一寝入り開始の私。
でも、ほんのひと欠片の意識は残します。だからいつもキチンと下車駅の手前で起きられるんデス。
まどろみの中、電車の揺れと全身の脱力具合で、前のお兄さんにさっきよりも密着してるような…なんて、実はお兄さんの逞しい胸が心地好くて、このまま甘えて寄りかかっていたいナ…とか頭の片隅で考えちゃってて、敢えて体勢を直さないでいたの。
あれ?今、一瞬胸元に手が?…まぁ混んでるから。
あ、また…。
でも混んでて仕方ないし、このお兄さんなら気にしない…っていうか許しちゃうから、当たったら当たったでそのままでもイイけど。
頭の片隅で、考えるともなしにそんな思いを漠然と抱きながら電車に揺られてるの。お陰で前に立つお兄さんの事が気になり始めちゃって、目は瞑ってるものの眠れずにいるの。
オデコの辺りにお兄さんの唇が軽く触れてるみたい。ゆっくり深く息をしてるのが感じ取れる。
相変わらずお兄さんの手は、胸の下の辺りから退けるに退けられず、右往左往してるの。薄~く目を開けて胸元を見やると、こちらに向いてるのは手の甲。このお兄さんが痴漢なんかするハズ無いもんね。だから、不可抗力の胸タッチに目くじら立てたりしないから、楽にしててイイですよ。
そう思って無反応でいたら、お兄さんの鼻息が荒くなり始めたの。正確には、荒くなる息を押し殺そうとして呼吸が震えてるみたい。
下半身も密着してるし、さっきまでは退けようとしてたらしい手が、下から乳房を撫でてるみたいな…。ううん、まさか気のせいよね。でもドキドキしちゃうな。
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