イメプレ
1:ハメられ貴族令嬢
投稿者:
リズベット
◆1Np/JJBAYQ
2024/05/11 15:22:57(pnoRPSVH)
かしこまりました。
現実を優先し、ゆっくりでいいのでお付き合いください
24/05/19 22:15
(DCzcJ/d3)
やはりリズベット様は納得しなかった。しかし、リズベット邸から旅立っていった獣人達がゲリラとして、捕らえられているのは事実だった。
獣人達の肌に刻まれてる管理番号。獣人達の所有者の履歴が記録されている。その履歴を確認すると多くの獣人達が元リズベット邸にいた事を示している。
リズベットが良かれと思って教育した獣人達は自己に目覚め、獣人の解放の為に行動するのは自然だろう。
リズベット様が国会の転覆のような事を考えていないのはアオトは、承知している。しかし、結果としてその活動は、リズベット様の考えとまったく違う結果となってしまっている。
罪を認めて、刑を軽くとアオトは考えているのだ。
「リズベット様、この後に検察の取り調べがあります。事実は認めて反省をお願いいします。」
と、念を押して接見室を後にした。
一度牢に戻らされたリズベットは、まったく状況が掴めないまま、冤罪を信じて疑わなかった。
再び係官が牢にやってきて、検察の取り調べに連れて行かれる。
手枷、腰縄姿で取り調べ室に入る。
「どうも、あなたを担当する検事のムラノです。」
そう言うと机の上に獣人達の写真が並べていく。
その獣人達は、リズベットの知る獣人達、かつてリズベット邸にいた者達であった。
ムラノ
「この獣人達は、知っているな?」
と検事は言う。
リズベットは、確かに知っていた。皆、リズベットが市場で保護し、身体が良くなるとリズベット自ら教育をした者たち。
『はい、皆、私が保護して他の獣人家族や人に送り出した獣人達ですが?』と。怪訝なリズベット。
「この獣人達は、全員、反政府ゲリラとして活動していた獣人だ。あなたの容疑は、反政府活動として獣人保護と教育をしてゲリラの教育をしていた、国家転覆罪です。」
『そんなバカな? この者達がそのような行動をするはずがないです。」
と憤りを表すリズベット…
【遅くなりました。早く、拷問などやりたい気もするけど、物語作るのも楽しいです。】
24/05/20 21:04
(.moIFuX0)
「はい…。事実はきちんと認めます。しかし、それ以外のことは認めるわけにはいきません。」
アオトの想いとは真逆に、キッパリとした口調で答える。
短い接見時間は終わりを告げ、看守係に連れられ、牢へと戻された。
(冤罪なのに、罪を認めてしまったら本当の罪になってしまうのに…。アオトはどうしてあのようなことを…)
深く考える間もなく、また別の看守が来て、腰縄を付けられる。
手枷と腰縄により逃げることは不可能だが、そもそも逃げる気は毛頭なく、疑いを晴らそうと取調室に赴いた。
「ムラノさんですね。リズベット・コーナーと申します。よろしくお願いいたします。」
椅子に座り、対面の男に深く頭を下げて挨拶する。
机の上に並べられた獣人達は全て見覚えがあった。
それは当然のことで、みんな過去にリズベットの使用人をしていた子達だった。
「ええ、左上からユウナ、レノン、ミナト、スズナ…」
屋敷にいた期間は短い者だと数ヶ月程度だったが、鮮明に覚えている。心から家族だと思っていたからこそ。
「みんな屋敷で使用人として飼っていました。屋敷にも定員がありますので、希望する獣人は家族や友人のもとに帰したりしています。この写真に写っている子達は全員…」
対外的には『飼っている』ということにしており、公の場面ではこのように口にするが、それでも内心チクリと痛む。
怪我を治し、言葉や文字を教えた。歴史や社会についても授業を行い、獣人達の教養を高めた。
「……え。そ、そのようなことはあり得ませんっ!歴史や社会の仕組みについて授業はしています。しかし、獣人や人に一方の偏りが出ないように教えているつもりですし、そもそも私は、暴力行為を働く獣人ゲリラには否定的な立場で、そのように教えています…っ!何かの間違いじゃ…。」
人と獣人の歴史について教えていたが、リズベットの言う通り、一方の立場に偏りすぎない、中立な授業をしていたつもりだった。
人と獣人が手を取り合える未来を望むからこそ、過去を教える必要があった。
人と獣人の歴史は、すなわち差別の歴史。
優しく、柔らかく教えたとしても、リズベットの想いとは別に、反発心、反抗心を育て上げてしまっていた。
(間違い…であってほしいけれど…。管理番号ですぐに、そして明確にわかること…。あの子達が獣人ゲリラに…?なんで…、どうして…?)
ユウナは美しい猫人だったが、軍に捕えられる際に顔に大きな傷を負った。奴隷商の手に渡ったが、十分な治療はされずに痕が残り、扱いも一際酷い、安価な低級奴隷に身を落とした。
レノンは巨乳が特徴となる牛人で、それこそ母乳工場で家畜の扱いを受けていた。
彼女達が人を恨む理由は痛いほどわかる。
(でも、私と同じ思いを…。人と獣人が手を取り合う未来を願ってくれたと思っていたのに…)
衝撃の事実に血の気が引く思いだったが、それでも検事の目を見つめ、強く冤罪を訴える。
「私は確かにこの子達に教育を施しましたが、反国家的な教育はしていません。私の屋敷にいた獣人達に授業の内容を聞きましたか?ごく一般的な初等教育に近いはずです…っ」
【お疲れ様です。こちらもストーリーパートを楽しくやらせていただいております。ストーリーをしっかり作った方が、後々酷い目にあった時に、よりドキドキできますので】
24/05/21 19:50
(JWpKVNjZ)
【すみません。遅れていて、申し訳ないです。ストーリー作り楽しいですよね。嬉しいです。】
24/05/23 07:02
(XqGG5YZA)
「その教育の結果、獣人達の知識の習得や自我が目覚めてゲリラになったという事か。」
ゆっくりと話していく。
「反国家教育を行なっていないというが、結果はゲリラになった事は間違いない事実。」
次にムラノは別の写真を並べ始めた。どれも破壊された街、ケガをした街の住民であった。
「これは先日の大規模テロの被害写真です。多数の死傷者が出ている。この実行犯が先程のユウナ、レノン、ミナト、スズナの4匹の獣人でした。この4匹の獣人の飼い主登録は、今でもリズベットあなたです。」
さらに、ムラノが差し出した書類。それはリズベットのコーナー家からの破門状であった。
「テロの首謀者であるとして、あなたはコーナー家から既に破門されています。」
リズベットの顔が青ざめていく。
元々コーナー家もリズベットのことを疎ましく思っていたのだ。
「以上で取り調べを終わります。あなたが、否認をしていても、検察はこの証拠、及びコーナー家の破門状で十分立件可能と判断しています。このまま否認を続けると裁判官への印象が悪くなるだけと思いますが…」
ムラノが取り調べ室から出ていくと看守が再びリズベットを牢まで連れていく。看守はわざと手枷、腰縄を外さずにリズベットを牢に戻した。
「あなたの裁判は、明日行われる事が決まりました。それまで牢の中で犯した罪を反省するんだな。」
その後、食事としてパンとスープか運ばれる。スプーンが置かれているが腰縄で手の動きが制限されているリズベットにはスプーンを取っても口まで運べないし、尿意を感じてるが服や下着を脱ぐことも出来そうになかった。
【お待たせしました。】
24/05/24 19:34
(fGS2AWDS)
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