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1:(無題)
投稿者:
(無名)
とある閑静な住宅街に建つマンション。
今日はゴミ出しの日である。 朝早く一人の女性が片手にゴミ袋を持って、敷地内のゴミ置き場へやって来た。 彼女は持って来たゴミを置き場に捨てると、ホウキと塵取りをもって置き場や周辺の掃き掃除を始めた。 男「おはようございます!」 男が声を掛ける。 彼の年齢は50歳過ぎと云ったところか。 髪に白いモノが混じる、人の良さそうな風体をしている。 「あっ! おはようございます! 管理人さん」 「今日も良い天気ですね」 彼女が、にこっと笑って返事をする。 彼女の名は“雅美”という。 元水泳選手でオリンピックメダリストの田中〇美に瓜二つである。 美し過ぎる水泳選手として有名だった容貌そのままであり、豊満な肉体と見事なクビレ、好色そうな唇と口元は男の性器を咥えて離さないと云った印象を強く抱かせる。 男「朝からゴミ出し、ご苦労様です」 雅美「ホント、何でゴミって直ぐ溜まるのかしら?」 それは男も一緒であった。 彼の睾丸の中には、一週間分の濃厚な精液が行き場を失い、とぐろを巻いている。 だが彼は敢えて精液を溜めていた。 目の前に居る、美しいメスの胎内に思いっきりブチ撒ける為に。 雅美「もうっ! 何これ?!」 「こびり付いて取れないよ~
2017/12/02 09:30:37(XuMzXfuW)
投稿者:
(無名)
二人の緊張は留まる処を知らない。
双方共が年甲斐も無く言葉を詰まらせて、全く話が弾まない。 そんな状況を何とかせねばと思った彼は、予め麻由美から聞いていた彼女達の過去にさかのぼる武勇伝を話のきっかけに持ち出した。 彼にはそれだけしか手立てが無かったのである。 康治「麻由美さんから貴女の話・・聞いてますよ!」 「バブルの頃は、かなりブイブイさせながら踊っていたらしいですね!」 「う~ん!私もこの目で見て観たかったなぁ~」 イケイケの頃が話題になると彼女も眼を輝かせて、徐々に話が乗って来た。 ゆう子「へぇ~!!麻由美から聞いたの?」 「その話?」 「麻由美ったら!!」 「もうっ!!ハズカシィよ~!」 彼女の言葉遣いもフランクになり、場の雰囲気も明るくなって来た。 康治「二人共、今でも滅茶苦茶綺麗なんだから」 「あの頃は眩しい位に輝いていたんでしょうねぇ~」 ゆう子「あの頃、は?・・・」 彼のその一言に、彼女はカチンッと来た。 昔の自分と比べられる事に対して、今の自分が許さなかった。 彼女は自らを次第にヒートアップさせて行く。 ゆう子「今の私はダメって・・事?」 康治「そ、そっ、そんな・・」 「只、貴女の若い頃は・・」 彼は”若い“と云う言葉を出した事を後悔した。 ゆう子「若い、頃?・・・」 「それじゃあ、今は若く無いとでも?・・」 康治「わっ、私が言いたいのは・・」 彼はそう言い掛けて本当に失敗したと思った。 何故なら、彼女の生業は若さを取り戻す事に主眼を置いているからである。 彼はありとあらゆる言葉を駆使して彼女をなだめ様とする。 しかしその行為は逆に、火に油を注ぐ様な効果しか得られなかった。 そして彼女は彼の言葉に奮起して、大きな啖呵を切る。 ゆう子「ちょっと待ってて下さる?」 「今少し、準備に時間が掛かりますので!!」 彼女はそう言い残して、その場から居なくなって仕舞った。 彼は頭を抱えて只々善後策を練るばかりである。 だが、隣の間で着々と準備を始めた彼女の方は助かった。 何故かと云えば彼女の方からきっかけを掴む事など、到底不可能であったからだ。 男に面と向かって、子作りを初めてくれ等とは口が裂けても言える筈が無い。 しかしこれで何とか彼女自らがイニシアティブを取る事が出来た。 その事が何よりも大きな成果である。 そしてそれ程までに彼の狼狽え振りが見事であった事は言うまでも無い。 それに引き換え彼の方は深刻である。 この子作りプロジェクトの成否は自分に掛かって居る。 麻由美からはくれぐれもよろしく頼むと懇願されて仕舞った。 事がご破算になれば麻由美の落胆振りは目に見えている。 彼には絶対に負けられない戦いが、そこにはあったのだ。 ゆう子「お待たせ致しました~!!」 彼女が軽やかな声で再登場する。 彼は自らの目に映った彼女の、その艶姿に驚嘆した。 彼女が纏って来た、その衣装とは。 ゆう子「今もイケイケなゆう子で~すっ!!」 先程までのデニムにウールのセーターを着た彼女はそこには居なかった。 今、彼の目の前に居るのは派手な色のボディコンに身を包んだ現役?さながらのゆう子の姿であった。
17/12/26 15:02
(tLRQLs4S)
投稿者:
日本茶々!
今回もホント面白かったですが、さらに次回がめちゃくちゃ楽しみとなりました♪
17/12/26 16:01
(4beqwhUM)
投稿者:
(無名)
ゆう子「ど~おっ!!」
「似合ってるかしら?」 「どう思う?」 彼女はハスキー掛かったセクシーな声で彼に問う。 康治「・・・・・!!」 彼には言葉が無かった。 否、形容するべき言葉が見つからなかったのだ。 それ程までに彼女のプロポーションと着こなしが見事過ぎたのである。 彼女の着ているボディ・コンシャスは左肩が露出して右肩だけで吊るワンショルダータイプであり、生地は柔らかく肌に密着して身体のラインを強調しているお馴染みのモノである。 裾の丈は膝上30センチはあろうかと云う短かさで、直立したままでも股間が覗けそうな勢いだ。 そして肝心の色だが、レイトンハウスブルーと異名を取った乳白色に淡い青と緑を混ぜ合わせたターコイズブルーと云う蛍光色であり、女の肌をよりセクシーに魅せる。 だが、そのどれをとっても只、彼女を引き立てているに過ぎない。 彼女自身が、それだけ際立って美しい事を証明しているだけである。 ゆう子「なんだぁ・・褒めてくれないんだ・・」 「がっかり・・かな?」 彼女の落ち込む表情を見て彼は呟く。 康治「ゆう子さん・・・」 「美しい・・最高です!!」 ゆう子「別に・・いいのよ・・」 「お世辞なんて・・」 「私、もう、おばさんだし・・」 彼はその言葉を聞いて憤慨し、いきなり立ち上がって彼女の肩を両手で抱いて、諭すように語り始めた。 康治「もっと・・もっと自信を持って下さい!!」 「貴女みたいな綺麗なヒトは・・」 「他には絶対に居ませんからっ!!」 彼女は彼の真剣な眼差しに圧倒される。 だが直ぐにいつものペースに戻って行く。 ゆう子「貴方も魅力的よ!!」 「麻由美の目に狂いは無かったわ!!」 「彼女に感謝しなくちゃね!!」 康治「ゆう子、さん・・」 彼は彼女の顔に唇を近付ける。 康治(雅美・・・ごめんっ!!) 彼の唇が彼女のそれと接触しそうになったその瞬間。 ゆう子「待って!!」 「嫌っ!!」 「離れて!!」 彼女は肩から彼の手を退けて云う。 ゆう子「今、雅美ちゃんの事・・」 「思い出してたでしょ?!!」 彼女は自身の言葉に確信がある訳では無かった。 そして女の本能として大事な操を捧げる相手を試したかった。 要するにカマを掛けたのである。 だが彼の方は狼狽えて仕舞った。 何故ならいきなり心の中の図星を突かれたからである。 彼の目は自然と泳ぎ、心の中を見透かされて彼女への対応が出来なくなった。 康治「そっ、そんな・・」 「私は・・・」 彼は二の句も告げなくなって来た。 完全に八方塞がりの状態である。 二人はゆっくりと離れて、互いに向かい合ったソファーへと座って行く。 彼女は彼を観察し続ける。 この後彼はどう行動するのか。 彼女はそれが知りたかった。 暫くの間、沈黙の時間が過ぎて行く。 今回、その沈黙を破ったのは彼の方であった。 康治「私・・・出直して、来ます・・」 「雅美にちゃんと説明して、それで納得して貰えたならば・・」 「また、伺います」 「本当に、失礼しました」 「謝ります・・ごめんなさい・・」 ゆう子「か、帰っちゃう・・の?・・」 彼女自身も想定外の出来事に狼狽える。 恐らく彼は嘘を吐いてでも自分の身体を欲して来るだろうと高を括っていたのだ。 そして、それはそれで仕様が無い事だと諦める手筈であった。 康治「はい!帰ります・・ごめんなさい・・」 彼は深々と頭を下げて扉まで行って、申し訳なさそうに再度詫びを入れて帰って行った。 後に残されたのは、やる気満々のボディコンを着た”ゆう子“そのものであった。 しかも、こちらの都合で呼び出したのに詫び迄されて仕舞った。 彼女のプライドと立場は、予想を遥かに超えて粉砕されて空中分解した。 ゆう子「いったい?・・今の?・・何だった、の・・」 彼女は理解不能の混乱に陥っていた。
17/12/26 17:23
(tLRQLs4S)
投稿者:
(無名)
ゆう子「麻由美・・ごめんっ!!」
「今回の話は・・・」 「無かった事にしてっ!!」 「・・・・・」 「じゃあ、また後で・・メールする・・」 彼女はいつもの自信たっぷりな様子と打って変わって、泣きそうな声で麻由美に詫びの電話を入れて来た。 麻由美「ちょっと!!」 「ゆう子、待って!!」 「何があったの?!!」 彼女からの電話は切れた。 麻由美は彼に向かって猛抗議をする。 麻由美「一体全体、どうしたっていうの?!!」 「貴方!!彼女にどんな酷い事をしたっていうの!!」 彼女は見た事も無い様な剣幕で彼を問い詰める。 康治「どんなって・・」 「私は只・・・」 雅美「ゆう子おばさんがどうしたの?」 雅美が無邪気にも話の中に入り込んで来る。 麻由美「貴女には・・関係の無い事よ!」 康治「いや、それはちょっと違うんじゃ・・」 彼が珍しく異論を唱える。 彼にしてみれば、雅美抜きでは考えられない事態ではあった。 麻由美「えっ?で、も・・雅美には・・」 雅美「私、知ってるよ!」 「ゆう子おばさんと彼の事」 「多分、間違い無いと思う」 麻由美「ええ?!!」 「貴方・・また言っちゃったの?!」 康治「また、は酷いなあ~!」 彼は口が軽いと認識されてしまっていた。 雅美「今迄の流れとお母さんの動きを見て居れば・・」 「バレバレでしょ?」 犯人は麻由美であった。 麻由美「えっ?私?・・」 「なに?どうして?」 「何で・・分かっちゃう、の?」 雅美「だって最近、おばさんの話ばっかしてるじゃない?」 「それとお母さん?自分の事まで忘れて店の後継者の話までするし・・」 「康治さんと話し合った日から、全然態度が変わって来てるし・・」 麻由美は彼を見て片目を瞑って詫びを入れる。 雅美「私は別に構わないよ!!」 「ゆう子おばさんの事、大好きだしね!!」 話は一気に解決して仕舞った。 彼は雅美の懐の大きさに感じ入った。 そして益々愛しさを覚えた。 雅美「でも、妊娠に関して云えば・・」 「難しい事には変わりが無いと思うの!」 「お母さんの場合と一緒でね!」 この家で一番大人なのは彼女である事がはっきりと判明した。 だがそれはそうと肝心のゆう子が心配である。 彼女は何が何だか訳が分からず、混乱の極致に居る筈であった。 三人は顔を突き合わせて相談し、一つの結論を得た。 改めて彼女を我が家に招待しようと。 その為には傷付いた彼女を説得しなければならない。 その役目は麻由美しか考えられなかった。 麻由美は必死になって彼女を説得する。 最初は硬く拒んでいた彼女も雅美の言葉で納得をしてくれた。 後は彼女を招待した後、どうやってプロジェクトを進行させて行くか。 それだけは彼の手腕に掛かって居た。 康治「私、精一杯頑張らせて頂きます!!」 雅美「うんっ、その意気や良し!!」 「っと云いたい処だけど・・」 「余り、ゆう子おばさんと仲良くならないでね!!」 彼女の本音がチラッと顔を覗かせた。
17/12/26 18:28
(tLRQLs4S)
投稿者:
(無名)
68さん なかなかどうして、話を繋げて行くのは難しい物ですね。 今後も精一杯頑張ってみます。 ありがとうございました。 また一日、間を開けます。
17/12/26 18:35
(tLRQLs4S)
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