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厚い・・・ こんな日に家にいると、まるで閉じ込められているような気分になる。 そう自分に言い訳をしながら、私は携帯を手に取った。 前回は雨のせいで洗濯もできない・・・だったと思い出しながらパスワードを入力する。 短いローディングが終わると、表示された画面には まだ新しく投稿していないのに未読のメッセージで溢れていた。 どうしようかと迷いながら、そのなかの1つ、Re:が5つも連なったメッセージをクリックする。 この男は・・・確か・・・ 文面を読み進めながら、先月 映画館で待ち合わせた男だという事をなんとか思い出した。 たしか誘い文句は小さな駅の映画館で待ち合わせをしませんか?だったと思う。 公共の、けれど人気のない密室で、危ない遊びを楽しみましょう。 内容に惹かれたというよりも、とちらかというと文面の雰囲気に興味を持った。 一行で済ませる男が溢れている中で丁寧に挨拶から始まったメッセージの、穏やかな言葉に似合わないアブノーマルな提案・・・ そのギャップに興味を持った。 私の事を『奥さん』と、『貴女』と呼びながら、『チンポ狂いのメス犬に変えたい』と表現する、その雰囲気にゾクゾクしたのを覚えている。 たしか、スーツを着ていて・・・ 歳は若くて・・・30を少し過ぎているだろうか・・・ ダメだ・・・顔は思い出せない・・・ 私は自分が送信したメッセージに返事がくるまで思い出そうとしていた。 そして思い出せないまま、『じゃぁ11時に。またあの映画館で』という短い返信を読んでから家を出た。
2022/07/07 09:01:06(rORWiCIP)
投稿者:
貴之
麻衣は、由紀の指先を見つめながら息を吐いた。 汚い・・・ そう思いながら、なのにその息は熱かった。 ゆっくりと舌を出す。 見上げると、由紀はまだ微笑んでいた。 興奮した笑顔だと思った。 邪悪で下品だと思った。 だから、目が離せなくなる。 麻衣は由紀の女を見つめながら、伸ばしたままの舌を指先に近づけていく。 ゆっくり、ゆっくりと、舌が白い陶器に近づいていく。 麻衣の可愛い顔が、便器の内側に入っていく。 唾液を垂らす舌の先が、黄色い液体のシミに触れる。 ・・・クチュッ クチュッ・・・クチュッ・・・ クチュッ・・・チュパッ・・・クチュッ・・・ 由紀の指が、白い陶器の内側を進んでいく。 麻衣は舌の先で指を追いかける。 クチュッ・・・チュパッ、クチュッ・・・ クチュッ、クチュッ・・・クチュッ・・・ チュパッ・・・クチュッ・・・ クチュッ、チュパッ・・・クチュッ・・・
22/07/17 14:53
(LwQmLKOJ)
投稿者:
貴之
「ね、どうだった?」 「・・・どうって・・・その・・・」 最初から『時間がない日』だと言っていたのだから当然だが、2人が男に拘束された時間は短かった。 男は自分の都合の合間の時間に、まさに公衆便所を使うように気軽に精液を吐き出すと、すぐに2人を解放した。 今、麻衣と由紀は3人掛けのソファーに並んで座っている。 膝の上で拳を握る麻衣の両手を、由紀の両手が包んでいる。 安全で平和な日常の象徴である自宅のリビング。 見慣れたはずの空間に違和感を感じるほど乱れた麻衣の心は、それでも少しずつ平静を取り戻していく。 意識が朦朧とするほどの興奮が少しずつ収まっていくと、ついさっきまでの自分の異常な行動と経験への後悔が湧き上がっていった。 快楽への欲望に溶けてしまっていた理性がゆっくりと取り戻されていくと、大切な人への背徳感が滲み上がっていった。 嫌悪感にもにた後悔の念と、指が震えるほどの背徳感に表情を歪ませる麻衣。 由紀はそんな麻衣の顔を楽しそうに、幸せそうに微笑みながら覗き込んでいる。 「麻衣って、ホントはあんなに凄かったんだね・・・私、驚いちゃったわ・・・」 麻衣の表情が苦しそうに歪む。 由紀はさらに楽しそうな声になっていく。 「自分でもわかったんじゃない?・・・自分が本当はどんな女なのか・・・何を欲しがってて・・・それを与えてもらうためには何だってする女なんだって・・・」
22/07/17 16:55
(LwQmLKOJ)
投稿者:
貴之
固く目を閉じ唇を噛んで震えている麻衣の頭を、由紀はクスクスと笑いながら撫でた。 楽しそうな声で麻衣が何をしたのかを、それがどれほど卑しくて罪深く下品な事なのかを説明していく。 「旦那が初めて・・・旦那しか知らないって言ってたのはホント?」 麻衣は目を閉じたまま、唇を噛んで震えながら小さく頷く。 「でも欲しくて・・・我慢できなかったのね」 頷く。 ・・・旦那より大きかったでしょう? 大きくて、太くて・・・一番奥まで入ってきた・・・違う? 一番奥に触れたのは、旦那じゃなくてあの人が初めて・・・ 貴女にちゃんと触れたのはあの人なのよ・・・あの人が初めて触れたの・・・わかる? ・・・貴女をキチンと抱いたのは誰? 貴女が本当にちゃんと抱かれたのは誰? 考えてみて・・・旦那はちゃんと奥まで触れてない・・・そうでしょう? 一番奥に触れられて・・・最初は痛かったでしょう? ・・・初めて入ってきたみたいに痛かった? やっぱりね・・・ほら、もう自分の体が答えを出してるじゃない・・・ ね、誰? 考えてみて・・・ね・・・貴女にちゃんと触れたのは・・・貴女を本当に抱いたのは誰? ・・・貴女の初めての男は誰?
22/07/17 16:55
(LwQmLKOJ)
投稿者:
貴之
麻衣はゆっくりと目を開いた。 体の震えはもう止まっていた。 嫌悪感は消え、背徳感は薄れていた。 その代わりに、またあの悍ましい欲望が少しずつ熱を帯び始めていた。 由紀が微笑んでいるのが見えた。 麻衣の目を見つめ、静かに答えを待っている。 その答えの中身を確信しながら、最初の一歩を・・・清楚で貞淑な人妻の堕落の一歩目を待ち望んでいる。 「・・・貴女の初めての男は旦那?」 麻衣は由紀の目を見つめたまま、首を小さく横に振った。 由紀は小さくクスッと笑う。 「貴女をはじめて抱いたのはあの男・・・貴女はあの男に女にしてもらった・・・」 由紀の目を見つめる麻衣の目が潤んだ。 それが興奮と性欲の高まりによるものだと、由紀は自分も同じ経験をしたからこそ直感点に理解した。 そして麻衣が静かに、ゆっくりと大きく頷くのを 幸せそうに微笑みながら見つめていた。 「・・・貴女は淫乱ね・・・淫乱な女・・・」 麻衣が頷く。 「・・・言いなさい・・・貴女は淫乱な女なの」 「わたし・・・私、淫乱・・・淫乱な女なの、私・・・」 「オチンチンが欲しくて仕方なくなっちゃったのね・・・」 「欲しかった・・・オチンチン・・・欲しくて仕方なくなったの、オチンチン・・・」
22/07/17 16:56
(LwQmLKOJ)
投稿者:
貴之
それは洗脳のようだった。 幼い雛鳥への刷り込みのようにも見えた。 それほど丁寧に、一つづつ全てに、徹底的に行われていった。 いかに淫乱な女か・・・ どれだけ下品な女なのか・・・ チンポを求めていた・・・挿入してもらうためなら何でもした・・・ 初めてキチンとだいたのは男・・・旦那より男の方がいい・・・ 初めて全てに触れたのは男・・・旦那では無理だし、もう旦那に入ってもらう必要はない・・・ 麻衣は全てを肯定した。 今日まさに経験した事実を背景にしているのだから否定しようがなかった。 そして下品な方向に答えるたび、背徳的な答えを言うたびに興奮もしていた。
22/07/17 17:03
(LwQmLKOJ)
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