2020/11/17 06:49:56
(zlC8I4c0)
翌日は土曜日だったので、学校の授業が半日で終わり、俺は家でAからの電話を待っていました。
14:00を回った頃、家の電話が鳴った。
電話はAからで、駅からの公衆電話から掛けて来たと言います。
俺は、Aに今から行くから駅で待っているように伝え、ジーンズとトレーナーに着替えて改造バイクに乗って駅に向かった。
Aからの電話を切って15分も掛からず駅に着くと、俺はAを探しました。
『お兄ちゃん』
後ろから声を掛けられて、振り向くと、そこには制服姿のAとBが居ました。
二人共、紺色のブレザーでスカートは当時流行が始まったばかりのミニスカートにしていたけど、まだルーズソックスとかは流行していなかったと思います。
俺は、まさかBも居るとは思わなかったので驚きましたが、取り敢えず座る場所を探し、駅にあるベンチに座る事にしました。
ベンチに座るとAが
『昨日はごめんなさい...』
と謝って来ました。
俺は「何もしてないなら、謝ること無いだろ」
と言うと、横からBが
『私がAに頼んじゃったの..ホントにAは何もしてないからね...』
と言ってきました。
「別にAもBも、俺の彼女じゃないんだから、何をしたっていいんじゃないか?」
と俺が言うと
B『でも、お兄ちゃんはAの事が気になったから着いてきたんじゃないの?』
俺「Kが一緒に居て、3人で歩き出せば誰だって気になるよ」
B『じゃあ、なんで昨日、あんなに怒ってたの?』
確かに昨日、トイレから出て来たAとBに怒ってしまったのに、今日は二人共、俺の彼女じゃないから何をしてもいいと言った俺の言葉は確かに矛盾していたので、俺は何も言い返す事が出来なかったが、
「シンナーを渡す代わりにチ○コを舐めさせるKがムカつくんだよ」と苦し紛れに言った。
B『私たちにじゃなくて、Kさんの事がムカつくんならKさんに文句言えばいいのに...』
俺の言葉を聞いていれば、Bの言う事は尤もだった。
俺の体は当時170㎝くらいの普通体型だったけど、俺より2つ年下のKは身長は俺より低いけど、80㎏はある巨体でした。
そのKと喧嘩しても
勝てる自信は全くありません。
俺はBに返事が出来なかった。
そんな俺に、Bは追い討ちを掛ける様に
『もしかしたら、お兄ちゃん、Kさんが羨ましいだけじゃないの?』
俺「そんな訳ないだろ...」
俺は段々と語気が弱くなるのが分かりました。
すると、BはAにこそこそと耳打ちしていて、それにAは答えるかわりに頷いています。
そしてBは『お兄ちゃん、ちょっとついてきて』
と言いながら、俺の返事も待たずにAと一緒に歩き始めた。
俺も、二人の後ろをついていくと、着いた場所は昨日、KとA,Bが入って行った公園で、AとBは更に奥にある公衆トイレの前まで歩き、俺を振り返った。
B『お兄ちゃん、入ろ』
俺「マジで言ってるのか?」
B『冗談のワケないじゃん』
俺はチラッとAの顔を見た。
Aは俯いてはいたが拒否してる感じでは無かった。
そしてBを先頭にAが女子トイレに入りました。
俺は一応、辺りを見回して誰も見ていない事を確認し、二人に続き、女子トイレに入った。
女子トイレの中は、個室が2つあり、AとBは奥の個室に入ると俺を手招きで呼びました。
個室は3人で入るには狭く、窮屈な感じで和式のトイレでしたが、何とか入るとAはドアを閉め、カギを掛けた。