女の人生の中でもこれほど現実から逃避したような2日間は数えるほどしかなかったかもしれない。

その日は朝から曇り空、どんよりとした雲が空を覆い快晴だった昨日と比べると少し薄暗い。
まるで京子の心中を表すかのように、今後の展開を指し示すかのように、文字通り雲行きが怪しい。
男にとってはありがたい状況。
いくら車内にいるとはいえ、照り付ける太陽が遠慮なく車内にその陽光を照らせば相応に汗ばむ。
それがないだけでも、天国のような状態だった。

男はメッセージを送って小一時間も経たないうちに京子宅の傍まで来ていた。
小腹を満たす程度の食事だけをさっと済ませ、くつろぐでもなくそのまま車に乗り込んでいた。
大胆な時間の使い方。

普段の仕事も決して楽なわけではない。
特に今年は例年を凌ぐ暑さだと連日ひっきりなしにニュースが流れている。
そんな炎天下、それを周囲の人間よりも高い位置で過ごすことも多い。
精神的、肉体的にも過酷な労働環境で日々を過ごしていてもなお、男が週末を、休日をのんびりと家で過ごすことはほとんどない。

まずは火遊び程度のアプローチ。
下着を盗み、そこへ自らの欲を吐き出し…返す。
そんな大胆な行動に直面してもなお、屋外に下着を干すという愚行がやまない女がいれば、本格的な行動を開始するのだ。
京子も例に漏れず、そして彼女がしきりに気にかけ始めた真弓という女も同様。

立て続いただけに勘違いしそうになるが、彼女たちは「稀」な存在であることを忘れてはいけない。
そもそも下着を外に干すなど言語道断、それが不運にも汚されて返ってくれば、「普通」は怖いし、気持ち悪い。
嫌悪感だけが心を満たし、下手をすればそれがトラウマとなり、大げさではなく2度と下着が屋外に姿を見せる事はなくなるだろう。
それが「普通」なのだ。

ほとんどの「女との出会い」は、そこで幕を下ろす。
というより、そこから下着がなくなってしまえば、男にはどうすることもできないし、それ以上の行為は百害あって一利なし。
ハイリスクローリターンどころか、ハイリスクノーリターンと言える。
つまり、京子や真弓との出会いはもはや奇跡に近いのだ。
そんな女たちとの「コミュニケーション」は、男の休日の過ごし方でも最も尊いもの。
一見無駄に休日を車内で過ごしているだけの時間も、男にとっては至福の時なのである。

そしてその褒められた行動ではないが、そのまめで細かいアプローチが余計に女たちを乱れさせる。
時は金なり、ASAP、クイックレスポンス。
あらゆる局面でしきりに言葉にされる時間の使い方、もとい、リアクションの速度感。
1日空けば冷静さを取り戻し、余裕が生まれる。助けを求めるという選択肢も生まれる。
そんな隙すら与えず、畳みかけるようにアプローチを続けることは、女たちから逃げ道を奪い、逃げようと考える意思を奪うことにつながる。

「一枚…二枚…、三枚…。
偉いじゃないか…、ちゃんと言われた通りに従っている…。邪魔なで余分な洗濯物もないな…。よしよし。」

そっと車内から双眼鏡を覗き込み、京子の行動を確認する。
僅かに確認できる京子の表情は複雑な物、只の嫌悪感…?そこに一抹の興奮もないのか…。
残念ながらその表情だけで全てを読み取る技術を男は持ち合わせていない。
それでもその行動は、男の思惑通りに進んでいることは事実。
周囲を気にしながら一枚ずつ丁寧に晒されていく、いや、自らの手でその羞恥行動を晒していくその姿に男の股間は熱くなる。

「はぁ…、はぁ…。
良い…良いじゃないか…、最高だね…竹本京子…。
煩わしい時間稼ぎをしてくる女もいたが、やはりレスポンスは早い方がいい。
イライラさせて機嫌を損ねるリスクに比べたら…、下着を晒すくらいどうということはないだろう…?」

さっと整えた身なり。
下半身は融通の利きやすい、ラフなパンツを履くようにしていればこういう展開もより楽しめる。
チャックを下ろし、ゆっくりと中の物を取り出すと、窮屈から解放されたように性欲の権化とも言えるモノが顔を出す。
ぬるっと滑り出る先端はぬめりを纏い、曇り空の中でひと際光って見える。

それを握りしめ、上下…上下…。
くち…くち…と、卑猥な水音をその車内で響かせながら、男は下着を掲げる京子を餌にその状況を楽しむ。
とろっとした透明な粒が、鈴口から溢れ、滴る。
それがまたカリ首停止すると、上下する手が持ち上げる皮膚の中で混ざり合い、絡まり合い、泡立っていく。
まるで、理性と本能が混ざりあい、より濃い何かに変貌していくように、その卑猥な肉棒の様相の変化は、京子のここ数日の心境に近いかもしれない。

カシャ…。
カシャ…。

自慰を楽しむもほどほどに、男はおもむろに被写体の中心を京子から外して何度もシャッターを切る。
その先には、京子が下着を干している姿に視線を注ぐ男たちの姿。
鮮やかな色合いの下着を恥ずかしげもなく、またそれだけを晒している女がいるのだ、気にならないわけがない。

遠慮がちに眺める若者。
連れ同士で指を指しながら、笑って話題にする者。
人目もはばからず、立ち止まって大胆に視線を送る中年など、その様子は様々だが、男はそれらをひたすらにスマホで写真に収めていく。

それは、京子が下着を干し終えてもなお続く。
当然、下着の持ち主とセットで確認することがさらに興奮させるのだろうが、臆病で卑怯な男たちは、持ち主がそばにいれば堪能できない。
遠慮がちに見つめていた男は、京子が姿を消せばそこへスマホを向けて撮影する。
写真…?いや、動画かもしれない。それほど、男というのは卑怯で情けない生き物なのだ。

別のカメラを用意すれば、スマホで写真…カメラで動画と器用に撮り分ける。
もちろんこれも後々の為、安息の時間を少しも与える気のない男は、京子が部屋の中へ消えたのを確認したタイミングでノートPCからメールソフトを起動する。

「素晴らしいですね…京子さん…。
こんなに早くリアクションを起こしてくれるなんて、思ってもいませんでした。

貴女は私の想像を超えてくれる…、これは貴女一人に時間を使う方が有意義に過ごせるのでしょうか。」

冒頭は、京子の行動の早さへの称賛。
そこへ続くのが、今や意図的ともとれる比較した言動。

「今夜は…、残念ながら貴女の近くまで行くことができないんです…本当に残念だ。
別の方との約束がありましてね…。

どうしても…、汚れた瞬間の下着が欲しい…と、言われまして…。
ですので今夜彼女には、決してベランダを覗かないこと、そしてカーテンを少しだけ開け、窓も少し開けて待つように言ってあるんです。」

男が続けたメッセージは京子への指示、ではなく、もう一人の女への指示の様だった。

「本当に申し訳なく思っています…、いや、貴女にとってはもちろん「その方がいい」でしょうけど…。
ですので、今日はお休みいただいて結構ですよ…。深夜0時前後…、残念ながら私は別の場所にいる。」

わざと、時間まで明示。
自分以外の対象への気持ちを探るような…、試すような男の行動。

「また…ご連絡させていただきますね…。
お詫びと言っては何ですが、ささやかなプレゼントです…、貴女がいかに魅力的な女性かを象徴する良い写真だと…思いませんか…?」

添付したのは先ほど撮った写真…そして動画。
京子の下着に熱い視線を送る男達、もしかしたら干している最中は気づいていたかもしれない。
だからこその動画の追加…、そこには京子がその場を後にしてから、倍…多いときは3倍くらいの観客がその下着を楽しんでいるかのようなシーンがはっきりと映っていた。



……

カーテンを少しだけ開け、窓を少し開ける…午前0時…の少し前。
決してベランダを覗かないこと…、を守ってしまえば…、気づくことができない完全に中を覗くカメラが設置されている。





【頻度のことはお気になさらず、私も日に1回は更新したいと思っていますが、やはり仕事等で返せないときもありますので。
それに、つらつらと書き終えたものが消えてしまうショックは凄くよくわかります。
それが怖くて私は一度、メモ帳に描いたものを張るようにしているくらいですので。

自分が書いたはずなのに、消えるともう一度は書けないの…ほんと、何なんでしょうね。
そして、一度見た物語の再放送を見るような感覚になり、描写がどうしても初回程詳細に描けなくなってしまう。

大変な文章量をいつも楽しく読ませていただいています。
ただ、負担に思われては本来の、楽しむ、ということができなくなってしまいますから、くれぐれも無理はされないよう。
貴重なお相手だと感じています、許される限りお時間を頂戴したいと思っていますので。】
20
投稿者:竹本京子 ◆A7QXPpXKAU
2024/08/17 06:59:14    (84gaFi5/)
ベランダに出て物干しに下着達を吊している私は、何故か淡々と作業をこなしていた。

ただ…下着を干しているだけのことだとしても、普通は一人暮らしの女が下着を外に干す事なんてあり得ない。悪戯されるまでは考えていなくとも、犯罪紛いの事に捲き込まれる可能性を自ら高めなくても…と言うのが理由だろうか…。

たかが下着。裸を晒しているわけではない。とは言え下着などと言うものは見られない努力をするもの。ブラウスの下に何かを重ねることで浮き上がらせてしまわないように…。
スカートの奥にしても、あえて見せようとしない限り見られる事はないだろう…。

人の目に触れる機会の少ない下着。それを私は今、自ら晒すようにベランダに吊している…。

「こんな事…何で私…。」

自分の行為を正当化するための呟き。自らの不注意とは言っても、秘められた行為を盗撮され、他人に晒されない為に指示に従っているだけ…。

そんな体を作りたかったのかもしれない。

ユラユラと風に踊らされる下着を見ると、まるで今の私そのもののように思えてくる。

ただ…言われるままに…抵抗することなく…踊らされる私…。

全て私の意思ではないとの言い訳。強要されて仕方なくと言うスタンスのため…。

しかしながら…本当は私の中に目覚め始めた被虐の性癖を認めたくないと言う想いがいちばん強かったのかもしれない…。

窓辺にへたり込み、窓の外に揺れる下着を眺めているとスマホがメールの着信を知らせた。

「えっ…もう…!?」

メールを開くと私が下着を吊り下げた事を確認したと思われるメールが届いた。

「もしかして…今近くに…!?」

慌てて窓ガラス越しに道路の方に視線を向けてみても、風に揺れる下着が邪魔をして確認することができない。

続きのメールを読み進めると貼付されていたファイルに気づき、そのデータを開いてみると…。

「イヤっ…みんなが見てる…!私の下着に注目してる…!やだっ…やめて…撮影なんて…。」

いいものを見つけたと言わんばかりの歪んだ笑みを浮かべた男性達が手にしたスマホをベランダに向けていた。中には偶然持ち合わせたのだろうか、高価なカメラの大砲のようなレンズを向けている人まで…。

思わず目を瞑りたくなるような画像。無意識に視線を背けたくなるような動画が画面に映しだされた…。

「イヤっ…こんなにたくさんの男の人に…私の下着が…。ブラも…パンティも…みんなに見られてるなんて…。」

下着を盗まれ悪戯された揚げ句、汚されたとは言っても、その男の表情は妄想の世界だけの話。
実際に見たことはない男の表情を目の当たりにすると、激しい羞恥に襲われた…。

「イヤぁ…見ないで…そんなにイヤらしい目で見ないで…!」

画面を閉じ、窓ガラス越しに道路の様子を窺う私の視界に風に揺れる下着の隙間から僅かに人の気配を感じられた。

「まだ見てる人が…まだ私のパンティが…。」

顔から火がでそうなほど赤く染めた頬が熱い。
顔を赤らめるほどの羞恥は、もれなく私の身体すらも熱く昂らせていく。

何故…私はこんな事になってしまったんだろう…。

送られてきた画像から目をそらすようにキツく瞼を閉じ、頭を抱えながらブルブルと振るわせながら考えていた。

あり得ない…こんな事…。

そんな想いは自分でも気づいている想いを隠したいだけのこと…。

友人への対抗心…あの子ができて私にできないはずはない…。

あの子はどんな悦びを知っているの…?

そんな対抗心や妬みや羨む気持ち…。そんなものが私の背中を押し、休息に淫らな花を開花させてしまったのかもしれない…。

それを隠し心の奥へと押し込むためには、下着泥棒と言う卑劣な相手からの言葉が一番有効だと考えた。私は何も悪くないと言うスタンスを維持するために…。

「私一人に時間を…?」

そんな言葉に何故か悦びが込み上げた。
ところが…。
こんなに恥ずかしい想いを堪えていると言うのに、今夜はここには近寄れないという文章。

その理由として具体的に語らないものの、その相手は友人の真弓だと言うことを察してしまう私。

「なんで…!?」

無意識にそんな言葉が口から飛び出した。

「真弓のところに行くから…私は放置って言うの…!?そんな…何故あの子なの…。」

恨み言を呟くほどに下着泥棒にのめりこんでいたのかもしれない。
もちろんそれを認めたくない気持ちは存在した。

「いいじゃない…これで今日はゆっくりと休めるんだし…。」

そんな言葉は単なる強がりだと言うことも理解していた。

そんな多重人格のような真逆の言葉を呟く自分自身がいったい何を望み、何を求めているのか…私自身でもハッキリとした答えは出せなかった。

その夜…被害は受けないという保証がありながらも何故か浮かない気持ちに包まれていた。
普段通りの生活。穏やかな時間が流れていながらも、どこかで寂しさの様な気持ちも確かに存在した。

寂しさ…退屈さ…浮かない気持ち…。
そしてメールにあった時間が近づくにつれて、心の中がザワザワと騒がしく震える感覚と、友人への嫉妬にも似た感覚に苛まれ、どうしても心穏やかでは過ごせそうもなかった。

「もうすぐだ…メールに書いてあった時間…。
今頃下着泥棒に命令された真弓は…ドキドキを膨らませてるのかな…。」

時を追う毎にいてもたってもいられないような心のざわめき。

その時を迎えると俯きながら心の中の荒く激しい渦巻きに耐えるように震えていたものの、ふと思いついたように立ち上がる。

「真弓が…そうしてるのなら…私も…。」

その指示内容通りならば外を見られない以上、そこに誰かの姿を確認することはできない。
だとしたら…。

「同じ事をして…妄想するのと同じ事…。」

カーテンを少し開くと暗闇だった外の世界を明るく照らす一筋の光が射す。
その光に照らされた色とりどりの下着が一気に輝き始めた。

スルスルと窓を開くと、未だに暑さを失わない生暖かい空気が部屋に入り込み、その熱を感知したエアコンが最大量の風を送り出し、その送風音によって外の僅かな音は聞き取れない状況と化した…。

「ホントなら…このベランダの向こうには…下着泥棒が…。私のパンティを物色して…生温かいままの精液を…。」

妄想の世界に浸り始めた私は、目を閉じ脳内に淫らな光景を思い浮かべ始める。

「あぁ…また…。また私のパンティが悪戯されて…イヤぁ…匂いなんて…ダメ…クロッチを舐めちゃいや…。」

窓辺に立ち目を閉じたまま妄想の世界の呟きを現実の言葉として漏らし始める。

妄想の中の光景に現実に呟いた言葉が聴覚を刺激して更に私を妄想の沼に引きずり込んでいく…。

「あぁ…また…また私…盗撮されちゃう…。カーテンを開けさせるなんて…盗撮…してるんだよね…。」

妄想の中に溺れ始めてしまった私は、スカートの上から股間を押さえていた指先が、スカートを手繰り寄せるように少しずつ…少しずつ…捲り上げていく。
ゆっくりと穏やかに晒されていく細く白い脚。
膝が見えたあとは太ももがチラチラと見え始め…。

「これ以上は…もう…これ以上捲り上げたら…パンティが…見られちゃう…。」

見て欲しいと言わんばかりにスカートを捲り上げる私。それでもそれを否定するような言葉を吐き出して、行動と言葉がちぐはぐな現実に翻弄される感覚を楽しむように、更に捲り上げられたスカートは、震える膝と共に深く切れ上がった尖った三角形のレースがあしらわれた黒い布が露わになる…。

「撮られてる…?私のパンティ…見えちゃってるよね…。また…私のイヤらしい姿…盗撮されちゃってるよね…。」

頭の中ではガーデンの隙間から盗撮されていることを意識しながら…恥ずかしい姿を晒す羞恥を楽しみ、望んでいるかのように窓際へと歩みを進めると、瞼は閉じたままカーテンを更に開き、下着のクロッチを横にずらして割れ目を直接愛撫し始める。

「あぁん…ダメ…こんなに恥ずかしい姿…見ないで…盗撮なんて…しないで…。
盗撮されてるって…わかってるのに私…止まらないの…指が…止まらないの…。」

妄想の中の私は今、この淫らな姿が盗撮されている。盗撮されているとわかっていても自らの意志で見せつけるように…見られたいと言う意志をハッキリと表すかのように大胆に…淫靡に股間を弄る指先の動きすら晒していく。

「あぁ…こんな…こんな事…盗撮されてるのに…恥ずかしいのに…ダメなの…指が…指が止まらないの…。グッショリ濡らしたパンティ…これを…また…汚されちゃう…男の人のアレが…精液がベットリついたパンティ…。」

その途端、指の動きは止まり一瞬身を固めたかと思うと、意を決したように今穿いている下着をスルスルと下ろし始める。
片足ずつ持ち上げて両脚から抜き取ると、ベランダの床にそっと置く。


【遅くなりました。温かい言葉、ありがとうございます。】
21
投稿者:新藤雄二 ◆17Mw7dBk/w
2024/08/17 12:35:42    (NjSbct6w)
わざとらしく、ちらつかせた別の女の存在。
それがどれほど京子に影響を与えているのか、現時点で男は知らなかった。

当然だが、下着を盗んで事に及んでいる対象は京子だけではない。
真弓という女の下着も、対象になって…いるかもしれない。
しかし、京子が真弓から話を聞いたことも、自分が手をかけている他の女の中に真弓が存在することも、知らないし確証もない。

あるのは、対象は他にも確かに存在している…という一点のみ。
そして京子にとっては、友人が被害に合って…自分も同じ目に合っている…という部分。
不確定要素が混ざりつつも、結果として京子という女をより楽しむスパイスのようなものになっている可能性を感じていた。

そんなことを考えながらメッセージを送った数時間後。
太陽も姿を消し、徐々に少なくなる人通り、男は特に帰宅するでもなくそのまま車の中で休息もかねて横になっていた。
決して遠くはない位置に自宅はあったが、震える身体、その興奮がその場を離れさせようとしなかった。

「良い時間だな…。」

日付を跨ごうか…という手前の時間。
徐に車から降りると京子のいるであろう部屋のベランダまでやってくる。
すっとその中へと入りこめば、今回の目的は下着ではない。
鮮やかな色の下着たちが吊るされているその様を、名残惜しくも想いながら男がそこに設置したのはカメラ。

今度は至近距離。
きっとあらゆるものを逃すことはない。

仮に気づかれたとしても、どれまでのデータが全てリアルタイムでデータ送信されている。
加えて、別で脇に添えているのは昨日からの盗聴器。
徐々に剝がされる京子の表の顔。

そっと、その場を離れその時が過ぎるのを待つ。

「さぁ…どうしますか…。京子さん…。
今日という安息の時間を堪能しますか…?
それとも、別の被害者を同じ行為を…、同じ状況に貴女も身を置きたくなったのでしょうか…。」

時間が来る。
案の定、カーテンの隙間から少し光が漏れた。
それも一瞬ではない。
こんな夜分、窓を開けることなどあり得ないが、確かに少しの風でカーテンがそよぐのが見えた。
さらにはその状況がしばらく続く。

そう、もう一人の女に送った指示と同じ状況を作ったのだ。

「どれ…。」

車内で早速とばかりにPCを開く。
送られてくるデータの確認、ラグは数秒…というところだろうか。
問題ない、欲しいのは内容の確認1分1秒の正確な情報が欲しいわけじゃない。
そして情報の一つが漏れだしてくる。

「なるほど…真弓…。
そうか…、あの女と知り合いなのか…。
それも、この口ぶりだと…、少なくとも相談を受けている…そんな感じだろう。」

その夜初めて得る確証。
京子と真弓の関係性、二人揃って獲物として男の慰み者になっているという事実。
さらに高まる興奮。

「上手く使えば、さらなる変態へと変貌してくれそうだな…京子…。」

晒されていく二人の女。
結果として真弓、という女の情報すらも、勝手に垂れ流している京子という極めて被虐性の高い女。
溢れる妄想、盗聴器から鮮明に聞こえてくる喘ぎ…本心。

カメラの存在には気づいていない。
忠実に「真弓への」命令を実行しているのがよくわかる。
そしてその口ぶり…、その様子をきっと盗撮されていると理解している。
口ぶりは真弓が盗撮されている、と思っているのだろうが…、その指示が自分宛の物であっても変わらい振る舞いを見せただろうと思わせるほどに戸惑いも、躊躇もなく、ただただ艶やかに映える興奮の色だけを感じさせる。

「盗撮されているよね…」

はっきりとそう口にしながらもその手は止まらない。

「最高だな…京子。」

男も同様にその場で露にする下半身。
必要最低限の視界。
その他をフィルムで覆ったその車内は、よほどでない限り中の様子は見えない。
大胆にも下半身に纏ったすべてを脱ぎ捨て、現れる欲望の塊は既に激しく反り返り、天を仰ぎ脈を打つ。

「はぁ…京子…。
本当に変態なんだな…。
知られて興奮するのかい…?自慰を…いや、毎晩のように晒すオナニー…見られることに興奮するのかい…?」

徐々に激しくなる刺激。
強く握りしめ、上下するその指先。
知らぬ女がそんな様子を見れば、痛くないの?と心配しそうなほど、荒々しく強く扱く男。
見られている、聞かれている、知られている。

徐々に、しかし確実に、文字通りの丸裸へと向かい、遂に自らの足でも歩き始めている。
今までになく、興奮を感じながらも、その出会いに感謝したいほどの優越感。

数分程度の真夜中の淫靡な時間。
果てることなく、大きく染みを作った下着をそのままベランダに置く姿が映り込む。
律儀に、というべきか、決して顔を出さず、腕だけを伸ばして。
自分自身の興奮と快感以上に、この状況を求めているかのような行動。

まるで贄…、いや、貢ぎ…。
彼女にとって、下着はもう奪われるものではなく、捧げるモノ、へと昇華したのかもしれない。

「はぁ…はぁ…はぁ…。」

手元ではどろどろの濃い白濁液が、慌てて引き抜いたティッシュペーパーの中に吐き出されていた。
連日にもかかわらずこの濃厚さ…、慣れた自分の匂いとは言え、一瞬鼻を摘まみそうになるほどの濃い雄の匂い、生臭さを放っていた。

「どれどれ…。」

そして画面を切り替えると、そこに映っているのは別の女、真弓。
京子より先にカメラを仕掛け、撮影していたのだ。
しかし、真弓の様子は…、京子とは少し違っていた。

恥も外聞もなく、既に一糸纏わぬ姿。
ベランダの窓ぎりぎりにまで体を、主に下半身を寄せて、溢れる愛液の滴る割れ目を余すことなく見せつけている。

彼女も、京子同様、盗撮されていることを理解していた。
そしてこの振る舞い…、壊れつつ理性とつまらない欲求。

しかし京子と真弓の決定的な違い、それは…。

「こいつはイったのか…。」

果てる手前で、まるで立場を理解したかのように引き抜いた下着を差し出した京子。
見られることに興奮を止められず、自らの性欲に従い絶頂まで走ってしまった真弓。

どちらも魅力的。
しかし、男がより興奮を感じたのは、やはり京子の振る舞いだった。

京子に伝えた通りにする為、その日の京子へのアプローチは避けた。
しかし、代わりに。

「今日の出来事を…、信頼できる人一人に話せ。
事実のみだ、余計な脚色は要らない、もちろん嘘は論外。
その様子は録音し、送ること。いいな…?

分かってたんだろ…?盗撮されていたことは…。」

京子とは違う口調…いや、表現。
回りくどくはなく、命令口調で用件だけを伝える内容。
そのメールが送られる先は、やはり真弓。

「電話じゃなく、会って話せ。必ず。
切羽詰まっているように、いかにもという感じでだ。
明日中に録音されている内容が届かなければ、終わりだと思え。」

互いの関係がどうなるか。
真弓の話を聞いた京子がどう反応するか…。
楽しみは止まない…。


【大丈夫ですよ、本当にお気になさらず。
私の方も、読み返しながら返事を描いていると何度も手が止まってしまって時間もかかっていますから。

現状に物足りなさはありませんか?
少しずつ話は進展していってますが、こういう方向性も入れてほしいなどあれば貴女のお気持ちも聞かせてほしいです。

真弓という存在を改めて認識したことで、別角度でアプローチをさせたいと思っています。
少しお手数ですが、二役シーンになってしまいますね、すいません。
手間が多いと思うので、文字数的な意味で基本会話分だけで本当に結構です。

そして京子が感じたことを中心に描いてもらえれば。
さすがにイ気はしない…、という上から目線で聞くのか。
イってことを羨ましく思うのか。
あるいは、それで泥棒は悦ぶと思うのか?と、疑問視するのか。

京子さんの変化の見える会にしたいと思っています。

本当に毎回レスが魅力的なので少し甘えてしまっています。
詰まらなければおっしゃってください。
私もできる限り、いろいろ考えてお返ししたいと思っています。】
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