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貸し出しの代償
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:貸し出しの代償
投稿者: 貴之

「他の男に抱かれて欲しい」

そう旦那に言われた時、私は泣き叫びました。
何を言っているのか理解できませんでした。
どんな気持ちで言っているのか、想像しようともしませんでした。

最初は旦那を罵りました。
その次に旦那を説得しようとしました。
何故なのかわからない、理由がわからない、意図も意味もわからないと言いました。
けれど旦那は、泣き叫ぶ私に土下座までして謝りながら言い続けました。

半年ほど経つと、私の心のほうが折れました。
もういい、もう無理、このまま離婚だ、、、そう思いながら、ヤケになったとゆうか自暴自棄になったとゆうか、、、
自分でもよく分からない気分で旦那の欲求を受け入れました。
分かったわ、抱かれてやる
知らない男に抱かれてやる
ふざけるな、何なの?
そんな気分でした。

旦那は泣きながら私を抱きしめました。
謝りながら感謝しました。
私は旦那の反応に戸惑いながら、けれどそのまま悪態をつきました。
言う通りに抱かれてくる、けれどそのまま離婚だからと罵りました。
けれど旦那は謝りながら感謝していました。
愛していると言われました。
その言葉が嘘ではないと感じる自分がいて、私はさらに戸惑いました。


 
2022/10/17 21:53:48(pxfy7BuP)
32
投稿者: 貴之

エレベーターの扉が開き、送り届けた時と同じ服装の妻が出てきた。
しっかりとした足取りで、無人のフロントの前を通り過ぎていく。
俺は無意識に妻の顔が見えなくて、助手席に乗り込んでくる頃には前を向いて固まっていた。

助手席のドアがバタンと閉まると、人数が増えたはずの車内に さっきまでよりも濃い静寂が訪れた。
お帰りと言うのは違う気がして、かといって他の言葉も思いつかなかった。
無言の空間の居心地の悪さに、慌てて車を発進させる。

何も言えないまま運転した。
左折しながらチラッと助手席に視線をやると、妻は窓の方を見ていた。
ガラスに反射した顔は口元しか見えず、表情を読み取ることはできなかった。
けれど俺は自分の欲望に負け とうとう妻を問い詰めはじめた。

「あのさ・・・その・・・どうだった?」
「・・・・・どうって?」
「いや、その・・・じつは、さっき電話で話したんだ・・・・・あの男・・・山崎は、お前に嫌われてはいないはずだって言ってた・・・」
俺は慎重に言葉を選びながら、何も言わない助手席の妻をチラチラと見た。

22/10/21 11:05 (2NEirksB)
33
投稿者: 貴之

・・・ふっ

ふふっ・・・

乾いた笑いが耳に届いた。
緊張が増し、ハンドルを握る手に力がこもった。
汗まみれな顔に汗が噴き出す。

「・・・そうね・・・そう、嫌ってなんかないわ」

妻の言葉に、何も言えずに生唾を飲んだ。
妻が、その顔を俺に向けたのが空気で伝わってきたが、俺は何も言わず・・・いや、何も言えず、固まった体で前だけを見て運転を続けた。

・・・聞いた?

連絡先を聞かれたの・・・

今度、食事に誘うと言われたわ・・・

貴方には了解をとってるって・・・

・・・許したの?

・・・私と連絡を取り合い、誘うことを許したのね?

・・・・・・

・・・酷いわ・・・そこまで・・・そんなに、あの人についていかせたいの?

連絡先は教えたわ・・・

誘われたら食事に行くかもしれない・・・

・・・どう?

・・・これで満足?



22/10/21 20:02 (nKxDxtHS)
34
投稿者: 貴之

俺は何も言えず、ただ前を見て運転した。

頷く事さえしないまま、汗だけをダラダラと垂らしていた。

家に着いて車を停め、エンジンを切る頃には2人は無言だった。

抱き寄せたいと思いながらエレベーターに乗り、廊下を歩いて玄関のドアの中に入ったが、「ごめんなさい、疲れてるの」の一言で玉砕してしまった。

シャワーを浴びて寝室に入ると、部屋着に着替えた妻は もう寝てしまっていた。

拒絶を形にしたように丸まった妻の寝姿を見て、俺はそのまま静かに布団を被る。

背を向けて眠る妻に背を向け、寝れるはずのない体で布団を被った。


22/10/21 20:07 (nKxDxtHS)
35
投稿者: 貴之

いつの間にか寝てしまったいた。

目が覚めたのは昼前、11時をとうに過ぎていた。
カーテンは引かれたままだったが、寝室はもう明るかった。

寝室を出てリビングに向かうと、妻はダイニングのテーブルに居た。
椅子に座って肘をつき、右手で携帯を弄っている。

妻は一瞬だけ俺を見た。
俺に向かって「おはよう」と言ったが、すぐにまた携帯を見る。
その顔はニヤニヤと笑っていた。

・・・ピコン

・・・ピコン、ピコン・・・ピコン・・・

ピコン・・・

・・・・・ピコン

メッセージの着信音を隠してすらいない。
画面を見つめながら、メッセージが届くたびに一喜一憂している。
とにかく幸せそうに微笑んでいた。
相手が誰なのか・・・そんなのは聞くまでもないように、その時の俺は感じていた。


22/10/21 20:15 (nKxDxtHS)
36
投稿者: (無名)
すごい展開になりましたね
旦那さんは自業自得だけどちょっと可哀想ですね

これからどうなるんですかね

お待ちしています
22/10/21 21:27 (3bm8Ci4v)
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