2010/01/23 12:43:47
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私にはYちゃんという、小学校に入学してすぐ仲良くなった大親友がいます
Yちゃんには五つ年上のお兄さんがいて、当時六年生だったお兄さんを、格好いいなぁって最初から思ってました
何年もほのかな想いを胸にしていたんですが、私が14才のとき、Yちゃんが私に言ったんです
『兄ちゃん、瑞穂ちゃん元気にしてんのか?ってきかれたよ。なんでって聞いたらさ、最近顔見ないからだって。もしかしたら瑞穂に惚れてんのかって、意地悪したらさ、なんかムキになってんの。』
小学校のときは遊びにいったりして、顔見てたけど、中学になって、Yちゃんとは部活も違うし、遊びも外ばかりになってました
私、そのとき、長年の想いをぶつけてみようと決心しました
高校出て社会になってたお兄さん、名前はAさん
体育祭の代休の日に、Aさんの職場を訪問してみたんです
昼だったからいました
驚いたAさんは昼休みを利用して、私と少し外出
私はハッキリと
『小学一年のときからずっと好きでした』
と告白、Aさんはまたも驚きと、戸惑った様子でした
なにか歯切れの悪いことを、ボソボソ呟いてて、私が
『え?なんですか?』
と聞き直すと
『妹の友達だし…でも昔から可愛いなとは思っていたけど…なんかね~…でも俺も、好きだった…妹の手前、言えなかったけど』
やった~と思ったのも束の間、今付き合ってる人がいると言ったAさん
高校時代からの彼女がいたんです
格好いいから当然といえば当然
でも上手くいってないから、と言ったAさんに
『待っててもいいですか?』
と言うと
『うん、少し時間がほしい』
とのこと、その日は昼休みも終わり仕事に戻ったAさん、私も帰りました
もうすぐ冬休みになるな~ってある日、手紙が私にきました、差出人はAさん
内容は…彼女と別れたってことと、待たせたお詫びと、付き合って下さいってことが主に書いてました
ラブレター、凄い感動しました
携帯の番号が書いてましたから、速攻かけました
そのとき私は携帯をもってませんでしたからでした
まだ仕事中だったみたいで、年末は忙しいから、正月に会おうとなり、私はウキウキ気分で、産まれて初めてのデートを待ちのぞんでました