イメプレ

睡眠5日目


(昨日はほんわかな感じの睡眠だった。 あれくらいなら睡眠なくても何かのご褒美でしてあげても良いかな？
今日は…ほんわか……は無さそう。な気がする。 と、思ってた)



やっはろーと部室に入ると既に3人は揃っていた。

『日曜はダメだけど、明日は大丈夫だよ。いくいく！凄く楽しみ、3回目だけどねー。えへへ』

何時もの感じで笑みを絶やさず、クラスでは見せない積極的な会話参加に明るい声が響く。転校してからは3人にだけに見せる無垢な姿





…………………。
(マジ！！ バカなの！！
キスシーンのムード作りに妄想シチュエーションなんてしたら
オタクの私は一択、好きなアニメキャラ以外ありえない！！！

みんな鼻息荒いし、緊張からか顔がテカテカしてた。

パパはファーストキスに入らないよ？ というか、みんなはファーストキスは私になったとして、私のファーストキスは既に決めてるのかな？

いいの？ 君たちの中の2人のファーストキスは、先頭の男子とキスした後のファーストキス。3番目は2人とキスした後のファーストキスになるんだよ？ それで良いのかな君たち？)

と、自身の緊張をほぐそうと思考はツッコミにフル回転してるけど

今の私は
少し顔を上向けにし目を閉じて、唇をツンと差し出している。
けど、首を振ろうか少し迷っていた。

だってお昼歯磨いてないもの！

【すみません、週末のフリを入れるの忘れて加筆しました。
そのせいで澪さんにもご迷惑を……汗】

澪に催眠術をかけて準備万端……の筈がここで大問題発生。

リューヤ「誰が1番最初に澪ちゃんとキスするんだよ。」

ケンジ「ファーストキス同士になれるのは、最初に澪ちゃんとキス出来る唯1人だけ……。
うーん、これは大問題だぞ。」

3人は散々揉めた挙句公平にジャンケンで順番を決める事に……。
結果。

ケンジ「やったー。
オレが1番だー。」

リューヤ「ちぇっ、2番かよ。」

一輝「…………………マジ！？」

ケンジ「それじゃあ澪ちゃん……いくよ。」
ケンジ(ああっ……緊張する。)

ケンジは自分の唇を舌で舐め回してから澪の両肩に手を置く。
そしてブサイクな顔を澪に近付ける。

ブチュ

時間にして僅か1秒程だろうか。
緊張に耐えられなかったのか、ケンジは澪の唇に触れるとすぐに唇を離してしまう。

ケンジ「うわっ、ムチャ感動……。
澪ちゃん、ごめん。
そしてオレのファーストキスを奪ってくれてありがとー。」

リューヤ「次はオレだな。」

リューヤは澪の唇の感触をたっぷり時間をかけて堪能する。
(それでも5秒くらいだが。)

ケンジ「………………
おいおい、長いぞ。
いつまで澪ちゃんとキスしてるんだよ。」

リューヤ「ぷはぁ……はぁ……はぁ……。」

一輝(フッ……2人とも甘いな。)
一輝「澪ちゃん、口を少し開けて舌を出してごらん。」

一輝は澪の肩に両手を回して抱きしめると、澪の舌に舌を絡めて濃厚なディープキスをする。

一輝(わっ、澪ちゃんのおっぱいの感触が……。
ああ……澪ちゃんの身体から良い匂いがする。
なんで……美少女は口臭も甘い香りがするのか。)

レロレロ、クチュクチュ、ジュブジュブ

一輝は澪の口の中に舌を入れて好き放題澪の口腔を舐め回す。

一輝(ボクの唾液も流し込んじゃえ。
ぐふふっ、澪ちゃんたっぷり味わってね。)

…………………

………………………

…………………………………。

ケンジ「コラコラ、一輝。
お前やり過ぎ〜。」

リューヤ「いつまで澪ちゃんとキスしてんだよ。
お前ズルいぞー。」

何だかんだ言いながらも、大好きな澪ちゃんとファーストキスを経験出来て大満足な3人であった。

(…………………………
えっーーー、この状態で放置プレイとか……ナイナイ。
ちゃんと計画的にいこうよ！時間は限られてるんだから、と思わず叫びたくなる。
まぁ、向こうからすればコチラは睡眠状態だから、どんな醜態でも見せれちゃうのかな？
睡眠始める前は、アニメ話で盛り上がる中で軽めなHシーンとかで少し男子同士で盛り上がる事はあったけど、かなり自制してたし

睡眠のフリで3人の私に対する本音みたいなのを見れたのは良かったと思う。
そして誰も抜けがけしない事が嬉しい。
正直仲良し3人組を壊したくなかったので、単独で呼ばれて私に睡眠術を掛けて。みたいな事されたら睡眠タイムは封印してたと思うし)

と、考えてたらケンジ君の喜びの声。私のファーストキスはケンジ君。

(キスする前に歯を磨こうよ！ と、私も同じだけど、顔が近づきちょっと臭った。軽く振れて離れる。
うん！私的には75点かな？何となくだけど。最後の言葉に
イヤイヤ！したのそっち！と突っ込みつつも、きっと20年後も私の記憶に残りますよー。と心の声)

(リューヤ君の声、セカンドキスになるのかな？ 今度は長め…ちょっと鼻息ふんふんしてるけど我慢。70点かな？ 減点ポイントはちょっと唇荒れてた)

(この流れは…競い合うんだよね？

指示が来たのでやはり！と思いつつ少しだけ唇を開く…うわぁ…舌来た。うぅ結構気持ち悪い。一輝君、ディープは気持ちが乗ってないとダメなんだよ？ と思いつつ
思ったより大胆になってきたなぁ。睡眠術は大きな刺激を与えると解けちゃう事もあるかもなのに、私の場合は私次第だけど。)

唇をベトベトにし、口端からヨダレが少し垂れてる状態で首を揺らしていく。

(もう、一輝君のバカ！
一気にハードル上げられちゃうなんて、私の中では先に進んだ時には、ギブアップするか考えるけど、1度してギブアップしなかった時は、受け入れるって決めてる。
下着姿を晒す事だけだったのに
抱き着きとディープキスも加わってしまった。
とりあえず、何とか取り繕うとして帰宅したら赤面で死にそう。今日もオナニーしちゃうだろうなぁ？

【書き込みしたら増えててびっくりしちゃいました。付け足しだけなので問題ありません】

【今日もオナニーしちゃう……のはもしかして澪ちゃん？
一輝達はもちろん毎晩澪ちゃんとの行為を思い出しながらオナニーしておりますが、澪ちゃんもオナニーしてくれてたら嬉しいな。】

土曜日、遂に待ちに待った週末デートの日。
映画館が幾つも入っているファッションビルの前には、待ち合わせをしている若者が大勢いる。
待ち合わせ場所に少し早めに着いた澪もその1人。

チャラ男A『おっ、あの娘可愛くない？』

チャラ男B『やめとけ、どうせデート相手の彼氏待ちだろ。』

そこへ時間通りに一輝達3人組がやってくる。

ケンジ「澪ちゃん、お待たせー。」

現れた一輝達を見て、思わず澪をナンパしようとしていた男達の目が点になる。

A『おぇー、嘘だろ！？』

B『あんな可愛い娘が、なんであんなキモデブ集団と待ち合わせしてんだ！？』

映画館に入ると、再び3人のバトルが勃発する。
そう、澪が真ん中に座るとして3人の内誰か1人は澪の隣りに座れないからだ。

ケンジ「くそー、なんでジャンケンに負けるんだ！！」

場内が暗くなり映画の上映が始まる。

一輝(く〜、澪ちゃん横顔も可愛い……。)

一輝は暗闇に紛れてそっと澪の手を握る。

映画が終わると澪達4人は仲良くファミレスへ。
そこでアニメ談義をするのはもう定番になっている。

ケンジ「いやー、SPY×FAMILY期待通り面白かったね。」

リューヤ「ヨルさん、さいこー。
あっ、もちろん澪ちゃんの魅力には敵わないけどね。」

一輝「アーニャちゃん、可愛かった。」

ケンジ＆リューヤ「お前、ロリコンか！！」

高校2年生にして初めて、学生らしい青春の日々を満喫する一輝達であった。

(私はアニメが大好きだけど、素人の小説投稿サイトの愛読者でもある。

1番ハマったのは異世界転移した3人のキモデブ、のちにキモデブ三銃士と呼ばれた3人の冒険(主に姫へのストーカー)が魔王討伐する話だった。軽いエッチなシーンもあったが一般向け作品なので普通に読んでたけど、作者がその後をアダルトの方に投稿し、それも見てしまった。

そちらには、最終的に姫と主従として結ばれた3人との爛れた卑猥な世界。
人前では姫の忠実なる従者の3人。4人だけの時はそれが逆転し性癖が違う3人に振り回されていく。かなりエッチな内容で、それを見つつオナニーを覚えたのが3年前だった。)

睡眠は掛かってないから、本当の事は言ってないけどオナニーは日課にしてる。

今日はオシャレして出掛けた。
お嬢様風にベージュのワンピース、ポニーテールを解き、黒メガネを外した。前の学校でこの姿で街歩きした時は同級生にまったく気づかれなかった。
スカウトやナンパが増えたので、親と一緒の時以外は封印した格好。

(あ～、やっぱ行くるかぁ。ナンパされ困っていると3人が来て私だと1発で見破った。凄いぞ三銃士！)

ありがとー。良く私だって分かったね！偉い偉い。と褒めてあげる。

(一輝くんが手を握ってきたので、デコピンした。抜けがけはダーメ！ 睡眠の時なら何時でも良いけどね？)

ファミレスでアニメ談話。
楽しい！ 本当みんな大好き。
お嬢様風に仕立てても、中身は私なので澄ました顔は出来ない。

『わくわく！あーにゃ。プリン食べたい！』
と声真似したら爆笑された。
本当に頼んでくれたので
『あざざます』と言っておいた。

4人仲良く楽しい時間が過ぎていく。なんかアオハルしてるよね？私