『恭子さん、あなた…いい趣味をお持ちのようね…』
景子は恭子の耳元でささやいた。
『誰にも言わないで…ください…』
『わかったわ、私も同じようなもんだしね…』
『景子さん、なんなんですか？私にも教えてください…』
智子が不服そうに尋ねた。

『縄酔い…』
恭子がポツリと言った。
『縄酔い…？』
智子が恭子の目を覗き込むようにしながら尋ねた。
『縄の刺激がたまらないのよね…』
景子は恭子の割れ目に縄が深く食い込んでいる画像を眺めながら声を漏らした。

翌日、笹原智子は総務部の女子社員にローターをランダムに手渡して装着させた。
『はい、それでは朝のミーティングを行います！』
智子は総務部の社員を集めた。
『事前にご説明したとおり、本日から総務部を本格的にセクハラフリーな職場にします。
すでに女子社員の股間にはローターを装着させていますので、男性社員のみなさんは適宜リモコンを操作して職場を活性化してもらいたいと思います！
何か質問等ありますか？』
智子はリモコンを並べながら説明を終えた。
『あのぉ…笹原部長も…装着されているのですか？』
男性社員の一人が遠慮がちに質問した。
『はい、もちろん…スイッチが入るのを楽しみにしています。
では、みなさん！仕事にとりかかりましょう!』
男性社員はそれぞれリモコンを手に取ると自席に戻った。
田中課長は藤井香子の席に近付いて耳打ちした。
『藤井さんも…ちゃんと着けてますか？』
藤井香子は田中課長を睨めつけながら…
『はい、こんなの…嫌ですけど…仕方ないので…』
『そんな強がり言って～ほんとは笹原部長みたいにスイッチがいつ入るか…ドキドキしてるんでしょ？』

その頃、久冨陽子は総務部の男性社員に対する社内メールを送信していた。
『総務部男性社員の皆さまへ（Cc:笹原部長）
おはようございます。
本日から始まるセクハラフリーについて、私の主人の了解も得ております。
つきましては、ローター装着を含め積極的にセクハラ対応させていただきますので、ご遠慮なく久冨にお声がけください。また、皆さまの精液は必ず全て飲み込むように主人に命じられております。』

『どうですか、笹原部長…たぶん…部長のローターのスイッチ、僕が持ってると思うんですけど？』
総務部で一番仕事が出来ない男、田村だった。
『田村くん、どうしてわかるの？』
『うッッ…』
笹原智子がガクンと震えた。
『ほらね…』
田村がリモコンを見せつけるようにしながら強さをMAXにした。
『田村くっ…んっ、強すぎるわ』
『いいねぇ、部長らしく頑張ってくださいよぉ。あなたの部下の河上さんや栗田さんも見てますよ』
笹原智子の様子を総務部の女子社員たちは息を呑んで眺めていた。