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1:生涯最初で最後の弟子との思い出…
投稿者:
遊凛・風凛
先に謝っておきます。多分、長いです。長い上にエロは極端に少ないです。エロが出て来ない時もかなり多いと思います。
実際の経験を素に肉付けをして、思い出込みで書かせていただきます。ま、ジジイの備忘録というか… そんな感じです。 俺の名前は修二。俺達が社会人になった頃なら、定年を迎えて年金生活に入ってるような歳だ。 俺は今の会社に入って35年近くになるけど出世とは無縁で、平社員のまま過して来た。 ただ、他の人達よりはチョッと自由気ままに遊ばせて貰ってきたかなぁって風には思う。 これは、もう25年以上も前。四半世紀も前のチョッとしたきっかけからの話しだ。 12月。例年なら会社の忘年会があるのだが、その時は日取りが纏まらず、11月の後半に早々と済ませてしまっていた。 だが、何だかもの足りなくて30代前半~22歳のマリンジェット仲間(当時流行り出して、皆で金を出し合って購入していた。) 7人が中心となり、会社の若手だけで部署の垣根を越えて、忘年会の代わりにクリスマス会をしようという事になった。 若手社員に声をかけ、俺達7人を入れて上は33歳から下は18歳まで男女合わせて25人が参加となった。 忘年会シーズンだったが、居酒屋の2階の1室を確保しての開催となり、1次会はクリスマス会なので皆でプレゼント交換をしようという事で、それぞれが準備して参加した。 皆で酒を酌み交わし、バカな話しで盛り上がり、プレゼントをくじ引きで交換した。 「うわぁ、自分のが戻って来た~!」って言ってる奴や、「何コレ、誰なのこんなの用意したの!」 と怒って中身の避妊具の詰め合わせを笑いながら皆に見せてる女性もいる。 中にはウケ狙いか悪戯心でアダルトグッズを入れてる奴もいるんだな…と笑ってしまった。 1次会が終わり2次会でカラオケに行こうってことで、5人が残念そうに帰ってしまったが、残りのの20人で行く事になった。 流石にシーズンだけあって部屋がなく、1部屋にギュウギュウになりながら入った。 今のようにワイヤレスマイクじゃなく、前に出て行って歌わないといけなかったので、歌いたいやつはステージの近い方へ、俺は飲みたい(内線で注文しやすい)ってのもあり、端っこで壁にもたれかかりたいってのもあったので、一番入り口に近い所へ座った。 俺の左隣には真由美って子が座ってきた。その隣がまだ飲めないのにカラオケに行きたいと付いてきた18歳の高卒ルーキーだ。 皆でカンパ~イ!前では歌に手拍子に、こっちではワイワイガヤガヤ。 この真由美って子は別の部署で、兄ちゃん(マリンジェット仲間のリーダーで、そう呼ばせて貰っている。) が居る所なので、そんなに喋ったことが無かったが隣に座ったのも何かの縁だと思い話し掛けた。 「真由美ちゃんだったね。君は何処から来てるの?」 「えっ?私ですか、私は2駅向こうの〇〇からです。」 「家?」 「いえ。あっ、いえって言ってもシャレじゃありませんよ。(笑)私は〇〇県出身で、アパート暮らしなんです。」 「ふ~ん、一人暮らしなんだ。じゃぁ、自炊とか大変だね。」 「そうなんですよ、一人暮らしに憧れて始めたのに大変で…(笑)」 すると高卒ルーキーが「僕も一人暮らししたいけど、自炊なんて出来ないだろうしなぁ。」と言う。 「何、料理とか洗濯出来ないの?」って聞くと、逆に「修二さんは出来るんですか?」と、聞いてきやがる。 「俺はチョッとだけど一人暮らししてたもん。それにラーメン屋とか、うどん屋さんでバイトしてた事あるし。」 と答えると、真由美ちゃんが、「料理出来る男の人ってイイですね。」と言う。 「そう?」なんて言ってると、誰かが勝手にカラオケ入れやがって「修ちゃ~ん、歌って~」とステージに呼び寄せる。 いつもノリノリになってくると歌わされる曲だ。 1曲歌って、前の連中とバカっ話しをしてたら喉が渇いてきたので自分のグラスがある元の場所へ向かう。 すると、俺が座ってた場所に真由美ちゃんが座っている。 「あぁっ、俺の席~」って笑いながら言うと、「だって、ココ壁があって楽なんですもん。」 って言いやがる。(俺はそれが目的でソコに座ってたのに。) 俺は横に座りながら「じゃぁ、俺は真由美ちゃんにモタれよ~っと。」って、チョッとだけモタれる素振りをする。 「で、さっき何話してたっけ?」 「修二さんが料理出来るって話しっすよ。」と、高卒ルーキーに言われ、 「あぁ、そうか。何?2人とも知らないの、会社のBBQの肉って、ブロックで買ってきて、俺が捌いてるんだべ。」 2人が「エッ、嘘?知らなかった~」 「何でですか?」と聞いてくる。 「何でって、俺の友達が肉の卸し業者をしていて、捌いてもらうと別料金取られるんだけど、ブロックなら安くで買えるし、ステーキしようとか言って、チョッと貰って帰ったり出来るしね。(笑)」 「えっ、ズル~い。」 「何が、それ位は手間賃で貰わないと。」 「ですよね~(笑)」と話してると 「あっ!俺だ。」と高卒ルーキーがステージへ向かった。すると一人が席をズレて来て 「修ちゃ~ん、ウチのアイドルを口説かないでよ。(笑)」と言う。 真由美ちゃんと同じ部署のジェット仲間だ。(まぁ、確かに可愛らしい子だなとは思ったけど。) 「そんな事したら兄ちゃんに怒られる~(笑)」 と、真由美ちゃんが聞いてくる。 「皆さんでマリンジェットしてるんですよね?」 「アァ、皆でお金出し合ってね。」 「イイなぁ…」 「何、乗りたいの?」 「だって、なんだか気持ちよさそうなんですもん。」 「確かに水を切って走るってのは気持ちイイもんな。じゃぁ、今度一緒に行く?」 「エッ?いいんですか。」 「俺がイイって言えば大丈夫なんだって。(笑)」 「じゃぁ、お願いしますよ♡」 「でも、半年ほど先だから、忘れてなかったらね。(笑)」 「エェ~ッ(笑)」 反対隣の女の子と話しに夢中になってる仲間をポンポンと叩いて 「おい、真由美ちゃん口説いちゃったぞ。」 「えっ、やっぱり~ 修ちゃん手が早いッ。」 手を横に振りながら 「いやいや、違う違う。ジェットに乗ってみたいらしいから、今度の時おいでって誘っただけ。(笑)」 「了解で~す。」 と、また女の子との話しに戻っていった。
2025/05/06 13:04:45(PbkMIL1p)
投稿者:
遊凛・風凛
4月。「BBQの準備をしなくて済むってのが、こんなに楽なんだ。(笑)」って事で嬉しくなっちまう。
去年手伝ってくれた子の実家の肉屋さんがオッケーしてくれたのと、一人辺り200円程の上乗せになるけど、今までが安過ぎた(俺の仕入れと捌きがあったからだっちゅうの)から会社も大丈夫って事で、世代交代した。 花見をしながら呑んでると 「今まで当たり前のように任せてたけど、大変だったんですね。」って、今年の準備を担当した女子社員が声をかけてくる。 「いや、その代わりに煙草屋したりして稼いでるからそれぐらいはご奉仕だったんだよな、修ちゃん。」 と、煙草を買ってくれてる同僚が言う。 「まぁ、肉もチョロッと貰ってたりしたしな。(笑)」 「でも私、これだけの量だなんて思ってなかったから、驚きました。」 「まぁ、今年からは肉が捌かれて来るから、野菜の準備だけになったし、楽になったって言えば楽になったんだろうな。」 「修ちゃん。そう言えば、兄ちゃんとこの話しは聞いたか?」 「えっ、知らないよ。何かあったの?」 「うん。今までは東京で間借りしてるような感じだったけど、来年を目処に新会社として設立するらしいよ。」 「じゃぁ、兄ちゃんは社長か?」 「さぁ、それは人事でどうなるか知らないけど、事実上は新会社のトップなんだろうな。(笑)」 「凄いなぁ。(笑)」 「って、他人事みたいに笑ってるけど、修ちゃんが言い始めた事なんだぜ。」 「まぁ、確かに言ったのは俺だけど、実際に立ち上げたのは兄ちゃんだからな。」って話してると真由美がやって来た。 「ヨっ!主任。(笑)」(真由美がこの春から昇進して主任になった。) 「主任じゃないですぅ。(困)」 「何でだよ、主任になったんだろ。おめでとう!」と、周りにいた皆と乾杯する。 「修二さん。知ってます?」 「何が?」 「真由美ちゃん。この1年主任したら、新会社に引っ張られるらしいですよ。」 「えっ!そうなの?」 「いえ、まだ何も決まってる訳じゃ無いんですけど。向こうから話しも来てるし、どうだろう?って… 」 「イイんじゃないの兄ちゃんの手伝いで。田舎者から都会の人にも昇進だ。(笑)」 なんて話しながら宴は二次会へ…今年は真由美と一緒に居酒屋へ流れて来た。 「東京の話しって何時あったの?」 「ついこの前で、私も驚いたんですけど、所長が出来れば来させられないかって言ってくれてるらしいんですよ。」 「兄ちゃんがか。」 「でも私。師匠に勉強させて貰ってるし、「F」も楽しいし、此処を離れるのが… 」 「それは、どう選ぼうが自由だろうけど、新しい世界を見るってのもアリだとは思うよ。(笑)」 「でも… 」って話したり、他の皆とワイワイ盛り上がる。 定番の流れで、二次会から「F」へ流れてきた。 「いらっしゃい。今日はお花見だったの?」 「あぁ、それもだし、由美の昇進祝いだな。(笑)」 「昇進?」って、加奈が驚く。 「あぁ、この春から主任になったんだよな。」 「そうなの!」 「えぇ、まぁ… 」 「だから、もう俺の上司になるんだぜ。(笑)」 「師匠の上司。上司の師匠。ってどっちが上よ?(笑)」 「まぁまぁ、祝いだから一緒に呑めよ。」って事で、乾杯。 「修ちゃんとこの会社で女の子が26歳で主任なんて珍しいわね。」 「そうだな。俺が見た中では早い方かな。(笑)」 「ヤるわね、由美ちゃん。(笑)」 「いえ、これは罠です。(笑)」 「罠って何よ。(笑)」 「加奈。実はな、来年になったら兄ちゃん所が新会社になって、そこへ由美を呼ぶつもりらしいんだ。」 「えっ!東京行っちゃうの?」 「いえ、まだ何も決まって無いんですけど、そんな話しもチラッとあるってだけなんです。」 「ヒロさんの罠か。(笑) これは、動かない修ちゃんとのパイプ役かもね。」 「何でそんなのが必要なんだよ。今は携帯もあるし、パソコンでも繋げるし、由美には本当に来て欲しいんだと思うぜ。」(後で兄ちゃんに聞いたら、俺のことを勉強しようとしてたのも知ってるし、「F」でも客ウケが良い上に多少の下ネタや悪乗りも動じずチャンと対応するし、背負子の件でもそうだったけど仕事も出来るし、女性目線ってのが自分には足りないので助けて貰おうって思ったらしい。) 「まだ、軽く話しがあっただけで何も決まってませんし、私そんな急に移動して新会社に行けって言われても役立たずのような気がするんですけどね。(困)」(後に秋の人事に関わってくるので、夏過ぎには返答が欲しいと正式に打診があったそうだ。) 「まぁ、正式に話しがあってから考えるしか無いか。(笑)」 「そうですね。」 「で、それはこれからなんだけど、ツーリングどうする?」 「そうですね、少し慣らし運転したいですし、再来週かその次辺りってどうです?」 「再来週か… それなら、桜が咲く頃だし少し遠いけど福島の三春まで行ってみようか。」 「福島ですか!」 「あぁ、三春って桜が有名な所があるんだ。」 「へぇ~。」 「磐梯山や猪苗代湖もあるし、チョッとコース考えとくよ。」 「いきなり福島まで大丈夫かなぁ… 」 「まぁ、一応遊園地コースで富士山と富士急ハイランドってのも候補にしとくか。(笑)」 って、話しながら時間も経ち、帰る時間になった。 帰りのタクシーで 「師匠。まだ全然本決まりでも何でも無いんですけど… 」 「ん?東京か。」 「はい。行きたくないって言うよりも離れたく無いんです。」 「此処からか?」 「… 師匠からも。」 「そこは大人になれよ。(笑) 俺なんかにかまってるより、せっかくのチャンスを逃さないようにしないと。」 「でも… 」 「今は便利な世の中になったし、携帯もあるしメールだって出来る。もし、本当に必要なんだったらいつだって駆けつけるさ。」 「でも、悩みます。(困)」 「ま、恰好つけたけど不幸とか用事があったら駆けつけられないけどな。(笑)」 「師匠はホントに凄いですね。」 「何が?」 「こんな私が昇進なんかして、次の打診までされてるのに咎めもせずに… 」 「何で咎める必要があるんだよ。」 「だって。まだ何も解ってない勉強中の身ですよ。」 「だからこそだよ。(笑)」 「どういう事ですか?」 「こんな田舎よりも、東京へ行ってホントの世の中の流れってもんを思う存分感じて、吸収する事が出来るチャンスなんだぜ。それを逃すなんて事を何で俺がさせなきゃイケないの?」 「私になんか、世の中の流れなんて解りませんよ。(困)」 「解らないから行って肌で感じて勉強するんだよ。それを、会社に還元しようが自分で新たな道を選ぼうが、それは真由美の自由だけど、今は会社が給料を出して行かせてくれるんだから、こんな有難いチャンスは無いんだぜ。(笑)」 「でも… 」 「真由美。最初、俺に付いて来た目的は何だった?金か?体か?違うだろ。」 「そうなんですけど… 」 「だったら、大丈夫。俺なんかは自分の世界を守る為だけに生きてるような人間なんだからさ。兄ちゃん所へ行って、この先の世の中の暮らしや人の様変わりをいち早く感じ取って、それを活かす勉強をしたらイイさ。」 「そんな事、出来るのかなぁ?」 「出来るさ。でも、勉強するだけじゃダメだからな。そこから、自分なりの考えってもんとリスクを避ける術を合わせて、いかに良い方へむけられるかってのが大事になってくるからな。(笑)」 「難しいですね。(困)」 「何を言ってるんだよ。クローゼットのハンガーを考えたり、浴衣に似合うって団扇を用意したり、もうやってるじゃないか。それをもっと大きく考えたらイイだけの事だよ。」 「やっぱり、もうチョッと考えさせて下さい。」 「あんまり考え込み過ぎて内へ入っちゃダメだぞ。」 「そんな時は師匠にぶつけます。(笑)」 「そう。それでイイんだよ。俺はその為に居るようなもんなんだからさ。(笑)」 「私。こんなのでイイのかしら?」 「何が?」 「だって、師匠に色々教えて貰ってる上にいっぱい甘えて、会社に内緒で夜の仕事なんかしてるのに… 」 「だけど、それがあって背負子を考えられたり、上の人とも酒なんかでも上手く付き合えたり出来てるんだから、そこはそれでイイんじゃねぇの。(笑)」 なんて喋ってると、いつものバス停に到着。朝から町内の行事があるんで、今日はここで別れて帰った。
25/06/20 23:51
(jz3Xjejl)
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遊凛・風凛
「師匠。この桜、凄いですね。」
「河津桜みたいに沢山並んでるのも凄いけど、こうやってドデカいのも迫力があって良いだろ。(笑)」 今日はツーリングで福島県の三春にやって来た。 早朝に出発して、まだ10時。今日の予定は磐梯山方面へは行かずに、いわきのハワイアンリゾートへ遊びに行き、水戸で1泊して観光と、牛久の大仏を見て帰ろうってコースだ。 (ホントはいわきで泊まりにしてゆっくりしたかったが、流石に急で取れなかった。) 「高速も慣れてなかったですけど、スピードは出さないとイケないけど、一般道より走りやすいですね。(笑)」 「そりゃ、信号は無いし対向車も無いし、歩行者や自転車も居ないしな。(笑)」 「師匠。」 「ん?」 「ハワイアンリゾート行かなくてイイんで、もうチョッとゆっくりしてたい。♡」と、真由美がもたれ掛かってくる。 「じゃ、そうするか。いわきで降りて、6号線で海沿い走って水戸まで行くか。」 「イイですか。(嬉)」 「あぁ。途中にデカいアンテナとかあるし、おさかなセンターなんかもあるから寄り道して行こう。(笑)」 (少し疲れたようで、桜も綺麗なのでゆっくりしたかったみたいだ。) お昼。いわき勿来(【なこそ】って読めねぇ。)で降りて6号線を走り、暫くした所に食堂があったので入ってみた。 「師匠。我儘言って予定変更してもらいましたけど、大丈夫なんですか?」 「何が?」 「何処か思ってた所とかあったんじゃ無いですか?」 「無いよ。(笑)」 「へっ?」 「思ってたのはハワイアンリゾートだけ。後は直で水戸へ行こうって思ってただけだよ。(笑)」 「それならイイんですけど… 」 「そんなもん、どうにでもなるって。(笑)」 「そうですか。」 「もし、予定を考えてたとしても何かハプニングがあったら当然別の事を考えなきゃイケないんだし、道だって通行止めなんかあったら別ルートを探すんだから、決めた予定通りにならなくても、それはそれでこんな事もあるんだなって楽しめばイイだけだよ。(笑)」 「その楽しめるって余裕が師匠の凄いとこなんです。(笑)」 「でもな。同じハプニングでも阪神の震災の時は楽しめ無かったな。」 「あれは、別モノですよ。」 「いやぁ、あの時は従姉妹が結婚して神戸に住んでてな。まだ携帯もそんなに普及してなかったし、全然連絡取れなくて2日後にやっと無事だって連絡があってな。」 「2日後ですか。」 「物資が届かないって、そりゃそうだよな。道がガタガタで車が走れないし、通れる道は大渋滞なんだから。」 「そうですよね。」 「で、俺がバイクに乗ってるから乗せられるだけ荷物載せて届けに行ったんだ。」 「バイクは行けたんですか?」 「まぁ、何とかね。でも、ホント酷いありさまだったよ。高速は倒れてるしビルは傾いてる。寒い時期だったから焚火してると思ったら、通電火災ってやつで消防車が来ないしバケツリレーしようにも水が出ないんで見てるしか無い。」 「私は映像でしか見たこと無いけど、師匠は実際に見てきたんだ。」 「最初は食料ばっかり積んで行ったんだけど、女の人は生理とかってあるだろ。」 「そうですね。」 「だから、そんなのも欲しいとか、色々とその場に行かないと解らない事がいっぱいあったし、会社休んで大阪と神戸を一週間ず~っと往復して荷物を運んでたよ。」 「神戸から大阪に人は連れて行かなかったんですか?」 「帰りに荷物積むのに、人なんか乗せてたら邪魔じゃん。」 「あっ、そうか。」 「従姉妹も周りの人達の為に必死だったから、俺は注文された物を仕入れて運ぶばっかりだったな。」 「そんな経験があるんだ。」 「まぁ、その従姉妹も旦那の仕事で今は仙台に居るんだけどな。(笑)」 「仙台って、またエラく離れた所ですね。」って、話しをしていた。(その時は、まさか従姉妹が仙台で再び東日本の震災に被災するとは思いもしなかった。) 真由美がアンテナを見て驚く。 「師匠がアンテナって言うから東京タワーみたいなのかと思ってたら、コッチだったんですね。(笑)」 「な、デカいだろ。(笑)」(衛星と繋ぐパラボラアンテナってやつだ。) 「ホント、大きいですね。こんなのを、どうやってあそこに上げるんでしょうね?」 「いやいや、あれを丸ごとポンっと上げる訳じゃ無いんだからさ。(笑)」 なんて笑い、今度は おさかなセンターで休憩。 「師匠。」 「ん?」 「魚で思い出したんですけど… 」 「何を?」 「前に、鮒ずしの話しをした時に師匠は滋賀に行った事あるって言ってたじゃないですか。」 「あぁ、あるよ。」 「この前、友達が滋賀に行って来たんですけどね。琵琶湖博物館ってのがあるんですって。」 「あぁ、行きはしなかったけど、途中にあったな。」 「でね。水族館みたいな所があるらしいんですけど、そこに水槽のトンネルがあるんですって。」 「何処かの水族館にあったな。(笑)」 「で、その子もヨソの水族館にあるトンネルみたいだって喜んで通ったら、淡水魚ばっかりで海の魚みたいにカラフルなのが居なくてチョッとガッカリだったって笑ってました。(笑)」 「そうか、そうだよな。確かに淡水魚は金魚と錦鯉以外って、黒っぽいのばっかりだもんな。なる程ねぇ。(笑)」 「時計台とかみたいな有名な所じゃ無いけど、チョッと隠れたガッカリですね。(笑)」 「今度、琵琶湖に行く機会があったら話しのタネに行ってみようかな。(笑)」 って、茨城で何故か滋賀の話しをして水戸へ向かった。 ホテルにチェックインして風呂で汗を流し、夕食がてら少し呑もうかとフロントで近くの居酒屋を紹介して貰い出かける。 「真由美は水戸って言えば何が浮かぶ?」 「えっ、み・水戸黄門ですかね。」 「そうだよな。(笑)」 「あとは納豆ですかね。」 「そうなるよな。水戸って言えば黄門さまなんだけど、あんなに歩き回れる年寄りって居ないよな。(笑)」 「テレビですから。(笑)」 「しかも、そんなに偉い人なら籠を使ってるってな。(笑)」 「いえいえ、ちりめん問屋を装ってる意味がありませんって。(笑)」 「あっ、そうか。身分を隠してたんだったな。(笑)」 って、水戸のネタで笑いながら食事も済ませ、今日は部屋呑みしようって事で、買い出ししてから部屋に戻った。 俺はビール、真由美は酎ハイで乾杯。 「真由美。コレ食べてみな。」と、スナック菓子を渡す。 「何ですかコレ。納豆○ップル?何でチップスじゃ無いんですか?(笑)」って、開けて口にする。 「えっ!コレ美味しい。」 「で、コレを呑んでみな。」と、俺のビールを渡す。 「うわっ、めっちゃ合います。(笑) 美味しい。」 「だろ。前に加奈にビールに合う物を用意してやるって言ってたんだけど、なかなかイケるだろ。」 「はい。」 「じゃ、明日買って帰ろうっと。(笑)」 「私もこれ欲しいから買います。(笑)」って、笑いながら少し呑んで、今日は朝も早かったんで疲れたなって、眠りについた。 朝。昨夜、買おうって言ってたスナック菓子が荷物になるんで箱買いして俺の所に送って、後で分けることにした。 牛久の大仏が見えて「大きいっ!」って驚いていたが、 間近まで行くとホントにデカくて、2人で見上げて笑ってた。 「鎌倉や奈良の大仏は座ってるから、立ってるとやっぱりデカいな。(笑)」 「これは、座っても奈良や鎌倉より大きいんじゃ無いですか。(笑)」 今回のツーリングは桜、アンテナ、大仏と、【大きい】がテーマな旅になった感じだ。(笑) 高速で東京に入り、海側へ出てお台場の球体を見て通り、ベイブリッジの大黒埠頭で昼休憩。そして湘南海岸を走った。 「ここで江○洋介や織○裕二がデビューしたんだよな。(笑)」 「湘爆だ。(笑)」 「おっ!知ってるか?」 「映画は観たこと無いですけど、デビュー作だってのは聞いた事あります。」 「江○洋介が紫の頭でリーゼントしてたんだぜ。(笑)」 「地毛だったんですか?」 「だと思うよ。」 「何か似合わな~い。」 「今はオッサンだけど、若かったからそれなりだったさ。 でもな、原作に1番似てたのは適役だった横○銀蝿の翔。(笑)」 「横○銀蝿… (笑)」 「そう。ホントに漫画そっくりだったから笑っちまったもん。(笑)」 って、普通ならサザンとか出て来そうなもんだが、バイクに乗ってるもんだから、つい【湘爆】を思い出してしまった。(笑) 駅伝で有名な箱根で大涌谷を散策して「寿命が延びるぞ。(笑)」と黒い卵を食べて帰ることにした。 「師匠は旅とか好きですけど、それならトラックの運転手になろうとかって思わなかったんですか?」 「思った事はあるよ。高校の時に思ったんだけどな。親戚のオジサンに運ちゃんが居て。「良いなぁ、全国を旅出来て。」って言ったら、「何を言ってるんだ。アチコチ行ってるったって、工場か倉庫しか行かねぇし。大体よぉ、観光地にバスの駐車場はあっても、トラックの駐車場はねぇっちゅうの。それに毎回観光だ名物だ土産だって言ってたら赤字になるしよ、そもそも泊まる金が要らないようにって、トラックにはベッドが付いてるんだから、旅が出来るとかって甘い考えだけじゃ、勤まらないぞ。」って言われてな。」 「確かに、観光地にトラックで来られてもあんな大きなので、お客が1人って、困りますよね。」 「俺もそれを聞いて、確かに道中は運転席も高いし景色は良いかも知れないけど、仕事で工場と倉庫しか行けないんじゃ、俺がしたい旅とは違うなって思って運ちゃんになるのは諦めたんだ。(笑)」 「お金を使いに行くのと、稼ぎに行くのじゃ違い過ぎますよね。」 「そうなんだよ。よくよく考えたら、あの人達は旅をしてるんじゃ無くて、出稼ぎに行ってるんだ。」 「そうですよね。お仕事ですもんね。」 「まぁ、こうやって仕事じゃ無く旅をさせて貰えるってのは、ホント有り難いよ。(笑)」 「ホントそうですね。師匠。今日はありがとうございました。やっぱりツーリングって楽しいですね。(笑)」 「おう。じゃ、また行こうか。(笑)」 「お願いします。」 「今度は1回、日帰りでも何でもイイから真由美の考えたコースで行ってみようぜ。(笑)」 「えぇ~、私なんか全然観光とか見どころのある所とか知らないですし。道も良いコースなんて知らないですよ。(困)」 「だから、それを調べるのが楽しいんだし、実際にそこへ行ってみるのが面白いんだから、次は真由美が考えてみなよ。(笑)」 「面白くないコースになりそうなんだけどなぁ… 」 「大丈夫だって、雨降り以外は楽しいから。(笑)」 「解りました。じゃぁ、次に行く時は考えますね。」 って事で、ずっとバイクで走った疲れもあるし、明日からまた仕事だから今日は早く帰ってゆっくりしようと、別れて帰宅した。
25/06/22 02:05
(rrBb/YS4)
投稿者:
遊凛・風凛
誕生日、大阪のライブハウス、木曽路から飛騨へのツーリング…
と過ぎて行き、真由美が夏季休暇で帰省た時に色々と考えて覚悟を決めたようで、東京へ行くのを受けることにしたようだ。 「師匠。私、東京へ行ってみます。」 「そうか。」 「家に帰った時に友達が師匠と同じように、会社がお金を出してくれて色々経験出来るんだったら、そんなチャンスはなかなか無いんだから、もし自分で失敗だったなって思っても、行かないで後悔するより行って後悔した方がイイんじゃない?って言ってくれて… 」 「後悔先に立たずってやつだな。(笑)」 「何か悪い予言をされてるような気がしないでも無いんですけど。(笑)」なんて、真由美から報告を受けた。 月日が過ぎ、段々と真由美が旅立つ時が近付いてくる。 「師匠。私にはまだ解らないんですけど、師匠は東京に何があると思いますか?」 「東京なんて何でもあるだろ。でも、俺が1番思うのは数なんだよな。」 「数?」 「そう。塵も積もれば山となる じゃ無いけど、やっぱり東京は数なんだよな。」 「まぁ、人は多いですからね。」 「兄ちゃんの仕事でもそうだけど、この辺でやったところで、たかが知れてる。」 「ですかね。」 「 だけど、東京だと先ずはそこそこの数が出る。そうすると、周りに広まり段々と輪が広がって行く。」 「そうですね。」 「まぁ、水に石を投げた時の波紋と同じようなもんで、最初に投げる石が軽いと直ぐ消えてしまうけど、いかに波紋が消えないような重い石を投げられるかだな。」 「数か… 確かにそうですね。」 「100人のライブ100回するのと、1万人のライブ1回するのと同じだ。(笑)」 「1回1万人を100回出来たら凄いんですけどね。(笑)」 「それを探すチャンスが転がってるのも東京だ。(笑)」 「私に探せますかね?」 「大丈夫だよ。(笑) 1万人のライブで思い出したけど、あの人が世界で初めて1人で1万人に囲まれてライブやった時に、ギターとアンプを無線で繋ぐとか、マイクのヘッドセットだとか色々模索して成功させた。それが今では普及して世界中でセンターステージが当たり前のように行われてるんだから、業界への貢献度って凄いもんだと思うな。(笑)」 「波紋が消えない石か… 」 「ハーモニカのホルダーだって使い勝手が悪かったのを、今のように世界中で使われているように考案してメーカーに作って貰ったらしいからな。」 「へぇ~、そうなんですか。」 「特許を取っとけばどうなってたんだろう?って本人が笑ってるってのが凄いんだけどな。(笑)」 「そんな石が転がってるかなぁ?(笑)」 「転がってるのを拾うだけじゃダメだぞ。それを磨くのが大事なんだからな。(笑)」 いよいよ、真由美が旅立つ。会社の送別会、「F」でのプチお別れ会なんてのをして、新たな生活へ向かって行った。 そこからが驚きだったが、弁当の配達に独居老人の安否確認を売り込み文句にして地方部での契約数を増やしたり、レンジで温める際に漬物やサラダ等の冷たい物は温まらない仕切りを作ったり、弁当の容器を改良して押し寿司では無いけど、ハート型のおにぎりが作れる容器なんてのを考案して売り出したり等と、僅か1年で兄ちゃん所の事業本部長にまでなった。(まぁ、兄ちゃんが社長になったってのもあったんだけれど、何よりも真 由美の若さと女性目線、発想力ってのが会社にとって大きかったようだ。) ある時は、新たな顧客獲得の為に夜の商売をしてる人にリサーチをかけ、そんな中ひょんなことからネイルってモノに着目して携帯のデコレーションってのに応用する事を思いつき、小さなスパンコールや鋲なんかを作って売り出し、それが携帯の普及と重なって、オリジナルの飾りをしたい若者に注目されてかなり売上げがあったそうだ。 また別の話しでは真由美が食品サンプルを作ってる会社へ行った時に寿司のサンプルを見て 「海外の人って、日本って言うと寿司、侍、芸者って言うぐらいに好きですから、コレをお土産に持たせてみるのも面白いかもですね… 」って言ったのがきっかけで、そこの会社がやってみたら本当に売れたようで、そこから工場見学が増え、製造体験なんてのも出来たらしい。 ある日、真由美が連絡して来た。 「師匠。先週ゴールデン街に行って来たんですけど、ラーメン屋さんが出来ました。(笑)」 「串カツじゃ無くて、真由美の言ってたラーメン屋か。」 「でも、師匠の言ってた串カツはアチコチでチェーン展開してます。やっぱり師匠の見てる先の方が大きいです。」 「何言ってるの、色々やってるのは聞いてるぞ。もうすぐ兄ちゃん抜かして社長にでもなるんじゃないか。(笑)」 「いえいえ、それはありませんけど。ゴールデン街のお姉さんが、久しぶりに師匠に会いたいって言ってましたよ。(笑)」 「おっ、出会ったの?何回か行ってるけど、あれから出会ってないもんなぁ。」 「この前誘って貰った時は行けなかったんで、今度は一緒に行きたいですね。(笑)」 「そうだな。(笑) そう言えばな、今度は赤坂のライブハウスで演るっていってたぞ。」 「赤坂ですか。」 「まぁ、大きさは江古田より狭くなるって言ってたけどな。」 「そんな所あるんですね。赤坂なら私の居る所からでもそこそこ近いですね。(笑)」 「で、本題は?」 「あっ、そうだ。師匠のことですから、来年の桜○は行くんでしょ。」 「あぁ、当然な。」 「私も行きたい。」 「俺は5日間休むぜ。」 「えぇっ、5日もですか?」 「だって、せっかく行くのにゆっくりしたいじゃん。」 「まぁ、そうなんですけど… 」と、仕事の件では無く翌年の大きなLIVEの話だった。(笑) 翌年、夏のLIVE当日。桜○フェリーやシャトルバスの発着場から特設会場まで歩いて向かうのだが、その手前ではグッズの販売や記念本の写真撮影。 ツアーでもないのにLIVEのラッピングがされたトラックが置いてあり、記念撮影等で人が溢れかえってる。 「師匠、これは凄いですね。」 「ホントだなぁ。」 真由美と連絡を取り、正月明けから色々と考えて、此処までやって来た。 前日に大阪から飛行機で宮崎へ入り、母ちゃんの従姉妹の居る町のホテルまで移動。 チョッと手土産を持って来たので酒蔵まで挨拶に行く。 友達と行くって言ってたので、女の子と行ったら驚いてたがファン仲間だと分かって 「こんな田舎までようこそ。」と笑っていた。 当日必要な飲食物の買い出しと冷凍等の準備。町に小さな飲み屋街があるので前夜祭と称して晩御飯と少し飲み歩きをした。 朝、その町から鹿児島のフェリー乗り場が近いので電車で移動。 そこから発着のシャトルバスを予約しておいたので、会場までやって来た。 明日はLIVEが終わったら逆の順でまた宮崎の田舎町まで戻り、そこの温泉に入ってゆっくり1泊して、翌日に飛行機で帰る予定だ。 ツアーで取ると高くて結構キツ目の旅程だし、個人で取るにしても鹿児島は飛行機もホテルも厳しそうだったので、大阪から宮崎入りの移動を考えた。(もう1日は、疲れを癒す本当の休日だ。) 到着後、グッズで欲しい物があったので、買いに行ったら限定数がありギリギリだった。 (後にオークションで十数倍の値段が付いていた。) 会場方面へ向かうと、チケットのアルファベットでゲートが区分けされていて途中で並ぶ事に… 入場まで4時間近く此処で待機になる。 「師匠。言ってたように色々と用意しといて正解でしたね。(笑)」 「まぁ、想定はしてたけど、これ程までとはな。あと心配なのはトイレだけだな。」 って、俺のリュックには簡易の三脚椅子にビニールシート、雨具、タオルにシャツ、真由美の日焼け対策グッズ等々。 真由美は例の(真由美考案の)背負子で保冷や冷凍した飲食物を持って来た。 周りを見ると、重たいのに大きなクーラーボックスを持って来てる人や、そうかと思えば軽く考えてギター1本で来てるのも居る。 中にはパイプ椅子を持って来ている奴なんてのも居た。(色々居るなぁ。)なんて思ってると、上空にヘリコプターが飛んで来た。 テレビ局がニュースやワイドショーなんかに取り上げるのに撮影に来たようだ。 確かに、この並んでる列にも新聞や雑誌に載せるのかインタビューや撮影をしてる人達が居た。 「師匠。こんなのに映ったら大変ですね。」 「何で?」 「だって、私と来てるのバレるじゃ無いですか。」 「同じファン仲間だから一緒に来てたって別にイイじゃん。」 「でも、奥さんとか… 」 「ファン仲間と行くとは言ってあるけど、男とか女は言ってないし、別に会社だって同じアーティストのファンで一緒に行ったぐらいで目くじら立て無いよ。」 「そうですかねぇ… 」 「そんなもんにイチイチ文句言われてたら逆にキレてやるさ。(笑)」 「じゃ、大丈夫か。(笑)」と言って、真由美が周りの人達と一緒にヘリのカメラに向かって手を振ってた。
25/06/24 00:16
(YCDo0WF3)
投稿者:
遊凛・風凛
「師匠、ニュースになるとかヘリまで飛んで来るなんて凄いですね。」
「そりゃ、経済効果が40億とも50億とも言われてるからな。」 「50億ですか。」 「そう。たった一夜。1人のアーティストの名前だけで50億からの経済効果となると、ニュースにもなるよな。」 「そんなになりますか… 」 「だって、此処に客が7万数千でチケットだけで7億。グッズだ記念の本だってだけでも凄い数だし、そこへ旅費だ飲食だ土産だ。せっかく来たから夜遊びだとか、打ち上げだってなると相当なお金だな。」 「そうですね。」 「まぁ、経費もそれなりに掛かってるだろうけど。」 「ですよね。」 「スタッフに警備員に何だかんだで相当な人を使ってるだろうし、会場を準備するのに自費で2億出したらしいからな。」 「えっ!自費で?」 「まぁ、後で釣りが出るだけ入って来るんだろうけどな。(笑)」 「それでも、自費ですか。凄いな。」 「まぁ、東京とかの都会や交通の便が良い所で10万人なんてのはあるだろうけど、この九州の端っこに、たった一晩の為。1人の名前でこれだけの人数を集められるなんてのが出来るんだから凄いんだよな。」 「ホント凄いです。」 「センターステージもそうだったし、東京ドームもそうだったけど、最初にやるってのはリスクもあるし、色々と模索しなきゃならないから大変な事だと思うけど、それをやってしまうってのが格好いいんだよな。(笑) 」 「武道館は矢○永吉さんでしたよね。」 「あぁ、日本人ではな。残念ながら最初はビー○ルズで、前座にドリ○ターズが少し出たらしいから、ステージに立ったのならドリ○の方が早いんだよな。(笑)」 「ドリ○ですか。(笑)」 「そう。ドリ○も最初はそんなステージに立てる程の実力があるバンドだったんだぜ。」 「そうなんだ。」 「いや、実は知らないけど。(笑)」 「もう。(怒) でも、これで去年の横浜(台風の影響で大雨。)みたいになってたら、どうなってたんでしょうね?」 「それを考えると怖いよな。(笑)」 「去年みたいに順延なんて出来ないでしょうし… 」 「もうやけくそで「強行突破!とか言って強引にやってたかもな。(笑)」 「朝から降ってて心配してたけど、やんで良かった。」って話してたら、黒ちゃん達が通った。 「おぉ!黒ちゃん。」 「あっ!修ちゃん。此処何ブロック?」 「此処はHだよ。」 「悪ぃね。もうチョッと前だわ。(笑)」 「何さ、Aとかって言うなよ。」 「いや、D」 「おぉ、前の方じゃん。」 「じゃ、もうチョッと先だから行ってくるね。」 「いってらっしゃーい!」と見送った。 このLIVEは割高だけどチケット付きのツアーとかがあるので、ブロック分けもその辺りの考慮とかあるみたいだ。(座席指定では無いけど、色々と考えなきゃイケないんだな。) いよいよ入場が始まったようで、少しずつ前に進んで行く。 岩が積んである所を通ると広い斜面に人・人・人… 下の方に大きなステージ。その向こうには海が広がっている。 ステージでは前座なのか地元の人達が何かやってるようだが、それよりも場所の確保だ。 ブロック分けで策があるので真由美がステージやスクリーンを見やすいように真ん中の通路脇を確保した。 「此処だと見えるだろ。」 「えぇ、通路で人が居ないし、トイレなんか行くのに出やすいし。」って、シートを敷いて開演まで時間を過す。 「師匠。この前、前夜祭ってあったじゃないですか。」 「あぁ、衛星で繋いでやったやつな。」 「思ったんですけど、今日のも同じように全国に衛星で繋げてやれば、此処だけじゃ無く、もっと入るんじゃないですかね?」 「そりゃ、この前やったから出来るんだろうけど、そんなのやったら此処にこれだけ集まらないだろ。」 「あっ、そうか。」 「それに、お金もなんだけど、休みを調整したり何だかんだと此処へわざわざ苦労してやって来たって事に値打ちがあるんだから、此処に来てない奴らにそう簡単に観せられたんじゃ、嫌だと思わない?」 「ですね。」 「その辺は金儲けしたいスタッフと、本人の思いで色々あったんじゃ無いかな?」 「そうですよね。私はバカだから、お金の事ばかり考えてました。」 「前に加奈が言ったろ。十分がって… 」 「ですね。そこで欲張ってせっかく集まってくれたファンに離れられてるようじゃ、意味が無いですもんね。」 「そりゃ、本当に来たくっても来れなかったやつもいっぱい居るだろうけど、此処に来た奴の中には仕事を辞めてでも来たって奴も居るんだから、そんな奴らの想いを踏みにじるような事は出来ないだろ。」 「仕事を辞めてまで… 」 「あぁ、会社が休ませてくれないんだけど、このLIVEは来ないと一生後悔するんで辞めたって奴が居るらしいよ。」 「それは、裏切れませんね。」 そして、遂にステージが始まった。 スクリーンに映し出されるバイクの映像。 「うわっ、あのバイクカッコイイ。♡」って真由美が言ってたら、本人がそのバイクでステージに登場。 そこからLIVEが始まった。流石に大きな会場だ、俺達は真ん中より少し後ろだから前には3万人以上の人が居る。 1万人の会場が3つ分(まぁ、建物とか無いので2つぐらいかな。)も前にステージがあるのだから遠い。 遠いけどスクリーンもあり、それを抜きにしても超ド級の迫力だ。 すると、途中で車が用意され俺達の近く(大体30mぐらいかな。)で円形のステージがせり上がる。 そこにやって来てギター1本でステージをやってくれた。 「師匠。めっちゃ見えます。」 「これは凄いな。近いしラッキーだったな。(笑)」(実際、凄いなと思うのは前のステージと距離があるのに、音のタイムラグを無くしてコーラスとレスポンスする。この技術だけでも色んな試行錯誤があったんだろうなと関心する。) まぁ、そんなラッキーな事もあったし、途中にはゲストとして何組かアーティストが出てきたりとあったけど、1時間の休憩を2回挟んで2時間半超えのステージを3回。 最後は本人も客も拳を振り上げ「生きまくれ!」と吠え続け、干支も4回目という人が怒涛の勢いでヤリ切った。(後にテレビか雑誌かで見たが、このステージの音は海を越えて対岸の10㎞近く先まで届いていたと言う。) 暫くの放心状態の後、水でタオルを絞り顔や手足を拭く。(真由美はエラいもんで、シャツだけは着替えられるようにと、下着では無く見られても平気なように水着を着けて来ていた。) やはり高いツアーで来てるのだろう、飛行機の時間とかがあるので退場も順番があるようで規制がかかる。 俺達が出るまでにはまだ時間があるなと思い、持って来たゴミ袋に周りのゴミを放り込む。(まぁ、自分の汚した所ぐらいは綺麗にして帰ろうかなぁって思ってただけなんだけど。) すると周りの人が「まだ袋ってありますか?」と、自分達のゴミも持って帰らないとって思ったのか聞いてくる。 「ありますよ。」と渡すと、あっと言う間に無くなってしまった。(W杯でも話題になった、日本の応援団が用意してたブルーの袋だ。この時は分別なんて考えず纏めて放り込んでいたけど。) バスの時間もあるし、発着場までの時間を考えるとギリギリだなと会場を出る。出口には凄いゴミの山が出来上がっていた。(笑) 思ってたより時間が掛かってしまい、バスに着くと 「待ってましたよ。もう5分して来なかったら出発する所でしたよ。」と、運転手さんが言う。 退場するのと道中が混雑するのは想定してたので予定の出発時刻から30分は遅れても待ってるつもりだったが、俺達が来ないので「もう10分。」 まだ来ないので、「もう5分。」と、45分遅れが限界だと思ってたところに現れたようだった。 まぁ、皆も状況が解ってるだけに仕方ないかと言う人や疲れ果てて眠ってる人ばかりだったけど 「皆さん、お待たせしました。」と一応の詫びを入れる。 やはり疲れてたのだろうな。バスが出発して直ぐに俺達も眠りについた。 バスが到着したがフェリーの時間まで暫くあるようで、他の客達はどうやって時間を潰すかと少し困惑してるようだった。 俺達は駅に向かい電車で宮崎の田舎町まで移動。 ホテルに入り、温泉へ向かった。(田舎のホテルなので多少の融通が利く。前々日に泊った時は、目的が解ってるので出発前の冷凍なんかに冷蔵庫を使わせてくれたし、今日も少々早いけどチェックインさせてくれる。しかも、温泉ついでに半日ぐらいの観光なら便利だと、格安のレンタカーを紹介してくれた。)
25/06/24 18:13
(YCDo0WF3)
投稿者:
遊凛・風凛
【串○温泉】 田舎の500円程で入れる温泉で、の~んびり疲れを癒す。(俺がこんなに疲れてるんだから、ステージに立った人や裏方って相当ボロボロだろうな。)
って考えたりしながら、アレコレと思い返している。休憩所で寝ころんでると、真由美が上がってきた。 「師匠。前に聞いたことありましたけど、此処のお湯ってホントに凄いですね。(笑)入った途端にお肌ツルツル。って言うか、何ですかあのヌルヌル感。もう、最高です。(嬉)」 「だろ。ただ、駅って言うか市街地からチョッと距離があるのが残念だけどな。」 「いいえ、ここのお湯はわざわざでも来る価値があると思います。」 「そんなに良かった?」 「はい。川中温泉は行った事があって有名ですけど、ここのお湯ってあそこと変わらないぐらいだと思いますよ。」 「ほう。そんな有名な所と変わらないか。」 「えぇ。私、この辺の観光地とかって知りませんけど、温泉だけで紹介するなら此処をお勧めするかもです。(笑)」 って話しながら温泉を出て、道中に野生の馬がいる所を通り灯台へ。 「師匠。野生の馬も驚きましたけど、海も綺麗だし此処からの景色ってイイですね。」って喜んでいる。 時間があまり無かったので、少し走って芋を洗う野生のサルを見ようと幸○へ。「何かアライグマみたい。」って笑ってた。 「師匠。この辺って空港から車で1時間半ぐらいですよね。」 「まぁ、急げばね。」 「交通手段さえ出来れば結構良い温泉旅行とか出来そうなんだけどな。(笑)」 「そうだな。まぁ、明日通るけど、空港までなら鵜戸神宮や日南海岸のサボテン公園(廃業)、モアイ像もあるし、ジャ○アンツが必勝祈願する青島もあるんだけどな。」 「フェリーは大阪からだけなんですか。」 「東京からはチョッと遠いかな。それに車で来ると、どうしても宮崎より鹿児島へ向かうんだよな。」 「鹿児島ですか… 」 「そりゃ、桜島はあるし、薩摩藩の歴史情緒もいっぱいあるし、知覧の特攻隊なんて戦争の事も知れるし、好きな奴は種子島の方へ行くとロケットなんてのもある。何と言っても結構な街で、市内に路面電車が走ってるし、観光地巡りの市バスが走ってる。銭湯は殆どが温泉だし、天文館って夜遊びスポットはあるし。博多ほどじゃ無いけど、色々詰まってる感があるんだよな。」 なんて、地元の人間でも無いのにアレやコレやと話しながらホテルに戻った。 夜は居酒屋で食事。 「師匠。一昨日も思いましたけど此処って、おさかな美味しいですよね。」 「そうだな。小さいけど漁港があるんで新鮮なモノが色々あるし、魚だけじゃなくて肉もあるし、地鶏も美味い。何たって美味い焼酎があるし。それに何と言っても安いんだよな。(笑)」 「ですね。ホントに此処の焼酎って美味しいですよね。(笑)」 ってことで打ち上げと称してまた飲み歩きに出た。(と言ってもスナックを2件だったけど。) 翌朝。レンタカーが空港で乗り捨て出来るってのを借りて出発。 今回は持って来た荷物や洗濯物が多かったので、それらを先に送ってしまい、途中の寄り道や空港で土産を買って帰る事にした。 道の駅で酒盗が売っていて安いのに驚いたり、日南海岸のモアイ像で写真を撮ったりして鬼の洗濯板の青島で昼食にチキン南蛮と冷や汁。土産物の店がいくつかあるので買い物をして空港へ向かった。 空港でも少しお土産をと歩いてると、俺達も持っていたのだがLIVEグッズで売っていたビニールバックを同じように持ってるグループが数組。お互い顔も名前も知らないのに同じ感動を共有した仲間ってことで手を振りあって 「お疲れ様でした。(笑)」 「気を付けて。(笑)」などと自然に声をかけあって労をねぎらったりしてた。 「師匠。1日経って、宮崎空港なのにLIVE帰りの人って結構いますね。(驚)」 「ま、俺達もそうなんだから、当然居るだろうな。(笑)」 「どれぐらいの人が鹿児島以外から集まってたんでしょうね?」 「さぁね。でも考えてみたたら国民一億二千万人の十分の一で千二百万人。百分の一で百二十万人。千分の一で十二万人なんだからさ。7万数千人が一昨日の夜、1人の為に桜○に集まってたのって凄いと思わない?」 「いや、ホントに凄いです。私も行きたいって社長に無理言って来ましたけど、来て良かったです。」 「これは無理を言ってでもやって来たご褒美だ。」と、グッズで売っていた小さなプレートの付いた溶岩を手渡す。 「えっ!イイんですか?」 「限定品だって言ってたし、2つ買っといたんだ。(笑)」 真由美がそれを見ながら言う。 「宝物が1つ増えました。(笑)」 「安い宝物だな。(笑)」 「いいえ。値段なんて関係ないんです。ただの溶岩じゃ無くてプレートが付いてるし、あの空間に居たって意味での宝物です。」 って喜んでくれていた。 飛行機の中で真由美が聞いてくる。 「師匠。あそこの会場って、後はどうなるんでしょうね?」 「さぁ?せっかく整地したんだから何かするのかも知れないけど、結構な斜面だったしな。場所があるからって、ステージ作って人を呼んで、同じ規模のLIVEが出来るアーティストなんて居ないだろうしなぁ… 」 「何か勿体ないですよね。」 「まぁ、元々国定公園だから公共の場だし、お役人がどうするかってだけだろうな。(笑)」(後に記念の像が設置されたが、大部分は手つかずのまま放置されていた。) 真由美は鹿児島での体験から自分にも何か出来る事は無いかと考え、会社が軌道に乗って来たところで辞めて地元に帰り、コミュニティFMを立ち上げた。 最初は色々なスポンサー集めに奔走したり大変だったようだが、そんな中で当時流行り出したB-1グルメの催しをしたり、ご当地アイドルを発掘して地域の知名度を上げていった。 自身は33歳で結婚して子供も2人授かり、ラジオでは行政の人も含めた子育て主婦との座談会をしたりとバラエティだけで無く、社会的要素も取り入れホントのコミュニティとしての役割を作り上げて、地域に根付いたラジオ局を作り上げ今では社長さんとして忙しくしている。(退社してから体の関係は無しにしたが、師弟関係は今も続いてる。) 思い出すよ。最後の夜は激しかった。 ホテルに入り、エレベーターに乗った時点で激しくkissを求めて来て、部屋のドアを閉めるなり 「もう、ココでして欲しいの。」って、しゃがみ込んで自らファスナーを下げてシャブリついて来て、愛おしそうに舐めてくれる。 入れたかったけど、そこは我慢でベッドに移動して、シャワーする時間も惜しむかの様にお互いをシックスナインで愛し合った。 真由美を指と舌で何度もイかせてトロトロにさせ、生ハメした時には 「師匠~、師匠~、大好きなの。ホントは離れたくないの。」って言いながらも 「アンアン♡」と悶え、最後は 「中に欲しい。」って、おねだりしたもんだから、それに応えてしまったよ。 お風呂に入っても抱き合って、ず~っとお喋りしてしまい体がふやける程だった。 朝が来ないのを願いながら何度も重なり続け、大人な関係だから仕方ないけど、お互いに好きなまま別れるのを名残惜しんだな。 加奈?加奈は相変わらず「F」のママなんだけど60歳で人に任せて身を引くつもりのようだ。 ただその後の生活の為にと煙草の金を基に、とある鄙びた温泉街に普通よりチョッとお高いコンパニオン(俗に言うP系)を派遣する会社を作り、口コミでオジサン達が沢山来るようになって、今ではその温泉街はV字回復をしている。(人に任せて自分は悠々自適なんて、チャッカリしてるよな。) 兄ちゃんは本社へ戻って来たかと思うと今度はグループの本体へ行き、今では常務取締役だ。 俺?俺は藤田さんに頼まれて少ない助成金でイベントを考える事になり、ロケーションやアクセスの面で場所を決め、親戚のオジサンのトラックを借りてステージを作り、アマチュアだけどそこそこの実力のあるバンドやソロ活動してる奴らに出演させてフェスみたいなのを開催した。 模擬店と称した屋台、花火大会が無かったので寄付を募り15分程ではあったが終演に花火を打ち上げた。 5年程続いたんだけど、何故か助成金が出なくなりイベントが出来なくなった。 その翌年からだったな、県内出身の某有名アーティストが中心となり、同じ場所で大規模なフェスが始まった。 俺がやってたイベントではせいぜい3000人程だったが、今も続いてるそのフェスでは数万人が集まる。 内容はライブに屋台に花火と同じだけど、プロの有名ミュージシャンやアイドルが出演するし、俺がやってたのは無料だったけど、フェスの方はそこそこのチケット代を取ってるし、(本格的なステージや音、照明、その他諸々と比較するのが間違いなのだが… ) 落ちる金額もデカいし規模が大きくメディアにも取り上げられ全国的にも知られるようになった。 言ってみたら野外イベントとして俺で試してみたらそこそこだったので、うま味のある大きなフェスの方へシフトした感じだ。 知ってる奴らは「パクられたな。」って笑ってるけど、俺にしてみれば赤字さえ出なかったものの、準備や後片付け、人員の確保に寄付のお願い等々と人を使ってやっていたのだが、それでも指示とか確認とか面倒だったので、やらずにすむようになって楽になったので助かっただけだ。(笑) まぁ、そんな事があったけど俺は今も平社員。 裏稼業だった煙草は電子タバコってのになってしまい、パチンコが等価交換になった為に廃業した。 ただ、集めてた資金の一部をFXってやつで増やす事が出来、思ってた5倍以上のお金が残ったのでFXもやめて普通に遊ばせては貰えてる。 LCCってのが出来たり、ネットのお陰でその他の交通手段やホテルなんかも安くなって色々と出掛けやすくなったし、今では土産なんて買わなくてもお取り寄せが出来る時代だから楽なもんだ。 地域の為に他人の為にと考えてる人達が社長なんかになって、自分の事しか考えてない俺が平社員のまま。(笑) まぁ、当たり前って言えば当たり前な事なんだろうけど、そんな皆には未だに言われるんだな。「やっぱり一番は自由だね。」って… ところでさ、もう13年程前になるんだけど当時子供が留学していて、ラジオで仕送りなんかの手数料が掛からないって紹介してたのでBITコインってのをやってみようかと3万円程を試しに用意したんだけど、受け取る側の子供がイマイチ解らないって事で手付かずのままなんだ。 当時は1BITが1円だったけど、アレって今はどれ位なの? 暗号資産とか何とかって、意味も解らずに手にした物だから放ったらかしのままなんだよね。 何か億だの何だのって出てるけど、本当なのかね? 3万円が13年で何億円って怪しいよね。もし今、換金をしたとしたら俺は億万長者になれるの? そんな美味い話があったら皆やってるよね。俺の周りでそんな話を聞いた事無いもん。 何か怪しいもんだけど、定年した時に記念で換金してみて、本当に億万長者になれたら定年延長せずにまたバイクに乗って旅人にでもなろうっかな。(笑) おしまい
25/06/25 20:01
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