イメプレ

《こんばんは。何となくだけど新作で季節限定ってH槌agen-Dazsの白雪姫＆アリスじゃないですか？違うかな？白雪姫はリンゴ、アリスは紅茶。》

『今夜は夕焼けが綺麗だったから夜は晴れてれば星が良く見えるかも。帰ったら外に出て二人で見てみようね。』

セバスチャンの手を上げ下げしたり振ったりと操り人形と腹話術みたいにしながら話す鈴香。

『うーん、うさちゃんのスマホはちょっと困っちゃうなぁ。ディズニー位なら良いんだけど。』

昼間の様子からは想像が出来ない位にのびのびとしている鈴香に安心して車を走らせた。間もなくショップの駐車場。

＜！！？
恭平さん、鈴のお家の冷凍庫のぞいたでしょー笑
あたりすぎてビックリ＞


「クスクスッ」

貴方がウサギのスマホカバーを使っている所を想像し
笑っている。

平和だった。
まるで幼い頃を思い出す様な、安穏とした空気が流れている。


「もう着くの？」

車の速度が落ち、駐車場に入って行くのを見て、
鈴香にしては鋭く尋ねる。

《やっぱり当たったんだ、H槌agen-Dazs、これしか期間限定思い付かなかったし、実は白雪姫を土曜日に買って食べたんだ(笑)》

車の中は小さな頃にタイムスリップしたかのような鈴香の１人遊びをしている部屋にいるみたいに錯覚しそうな空間に。

『！、うん、ショップに着いたよ。セバスチャンの意見は一応参考程度に聞こうね。』

駐車場に車を入れると助手席へ回って鈴香を降ろして一緒にショップに入った。夕暮れの明るさから比べると店の中は明るく現実に戻される。

店員が直ぐに用件を聞きに来た。

『新規でスマホを２台。何にするかゆっくり見ながら決めたいんだけど。』

《ハーゲンダッツをスマホでローマ字に変換するとなぜか槌が間に挟まるのが謎だったんだけど、良く見たらａの上に（''）が付いていたよ(笑)

意味は通じていたから良かったけど(笑)

鈴香さんの冷蔵庫とか覗いたら色々なスイーツとか入っていて楽しいだろうなぁ。》

＜ビックリな一致ですね。美味しかったですか？
鈴はまだ食べてなくて＞


「っ！」

ご機嫌で貴方にエスコートされていたのに、
突然明るい店内に、自分たちに近寄って来る店員。

手を離したかと思えば、腕にぎゅっとしがみつくようにくっつく。
あんなにはしゃいでいたのが嘘の様。