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1:生涯最初で最後の弟子との思い出…
投稿者:
遊凛・風凛
先に謝っておきます。多分、長いです。長い上にエロは極端に少ないです。エロが出て来ない時もかなり多いと思います。
実際の経験を素に肉付けをして、思い出込みで書かせていただきます。ま、ジジイの備忘録というか… そんな感じです。 俺の名前は修二。俺達が社会人になった頃なら、定年を迎えて年金生活に入ってるような歳だ。 俺は今の会社に入って35年近くになるけど出世とは無縁で、平社員のまま過して来た。 ただ、他の人達よりはチョッと自由気ままに遊ばせて貰ってきたかなぁって風には思う。 これは、もう25年以上も前。四半世紀も前のチョッとしたきっかけからの話しだ。 12月。例年なら会社の忘年会があるのだが、その時は日取りが纏まらず、11月の後半に早々と済ませてしまっていた。 だが、何だかもの足りなくて30代前半~22歳のマリンジェット仲間(当時流行り出して、皆で金を出し合って購入していた。) 7人が中心となり、会社の若手だけで部署の垣根を越えて、忘年会の代わりにクリスマス会をしようという事になった。 若手社員に声をかけ、俺達7人を入れて上は33歳から下は18歳まで男女合わせて25人が参加となった。 忘年会シーズンだったが、居酒屋の2階の1室を確保しての開催となり、1次会はクリスマス会なので皆でプレゼント交換をしようという事で、それぞれが準備して参加した。 皆で酒を酌み交わし、バカな話しで盛り上がり、プレゼントをくじ引きで交換した。 「うわぁ、自分のが戻って来た~!」って言ってる奴や、「何コレ、誰なのこんなの用意したの!」 と怒って中身の避妊具の詰め合わせを笑いながら皆に見せてる女性もいる。 中にはウケ狙いか悪戯心でアダルトグッズを入れてる奴もいるんだな…と笑ってしまった。 1次会が終わり2次会でカラオケに行こうってことで、5人が残念そうに帰ってしまったが、残りのの20人で行く事になった。 流石にシーズンだけあって部屋がなく、1部屋にギュウギュウになりながら入った。 今のようにワイヤレスマイクじゃなく、前に出て行って歌わないといけなかったので、歌いたいやつはステージの近い方へ、俺は飲みたい(内線で注文しやすい)ってのもあり、端っこで壁にもたれかかりたいってのもあったので、一番入り口に近い所へ座った。 俺の左隣には真由美って子が座ってきた。その隣がまだ飲めないのにカラオケに行きたいと付いてきた18歳の高卒ルーキーだ。 皆でカンパ~イ!前では歌に手拍子に、こっちではワイワイガヤガヤ。 この真由美って子は別の部署で、兄ちゃん(マリンジェット仲間のリーダーで、そう呼ばせて貰っている。) が居る所なので、そんなに喋ったことが無かったが隣に座ったのも何かの縁だと思い話し掛けた。 「真由美ちゃんだったね。君は何処から来てるの?」 「えっ?私ですか、私は2駅向こうの〇〇からです。」 「家?」 「いえ。あっ、いえって言ってもシャレじゃありませんよ。(笑)私は〇〇県出身で、アパート暮らしなんです。」 「ふ~ん、一人暮らしなんだ。じゃぁ、自炊とか大変だね。」 「そうなんですよ、一人暮らしに憧れて始めたのに大変で…(笑)」 すると高卒ルーキーが「僕も一人暮らししたいけど、自炊なんて出来ないだろうしなぁ。」と言う。 「何、料理とか洗濯出来ないの?」って聞くと、逆に「修二さんは出来るんですか?」と、聞いてきやがる。 「俺はチョッとだけど一人暮らししてたもん。それにラーメン屋とか、うどん屋さんでバイトしてた事あるし。」 と答えると、真由美ちゃんが、「料理出来る男の人ってイイですね。」と言う。 「そう?」なんて言ってると、誰かが勝手にカラオケ入れやがって「修ちゃ~ん、歌って~」とステージに呼び寄せる。 いつもノリノリになってくると歌わされる曲だ。 1曲歌って、前の連中とバカっ話しをしてたら喉が渇いてきたので自分のグラスがある元の場所へ向かう。 すると、俺が座ってた場所に真由美ちゃんが座っている。 「あぁっ、俺の席~」って笑いながら言うと、「だって、ココ壁があって楽なんですもん。」 って言いやがる。(俺はそれが目的でソコに座ってたのに。) 俺は横に座りながら「じゃぁ、俺は真由美ちゃんにモタれよ~っと。」って、チョッとだけモタれる素振りをする。 「で、さっき何話してたっけ?」 「修二さんが料理出来るって話しっすよ。」と、高卒ルーキーに言われ、 「あぁ、そうか。何?2人とも知らないの、会社のBBQの肉って、ブロックで買ってきて、俺が捌いてるんだべ。」 2人が「エッ、嘘?知らなかった~」 「何でですか?」と聞いてくる。 「何でって、俺の友達が肉の卸し業者をしていて、捌いてもらうと別料金取られるんだけど、ブロックなら安くで買えるし、ステーキしようとか言って、チョッと貰って帰ったり出来るしね。(笑)」 「えっ、ズル~い。」 「何が、それ位は手間賃で貰わないと。」 「ですよね~(笑)」と話してると 「あっ!俺だ。」と高卒ルーキーがステージへ向かった。すると一人が席をズレて来て 「修ちゃ~ん、ウチのアイドルを口説かないでよ。(笑)」と言う。 真由美ちゃんと同じ部署のジェット仲間だ。(まぁ、確かに可愛らしい子だなとは思ったけど。) 「そんな事したら兄ちゃんに怒られる~(笑)」 と、真由美ちゃんが聞いてくる。 「皆さんでマリンジェットしてるんですよね?」 「アァ、皆でお金出し合ってね。」 「イイなぁ…」 「何、乗りたいの?」 「だって、なんだか気持ちよさそうなんですもん。」 「確かに水を切って走るってのは気持ちイイもんな。じゃぁ、今度一緒に行く?」 「エッ?いいんですか。」 「俺がイイって言えば大丈夫なんだって。(笑)」 「じゃぁ、お願いしますよ♡」 「でも、半年ほど先だから、忘れてなかったらね。(笑)」 「エェ~ッ(笑)」 反対隣の女の子と話しに夢中になってる仲間をポンポンと叩いて 「おい、真由美ちゃん口説いちゃったぞ。」 「えっ、やっぱり~ 修ちゃん手が早いッ。」 手を横に振りながら 「いやいや、違う違う。ジェットに乗ってみたいらしいから、今度の時おいでって誘っただけ。(笑)」 「了解で~す。」 と、また女の子との話しに戻っていった。
2025/05/06 13:04:45(PbkMIL1p)
投稿者:
遊凛・風凛
カウンターに座り、ママが付いて話し掛けてくる。
「で、今日はお2人さんで観光?」 「まぁ、それも少しはあるんだけど、昨日〇〇〇さんのLIVEがあって観に来たんですよ。」 「〇〇〇さん。うわぁ、懐かしい。内地のファンなんだ。」 「えっ、知ってるんですか?」 「私が高校の頃、ラジオを聴いてたんですよ。」 「あぁ、ア〇ックヤング」 「えっ、知ってるの?」 「聴きは出来なかったけど、番組やってるのは知ってたからね。(笑)」 「昨日は何処であったの?」 「道〇ホール」 「へぇ~、そうなんだ。」 「彼女もファンなの?」 「はい。私は俄かなんですけど、良い曲がいっぱいあって、面白くって、気さくな人で… 」 「確かにラジオやってる時なんか面白かったもん。(笑)」なんて話しで盛り上がる。 ママが別の客の対応に向かったところで真由美が聞いて来る。 「博多や東京でも思いましたけど、こんな凄い所で裏稼業が出来てたらどうなってたんでしょうね?」 「まぁ、仕入れに制限や問題が無かったなら一晩で一ヶ月や二ヶ月分、いやもっと稼げるんだろうな。(笑)」 「そう考えると師匠の考えたシステムって、ホント凄いですね。(笑)」 「まぁ、制限や限界があるから無理な話しなんだけどな。(笑)」 「大き過ぎますかね。(笑)」 「それよりもな。兄ちゃんの仕事をこういう夜の仕事してる人を相手にしたらどうなんだろ?」 「えっ、お弁当ですか?」 「そう。まぁ、1時2時まで仕事して、朝起きるのが遅いし料理してるのも面倒って人も相当いるだろうし、買い物だって面倒って人には持ってこいな感じがするんだよな。」 「そうか。朝起きてって言うか、昼前か昼頃に起きてお弁当が届けば便利ですよね。」 「買い物も、前の日に注文しといて翌日の昼過ぎ頃に届けば便利だろうし。」 「そういう提案を所長にしてみるのもアリかもですね。(笑)」って、話してるとママが戻ってきて 「そういえば、さっき〇〇〇さんが気さくな人って言ってたけど、知ってるの?」 「いえ、サインして貰う時に少しお話しさせて貰っただけなんですけど、俄かファンの私にでも気軽に声をかけて貰えて… 」 「へぇ~、そうなんだ。(笑)」 「ママさん。ココは観光客相手のお店じゃ無いんですか?」 「まぁ、そういうお客さんも当然ありがたいんだけど、ウチは親の代からやってる店で地元の人達にも来て貰えるようにあまり変えずに古臭いまんまやってるのよ。(笑)」 「ススキノだからって、チョッと高くついたなって思われて帰られるよりも、古臭いけど安く飲めたなって思って気分よく帰って欲しいもの。(笑)」 って、ところでチェンジで女の子が付きに来た。 「いらっしゃいませ。」 「いらっしゃいました。(笑)」なんて馬鹿な返答をしながら時間が過ぎて行く。 「内地から来られたんですか?」 「そう。」 「夫婦?恋人?」 「白い方。」 「そうなんだ。イイな、旅行に連れて来て貰えるなんて。(笑) 何処か行って来たの?」 「あっ、今日は小樽まで行って来ました。」 「あぁ、運河まで行ってたのね。あそこも観光地になってお洒落になったものね。」 「えっ、違ったんですか?」 「私が子供の時はまだ何も整備されて無かったし、普通だったのよ。(笑)」 「そうだったんですか?」 「中学校ぐらいの頃に観光地って言われだして、ライトアップなんか始めて、どんどんお洒落になっていったんだもん。(笑)」 「へぇ~、観光地としては最近なんだ。」 「私のイメージだと、大きなカーフェリーが来る港ってのが先に来るもん。」 「あぁ、確かに舞鶴や敦賀とかから来るもんな。」 「へぇ~、そうなんですか?」 「昔はな、敦賀を夜に出て翌々日の朝に小樽に着いたんだよ。」 「フェリーで2泊ですか。」 「そう。前に加奈が俺がバイクで北海道へ行ったって話してたろ。」 「えぇ。10日間ぐらいって。」 「厳密には12日なんだけどな。(笑) その時にワザワザ敦賀まで行ってからフェリーで渡ったんだよな。」 「帰りもですか?」 「帰りは苫小牧から東京のフェリーだったな。」 「東京ですか?」 「あぁ、今はなくなってしまったんだけど、昔はあったんだよ。」 「へぇ~、東京からならイイですね。」 「小樽から国道を北上して〇〇〇さんのお兄さんがやってたパブに行って、稚内に行ったり網走刑務所に行ったり。」 「入ってたんですか?(笑)」 「そんな訳ないだろ。(笑) 阿寒湖のアイヌ村に行ったり。釧路や足寄へ行って最後はココ札幌に寄って帰ったんだよなぁ、懐かしいな。(笑)」 「いいなぁ。そんな旅してみたいな。」 「素泊まり1500円のユースホステルに泊まったり、テント張ってキャンプしたりしてな。」 「へぇ~、お兄さん、そんな旅をした事あるんだ。私、道民でも阿寒湖は行ったこと無いなぁ。」 「マリモだべ。(笑)」 「マリモは知ってますけど、なかなかアッチの方へ行く機会なんて無いですからね。(笑)」 「おっ、そうだ。真由美。新しいって字に冠って書いてどう読むと思う?」 「えっ、新しいに冠ですか?… しんかん?にいかん?」 「お姉ちゃん、教えてあげて。(笑)」 「答えはね。ニイカップって言うのよ。(笑)」 「冠って、カップって読むんですか?初めて知りました。」 「北海道って面白い地名が多いよな。納沙布とか足寄に忍路とか厚岸や増毛なんて所もあるし、興部にサロマとかトマムとかキロロなんて所もあったな。」 「小さい時にテレビで長万部って何回も聞いた事ありましたね。(笑)」 「おぉ、〇利徹さんがやってたなぁ。懐かしい。(笑)」 「私はここから近くて北広島市の出身で、車輪の輪に分厚いの厚って書く所なんですけど、何て読むでしょうか?(笑)」 「あっ!俺は知ってるよ。(笑)」 「えぇ~っ、何だろう。りんこう?… 違うな。わ… わこうですか?」 「ブブ~っ(笑)」 「ヒント下さいよ。(笑)」 「真由美。何で?」 「何がですか?」 「いや、だからヒントが何で?」 「解らないからですよ。(困)」 「だから、何でを英語で… 」 「Whyですか。」 「これは何?って聞く時は… 」 「What Is This… えっ、【わっつ】ですか?」 「そう。私の出身地は【わっつ】って所なの、読めないでしょ。(笑)」 「難しいですね。(笑)」 「北海道はアイヌ語の読み方も入るから余計ですよ。(笑)」 「お兄さん、さっき〇〇〇さんって名前言ってましたよね。」 「えぇ。」 「知ってるんですか?」 「あぁ、昔からのファンでね… 」 「そうなんだ。千春さんのマネとか上手いですもんね。(笑)」 「おっ、知ってるね。(笑)」 「昔、ラジオ聴いてました。」 「ママも言ってたな。(笑) 昨日、道新ホールでLIVEがあって、それを観るのに来たんだよ。」 「そうなんだ。」 「で、打ち上げの2次会で朝方まで一緒に飲ませて貰って… 」 「えっ、関係者なんですか?」 「いや、ただのファンなんだけどチョッとお邪魔させて貰っちゃってね。(笑)」 「へぇ~、一緒に飲んでたんだ。イイなぁ。」 「で、せっかく来たし少しでも観れる所に行っとこうかなって小樽に行ってたんだ。」 「そうなんだ。じゃぁ、明日あたりに帰るの?」 「そう。」 「まぁ、LIVEが目的だから仕方ないんでしょうけど、せっかく来たのにあまり観光が出来ないって残念ね。」 「そうなんですよね。でも歌手の人と一緒に飲ませて貰ったり出来たし、時間無いけど小樽も行けたし贅沢言えません。」 「ね、もっと時間があればね。(笑)」 「私、北海道は初めて来たけど色んな所へ行ってみたいし、また絶対来ます。(笑)」 「私も道外に行きたいなぁ… 」 「えっ、北海道から出た事ないんですか?」 「いえ、修学旅行で京都や大阪に行ったのと、一度ディズ〇ーランドには行った事ありますけど、それだけで。(笑)」 「でも、そうか。私も北海道は初めてなんだから逆に言えば北海道から出ようとすると大変かもですね。例えばどんな所へ行きたいですか?」 「沖縄も行ってみたいし、東京も観光はしてないんで行きたいし、やっぱりもう一度、京都や大阪も行ってみたいかな。(笑)」 「沖縄は私も一度だけ。師匠はありますか?」 「あぁ、何回かな。」 「イイなぁ。」 「1回な、台風が来て観光も何も出来ず国際通りで飲んでただけってのがあったな。しかも飛行機が飛ばないから1日帰りが遅れたし。(笑)」 「こっちもたまにありますね、雪で飛行機が飛ばないとか、来ないとか。(笑)」 「一度、飛行機に5時間乗って札幌に来たことあるよ。(笑)」 「それは大変ですね。」 「相手は自然なんだから仕方ないのに、ブーブー文句言う人もいるしね。」 真由美が手を合わせて「明日は無事に飛びますように。(笑)」って、言うのを見て笑っていた。
25/06/09 16:49
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投稿者:
遊凛・風凛
楽しい時間は早く過ぎるもので、何だかんだと話しながら飲んでると2時になってしまい閉店って事に…
お会計をしてるとママが言ってくれる。 「お兄さん、ボトル残っちゃったけど良かったら持って帰る?(笑)」 「いや、イイよ。飲むか流すかしといて。」 「じゃ、また来てくれるかも知れないから一応置いといて、期間が過ぎたら流させて貰うわね。名前は?」 「じゃぁ、真由美って書いといて。(笑)」 「今日はありがとうね。よかったらまた寄って下さいね。」と、見送られ外へ出ると雪が舞っている。 (こりゃ、明日の飛行機がチョッと心配だな。)と、思いながらホテルへ向かい歩く。 「師匠。チョッと待って下さい。」と、真由美がバッグをゴソゴソしだす。 (何か忘れ物かな?)って思ったら、カメラを取り出し昼間に撮ったウィスキーの看板をパチリ。交番もパチリ。 「やっぱり、夜の方がススキノって感じですね。」と、笑う。 ホテルに戻り、朝は早めに出て二条市場で朝御飯してから空港へ向かう予定なので、2人でベッドに入り眠りについた。 朝9時前。二条市場の店で海鮮丼。朝、起きて外を見たら一面雪だったので、歩いて来れる距離だったけどタクシーでやって来た。 (慣れない人間が足を踏ん張って歩いてると、相当疲れる。) 「北海道に来たら、やっぱり海鮮は食べたいもんな。(笑)」 「朝からウニにイクラにトロに… 蟹の味噌汁。贅沢です。♡」って、真由美が味わっている。単品で牡蠣や海老も楽しんだ。 「師匠。ココで買い物して送ってもイイですか?」 「そうだな。他の物は空港で送るとして、蟹や海産物はそうした方が良いかもな。(笑)」 と、真由美が親にも食べさせたいと、蟹や何やと選んでいる。 お店の人がボタン海老やホタテなんかをオマケで発泡スチロールの箱に入れてくれた上に 「お姉ちゃん、可愛いからもうチョッとオマケ。」って、甘エビとウニを空いたスペースに詰め込んでくれた。 「ありがとうございます。♡」って真由美は喜んでいた。(空港ではこんなオマケしてくれないもんな。) 札幌駅。列車に乗る前に、お土産を見る。狸小路にも土産物専門の店があるのだけど今回は駅と空港で買う事にした。 真由美が空港には置いてないという商品を選んで買い込んでいた。そして空港へ向かう列車に乗り込む。 「真由美。この前は博多からお土産送ってたし、今回は北海道からだと親御さん驚かないか?」 「出張って、嘘ついちゃってます。(笑)」 「で、本当の出張の岡山ではお土産無し?(笑)」 「だって、時間も無かったですし。言い方が悪いかもですけど、送ってまでってモノが無かったと言うか何と言うか… 」 「そうか。まぁ、そりゃ仕方ないよな。」なんて話しながら車窓の銀世界を見ていた。 空港に到着。駅から空港フロアへ上がると月曜の割りに人が多く感じる。 アナウンスを聞いていると、飛行機が飛んではいるものの発着に送れが出ているようだ。 土産を買ったり飛行機に乗る前にお昼を食べようと早めに空港に来たのだが、今日中には帰れそうなものの時間に余裕が出来た。 一度受付カウンターへ行って確認すると、今のところ予定より1時間程遅れてるとの事。 来た時は見れなかったので、滑走路の見える窓の方へ。真由美が一面が白い滑走路と飛行機をカメラに収めようとするので 「寒いけど外に出て撮るか?」と、展望デッキへ向かった。 流石に寒いので、直ぐに中へ戻り土産物を買いに店舗が並ぶフロアへ。 北海道の定番のモノを買ったりして、ジンギスカンや生菓子系は出来るだけ乗る直前にしたいと下見だけして後回しにした。 土産をカバンに詰めるのに何処かに座ろうと椅子を探すのだが、人が多くてなかなか空いていない。 ふと見ると、〇〇〇さんが座っていた。 「〇〇〇さん。」と、声を掛けるとサッとサングラスをして 「おぉ、今から帰るのか。」 「えぇ、チョッと遅れてるみたいですけどね。」 「そうだな。」 「そちらも遅れてるんですか?」 「あぁ、1時間程遅れてるみたいだから、もうチョッとしたら案内あるんじゃないの。(笑) おっ!彼女…えぇ~っと」 「真由美です。♡」 「あっ、そうそう。真由美ちゃんだ。何処か行って来た?」 「小樽へ行って来ました。」 「おっ、じゃぁ寿司食ってきたか?」 「えぇ、頂いてきました。(笑)」 「コイツのボタン海老ばっか食べてちゃダメだよ(笑)」 なんて話してると、〇〇〇さんの乗る飛行機の搭乗案内が入る。 「ヨシ、じゃぁ行くわ。」 「お疲れ様でした。」 「真由美ちゃんも、また来てくれよな。(笑)」 「はい。またお邪魔します。お疲れ様でした。♡」と、見送った。 「師匠。サングラスされてないのに、よく気付きましたね。」 「まぁ、俺は素顔も知ってるからな。(笑)」 「でも、あんなに人が多い所で… 」 「いや、ホント偶然だったな。(笑)」 「打ち上げの時の話しも覚えててくれてたなんて。(嬉)」 「ボタン海老ばっかじゃダメなんだって。(笑)」 「じゃぁ、伊勢海老探さないと。(笑)」って、笑いながら空いた椅子に座らせて貰い、土産をカバンに詰め込む。 「真由美。飛行機乗る前に北海道で最後の飯だ。何がイイ?」 「えっ、何でもイイですよ。」 「海鮮は朝に食ったしな。でも、寿司もあるしジンギスカンやラーメン、ステーキなんかもあるぞ。」 「じゃぁ、朝に海鮮食べたけど。もう一度お寿司食べて帰ってイイですか?」 「そうだな。小樽でチョッと食べただけだったもんな。ヨシ、寿司にしよう。」って事で、寿司屋に入った。 お寿司を摘まみながら話す。 「何で寿司にしたんだ?」 「だって、ジンギスカンやステーキはお肉だけですけど、お寿司は魚に貝にウニやイクラにイカやエビって色々あるじゃないですか。やっぱり最後は色んなモノを食べておきたいかなぁって。(笑)」 「なる程ね。(笑)」 「師匠はお寿司で良かったんですか?」 「俺はもう何回も来てるから、別に何だって構わないんだよ。(笑) まぁ、苫小牧のホッキのカレーとか帯広の豚丼なんかがあれば食ってみたいと思うかもな。」 「ホッキって、貝のホッキですか?」 「あぁ、苫小牧は北寄貝の水揚げが多いんだよ。空港から近いんだけど見掛けないんだよなぁ。」 って、話しをしながら店を出て生菓子の店を覗いたりジンギスカンの肉を買ったり、暫くすると俺達が乗る飛行機の搭乗手続きが始まるアナウンスがあった。 今日は検査も混んでるようだし早めに入っておこうと向かうと、他の便も次々に飛ぶので既に行列が出来ている。 中へ入っても人が多い。搭乗口の番号の方へ向かって何とか椅子を確保して座ることが出来たので良かった。 「こりゃ、ここでも結構待たないとイケないかもな。」 「そうなんですか?」 「真由美。面白いモノが見れるぞ。」 「何ですか?」 「窓の方へ行って滑走路を見てきな。飛行機が渋滞してるから。(笑)」 真由美が見にいって暫くして帰ってくる。 「師匠。ホントに渋滞してました。(笑)」 「ここからは見えないんだけどな、俺達が乗る飛行機も着陸はしてるはずなんだ。」 「そうなんですか?」 「多分、端っこの方でゲートの空き待ちしているはずさ。」 「そうか、飛ぶのも渋滞してるんだから、降りるのも渋滞してますよね。」 「でな、気を付けてないと搭乗口の番号が変更になる事がチョコチョコあるんだ。」 「へぇ~、そうなんですか。」 「で、乗客が降りたら掃除したりサービスの飲み物を積んだり給油したりがあるから、乗る飛行機が目の前にあってもまだ待ってなきゃイケない。」 「そう考えると、飛行機って大変ですね。」 「ヨシ。じゃぁ、まだ時間あるから真由美にお使い頼もうっかな。」 「えぇ~っ、迷子になっても知りませんよ。(笑)」 「大丈夫。その時は迷子のお知らせして貰うから。(笑) ってのは冗談だけど、最後の最後はアイスだな。(笑)」 「アイスですか?」 「そこを右に行くと、〇印パーラーって店があるから俺はバニラにするんで、真由美は好きなモノを買っておいで。」 と、財布を預ける。 「は~い。」と、真由美が買いに行ってくれて戻ってきた。 「師匠。カップで良かったですか?」 「おぉ、ありがとう。真由美は何にしたんだ?」 「私はストロベリーです。」と、お互いのを味見したりなんかする。 「うわぁ、ストロベリーも美味しいんですけど、何かこのバニラって濃厚で美味しいですね。(笑)」 「何でも、天皇陛下に食べて貰う為に作ったらしいからな。(笑)」 「へぇ~、そうなんですか。どうりで美味しい訳だ。(喜)」 結局、2時間程の遅れで搭乗が始まるようだ。 「この時間だと、帰れるのは22時とか23時とかになりそうだな。」 「無事に飛んで帰れるだけで、ありがたいです。(笑)」 「だな。(笑) でも、向こうに着いてから晩飯にしようと思ったけど、時間無さそうだし弁当買って乗ろうか。」 「は~い。」と、売店で弁当を物色。(笑) 肉を食ってなかったので2人でステーキ弁当にした。 空の上で晩御飯。 「師匠。北海道って、何か良いですね。」 「まぁ、今回はLIVE目的だから札幌と小樽だけだったけどな。」 「師匠が行った所だと、何処が良かったですか?」 「そうだな。やっぱり空港が近いってのが条件になるけど釧路や函館は港町で夜遊びも出来るし良かったな。(笑)」 「函館って言うと夜景ですね。(笑)」 「そうそう。ロープウェイで上がって夜景見て。飲みに出かけて、朝は市場でイカだな。(笑)」 「イカ?」 「そう。泳いでるのをその場で捌いて食わせてくれるんだ。(笑)」 「へぇ~、美味しそう。」 「まぁ、それはイイんだけどな。真由美は北海道に来て何か思った事ってあるか?」 「いえ。楽しいばかりで、あまり気付く事とか何かを考えるとか出来て無かったんですけど、やっぱり観光資源って部分が多いんだなってのは思いましたね。師匠は?」 「俺か?俺はそれこそ何度も来てるから何も考えて無いんだけど、今まで何とも思って無かったのに気になる事が1つ出来たな。」 「気になる事?」 「あぁ、そうなんだ。」 「何ですか?」 「真由美と初めてLIVEへ行ったのは何処?」 「東京でしたね。」 「床に行ったのは?」 「京都ですね。」 「この前、出張に行ったのは?」 「岡山ですけど。」 「今、何処の帰り?」 「北海道です。」 「何で?」 「【わっつ】ですか?(笑)」 「いや、違うよ。本当に聞いてるの。」 「何がですか?」 「何で北海道だけ丁寧なんだ?」 「えっ、どういう事ですか?」 「だって、北海道だけ都道府県の道って付けてるじゃん。他の所は東京、京都、岡山って、都も府も県も付けてないだろ。」 「あっ、ホントだ。」 「テレビとかでも芸能人が沖縄出身だとか大阪出身だとか言ってるのに、北海道出身の人だけは北海出身とは言わずに北海道って言うんだよ。ニュースなんかでアナウンサーでもそういう言い方をするんだよ。不思議だよな。」 「ホントに、そんな事って考えたことも無かったです。」 「旅行雑誌とかでも、沖縄旅行とか奈良の旅とかって書いても、北海旅行とか北海の旅なんて書かないし、土産物でも北海名物とは言わないのに、東京名物とか鹿児島名物とか言っても東京都名物とか鹿児島県名物とは言わないだろ。」 「ホントですね。不思議ですね。」 「あぁ、何かモヤモヤする。(笑)」 「何処でそんな事に気付いたんですか?(笑)」 「いや、さっき空港でみやげを見てる時にポップで北海道みやげって書いてあるのを見ててな、そういえば東京都みやげとか大阪府みやげなんて見た事ないなって思ってしまったんだよ。(笑)」 「でも、本当だ。何か北海道だけ扱いが違いますね。何で統一しないんだろ?」って、喋ってると着陸態勢に入り無事に到着。 時間も時間だし、翌日からは通常に仕事なんで、「明日からまた頑張ろうな。」と、足早に帰宅した。
25/06/11 17:29
(7th6vEsi)
投稿者:
遊凛・風凛
正月休みに入った2日目。久々に戻って来たって事で、兄ちゃんと「F」で待ち合わせ。
兄ちゃんは家族サービスで晩御飯に出掛けてから来るっていうので、一足先に飲み始めている。 ガチャっとドアが開き、兄ちゃんが顔を覗かせた。 「あっ!ヒロさん、いらっしゃい。お久しぶり~」と、加奈が迎える。 「おぉ、久しぶりだな。(笑)」って言いながら俺の横へ。 そこへ「いらっしゃいませ。(笑)」と、由美が付く。 「真由美ちゃん。ホントに入ってるんだな。(笑)」 「ここでは、由美です。♡」と、慣れた手つきで水割りを作る。 「由美も一緒に飲みな。」 「は~い。」 と、3人で乾杯。 「話しには聞いてたけど、真… いや、由美ちゃんがそっちに居ると違和感があるな。(笑)」 「もうチョッと早ければ、もっと違和感のあるミニスカのサンタさんでしたのに。(笑)」 「それは見たかったな。(笑)」 「ホントは既定ならダメなんですけど、係… いや、所長は黙っといてくれるんですか?」 「えっ?俺が聞いた話しでは、知り合いに頼まれた臨時の助っ人だろ。(笑)」 「ですね。(笑)」 「背負子で無茶ぶりしてたし、言えた義理じゃ無いよな。(笑)」 「会社で堂々と裏稼業してるお前が言うな。(笑) そうそう、あの背負子。コロコロを2つにして引っ張る時はナナメにすりゃイイだけだし、何より真っ直ぐに置いたら固定できるってのが、取り出しとかの作業し易いって評判良いんだよ。(笑)」 「その背負子で、仕事は順調なのかい?(笑)」 「まぁ、何とかな。今は都心部が中心なんで買い物代行の比率もそこそこあるんだけど、地方へ移ると弁当の方が上がってくるって思うんだよな。」 「あぁ、そうそう。何か提案があるって言ってたよな。(笑)」と、由美に話しを振る。 「おっ!何かあるの?」 「いえ、これは師匠が言い出したんですけどね。今、顧客のターゲットはお年寄りや在宅ワーカーじゃないですか。」 「そうだな。」 「それを、こういう夜の仕事してる人に向けても広がるんじゃないかなって話しなんです。」 「夜の仕事か。」 「そう。兄ちゃんの居る東京なんかもそうだけど、大きな歓楽街には夜の仕事をしてる人間っていっぱいいるだろ。」 「まぁ、いるよな。」 「そういう人達って、そんなに早起きしないじゃん。」 「ま、夜が遅いしそうだわな。」 「朝、遅めに起きて昼頃に弁当が届けば便利かなぁって。」 「なる程ね。」 「それに、お買い物も代行して貰えるとその時間に美容室だネイルだと行ける時間に余裕が出来るし、使って貰えるんじゃないかなって。」 「そうか、早めに出掛けられてそういう所に行く時間に余裕が出来るか。チョッと待てよ… でも、難しいのはエリアなんだよな。皆が同じ所に住んでりゃイイけど、そんな訳が無いし、それをリサーチするのがなぁ… 」 「まぁ、失敗しても一回やってみるってのはアリだと思うよ。」 「でも、そこは狙い目かもな。こりゃ、来期から新たな客を増やすのに、戻ったら早速戦略会議しないとイケないな。(笑)」と、ここで由美がチェンジになる。 「ヒロさん。お久しぶりです。♡」と、咲ちゃんが来た。 「おぅ、咲。久しぶりだな元気だったか?」 「お陰様で。ヒロさんは?」 「まぁ、やる事が多すぎて身体壊してる暇が無いってやつだな。(笑)」 「頑張りすぎちゃダメですよ。(笑)」 「なぁ、咲。」 「何です?」 「お前さ、こういう仕事してるだろ。」 「夜の仕事ですか。」 「そう。で、ここなら3時までだけど、いつも何時頃に起きてる?」 「帰って、何だかんだで寝るのが5時とかで、起きるのは11時とか、遅いと昼頃ですね。」 「御飯は?」 「食べずに珈琲飲んでるか、食べてもトーストぐらいかな。」 「弁当があったら?」 「嬉しいですね。(笑)」 「幾らぐらいなら出せる?」 「そうですね、ワンコインなら嬉しいですけど。届けて貰えるなら600円~700円ぐらいかな。」 「じゃぁ、もし弁当を頼んだとしてだよ。13時半とか14時頃に空容器を回収に来る人が、咲の代わりにスーパーとかで、牛乳だとか何だかんだと欲しいモノを買って来て届けてくれたら?」 「あっ、それ嬉しいかも。その分色々と出来る時間が作れますもんね。」 「そうか、やっぱりそこに需要はあるか。」 「はい?」 「いや、修二がな。俺がやってる仕事を夜の仕事してる人に広げてみてもイイんじゃないかって言うからさ。」 「でも、確かにありがたいかもです。朝って言うか、お昼ですけど御弁当が来て、お昼過ぎに頼んでたお買い物が届くなら他の事する時間に余裕が出来ますもん。(笑)」 「そうか、時間か… 」 「だって、私でさえそう思うのに、クラブとか東京の銀座とかで働いてる人達なんて毎日のように髪のセット行ったりしてるんでしょ。そりゃ時間が要ると思いますよ。」 「そこだな。夜の人を取り入れるには、時間ってのをウリにしていくべきだな。」 「兄ちゃん。一つ言えるのは、そういうお客には女性が担当しなきゃイケないから気を付けなよ。」 「そうか、そうだよな。独身女性も多いだろうし、スッピン見られたく無いもんな。(笑)」 「確かに、身内以外の男の人に生活の一部を覗かれるってのは嫌ですからね。(笑)」 「まぁ、とにかくリサーチの方法とウリ方だな。(笑)」 「あっ、ウリ方って言えば、ウチの謎のハウスボトルはよく出てますよ修二さん。」 「みたいだな。(笑)」 「何だ、謎のボトルって?」 「修二さんが仕入れてくれる焼酎をハウスボトルにしてるんですけどね。飲み口良くって美味しいって、お客さんに普通にボトルで入れてくれって言われるんですけど、修二さんとママがまだ内緒って教えないんですよ。(笑)」 「何、またお前新しい小遣い稼ぎしてんの?」 「いや、これに関しては何の稼ぎにもなってない。」 「じゃ、何でお前が仕入れてんの?」 「この辺には出まわってない焼酎で、ウチの親戚のなんだ。」 「親戚?」 「そう。母ちゃんの従姉妹が焼酎の酒蔵に嫁いでてさ、そこのが美味いから紹介しただけなんだよ。」 「で、何で謎なの?」 「ま、今は様子見って感じだな。もうチョッと見てコンスタントに出るようなら、銘柄教えて酒屋に取り寄せして貰ったらイイんじゃないかなぁって。」 「で、今は謎で甕に入れて提供中です。(笑)」 「甕?」 「チョッと飲んでみる?」と、味見するのに少し用意して貰う。 「おっ、これ芋か。何か飲みやすいな。(笑)」 「な。親戚だって贔屓目を抜きにしても普通に美味いだろ。」 「で、何で甕なんだ?」 「銘柄を内緒にしてみようってのもあるけど、味がまろやかになるらしいからやってみてるだけ。(笑)」 「で、これハウスボトルで出せるぐらいの値段なの?」 「そうなんだよ。度数は20なんだけど、この辺りで出してるハウスボトルの焼酎と何ら変わらないんだよ。」 「20?」 「そう。九州じゃ、焼酎は20度が当たり前。(笑)」 「へぇ~、でも普通にボトルでもイケるんじゃない?」 「そうだな。そろそろ半年だし、加奈に言って酒屋で取り扱いしてくれるか確認させるよ。(笑)」 つて、話しをしてるとチーフが「ママがこちらも飲んでみて下さいって言ってます。」と、ロックグラスを持ってきた。 「何だ、新しいウィスキーか?」と、一口飲んで 「何コレ、梅酒か?美味いな。(笑)」 「ヒロさん、それ由美ちゃんとママが作ったんですよ。(笑)」 「作ったの?」 「そう。由美が家で作ってたのを加奈に飲ませたら、欲しいってなって。それじゃ、一緒に作ろうってことで置いてあるんだよ。」 「美味いな。これウィスキーか?」 「バーボンなんだけど… チョッと早くない?」 「あっ、これはまだ前に由美ちゃんがくれた樽の方のです。」 「バーボンか、初めて飲んだけどこんな味になるんだな。真由美ちゃんやるなぁ。(笑)」なんて飲んでると咲ちゃんが聞く。 「ヒロさん。お盆は帰って来れなかったみたいだけど、お仕事忙しいの?」 「まぁ、お陰さんでな。」 「ちゃんと遊んでます?」 「ま、そこそこにな。 あっ、そうそう。俺、サウナ好きだからスーパー銭湯に行くんだけどさ、大きな商業施設の中にあってな。直ぐ前が競艇場なんだけど、最寄りの駅から無料でバスが走ってて便利なんだよな。」 「風呂入ってボートかい?」 「ま、競艇はチョロッとだな。(笑) その施設が映画館にゲームセンターにパチンコ屋。それにディスカウントストアにレストラン街って、色々入ってるんだよ。」 「何か便利そうですね。」 「それだけ店があって競艇場もあったら、金を出し合ってバスを無料で走らせて客を来やすくするのも当たり前だな。(笑)」 「大体、朝から映画観て、飯食ったら風呂とサウナ入って昼寝して帰るのが多いかな。(笑)」 「で、夜は飲み屋か?(笑)」 「あの辺は結構安いんだよな。(笑)」 「で、フィリピンのお姉ちゃんとヨロシクやってんだぜ、咲ちゃん。(笑)」 「そうなんですか?」 「そんな訳ないだろ。(笑) けど、あの辺りは何故かそういう外国人も店も多いよな。」 「まぁ、東京では下町って言われてても、ここら辺よりは遥かに都会だしな。都心に行くと家賃なんかも高いだろうけど、あの辺りだと丁度イイんじゃないの?」 「そうなんだよな。だからフィリピン系の店なんかも多いんだろうな。」 「ヒロさんの行ってる店も?」 「あぁ、前に修二を連れて行った所はそうだったな。」 「おっ、違う店も見つけたの?」 「そりゃ、接待とまではいかないけど、仕事で来てくれた人なんかと出掛けるのにチョッとは知っとかないとな。(笑)」 「東京かぁ、行ってみたいな。」 「咲ちゃんは東京に行った事無いの?」 「ディ〇ニーランドはありますけど、後は子供の時に東京タワーに登ったくらいで、あまり覚えてないんです。(笑)」 「東京タワーか、俺も子供の時に1回登っただけだな。」って、笑ってるとBOXの客が帰って加奈が来た。 「ヒロさん。ホント久しぶりね。(笑)」 「1年以上空いたからな。(笑)」 「どうなの東京は?」 「東京って言っても仕事で行ってるだけだし、下町だからココと何にも変わらないよ。」 「一人暮らしで、自炊とかちゃんとやってんの?(笑)」 「おぅ、料理は滅多にしないけどな。(笑)」 「外食ばっかり?」 「って言うかよ、朝はパンなんだけどな。昼は仕事で弁当を扱ってるんで試食だったり何だりで、晩は飯屋で定食とビール飲んでも1000円だからな。(笑)」 「そうか、お昼がタダなら良いわね。」 「料理しない分、洗い物って言う作業をしなくて済むから楽だよ。」 「掃除に洗濯にそこまですると大変か。」 「まぁ、女房の有難さってのはつくづく感じるな。(笑)」 「で、仕事の方は?」 「さっきも喋ってたんだけど、またコイツらが仕事を増やすような事を言い出しやがってよ。(笑)」 「だから、俺は言うだけでヤるかどうかは知らないよ。(笑)」 「何を言い出したの?」 「 弁当の配達や買い物の代行を夜の仕事をしてる人を対象にしてみたらどうだって言うんだよ。」 「まぁ、確かに独身の子ならヒロさんと一緒で家事が減るんだから便利だわね。」 「咲も言ってたけど、時間が作れるってやっぱり良いか?」 「そりゃ、料理や買い物しなくてイイ分だけ別の事に時間が使えるのは有難いわよ。(笑)」 「そうか。やっぱり後はエリアの問題か… 」と、飲みながら 「ママ、そう言えばこの焼酎と梅酒。美味いな。(笑)」 「焼酎は修ちゃんが教えてくれたんだけど、梅酒は由美ちゃんの手作りよ。(笑)」 「バーボンってのは初めて飲んだけど、美味いな。」 「量が無いから別料金になるけどグラスで出そうかなって思ってるの。」 「炭酸とかで割ったら女性にウケるんじゃない?」 「焼酎はどう?」 「コレ、飲みやすいし美味いよ。」 「加奈。そろそろ半年だし、一回酒屋に取り扱えるか聞いてみても良いんじゃない?」 「じゃぁ、そろそろ解禁ね。(笑)」 「で、真… いや、由美ちゃんの仕事ぶりはどうですか?オーナー様。(笑)」 「何がオーナー様よ。客ウケも良いし、気が利くし、本気でやったら直ぐにお店出来るタイプね。(笑)」 「ふ~ん。」 「会社ではどうなの?上司として見たら。」 「仕事は当然だけど、酒の席の付き合いも出来るし、チョッとぐらいエッチな事でも平気であしらえるし、俺としては有難い存在だったよ。(笑)」 「そんなに褒めて、由美がくしゃみしてない?(笑)」 「アンタの弟子なんだから、ちゃんと大事にしてあげなさいよ。(笑)」 「そうだったな。お前の弟子だったな、これは失礼しました。(笑)」 「弟子ねぇ… そんなに褒めてるんだからもう、俺の方が弟子でイイんじゃね?(笑)」 「アンタが弟子なんて、師匠が逃げるわ。(笑)」 2人が(ウンウン)と頷く。
25/06/12 16:35
(bXvud.ms)
投稿者:
遊凛・風凛
1月月末。今日は大阪に来ている。
日帰り出張だったのだが、雪の影響で新幹線が大幅に遅れてしまい、約束の予定を翌日にして貰って急遽1泊する事になった。 今は便利なもので、ディスカウントショップに行けば下着とワイシャツに靴下を買っても3000円もあれば十分なのだから有難い。 って事で、訪問先が梅田だったので泊まりはお得意のカプセルホテル。大阪駅から歩いて行ける 大〇洋にした。(ビジホでもよかったのだが、大浴場やサウナがあるので大〇洋にした。) 夜まで時間が空いたので会社に連絡をしたら、関連会社に社長として出向している先輩の所へ挨拶に行って来いと言われたので、大阪の会社なのに大阪で手土産を買って持って行く事になった。 「おぉ、修二。久しぶりだな。」 「ご無沙汰しています。」 「相変わらず煙草屋さんやってんの?(笑)」 「お陰様で。(笑)」 「今日は新幹線が遅れて大変みたいだな。」 「そうなんですよ。」 「いや、ウチもお客さんと午後から約束してたんだけど、間に合わないって連絡あったから仕方ないよ。」 「まぁ、自然には敵わないですからね。(笑)」 「ところでさ、ヒロが始めた新事業。」 「あぁ、弁当の宅配と買い物代行ですね。」 「ウチが大阪モデルとしてやってみてくれって事で、この春から始めるんだけどさ… 」 「ご苦労様です。」 「他人事みたいに言うな。お前が言い出した仕事なんだろ。」 「僕は口だけですよ。(笑)」 「何か気を付ける事とかあるか。」 「実は年末に出会って喋ってたんですけどね。気付いたのは、出来れば配達する人は女性がイイかなって。」 「ほう?」 「受け取りする人が男性ならイイんでしょうけど、女性だと生活の一部が覗かれるのって嫌だろうなって話してたんですよ。」 「そうか、そうだな。お年寄りはアレだけど、在宅ワーカーの女性とかだと男が配達に来たら嫌がるかもな。」 「スッピンなんて見られたくないでしょうしね。」 「そりゃ、そうだ。」 「まぁ、これには伏線があってですね。」 「伏線?」 「これはまだ東京で色々と試してみないとダメなんですけど、もしかすると夜の商売してる人にも使って貰えるかも知れないって話してたんですよ。」 「ほう、夜ねぇ。」 「夜中に帰って、昼前とかに起きた時に弁当が届いたら便利だろうし、買い物代行も時間が空いた分、美容室だ何だと利用出来るんで、時間をウリにした感じで試してみたらは?って話してたんです。」 「なる程ね。」 「まぁ、エリアとかの問題もあるんで、これはまだ先の話しなんですけどね。(笑)」 「まぁ、何にせよ出来れば配達は女性って事だな。」 「そうですね。」って、兄ちゃんの事業が大阪でもスタートする話しをして、時間もあるので失礼させて貰った。 もう大阪も何度も来てるので、今日は福島の沖縄料理の店で食事と晩酌をして、風呂とサウナそしてマッサージでリフレッシュして眠りについた。 翌日。朝礼が終わって少しした時間を見計らって訪問先へ出向く。 先輩の所への手土産は用意してなかったので急遽準備したが、こちらは元から用意して来た物を持って行く。 「これ、つまらないものですが… 」(つまらん物やったら持って帰って!って言う返しが来るかと思ったが、それは無かった。) ここの会社は荷物を運ぶ為の折り畳みのケースなんかを製造販売してる会社である。 新たに扱う荷物に蓋が必要なので、手早く蓋が出来て、片付けるのにもコンパクトに手早く折り畳める風にアレンジ出来ないかと案は用意してきたのだけど、強度等の問題があるので、色々な素材を見て耐久性や重さなどの相談をさせて貰いに来たのだ。 午前中に形状の細かい部分の相談。午後から素材や耐久性を見て、後日幾つかサンプルを作って貰い送ってもらう話しで纏まった。 夕方、大阪駅に向かいながら(今日は水曜日か、真由美が「F」に入ってる日だな。チョッと寄って帰るか) なんて考えて、(あっ!アレを食べさせてやろう。)と、駅に続いてる店へ向かった。 大阪と言えば、よく飛行機や新幹線で匂いが漂ってくる【豚まん】が有名だが、今回は匂いが漂わない物にした。 家の分と、店は3つぐらいあれば良いかと、4つ買って新大阪へ向かい、駅弁を買って新幹線に乗り込んだ。 20時過ぎ。ガチャ… 「いらっしゃい。あら、修ちゃん水曜なんて珍しいわね。」と、加奈が迎える。 「今日は出張帰りだよ。(笑)」 「へぇ~、出張。」 「あぁ。昨日、日帰りのはずが雪で新幹線が遅れて今日にズレ込んでしまって、急に泊り。」 「それはご苦労さんね。」って、今日は今のところ客は俺一人のようだ。加奈に由美、咲ちゃんに亜美ちゃんにチーフ。 (ホントは今までに紹介した事が無いが、梓ちゃんに夕子ちゃん(2人合わせると、何処かに居た演歌歌手のようだ。)ってのが居るのだが、今日は休みみたいだ。)皆がカウンターに並ぶ。(笑) 「何か今日は威圧感が凄いなぁ。(笑)」 「だって、お店開いたばかりですし仕方ないですよ。」と、亜美ちゃんが笑う。 「に、しても全員が並ぶと何か嫌だぞ。(笑)」 「じゃぁ、ママ。お客さんが来るまで師匠の横に座っててもイイですか?」と、由美が聞く。 「そうね。でも、由美ちゃんはいつも修ちゃんの横にいるから、今日は滅多に見れない亜美ちゃんで。(笑)」 「えぇ~っ、私でイイんですか?(笑)」 「何でだよ。俺の横じゃ御不満?」 「だって、由美ちゃんの指定席なのに~ (笑)」 「じゃぁ、今日は特等席って事で。(笑)」 「何でアンタの横が特等席なのよ。補助席の間違いじゃない?」 「ひでぇ事を言うよな。(笑)」って事で、亜美ちゃんが隣に座りに来た。 まぁ、取敢えず1杯って事で、加奈と由美と咲ちゃんは俺のボトル、チーフは車に乗るんでソフトドリンク。 亜美ちゃんは今までに飲んだことが無いって言うので、由美の梅酒を飲む事になった。 「で、出張って何処まで行ってたんですか?」と、亜美ちゃんが聞いてくる。 「あぁ、今日は大阪に行ってたんだ。」 「へぇ~、大阪。泊まりだったんでしょ?」 「雪で新幹線が遅れて、急遽泊りになったんだよ。着替えも用意してないから、ディスカウントショップで買い揃えて大変だったんだよ。」って、笑ってると皆のグラスが用意されて 乾杯。 亜美ちゃんが驚く。「えっ、これ美味しい!(嬉) 由美ちゃんが作ったの?」 「そうなんです。(笑) ウチは昔から家で梅酒を作ってるんですけど、バーボンで作るんです。」 「へぇ~、バーボンで作ったらこんな味になるんだ。美味しい。(笑)」 「ありがとうございます。」 「あっ!そうだ。コレコレ。」と、大阪で買ってきた土産を取り出す。 箱が3つ。「何々?」と皆が見る。 「チーズケーキだよ。」 「へぇ~、チーズケーキ」 「チーフ、えぇ~っと、今6人いるから半分ずつ… あっ、温かいのも冷たいのも食べてみたいんだったら、4分の1ずつ切って半分温めてくれる。多分、1分ぐらいでイイと思うんだけど。」 「解りました。(笑)」と、用意をしてくれる。 加奈が聞く「お土産にチーズケーキなんてあるの?」 「あぁ、り〇ろーおじさんのチーズケーキって言って、スフレのふわふわチーズケーキが焼きたてで売ってるんだ。」 「へぇ~、焼きたて。」 「ま、持って帰って来るから焼きたてじゃ無くなるんだけどな。温めると、また焼きたてみたいに美味しくなるんだよ。(笑)」 と、用意が出来たようで皿にケーキの4分の1を2つずつ乗せて並べる。 咲ちゃんが、「こんな大きなの食べられませんよ。」って言う。 「大丈夫だって。ペロっと食べて、足りないって言うかも知れないよ。(笑)」 で、皆で「いただきま~す。」って、口に入れた瞬間に「何コレ、美味しい!(喜)」 「ふわふわで、溶けますよ。(驚)」 「温かいのは焼きたてみたいで美味しいし、冷めてる方もコレはコレでまた美味しいし、こんなのがあるんですね。(嬉)」 と、皆が喜んでくれて、咲ちゃんが「前言撤回。ペロっといっちゃいます。(笑)」 「だろ。豚まんも人気あるけど、最近はこっちも人気あるんだぜ。(笑)」 「へぇ~。」 「で、セコイ話しだけどさ、3つ買っても2000円しないんだから安いよな。(笑)」 「嘘っ! 」 「安っ!」って、皆が驚いていた。
25/06/13 23:49
(JpPalHj2)
投稿者:
遊凛・風凛
2月。豆まきの季節。今日は前に勝手に約束させられた同伴?の日。
先輩の炉端屋でテーブルの向かいに真由美と咲ちゃんが座っている… だけのはずが、隣に何故か加奈が居る。 出張帰りに寄った時に炉端へ行く約束をしたのだが、加奈まで 「久しぶりにあの焼酎飲みたいから、私も行く!」って言い出して、4人でテーブルを囲む事になった。 アレコレと頼んで、お目当ての地鶏のステーキにジャガイモの焼酎。先輩が運んで来てくれて 「修二。今日はハーレム状態だな。」と、笑う。 「何がハーレムですか。強引に決められた上に、加奈のオマケ付きですよ。(笑)」 「誰がオマケよ。失礼な。(怒)」 「ゴメン、オマケじゃ無かった。コブだった。(笑)」 「相変わらず仲いいな、お前らは(笑)」って事で、皆で乾杯。 咲ちゃんが、「コレコレ。久しぶりに食べたけど、やっぱり美味しい♡」 「ホント、この焼酎と合いますね。(笑)」 「久しぶりに飲んだけど、やっぱりこのジャガイモってスッキリしてイイのよね。アンタ、本当に色々見つけてくるわね。(笑)」 「えっ!この焼酎も師匠がきっかけなんですか?」 「あぁ。何度目だったか北海道に行った時に飲んでな。美味かったんで土産に買って来たら、先輩が気に入ってくれて店で出すようになったんだ。(笑)」 「へぇ~、修二さんのお土産が最初だったんだ。」と、咲ちゃんが意外そうな顔をする。 「まぁ、アチコチ行ってるだけあって色んなモノ知ってるわよね。(笑)」 「そう言えば、岡山に出張で行った時はデミカツってのを教えて貰いましたね。(笑)」 「デミカツ?」 「えぇ、カツ丼なんですけど、かかってるのがデミグラスソースで、美味しかったです。(笑)」 「ホントは足を伸ばして倉敷の揚げない味噌カツも食って欲しかったんだけどなぁ。(笑)」 「この前のチーズケーキも美味しかったし、ホント修二さんは色々知ってますね。(笑)」 「何なら、沖縄のチョッとクセのあるヤギ汁でも教えようか?(笑)」 「ヤギ汁?」 「美味いぞ~ (笑)」 「ヤギって美味しいの?」 「嘘々。チョッとじゃ無い、かなりクセがある。(笑)」 「でしょうね。(笑)」 「ヤギですもんね。(笑)」 「まぁ、臭いがな。食ってるとそのうち慣れて美味くなるんだけど、最初がどうしてもなぁ… (笑)」 「アンタが言うんだから、よっぽど強烈なんでしょうね。(笑)」 「そうだなぁ。クサヤに鮒ずし、ヤギ汁にタヌキも一度食ったけど、臭み抜きしてあってもクセがあったな。(笑)」 「タヌキも食べたことあるの?」 「だって、唄にあるじゃん。♪あんたがたどこさ… ってよ。(笑)」なんて、話しがクセのある物の方へ行ってしまった。 って所で、加奈が一足先に店に向かった。 「修二さん。私、聞きたかったんだけど月にどれぐらいお小遣い使ってるの?」 「何で?」 「飲みに出るのは週末で月に5、6回としても、アチコチLIVEとかツーリングに行くじゃないですか。」 「まぁ、趣味だからね。(笑)」 「どれぐらいなのかな?って思って… 」 「そうだな。何にも無い時は5、6万って時もあるし、普通で10万弱かな。多い時は20とか30。酷い時は50って時もあったけど、そんなのは滅多に無いしね。(笑)」 「20~30かぁ。羨ましいな。煙草屋さんのお陰ね。」 「それなら加奈の方が稼いでるじゃん。」 「まぁ、ママはね。チョッと必要だから仕方ないわよ。」 「まぁ、そうなんだけどな。(笑)」 「でも、九州とか北海道へ行けるってイイなぁ。」 「貧乏旅だぜ。予定が分かってりゃ、早割り使うとか夜行バスで行くとか、泊まりもカプセルホテルとかだし、何せ目的がLIVEと夜遊びだから、交通費と宿泊費は極力抑えて遊びに使う。(笑)」 「だけど、そうやって普通はなかなか行けない所へ行ったり、色んな体験したり、そこでしか味わえないものを楽しんだりして、羨ましいな。(笑) ね。思わない由美ちゃん。」 「そうですね。よく会社でも、お土産とか持って来て下さるんですけど、ウチの上司や他の方でも、「情報として上部だけを知ってるんじゃ無く、実際に知って物事を言ったり考えたり出来るから強いんだよな。」って言うんですよ。(笑)」 「確かにお客さんでもいるもんね。知ったかぶりで物を言う人って。(笑)」 「そうなんですよね。私、師匠が偉いなぁって思うのは、情報を知ってるだけで実際に知らない事はチャンと「らしい」とか「実際は知らないけど」って言うし、初めての事なら知った顔するんじゃなく「初めて知った」とか「知らなかった」って素直に言えるとこだと思うんですよね。(笑)」 「だって、知ったかぶってみた所で、いざやって見ろって言われて、出来ませんなんて言いたくないじゃん。(笑)」 「そうなのよね。それが他人より色々と知ってるからその辺が強味なのよね。(笑)」 「その強味って、何が何処に強いの?俺には解んないんだけど。(笑)」 「引き出しが多いって意味ですよ。(笑)」 「そうかねぇ?」 って自分の評価されてるのだろうが、どうも腑に落ちない。 「もう一つ聞きたかったんだけど、お師匠さんは由美ちゃんに恋愛禁止とか出してんの?(笑)」 「何でだよ?(笑)」 「だって、由美ちゃんったら修二さんの事ばっかりで、彼氏がいるとも聞かないし、どうなのかなぁって。」 「俺は早く良い男を見付けなよって言ってるんだぜ。」 「私は今は社会勉強の方が楽しいんで… (笑)」 「これだよ。(笑)」 「由美ちゃん可愛いのに、男が放っとかないでしょ。(笑)」 「全然。チッとも声も掛けてもらえないんです。(悲)」 「それは、修二さんがいるからでしょ。」 「何を言ってんの。会社じゃ部署も違うし、あまり顔も合わさないもんな。(笑)」 「そうなの?」 「えぇ、たまに社食で会うとか。それこそ、お土産を持って来て下さる時とかに少しお話し出来るぐらいですね。(笑)」 「俺らの頃なんてガツガツ行ってたけど、今の奴らは草食か奥手か知らないけど、女を口説く奴って少ないね。(笑)」 「でも、美人なのにママには行かなかった。(笑)」 「加奈は、小便垂れてるような時代から知ってるし、中身は男みたいなもんだから枠外だな。(笑)」 「そうそう。ママって、中学とか高校の時ってモテてたの?」 「さぁ?まぁ俺の傍に居たから付き合ってるって勘違いして諦めてる奴もいたけど、俺らが付き合ってる訳じゃ無いって知って告白してた奴は何人か居たな。」 「へぇ~、やっぱモテたんだ。(笑)」 「どれ位の男と付き合ったとかってのは知らないけどな。(笑)」 「えぇ~、何で?」 「加奈の男関係なんて興味ねぇって。」って喋ってると先輩が 「俺のツレもフラれてたなぁ。」って笑う。 「えぇ~、先輩なんじゃ無いんっすか?(笑)」 「バ~カ。俺は彼女居たもんね。 それに、お前のツレだけあって見た目と違って男前な性格してたからな。(笑)」 「修二さんはモテてたんですか?」 「修二の女関係は知らないなぁ。まぁ、モテてはいなかったな。(笑)」 「前に加奈が言ってたろ。中高と彼女無しって。(悲)」 「そう言えば言ってましたね。(笑)」 「そう言う咲ちゃんはどうだったの?背は高いし、美人だし… なぁ、思わない真由美。」 「咲さんは相当モテたんじゃないですか?(笑) 身長、いくつなんですか。」 「私?169㎝よ。でも、高2までは160無かったのよ。それが急に伸びて1年で7㎝伸びたのかな?それから微妙に増えて、気付いたら169だったのよ。(笑)」 「美人だし、モテたでしょ。(笑)」 「実はね。チョッと悪さしてたから、モテはしなかったわね。(笑)」 「そうだ、兄ちゃんが言ってたな。昔、ヤンキーだったって。(笑)」 「だって、私にぶりっ子は無理だったんですもん。」 「で、ヤンキーだったんですか?(笑)」 「まぁ、背伸びしたかったのもあったし。兄貴やヒロさん達がそんな感じだったから、私もマネをしてたって言うかね… (恥)」 「あの頃は多かったな。長いスカート引きずったヤンキー姉ちゃんとか、聖子ちゃんカットのぶりっ子って(笑)」 「私に聖子ちゃんは無理でした。(笑)」って事で、そろそろ時間だと、3人で「F」へ向かった。
25/06/14 09:52
(xDJjp5TU)
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