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2024/06/25 13:55:00 (xA6a85ji)

【BSS?NTR?リョナ系】

ここは繁華街の奴隷娼館。
安価かつNG行為がほぼないことで、限られた者しか利用できない闇風俗の中でも、客質も嬢の質も悪いことが特徴。

貴方は飲み屋で知り合って仲良くなったどこかの社長から、奴隷娼館『ソナ』の招待権をもらいます。

普段風俗を利用しない貴方でしたが、酔った勢いもありつつ、闇風俗などというものが本当にあるのか半信半疑、興味本位で招待状の書かれた寂れたビルに向かいました。

廃ビルのような小さなビルには黒服の受付がおり、本当に招待状で通され、地下に通されます。

その先で出会った奴隷少女に貴方は次第に惹かれていくのですが、彼女は所詮奴隷で…。
会いに行くたびに傷が増えていく少女ですが、身請けする経済力もなく…。

【という設定でお願いいたします。貴方と客以上恋人未満の関係になりますが、会えていない日は他の客に酷い目にあう…というような感じです。貴方との場面数レスした後、他客との場面を数レス…という感じで進めていきたいので、他客も演じてもらえると助かります】
 
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19
投稿者:吉田真司 ◆rBWDOzZdUs
2024/06/29 09:09:32    (evkdl2dm)

時間を告げるタイマーの音に落胆の色を顔に浮かべたメイ…吉田からの「延長」というワードに思わず顔を上げた。
考えてもいないことだったのだろう…プレイの途中なら、その流れで時間を延長することもあるだろうが、吉田とは会話だけ…時間が来れば話をやめればいいだけのことだ。

(この子…こんな簡単な計算も…)

料金などを説明し2時間延長した場合の料金を吉田に告げようとするが、包帯が巻かれた指を使い悪戦苦闘…小学3年生でも出来るはずの計算だった。

(いったい何歳の時からここで…)

当然の疑問が湧く…メイの話によれば18歳になるメイが最年長…ということは…

(だとしたら…酷い…いくらなんでも酷すぎる…)

吉田の胸が傷んだ…歳派のいかない少女が道具のように扱われる世界…何よりも当のメイがそれを当たり前のように受け入れてしまっていることが悲しいと思った。

「うん…じゃあ…180分までで…」

あまり持ち合わせは多くなかったが、なんとか足りる金額…痛い出費ではあったが、この少女をまた暗い穴に突き落とすようなしたくなかった。

「あつ…それから…ご主人様っていうのはやめてくれる?吉田でいいから…ご主人様って呼ばれると何か落ち着かなくて…」


メイは、少し戸惑いながらも「吉田さん…」と口にした。

メイは改めて座り直すと笑顔を見せる…巻かれた包帯が痛々しく思えたが、それは本当に嬉しそうな笑顔だった。

2人は話を続けた…吉田のどんな話にもメイは何度も頷き耳を傾けくれる…ちょっとしたことに驚いたり関心を示してくれる。
人との会話がこれほど楽しいと思ったことはなかった。

「あつ…そうだ…ちょっと待ってて…たしか…まだ残ってたはずなんだけど…あっ…あったあった…」


仕事の話をしている途中、吉田は何かを思い出したように鞄の中を漁った。

「これ…初めて俺の考えたものが商品化されたやつ…ボールペンなんだけど…」

3本かセットになったボールペンを吉田はメイに手渡した。

「この先っょについてる猫の尻尾をノックすると芯が出て、猫の鼻を押さえると芯ぎ引っ込むだ…これ…あげるよ…」


おはようございます。
いずれは、他の客との場面のやり取りのパートも入れていきましょうね。


18
投稿者:メイ ◆0DUmICC/jQ
2024/06/29 01:31:02    (bkPpxBDg)

「いや、あの…、なんでもないです…っ。」

客ともキスはほとんどしない。基本はメイを見下している相手が多く、愛撫的なことはほぼない。

口はペニスを咥えるか、殴られてゲロを吐くか…その程度の役割。
汚れきった汚いもので、我儘を口にしたことを後悔していた。

だからこそ、承諾の言葉を聞いて勢いよく顔を上げてしまった。

「…えっ?…んっ、ちゅ…っ」

(あったかい…。)

吉田に精一杯合わせるように背伸びし、そっと唇を重ね、包帯に覆われていない片目を閉じる。

唇を重ねる行為や触れ合うことに対し、普段感じる恐怖や嫌悪はなく、心地よい温もりを感じた。

「ありがとうございますっ!あの、きっと、また今度…っ!」

(ホワホワしたこの感情…、忘れないで覚えておこう…!痛くても苦しくても、きっと我慢できるもん…)

深々と頭を下げ、明るく別れる…、そのつもりだったが、寂しげな表情は隠しきれなかった。

「え…。」

延長。思ってもなかった言葉に固まってしまう。
少しの硬直の後、ブンブン激しく首を縦に振る。

「で、ででっ、できますっ!!あのっ、次に予約が決まってたりしなければっ、私こんなのだから全然っ!!」

露骨に表情が明るくなり、大きな声でルールを説明する。

「えっと、合計で180分まで延長できて、えっと、30分ごとに〇〇円で…」

ソラは闇風俗店の中でも奴隷を扱うだけあり、格安ではあるが、一般の風俗店よりも高い値段設定。ましてや延長となると、一般のサラリーマンにとってはまあまあ財布に痛い金額だった。

ソラの常連を相手することがほとんどのメイは、久々に延長の金額システムを説明し、指折りながら足し算をしていく。

「で、合計が…、あー…、えー…っと…」

18歳を迎えたとなっても、足し算が難しい。
血が滲む包帯で巻かれた指を使いながら一生懸命数を数えるが、結局吉田の方が計算が早かった。

受付に延長を告げるベルを鳴らし、財布を見つめている吉田に向き合う。

「…ねえねえ、本当に何もしなくていいの…?私、ご主人様になら何されてもいいよ…。いや、いいよって、そんな立場じゃないけれど…。それに、ご主人様は怖くないし、痛いこととか、苦しいことだってなんでも我慢できると思う…。」

17
投稿者:吉田真司 ◆rBWDOzZdUs
2024/06/28 03:48:10    (sBLEInA6)

メイの話を遮ったが、部屋に重苦しい空気が流れる…おそらくそれはメイの悲惨な話を聞いたことを悔やむ気持ちから発したものだろう…

(こんな話…させるんじゃなかった…)

重い雰囲気を察したメイが話を切り出してくれた…趣味などの話を聞きたいと…

客の顔色を伺う能力…ここで生きていくために自然と身についたものかもしれないと吉田は思った。

「趣味かぁ…う~ん…あんまりこれといってないんだけど…公園とこで鳥とか見るのは好きだよ…季節によって色んな鳥が来るし…ちょっとへんかも…」

友人や同僚にこんな話をすれぱ引かれるかもしれないところだが、メイは目を輝かせ話を聞いてくれる…空を自由に飛ぶ鳥に憧れを抱いているのかもしれない…
メイは、ここで自由ばかりか人としての尊厳まで奪われ囚われているのだから…

そんな時間は無慈悲に流れ時間を知らせるタイマーが鳴る…さっきまで楽しそうにしていたメイだったが、誰が見ても分かるほど肩を落とした。
決して客に合わせた演技ではない証拠だ。

肩を落としたメイだったが、顔を上げ吉田を見ては目を逸した。
何かを言いたそうな様子に吉田は時間を与える…

「えっ?キス?俺の?」

思ってもいなかったメイの言葉だった。
こういうことをどの客に対しても言っているのだろうか…ふとそんなことを考えたが、メイの話を聞く限りでは自分に対して暴力的な行為をする客にそんなことは言わないはず…
自惚れるわけでは無いが、メイは自分に対して他の客とは違う感情を持ってくれているのかもと思った。

急にメイが愛おしく思えた…自分が口にしたことを後悔したかのように俯いたままのメイ…

吉田はメイの頭に手を伸ばし黒髪をそっと撫でた。

「いいよ…俺なんかでよければ…」

驚いたように顔を上げ吉田を見つめるメイの唇にそっと唇を重ねた。

(あっ…)

メイの唇は柔らかかった…奴隷娼館の嬢とはいえ、メイはまだ18の女の子なのだ。

「ありがとうございますっ!」

嬉しそうな顔をしたメイ…そのあと少し淋しげな表情を浮かべ「お会計は…」と言葉を発した。


「あのさ…俺…システム的なことはよくわからないんだけど…延長ってできるのかな?もし出来るならしたいんだけど…」


私の方もやはり1日1レスくらいになりそうです。
ひょっとしたらレスできない日もあるかもしれません。
なので、絶対レスを返さなきゃと思わないでくださいね。
ゆっくりと進めて行けたらと思うので…


16
投稿者:メイ ◆0DUmICC/jQ
2024/06/27 23:27:03    (hQn2CAjT)

「えっ、えっ、あのっ、す、座ってもいいんですか…?」

一ヶ月ぶりの優しさに触れ、戸惑いながらもソファに座る。
客より先に腰掛けたことに謎の不安感を覚えるが、もはや吉田は背中の傷や顔や指の包帯に目がいっており、慌てている様子がなんだかおかしくて、少し笑ってしまった。

「クスクス…、え、いや、あの、申し訳ありません…。なんだか、傷を見て慌てているのが少し珍しくて…。ううん、休んではいなくて、裏で荷物の仕分けとお掃除を任せてもらっていたんです。でもこの指だから上手くできなくて、疲れてサボっていて、バレちゃいました…、えへへ…。」

彼からは強く鋭い感情を感じず、心から気が休まる。
大抵の客は攻撃性や性欲などの強い感情があり、一緒の部屋にいるだけで精神が削られる。
ここではそんなことはない。

「……っ、ぁ、あはは…。そりゃまあ、気になりますよね…。ご主人様、こういうの慣れてないって言ってましたし…。」

昨日のことはあまり思い出したくはない。
思い返すたびに、傷が疼き、苦痛や恐怖が蘇る。

ーーーーーーーーーーーー

(チビのバカ女…。そりゃそうだね、私、学校行ってないし…。そういう問題じゃないか…。)

この客はユウナの太客。しかし、人気の彼女はフラッと来たときには予約で埋まっていることがあり、対して年増(ソナでは)で、大した特徴もないメイは空きが多い。
目当ての嬢が引けず、ムシャクシャし、苛立っている客の相手することも当然多かった。

喉奥まで深くペニスが突き刺さり、呼吸ができなくても助けてもらえない。
酸欠になり、どこか客観視して、思考が霞んできていた。

「ん゛ッ、ぐっ、ぅ゛ッ!!ん゛ッ!!」

(あ、ホントに、ヤバ、イ…。もう、駄目、死…ぬ…?)

くぐもった声でもう限界であることを伝える。
しかし、客は下品に笑い、むしろ目の前で人が死ぬことすら望む瞳で見下ろしていた。

目の前がチカチカ白黒に点滅し、じわぁっと視界の端から真っ黒に染まっていった。

脳裏に走馬灯が浮かぶが、始めてのこの店に来た時のこと、客を取ったこと、殴られて蹴られて、鞭で打たれて…

(最期すら、碌な思い出ないや…。また、吉田様、会いた…)

ブツっと意識が途切れる。
眼球がぐるっと上に回り、白目を剥いて全身から力が抜けた。

ようやく口からペニスが引き抜かれると、床に倒れ、暫く時間をおいて気道に空気が通る。

「ゲホッ、ゲェッ!!ゲェ゛ッ!!ぅ゛ゲェホッ!!」

三途の川の手前で現実に引き戻された。
きっとメイが死んでも、どこかの社長の彼は何も感じないだろう。ただ、割高な罰金を払って終わりなだけ。

ーーーーーーーーーーーーーーー

「本当に死んじゃうと思いました…、実際意識失って死にかけましたし…。…ちょっと、死んじゃったほうがよかったかもなって思いましたけど…。えっと、それで、もう一回咥えろって言われて…。私、怖かったんです。だって今さっきそれで死にかけたんですよ?死んだほうがよかった、なんて生意気なことを言いましたけど、そうすぐ割り切れないですよね、人間って。…暴れちゃって。爪が、こう、でも、本当にカリって、カリってだけ…。その瞬間、顔面殴られちゃって…。文字通りひっくり返って、壁まで転がっちゃって…。」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「嫌っ、嫌ァッ!!痛い痛いぃッ!!お許しくださいぃッ!!」

あの後何度も殴られ、右半分の顔が内出血でで変色してしまっており、視界が歪んでいる。
当然治療もされず、ソファに座る客に腕を掴まれ、部屋のクローゼットに収納されている『備品』のペンチで爪を剥がされている。

「ごめんなさっ、ぁッ、あ゛ぁァァ゛ッ!!!」

ペキっ、パキッ

軽い音との太いメイの悲鳴が部屋に響く。
時折「うるせぇ」と殴られ、お腹を蹴られた。
両手の爪を剥がされた後は、土下座させられ、その背中を一本鞭で何度も打たれ…

ーーーーーーーーーーーーーー

「それで、一回鞭で打たれるたびに謝るんですけど、こう…、一本鞭ってバラ鞭と違って、一撃が重いんです。打たれるたびに呼吸ができなくなって、謝れなくなって、また怒られて…、え、あっ、も、もういいんですか?もうちょっと続きありますけど…。」

(なんでご主人様がこんなに苦しそうなんだろ…。私はご主人様にまたお会いできたし、昨日のことだから別にいいんだけどな…。)

本人よりも苦しそうに、苦虫を噛み締めたような顔の吉田に首を傾げる。

「…申し訳ありません、空気を冷めさせてしまいましたね。あの、じゃあ、なんか楽しい話をしましょう!ご主人様は趣味とか楽しみとか。そういうのはあるんですか?」

少し白けた空気が漂い、慌てて話題を変える。
客に甘えてしまうことになるけれど、この時間は楽しく過ごしたかった。

「へえ、あははっ、楽しそう…!いいなあ…って、あ…。」

タイマーの音が鳴る。
その瞬間、露骨に肩を落とすメイ。

(もうこんな時間…。終わったら、作業しないで寝てたこと怒られるんだろうなあ…。ご飯抜きくらいで済めばいいけど…。)

「あ、あのっ!…えっと、あの、や、ぁ、えーっと…。」

別れの間際、口を開いては閉じ、目を合わせては背けるを繰り返す。
言いにくそうに唇を震わせながら、言い淀むメイを吉田は言葉を待ってくれていた。

「キス…してほしいです…。その、あっ、のっ!嫌じゃなかったら、なんですけど……」

(いっ、いいっ、言っちゃった…!でも、こんな奴隷とキスなんて…、してくれないよね…。我儘で生意気な女って、幻滅されたかも…。もう会えない…かも…。)

ネガティブな思考がどんどん浮かんできて、俯いてしまう。
痛む指先でベビードールの裾を摘み、我儘を言ったことを後悔し始めた。

【ありがとうございます。お客様の傲慢っぷりがとても素敵です。私もシチュを思いついてから初めてのプレイなので、手探りなところがありますが、こちらもこのような感じで大丈夫でしょうか?
それと、今日はたまたまお休みをいただいていたのでお昼に返せましたが、通常は、夜に一日一レスくらいになってしまいます…。】
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投稿者:吉田真司 ◆rBWDOzZdUs
2024/06/27 21:32:41    (jdhjZ5/f)

「メイちゃん…久しぶ…」

部屋に入ってきたメイに声をかけかけた吉田は言葉を失った。
お辞儀をし顔を上げたメイの片目は包帯に覆われていた。
それだけではない…身体の前で組んだ手の指の先にも包帯が巻かれていた。

キズもの…受付の男が言った言葉を思い出した…ここで言うキズものとは、こういう意味だったのだ。

「ど、どうしたの?だ、大丈夫?挨拶なんかいいから…こっちに座って…」

吉田はメイに駆け寄ると背中に手を回しソファーに座らせる。

「こんなひどいケガだったんだ…受付でキズものになってるって言われたけど…指名しても構わないって…だから大したことはないかと思って…もしかしたら休んでたのかい?俺が指名したから無理をして?そうだったらごめん…」


メイは首を横に振った…客の相手はしていないが、裏方の仕事があったと告げ、また指名してくれて嬉しいと笑顔をみせた。
メイのことをよくは知らないが、その笑顔と言葉に嘘はない…吉田はそう思った。

「そうか…ならこの時間だけでも身体を休めるといい…またこの前みたいに話し相手になってくれればいいから…」

ふたりは前回のように話をはじめた。
話をしながらもメイの包帯が気になって仕方がない…聞いていいものなのか散々迷った挙げ句、吉田はケガのことをメイに尋ねた。

「こんなこと聞いちゃダメなのかもしれないけど…そのケガ…やっぱりここの客がやったの?」

メイは小さく頷くと口を開いた…



====

「もしもし…なんか用か?俺今、忙しいんだけど…えっ?どこに居るのかって?ソナだよソナ…ムシャクシャしてたから憂さばらしに来てんよだ…だけどよぉ…ユウナとやろうと思ってたんだが予約が入っててよぉ…メイしか空いてねぇんだよ…えっ?メイだよメイ…チビのいつもヘラヘラ笑ってるバカ女…そうそうソイツ…仕方ねぇから適当にやって帰るつもりだったんだけど…メイのヤツ…口に出した俺の精液を吐き出しやがって…頭きたから今罰として俺のチンポを口に突っ込んでんだ…オイッ!ジタバタしてんじゃねぇよ!ジッとしてろっ!このクソがっ!」


かかってきた電話をとった男は、ソナの常連客のひとりだ。
正座をさせたメイの髪を掴みいきり立ったペニスを喉元にまでは押し込んでいた。
息ができずにうめき声を上げるメイを怒鳴りつけたのだ。

「コイツ…息ができなくてもがいてやがる…はぁ?死ぬかもってか?いいじゃん死んだって…あっ…ホント動かなくなったわ…マジ死んだかも…またあとで電話するわ…おぅ!じゃあな…」

息かできなくてもがいていてメイ…苦しさから客の腰を掴んでいた手が力なく垂れ下がる…

男がメイの口からペニスを引き抜くと、ほんの少しの間のあと激しく咳き込んだ。

「なんだ…生きてるじゃねぇか…つまんねーほれつ!もっかい咥えろ!こんど吐き出したらマジて殺すかんな…」

男は再びメイにペニスを咥えさせると激しく腰を打ちつけ、根本まで押し込んだままにする…我慢していたメイだったが、無意識に空気を求めもがく…その時メイの爪が男の足を引っ掻いた。

「テメェ~引っ掻きやがったな…ふざけんなっ!」

男はメイの顔面に拳をふるった。

「あとでその爪…毟り取ってやるからな…覚悟しとけっ!」

====


「も、もう…もういいよ…もう話さなくても…」


あまりの酷さに聞いていられず吉田はメイの話を遮った。
ここではこんなことが日常茶飯事として行われている…メイはここで働く嬢なのだと思い知らされた…


ここまでで何か問題等はありませんでしたか?
気になる点があれば遠慮なく仰ってくださいね。
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投稿者:**** 2024/06/27 21:26:47(****)
投稿削除済み
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投稿者:メイ ◆0DUmICC/jQ
2024/06/27 12:43:16    (hQn2CAjT)

「良いこと教えてあげるっ。もし殴りたいときは…、太ももの横…、ちょうどこの辺りを膝で蹴ると立てないくらい痛いんだよ。いつかやってみてね。」

(威力は私が体験済み…。立てないくらい痛いけど、立たないと余計暴力受けるし…、。)

メイの弱点の一つでもあった。
細い指で指差したその箇所は青痣がいくつもついており、常連客には知れ渡った弱点だった。

「ねえ、ねえ、飲みって楽しいんですか?お酒って美味しいの?…へえ、美味しいんですか。味は?…え、苦いんですか?じゃあ、不味いじゃんっ!ち、違うの?大人になれば美味しいの…?…ふーん、私も大人になったら、飲んでみたいな…。」

しばらく会話を続けるうち、本来あってはならないはずのタメ口が混ざっていった。

しかし、それにも気が付かず、二人で雑談を続けた。

定期的に嬢が『入荷』されるなか、メイより年上の嬢は見たことがない。
大人になったらどうなってしまうのか、考えてもいなかった。

ピリリリリリリッ!

タイマーの音が響き、ビクンッと飛び跳ねる。
急に現実に引き戻され、自分が奴隷娼婦だったことを思い出す。

「…ぁ、あっ、本当に何もしなくていいんですか!?その、フェラくらいならすぐに…。い、いらないの…?」

慌てて椅子から降り、床に膝をついてズボンを下ろさせようとするが、吉田に手で制された。

「じゃあ、お会計は受付でお願いします…。あの、本当に良かったらというか…、その、本当は良くないけど…お名前聞いても良いですか…?」

(なんか昔こういう優しい男の人、近所にいたような…。もう思い出せないや…。なんだか寂しいな…。)

プライベートを探るのは当然禁忌。そんなことはわかっていても名前くらいは知りたかった。
彼は本来この店に来たくてきたわけではない。
もう会えないと思うと、名前だけでも覚えて、楽しかった今を思い出せるようにしておきたかった。

「吉田、真司様…。ありがとうございますっ。じゃあ、気をつけて帰ってね、ご主人様っ。…あっ、あと、その気になれなかったらチェンジとかもしていいんだからね?ふふっ」

『寂しい』『もう少し話したい』言ってはいけない言葉を飲み込んで、笑って背中を見送り、ヒラヒラ手を振って別れた。

シン…と静まり返った部屋 が妙に心細かった。

(掃除して、ユウナ達に食事取らせて…、ああっ、一時間後に予約入ってるんだった…。テキパキやらないと終わらないや…)

手を出されなかったことで身を清める時間は必要ないが、店の清掃、幼い他嬢の世話、自身の客の相手…、吉田が帰った後もやることは山積みだった。



「あー…メイですか。今ちょっと傷モノになっておりまして…、ユウナとかはどうです?若くて上手いので人気嬢で…、それでもいい、と…。ええ、もちろん構いませんよ。じゃあ、お部屋でお待ちください。」

一ヶ月後、ソナでの受付で言われた傷モノ。
言葉の意味は分からないかもしれないが、この店でその単語は容易に想像がつくかもしれない。

部屋に入るのを見届けた後、受付がバックヤードのメイを探す。
今夜は予約もなく、清掃か荷物の仕分けをしているはずだが、メイは段ボールにもたれかかって寝ていた。

「おい、メイっ、メイッ!!起きろ、指名が入ったぞ。お前、仕事もせずに昼寝なんて、いつからそんなに偉くなったんだ?」

「…んぅ、ひっ、ひぅっ!?は、はい…っ、準備します…っ!す、すみませんっ!」

(昨日、たくさん常連客来たし、今日はないと思って油断してた…。寝ちゃってたし、後でお仕置きされるかも…。)

はあ、と深くため息を吐きながらベビードールに着替え、指定された部屋に向かう。

「…お待たせいたしました、ご主人様…。あ、あっ!吉田様っ!もう来て下さらないかと思いました…、えへへ…っ」

ドアを開け、深々とお辞儀をしたメイだったが、客の顔を見た瞬間、ぱあっと晴れやかになる。

しかし、吉田の目に映るのは、片目を覆う包帯、右手の指先にも包帯が巻かれている痛々しい姿。
お辞儀によりチラリと見えた背中は、グロテスクと表現するのが正しいほどの夥しいミミズ腫れ。

全て昨日の客がつけたものだった。


嬉しそうにするメイとは対照的に、吉田の顔は少し引き攣っていたが、薄暗い照明により気が付かなかった。


【かしこまりました、ではこのメイでよろしくお願いします。】
12
投稿者:吉田真司 ◆rBWDOzZdUs
2024/06/27 12:03:38    (DgWOJtQo)

11をクリックすれば、ちゃんと表示されるので…
11
投稿者:吉田真司 ◆rBWDOzZdUs
2024/06/27 11:58:36    (DgWOJtQo)

「あっ…そ、そうなんだ…」

何を話していいか分からず、とりあえず無難な質問だと思った吉田だったが、メイの答に驚き短く返すことしかできなかった。

(ロウソク…って…指の骨を折る?えっ…どういうこと?)

何でもアリとは聞いてはいたが、吉田の想像を遥かに上回る場所なのだ。
吉田の背中に冷たいものが走った。

(でも…何でこの子…こんな話を普通に…何でこんなに普通に話せるんだ…)

吉田には故郷に高校生の妹がいる…メイとほとんど変わらない年齢だ。
化粧をしていてハッキリとした歳はわからなかったが、化粧を落とせば…

(この子は…一体いくつの時からここに居るんだろう…)

吉田の中で様々な疑問が湧き上がる…だがそれを聞くのは躊躇われた。

吉田はメイの顔をジッと見つめた…故郷の妹とメイが重なり、なんともいえない悲しい気持ちになる。

こんなところにいなければ妹みたいに友達と喋って笑い転げたり…好きな子ができたとか…そんなごく普通の女の子だったに違いない…

「えっ…?あっ…お、俺の歳?に、28だよ…俺も先月28になった…」

メイからの問いにハッと我に帰り答えた。

「どうしてって…う~ん…酔った勢いっていうか…飲み屋でたまたま知り合った人に教えられて…気晴らしっていうか…ただの好奇心っていうか…実は…会社てイヤなことがあったんだよね…ほら…よくいるでしょ?手柄は自分のもの…ミスは部下に押しつける…みたいなヤツ…俺の上司がまさにソレ…ここがどんなおのろなんて…あんまり深く考えてなかったから…」

「そんなヤツ…ぶん殴っちゃえばいいのにっ!」

メイはほっぺたを膨らませまるで自分のことにように怒ったように言う…

「アハハ…確かにそうだよね…あんなヤツ…ぶん殴っちゃえばいいんだよね…」


ふとメイの手首についた縄で縛られたような跡が目に入った…上司に嫌味を言われたくらいどうってことはない…この子はもっとひどいことをされてきたのたろう…なんか自分の愚痴があまりにもくだらないような気がした。
メイの明るさに救われたような気がした。

他愛のない会話だったが、60分はあっという間にすぎタイマーの音が鳴る…

「本当に何もしなくてよかったんてすか?」そんなメイに「うん…楽しかって…ありがとう…」と答え店をあとにした。

不思議な体験だった…この世にあんな世界があるなんて…つい今しがたのことだが、現実のこととは思えなかった。



「ソナ」に行ってからひと月ほどが経った…仕事に追われ忙しい日が繰り返された。
しばらくの間、メイのことを時々は思い出していたが、いつの間にか考えることもなくなっていた。

(あぁ~もうだめだ…あんな会社…行ってられるか…)

吉田は文房具の開発製造販売を手掛ける会社に務めていた。
子供のころ、親に買ってもらった文房具…怪獣の消しゴムやボタンを押すと蓋が開く筆箱…こんなものがあったらいいのに…こうしたらみんな喜ぶのに…そんな想いから将来は自分で…子供の頃からの夢が叶うはずの会社だった。

この日も一生懸命考えた文房具を上司に糞味噌にコケにされた…ヒットした商品は自分の手柄にする上司に…

やけ酒にと寄った飲み屋でふとメイのことを思い出した…黒い綺麗な髪に目尻が少しつり上がった猫の目の少女…

(あの子…どうしてるんだろう…)

気づけば吉田は「ソナ」でメイを指名していた…



明るいほうのバージョンにしました。
このほうが進めやすいてす。
ありがとうございます。












10
投稿者:メイ ◆0DUmICC/jQ
2024/06/27 09:00:19    (hQn2CAjT)

「60分ですね…、はいっ、じゃあ…タイマーつけますね。」

部屋に設置された時計を弄り、60分後にアラームを設定する。
そして、ベビードールの肩紐に手をかけ、少しでも時間を無駄にしないよう、ぐいっと勢い良くずらすが…。

「えっ、あ…っ、着たままがいいですか?」

(うぅ…、汚すと折檻されちゃうんだよなあ…。ご飯抜き確定かも…)

服を脱がなくていいと言われ、ニコニコ笑っていた顔も少し引き攣る。着たままのリクエストをされることは稀にあるが、汚すと店から『お仕置き』されてしまう。…とはいえ、客に逆らうという選択肢は当然無い。

「…?は、はあ…。えっと、じゃあ、その気になったらいつでも言ってくださいね?」

『お喋りだけ』というワードに戸惑うが、肩に届くくらいに切り揃えられた髪を指でかき揚げ、促されるままに向かいに座った。

メイも長いことこの店で働いているが、このような状況になったことなく、少し無言の時が流れる。
無意識のうちに手首を摩り、床の木目を見たり、壁のシミを見たり…、少し落ち着かなかった。

手首には今もくっきり縄目が見えるほどの拘束痕ができており、一つ前の客との行為が伺い知れる。

「は、はいっ!えっと、年ですか?なんと…先月18歳になりましたっ。ソナでは最年長で、他の子達のお姉さん役をしてるんですっ」

元来明るい性格ではあるが、客と雑談なんかしたことがない。
何を話せばいいか思案していたところに、吉田からの質問に助け舟を見た。

「この間、いつも指名してくださる方がお祝いしてくれたんですっ」

クスクス悪戯げに笑いながら続ける。

「仰向けになって、身体の上に蝋燭18本立てて、『一本でも倒れたら、歳の数だけ指の骨を折る』って。それほとんど全部の指じゃないですかー。でも、そのおじさまは本当にやる方ですから、唇から血が出るくらい我慢しましたよー…、って、あ、あれ?面白くなかったですか…?スベっちゃった…。」

(あれ…?他のお客様は笑ってくれたのにな…)

薄暗い室内で目を凝らすと、乳房やお腹、太ももなどに円状の火傷痕が残っている。両手は問題なく動いているため、きっと耐え抜いたことが分かっただろう。

「ご主人様はおいくつなんですか?こういうところ初めてって仰ってましたが、上の世界にも風俗店ってあるんですよね?どうして最初がここなんですか?」

慣れない状況、酒の匂い、これらから少し警戒していたが、少しずつ慣れてきて口数も増えていく。
目尻が吊り上がった、大きく吸い込まれそうな猫目で見つめ、吉田を覗き込む。


【明るいバージョンで繋げてみました。どちらが良いでしょうか?】
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