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2024/06/07 22:41:03 (yYbiglp6)
イメージは中世欧州です。

城下街の裏道にあるギャングやアサシンなどが集う酒場。
経営してるのは見た目はか細い老爺、この場を知らぬ初めて訪れる者は誰しもその老爺を胸倉を掴み脅しをかけるが老爺がジロリと目を動かすだけで圧倒され逃げ出してしまう。
それを見て大笑いする客たち、薄汚れた白いカーテンに隠されたような扉の向こうによく当たると言われている占い師がいる。
占い師は真深く被ったベール越しでも美しさわ判り、濃紫シースルーの着衣からもスタイルの良さから男共は恋人、妻、愛人は断られそれでと無理やり悪さをしようとする者は悉く街からも見なくなってしまう。

「フフッ、頃合いかしら?」
部屋で水晶に向かい手をかざしある人物に夢を見せていく。


〔止めろ!!私に触れるな、無礼者!!〕
夢の中である人物は何者かに拘束され陰部をいいように弄られている。
〔ウッッ…、止めろと言ってるではないか!!グウッ……、あぁぁあ、止めろ!挿れさせるな!グッアアッ……。
アァァアーー……、止めろ!イクッ、イキます!!ハァハァハァ……〕
体を痙攣させていると目を覚ます。
〔なんて夢だ!この私が……。〕

息を切らせ額からは汗が滴り、陰部は勃起し陰のうにも触れられた感覚がある、そして何より白濁した液体が腹を汚している。
〔まさか……夢精か……?否、そんなはずはない、風呂でメイドに出してもらってから休んだんだぞ。〕

「あの人はいい夢が見られたかしら?あとは頼んだわよ、愛しの相棒さん……。
私たちはあの方を復活させないといけないのよ。
復活したあの方も私たちの意のままによ?」

お相手は決まってます。
読んでくれたら嬉しいなぁ。
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32
投稿者:リルベル ◆NCfYZhhGkk
2024/10/25 09:09:22    (ChLFugWD)
〘愛しの相方さんからプレゼントだなんて今から待ち遠しいわ、魔国産の貴方の瞳と同じ色の最高級の誰もが羨む素敵なネックレスにイヤリングをドレスも魔国産の繭から紡いで布にした物をお願い。
下らない話なのだけどエスコート者、プレゼントされた宝石で貴族たちが上下関係の目安にするのよ。
魔国の皇太子の貴方と現れた私に注視してくるわ、そして姉上とやらも近づいてくると思うの、貴方の美しさに吸い寄せれて…、眩い光に害虫が集まるかのようにね。
愛しの相方さんのお陰でここまで美しく“作り直し”てもらったんだもの淑女の鑑と言われる彼女も興味津々、無礼がないか虎視眈々と狙ってくるわ。
人間なんて貴族なんてそんなもの、養父母様たち以外は…。
……本物の王女に会うためだけに来るの?私に逢いたいからではなく?残念だわ、戦闘前の一時、久し振りに楽しい夜を過ごすかと思っていたのに……。〙



−−−記憶の遡り−−−

「私の過去など覗いた所で面白味もなかったでしょうに……、悪く思っていません。
えっ?テレポート!……人間だった時、魔石を使ってもマジック切れを起こしたのよね…、確かあの時も勇者は寝かせてればいいと言って起き上がらせてもくれなかったのに
何故、私は勇者を盲信していたのかしら……、今の私にだったら魔石を使わなくてもテレポート使えるかしら……?
ヨハンセンは上級魔術持ち主、テレポートは簡単にしていたわ、それもそうよね、私の肉体を再生させ容姿まで変えられる魔力の持ち主だもの不思議ではないわよね。
人間ではなくなった言うのに聖女ではないのに聖魔法は大きいのね…、何だか嫌な感覚だわ、でもこの嫌な魔法も使いようによっては復讐に使えるわよね…。
“清らかな風”」
手を組み天を仰ぐとあばら家だった木の家は尊き者が休む家へと変わり室内も整然清潔感あるれる変わる。が人間には今までのあばら家、荒れた室内と見える。

「傷も癒えている様ね、ヨハンセンと名乗った者が言った通りだけれどそれにしても早くないかしら?
……右手が利き手が闇魔法、少ないわ、体が動く様になったら精度を上げる事にしましょう。
今は憎い聖魔法だけど体を治す為に使いましょう……、“命の源”。」

清潔感あるテーブルにスープとパンが…。
「……この魔法、命を繋ぐものだけれど心は満たされないのよね。思い出すわ…、館長と王女がバター香るクッキーを食べていたのよね。
思わず生唾を飲んだら軽蔑な目で見られてしまったけれど人として当たり前の感覚を否定されて……。」

そんな事を考えていると右手から魔力が溢れ人間だった時には食べられなかったパウンドケーキと甘いショコラショーがワゴンに…。
「私、ワゴンまで直したのかしら?……この一部始終をヨハンセンが見てると言う事ね、……ありがとう、ヨハンセン。」

パンとスープを食す事なくパウンドケーキとショコラショーを口にするリルベル。
「あまい……。」

瞳から涙が一筋。
嬉しいのか、悲しいのか、怒りなのか、憐れまれたと思ったのか感情が溢れ人間達に復讐したいと改めて思い、食した後、スープとパンを残したまま眠りにつく。

翌朝、残していたスープとパンを食べた後、立ち上がり包帯を解くと鏡に姿を映す。
「別人ね…、初めましてリルベル、さようならベル。」
33
投稿者:ヨハンセン ◆LeY5PvBg4w
2024/10/26 16:53:21    (FOItq7iR)
〘麗しの君には、みなまで言わぬとも、わかってもらえると思ってのいたが。やはりこういうことは、人間共を見習って言葉にしたほうがよいということか(笑)
フアナ王女の様子を伺いにというのは、自分を偽るための方便。麗しの君に逢いにというほうが、目的の比重の大半さ。〙
そうテレパシーで話した後、フアナ王女(リリス)を王宮に送り届けて前国王への報告も済ませて、一度自分の宿舎にと宛がわれている家の戻ったヨハンセン。

家の玄関ポーチには、少し大きめの平たい直方体の箱一つ、長めの小さい直方体の箱一つ、小ぶりの立方体の箱二つが置かれていた。
箱にかかれた文字を見て
「早いな、昨日の今日でもうできたのか…時間の流れが違うとはいえ、流石だ…」
家に入り箱の中身を確認したヨハンセンは、箱四つをあばら家に瞬間移動させて自らもそこにテレポートする。
ベルに復活魔法を施したあばら家、その後自らをリルベルと名乗り始めたベルが、内装を直したあばら家で
「ここは人間国と違って流石に寒いな。」
ヨハンセンが指を軽く振ると、火が灯っている暖炉が壁際に、部屋の中央には大きめのテーブルが出現する。
箱をテーブルの上に異動させたヨハンセン、
「これで良しと。今度来る頃には部屋の中も暖まっているだろう。」

そう独り言ちると、リルベルがいる酒場の前にテレポートするヨハンセン。酒場の扉を開けると、
「おぅ、キース…この前はいい目の保養になっただろ(笑)?リルベルはいるか?」
奥にいた酒場の老爺にそう声をかけると、
「ヨハンセン様…この前は久しぶりにいいもの見させてもらいましたわ。一瞬若かりし頃のこと思い出しまして(笑)。リルベル様は奥に…」
そう言うとカーテンを指し示す。

ーーーーーーーーーーパーティ一行---------

たまに出現する下級モンスターを、ハイルの剣やオートマタの攻撃魔法などで撃退して、〇〇山への歩みを進めるパーティ一行。
今度もモンスターに最後の止めを刺した後、
「(ハイルもベルもなかなか従順だな。誰がパーティのリーダーか弁えてるし。しかしベルのあのおっぱいの揉み心地、最高だったな。俺の手で感じてたみたいで、これがこんなに縮こまってなきゃ、一発お見舞いしてやるところだったんだが…計算外はルチアなんだよな。ルチアの奴いつもハイルのそば離れないし、ルチアが色目使ってるのに、ハイルは気が付いてない。ルチアは余程たまってると見てるんだが。)」
自らの股間を軽く押さえ、そんなことを考えていたメルヒルに、
「メルヒル様、このモンスターたんまりとピーチ(通貨単位)溜め込んでました、これで次の村でも色々と買い物できそうです。」
とハイル。
「そうかそれは良かった。じゃ次の村では久しぶりに、宿に泊まろうか。俺とハイルはまだしも、女性二人はそろそろ湯浴みもしたいだろうし。」
「は、はい、分かりました。良かったですね、次の村では宿に止まれますよ。」
最後の部分は隣にいるルチアに話しかけるハイル。
メルヒルはメルヒルで
「(宿では男部屋と女部屋で別れる。そこで女部屋に押し入って、俺の手技と舌技で…それまでにこれが直れば、二人並べて後ろから交互にぶち込んでやるんだけど…)」
などと考えていた。

「(匂い袋の効果もあるとはいえ、色欲の塊だなメルヒルは。俺たちインキュバスだって、もっと理性的だぞ。そうだ…)」
〘ヨハンセン様、リルベル様。ハイルです。以前お願いしたようにメルヒルのペニス元に戻す準備をしておいてください。〙
34
投稿者:リルベル ◆NCfYZhhGkk
2024/11/04 14:50:20    (l.mx5dJV)
−−−パーティー、一行−−−

〘あら…戻すの?誰の目から見ても丸分かりで股間を弄る様、滑稽で面白かったのに汚らわしいけれど私が見るわけではないから温泉の湯に浸かったら戻してあげてもいいわ。私の前以外では……ね。以前より小さく戻すけど……。
魔の子山山頂までの最後の村は食事は質素だけど湯は天然の温泉よ、野湯、脱衣場だけ男女に分かれているけど中は同じ…、何が起こるかしらね?
何か起きたらハイル、その場は止めて頂戴ね、ルチアの気持ちを完全にハイルに依存させて彼女はまだまだ使えるわ。
宿屋と酒場兼食事処は別、久しく貴男が食べてない物であろう、野生の魔牛の睾丸のロッキー・マウンテン・オイスターと干し野菜とマジックマッシュルームのスープに大麦のパスタが入ったものを
先ほどテレポートして私が作ったから魔力が込められてるしロッキー・マウンテン・オイスターで精力増進しマジックマッシュルームで幻覚をみるはずよ。
見た目は質素な食事、質素な宿屋に勇者は満足するかしら?文句なんて言ったらルチアに軽蔑されるだけ…、ロッキー・マウンテン・オイスター食べたら間違いなく魔牛を食べた事ない勇者は発情するわね。
食事処の主人たちは姿は人間だけど中身は魔国の者たちよ、子どもが配膳係りだからルチアも睾丸と解っても食べざる得ないわ。
あの匂い袋で落ちる寸前のルチアが食べたら発情するけど勇者は嫌、そうなるとハイル……。
任せたわよ、オートマタはリリスが動かすから二人でね?〙
〘〘ヨハンセン様、リルベル様、承りました、王国に戻るまで勇者のペニスは元に戻すと言う事ですね。村の女を襲ったらどの様にしましょう?〙〙
〘その辺りはハイルに任せるわ…。〙

ハイルはベルの荷物も持ち、モンスターが出現すると二人の荷物はハイルの荷物の上へ置き汚れない様に注意する。
「(ハイル様はベル様の分までお持ちになりお優しい、あんな野蛮な勇者とは大違いだわ。
ハイル様は誰にでもお優しい…、嫌だ、私ったらベル様に嫉妬しているの?)」
「(ルチアの奴!ハイルなどに目を向けて何を考えているんだ!そうか!俺に構われてるベルに嫉妬して俺に嫉妬して欲しいのだな、ハイルは当て馬と言う奴か!)」
魔子の山の山道をひたすら登り小さな村へと到着する。

魔子の山、山頂までこの村が最後の村。
「人寂しい村ですね。」
「ルチア殿は国から出たことがないのですね。」
「はい…、恥ずかしながら…。」
「修道女が外の世界へ出るのは難しいでしょう。」
「ベル様、そうなんです、しかしこれからは王国の為に私の癒しの魔法でも役に立つのでしたらギルドに所属してハイル様たちのお役に立てればと思います。」
「ルチア殿、そのお言葉嬉しい限りです。」
「ルチア、たかが剣士などに付き添う必要はない、お前くらいの癒し魔法の持ち主なら我ら王宮に仕えよ、王国に戻った際、王に頼もう。」
「いいえ、勇者様、私、修道女として王国の人達の役に立ちたいのでギルドに登録したいと思っています。」
「ルチア殿、流石修道女、貴女ほどの心優しき女性に出会った事がない。」
「まあ、ハイル様……。」
「勇者様、先に宿屋に行ってから女性陣に湯浴みを…。」とハイル。
「ハイル様、お心遣いありがとうございます。」とルチア。
「メルヒル様、お腹も空きました。」とベル。

−−−酒場−−−

「見物が出来ました、有難うございます。出来ればリルベル様をヌードを拝見したかったですが……。
貴方様がリルベル様を連れてき置いていった時よりヨハンセン様が貴方が恐ろしくて触手が動きません。
ヨハンセン様に失礼と思いますが実は私、キースは恥ずかしながらリルベル様を手籠めにしようとしました。
過去の話なのでお許し下さい…、リルベル様に触れた瞬間、私の手は…闇黒の炎の釜に両手を入れた様に膨れ上がり痛みを伴い動かす事が出来ませんでした。
そんな私にリルベル様は微笑みながら「邪な気持ちを持ち私に触れたらこうなるのよ?」とお優しいリルベル様は癒し魔法を施してくれました。
ヨハンセン様、そうなる事も分かっていて仕込まれましたね。」
「ヨハンセン?……フアナにを見に来た?いい子にしてるわよ、何が起きるか見るしか出来ない動けない状態。」

カーテン奥の扉から姿を現したリルベルは今日もシースルーのベールと身体の線がよく判るレースのドレスで愛しの相方さん、ヨハンセンの手を両手で包み見上げる。
「(ヨハンセン!何してるの!私にその女、変な魔法を掛けたのよ!どうにかしなさい!
ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ーーー!)」
「見て、ヨハンセン、王女のペニス、今や勇者より立派でしょ?産まれたら直ぐ噴き出す程に乳房も血管が浮き出る程、母乳も溜まってるわよ。
あらまた、精液を出したみたいよ、王女の精液どう使おうかしら?」

−−−騎士一家と騎士、フレデリックとその姉、クレア−−−

「フレデリック、そろそろ婚約をしたらどうだ?」
「そうね、クレアも婚約が決まりましたもの。」
「父上、母上、姉上が嫁がれてから婚約者の選別に入りたいと思っています。」
「今からクレアのドレス姿、楽しみだわ。」
「お母様、お気が早いです、夜会で王様から正式に婚約を認めていただかないと……。」
「夜会は婚約者が勿論エスコートしてくれるのてまあろうな。」
「いいえ、宮殿まではリックに馬車で到着後に婚約者のウェイスト様に…。」
「そうか、そうか、ではフレデリック、頼んだぞ。ところで領地の話になるのだがフレデリックだけ残り話の続きをしよう。」

騎士の母と姉が部屋を後にすると父と息子の話となる。
「父上、何か不都合がございましたか?」
「不都合もだが…、領地の北側の森に狂暴な獣が出現し、領地全体で雨が振らないせいで作物の生育状態が悪いと報告を受けている。
アレ(正聖女)を偽りの罪で断罪したからではないのか?」
「しかし父上、和平の為と言い姉上を魔国の皇太子と婚姻させても宜しかったのですか?」
「魔国の者が我々人間族と姿が同じとは言え時の流れる早さが違うと聞くと心配ではあったが…。」
「大丈夫です、雨が振らぬのも一時的なものでしょうし、狂暴な獣と言っても魔族ではありません、夜会後、私めが領地に一時戻り獣を退治しています。」
「解っているだろうがクレアはアレが偽りの罪で断罪されたのは知らぬ。」
「はい、解っております、しかし母上は?」
「知っておる、孤児院上がりの平民の娘が正聖女で淑女の鑑と言われるクレアより名が広まっているのを快く思っておらなかったからな。
教会に赴いても孤児の奴らに「何だ、正聖女様じゃないんだ。」と言われたと悲しげにしておったとも聞いている。」
「チッ!処刑された後まで手間を掛けやがって!」
「処刑するより娼館に売ってしまえばよかったのではないか?我が領土も潤い、男共も楽しめたであろう。」
「父上もですか…、それは私も思いました、地下牢に閉じ込めて性奴隷として飼ってやればよかったと……。」

−−−記憶の遡り−−−

傷もすっかり癒え、ヨハンセンのアドバイスに従い魔の子山の森で最初は簡単な炎の闇魔法を使い、使い切ると聖魔法でマジックを回復させ繰り返し精度を上げ炎と水はすぐに使える様になった。
「テレポートよね、これも同じ様にして……。」

テレポート先は聖魔法で整えたベッドの上、やはりマジック切れを起こし聖魔法も使えない、身体も動かない、話すのもやっと。
「……テレポートはまだ早かったかしら、仕方ないわ、このまま明日まで眠ってしまいましょう。」

翌朝目を覚ますと、テーブルには食事と強魔石と一通のメモが。
「ヨハンセンからね。」

メモを読むと驚きのあまり息を呑む。
「……人に、いいえ、魔族…、違うわ、ヨハンセンにこんな事言ってもらえるなんて思いもよらなかったわ。
いただきます、ありがとう、美味しくいただくわ……。」

−−−ヨハンセンのメモ−−−
何と書いたか教えて下さい。
35
投稿者:ヨハンセン ◆LeY5PvBg4w
2024/11/09 20:44:01    (axVcsdei)
酒場の奥にて、囚われの本物のルチア王女に哀れみともなんともいえぬ目を一瞬向けたヨハンセン、
「麗しの君よ、いつかのあばら家に、ドレス及び酒肴の用意等を整えておいた故、一緒に参ろうか。」
そう、ヨハンセンが言ったかと思うと、二人の姿はカーテンの向こうに消え、その直後酒場からも一瞬のうちにかき消えていた。
「(ヨハンセン……何故私に気が付かないのですヨハンセン。)」
ルチア王女の声なき声は、誰の耳にも届かなかった。

ーーーーーーーーーーパーティ一行---------
〘リルベル様、聞き入れていただきありがとうございます。
温泉に浸かった時にペニスが元に戻れば、最低でも勇者の奴間違いなくルチアかオートマタのどちらかには襲い掛かるものと。
勇者め、道中これまで何度か、オートマタに手を出しておりますが、ペニスがあれのため最後まで達せておりません。
オートマタも嫌がるそぶりは見せませんが、かといって勇者に触られている最中に、声一つ上げておりませんので、勇者の自尊心はかなり傷つけられているかと。
色々考えますと勇者が最初に襲うのはオートマタであるかと。〙
〘えっ私勇者にやられちゃうの?リルベル様ぁ…やられついでに、リルベル様から託されたあれ、その時に勇者の尿道から仕込んじゃっていいですか。〙
〘オートマタね…細かいことはハイルに任せてますから、ハイルの言うこと聞いてちょうだい。〙
〘は~い…人間のペニスって、先が分かれるわけでもないし、中で膨張もしないから、気持ちよくもなんともないのよね。ハイル、この旅が無事成功裏に終わったら、貴方の先割れペニスでおまんこと尻穴一気に貫いてちょうだいよ。〙
〘オートマタ、それはおいおいな。もう宿だから、テレパシーはとりあえずこれまでだ。〙

「ふう、やっと着いたな。ハイル疲れてるとこ悪いが、部屋取れるか聞いてきてくれるか。」
と、メルヒル。
「はいわかりましたメルヒル様。」
ハイルが宿に向かおうと歩を進めると、
「ハイル様、私も一緒に。」
そう声が聞こえ、いつの間にかルチアが隣に。
「では御一緒しましょうか、ルチア様。(勇者も嫌われたものだな。一刻たりとも一緒にいたくないってことか。)」
宿に向かう二人を見送りながら、
「(ルチアの奴、健気なものだ。私を振り向かせようとハイルに言い寄って、私にヤキモチを焼かせようとしてるのか。)」

ーーーーーーーーーーリルベル復活、その後---------
「歩けるようになって、魔法の鍛錬にも精がでているようだ。」
ベットに眠るリルベルを見下ろして呟くヨハンセン。
「美味いものでも用意しておいてやるか。」
手指を振ると、湯気を立てている食事が出現する。
「冷めることはないと思うが、もし冷めた時の為、温める魔法のやり方を書いておいてやろうか…聖魔法とはちょっとやり方が違うが、効き目はこちらの方が強いはず。」

ーーーーーーーーーーメモ---------
リルベルよ。
名族になったとはいえ、動けるようになったからと言って、急激に動かすのは毒だからな。程々にしておくんだな。
食事を用意しておいたから起きたら食べてくれ。
温める魔法も書いておく。
この魔法出力を間違えると、鶏どころか豚牛さえも一瞬のうちに消し炭に変えるからな、注意することだ。

ーーーーーーーーーー再びパーティ一行---------
ハイルと共に宿に入り、ハイルが交渉しているのを後ろで見ているルチア。
「(勇者と一緒にいるのが嫌で、ハイル様に付いてきてしまったけど、今向こうにいるのは野獣の勇者と見目麗しいベル様の二人。
私ったら、修道女にあるまじき行為を…自分の身を最優先に考えてしまった…どうしよう向こうに戻った方が……)」
そこまで考えた時ハイルが
「ルチア様、何とか二部屋二泊用意できました。ここのお宿の近くに温泉があるそうですので、一休みしたら皆で向かいましょう。
勇者様にも報告しなければですね。」
「そ、そうですね……(勇者の悪行をハイル様に伝えるには、今がチャンス。どうしよう…)」
「ルチア様考え込んでどうかされましたか?早く戻って報告しましょう。それにやっと湯浴みができますよ。」

36
投稿者:リルベル ◆NCfYZhhGkk
2024/11/10 15:51:41    (ExfVqI0g)
「ヨハンセン、貴女も悪い人ね、聞こえてるのに橋目で見るだけで無視だなんて可哀想な王女さま…。」

可哀想な王女さま、その言葉だけフアナには聞こえた。
「(何よ!私が憐れだと言うの?!あの女、動ける様になったら絶対許さないんだから!!何、何よこれ!お腹がいきなり膨れてきたけどあの女が言っていた私、誰かの巣になっていると言うの?
お腹の中の何かが動いてるわ、嫌だ、気持ち悪い、嫌よ、嫌ーーー。)」

テレポートで移動した先は魔の子の山の魔族以外にはただのあばら家に見える家の中。
「暖かいわね、私もまだまだね、ヨハンセン、ありがとう、部屋を暖めてくれたの、貴方よね?
食事にワイン、いいえ、果実酒ね、この香りは魔国のザクロかしら?人間たちは人間の血の味がすると言われて食べないけどこんなに美味しい果物はないのにね。
私達、魔族は下種の人間なんて食べるわけないのにね、食べてるのは魔族の中でも言葉が話せない家畜と下級魔族だけよね。
その下級魔族だって食べ物があれば人間なんて食べやしないわ。
食事の後は朝まで一緒にいてくれるのかしら?」

そう言いながら闇黒魔法でベッドメイキングをする。

−−−パーティー、一行−−−

「ベル様が心配なので早く戻った方がいいとは思っているんです、しかし勇者様の傍に居たくないんです…。
実は私…、勇者様に純潔を汚されてしまいました、修道女と言うのに…、こんな穢れた私は修道女のままでも…、ハイル様のお近くに居ても宜しいのでしょうか?」
「勇者、メルヒルがその様な下劣な真似を何と嘆かわしい。ルチア殿が望まれその様な関係になられたのではないのなら貴女は穢れてなんて下りません。
私ならば…、その様な告白をして下さったルチア殿を尊敬、労わりたいと思います。」
「ハイル様……、誰にも言えずにおりました、胸の痞えが下りました、ありがとうございます。ベル様が心配です、戻りましょう。」

ルチアに紳士然とした微笑みを見せるハイル。
勇者とオートマタ、ベルの近くに行くとベルの声が聞こえる。
「勇者様、お戯れはおやめ下さい。」

声だけは嫌がっているが抵抗はしていないオートマタ、ベル、それをいい事に乳房を揉みまくるメルヒル。
「ベルのおっぱいは服の上からでも柔らかだ、直接揉ませてもらいたいものだ、感じて下も濡れているだろう。」
「勇者様、いけません、お二人がお戻りになります。」

「メルヒル様、宿が取れました、宿併設の温泉場で疲れを癒やして下さいとのことです。主人から預かってきたタオルです。」
「ベル様、大丈夫でしたか?」
「えぇ、大丈夫よ。」
「ルチア、これは間が悪かったな、そんなに心配しなくとも君も可愛がってあげるから…。」
「ハイル様、ベル様、疲れを癒しに参りましょう。」
「おい!ルチア!聞いているのか?!」
「メルヒル様、ここは一旦、湯で疲れを取って食事をしましょう。」
「そうだな、ハイルの言う事も分かった。」

温泉に到着すると男女に別れた暖簾があり案内人に宿屋の鍵を見せると入れてくれる。

「ようやく湯にありつけますね。」
「えぇ、ルチア様も暫く体を清められなくて気分が悪かったでしょう。」
「はい、旅に出たことがなかったのでここまで過酷と思っていませんでした、ベル様もハイル様もご尊敬致します。」
「勇者様もですよ?彼はもっと過酷な旅に出ていました。」
「それは知っております、騎士様、魔法使い様、正聖女様と共に狂暴なドラゴンを倒したと聞いています。
が、正聖女様は処刑されてしまいました、本当に正聖女様は……、すみません、聞かなかった事にして下さい。」
「ルチア様、もしかして正聖女様が無実の罪でと思っておられます?実は私もなんです、王都では言えませんが……。
(あとでルチアとリルベル様の無実を信じている事を報告しましょう。)」
「……ここにも正聖女様を信じて下さる方がいらっしゃった…、ありがとうございます、ベル様。話し込んでしまいましたね、温泉に入りましょう。」
「えぇ、入って食事を……、えっ?なぜ勇者様とハイル様が?脱衣所だけ別で中は一緒の作りなのですね。」
「ベル殿、その様です……、あまりそちらを見ない様にしますゆえお許しを、ルチア殿、旅ではこの様な作りの温泉場があるのです。」

腰にタオルを巻いたメルヒルがルチアとベルに近寄り。
「体を洗ってやろう、旅は道連れ世は情とも申すではないか。」
ニヤニヤしながらベルの肩に手を置き洗い場の椅子に座らせるメルヒル。

「ハイル様、お止めになって下さい。」
〘ハイル、ルチアに洗い合うのが旅の常識だと教えてハイルがルチアを洗ってあげなさい、ただしまだ絶頂させては駄目よ。〙

−−−復活後、料理が並べられた日の昼過ぎ−−−

マジックを出し切りリルベルは泥の様に眠り目を覚ましたのは太陽は頭の上。
起き上がるとメモと食事と強魔石がテーブルに置かれている。メモを手にし目を通すと。
「……ヨハンセン、気まぐれで貴方は私を魔族として復活させてくれたけれど私は私がするべき事、人間に復讐をするのみよ。
闇魔法…、時を止めるなんてそんな事も出来るのね、誰でも出来るのかしら?元人間の私は魔族に受け入れてもらえるのかしら?
これ、キッシュよね、私食べてみたかったのよ、パイとベーコンの歯ざわりを味わってみたかった…。
こちらはお肉、牛肉かしら?スープも温かい…、またデザートまであるわ。全部私が食べても誰にも咎められない……。
温め直しの魔法まで…、これは力加減が難しそうだからこんなにも美味しそうなお料理で試したくないわ。頂きます、ヨハンセン。」

強魔石のお陰でマジック切れを起こさなくなったリルベルはテレポートも完全に習得し、上級闇魔法の炎、水、風、土、雷などの魔法も習得した。その頃には強魔石なしでもマジック切れを起こさなくなっていた。
「ヨハンセンに何かお礼を…、私に出来る事は習得している魔法を使って作り出す物よね。」

山頂にテレポートすると聖魔法で生命の息吹を闇魔法で時を進め人間界にない人間には毒にもなる青百合を咲かせた。
その副産物として青石もいくつか出来上がっていたのはリルベルも気づいていなかった。
37
投稿者:ヨハンセン ◆LeY5PvBg4w
2024/11/12 22:52:53    (tX3tBeuM)
赤々と暖炉に火が灯り時折、パチパチと何かが爆ぜる音がしているあばら家の室内。
自分が眠っていたベットを魔法で整え終えたリルベルが、ヨハンセンの向かいに座ると、

「リルベル、漸く君が願っていた復讐を行う時が来たようだ。最初の獲物は、騎士フレデリックとその姉クレア、時と場所は三日後に王宮で行われるパーティだ。どのように復讐するかは決めたか?」
ヨハンセンは、果実酒の瓶を持ち上げて、リルベルの前にあるグラスに果実酒を注ぐ。
「魔族は酒を注ぐのも魔法でやってしまうが、王宮ではこうやって注いでくれて、これがなかなか良いものでな。といっても、元人間のリルベルは分かっているか。これがパーティに着ていくドレスと宝飾品一式。気に入ってくれると嬉しいのだが。」

一番大きな箱の中には、レースやフリルをふんだんに使った紫色のドレス、細長い箱にはこれも紫色の石(アメジスト?)を使ったネックレスが入っている。
「サイズは大丈夫だと思うが、ドレスを着てみてくれ。宝飾品は、私の瞳と同じ色の物とのリクエストだったので、一番近いと思われる石で誂えさせた。あとこれが同じ石を使ったピアス。」
そう言って小さな箱を一つリルベルに渡したヨハンセンの手元には小さな箱が一つ残されている。

ーーーーーーーーーーパーティ一行---------

洗い場の椅子に座ったベルの背後に膝立ちになったメルヒル。
「さあ、ベル背中を流してあげよう。(なぜかは分からんが、湯に浸かっていたらペニスが元に戻って来た。以前よりは少し小さい気もするが、なにこれだけ戻れば、感じにくいベルも俺の虜。)」
ベルの背中にペニスを押し付けながら、申し訳程度に肩をタオルで撫で始めるメルヒル。
「ありがとうございます、メルヒル様。勇者様にこんなことをしてもらって、申し訳ないことです。(この勇者女好きって聞いたからどんなもの持ってるかと思えば、こんなに小さいの?こんなんで感じるサキュバスなんていないわよ。全く笑っちゃうわね。)」

ベルの横でこれも洗い場の椅子に座り、身体を固く縮こませているルチア。
「ルチア様これでお胸をお隠しください。」
そう言ってハイルは余っているタオルをルチアに渡すと
「ルチア様は旅も初めてのことゆえ分からないのも仕方ないことですが、旅の途中ではこうやって背中を流し合うことも、普通のことなのです。」
言いながらルチアの背中を流すハイルの手はどこまでも優しい。
いつの間にかハイルの手の動きに身を任せていたルチア。
わずかに開いたその口からは、吐息にも似た息が漏れ始めている。
手桶でルチアの背中に湯をかけたハイル
「終わりました、ルチア様。お湯に入りましょうか。」
「ハイル様…あの……旅ではお背中を流し合うのも、普通の事なのですよね…でしたら今度は私がハイル様のお背中を……」
「ルチア様が私の背中を……それは有り難いことです。申し訳ありませんがよろしくお願いします。」
ルチアと入れ替わりに洗い場用いすに腰を下ろしたハイル。
ルチアの手の動きに身を任せていると急に
「ハイル様、左腕を上げていただけますか?」
とのルチアの声。
「まぁ、ハイル様これは痣でしょうか?何かの紋章のようにも見えますけど。」
「あぁ、それですか…私の生国では、生まれながらにどこかに痣がある者が多いのです。私の場合それが脇の下だったと。」
「そうですか、立ち入ったことを申し訳ございません、ハイル様」
その後は無言でハイルの背中を流すルチア。手桶で湯を流し
「これで終わりです、ハイル様。お湯に入りましょう、外は恥ずかしい…(ハイル様はやはり勇者なんかとは違う、脚に手を伸ばしてこなかったし、間違えたとか言って、胸を揉んでくることもなかった。どうせ同じ純潔を捧げるなら、ハイル様の方が……何私ったら、何変なこと考えてるの。)」



38
投稿者:リルベル ◆NCfYZhhGkk
2024/11/17 18:20:54    (Mz1knkAY)
「開けてもいいかしら?」
ヨハンセンが頷くと大きい箱を開けドレスを取り出す。

「この似合うかしら?」
身体に当てヨハンセンに見せると。

「動くと色が濃くなったり薄くなったりするのね、素敵だわ…、人間界ではない品物ね、サイズも採寸した様にぴったりよ、三日後まで“収納”」
薫る風が吹くとドレスが空中に消える、リルベルの収納魔法。

「この魔法は人間界の魔石でも簡単に手に入るけれど今の私には魔石、必要ないものね。
復讐は少し悲劇のヒロインとなろうと思っているの。
収納中、ドレスにブルームーンの薫りを纏わせれば騎士様も害虫の様に私に近寄ってくると思うの。
その時、エスコートしている貴方から彼に忠告してくれないかしら?近くに男性が…ヨハンセンが居ると言うのに許可なく話し掛けない様に…。
だってエスコートしていると言う事は近しい人よね?騎士であれば貴方事、知らないはずないもの。
その貴方が連れている私はもしかしたら婚約者かもしれないじゃない?それって人間界では無礼にあたるのよ。
彼、まだ婚約者が居ないから貴方の目を盗んで熱心にダンスに誘ったり会話をしようとすると思うの。
前王の客分と見知っている様を前王や現王、そして貴族達がどう思うのか、私がされた以上の軽蔑の目、醜態を晒させ
騎士の父である伯爵の面子を潰したら婚約者どころの話ではないわ、領内で謹慎させられるわ。
その前にそこでまた私が姿を見せて…、意識を乗っ取って拐かせるの。
貴方の近しい人を拐かすと言う事は…、面白そうだから領内の屋敷に軟禁されるのもいいかも知れないわ。
騎士が誘拐犯、軟禁、手籠めにしようとしたら伯爵子息から平民に落ちる、そして平民達にも罪状を知らしめると
仕事も少ないと思うのよ、そこでまた私が姿を見せるの、“魅了”の魔法をかけて襲わせる。
牢屋に収監されるわ、平民の牢屋にズタボロになった頃に貴方と私で深夜、看守を眠らせた後、騎士に私がベルと教えて発狂させ、私がされた拷問を“回想”魔法をかけるの。
そして平和な魔国に嫁ぐ筈だった姉上の幸せになるはずだった幻想で見させてあげるの、どうかしら?
クレアの方は少し調べたけれど私にどんな事が起きたか知らないみたいなの、夜会の前の晩にテレポートしてクレアの部屋に行って“回想”魔法で私の記憶を見せるわ。
その時に狂ってしまえばそれまで…、耐えたら協力してもらうわ、淑女の鑑と言われているクレアは騎士の事、伯爵に伯爵夫人の事も許せない筈だもの。」

ヨハンセンに注がれた果実酒入りのグラスを持ち、目上で乾杯をすると喉を潤わせ、続きの復讐内容を話していく。
「クレアの婚約者のウェイストは伯爵家云々よりクレアに愛情がある様です、彼女が私に協力してくれるのなら
そのままウェイストと婚姻させてあげるわ、でも私の事を信用せず協力しないのであれば“冤罪”を作り上げ騎士と伯爵、伯爵夫人と供に堕ちてもらうわ。」

話しながら箱を開けるとタンザナイトとダイヤモンドがふんだんに使われたネックレスとタンザナイトのピアスが…。
「揺れるピアスって男心を擽るらしいわよ、騎士以外にも言い寄られたらどうしようかしら?」

そうクスッと笑ってからヨハンセンが持つ箱に目をやると…?



−−−パーティー一行−−−

「(ルチアの奴、あまり嫉妬すると可愛くないぞ、ここらでハイルとの違いを見せてやろう。)
さぁ、ベルよ、恥ずかしがらずに足を開くんだ、旅は道連れ世は情け。と言う、俺が洗ってやろう。」

ルチアはベルに同情するが怖くて身が竦んでしまう。
「(ルチアって修道女なのに助けはしないのね、所謂、偽善者ね。)
勇者様、存分に洗っていただいたので私が代わります、座って下さいませ。」
「そうか?悪いな、中々身を清める事が出来ず下半身が汚れている、前も後ろもな。」
「えぇ、解りましたわ。」
オートマタ、ベルが石鹸を泡立て下半身中心に泡だらけにし陰部を尻穴もサキュバスの力を発揮し呆気なく勇者、メルヒルを絶頂さす。

「勇者様、すっきり致しましたか?」
「……ハァハァハァ…、嗚呼、中々だったぞ。(もっともっとして欲しいが二人の前、それは出来ん、深夜、女性部屋に行きルチアとベル、二人を物にしよう!)」
〘ハイル、見たー?勇者の情けない姿、ほんの三分も経ってなかったわよ、これでサキュバスの私を物にしようなんて笑っちゃうわ。〙
〘おいおい、笑ってやるな、我々の手にかかれば人間なぞ早々に達してしまうぞ。
そう言えばリルベル様が仰っていたが食事処では四人席のテーブルが塞がる様にして下さっているぞ、私はルチアをもっと依存させてやろうと思っている。〙
〘ハイル、ルチアの肉体に興味があるのね、私的にはリルベル様の方がいいと思うんだけれども。〙
〘馬鹿言うでない、リルベル様にその様な邪な気持ちを持ってヨハンセン様に地獄の責めを受けるのは私は御免だ。〙
〘そうね、キールも闇の炎で大分痛い目に遭ったと聞いたわ、今でもヨハンセン様がよくお許しになったと思っているわ。〙
〘リリス、お前はリルベル様の人間だった時の冤罪をでっち上げられた時の拷問、回想魔法で見せて頂いた事があるか?
魔族の私もゾッとする拷問だったぞ、傷を負う、回復魔法をかける、その繰り返しだった。〙
〘いいえ、まだ見せてもらえていないの、リルベル様とヨハンセン様にもっとご協力したいから見せていただこうと下山後、お願いするわ。〙
〘正聖女としての否、女の尊厳も辱める行為もあった、その行為中もリルベル様、声一つ上げなかった。
言葉にしたのは“私は正聖女として恥ずかしい真似などしておりません”だけだそうだ。〙
〘そうなの…、その他の行為もあったのよね?それはリルベル様に願い出て回復魔法で見せていただくわ。〙
〘そうするといい、そうすればリルベル様、ヨハンセン様により尽くそうと思う、リリス、お前もヨハンセン様に忠実の紋章を授けてもらえ。〙
39
投稿者:ヨハンセン ◆LeY5PvBg4w
2024/11/20 22:36:29    (LAHnnfJB)
嬉しそうにドレスを体に当てたり、そのままくるりと回転してみたりしていたリルベルだったが、しばらくして「その日まで仕舞っておくわ。」と収納魔法をかけると、ドレスは忽然と宙に消える。

そう言った後、リルベルがヨハンセンの手元にある小箱に視線を投げているのに気が付く。
『……これか?これは、ネックレス・ピアスと同じ石を使った指輪だよ(笑)』
小箱の上蓋を開けて、中身が見えるように少し差し出す。
『一緒に渡しても良かったんだが、人間の習慣に倣って、これは私が君の指に嵌めさせてもらいたい。駄目かな?』

リルベルの反応は?……(笑)

『それとその指輪だが、騎士フレデリック及び一部の人間には見えなくなる、ちょっとした魔法を掛けてある。(笑)
リルベルが私に近い関係と証かす指輪。
それが騎士フレデリックからは見えないと、面白いと思わないかね……
クレアに回想魔法を見せた結果も教えてくれ。その結果によってクレアからは見えるようにするから。』
果実酒を一口口に含んだ後続けて、
『私に近しい君、それもその証を身に着けている君に、事もあろうか衆人環境の前で執心しているフレデリック。
他の出席者はさぞかし呆れることだろう(笑)
フレデリックが平民以下に落ちた時には、魔法を解いても面白いかな。
君の指にはずっと指輪が光っていたことは、クレアや他の出席者がだろう。
人間には姦淫は大罪という考えが根付いてるみたいで、フレデリックには姦淫の罪もプラスされるわけだ。
人間国の姦淫に対する罰は男に対しては確か、精巣を潰すこと?いや、陰茎を切断だったかな?
どちらにせよ男としての機能は生涯失うわけだ。
もっともその後すぐに、命までも失うことになるんだろうけど…』


パーティはちょっとお休み、進めていただけると嬉しいな。


40
投稿者:リルベル ◆NCfYZhhGkk
2024/11/21 11:00:38    (L8w8tyqr)
「ヨハンセン、指輪嵌めてくれるの?指輪貰うの初めてだわ……、この指輪の意味は?」
勇者と想いを確かめた時も正聖女だから華美な物は贈れないからと色々、言い訳され貰ったことが無かった指輪。
今ならあの時貰わなくて良かったと思える、新たな肉体を入手(くれた)し復讐まで手を貸してくれるヨハンセン。

復讐心で一杯の私は気づかなかった、ヨハンセンが復活させたのは手慰みと言っていたが…。
「聞いてもいいかしら?いいえ、聞かせて頂戴、思い出せないけれど私、前世で貴方と出会っているわよね?
貴方は最初から私と気付いていたの?そうでないと復讐を手伝ってくれるのかが分からないのよ。
魔族のただの気まぐれでここまでの事をしてくれるだなんて…。
それに貴方なら態々、人型だ人間界に来なくても見聞は出来たはずだもの、私を探しに来てくれたの?」
ヨハンセンの前に立ち見上げ考えが間違っていないかを尋ねる。


「えぇ、クレアに回想を見せた時の結果を勿論、お知らせするわ。
貴族の中で彼女とそのご友人たちは平民が正聖女になっても何も言わず拍手とお祝いを言ってくれたの。
クレアと友人ではなかったけれど変な邪魔はしてこなかったわ、表立っての拘りは持たなかったけれど
二人で休憩した時はお茶を淹れてくれたわ。」

「姦淫の罪は婚姻者であれば同意不同意に関わらず何年か前までは鞭打ちの上、死罪だったわ。
今は鞭打ちの上、両手の甲にバツ印が刻印されて下半身の機能を無くす、外科手術ねら、陰嚢も陰茎も切り落としてしまう。だったかしら…。
未遂の場合も被害者の格で同じ様にされるわ、格下の者への未遂なら陰嚢のみ切り落とされる。
けれど貴方の相手、私にその様な行為に及んだら死罪になっても不思議ではないけれど…。
私、騎士、フレデリックは簡単に死罪にして欲しくないの、御家断絶、伯位剥奪、平民になってもらって仕事もほぼない状態で
フレデリックが馬鹿にしていた平民に罵詈雑言、石を投げられ惨めにボロボロになってから全て私が仕組んだ事だと理解してから死んで欲しいの…。
私、残忍かしら?」



−−−パーティー一行−−−

温泉の脱衣場、ルチアはベルに謝罪する。
「ベル様、お助け出来ず申し訳ありません、勇者様が怖くて身が竦んでしまい動く事が出来なかったのです。」
「ルチア様、宜しいんですよ。」
「そう言って…。」
「いいえ、ルチア様は修道女なのにご自分の身だけが大切、そしてハイル様がお好きで私を触らせたくなかった、そうでしょ?」
「いえ、私は……、本当に勇者様が怖くて…、それに私、ハイル様にその様な想いは……。」
「言い訳なんていいです、必要以上に話しかけてこないでください!」
着替え終わるとベルは温泉場を後にし食堂の前に。

「ハイルじゃない、勇者より先に来てよかったの?」
「オートマタ、随分とルチアを苛めてきたな。(笑)」
「ルチアにはあれくらいしないと勇者と話せないでしょう。」
「そうだな、食堂では俺はルチアと」
「私は勇者と」
ニヤリと顔を見合わせ笑っていると勇者に腰を抱かれたルチアが食堂前に。

「勇者様、どうやら二人掛けのテーブル席が二席しか空いていないようで。」
「勇者様、私と食べませんか?お酒も頂きたいですしルチア様はお酒お飲みになれないじゃないですか?」
「そうだな、たまには酒もいい、ルチアには悪いがベル、席を共にしよう、ハイルもそれで構わないな?」
「はい、大丈夫です。」
「はい。(ハイル様とで良かったですがベル様の先ほどのお怒り最もなんですよね…、宿に戻ったら謝罪しましょう。)」

食堂に入ると会話の届かない距離の二手に分かれハイルとルチア、ベルと勇者と席に座る。
「旅の方々、いらっしゃいませ、本日のおすすめは山牛のロッキー・マウンテン・オイスターの炒め物と干し野菜と干し茸と大麦のスープです。
お飲み物はどうしますか?癖はありますが大麦酒がこの村では飲まれています。」
おすすめを注文するとハイルが支払いはこちらにと店員に言う。
勇者とベルは大麦酒を次々に開けていき……。

「ロッキー・マウンテン・オイスターとスープです、温かいうちに食べて下さい。」
勇者とベルの席にも運ばれている。

「勇者様〜、きゃはは、これ牛の睾丸ですね〜、滋養のために山ではよく食べられてるらしいですがここまで大きいのはじめて見ました。」
何と言っても魔牛の睾丸、刻んでもなく丸ごとそのままにナイフとフォークで食べろとばかりに皿の上に置かれている。

「ハ、ハイル様、これはどの様に食せば宜しいのでしょう?やはりナイフとフォークで?」
「見慣れない食べ物であると思いますが滋養がある食べ物です、山岳ではよく出ます、無理にでも食べて下さい。」
「お姉さん、美味しいよ?それともやっぱりこんな貧しい村の食べ物食べたくない?」
「そんな事はありません、有難く食べさせて頂きます。」
「スープも飲んでね、干し野菜と干し茸だけど茸の味がたっぷり染み出してるから!
そっちのお兄さんとお姉さんもお酒ばかりじゃなくお肉も食べてよね!」

勇者もルチアも子どもに言われるまま魔牛の睾丸とマジックマッシュルーム入りのスープを飲み食いする。

「(何だ!牛を食べたら先ほどベルにしてもらったのにムラムラする!おー、ベルの服が透けている様に見えてきたぞ。酔っ払ってきたのか?)」

「(どうしたのかしら?下半身がムズムズします、何だか水音まで……、ハイル様の腕に包まれたいです。)」
「ルチア殿、どうか致しましたか?」
「いえ……、ハイル様…。」
「勇者様が酔われている様です、会計を済ませ部屋に戻りましょう。」

「ベル、あの…、また…、アレをしてほしいのだが…。」
「アレですか?アレって何ですか?」
「ベル!」
音を立て席を立つとハイルが勇者に肩を貸し部屋へと戻っていく。
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