イメプレ
1:スーツアクターの憂鬱
投稿者:
ユウリ
◆6ZDaSFYPE.
2023/11/06 15:50:22(kJwRr4f8)
俯きながらも微かに首を縦に振ってくれた沖田さん。
省吾
「本当にいいの?勇気出して誘ってみて良かった。沖田さん何食べたい?中華?洋食?って言ってもこじゃれたレストランとか知らないから、町中華とか町の定食屋さんだけど・・・」
店に向かいながら話すが沖田さんは俯いてばかり。
省吾
「沖田さん、俯いてばかりいると折角の美貌が台無しだよ。面接の時俯いてたら、自信が無いのかな?本気でアクション俳優になりたくないのかな?って思われちゃうよ。面接官の立場で言えば、同じくらいの度量がある人が二人いた場合、そう言う細かな所作で決めちゃう場合もあるってこと覚えておいた方がいいよ。」
店(何のお店かはお任せしていいですか。)に到着して、席に通されメニューを広げる。
省吾
「沖田さん何にする?」
23/11/13 18:40
(oVilRcJk)
俯きながらも微かに首を縦に振った私に
近藤さん
「本当にいいの?勇気出して誘ってみて良かった。沖田さん何食べたい?
中華?洋食?って言ってもこじゃれたレストランとか知らないから
町中華とか町の定食屋さんだけど・・・」
店に向かいながら話してくれるが、私は俯いてばかり。
本当に近藤さんは優しい・・・私は視線すら合わせられない。
近藤さん
「沖田さん、俯いてばかりいると折角の美貌が台無しだよ。
面接の時俯いてたら、自信が無いのかな?本気でアクション俳優に
なりたくないのかな?って思われちゃうよ。面接官の立場で言えば
同じくらいの度量がある人が二人いた場合、そう言う細かな所作で
決めちゃう場合もあるってこと覚えておいた方がいいよ」
ユウリ
「そうなんですね・・・判りました・・・気を付けます・・・」
しばらく二人で歩いて、ファミレスに到着して、一番奥のボックスシート席に
通されメニューを広げる二人・・・。
近藤さん
「沖田さん何にする?」
ユウリ
「すみません・・・結局押しかけた上に、一方的に言っちゃって・・・
その上、こんな所まで付き合わせてしまって・・・本当にごめんなさい」
近藤さん
「ストーップ!ちょっと待って・・・まずは注文だよ・・・また、黙っちゃうから
とりあえず、軽いモノ頼んじゃおう・・・。
ピザとドリンクバーにするよ・・・良いね・・・」
ユウリ
「はい・・・いつもごめんなさい・・・」
私はおっちょこちゃいな自分をまた責める・・・。
23/11/13 19:40
(vxR65p/Q)
ァミレスのボックスシートでメニューを広げる二人だったが
ユウリ
「すみません・・・結局押しかけた上に、一方的に言っちゃって・・・その上、こんな所まで付き合わせてしまって・・・本当にごめんなさい。」
とまたも謝って来る沖田さん。
省吾
「付き合わせてって誘ったの俺だよ、勘違いしないで。」
ただ、俯くだけの沖田さん。
「まさか今から緊張しちゃってる?そんな事じゃ日曜日、本領発揮できないでしょ。両手を掌見せて、こっちに伸ばして」
沖田さん
「手・・・ですか・・・どうして・・・」
省吾
「いいから、早く」
訳が分からないまま、伸ばしてきた沖田さんの両手の。親指と人差し指の間を少し強めに押す俺。
沖田さん
「い・・・痛い。。いきなり何するんですか!」
手を引っ込める沖田さん。
省吾
「ごめんごめん。。かなり緊張してるみたいだったから・・・今の場所ぐりぐり押すと緊張解れるみたいだから、覚えとくといいよ。日曜日の面接だけじゃなく、その後受けるであろう各種オーディションの時にも、役立つだろうからね。」
「落ち着いたら、ドリンクバー取りに行こうか。」
23/11/13 22:04
(XDmtQyZc)
ユウリ
「手・・・ですか・・・どうして・・・」
近藤さん
「いいから、早く」
訳が分からないまま、伸ばすと両手の親指と人差し指の間を少し強めに押された。
ユウリ
「い・・・痛い・・いきなり何するんですか!」
驚いて手を引っ込める・・・。
初めてお父さん以外の男性に手を握られた。
近藤さん
「ごめんごめん・・・かなり緊張してるみたいだったから・・・今の場所ぐりぐり押すと
緊張解れるみたいだから、覚えとくといいよ。
日曜日の面接だけじゃなく、その後受けるであろう各種オーディションの時にも、役立つだろうからね
落ち着いたら、ドリンクバー取りに行こうか」
ユウリ
「い、いいえ・・・びっくりしちゃっただけです・・・
ありがとうございます、覚えておきます。
はい、行きましょう・・・」
近藤さんに着いて、ドリンクバーに行く。
グラスを取ってくれて、クラッシュアイスを入れる。
近藤さんはコーク、私はオレンジジュースを入れて席に戻る。
近藤さんは全ての行動に、気を遣ってくれているのが判る。
私の中で、近藤さんの存在は大切な人へと変わろうとしていた。
23/11/14 05:00
(0o2zFgTE)
ドリンクバーに行きそれぞれ飲み物を取って席に戻り
省吾
「ごめん、話ってなんだっけ?」
と言いかけたところに店員が食事を運んでくる。
省吾
「冷めちゃうとあれだから、食べちゃおう、話は食べながらで。。」
熱々のマルゲリータピザを一切れ持ち上げ、二つ折りにしようと悪戦苦闘。「チーズが・・・折角のチーズが落ちるぅ」などと騒ぎながらもなんとか最初の一口を口に。
沖田さんは器用にフォークを使いながら、落ち始めるチーズを上に乗せ、最初の一口を口に運んでいる。食事を勧めながら、
省吾
「良かったぁ、やっと笑ってくれた。沖田さんは笑ってた方が、一層素敵だからね。さっきも言ったけど、面接官って何気ない時の表情とか見てる場合もあるから、笑顔笑顔。。で、話なんだっけ?」
沖田さん
「当日、動きやすい服装と言われたのですが、どんなモノが良いでと思いますか?それと着て行ってしまっていいのか、それとも着替えとして持って行ったほいが良いのかお聞きしたくて。」
省吾
「当日の服装かぁ・・・動きやすい服って言われたんだよね。。スポーツウェアとかでいいんじゃないかな。なければTシャツとかノースリーブとかでもいいかも。。この前着てたようなデニムとかは、ゴワゴワして動きにくそうだよね。着ていくか持って行くかは、沖田さんの好きでいいんじゃないかな、勿論更衣室位あるだろうし。」
自分の分を食べ終え、
「コーヒー貰ってこようかな。。沖田さん何か飲むなら一緒に取って来るよ。」
そう言った時に胸ポケットに入っていたスマホが着信を告げる。
23/11/14 17:46
(1sKzdwfG)
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