イメプレ
1:貴方が恋したのは奴隷娼婦
投稿者:
メイ
◆0DUmICC/jQ
2024/06/25 13:55:00(xA6a85ji)
メイの話を遮ったが、部屋に重苦しい空気が流れる…おそらくそれはメイの悲惨な話を聞いたことを悔やむ気持ちから発したものだろう…
(こんな話…させるんじゃなかった…)
重い雰囲気を察したメイが話を切り出してくれた…趣味などの話を聞きたいと…
客の顔色を伺う能力…ここで生きていくために自然と身についたものかもしれないと吉田は思った。
「趣味かぁ…う~ん…あんまりこれといってないんだけど…公園とこで鳥とか見るのは好きだよ…季節によって色んな鳥が来るし…ちょっとへんかも…」
友人や同僚にこんな話をすれぱ引かれるかもしれないところだが、メイは目を輝かせ話を聞いてくれる…空を自由に飛ぶ鳥に憧れを抱いているのかもしれない…
メイは、ここで自由ばかりか人としての尊厳まで奪われ囚われているのだから…
そんな時間は無慈悲に流れ時間を知らせるタイマーが鳴る…さっきまで楽しそうにしていたメイだったが、誰が見ても分かるほど肩を落とした。
決して客に合わせた演技ではない証拠だ。
肩を落としたメイだったが、顔を上げ吉田を見ては目を逸した。
何かを言いたそうな様子に吉田は時間を与える…
「えっ?キス?俺の?」
思ってもいなかったメイの言葉だった。
こういうことをどの客に対しても言っているのだろうか…ふとそんなことを考えたが、メイの話を聞く限りでは自分に対して暴力的な行為をする客にそんなことは言わないはず…
自惚れるわけでは無いが、メイは自分に対して他の客とは違う感情を持ってくれているのかもと思った。
急にメイが愛おしく思えた…自分が口にしたことを後悔したかのように俯いたままのメイ…
吉田はメイの頭に手を伸ばし黒髪をそっと撫でた。
「いいよ…俺なんかでよければ…」
驚いたように顔を上げ吉田を見つめるメイの唇にそっと唇を重ねた。
(あっ…)
メイの唇は柔らかかった…奴隷娼館の嬢とはいえ、メイはまだ18の女の子なのだ。
「ありがとうございますっ!」
嬉しそうな顔をしたメイ…そのあと少し淋しげな表情を浮かべ「お会計は…」と言葉を発した。
「あのさ…俺…システム的なことはよくわからないんだけど…延長ってできるのかな?もし出来るならしたいんだけど…」
私の方もやはり1日1レスくらいになりそうです。
ひょっとしたらレスできない日もあるかもしれません。
なので、絶対レスを返さなきゃと思わないでくださいね。
ゆっくりと進めて行けたらと思うので…
24/06/28 03:48
(sBLEInA6)
「いや、あの…、なんでもないです…っ。」
客ともキスはほとんどしない。基本はメイを見下している相手が多く、愛撫的なことはほぼない。
口はペニスを咥えるか、殴られてゲロを吐くか…その程度の役割。
汚れきった汚いもので、我儘を口にしたことを後悔していた。
だからこそ、承諾の言葉を聞いて勢いよく顔を上げてしまった。
「…えっ?…んっ、ちゅ…っ」
(あったかい…。)
吉田に精一杯合わせるように背伸びし、そっと唇を重ね、包帯に覆われていない片目を閉じる。
唇を重ねる行為や触れ合うことに対し、普段感じる恐怖や嫌悪はなく、心地よい温もりを感じた。
「ありがとうございますっ!あの、きっと、また今度…っ!」
(ホワホワしたこの感情…、忘れないで覚えておこう…!痛くても苦しくても、きっと我慢できるもん…)
深々と頭を下げ、明るく別れる…、そのつもりだったが、寂しげな表情は隠しきれなかった。
「え…。」
延長。思ってもなかった言葉に固まってしまう。
少しの硬直の後、ブンブン激しく首を縦に振る。
「で、ででっ、できますっ!!あのっ、次に予約が決まってたりしなければっ、私こんなのだから全然っ!!」
露骨に表情が明るくなり、大きな声でルールを説明する。
「えっと、合計で180分まで延長できて、えっと、30分ごとに〇〇円で…」
ソラは闇風俗店の中でも奴隷を扱うだけあり、格安ではあるが、一般の風俗店よりも高い値段設定。ましてや延長となると、一般のサラリーマンにとってはまあまあ財布に痛い金額だった。
ソラの常連を相手することがほとんどのメイは、久々に延長の金額システムを説明し、指折りながら足し算をしていく。
「で、合計が…、あー…、えー…っと…」
18歳を迎えたとなっても、足し算が難しい。
血が滲む包帯で巻かれた指を使いながら一生懸命数を数えるが、結局吉田の方が計算が早かった。
受付に延長を告げるベルを鳴らし、財布を見つめている吉田に向き合う。
「…ねえねえ、本当に何もしなくていいの…?私、ご主人様になら何されてもいいよ…。いや、いいよって、そんな立場じゃないけれど…。それに、ご主人様は怖くないし、痛いこととか、苦しいことだってなんでも我慢できると思う…。」
24/06/29 01:31
(bkPpxBDg)
時間を告げるタイマーの音に落胆の色を顔に浮かべたメイ…吉田からの「延長」というワードに思わず顔を上げた。
考えてもいないことだったのだろう…プレイの途中なら、その流れで時間を延長することもあるだろうが、吉田とは会話だけ…時間が来れば話をやめればいいだけのことだ。
(この子…こんな簡単な計算も…)
料金などを説明し2時間延長した場合の料金を吉田に告げようとするが、包帯が巻かれた指を使い悪戦苦闘…小学3年生でも出来るはずの計算だった。
(いったい何歳の時からここで…)
当然の疑問が湧く…メイの話によれば18歳になるメイが最年長…ということは…
(だとしたら…酷い…いくらなんでも酷すぎる…)
吉田の胸が傷んだ…歳派のいかない少女が道具のように扱われる世界…何よりも当のメイがそれを当たり前のように受け入れてしまっていることが悲しいと思った。
「うん…じゃあ…180分までで…」
あまり持ち合わせは多くなかったが、なんとか足りる金額…痛い出費ではあったが、この少女をまた暗い穴に突き落とすようなしたくなかった。
「あつ…それから…ご主人様っていうのはやめてくれる?吉田でいいから…ご主人様って呼ばれると何か落ち着かなくて…」
メイは、少し戸惑いながらも「吉田さん…」と口にした。
メイは改めて座り直すと笑顔を見せる…巻かれた包帯が痛々しく思えたが、それは本当に嬉しそうな笑顔だった。
2人は話を続けた…吉田のどんな話にもメイは何度も頷き耳を傾けくれる…ちょっとしたことに驚いたり関心を示してくれる。
人との会話がこれほど楽しいと思ったことはなかった。
「あつ…そうだ…ちょっと待ってて…たしか…まだ残ってたはずなんだけど…あっ…あったあった…」
仕事の話をしている途中、吉田は何かを思い出したように鞄の中を漁った。
「これ…初めて俺の考えたものが商品化されたやつ…ボールペンなんだけど…」
3本かセットになったボールペンを吉田はメイに手渡した。
「この先っょについてる猫の尻尾をノックすると芯が出て、猫の鼻を押さえると芯ぎ引っ込むだ…これ…あげるよ…」
おはようございます。
いずれは、他の客との場面のやり取りのパートも入れていきましょうね。
24/06/29 09:09
(evkdl2dm)
「よ、吉田…様…。ぇ、あ…、吉田さん…?」
(何もしなくてもいいのかな…。お金もったいなくないのかな…。でも、ここに来る人ってお金持ちばっかりみたいだし、吉田様も…?)
痛いことだって、苦しいことだって、何でも我慢できる。
だってこんなにも良くしてくれているから。
しかし、優しく手を引き、ソファに座らせてくれた吉田を不思議に思いつつも、会話を再開すれば妙な考えはすぐに消えてしまう。
「ええっ!?それって大変じゃないの!?」
「うわぁ…、お可哀想に…。」
「あははっ、すごいっ、あはっ、すごく楽しそう…!うふふっ!」
吉田が話す社会や会社のこと、私生活、趣味の話。
どれも新鮮で、聞いているだけで楽しかった。
「ボールペン…、これ吉田様が作ったの…っ!?すごいすごいっ!すごいですっ、吉田様っ!」
鞄から手渡された猫が装飾になったボールペン。
目がキラキラと光り、手元のそれをじっくり眺める。
「か、可愛い…、えへへっ、ニャン太郎みたい…。あっ、ニャン太郎って、昔家で猫を飼ってたんです。それがニャン太郎。」
ソナに来る以前の話。妙な緊張感を覚え、吉田に鼓動が高鳴る。
そんなことは露知らず、当のメイはボールペンの芯を出そうと尻尾を指で押し…
「痛…ッ!…ぁっ!ご、ごめんなさっ、申し訳ありませんッ!ごめんなさいッ!!」
生爪を剥がされていたことを強く鈍い痛みで思い出す。
ボールペンを床に落としてしまった瞬間、猛烈な勢いで謝罪を大声で繰り返す。
ご主人様から貰ったもの。床に落とすなど言語道断で、とんでもない粗相。いつもなら酷いお仕置きがあるが…。
「…ぁ、ご、ごめんなさい…。」
吉田は違う。
どんな趣味嗜好があるかわからないけれど、少なくとも粗相に怒り、暴力を振るう人ではないことはわかっていた。
でも、他の客と一緒くたにして、クセで何度も謝罪し、許してもらおうと、少しでも罰を和らげてもらおうと必死なサマを見せてしまった。
(私バカみたい…、せっかく楽しくお話しできていたのに…。)
大袈裟に謝ることこそ、吉田に対して失礼な態度。
幻滅されていないか、嫌われていないか、吉田の顔が見れずに前髪で伏せたまま、床に落ちたボールペンを拾い上げた
【おはようございます。良きところが来たら、緩急をつけていきたいですね。】
24/06/29 10:01
(bkPpxBDg)
「あはは…うん…それでいいよ…でも「様」じゃなくて「サン」でいいから…」
様呼ばわりも何かしっくりとこない…金を出す客とはいえ…
「そ、そんなに謝らなくてもいいから…そんなことより手…痛いんだろ?
」
猫の尻尾を指でカチッとした瞬間、かなりの痛みが走ったようで、メイはボールペンを床に落とした。
たかがボールペンを落としただけ…それなのにメイは、とんでもないことをしでかしたとばかりに必死で謝る…これもここで染みついたことのひとつなのであろう…
(どんなことをされてきたんだ?この子は…いったいいつからここに…?)
吉田の頭にまたあの疑問が浮かんだ。
聞いていいものなのか…迷った末に吉田は口を開いた。
もっと知りたい…この子のことを…
「メイちゃんってさ…どのくらいここにいるの?あっ…言いたくなかったら言わなくてもいいから…」
わかりました。次当たりからそういう場面に持っていこうと思います。
24/06/29 12:08
(evkdl2dm)
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