イメプレ
1:スーツアクターの憂鬱
投稿者:
ユウリ
◆6ZDaSFYPE.
2023/11/06 15:50:22(kJwRr4f8)
近藤さんと別れ、自宅に戻ると私は意を決してスマホを出した。
ずっと憧れだったアクション俳優の第一歩を歩む登竜門・・・。
しかも有名プロダクションの人からの紹介での関係養成所だ。
こんな事で尻込みしている場合じゃない・・・。
ネットにあった電話番号に電話してみた・・・。
プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャ!
香織
「はい、土方ACプロダクションです・・・」
ユウリ
「もしもし、土方ACプロダクションさんでしょうか・・・
私は沖田 ユウリと言います、養成所の入所希望なんですがご担当者お願いします」
私は文字通り、近藤さんとズブズブな関係とも知らずに電話を入れた。
香織
「はい、養成所の入所希望の方ですね、はい、私が担当の土方です・・・。
ホームページでも見て頂いたと思いますが、ご紹介者はおられますよね・・・
履歴書持って、その方と一緒においで下さい・・・
失礼ですけど、ご紹介者のお名前をお願いします」
ユウリ
「あ、はい・・・近藤さんです・・・」
香織
「ああ、お聞きしてますよ、沖田 ユウリさんでしたね・・・
じゃあ、今度の日曜日10時に事務所で面接で良いでしょうか?
あ、近藤さんにはこちらから連絡入れておきますので・・・」
ユウリ
「あ、そうですか・・・判りました・・・日曜日の10時ですね・・・
よろしくお願いします・・・」
私はやったあ!と思った・・・まだどんなレッスンが待ち受けているとも知らずに
近藤さんと言う王子様が救ってくれたと信じ込んでいる。
近藤さんに連絡してくれると言っていたが、自分自身でお礼を言わずにはいられない。
23/11/12 05:12
(WOOteJrD)
ユウリ
「あ、そうですか・・・判りました・・・日曜日の10時ですね・・・
よろしくお願いします・・・」
香織
「それと当日は、現状でどれくらい動けるのか、動きを確認させていただくため、簡単な動作何個かをしていただきますので、動きやすい服を着てきていただくなり、持ってきていただくようにお願いします。それでは沖田さん、当日お待ち申し上げております。」
受話器を置いた香織は、スマホに持ち替え省吾に電話を。
数コール後回線が繋がるなり
香織
「しょうちゃん?電話沖田さんだったわよ。可愛い声してたわ。しょうちゃんってああいう声の女が好みだったのね笑」
省吾
「ち、違うって・・・」
香織
「じゃあ、やっぱり身体かしら・・・あの声でムチムチボディだったら、男なんて単純だからイチコロね笑。会うのが楽しみだわ。」
省吾
「それでいいよもう、そういうことにしといてくれ・・・で面接はいつにしたの?」
香織
「あら、沖田さんから連絡あると思うから、その時聞いたら?」
省吾
「なんだよピンクねえさん、もしかして妬いてる笑。そんなに拗ねてたら、寝てあげないよ。」
香織
「ば、馬鹿。。違うわよ。妬いてなんか・・・自惚れるのもいい加減にしなさいよ・・・面接は日曜日の10時よ。」
省吾
「ありがとうピンクねえさん。。今度時間作るから。」
そう言って、俺は通話を切り、スマホをデスクに放り出す。ディスプレイには香織との通話中に、別の着信があった旨表示されているのだが俺は気が付ついていない。
23/11/12 14:39
(EMjJEtgh)
善は急げと近藤さんに電話を入れる・・・。
ツーツーツー・・・話中だ・・・。
私は居ても立っても居られずに自宅を出ていた。
やはり、お会いして報告しなきゃ・・・そう思ったのだ。
それに・・・ハンカチーフまた返さなきゃいけないし・・・。
でも、近藤さん忙しそうだし・・・。
帰る時にまた、出待ちするしか無いよね・・・今度はちゃんと声掛けれるし
大丈夫・・・。
前と同じ様に、近藤さんの帰宅を待つ・・・。
そうは言っても、白馬の王子様を待っている気持ちの私は緊張していた。
今日の仕事を終えたのか、近藤さんはビルの出口に現れた・・・。
ユウリ
「あ、近藤さん・・・お電話したんですけど・・・やはりお会いして
ご報告した方が良いと思って・・・少しお時間良いですか?」
近藤さん
「やあ、どうだった?」
ユウリ
「はい、次の日曜日、10時からと言う事になりました・・・
それで・・・近藤さん・・・いかがかなと思いまして・・・。
そ、それに・・・はい、ハンカチーフ・・・ありがとうございました。
それと・・・ちょっとお聞きしても良いですか?
当日、動きやすい服装と言われたのですが、どんなモノが良いでしょう?
それに、着替えとして持って行ったほいが良いでしょうか?
あ!ごめんなさい・・・また・・・私ったら・・・」
一度話し始めると、相手の返事も聞かずに一方的に話してしまう癖・・・。
私はまた、近藤さんの前で真っ赤になって俯いてしまう・・・。
23/11/12 16:05
(3YcwHCOt)
仕事を終え、ビルを出ると出たところで声を掛けられ、振り向くと沖田さんが。
沖田さん
「あ、近藤さん・・・お電話したんですけど・・・やはりお会いして
ご報告した方が良いと思って・・・少しお時間良いですか?」
省吾
「あっ沖田さん・・・電話貰ったの?」
スマホを取り出し操作する。
「本当だ・・・ごめん、なんで気が付かなか・・・別の電話してた時に貰ったんだね・・・ごめんごめん。で、守備はどうだった?」
沖田さん
「はい、次の日曜日、10時からと言う事になりました・・・それで・・・近藤さん・・・いかがかなと思いまして・・・。そ、それに・・・はい、ハンカチーフ・・・ありがとうございました。それと・・・ちょっとお聞きしても良いですか?当日、動きやすい服装と言われたのですが、どんなモノが良いでしょう?それに、着替えとして持って行ったほいが良いでしょうか?あ!ごめんなさい・・・また・・・私ったら・・・」
省吾
「そう、日曜日、10時からね。今のところ大丈夫だと思うけど。」
そう言いながら沖田さんが差し出したハンカチを受け取り、
「わざわざいいのに・・・」
そう言って改めて沖田さんを見た時に、沖田さんが薄着であることに気が付く。日が落ちてきて少し涼しくなってきている。
「沖田さん、涼しくない?これ羽織りなよ。」
自分が着ていたジャケットを脱ぎ、沖田さんの肩に掛け、
「さっきの答えもしてないし、これからよければ夕飯付き合ってくれない。それともよく知らない男と食事なんか嫌?」
23/11/12 20:55
(EMjJEtgh)
近藤さん
「そう、日曜日、10時からね。今のところ大丈夫だと思うけど」
そう言いながら私が差し出したハンカチを受け取ってくれた。
わざわざいいのに・・・そんな表情だが、改めて私を見た時に、薄着であることに気が付き
日が落ちてきて少し肌寒さを感じ出していた。
近藤さん
「沖田さん、涼しくない?これ羽織りなよ。」
自分が着ていたジャケットを脱ぎ、私の肩に掛けてくれた。
ユウリ
「え?!・・・す、すいません・・・」
近藤さん
「さっきの答えもしてないし、これからよければ夕飯付き合ってくれない。
それともよく知らない男と食事なんか嫌?」
ユウリ
「え、ええ・・・とんでも無いです・・・で、でも・・・」
そう言いながらも、初めて男の人のジャケットを・・・
何の香りだろう・・・これが男の人の匂い?・・・
いや、そんな事より近藤さんが寒いんじゃ・・・。
私はどうしたら良いか判らず、俯いてしまった・・・。
お言葉に甘える・・・いや・・・そんなはしたない・・・
でも、近藤さんに風邪をひかせてしまったら・・・。
私は頷いて、同意の意思を表す事しか出来なかった。
23/11/12 21:20
(sET2gRnZ)
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