部室の前まで来ても緊張を拭えないでいたドアを開けるなり景子が怒った顔で僕を睨みつけている姿を想像してしまう(大丈夫さ、仮に拒否されたとしてもこの写真があれば…)昨日と同じように扉をノックするが相変わらず人の気配が無い(景子ちゃん、もう部活に来てるはずなんだけどな)ドアノブを回すと今日もカギは掛かっていない、居ないはずの景子の姿を想像すると昨日と同じ扉のはずなのに妙に重々しく感じた「お邪魔しま~す…」昨日見た室内と全く同じ、本当に活動しているのか疑わしい程だった(そう言えば気になってたんだけど)僕は誰も居ない部室のロッカーを調べ始めたいくつかの扉を開けると…有った、同好会で使っていた戦隊スーツパーティグッズでよく見る全身タイツ型のスーツは結構年季が入っていて、所どころ穴が開いていた(でも、これじゃ使い物にならないや)入部した後、よりリアルな戦隊プレイがしたくて衣装を探してみたのだが出てきたものは安っぽく、しかも脇や太腿,腕の部分が敗れて穴の開いたものだった(同好会だと予算も無いし仕方無いのだろうけど…せめて新しいスーツとマスクくらいは欲しいよね)もう入部した気で景子とのプレイを妄想している(学校はお金出してくれないだろうし…揃えるとしたらバイトかな?)今後の方針をいろいろ考えていると入口の方から昨日と同じように扉の開く音が聞こえる僕はロッカーで見つけた破れた衣装を持ったまま入口の方へ向かうちょうど景子が入って来るところだった「あっ、景子ちゃん。…昨日はごめっ!?」景子は僕の姿を見るなり慌てて駆け寄り、持っていたスーツを奪い取ってしまった(思い出の品とか大切なものだったのかな?だったら悪い事したな)「ごめんね、大切なものだったみたいで…」慌てて謝罪するが景子はそっぽを向いてこちらには顔も向けず、時々ジト目で睨んできた破れたスーツに昨夜の淫夢を思い出したなどと知る由も無い僕は、その態度にちょっとムッとした(まだ怒ってるのは分かるけどさ…)…どちらも声を掛けず居心地の悪い時間だけが流れた(これ絶対に断られる流れだ…こうなったら)彼女の態度に僕は昨日思いついた邪まな“交渉”をすることにした「昨日はごめん、お詫びと言ってはなんだけど今日は同好会に入部しようと思って来たんだけど…」僕の言葉に驚いてこちらを向いてくる景子だが、拒否されると思っている僕は向き直った景子の前にスマホの画面を掲げた「どうせ断られるのは分かってるんだ…でも、断れば“これ”が…分かるよね?」画面を見た景子は目を見開いて固まってしまうそこには昨日の縛られた姿が表示されていた…[こんばんは]今更で申し訳ないのですが、今まで漠然としていた圭介の設定をもう少ししっかりさせたくて書いてみました【小山田圭介】高校2年生180㎝を超える身長に100㎏を超える体重の巨漢運動は余り得意では無く動くと息切れしやすい元々オタク気質だったが、ある時(幼少期の景子と遊んでいた時期)を境に特撮…特に戦隊ヒロインが好きなキモいエロオタへと変わって行ったその外見と気持ち悪さに同級生からは“エロ豚”などと揶揄されているこんな感じにしたいと思っていますが景子さんのイメージと異なる場合は遠慮なく言って下さいね《ストーリーを進めた後に追加したい圭介の設定》①ヒーロー同好会に入部後、ショー(バイト含む)に参加できる様に肉体改造を課せられる②景子の的確な筋トレメニューにより彼女の殺陣にも付いていける程の体力がつく③贅肉しか無かった身体は相撲取りの様な筋肉質に変化したが④顔立ちが変わる事は無く外見は相変わらずキモいままor筋肉質になったことで返ってキモさが増す⑤殺陣で追い詰められることが増え、組み伏せられる危険性が出てきた⑥あだ名が“エロ豚”から“キモ筋”へと変化
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